JP2564460Y2 - 握り健康治療具 - Google Patents

握り健康治療具

Info

Publication number
JP2564460Y2
JP2564460Y2 JP1987135955U JP13595587U JP2564460Y2 JP 2564460 Y2 JP2564460 Y2 JP 2564460Y2 JP 1987135955 U JP1987135955 U JP 1987135955U JP 13595587 U JP13595587 U JP 13595587U JP 2564460 Y2 JP2564460 Y2 JP 2564460Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nylon
resin film
health treatment
grip
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987135955U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6439755U (ja
Inventor
勇 枡田
英司 安部
道利 平田
Original Assignee
株式会社 日本健康増進研究会
西海工業 株式会社
姫路電子 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 日本健康増進研究会, 西海工業 株式会社, 姫路電子 株式会社 filed Critical 株式会社 日本健康増進研究会
Priority to JP1987135955U priority Critical patent/JP2564460Y2/ja
Publication of JPS6439755U publication Critical patent/JPS6439755U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2564460Y2 publication Critical patent/JP2564460Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finger-Pressure Massage (AREA)
  • Magnetic Treatment Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <考案の技術分野> この考案は、たとえば一対の球状体を握り、これらを
手の中で転がすことにより、手の運動を通じて血行の増
進や握力の強化等をはかる握り健康治療具に関する。 <従来の技術> この種の握り健康治療具として、従前より天然のクル
ミを用いたものが存在することは周知である。ところで
近年、磁力線を人体に及ぼすことが血行の増進に有効で
あることが認められ、これをこの種握り健康治療具に導
入して、天然クルミの中に永久磁石を封入したもの(実
開昭59−190254号)やプラスチック磁石をクルミ状に形
成したもの(実開昭59−64145号)が提案されている。
またこれを発展させて、プラスチック磁石で球状体を形
成すると共に、その表面に押圧刺激用の複数の突起体を
形成して、その全表面に金属メッキ層を施したものも提
案された(実願昭61−21905号)。 <考案が解決しようとする問題点> ところが内部に永久磁石を封入するタイプのものは、
磁界の作用が弱く、有効な血行増進効果が得られない。
また永久磁石で本体を形成するタイプのものは、たとえ
ばこれを手の中で転がす場合、永久磁石体または表面の
金属メッキ層が、皮膚に特有の冷たい感触を与え、また
永久磁石体が互いに衝突した際に、甲高い耳障りな衝突
音が発生するという問題点があった。 そこで出願人が、冷たい感触の解消と甲高い耳障りな
衝突音の減少とをはかるために、永久磁石体の表面全体
を樹脂皮膜で被覆することを検討したが、そのような樹
脂皮膜を設けると、金属メッキ層の美麗な外観が消失し
て製品価値を低下させるばかりでなく、樹脂皮膜の材質
が硬い場合は、永久磁石体の衝突により樹脂皮膜の表面
が傷付き、長期の使用により見栄えが次第に低下してし
まい、また樹脂皮膜の材質が柔らない場合は、表面の突
起体による押圧刺激が極度に弱められ、指圧効果が減殺
されるという問題がある。 この考案は、上記問題を解消するためのものであっ
て、使用感が良く、耳障りな衝突音が発生せず、製品価
値に優れかつ有孔な指圧効果も得ることができる握り健
康治療具を提供することを目的とする。 <問題点を解決するための手段> この考案は、永久磁石で形成された一対の球状体より
成り、各球状体の表面には複数の突起体が突設されて成
る握り健康治療具において、各球状体は、表面に金属メ
ッキ層を有し、その表面全体を透明な樹脂皮膜で被覆し
て成るものである。 前記樹脂皮膜は、12ナイロンと6ナイロンとの共重合
体であって6ナイロンの重量割合が12ナイロンより大き
く設定された共重合ナイロン樹脂をもって形成されてい
る。 <作用> 例えば一対の球状体を握って手の中で転がして使用す
る場合、球状体を握った時の感触は、各球状体の全表面
に形成した樹脂皮膜の存在により、表面の金属光沢面が
持つ冷たい感触が和らげられて快いものとなる。しかも
前記樹脂皮膜は透明であるので、金属光沢面の美麗な外
観が消失せず、製品価値も全く低下させない。 また各球状体を指で引き離した後に、磁力で吸着させ
て衝突させても、樹脂皮膜によって衝撃が緩和され、耳
障りな甲高い衝突音の発生は防止される。 特に前記樹脂皮膜は、12ナイロンと6ナイロンとの共
重合体であって6ナイロンの重量割合が12ナイロンより
大きく設定された共重合ナイロン樹脂をもって程良い硬
さに形成されているので、球状体の衝突によって樹脂皮
膜の表面が傷付く虞がなく、長期の使用で見栄えが次第
に低下することがなく、しかも表面の突起体による有効
な押圧刺激も得られる。 <実施例> 第1図〜第3図は、この考案の一実施例にかかる握り
健康治療具を示す。図示例のものは、手の中に握り可能
な大きさ(例えば直径30mm前後の大きさ)に形成された
一対の球状体1,1より成るもので、各球状体1の表面に
は複数個(図示例では合計12個)の突起体2,3,4が一体
突設されている。 前記各球状体1はプラスチック磁石をもって形成され
ており、反対側の相対する面にはN,Sの各磁極部5,6が位
置するものである。これら球状体1を形成するには、フ
ェライト粉末に例えばナイロン系樹脂を添加混練して、
まず射出成型用ペレットを作った後、これを2つ割構造
の成形型A,B(第2図中、一点鎖線で示す)を用いて、
配向を与えるための磁場(第2図中、矢印で示す)中で
射出成形を行って形成する。この実施例では見栄えを良
くして製品価値を高めるために、第4図に示す如く、成
形体7の全表面にニッケル等の金属メッキ層9を施した
後、さらに金属メッキ層9の表面にコーティング用射出
成形を行って透明な樹脂皮膜8を形成している。 この樹脂皮膜8の選定基準は、下記のとおりである。 (1)透明度が良く下地の金属メッキ層9の光沢を失わ
ないものであること。 (2)各球状体1,1を衝突させても、表面が傷つかず、
しかも突起体2〜4による押圧刺激が極度に弱められな
いこと。 (3)樹脂皮膜8の成形が容易であり、ガス残りやウエ
ルドの発生がない良好な成形状態が得られること。 (4)容易に入手できること。 上記の選定基準を満たす樹脂を選定するために、6−
66ナイロン共重合体(製品名:「UBE NYLON 5013
B」),アイオノマー樹脂(製品名:ハイミラン170
5」),6−12ナイロン共重合体(製品名:「UBE NYLON 7
115」),6−12ナイロン共重合体(製品名:「UBE NYLON
7125U」),6−12ナイロン共重合体(製品名:「UBE NY
LON 7024B」)の5種類を用いてそれぞれ樹脂皮膜8を
生成し、その樹脂皮膜8の透明度,硬度,成形状態(ガ
ス残りやウエルドの有無等)を観測した。なお6−12ナ
イロン共重合体のうち「UBE NYLON 7115」「UBE NYLON
7125U」)は12ナイロンの重量割合が6ナイロンより大
きく設定され、また「UBE NYLON 7124B」は6ナイロン
の重量割合が12ナイロンより大きく設定さたものであ
り、「UBE NYLON 7115」と、「UBE NYLON 7125U」とは
粘度に差異があるが、12ナイロンが75重量%、6ナイロ
ンが25重量%であり、「UBE NYLON 7024B」は12ナイロ
ンが20重量%、6ナイロンが80重量%である。 この観測結果は、下表のとおりである。 上表において、透明度および成形状態は目視による観
測に基づくもので、小さな気泡によるくもりや樹脂やけ
による色づきが確認できなければ、透明度の評価は「良
好」であり、確認できれば、透明度の評価は「不良」で
ある。また樹脂皮膜にガス残りやウエルドの発生が確認
できなければ、成形状態の評価は「良好」であり、確認
できれば、成形状態の評価は「不良」である。さらに硬
度については、評価対象物を1メートルの高さからコン
クリートの床面上に落としたときに、樹脂皮膜の表面に
傷がつかなければ、硬度の評価は「良好」であり、わず
かに傷がつけば、硬度の評価は「やや不良」であり、か
なりの傷がつけば、硬度の評価は「不良」である。上表
の総合評価より明らかなとおり、6−12ナイロン共重合
体であって12ナイロンが20重量%と6ナイロンが80重量
%とを共重合して得られる「UBE NYLON 7124B」を用い
て前記樹脂皮膜8を生成するのが最適である。 この樹脂皮膜8の形成後に着磁処理を施して、球状体
1の反対側の相対する面にN,Sの各磁極部5,6を形成す
る。前記の各磁極部5,6は、その表面における磁界の強
さを800ガウス以上で、1000ガウス以下の値に設定して
ある。もしこの値が1000ガウスを越えると、一対の球状
体1,1を引き離しつつ手の中で転がすのに相当の力が必
要となって、直ちに指の疲労を招くことになる。またも
しこの値を800ガウスより小さく設定すると、磁力線に
よる血行増進機能が低下し、また使用感も物足りないも
のとなる。 上記の各球状体1,1の表面には、各磁極部5,6の境界線
9(前記成形型A,Bの突合わせ面に一致する)に沿って
4個の突起体2が等間隔に配設され、さらにこの突起体
例と各磁極部5,6との中間位置にも各4個の突起体3,4が
等間隔かつ円陣に配設されている。図示例の場合、それ
ぞれ突起体3,4の突設位置は、境界線9に沿う突起体2
の突設位置の中間に設定してあり、これにより12個の突
起体が球状体1の全表面に一様に分布するように構成し
てある。 これら各突起体2,3,4は全て同形状であって、頂部が
丸くかつ偏平錐状に形成されている。この突起体形状に
よれば、人体への有効な圧刺激が得られるばかりでな
く、各球状体1,1を前記2つの割構造の成形型A,Bで成形
する場合に、その傾斜面の抜きテーパにより射出成形が
可能となるのである。また各突起体は全て同寸法であっ
て、成人男子用として製作する直径が30mmのものの場合
はその底面の直径が9.5mm,高さが2.8mm程度に設定し、
さらに成人女子用として製作する直径が28mmのものの場
合はその底面の直径が8.5mm,高さが2.3mm程度に設定す
る。 しかして一対の球状体1,1を手の上に置くとき、第1
図に示す如く、各球状体1,1の異なる磁極部5,6同志が互
いに吸着する。この時、各球状体1,1の表面に形成した
樹脂皮膜8により、金属メッキ層9の冷たい感触が和ら
げられ、皮膚に快感触を与える。この状態で両球状体1,
1を指で握り、手の中で球状体1,1を引き離すように力を
作用させると、引き離された各球状体1,1の異なる磁極
部5,6が引きあい、各球状体1,1は再び吸着する。この動
作を繰り返して行う時、各球状体1,1は手の中で互いに
衝突しあいながら転がることになる。各球状体1,1間の
衝突の衝撃は、それぞれの表面に形成した樹脂皮膜8の
存在で緩和されて、衝突の際に生じる音は低いものとな
る。 しかも樹脂皮膜8は12ナイロンと6ナイロンとの共重
合体であって6ナイロンの重量割合が12ナイロンより大
きく設定された共重合ナイロン樹脂をもって程良い硬さ
に形成されているので、球状体1,1間の衝突で樹脂皮膜
8の表面が傷付く虞がなく、長期の使用によっても透明
状態に曇りを生じさせず、見栄えの低下もない。 かくして各球状体1,1は手の中で転びつつ、各突起体
2,3,4が手の面の随所に押圧力を作用させる。この球状
体1,1の転がし運動を通じて血行の増進や握力の強化が
はかられることになり、しかも各球状体1,1の磁力線が
人体に作用し且つ各突起体2,3,4が手の面の各所を常時
押圧刺激するから、血行の増進機能が一層強化され、健
康を維持・増進させる。 この場合に、樹脂皮膜8は程良い硬さであるから、各
突起体2,3,4による押圧刺激が弱められる虞がなく、有
効な指圧効果を得ることができる。 なお上記したように手の中で球状体1,1を転がして使
用する以外にも、一対の球状体1,1を手に持ち、肩や腕
等の身体各部に押し付けて転がすことにより、同様の治
療効果が得られる。 <考案の効果> この考案は上記の如く、健康治療具を永久磁石より成
る一対の球状体で形成して、各球状体の表面全体に樹脂
皮膜を形成したから、快い使用感が得られると共に、球
状体間の衝突温が低いものとなり、耳障りな音の発生を
防ぐことができる。 また前記樹脂皮膜は透明であるから、樹脂皮膜が美麗
な金属光沢面を保護し、製品価値を向上し、また維持す
る。 さらに樹脂皮膜は、12ナイロンと6ナイロンとの共重
合体であって6ナイロンの重量割合が12ナイロンより大
きく設定された共重合ナイロン樹脂をもって生成されて
いるから、透明度に優れかつ成形が容易であり、しかも
程良い硬さを有するので、球状体同志の衝突により樹脂
皮膜の表面が傷付けられず、長期に使用しても見栄えを
低下させることがない。しかも表面の突起体による押圧
刺激が樹脂皮膜の存在により弱められることもなく、有
効な指圧効果が得られる等、考案目的を達成した顕著な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の一実施例にかかる握り健康治療具の
正面図、第2図は球状体の正面図、第3図はその平面
図、第4図は球状体の突起体部分を断面した拡大図であ
る。 1……球状体、5,6……磁極部 2,3,4……突起体、8……樹脂皮膜 9……金属メッキ層
フロントページの続き (72)考案者 枡田 勇 福岡県福岡市東区名島1丁目30番30号 株式会社日本健康増進研究会内 (72)考案者 安部 英司 山口県小野田市大字小野田7521番地1 西海工業株式会社内 (72)考案者 平田 道利 兵庫県姫路市白浜町乙341番地 姫路電 子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−272062(JP,A) 実開 平6−133626(JP,U) 実開 平6−111424(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.永久磁石で形成された一対の球状体より成り、各球
    状体の表面には複数の突起体が突設されて成る握り健康
    治療具において、 各球状体は、表面に金属メッキ層を有し、その表面全体
    を透明な樹脂皮膜で被覆して成り、 前記樹脂皮膜は、12ナイロンと6ナイロンとの共重合体
    であって6ナイロンの重量割合が12ナイロンより大きく
    設定された共重合ナイロン樹脂をもって形成されて成る
    握り健康治療具。 2.前記各球状体は、フェライト磁石に樹脂を結合させ
    たプラスチック磁石をもって形成されている実用新案登
    録請求の範囲第1項機構の握り健康治療具。
JP1987135955U 1987-09-04 1987-09-04 握り健康治療具 Expired - Lifetime JP2564460Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987135955U JP2564460Y2 (ja) 1987-09-04 1987-09-04 握り健康治療具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987135955U JP2564460Y2 (ja) 1987-09-04 1987-09-04 握り健康治療具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6439755U JPS6439755U (ja) 1989-03-09
JP2564460Y2 true JP2564460Y2 (ja) 1998-03-09

Family

ID=31396018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987135955U Expired - Lifetime JP2564460Y2 (ja) 1987-09-04 1987-09-04 握り健康治療具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2564460Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61111424U (ja) * 1984-12-26 1986-07-15
JPS61272062A (ja) * 1985-05-27 1986-12-02 北川 勲 磁気指圧ボ−ル
JPS62133626U (ja) * 1986-02-17 1987-08-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6439755U (ja) 1989-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4033580A (en) Elastic type exercising
US6524225B1 (en) Maxillary occlusion muscles-exerciser, cheek muscles-exerciser, cheek and mouth muscles-exerciser
US3884464A (en) Exerciser
US5403008A (en) Golf grip training and exercise device
JP2564460Y2 (ja) 握り健康治療具
US20230311017A1 (en) Fidget toy
JPH0345741Y2 (ja)
JPH0244743Y2 (ja)
US5176555A (en) Buoyancy device
CN216258916U (zh) 多功能壶铃
CN210728593U (zh) 一种多功能老年益智玩具
JP2003038698A (ja) 多機能訓練用ボール
CN2243323Y (zh) 按摩门球棒手柄
CN216496952U (zh) 触觉训练手套
KR200176020Y1 (ko) 역기의 축봉.
JPH0334187Y2 (ja)
CN207445481U (zh) 一种强磁力贵金属健身核桃
CN2105314U (zh) 哑铃
CN206934682U (zh) 一种波浪型手把套
JP3093546U (ja) 人 形
JP6096948B1 (ja) 軟性按摩補助具
KR200311345Y1 (ko) 구보용 손 착용구
JPS5850936Y2 (ja) 作業能力の回復訓練用ボ−ル
JP2021090758A (ja) 複数の同形の磁石の組み合わせ
JPH0211092Y2 (ja)