JP2564175Y2 - 圧力容器 - Google Patents

圧力容器

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JP2564175Y2
JP2564175Y2 JP1992068188U JP6818892U JP2564175Y2 JP 2564175 Y2 JP2564175 Y2 JP 2564175Y2 JP 1992068188 U JP1992068188 U JP 1992068188U JP 6818892 U JP6818892 U JP 6818892U JP 2564175 Y2 JP2564175 Y2 JP 2564175Y2
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JP
Japan
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welding
pressure vessel
ring
connection ends
connection
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JP1992068188U
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JPH0634877U (ja
Inventor
嘉雄 柳
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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    • Y02E60/12—

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、容器構成片の接続部構
造を改良した薄肉の圧力容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】圧力容器として、Ｎｉ−Ｈ2 バッテリの
圧力容器が開発されている。この圧力容器は、図４に示
すように半球状に深絞り成型された薄い肉厚（約0.4 〜
1.0mm)の２つの容器構成片２，２の接続端部３，３同士
を溶接リング４を介して接続したカプセル形状になって
いる。上記溶接リング４は、図５に示すように薄い肉厚
のリング部１０の外周中央にフランジ１１を形成してな
り、容器構成片２，２の両接続端部３，３は溶接リング
４の外周にフランジ１１を両側から挾むようにして嵌合
されている。両接続端部３，３の外周には溶接継手強度
を持たせるためのランド部１２，１２が形成され、両ラ
ンド部１２，１２およびフランジ部１１にはこれらを溶
着すべく外側から溶接Ｗが施されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の圧力容器においては、容器構成片の接続
端部に薄肉であるが故に機械加工の無理なランド部を化
学的処理により加工しなければならないので、コスト高
となる欠点があった。又、直胴部６をシーム溶接で成形
した場合、化学的処理で均一な直胴部肉厚，ランド部肉
厚にすることは不可能になる。
【０００４】そこで、本考案の目的は、容器構成片の接
続端部の溶接用ランド部を不要にし、コストの低減が図
れる圧力容器を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、分割された肉厚の薄い容器構成片の環状の接
続端部同士を溶接リングを介して接続した圧力容器にお
いて、上記溶接リングの両端部に、上記両接続端部を向
い合わせにしてそれぞれの接続端部を内周側と外周側か
ら挟むように嵌合すると共に、両接続端部の外周を覆う
出張部の厚さが継手強度劣化を補償できる厚さとなる環
状の嵌合溝を形成し、該溶接リングの外周に両接続端部
同士を溶着させるための溶接を施したものである。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、溶接リングの両端部に形成
した環状の嵌合溝に肉厚の薄い容器構成片の接続端部を
嵌合させ、両接続端部の外周を継手強度劣化を補償でき
る厚さを有する出張部で覆って溶接リングの外側から溶
接するようにしたので、従来、肉厚の薄い圧力容器にお
いてコスト高を招いていた容器構成片の接続端部の溶接
用ランド部が不要となり、継手の耐久性を落とすことな
くコストの低減を図ることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【０００８】図１において、１はＮｉ−Ｈ2 バッテリの
圧力容器で、約７０Ｋｇ／ｃｍ2 の水素ガスの内圧に耐
え得るようになっている。この圧力容器１は、半球状に
深絞り成型されたニッケル合金等からなる薄い肉厚の２
つの容器構成片２，２の接続端部３同士を容器構成片２
と同材質の溶接リング４を介して接続して、カプセル形
状に形成されている。特に、溶接リング４は図２に示す
ように両端部に上記両接続端部３，３が向い合って嵌合
する環状の嵌合溝５，５を形成した断面Ｈ状に形成され
ている。そして、溶接リング４の両嵌合溝５，５に容器
構成片２，２の接続端部３，３を向い合って嵌合させ、
溶接リング４の外周に両接続端部３，３同士を溶着させ
るための溶接Ｗを施して密閉構造の圧力容器１が形成さ
れる。
【０００９】このように、溶接リング４の両端部に形成
した環状の嵌合溝５に容器構成片２，２の接続端部３，
３を嵌合させて外側から溶接Ｗするようにしたので、従
来の圧力容器においてコスト高を招いていた容器構成片
の接続端部の溶接用ランド部が不要になり、コストの低
減が図れる。また、接続端部３の外周を覆う溶接リング
４の出張部４ａにより、溶接による継手強度劣化を補償
できる厚さＴを確保することができ、耐久性の向上が図
れる。
【００１０】なお、図３は圧力容器１を細長いカプセル
状に形成した実施例を示している。この圧力容器１は、
直胴部６と、この直胴部６の両端部に溶接リングを介し
て接続される半球部７，７とからなる容器構成片を有し
ている。この場合、直胴部６は薄板を円筒状に曲げてシ
ーム溶接したもので、断面Ｈ形状の溶接リング４を用い
ればこの様な簡単な構造の直胴部６を用いて圧力容器を
形成することができ、コストを更に低減できる。
【００１１】
【考案の効果】以上要するに本考案によれば、溶接リン
グの両端部に形成した環状の嵌合溝に肉厚の薄い容器構
成片の接続端部を嵌合させ、両接続端部の外周を継手強
度劣化を補償できる厚さを有する出張部で覆って溶接リ
ングの外側から溶接するようにしたため、継手の耐久性
を落とすことなく溶接用ランド部を不要とし、コストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係る圧力容器の一実施例を示す断面図
である。
【図２】図１のＡ部拡大断面図である。
【図３】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図４】従来の圧力容器を示す断面図である。
【図５】図４のＢ部拡大断面図である。
【符号の説明】
１ 圧力容器 ２ 容器構成片 ３ 接続端部 ４ 溶接リング ５ 嵌合溝 Ｗ 溶接

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 分割された肉厚の薄い容器構成片の環状
    の接続端部同士を溶接リングを介して接続した圧力容器
    において、上記溶接リングの両端部に、上記両接続端部
    を向い合わせにしてそれぞれの接続端部を内周側と外周
    側から挟むように嵌合すると共に、両接続端部の外周を
    覆う出張部の厚さが継手強度劣化を補償できる厚さとな
    る環状の嵌合溝を形成し、該溶接リングの外周に両接続
    端部同士を溶着させるための溶接を施したことを特徴と
    する圧力容器。
JP1992068188U 1992-09-30 1992-09-30 圧力容器 Expired - Lifetime JP2564175Y2 (ja)

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JPH0634877U JPH0634877U (ja) 1994-05-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52146740A (en) * 1976-06-02 1977-12-06 Hitachi Ltd Welding process for piping
JPS6286992U (ja) * 1985-11-22 1987-06-03

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