JP2563459Y2 - 記憶カード - Google Patents

記憶カード

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JP2563459Y2
JP2563459Y2 JP2813192U JP2813192U JP2563459Y2 JP 2563459 Y2 JP2563459 Y2 JP 2563459Y2 JP 2813192 U JP2813192 U JP 2813192U JP 2813192 U JP2813192 U JP 2813192U JP 2563459 Y2 JP2563459 Y2 JP 2563459Y2
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JP
Japan
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storage card
resonance
different
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capacitance
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悟 窪田
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Nagano Japan Radio Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、識別情報を記憶するI
Dカード等に用いて好適な記憶カードに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、特定した人を識別するための識
別情報を記憶するIDカード等の記憶カードは知られて
いる。
【0003】図2は従来の記憶カードを示す。同図に示
す記憶カード20は一枚のベースプレート21の面上
に、複数、例えば、六個の異なる平面コイル22a、2
2b、22c…22eを配設するとともに、孔Hを明け
ることにより所定の平面コイル22a、22cを破断し
ていた。これにより、正常な平面コイル22b、22
d、22eはコイルのインダクタンスとコイルの線間容
量により共振回路として機能するため、符号「1」を割
当て、また、破断した平面コイル22a、22cは回路
機能が無くなるため、符号「0」を割当てれば、図2に
例示の記憶カード20には、符号「01011」による
識別情報が記憶されたことになり、ROMとして機能す
る。
【0004】なお、このような記憶カード20は所定の
読取装置によって読取られる。即ち、記憶カード20は
読取装置から送信される電波により、各平面コイル22
b、22d、22eによる共振回路が共振するととも
に、送信停止後も過渡的に電波を再輻射(二次輻射)す
るため、読取装置による二次輻射の有無の検出により、
符号「1」又は「0」が読取られる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の記憶カード20は次のような問題点があった。
【0006】第一に、記憶した識別情報を容易に改ざん
できるため、信頼性に欠ける。特に、記憶カード20に
対して故意に孔を明ければ、符号「1」を符号「0」に
容易に改ざんできる。
【0007】第二に、識別情報は符号「1」又は「0」
によって表されるため、記憶できる情報量は平面コイル
22a…の数をn個とした場合、2nまでとなり、記憶
できる情報量が極めて制限される。
【0008】本考案はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、記憶された情報の改ざんを
確実に防止して信頼性を飛躍的に高めるとともに、少な
い共振回路で多量の情報を記憶できる記憶カードの提供
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案はコイル、例え
ば、平面コイル2、3、4のインダクタンス及びキャパ
シタンスを用いた複数の共振回路2r、3r、4rを内
蔵し、各共振回路2r、3r、4rを異なる状態にして
情報を記憶するIDカード等の記憶カード1を構成する
に際して、特に、各コイル2、3、4の内方に、同一又
は異なる磁性体コア2i、3i、4iを選択的に配し
て、各共振回路2r、3r、4rの共振周波数を異なら
せてなることを特徴とする。
【0010】この場合、磁性体コア2i、3i、4i
は、面積、材質の一方又は双方を異ならせることができ
るとともに、キャパシタンスは平面コイル2、3、4の
線間容量を利用できる。
【0011】
【作用】本考案に係る記憶カード1によれば、各平面コ
イル2、3、4の内方に、例えば、形状、材質の一方又
は双方が異なる磁性体コア2i、3i、4iを選択的に
配するため、各共振回路2r、3r、4rの共振周波数
は各磁性体コア2i、3i、4iの面積、透磁率等に応
じて変化する。
【0012】即ち、一般に、共振周波数foは、Lをイ
ンダクタンス、Cをキャパシタンスとした場合、fo2
=1/(4π2LC)の関係となり、インダクタンスL
を変化させれば、共振周波数foも変化する。また、イ
ンダクタンスLは磁性体コア2i…の面積、透磁率等に
よって変化するため、共振周波数foは磁性体コア2
i、3i、4iの種類によって変化する。
【0013】したがって、記憶カード1への最終的な識
別情報の書き込みは、予め作成した共振回路2r、3
r、4rに対して、同一又は異なる磁性体コア2i、3
i、4iを選択的に配して行うことができ、例えば、各
平面コイル2…の数をn個、磁性体コア2i…の種類を
mとした場合、記憶カード1には識別情報としてmn
類を書込むことができる。
【0014】
【実施例】次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0015】まず、本考案に係る記憶カード1の構造及
び機能について、図1を参照して説明する。
【0016】図1に示す記憶カード1において、10は
ベースプレートであり、このベースプレート10の面上
には三個の異なる円形の平面コイル2、3、4を配設す
る。各平面コイル2、3、4は各コイル自身が有するイ
ンダクタンスと各コイルの線間容量により、共振回路2
r、3r、4rを構成する。
【0017】また、各平面コイル2、3、4の内方には
形状の異なる磁性体コア2i、3i、4iをそれぞれ配
設する。実施例は平板で形成した小円形の磁性体コア2
iを平面コイル2に、同素材で形成した矩形の磁性体コ
ア3iを平面コイル3に、同素材で形成した大円形の磁
性体コア4iを平面コイル4にそれぞれ配設した場合を
例示する。
【0018】なお、各平面コイル2…及び各磁性体コア
2i…はベースプレート10に対して貼着、印刷等によ
り配設できるとともに、別体のシート等に貼着、印刷等
したものを重ね合わせて配設することもできる。これに
より、各共振回路2r、3r、4rの共振周波数は、磁
性体コア2i、3i、4iに応じた異なる値に設定され
る。
【0019】よって、本考案に係る記憶カード1は平面
コイル2…の数をn個、磁性体コア2i…の種類(空心
を含む)をmとした場合、識別情報としてmn種類を表
現できる。例えば、図1に示すように、共振回路を2
r、3r、4rの三つとし、一つの共振回路について、
他のいずれの共振周波数とも重複しない四種類の共振周
波数を設定可能であるとすれば、共振周波数の種類は全
部で3×4=12種類となり、また、43=64種類の
情報を表現できることになる。
【0020】例えば、共振回路2rの共振周波数f00
01、f02、f03にそれぞれ0〜3の数値を割り当てて
0の位とし、共振回路3rの共振周波数f10、f11
12、f13にそれぞれ0〜3の数値を割り当てて41
位とし、共振回路4rの共振周波数f20、f21、f22
23にそれぞれ0〜3の数値を割り当てて42の位とし
た場合において、各共振回路2r、3r、4rの共振周
波数を、一例としてf01、f12、f23に設定すれば、記
憶する識別情報(識別番号)は3×42+2×41+1×
0=57となる。
【0021】次に、記憶カード1に記憶した識別情報を
読取るための読取装置について、図3を参照して説明す
る。
【0022】読取装置30は、信号処理器31、発振器
32、増幅器33、送信アンテナ34、受信アンテナ3
5、増幅器36、同調器37及び検出器38を備え、次
のように動作する。まず、信号処理器31から記憶カー
ド1の有する全ての共振周波数を順次送受信するための
周波数セレクト信号及びタイミング信号が出力し、発振
器32及び同調器37に付与される。これにより、発振
器32は発振周波数の順次変化する送信信号を出力し、
送信信号は増幅器33により増幅された後、送信アンテ
ナ34から電波により短時間輻射される。
【0023】この際、記憶カード1が読取装置30の近
傍に存在すれば、送信アンテナ34からの電波を受信す
るため、各共振回路2r、3r、4rが共振し、これに
より、電波を過渡的に二次輻射する。
【0024】よって、記憶カード1から二次輻射された
電波は受信アンテナ35により受信されるため、受信ア
ンテナ35から得た受信信号は増幅器36により増幅さ
れた後、同調器37に付与される。同調器37では周波
数セレクト信号及びタイミング信号により同調周波数が
変化するため、検出器38は同調器37からの信号レベ
ルにより、記憶カード1からの二次輻射の有無を検出す
る。この結果、信号処理器31は検出器38からの検出
信号により、記憶カード1に記憶された識別情報(識別
番号)を読取り、例えば、所定の制御装置40等に付与
する。
【0025】なお、読取装置30は読取時において、各
共振回路2r、3r、4rから必ず一つの共振周波数を
読取る。即ち、共振周波数f00、f01、f02、f03から
一つ、共振周波数f10、f11、f12、f13から一つ、共
振周波数f20、f21、f22、f23から一つを読取るた
め、合計三つの共振周波数を受信できる。したがって、
三つの共振周波数を受信した場合のみ正常とし、その他
の組み合わせや本来の数量以外の数量となる共振周波数
を受信した場合は異常とみなすことができ、情報の誤り
検出を容易に行うことができる。
【0026】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、キャパシタンスは平面コイルの線間容量を利用
したが、別途のコンデンサを用いてもよい。また、各共
振回路には互いに等しい数の共振周波数を与えたが、必
ずしも等しくなくてもよい。さらにまた、磁性体コアは
各共振回路において異なる場合を示したが、同一であっ
てもよい。また、IDカードを例示したが、他の任意の
記憶カードに適用できる。その他、細部の構成、数量、
条件等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て任意に変更できる。
【0027】
【考案の効果】このように、本考案はコイルのインダク
タンス及びキャパシタンスを用いた複数の共振回路を内
蔵し、各共振回路を異なる状態にして情報を記憶する記
憶カードにおいて、各コイルの内方に、同一又は異なる
磁性体コアを選択的に配して各共振回路の共振周波数を
異ならせたため、次のような顕著な効果を奏する。
【0028】 記憶カードに記憶した識別情報に対す
る改ざんを確実に防止でき、信頼性を飛躍的に高めるこ
とができるとともに、情報の誤り検出も容易に行うこと
ができる。
【0029】 平面コイルの数をn個、磁性体コアの
種類をmとした場合、記憶カードには識別情報としてm
n種類を書込むことができ、少ない共振回路で多量の情
報を記憶できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る記憶カードの内部構成図、
【図2】従来の技術に係る記憶カードの内部構成図、
【図3】記憶カードに記憶された識別情報を読取る読取
装置のブロック回路図、
【符号の説明】
1 記憶カード 2,3,4 平面コイル 2i,3i,4i 磁性体コア 2r,3r,4r 共振回路

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルのインダクタンス及びキャパシタ
    ンスを用いた複数の共振回路を内蔵し、各共振回路を異
    なる状態にして情報を記憶する記憶カードにおいて、各
    コイルの内方に、同一又は異なる磁性体コアを選択的に
    配して各共振回路の共振周波数を異ならせてなることを
    特徴とする記憶カード。
  2. 【請求項2】 磁性体コアの形状、材質の一方又は双方
    を異ならせることを特徴とする請求項1記載の記憶カー
    ド。
  3. 【請求項3】 キャパシタンスはコイルの線間容量を利
    用することを特徴とする請求項1記載の記憶カード。
  4. 【請求項4】 IDカードに適用することを特徴とする
    請求項1記載の記憶カード。
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