JP2559940B2 - バッファ・サービス方法及び装置 - Google Patents

バッファ・サービス方法及び装置

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JP2559940B2
JP2559940B2 JP2074292A JP2074292A JP2559940B2 JP 2559940 B2 JP2559940 B2 JP 2559940B2 JP 2074292 A JP2074292 A JP 2074292A JP 2074292 A JP2074292 A JP 2074292A JP 2559940 B2 JP2559940 B2 JP 2559940B2
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    • H04L12/00Data switching networks
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    • H04L12/56Packet switching systems
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  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディジタル通信ネット
ワークでバッファ・システムのリンクに関連した多数の
バッファの要求を満たすためのサービス方式に関する。
更に詳細に説明すれば、本発明はバッファの所要のサイ
ズを可能な限り小さくし且つバッファをリンクの数及び
それらの相対速度と無関係にする。
【0002】
【従来の技術】データ、音声又はビデオは、多くの場
合、ディジタル化されたメッセージ、即ちパケットの形
式で伝送される。パケットは、複数のソースの間で、通
信チャネル即ちリンクによって相互接続される、多数の
交換ノード、又は単純ノードを有するパケット交換ネッ
トワークを介して交換される。リンクは情報ビットの伝
送に用いる任意の伝送媒体である。あるシステムに関し
て、もし情報ビットが該システムに向かって流れれば、
リンクは入力リンクと呼ばれる。さもなければ、当該リ
ンクは出力リンクと呼ばれる。
【0003】例えば、パケット交換ネットワークのパケ
ット交換ノードのバッファ・システムは、各j番目のリ
ンクが速度Sj を有する2以上のリンクを有するシステ
ムである。また、各リンクは別個の関連バッファを有す
る。このバッファは、入力リンクの場合は、関連した入
力リンクから到来するビットの記憶に用い、出力リンク
の場合は、バッファから関連出力リンクへのビットの転
送に用いる。入力リンク及びその関連バッファの場合、
バッファの要求を満たすことは、ビットがバッファから
転送される、従ってバッファには入力リンクからのビッ
トを受取る記憶空間があることを意味する。出力リンク
に関連するバッファのサービスは、バッファにビットを
記憶する、従ってビットはバッファから出力リンクに出
ることを意味する。
【0004】例えば、ノードは該ノードに到来するパケ
ットを運ぶ2以上の入力リンクを有し、同時に該ノード
から出るパケットを運ぶ1以上の出力リンクを有するこ
とができる。各リンクはその速度によって特徴づけられ
る。速度はビット/秒又はバイト/秒単位で測定され、
パケットのビット又はバイトがリンクによって伝送され
る速度を表わす。リンクによっては、パケットのビット
又はバイトは割込みなしに到着するかも知れない。この
ようなリンクは割込みできないリンクとして知られてい
る。その他の場合は、リンクは割込みできる。
【0005】あらゆるリンクは、入力リンクから到着す
るパケットのビットもしくはバイト、又は対応する出力
リンクに出るパケットのビットもしくはバイトを記憶す
るために用いる記憶装置、即ちバッファに関連づけられ
る。
【0006】一般に、ネットワークの各ノードは、ノー
ドへ(から)パケットを転送する、サーバとして知られ
た装置を有する。パケットがノードの入力リンクから到
着する場合は、サーバはバッファを空ける。パケットが
出力リンクに出る場合は、サーバはバッファを満たす。
従って、バッファ・システムが与えられると、バッファ
1のバッファ・サービスはバッファを空ける必要がある
かも知れないが、バッファ2のサービスはバッファを満
たす必要があるかも知れない。
【0007】このネットワークのバッファは、ビットの
喪失を回避するか、少なくともビットの喪失を限定する
ように十分に大きくなければならない。ビット喪失は、
入力リンクからパケットが到着するあるパターンではバ
ッファ記憶装置が使い尽くされる場合はいつでも起きる
可能性があり、それ以後に到着するビットはどれも失わ
れる。この事象はオーバフローとして知られている。
【0008】代わりに、出力リンクに関連するバッファ
の場合、サーバはバッファにビットを入れることができ
るが記憶空間が残されていない状況を回避するようにバ
ッファは十分に大きくなければならない。
【0009】ネットワークは絶えず変化するから、ノー
ド中のリンクの数及び(又は)これらのリンクの速度は
時々変るかも知れない。変化が起きると、既存のコンポ
ーネントは置き換えなくてもよいことが重要である。従
って、バッファ・システムの場合、バッファのサイズは
入力リンク及びそれらの相対速度と無関係であることが
望ましい。経済的な理由から、これらのバッファのサイ
ズを最小にすることも望ましい。
【0010】先着順サービス(FCFS)又は徹底的な
ラウンド・ロビン(RR)のような既存のサービス方式
により、バッファのサイズは、リンクの数及びそれらの
相対速度が増加するにつれて限度なしに大きくなる。従
って、これらのサービス方式の使用により、ネットワー
ク構成が変るときネットワーク中のバッファを変更する
だけでオーバフローを排除することができる。
【0011】バッファの中にパケットの全ビットが入る
前にサービス周期が開始するバッファ・サービス・シス
テムもある。入力リンクに関連するバッファの場合、も
し次のサービス周期にサーバがパケット全体を割込みな
しに転送できることを保証するのに十分なビットがバッ
ファにあれば、バッファは本質的に完全な(essentially
complete)パケットを有すると言われる。もしサーバが
パケットの一部だけを転送したときバッファにビットが
存在しないケースでなければ、サーバはパケット全体を
割込みなしに転送できる。出力リンクに関連するバッフ
ァの場合は、もし次のサービス周期にサーバがパケット
全体を割込みなしに転送できることを保証するのに十分
な自由記憶空間があれば、バッファは本質的に十分な(e
ssentially sufficient)自由記憶空間を有する。もしサ
ーバがパケットの一部だけを転送したときバッファに自
由な記憶空間がないケースでなければ、サーバはパケッ
ト全体を割込みなしに転送できる。本質的に完全なパケ
ットは、バッファに入力リンクから受信している速度よ
りも速い速度でサーバが該バッファからデータを送出す
る場合を考える。サーバが(サービス開始時点で全ての
パケット・データがバッファに存在しなくても)バッフ
ァのデータを連続的に(止まらずに)サービスし、全体
のパケットの完全なサービスが開始できる十分なビット
がバッファにあると考えられるとき本質的に完全なパケ
ットであるという。本質的に十分な自由記憶空間は、バ
ッファから送出している速度よりも速い速度でサーバが
該バッファへデータを格納する場合を考える。サーバが
(サービス開始時点で、Mバイトの自由記憶空間がなく
ても)Mバイトのパケットをバッファに格納することが
できると考えられる場合、本質的に十分な記憶空間であ
るという。
【0012】米国特許第4378588号は、同じサー
バによってサービスされる入力及び出力トラフィックと
バッファとの組合せについて開示している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はバッフ
ァ・システムのサービス方式を提供することである。よ
り詳しくは、本発明の目的はオーバフローの可能性を無
くし、必要なバッファの大きさを最小にし且つリンクの
数及びそれらの相対速度とは無関係であるサービス方式
を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明はバッファ・シ
ステムのリンクに関連するバッファの要求を満たす方法
及び装置を提供する。この発明は、バッファのサブセッ
トのθj の最小値であるθM を決定する必要がある。こ
のサブセットにある各バッファは、もしそのビットがそ
の関連入力リンクから入力しているならば、その中に少
なくとも本質的に完全なパケットを有し、もしビットが
バッファから出力しているならば、サブセットにある各
バッファは本質的に十分な自由記憶空間を有する。入力
リンクに関連しているバッファの場合は、もしビットが
前記関連リンクからj番目のバッファに入力しているな
らば、θj はj番目のバッファがその境界に達するため
に必要な時間である。出力リンクに関連しているバッフ
ァの場合は、もしビットがj番目のバッファから前記関
連出力リンクに出力しているならば、θj はj番目のバ
ッファが空になるために必要とする時間である。そし
て、θj=θMの値を持つサブセットにあるバッファのど
れかがサービスされる。その場合、バッファにサービス
することは、入力リンクに関連するバッファからビット
を取出すか又は出力リンクの関連バッファにビットを記
憶することを含む。
【0015】あるいは、パラメータθF の決定ができ
る。θF は異なるサブセットのバッファでのθj の最小
値である。もしビットがその関連入力リンクからバッフ
ァに入力しているならば、異なるサブセットにある各バ
ッファはその中に少なくともMバイト(そのシステムの
最大のパケット・サイズ)を有し、もしビットが当該バ
ッファから関連出力リンクに出力しているならば、異な
るサブセットにある各バッファは少なくともMバイトの
自由記憶空間を有する。
【0016】そして、バッファはどれも、θFが完全な
パケット或いは十分な自由記憶空間を有するバッファの
θjの最小値であるから、本質的に完全なパケット或い
は本質的に十分な自由記憶空間を考えた場合、θj≦θF
の値を有し、該バッファが出力リンクに関連している場
合は本質的に十分な自由記憶空間を有し、バッファが入
力リンクに関連している場合は、少なくとも1つの本質
的に完全なパケットを有する。
【0017】ノードの入力リンクの数、j番目のリンク
の速度、及びサーバの速度をそれぞれN、Sj 及びSと
する。ここで、jは1≦j≦Nであり、Sは次の関係式
を満たすものとする。
【数1】
【0018】割込みできないリンクで、長さLのパケッ
トは、そのビット又はバイトの少なくともL(1−Sj
S) がバッファに到着したとき、本質的に完全である。
もしパケットの長さがその全てのビット又はバイトが到
着するまで分からなければ、割込みできないリンク上の
パケットは、そのバイトの少なくともM(1−Sj/S)
がj番目のバッファに到着したとき本質的に完全であ
る。ここで、Mは最大のパケットの長さである。バッフ
ァはもしパケットのビット又はバイトの全てが対応する
バッファに到着したならばその中に完全なパケットを持
つと言われる。
【0019】もしj番目のバッファの各々にサイズ2M
のバッファを使用し、且つ前述のサービス方式のどちら
かを使用すれば、オーバフローの可能性は排除される。
【0020】
【実施例】図1において、パケット交換装置(バッファ
・システム)は、16の両方向性通信リンクに2組の端
末:通信リンクの入力チャネルには端末 LIN(1)〜LIN(1
6)、通信リンクの出力チャネルには端末 LOUT(1)〜LOUT
(16)によって接続される。良好な実施例では、通信リン
クは割込みできず且つパケットの長さはそのビットの全
部が到着するまで分からないものと仮定する。
【0021】入力アダプタ1〜16の機能は、通信リン
クを介して入力パケット・トラフィックをビット直列ス
トリームの形式で受取り、パケットの開始と終了を識別
し、これらのパケットを入力アダプタ内の専用記憶装置
(バッファ)に記憶し、バス33を介してバス・アービ
トレーション装置34と通信して該記憶されたパケット
を入力アダプタから転送する用意をし、最後に該記憶さ
れたパケットを適切な時点でバス33に転送することで
ある。入力アダプタの動作は図2で更に詳細に説明す
る。
【0022】バス33は入力アダプタ1〜16、出力ア
ダプタ17〜32及びバス・アービトレーション装置3
4の間の通信の媒体として役立つ。制御信号及びパケッ
トはどちらもバス33によって運ばれる。
【0023】出力アダプタ17〜32の機能はバス・ア
ービトレーション装置34と通信してバス33から出力
アダプタにパケットを転送する用意をし、パケットをバ
ス33から出力アダプタに転送し、そして入力パケット
をポート LOUT(1)〜LOUT(16)を介して通信リンクの出力
チャネルに転送できるまで記憶することである。
【0024】バス・アービトレーション装置34の機能
は入力アダプタ及び出力アダプタと通信してパケットを
バス33を介して転送する用意をすることである。バス
・アービトレーション装置33の動作は図3で更に詳細
に説明する。
【0025】図2は入力アダプタ1(図1)の内部構造
を示す。これは入力アダプタ1〜16に共通の内部構造
である。バッファ・サービス方式は本明細書ではMIN
アルゴリズム(図4参照)による。
【0026】ポートLIN(1)は通信リンクによって入力ビ
ット・ストリームが入力アダプタ1に入る位置である。
ポートLIN(1)はリンクによって直列受信部101の入力
Iに接続される。直列受信部101の機能は、パケット
の開始及び終了を識別し、ビット直列ストリームを8ビ
ット・バイトの並列ストリームに変換することである。
その結果、直列受信部101は下記の信号を生成する、
即ち、入力パケットの現在のバイトを表わす8ビット信
号(もしあれば)を出力Pに、活動化すると、出力Pの
バイトがパケットの最初のバイトであることを知らせる
信号を出力PBに、出力Pのバイトがパケットの最後の
バイトであることを知らせる信号を出力PEに、そして
有効なバイトが出力Pに存在することを知らせる信号を
出力BCLに生成する。
【0027】受信制御部102は、直列受信部101か
ら、バイトが記憶されるパケットFIFO 103 (バ
ッファ)へのパケットの転送を制御する。そのために、
直列受信部101によって出力BCL、PB及びPEに
生成された信号は、リンクによって受信制御部102の
対応する入力に運ばれ、同時に直列受信部101の出力
PもリンクによってパケットFIFO 103 の入力I
に運ばれる。適切な時点で、受信制御部の出力ABの信
号は、パケットFIFO 103 の入力Wを活動化して
入力のバイトを記憶させるのに用いる。
【0028】デリミタFIFO 104 は、パケットF
IFO 103 に記憶されたあらゆるバイトについて、
直列受信部101の出力PB及びPEに生じる2つのビ
ットを記憶する。もし入力BIの信号が活動化されれ
ば、BIに対応するビットは1であり、パケットFIF
O 103 に記憶されているバイトはパケットの最初の
バイトであることを意味する。同様に、入力EIに対応
するビットはパケットの最後のバイトを表わす。デリミ
タFIFO 104 への書込み動作は受信制御部102
の出力ABの信号により制御される。この信号はリンク
によりデリミタFIFO 104 の入力Wに運ばれる。
【0029】パケットFIFO(バッファのサービス)
からポートA01P0〜A01P7へのパケットの転送は、転送制
御部106でその出力DBの信号によって制御される。
この信号は、リンクによってパケットFIFOの入力R
に運ばれ、活動化されると、パケットFIFO 103
のFIFOメモリから読取り動作を生じさせ、その結
果、パケットFIFOの出力Oから8ビット・リンクを
介してラッチ107の入力Iにバイトが転送される。転
送制御部106の出力DBからの同じ信号によってラッ
チ107の入力Sは活動化されるので、転送されたバイ
トはラッチ107に記憶される。記憶されたバイトは8
ビット・リンクによってラッチ107の出力Oからポー
トA01P0〜A01P7に運ばれる。
【0030】前述のようなパケットFIFOからバスへ
のパケット転送動作の開始は(a)転送制御部106はそ
の入力AでポートA01A0〜A01A3からのアドレス、0000と
1111の間の2進数を識別し、且つ(b)転送制御部106
はその入力GOで、活動状態のときバス・アービトレー
ション装置34で生成されパケット転送の進行を表わす
信号(入力アダプタがバス・アービトレーション装置か
ら受取ったバス制御信号)を検出することが条件であ
る。そして転送制御部106は出力BSYを活動化(バ
スの制御を取得)し、その信号はポートA01BSYに送られ
る。
【0031】パケット転送動作の終了はパケットFIF
O 103 からパケットの最後のバイトが読取られ、同
時にデリミタFIFO 104の出力EOが活動化され
たときトリガされる。従って、入力PEの活動化を識別
する転送制御部106は、バイトがラッチ107に転送
された後、そのBSYラインを非活動化して転送の終了
をバス・アービトレーション装置34に知らせる。
【0032】TRBカウンタ110の内容は、限界に達
する時間(TRB)θ1に近い(入力アダプタjのTRBは
θjで示される)。TRBカウンタの動作は3つのパラメ
ータを含む。1つのパラメータは全ての入力アダプタに
ついて同じ値であり、他の2つのパラメータはそれぞれ
の入力アダプタについて異なる値を持つかも知れない。
【0033】第1のパラメータを示すUはTRBカウン
タ110の単位カウントに対応する時間間隔を表わす。
換言すれば、UをTRBカウンタにある単位カウントに
対応する時間とすると、θi=NiUになるようにTRB
カウンタの内容を整数、例えばNiにとる。ここで、Ni
は任意の時点における入力アダプタiのTRBカウンタ
の値を示す。TRBカウンタは、入力アダプタが異なっ
ても、同じ(ビットの)長さ及び同じパラメータUを有
するものと仮定する。
【0034】他の2つのパラメータはアダプタ毎に異な
る値を持つことができる。Vi(i=1,...,16) は、始動時
点(電源が投入される時点)において入力アダプタiに
あるTRBカウンタの内容を表わすものとする。Fi(i=
1,...,16) は、入力アダプタiを特徴づける整数を表わ
すものであり、下記のように定められる。入力アダプタ
iにあるパケットFIFOがFi バイトずつ増加する毎
に、TRBカウンタは1ずつ減少する。更に、入力アダ
プタiにあるパケットFIFOがFi バイトずつ減少す
る毎に、TRBカウンタは1ずつ増加する。Fi は入力
アダプタiのカウント係数と呼ぶ。
【0035】最初にUを決定する方法を説明する。SF
は全てのSiのうちの最小のものとする。ここでSi
i番目の通信リンクの速度である(i=1,...,16)。TRB
カウンタのどれかに記憶する必要がある最大のTRBの
値は、当該リンク速度に対応するアダプタで生じ、その
値は2M/SF である。ここで、Mは最大のパケットの
ビットの長さ(バッファ・システムによって伝送される
最も大きいメッセージのサイズ)である。bはTRBカ
ウンタのビットの長さとする。TRBは負ではないか
ら、TRBカウンタに記憶できる最大の値は 2b−1で
ある。従って、次の関係式が成立つ。
【数2】
【0036】j番目のアダプタにあるパケットFIFO
の内容をQj とする。全てのパケットFIFOが空であ
る始動時に、Qj=0とするTRBの定義を用いて、Vi
U=2M/Si が得られる。従って、アダプタiにある
TRBカウンタの最初の値は次のようになる。
【数3】
【0037】TRBカウンタ110は始動時に転送制御
部106の出力INITの信号によってVi にセットさ
れる。
【0038】ある任意の時点でのi番目のアダプタにあ
るパケットFIFOの内容をQi とし、TRBカウンタ
の値をNi とすると、TRBの定義から次の式が成立
つ。
【数4】
【0039】カウント係数Fi の定義を用いて次の式が
得られる。
【数5】
【0040】そして、アダプタiのカウント係数Fi
USiである。
【0041】速度Si(i=1,...,16)はSFの倍数、即ちあ
る整数αiについてSi=αiFであると仮定する。Si
を参照するとき、情報(パケット)ビットが入力アダプ
タに到着する速度が考慮される。この速度は通信リンク
で用いる媒体内のビット・ストリームの速度から僅かに
異なるかも知れない。通常のキャリヤで用いるディジタ
ル階層は、例えば、複数の等価音声回線で構築される。
64Kビット/秒のDS−0は1回線を備え、1.54
4Mビット/秒のDS−1は24回線を備え、3.15
2Mビット/秒のDS−1Cは48回線を備える。よっ
て、もしUSFが整数であることが確認されれば、USi
(i=1,...,16) も整数である。
【0042】ここで、M=1000バイト、b=10ビット
とし、Smax を最大のリンク速度、Smax/SF=28と
する。アダプタiでSi=SFの場合に、USF≧2M/
(2b−1)が成立つと推論される。カウント係数は、2
M/(2b− 1) よりも大きいか又はそれに等しい最小
の整数になるように選択される、この場合はFi=2 に
なる。例えば、アダプタjでSj=Smax の場合、Fj
USmax=28USF=56になる。他の全てのアダプタ
のカウント係数は2と56の間の整数である。
【0043】パケットFIFO 103 がFi だけ減少
(増加)する毎に、TRBカウンタ110は1ずつ増加
(減少)する。TRBカウンタ110の更新は増加カウ
ンタ112、PCF検出器108及びNCF検出器10
9によって行われる。PCF検出器及びNCF検出器は
それぞれ正カウント係数検出器及び負カウント係数検出
器を表わす。次に、これが入力アダプタ1によってどの
ように成し遂げられるかを説明する。
【0044】増加カウンタ112は、パケットFIFO
103 にバイトが記憶される毎に1増加し且つバイト
がパケットFIFO 103 から検索される毎に1減少
する増/減カウンタである。増加信号は受信制御部10
2の出力ABに生成され、減少信号は転送制御部106
の出力DBに生成される。増加カウンタ112によって
提供する必要がある最大の数は(前述のように)56で
あるから、増加カウンタ112は6ビットの長さにな
る。
【0045】PCF検出器108は増加カウンタ112
にあるF1 のカウントを検出する論理回路から成る。前
記カウントが検出されると、リセット信号がPCF検出
器108の出力Sから増加カウンタ112の入力RST
に送られ、増加カウンタ112は0にリセットされる。
更に、PCF検出器108はTRBカウンタ110の正
(+)入力を活動化させる。NCF検出器109は増加
カウンタ112にある−F1 のカウントを検出する論理
回路から成る。同様に、前記カウントが検出されると、
増加カウンタ112は0にリセットされ、TRBカウン
タの負(−)入力が活動化される。
【0046】パケット・カウンタ105はパケットFI
FO 103 にあるパケットの数を保持する増/減カウ
ンタである。その+P入力は直列受信部101の出力P
Eからの "受取ったパケットの終了" 信号によって活動
化される。その−P入力はデリミタFIFO 104 の
出力EOからの "転送されたパケットの終了" 信号によ
って活動化される。そのCT出力からの、現在のカウン
トが非0であることを知らせる信号は、リンクによって
転送制御部106の入力CTに送られる。
【0047】バイト・カウンタ/検出器113はパケッ
トFIFO 103 にあるバイトのカウントを保持する
増/減カウンタである。そのB+入力は受信制御部10
2の出力ABからの信号によって活動化される。その−
B入力は転送制御部106の出力DBからの信号によっ
て活動化される。そのEC出力は、後で説明するように
パケットFIFO 103 は本質的に完全なパケットを
有することをバイトのカウントが示す毎に活動化され
る。
【0048】リンクi上のバッファが少なくともxi
ットを含む場合は、xiはそれが本質的に完全なパケッ
トを含むように定め、通信リンクは割込みできず且つパ
ケットの長さはそのビットが到着するまで分からないも
のと仮定すると、Mビットの要求を満たすのに必要な時
間は、次の式に示すように、残余のパケットが到着する
のに必要な時間に等しい。
【数6】
【0049】ここで、Si はリンク速度であり、Sはサ
ーバの速度である。もしMがバイトで示されれば、xi
もバイトで示される。例えば、もしM=1000バイト、且
つSi/S=0.1ならば、xi=900バイトである。
【0050】場合によっては、パケットの長さは、あら
ゆるパケットの長さが、例えば、その最初の数バイトに
コード化されると、その全てのビットが到着しないうち
に分かる。従って、本明細書に記述された方式は次のよ
うに拡張することができる。値xi は、Mがパケットの
実際の長さ、例えばLに置換えらることを除けば、前述
の式と類似の式を有する。xi はLとともに変るから、
入力パケット毎に計算し直してその値をバイト・カウン
タ113に供給する必要がある。
【0051】バイト・カウンタ/検出器113における
ロジックは、カウントがx1 よりも高ければ必ず出力E
Cを活動化する(値xi はリンク速度によるのでアダプ
タによって異なるかも知れない)。クロック・サイクル
(CL入力参照)毎に、転送制御部106は、そのCT
入力が活動化される(パケット・カウンタ105は少な
くとも1つの完全なパケットがあることを示す)か又は
そのEC入力が活動化される(バイト・カウンタ113
はほぼ完全なパケットがあることを示す)場合に、その
PKT出力を活動化させる。PKT出力からの信号はリ
ンクによってポートA01PKTに運ばれる。
【0052】次に、図1のバス・アービトレーション装
置34の内部構造を示す図3について説明する。バッフ
ァ・サービス方式は本明細書ではMINアルゴリズム
(図4参照)による。
【0053】バス・アービトレーション装置34のポー
トB01T0〜B01T9はバス33により入力アダプタ1のポー
トA01T0〜A01T9にリンクされる(図2参照)。これらの
ポートで10ビットの数は入力アダプタ1のTRBに対
応する。他の全てのアダプタにも類似のリンクが存在す
る。これらの16の10ビットの数はバス・アービトレ
ーション制御部217の制御の下にその出力WIからの
信号により定期的にラッチ201〜216に記憶され
る。これらのラッチの内容はリンクによりアービトレー
ション・ロジック218の入力T(1)〜T(16) に運ばれ
る。
【0054】バス・アービトレーション装置34のポー
トB01PKTはバス33によって入力アダプタ1のポートA0
1PKTにリンクされる(図2参照)。この信号は、入力ア
ダプタ1が少なくとも1つの完全なパケットを取得する
か又は本質的に完全なパケットを取得し従って次のサー
ビス周期でサービスされる候補であるときは必ず活動化
される。他の全ての入力アダプタについて類似のリンク
が存在する。これらの16の1ビット信号はバス・アー
ビトレーション制御部217の制御の下にその出力WI
からの信号によって定期的にラッチ201A〜216A
に記憶される。これらのラッチの内容はリンクを介して
アービトレーション・ロジック218の入力C(1)〜C
(16) に運ばれる。
【0055】アービトレーション・ロジック218はM
INアルゴリズム(図4参照)に従って次にサービスさ
れるバッファを選択する回路から成る。アービトレーシ
ョン・ロジック218の出力AN1は、次のサービス周
期でサービスされるアダプタの番号を表わす4ビットの
数である。
【0056】バス・アービトレーション制御部217は
その入力Iの信号が活動状態であるかどうかを判定する
ことによりパケット転送の終了を検出する(入力Iはバ
ス・アービトレーション装置34のポートBSY及び転
送制御部106のBSY出力にリンクされる)。BSY
が活動状態から非活動状態に変わると、これはバスの制
御を持った入力アダプタが今それを放棄したことを示
す。そしてアービトレーション・ロジック218の出力
AN1はアービトレーション制御部217の制御の下に
その出力WOからの信号によって "活動状態のアダプタ
番号" と表示されたラッチ219に記憶される。次に、
バス・アービトレーション制御部217はその出力GO
を活動化させる。これは219で指定された入力アダプ
タがバスの制御を取得するための進行記号である。全て
のバス動作のタイミングを供給するクロック信号も出力
CLで生成される。
【0057】バス33(図1)は入力アダプタ1〜1
6、出力アダプタ17〜32及びバス・アービトレーシ
ョン装置34にあるポートをリンクするワイヤのセット
から成る。即ち、バス・アービトレーション装置34に
あるポートA0〜A3、M、CL、BSYは入力アダプ
タ1にあるポートA01A0〜A01A3、A01M、A01CL、A01BSY
及び入力アダプタ2〜16にある類似のポートにリンク
される。更に、バス・アービトレーション装置34にあ
るポートB01T0〜B01T9は入力アダプタ1にあるポートA0
1T0〜A01T9にリンクされ、バス・アービトレーション装
置34にあるポートB02T0〜B02T9は入力アダプタ2にあ
るポートA02T0〜A02T9にリンクされる。以下、同様であ
る。
【0058】次に図4について説明する。図4は図3の
アービトレーション・ロジック218で実現されるMI
Nアルゴリズムの流れ図を示す。ここでは、θ1〜θ16
は図3の入力T(1)〜T(16)の10ビットの数の値を
表わし、C(1)〜C(16)は図3の入力C(1)〜C(1
6)の2進値を表わす(対応する入力信号が活動化され
ている場合、この値は1である)。AN及びAN1はそ
れぞれ図3の4ビット入力AN及び出力AN1の値を表
わす。記号j及びMINは計算に用いる変数である。j
の値は1〜16であるが、MINはTRB(θjs)のセッ
トから最小のTRBθj の値を計算するために用いる。
図3のバス・アービトレーション制御部217の制御の
下にそれぞれ実行される計算はA(図4)で始まる。
【0059】ステップ301で、変数MIN及びjは初
期化される。変数jは値1を取得するのに対し、変数M
INは10ビットの2進レジスタに記憶できる最大値、
即ち210−1が割当てられる。ステップ302で、条件
C(j)が検査される。もしC(j)=0であれば、これは
j番目の入力アダプタがθM の決定に参加しないことを
意味するのでステップ303及び304はスキップさ
れ、計算の手順は直にステップ305に進む。しかしな
がら、もしC(j)=1であれば、手順はステップ303
に進み、MINはθ1と比較される。もしθ1の方が小さ
ければ、ステップ304で、MINは新しい値、即ちθ
1 の値を取得する。さもなければ、MINは変更され
ず、手順はステップ305に進む。ステップ305で、
jは1だけ増加される。ステップ306で、jの値が検
査される。もしjが16よりも大きければ、手順はステ
ップ307に進む。さもなければ、手順はステップ30
2に戻る。この時点で、MINの値はθM である。
【0060】ステップ307で、jはAN、現に活動状
態の入力アダプタの番号の値が割当てられる。ステップ
308で、jの値は1だけ増加される。ステップ310
で、jの値が検査される。もしjが16よりも大きけれ
ば、ステップ309で、jは1が割当てられ、計算の手
順はステップ311に進む。さもなければ、手順は直に
ステップ311に進む。ステップ311で、条件C(j)
が検査される。もしC(j)が0であれば、手順はステッ
プ308に戻る。さもなければ、手順はステップ312
に進む。ステップ312で、値θj はMINの値と比較
される。もし両者が等しければ、jは次にサービスされ
るアダプタの番号であるので、ステップ313で、jの
値はAN1が割当てられる。さもなければ、手順はステ
ップ308に戻る。ステップ313で計算は終了する。
【0061】次に、FULLアルゴリズムを用いる入力
アダプタ1の内部構造を示す図5について説明する。F
ULLアルゴリズムを用いる入力アダプタ1の内部構造
は図2の内部構造(MINアルゴリズムを用いる)に極
めて類似しているから、両者の間の相違点だけを説明す
る。
【0062】バイト・カウンタ/検出器113は追加の
出力Mを有する。出力Mはカウンタにあるバイトの数が
パラメータMの値に等しいか又はそれよりも大きいとき
必ず活動化される。この信号はリンクによって転送制御
部106の入力Mに運ばれる。もし入力Mが活動化され
れば、クロック・サイクル(入力CL参照)毎に、転送
制御部106はその出力MCを活動化させる。MC信号
はリンクによってポートA01MC に運ばれる。
【0063】次に、FULLアルゴリズムを用いるバス
・アービトレーション装置34の内部構造を示す図6に
ついて説明する。これは図3の内部構造(MINアルゴ
リズムを用いる)に極めて類似しているから、両者の間
の相違点だけを説明する。
【0064】ポートB01MCはバスによって入力アダプタ
1のポートA01MCに接続される。他のアダプタについて
も同様である。従って、入力アダプタ1のバッファがM
以上のバイトを含むとき、B01MC の信号は必ず活動化さ
れる。この信号に対応するビットは、バス・アービトレ
ーション制御部217の制御の下にその出力WIからの
信号によってラッチ201Bに記憶される。他のアダプ
タの対応するビットも同様にラッチ202B〜216B
に記憶される。これらのラッチの出力はアービトレーシ
ョン・ロジック218の入力M(1)〜M(16)から取出
される。アービトレーション・ロジック218はFUL
Lアルゴリズム(後で図7に関連して説明する)によっ
て次にサービスされるバッファを選択する回路から成
る。
【0065】次に、図6のアービトレーション・ロジッ
ク218によって実現されるFULLアルゴリズムをブ
ロック図形式で示す図7について説明する。ここでは、
θ1〜θ16は図3の入力T(1)〜T(16)の値を表わ
し、C(1)〜C(16)は図6の入力C(1)〜C(16)の
値を表わすのに対し、M(1)〜M(16)は図6の入力M
(1)〜M(16)の値を表わす(対応する入力信号が活動
化されている場合、この値は1である)。AN及びAN
1はそれぞれ図6の入力AN及び出力AN1の値を表わ
す。記号j及びMINは計算で用いる変数である。jの
値は1〜16をとるのに対し、MINは1セットのTR
Bから最小のTRBの値を計算するために用いられる。
図6のバス・アービトレーション制御部217の制御の
下に反復して実行される計算は図7のAで始まる。図7
の流れ図は、以下に説明する小さな相違点の外は、図4
の流れ図に類似している。図4のステップ302ではC
(j)が0に等しいかどうかが検査されるが、図7のステ
ップ402ではM(j)が0に等しいかどうかが検査され
る。ステップ306に続いて、MINの値はθF であ
る。図4のステップ312ではθj がMINに等しいか
どうかが検査されるのに対し、ステップ412ではθj
がMINよりも小さいか又はそれに等しいかどうかが検
査される。
【0066】前述のパケット交換装置において、全ての
入力アダプタは、図1の入力アダプタ1のように、関連
した入力リンクを備え、該リンクでパケットはバッファ
・システムに到着する。他の実施例のなかには、バッフ
ァ・システム内のバッファの幾つかは、入力するパケッ
トのために関連入力リンクを備えるのに対し、他のバッ
ファは出力するパケットのために出力リンクを備えるこ
とがある。サーバが提供するサービスは、前者の場合に
はバッファを空にし、後者の場合にはバッファを満た
す。後者の場合、このようなシステムの実施例は図2乃
至図7に基づいて設計することができる。前記設計には
下記に概略的に示すような小さな変更が必要になるだけ
である。
【0067】後者の場合、図3、図4、図6及び図7は
変更されない。図2および図5は、入力リンクを有する
バッファについては変更されないが、出力リンクを有す
るバッファについては下記のような小変更を必要とす
る。図2で、入力リンクは出力リンクになり、従って転
送制御部106はバス(ポートA01P0〜A01P7)から出力
リンク(ポートLIN(1))へのバイトの転送を制御する。そ
の結果、データ経路の矢印の方向は逆になる。例えば、
バイトは、ポートA01P0〜A01P7からラッチ107の入力
O(前記例では出力O)に、そしてラッチ107の出力
I(前記例では入力I)からパケットFIFO 103 の入
力O(前記例では出力O)に送られる。同様に、転送制
御部106の出力PB及びPEはそれぞれデリミタFIFO
104 の入力BO及びEOに送られる。そしてデリミ
タFIFO 104 の入力BI及びEIは出力となり、それ
ぞれのリンクの方向は逆になる。受信制御部102の入
力BCLは出力となり、直列受信部101を介して出力
リンクのタイミングを制御する。パケットFIFO 103
の入力Iは出力となり、直列受信部101の出力P、P
B、PE及びBCLは入力となる。FULLアルゴリズ
ムの図5についても同一の変更が行われる。
【0068】前述の良好な実施例で、b(TRBカウン
タ110(図2)にあるビットの数)=10と仮定し
た。更に、リンクi(i=1,...,16)の速度SiはSFの倍
数であると仮定した。これらの仮定の結果として、良好
な実施例で実施される方式は前述のようにLTRB方式
に似ている。この良好な実施例は大部分の実際の場合に
満足すべきものである。しかしながら、所望すれば、実
施例の精度は次のようにかなり高めることができる。
【0069】値b(TRBカウンタ110のビット数)
を増すことにより、このビット数の制限から生じる誤り
を任意に小さくすることができる。TRBの計算は少し
も行わない異なるアプローチも可能である。すなわち、
アダプタiがパケットFIFO中にQi バイトを有すると仮
定すると、アダプタiとアダプタjのTRBを比較する
ことは(2M−Qi)/Siと(2M−Qj)/Sjとを比較す
ることを意味する。これは乗算を含む演算(2M−Qi)
jと(2M−Qj)Siとを比較することに等しいので、
良好な実施例で説明した演算よりも効率は低いが、正確
に実行することができる。そして前記手順での比較は1
5回まで実行され、従って最小のTRBが提供される。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、オーバフローの可能性
を無くし、必要なバッファの大きさを最小にし且つリン
クの数及びそれらの相対速度とは無関係であるサービス
方式がバッファ・システムに提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるパケット交換装置(バッファ・
システム)の概要図である。
【図2】(MINアルゴリズムと呼ばれる)θM を用い
る本発明で使用する入力アダプタの概要図である。
【図3】MINアルゴリズムを用いる本発明で使用する
バス・アービトレーション装置の概要図である。
【図4】MINアルゴリズムのアービトレーション・ロ
ジックの流れ図である。
【図5】(FULLアルゴリズムと呼ばれる)θF を用
いる本発明で使用する入力アダプタの概要図である。
【図6】FULLアルゴリズムのバス・アービトレーシ
ョン装置の概要図である。
【図7】FULLアルゴリズムのアービトレーション・
ロジックの流れ図である。
【符号の説明】
1 入力アダプタ 16 入力アダプタ 17 出力アダプタ 32 出力アダプタ 33 バス 34 バス・アービトレーション装置 101 直列受信部 102 受信制御部 103 パケットFIFO 104 デリミタFIFO 105 パケット・カウンタ 106 転送制御部 107 ラッチ 108 PCF検出器 109 NCF検出器 110 TRBカウンタ 112 増加カウンタ 113 バイト・カウンタ/検出器 201 ラッチ 201A ラッチ 201B ラッチ 216 ラッチ 216A ラッチ 216B ラッチ 217 バス・アービトレーション制御部 218 アービトレーション・ロジック 219 ラッチ
フロントページの続き (72)発明者 ハリー・リチャード・ゲイル、ジュニァ アメリカ合衆国10562、ニューヨーク州 オッシニング、ハドソン・ウォッチ・ド ライブ 53番地 (72)発明者 シドニー・ローレンス・ハントラー アメリカ合衆国10566、ニューヨーク州 ピークスキル、ロワー・ワシントン・ス トリート 1471番地 (56)参考文献 特開 平1−204548(JP,A) 特開 昭63−301644(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N個のリンクに接続し、上記N個のリンク
    のうちのj番目のリンクがj番目のバッファと個々に対
    応し、上記N個のリンクのうちX個のリンクが入力リン
    クで、(N−X)個のリンクが出力リンクであるバッフ
    ァ・システムにおいて、 (a)上記N個のバッファを有するサブセットにおける
    各バッファは、ビット情報が対応する上記入力リンクか
    ら到着しているとき、少なくとも本質的に完全なパケッ
    トを有し、ビット情報が上記各バッファから上記出力リ
    ンクへ送出されているとき、本質的に十分な自由記憶領
    域を有し、θjは、ビット情報が対応する上記j番目の
    入力リンクから上記j番目のバッファに到着していると
    き、上記j番目のバッファが限界に達するのに必要な時
    間で、ビット情報が上記j番目のバッファから上記j番
    目の出力リンクへ送出されているとき、上記j番目のバ
    ッファが空になるのに必要な時間であるとき、上記N個
    のバッファを有するサブセットに関するθjの最小値で
    あるθMを決定するステップと、 (b)バッファのサービスが入力リンクに対応したバッ
    ファからビット情報を取り除き、出力リンクに対応した
    バッファにビット情報を記憶させることであるとき、θ
    j=θMの値を持つバッファを上記サブセットのN個のバ
    ッファの中から選んでサービスするステップと、 から成るバッファ・サービス方法。
  2. 【請求項2】Mが前記システムを介して転送される最大
    のパケットのサイズであるとき、上記各バッファが少な
    くとも2Mのバッファ・サイズを有する請求項1に記載
    のバッファ・サービス方法。
  3. 【請求項3】 N個のリンクに接続し、上記N個のリン
    クのうちのj番目のリンクがj番目のバッファと個々に
    対応し、上記N個のリンクのうちX個のリンクが入力リ
    ンクで、(N−X)個のリンクが出力リンクであり、M
    がそのシステムを介して転送される最大のパケットサイ
    ズであるバッファ・システムにおいて、 (a)上記N個のバッファを有するサブセットにおける
    各バッファは、ビット情報が対応する上記入力リンクか
    ら到着しているとき、少なくともMバイトを有し、ビッ
    ト情報が上記各バッファから上記出力リンクへ送出され
    ているとき、少なくともMバイトの自由記憶領域を有
    し、θjは、ビット情報が対応する上記j番目の入力リ
    ンクから上記j番目のバッファに到着しているとき、上
    記j番目のバッファが限界に達するのに必要な時間で、
    ビット情報が上記j番目のバッファから上記j番目の出
    力リンクへ送出されているとき、上記j番目のバッファ
    が空になるのに必要な時間であるとき、θFが上記N個
    のバッファを有するサブセットに関するθjの最小値
    で、ビット情報がj番目のバッファに対応するリンクの
    一定のリンク速度で上記j番目のバッファへ連続的に到
    着し、叉は上記j番目のバッファから連続的に送出され
    ることを想定してθjを計算してθFを決定するステップ
    と、 (b)ビット情報がバッファから対応する出力リンクへ
    送出されているとき、本質的に十分な自由記憶空間を有
    し、ビット情報が対応する入力リンクからバッファへ到
    着しているとき、本質的に完全なパケットを有するθj
    ≦θFの値を持つバッファを上記バッファの中から選択
    してサービスするステップと、から成るバッファ・サー
    ビス方法。
  4. 【請求項4】Mが前記システムを介して転送される最大
    のパケットのサイズであるとき、上記各バッファが少な
    くとも2Mのバッファ・サイズを有する請求項3に記載
    のバッファ・サービス方法。
  5. 【請求項5】 N個のリンクに接続し、上記N個のリン
    クのうちのj番目のリンクがj番目のバッファと個々に
    対応し、上記N個のリンクのうちX個のリンクが入力リ
    ンクで、(N−X)個のリンクが出力リンクであるバッ
    ファ・システムにおいて、 (a)上記N個のバッファを有するサブセットにおける
    各バッファは、ビット情報が対応する上記入力リンクか
    ら到着しているとき、少なくとも本質的に完全なパケッ
    トを有し、ビット情報が上記各バッファから上記出力リ
    ンクへ送出されているとき、十分な自由記憶領域を有
    し、θjは、ビット情報が対応する上記j番目の入力リ
    ンクから上記j番目のバッファに到着しているとき、上
    記j番目のバッファが限界に達するのに必要な時間で、
    ビット情報が上記j番目のバッファから上記j番目の出
    力リンクへ送出されているとき、上記j番目のバッファ
    が空になるのに必要な時間であるとき、上記N個のバッ
    ファを有するサブセットに関するθjの最小値であるθM
    を決定する手段と、 (b)バッファのサービスが入力リンクに対応したバッ
    ファからビット情報を取り除き、出力リンクに対応した
    バッファにビット情報を記憶させることであるとき、θ
    j=θMの値を持つバッファを上記サブセットのN個のバ
    ッファの中から選んでサービスする手段と、から成るバ
    ッファ・サービス装置。
  6. 【請求項6】Mが前記システムを介して転送される最大
    のパケットのサイズであるとき、上記各バッファが少な
    くとも2Mのバッファ・サイズを有する請求項5に記載
    のバッファ・サービス装置。
  7. 【請求項7】 N個のリンクに接続し、上記N個のリン
    クのうちのj番目のリンクがj番目のバッファと個々に
    対応し、上記N個のリンクのうちX個のリンクが入力リ
    ンクで、(N−X)個のリンクが出力リンクであり、M
    がそのシステムを介して転送される最大のパケットサイ
    ズであるバッファ・システムにおいて、 (a)上記N個のバッファを有するサブセットにおける
    各バッファは、ビット情報が対応する上記入力リンクか
    ら到着しているとき、少なくともMバイトを有し、ビッ
    ト情報が上記各バッファから上記出力リンクへ送出され
    ているとき、少なくともMバイトの自由記憶領域を有
    し、θjは、ビット情報が対応する上記j番目の入力リ
    ンクから上記j番目のバッファに到着しているとき、上
    記j番目のバッファが限界に達するのに必要な時間で、
    ビット情報が上記j番目のバッファから上記j番目の出
    力リンクへ送出されていとき、上記j番目のバッファが
    空になるのに必要な時間であるとき、θFが上記N個の
    バッファを有するサブセットに関するθjの最小値で、
    ビット情報がj番目のバッファに対応するリンクの一定
    のリンク速度で上記j番目のバッファへ連続的に到達
    し、叉は上記j番目のバッファから連続的に送出される
    ことを想定してθjを計算してθFを決定する手段と、 (b)ビット情報がバッファから対応する出力リンクへ
    送出されるとき、本質的に十分な自由記憶空間を有し、
    ビット情報が対応する入力リンクからバッファへ到達す
    るとき、本質的に完全なパケットを有するθj≦θFの値
    を持つバッファを上記バッファの中から選択してサービ
    スする手段と、から成るバッファ・サービス装置。
  8. 【請求項8】Mが前記システムを介して転送される最大
    のパケットのサイズであるとき、上記各バッファが少な
    くとも2Mのバッファ・サイズを有する請求項7に記載
    のバッファ・サービス装置。
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