JP2559751Y2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JP2559751Y2
JP2559751Y2 JP4967592U JP4967592U JP2559751Y2 JP 2559751 Y2 JP2559751 Y2 JP 2559751Y2 JP 4967592 U JP4967592 U JP 4967592U JP 4967592 U JP4967592 U JP 4967592U JP 2559751 Y2 JP2559751 Y2 JP 2559751Y2
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JP
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diaper
flap
elastic
side edge
longitudinal direction
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JP4967592U
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憲行 木村
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Uni Charm Corp
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Uni Charm Corp
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、使い捨ておむつに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、使い捨ておむつ脚周りからの体液
漏れを防止するために、股下部の側部に脚周りに当接す
るための伸縮性フラップを設ける技術が知られている。
例えば、米国特許第4,695,278号公報にはシー
ト状またはスリーブ状のフラップ用部材に弾性伸縮部材
を伸張下に貼着して伸縮性フラップとする技術、および
表裏面シート間に吸収体を含む側縁部を断面がほぼL字
状におむつ表面側へ折り曲げてひだをつくり、このひだ
に弾性伸縮部材を配して伸縮性フラップとする技術が開
示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術におい
て、伸縮性フラップを脚周りに当接すれば体液漏れを防
止することができるが、その防止を一層確実にする手段
の一つとしての収縮力を強くすること、および/または
弾性伸縮部材の本数を多くして肌への密着力を強くする
ことが考えられる。しかし、この場合には弾性伸縮部材
が着用者の肌に強く食い込んで血行の妨げとなり、おむ
つの着用感を損ねるという問題がある。吸収体を含む側
縁部をL字型に折り曲げてフラップとする前記技術で
は、フラップが吸収体を含む分だけ脚周り部位において
体液吸収能力が向上し漏れ防止に役立つことが期待でき
る一方、吸収体の存在によってフラップは剛性が高くな
り、たとい弾性伸縮部材を配しても伸縮性が乏しく、従
って脚周りに密着しにくく、期待に反して体液漏れを生
じかねないという問題がある。
【0004】そこで、この考案は、使い捨ておむつの股
下部の少なくとも一部において吸収体を含む側縁部を断
面Z字状に折り曲げ、この折り曲げた部位より内側にお
いて表面シート上に伸縮性の第1フラップを設けるとと
もに、この折り曲げた部位の外側縁には伸縮性の第2フ
ラップを設けることにより、脚周りにおける確実な体液
漏れ防止と高い吸収能力とを一挙に実現し、前記従来技
術の問題を解決することを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案が、前記課題を
解決するために要旨とするところは以下のとおりであ
る。
【0006】この考案は、透水性表面シートと、不透水
性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸収体と
からなり、おむつ長手方向が前身頃と後身頃と、これら
両身頃の間に位置する股下部とからなる使い捨ておむつ
を前提にしている。
【0007】かかるおむつにおいて、少なくとも股下部
では、表裏面シート間に吸収体が介在してなる側縁部を
おむつ長手方向に沿う第1折曲線に沿っておむつ表面側
に折り重ね、その折り重ねた側縁部を第1折曲線よりも
内側にあってこれと並行する第2折曲線に沿ってさらに
外側へ折り返すことによりおむつ両側に幅方向断面がZ
字状の折り曲げ部位を設けてある。また、表面側への折
り重ねによって対向した表面シートを互いに接合し、第
2折曲線よりも内側にはおむつの長手方向に延在し、か
つ、この長手方向に伸張下の弾性伸縮部材を貼着してな
る伸縮性の第1フラップを表面シートに接合する一方、
折り返した後の側縁部には吸収体の側縁から外方に延出
する表面シートと裏面シートとを互いに接合し、かつ、
これら両シート間に伸張下の弾性伸縮部材を貼着してお
むつ長手方向に沿う伸縮性の第2フラップを設けてある
ことがその特徴である。
【0008】
【作用】この考案に係るおむつでは、おむつ股下部両側
に吸収体が介在する断面Z字状の折り曲げ部位があり、
この部位を脚周りに位置させることで脚周りの体液吸収
量を多くすることができる。この部位は吸収体の存在に
よって剛性が高いが、この部位を両側から挟むようにお
むつの内外側に各々伸縮性の第1、第2フラップを設け
てあるから、これらフラップが脚周りに密着して確実に
体液漏れを防止するのみならず、折り曲げ部位を脚周り
に密着させることでも漏れ防止の効果を向上させること
ができる。
【0009】
【実施例】この考案の詳細を添付の図に基づいて説明す
ると以下のとおりである。
【0010】図1は、この考案に係る使い捨ておむつ1
の斜視図である。おむつ1は透水性表面シート2、不透
水性裏面シート3、これら両シート2,3間に介在する
吸収体4等からなり、長手方向は前身頃5、後身頃6、
およびこれら両身頃5,6間に位置する股下部7により
構成されている。後身頃6の両側縁にはテープファスナ
ー8が取り付けてあり、股下部7の両側にはおむつ長手
方向に沿う折り曲げ部位10があって、該部位10の外
側縁は弾性伸縮部材11を有する伸縮性の第2フラップ
12である。部位10より内側には弾性伸縮部材14を
有し、表面シート2に接合された伸縮性の第1フラップ
13がおむつの長手方向に延在している。また、後身頃
6には端縁21と並行に表裏面シート2,3間に伸張下
に貼着した弾性伸縮部材16があり、後身頃の腰周り部
分に伸縮性を持たせてある。
【0011】図2は、図1におけるII−II線断面図
であって、股下部7の断面形状を示す。股下部7の側部
は、おむつ1の幅方向中心線CLから距離Aにある仮想
の第1折曲線15に沿っておむつ1を内側へ折り重ね、
さらに中心線CLから距離Bにある第1折曲線15より
内側の仮想の第2折曲線16に沿いおむつ外側に向かっ
て折り返し断面がZ字状になった折り曲げ部位10を有
している。折り重ねたときに対向する表面シート2は互
いにホットメルト接着剤9により局部的に接合してあ
る。折り曲げ部位10の外側縁は、吸収体4の側縁から
外方に延出した表裏面シート2,3を互いに接合すると
ともに、これら両シート2,3間に介在させた弾性伸縮
部材11を少なくともいずれか一方のシートに、おむつ
長手方向に伸張して貼着してある。第2フラップ12は
伸縮して着用者の脚周りに密着する。
【0012】さらに、図2において、折り曲げ部位10
よりも内側には、伸縮性の第1フラップ13が設けてあ
る。第1フラップ13の一側縁17は表面シート2にホ
ットメルト接着剤19により接合してあり、もう一方の
側縁18は自由端であって、該側縁18にはおむつ長手
方向に伸張して貼着した弾性伸縮部材14を有し、この
弾性伸縮部材14には側縁18の一部を折り重ねて接着
することにより被覆が施してある。第1フラップ13は
おむつ1の端縁20,21の近傍においておむつ内側方
向へ倒伏し、側縁18が表面シート2に接合してある
(図1参照)。かかる接合を介して弾性伸縮部材14の
両端を表面シート2に固定し、部材14を伸縮可能にし
てある。おむつ1を着用すると弾性伸縮部材14の作用
により第1フラップ13が股下部7において表面シート
2上に起立し、起立した第1フラップ13は、着用者の
股下、または脚周りに密着する。図2には、このように
起立した第1フラップ13が示してある。
【0013】おむつ1において、表面シート2には不織
布や開孔プラスチックフィルム、裏面シート3にはプラ
スチックフィルム、吸収体4には粉砕パルプと高吸水性
ポリマーとの混合物、第1フラップ13には不織布や開
孔プラスチックフィルムなどの素材を使用することがで
きる。第1フラップ13の素材は透液性または通気透液
性であることが好ましいが、不透液性にしておくことが
可能な場合もある。
【0014】図3は、図2と異なる実施態様の一つを示
し、第1フラップ13の一側縁17が折り曲げ部位10
において対向する表面シート2間に挿入された状態で表
面シート2にホットメルト接着剤19により接合してあ
る。このようにすると側縁17と表面シート2との接合
部位が着用者の肌に触れることがなく着用感が向上す
る。対向する表面シート2は、この側縁を介して互いに
接合することができる。
【0015】図4は、さらに他の実施態様を示し、透液
性シートでできたスリーブ状の第1フラップ13の長手
方向に吸収体30が設けてあり、第1フラップ13は若
干の体液吸収能力を備え、脚周りの漏れ防止効果を高め
ている。
【0016】図5は、さらにまた他の実施態様を示し、
透液性シートを2つ折りにしてある第1フラップ13の
側縁17を表面シート2に接合するとともに、このシー
トの縁部の1つ17’は折り曲げ部位10の頂部10’
に接合してある。このようにすると、第1フラップ13
と折り曲げ部位10とが一体となって動き、折り曲げ部
位10と脚周りとの間に間隙が生じるのを防止すること
ができる。
【0017】
【考案の効果】このように構成したおむつでは、おむつ
の最も内側に第1フラップがあり、この第1フラップは
着用者の身体に密着して脚周りからの体液漏れを防止す
る。第1フラップの外側には折り曲げ部位があり、この
部位は吸収体を有するから第1フラップを越えて流出す
る体液を吸収し、体液漏れを防止する。さらに、折り曲
げ部位の外側には第2フラップがあり、この第2フラッ
プは伸縮性であって脚周りによく密着して体液漏れを防
止するとともに、折り曲げ部位を脚周りに近づけたり、
密着させたりする効果を発揮し、この折り曲げ部位と脚
周りとの間に間隙が生じるのを抑え、かかる間隙からの
体液漏れを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るおむつの斜視図。
【図2】図1におけるII−II線断面図。
【図3】図2とは異なる実施態様を示す断面図。
【図4】さらに他の実施態様を示す断面図。
【図5】さらにまた他の実施態様を示す断面図。
【符号の説明】
1 おむつ 2 表面シート 3 裏面シート 4 吸収体 5 前身頃 6 後身頃 7 股下部 10 折り曲げ部位 11 弾性伸縮部材 12 第2フラップ 13 第1フラップ 14 弾性伸縮部材 15 第1折曲線 16 第2折曲線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透水性表面シートと、不透水性裏面シート
    と、これら両シートの間に介在する吸収体とからなり、
    おむつ長手方向が前身頃と後身頃と、これら両身頃間に
    位置する股下部とからなる使い捨ておむつにおいて、 少なくとも前記股下部では、前記表裏面シート間に吸収
    体が介在してなる側縁部を前記おむつ長手方向に沿う第
    1折曲線に沿っておむつ表面側に折り重ね、さらにその
    折り重ねた側縁部を前記第1折曲線よりも内側において
    該線と並行する第2折曲線に沿って外側へ折り返し、前
    記おむつ両側に幅方向断面がZ字状の折り曲げ部位を設
    け、 該折り曲げ部位において前記折り重ねにより対向した表
    面シートを互いに接合し、 前記第2折曲線よりも内側には前記おむつ長手方向に延
    在し、かつ、該方向に伸張下の弾性伸縮部材を貼着して
    なる伸縮性の第1フラップを前記表面シートに接合する
    一方、 前記折り返した後の側縁部には前記吸収体の側縁から外
    方に延出する表面シートと裏面シートとを互いに接合
    し、かつ、これら両シート間に伸張下の弾性伸縮部材を
    貼着して前記おむつ長手方向に沿う伸縮性の第2フラッ
    プを設けてある、 ことを特徴とする前記使い捨ておむつ。
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