JP2559372Y2 - ガイドワイヤー挿入用装置 - Google Patents

ガイドワイヤー挿入用装置

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JP2559372Y2
JP2559372Y2 JP8423992U JP8423992U JP2559372Y2 JP 2559372 Y2 JP2559372 Y2 JP 2559372Y2 JP 8423992 U JP8423992 U JP 8423992U JP 8423992 U JP8423992 U JP 8423992U JP 2559372 Y2 JP2559372 Y2 JP 2559372Y2
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JP
Japan
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passage
guide wire
gripping
puncture
adapter
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JP8423992U
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JPH0744434U (ja
Inventor
勝 丸山
益雄 小山
英二 大島
Original Assignee
株式会社八光電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、医療器具の技術分野に
属して、穿刺針を介して血管内へガイドワイヤーを挿入
する装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来に於ける穿刺針を使用してガイドワ
イヤーを血管へ挿入する場合の多くは、直線状の穿刺針
を使用することが主流であって類似した技術には特公平
3−5605号、特開昭52−135593号、実公平
4−8918号等があるが、特に患者の臓器や骨の陰で
穿刺しづらい場合は、その穿刺した角度を変えて穿刺し
直しをして目的の血管へ穿刺してその穿刺針へガイドワ
イヤーを挿入して患部へその血管を経由し到達させる。
その穿刺した部位の都合でガイドワイヤーを目的の血管
内へスムーズに挿入しずらく容易に挿入出来ないことが
しばしば起きて、患者に無用な苦痛を与えない様に心掛
け、一回の穿刺で確実に血管へガイドワイヤーを挿入す
ることは可なりの熟練度が要求されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した様に、穿刺し
た部位の都合でガイドワイヤーを目的の血管内へスムー
ズに容易に挿入出来ず失敗をして二度三度と穿刺し直し
をして、患者へ無用な苦痛を与える事など不具合がしば
しば起きるので、前記した穿刺困難の部位でも熟練を必
要としない様な穿刺針を備えたガイドワイヤー挿入装置
であって、穿刺し直しすることなく容易に円滑にガイド
ワイヤーを目的の血管内へ挿入できる装置を問題の解決
課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】穿刺針を介してガイドワ
イヤーをその目的とする血管内へ挿入する場合、患者の
一部組織臓器や骨等が障害となって穿刺しづらい部位で
は穿刺する角度を変えて目的の血管へ穿刺することに成
るが、1 回の穿刺でガイドワイヤーを挿入できるまでに
はかなりな熟練度が必要である。そこで、さほどに熟練
を要しなくても容易に穿刺するためには、患者の臓器又
は骨の陰にある血管との距離は統計的に或る一定の間隔
範囲で保たれている等の解剖学的な知識を踏まえて、そ
の保たれた距離に対応して、前記した解剖学的な知識の
採用によって精度高く的中して経皮的にその穿刺針を目
的の血管へ穿刺うるべく湾曲した望所の曲度半径を該統
計的な数値を考慮して穿刺針に湾曲度を与えて形成した
湾曲した穿刺針をY字管アダプターに対して回動自在に
設けて、さらに血管へ穿刺した時に血液がフラッシュバ
ックする事を確認出来る様に、透明の材質で出来たY字
管アダプターとその血液フラッシュバックを誘発するた
めに該Y字管アダプターの分岐通路へシリンヂ注射筒を
接続し且つガイドワイヤーを血管内へ挿入する前に一時
挿入を止めて両サイド斜め面取りをした筒状の合成樹脂
製の軟質把持体の追う圧による変形作用で外気通路を閉
塞させて前記シリンヂの陰圧を発生し易くして、前記血
液フラッシュバックの誘発を短時間にさせて、その血管
へ穿刺したことを極めて容易に確認し易くして、その問
題解決手段とした。
【0005】
【作用】患者の一部組織臓器や骨等が障害となって穿刺
しづらい部位にたいして、前記した様に湾曲した穿刺針
を回動自在に設けることによって穿刺する角度を容易に
偏向し得て目的の血管へ穿刺し易い。またその血管へ穿
刺した時に透明の材質で出来た該Y字管アダプター内へ
発生する血液のフラッシュバックは、ガイドワイヤーを
Y字管アダプターの通路を挿入完了する前に一時止める
ことによって両サイド斜め面取りをした筒状の合成樹脂
製の軟質把持体の圧による変形作用でその通路への外
気は遮断されて該Y字管アダプターの分岐通路のシリン
ヂ注射筒の操作で該Y字管の通路内は陰圧となって、そ
の血液のフラッシュバックは極めて速やかに確認操作が
出来る。さらに前記した様に該Y字管の通路の内径はガ
イドワイヤーの外径よりも大きく形成したことと該Y字
管の通路の右端部に格納した両サイド斜め面取りをした
筒状の合成樹脂製の軟質把持体をロック部材の増す締め
ねじ込みするの圧による変形作用とでガイドワイヤー
はその挿入の中間で該挿入を一時停止し固定される把持
有効面積を大きく確保できるのでガイドワイヤーに対す
る局所的な加圧損害傷は回避できる、等の作用がある。
【0006】
【実施例】図1は本案の一実施例の略側面断面図であ
る。ガイドワイヤー挿入用装置は、Y字管アダプター
1、該アダプターへ回動自在に嵌合した湾曲状の穿刺針
6、血液フラッシュバックを確認する又は薬剤を注入す
るためのシリンヂ注射筒7、ガイドワイヤー2、該ガイ
ドワイヤー2を把持する軟質把持体3、把持体3を
するロック部材4、把持体3を格納する斜面1dと4b
を有した把持室1eをY字管アダプター1のロック部材
4の側の先端部に設けて、組み立てて図示した様に構成
されている。
【0007】Y字管アダプター1は通路1aと分岐通路
1bとを有して且つ通路1aの内径は挿通するガイドワ
イヤー2の外径よりも大きく形成して設けてある。Y字
管アダプター1のロック部材4を接合する側の先端部1
cには軟質な合成樹脂製の両サイド斜め面取りをした筒
状の把持体3を格納するための斜面1d、4bを内壁に
有した把持室1eを形成して設けて且つ該軟質の把持体
3を押圧するためのロック部材4を設けて、ロック部材
4は螺合可能に螺子部4eを有して前記通路1aと連通
同じ内径の通路4aを有して且つその把持体3の側の
端部には斜面4bを有し前記螺子動作で把持室1e
を短縮自在に形成して且つ右端部には雌テーパー部4c
を有してある。
【0008】分岐通路1bの端末1gに結合してあるシ
リンヂ7はその吸引操作によって通路1a内を陰圧状態
にし穿刺針6からの血液のフラッシュバック(図示せ
ず)を誘発する。
【0009】Y字管アダプター1の穿刺針基側の先端部
1fにはパッキング5を介して湾曲状の針6を有した針
基6aは回動自在に嵌合して設けて、目的の血管への穿
刺方向角度を換えて穿刺針6の穿刺方向を自在に偏向可
能としてある。
【0010】図2(イ)(ロ)は、Y字管アダプター1
ロック部材4の側の先端部に設けた把持室4e部分の
側面断面図である。ガイドワイヤー2の先端部2aは通
路1aの中程で挿入一時停止してロック部材4を増す締
め回動させて把持室1eを圧縮すると、把持室1eに格
納されている軟質な合成樹脂製の両サイド斜め面取りを
した筒状の把持体3は把持室1eの両サイド斜め面取り
1d、4bされた把持室構造(図イ)とそのロック部材
4の増す締め圧縮とによって軟質な把持体3は通路1a
と通路4aのガイドワイヤー2との隙間両方へ逃げ延び
て(図ロ)且つその部分のガイドワイヤー2の表面を一
様に長く把持してガイドワイヤー2を柔軟で強固に把持
しながら且つ通路4aからの外気を遮断する弁の機能を
持たせてある。
【0011】
【考案の効果】前記した様に、本案の構造によって、Y
字管アダプター1の穿刺針基側の先端部に結合した湾曲
状の穿刺針6の針基6aを回動自在に嵌合してあるの
で、目的の血管への穿刺方向または手元の方向を自在に
偏向可能である。また、Y字管アダプター1の右
に設けた把持室1eの構成とその把持室1eの斜め面取
り1d、4bとの構造で軟質な把持体4の両サイド面取
り構造とロック部材4の増す締め回動圧縮とによって、
軟質な把持体4は両サイド通路1a、通路4aのガイド
ワイヤー2との隙間両方へ逃げ延びてその部分のガイド
ワイヤー2の表面を一様に長く把持してガイドワイヤー
2を柔軟で強固に把持しながら且つ通路4aからの外気
を遮断する弁の機能を有している。また分岐通路1bの
端末1gに結合してあるシリンヂ7の吸引操作によって
通路1a内は陰圧となって穿刺針6からの血液のフラッ
シュバック(図示せず)を誘発する。等の効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の一実施例の略側面断面図である。
【図2】図(イ)(ロ)は把持室1e部分を拡大した側
面断面図である。
【符号の説明】 ガイドワイヤー挿入用装置 1 Y字管アダプター 1a 通路 1b 分岐通路 1c ロック部材を接合する先端部 1d 把持室内壁に有した斜面 1e 把持室 1f 穿刺針基側の先端部 1g 端部 2 ガイドワイヤー 2a ガイドワイヤーの先端部 3 両サイド斜め面取りした筒状の軟質の合成樹脂製の
把持体 4 ロック部材 4a 通路 4b 把持室内壁に有した斜面 4c 雌テーパー部 4d 把持体側の先端部 4e 螺子部 5 パッキン 6 湾曲状の穿刺針 6a 針基 7 シリンヂ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドワイヤーを血管内へ挿入する装置に
    於いて、分岐するY字管アダプターは通路と分岐通路と
    を有して且つ該通路の内径は挿通するガイドワイヤーの
    外径よりも大きく形成し設けて、該Y字管アダプターの
    ロック部材を接合する部には軟質な合成樹脂製の両
    サイド斜め面取りをした筒状の把持体を格納するための
    斜面を内壁に有した把持室を形成して且つ前記端末部に
    該軟質の把持体を押圧するためのロック部材を螺合し
    て設けて、該ロック部材は前記アダプターの通路に連通
    する通路を有して且つそのロック部材の凸出する先端
    通路壁には斜面を有し螺合部と共に前記把持室を短縮自
    在に形成して且つそのロック部材の先端部には他接続部
    材用の雌テーパー部を有して設けて、前記Y字管の穿刺
    針基側端部にはパッキングを介して湾曲状の穿刺針を有
    した針基を回動自在に嵌合して設けて、前記分岐通路の
    端末にはシリンヂを設けて、それらを組み立て構成し
    たことを特徴としたガイドワイヤー挿入用装置
JP8423992U 1992-11-12 1992-11-12 ガイドワイヤー挿入用装置 Expired - Lifetime JP2559372Y2 (ja)

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JP8423992U JP2559372Y2 (ja) 1992-11-12 1992-11-12 ガイドワイヤー挿入用装置

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JP8423992U JP2559372Y2 (ja) 1992-11-12 1992-11-12 ガイドワイヤー挿入用装置

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JPH0744434U JPH0744434U (ja) 1995-11-21
JP2559372Y2 true JP2559372Y2 (ja) 1998-01-14

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ID=13824919

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4593186B2 (ja) * 2003-07-09 2010-12-08 住友ベークライト株式会社 カテーテル収納体
KR101892861B1 (ko) * 2017-06-27 2018-08-28 계명대학교 산학협력단 교통성 음낭수종 및 서해부 탈장 교정용 바늘
KR102125983B1 (ko) * 2018-07-16 2020-06-23 동국대학교 경주캠퍼스 산학협력단 소아의 음낭수종 제거술에 사용되는 수술 도구

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JPH0744434U (ja) 1995-11-21

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