JP2558387Y2 - スーパーカレンダーの軸受構造 - Google Patents
スーパーカレンダーの軸受構造Info
- Publication number
- JP2558387Y2 JP2558387Y2 JP5218892U JP5218892U JP2558387Y2 JP 2558387 Y2 JP2558387 Y2 JP 2558387Y2 JP 5218892 U JP5218892 U JP 5218892U JP 5218892 U JP5218892 U JP 5218892U JP 2558387 Y2 JP2558387 Y2 JP 2558387Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- super calender
- roll
- actuator
- wire rope
- super
- Prior art date
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スーパーカレンダーの
軸受構造であって、更に詳しくはスーパーカレンダーの
各ロール間のニップ圧の均一化を可能ならしめるスーパ
ーカレンダーの軸受構造に関するものである。
軸受構造であって、更に詳しくはスーパーカレンダーの
各ロール間のニップ圧の均一化を可能ならしめるスーパ
ーカレンダーの軸受構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーカレンダーでは、スタックロー
ルの軸端、軸受、軸受箱及び該軸受箱に付設されている
ドクター、フライロール等の荷重が各スタックロールに
過剰な荷重として働き、夫々のスタックロールに歪を生
ずる。そのためスタックロール、特に該ロール端近傍に
ニップ圧力の不均一を生ずる。
ルの軸端、軸受、軸受箱及び該軸受箱に付設されている
ドクター、フライロール等の荷重が各スタックロールに
過剰な荷重として働き、夫々のスタックロールに歪を生
ずる。そのためスタックロール、特に該ロール端近傍に
ニップ圧力の不均一を生ずる。
【0003】従来かかるニップ圧力の不均一を防止する
ため、図3に示すように、スーパーカレンダーのフレー
ムに沿って調整スクリュー31が取付けられ、該調整ス
クリュー31が、ロール32の軸受箱33と調整スクリ
ュー用ナット34内部を貫通しており、軸受箱33と調
整スクリュー用ナット34との間に、空気アクチュエー
タ35を装着して過剰な荷重を排除する方法が採られて
いる。
ため、図3に示すように、スーパーカレンダーのフレー
ムに沿って調整スクリュー31が取付けられ、該調整ス
クリュー31が、ロール32の軸受箱33と調整スクリ
ュー用ナット34内部を貫通しており、軸受箱33と調
整スクリュー用ナット34との間に、空気アクチュエー
タ35を装着して過剰な荷重を排除する方法が採られて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、既設のスーパ
ーカレンダーでは、軸受箱33と調整スクリュー用ナッ
ト34との間に空気アクチュエータ35の取付けスペー
スがない場合が多く、従来の装置を採用できない場合が
ある。特に、アクチュエータは高圧空気が必要なため専
用の高圧空気発生装置を必要とし、既設のスーパカレン
ダーでは狭窄のため、かかる高圧空気発生装置を設置す
る場所がない。
ーカレンダーでは、軸受箱33と調整スクリュー用ナッ
ト34との間に空気アクチュエータ35の取付けスペー
スがない場合が多く、従来の装置を採用できない場合が
ある。特に、アクチュエータは高圧空気が必要なため専
用の高圧空気発生装置を必要とし、既設のスーパカレン
ダーでは狭窄のため、かかる高圧空気発生装置を設置す
る場所がない。
【0005】本考案は前述従来の装置の欠点を改善し、
既設のスーパーカレンダーにも簡単に取付けでき、しか
もスーパーカレンダーロールの過剰な荷重を排除できる
軸受構造を提供することにある。
既設のスーパーカレンダーにも簡単に取付けでき、しか
もスーパーカレンダーロールの過剰な荷重を排除できる
軸受構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、スーパーカレ
ンダーの本体フレーム両側に、アクチュエータが取付け
られており、該アクチュエータにワイヤロープが取付け
られ、該ワイヤーロープは、前記スーパーカレンダーの
本体フレームに取付けられている滑車を介して夫々対応
するロールの軸受箱の繋止部材に繋止され、スーパーカ
レンダーの複数のロールがアクチュエータの作動により
軸受を釣り上げられた状態で支承されており、スーパー
カレンダーの各ロールにかかる過剰な荷重を排除するよ
うに構成されているスーパーカレンダーの軸受構造であ
る。
ンダーの本体フレーム両側に、アクチュエータが取付け
られており、該アクチュエータにワイヤロープが取付け
られ、該ワイヤーロープは、前記スーパーカレンダーの
本体フレームに取付けられている滑車を介して夫々対応
するロールの軸受箱の繋止部材に繋止され、スーパーカ
レンダーの複数のロールがアクチュエータの作動により
軸受を釣り上げられた状態で支承されており、スーパー
カレンダーの各ロールにかかる過剰な荷重を排除するよ
うに構成されているスーパーカレンダーの軸受構造であ
る。
【0007】茲に使用するアクチュエータは、油圧、空
気圧等で作動するシリンダー又は電動式若しくはばね等
による機械式等如何なるものでも良く、要は、スーパー
カレンダーの各ロールを釣り上げて支承できるものであ
れば良い。また、ワイヤーロープはローラーチェイン又
は鎖等であっても良い。
気圧等で作動するシリンダー又は電動式若しくはばね等
による機械式等如何なるものでも良く、要は、スーパー
カレンダーの各ロールを釣り上げて支承できるものであ
れば良い。また、ワイヤーロープはローラーチェイン又
は鎖等であっても良い。
【0008】
【作用】本考案は以上の如き構成からなるものであっ
て、スーパーカレンダーの各ロールにかかる荷重は夫々
異なるアクチュエータによって個々に釣り上げができ
る。また、スーパーカレンダーの各ロールを釣り上げる
ためのアクチュエータは前述の如く構造が簡単で小型の
ものであるから、従来の如き高圧空気発生装置は全く必
要がなく、既設のアクチュエータを取付けるスペースの
ないスーパーカレンダーにも簡単に取付けることができ
る。
て、スーパーカレンダーの各ロールにかかる荷重は夫々
異なるアクチュエータによって個々に釣り上げができ
る。また、スーパーカレンダーの各ロールを釣り上げる
ためのアクチュエータは前述の如く構造が簡単で小型の
ものであるから、従来の如き高圧空気発生装置は全く必
要がなく、既設のアクチュエータを取付けるスペースの
ないスーパーカレンダーにも簡単に取付けることができ
る。
【0009】
【実施例】図1及び図2は、本考案の一実施例を示した
ものであって、次に図示例を参照して本考案を具体的に
説明する。スーパーカレンダーの本体フレーム1外面
に、アクチュエータたるシリンダー2が取付けられてい
る。該シリンダー2はスーパーカレンダーのロール両側
に取付けられており、該シリンダー2のピストン3外部
先端にワイヤーロープ4の一端が取付けられ、また該ワ
イヤーロープ4の他端は、同じくフレーム1外面に取付
けられている滑車5を介して各ロール6の軸受箱7に繋
止されている。
ものであって、次に図示例を参照して本考案を具体的に
説明する。スーパーカレンダーの本体フレーム1外面
に、アクチュエータたるシリンダー2が取付けられてい
る。該シリンダー2はスーパーカレンダーのロール両側
に取付けられており、該シリンダー2のピストン3外部
先端にワイヤーロープ4の一端が取付けられ、また該ワ
イヤーロープ4の他端は、同じくフレーム1外面に取付
けられている滑車5を介して各ロール6の軸受箱7に繋
止されている。
【0010】前記軸受箱7には、図2に示すように、繋
止部材8が取付けられており、他方ワイヤーロープ4の
他端に鈎フック9が取付けられ、該鈎フック9で前記繋
止部材8に繋脱自在とされている。尚、図示例ではアク
チュエーターとしてシリンダーを使用しているが、何等
これに限定するものではなく、必要によっては電動式又
はばね等の機械的手段であっても良い。また、シリンダ
ー2の取付けは図2のように一端Mを軸支し、該軸支端
Mで回転できればたりる。
止部材8が取付けられており、他方ワイヤーロープ4の
他端に鈎フック9が取付けられ、該鈎フック9で前記繋
止部材8に繋脱自在とされている。尚、図示例ではアク
チュエーターとしてシリンダーを使用しているが、何等
これに限定するものではなく、必要によっては電動式又
はばね等の機械的手段であっても良い。また、シリンダ
ー2の取付けは図2のように一端Mを軸支し、該軸支端
Mで回転できればたりる。
【0011】該シリンダー2は、油圧又は空気圧等によ
って作動されて、スーパーカレンダーの各ロール6にか
かる荷重をワイヤーロープ4で釣り上げられており、各
ロール6には過剰な荷重がかからず、従ってニップ圧力
を均一ならしめることができる。しかも、シリンダー2
は夫々独立しているため、各ロール6にかかる荷重に応
じてシリンダー2を別個に作動させて各ロールのニップ
圧を個々に簡単に調整することができる。また、ロール
の交換は、ワイヤーロープ4が鈎フック9で軸受箱7の
繋止部材8に繋止されているため、シリンダー2の作動
を解除すれば簡単に外れ、ロールの交換も簡単である。
って作動されて、スーパーカレンダーの各ロール6にか
かる荷重をワイヤーロープ4で釣り上げられており、各
ロール6には過剰な荷重がかからず、従ってニップ圧力
を均一ならしめることができる。しかも、シリンダー2
は夫々独立しているため、各ロール6にかかる荷重に応
じてシリンダー2を別個に作動させて各ロールのニップ
圧を個々に簡単に調整することができる。また、ロール
の交換は、ワイヤーロープ4が鈎フック9で軸受箱7の
繋止部材8に繋止されているため、シリンダー2の作動
を解除すれば簡単に外れ、ロールの交換も簡単である。
【0012】
【考案の効果】以上の如く本考案は、アクチュエータ、
ワイヤーロープ、滑車及びロール軸受箱の繋止部材の組
合わせからなるものであり、何等高圧空気発生装置の必
要がなく、アクチュエータ取付けのスペースのない場合
にも簡単に取付けることができるから、既設のスーパー
カレンダーにも簡単に適用することができる。
ワイヤーロープ、滑車及びロール軸受箱の繋止部材の組
合わせからなるものであり、何等高圧空気発生装置の必
要がなく、アクチュエータ取付けのスペースのない場合
にも簡単に取付けることができるから、既設のスーパー
カレンダーにも簡単に適用することができる。
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】本考案の一部拡大した斜視図である。
【図3】従来の装置の取付状態の説明図である。
1:フレーム 2:シリンダー 3:ピストン 4:ワイヤーロープ 5:滑車 6:ロール 7:軸受箱 8:繋止部材 9:鈎フック M:シリンダーの取付端
Claims (1)
- 【請求項1】 スーパーカレンダーの本体フレーム両側
に、アクチュエータが取付けられており、該アクチュエ
ータにワイヤロープが取付けられ、該ワイヤーロープ
は、前記スーパーカレンダーの本体フレームに取付けら
れている滑車を介して、夫々対応するロールの軸受箱の
繋止部材に繋止され、スーパーカレンダーの複数のロー
ルが夫々アクチュエータの作動によって軸受が釣り上げ
られた状態で支承されていることを特徴とするスーパー
カレンダーの軸受構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5218892U JP2558387Y2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | スーパーカレンダーの軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5218892U JP2558387Y2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | スーパーカレンダーの軸受構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066498U JPH066498U (ja) | 1994-01-28 |
JP2558387Y2 true JP2558387Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=12907831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5218892U Expired - Fee Related JP2558387Y2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | スーパーカレンダーの軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558387Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5110633U (ja) * | 1974-07-10 | 1976-01-26 | ||
JPS52128131U (ja) * | 1977-03-31 | 1977-09-29 |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP5218892U patent/JP2558387Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066498U (ja) | 1994-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |