JP2556785B2 - 眼鏡のフィッティングテンプル機構 - Google Patents
眼鏡のフィッティングテンプル機構Info
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- JP2556785B2 JP2556785B2 JP3267943A JP26794391A JP2556785B2 JP 2556785 B2 JP2556785 B2 JP 2556785B2 JP 3267943 A JP3267943 A JP 3267943A JP 26794391 A JP26794391 A JP 26794391A JP 2556785 B2 JP2556785 B2 JP 2556785B2
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- Japan
- Prior art keywords
- temple
- present
- glasses
- contact member
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡フレームにおける
テンプル機構の改良、更に詳しくは、着用者の側頭部に
当接すべき眼鏡フレームのテンプル自由端部が当該着用
者の側頭部の形状・傾斜角度に自在に順応して安定にフ
ィットする眼鏡のフィッティングテンプル機構に関する
ものである。
テンプル機構の改良、更に詳しくは、着用者の側頭部に
当接すべき眼鏡フレームのテンプル自由端部が当該着用
者の側頭部の形状・傾斜角度に自在に順応して安定にフ
ィットする眼鏡のフィッティングテンプル機構に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のとおり、視力を矯正するために着
用する眼鏡にあっては、レンズの光軸と着用者の瞳孔が
指向する視軸とが正確に合致していることが必要であ
り、眼鏡を新調する際には着用者の瞳孔間距離（Pupil
Distance：ＰＤ）を測定して眼鏡フレームのフロントに
おけるレンズ光軸の位置決め設計を行って必要とする適
合レンズを切削加工し、当該レンズの光軸位置を垂直・
水平基準線で確認しながら眼鏡フレームのフロントに装
着するといった精巧な作業を経て始めて眼鏡が出来上が
る。
用する眼鏡にあっては、レンズの光軸と着用者の瞳孔が
指向する視軸とが正確に合致していることが必要であ
り、眼鏡を新調する際には着用者の瞳孔間距離（Pupil
Distance：ＰＤ）を測定して眼鏡フレームのフロントに
おけるレンズ光軸の位置決め設計を行って必要とする適
合レンズを切削加工し、当該レンズの光軸位置を垂直・
水平基準線で確認しながら眼鏡フレームのフロントに装
着するといった精巧な作業を経て始めて眼鏡が出来上が
る。
【０００３】しかしながら、如何に精巧な設計仕様に基
いてレンズを装着した眼鏡であっても、着用者の顔面に
おける着装状態が不安定であっては、瞳孔とレンズ光軸
とに齟齬が生じて、視界障碍や眼精疲労などの支障をも
たらす。
いてレンズを装着した眼鏡であっても、着用者の顔面に
おける着装状態が不安定であっては、瞳孔とレンズ光軸
とに齟齬が生じて、視界障碍や眼精疲労などの支障をも
たらす。
【０００４】ところで、テンプルで側頭部を両側から挟
みながらレンズを装着したフロントを鼻当部材により鼻
面に支えて左右の双眸に沿って保持せしめるテンプル眼
鏡にあっては、なるべく眼鏡の荷重を後方へ引き付けて
鼻部への負担を軽減することが着用時に快適である。と
ころが、眼鏡の荷重を後方へ引き付けるための従来の機
構は、左右両側テンプルで着用者のコメカミ部を強く締
め付けたり、あるいはテンプルを耳殻に巻き付けてフロ
ントを後方へ引っ張るという方式であったゝめに、レン
ズを装着して重くなったフロントの荷重が一応分散させ
ることはできたけれども、そのような眼鏡を長時間装用
していると、コメカミ部分の神経が過敏になって不快な
ストレスを受けたり、あるいはテンプルが巻き付く耳殻
の周囲に擦り傷などの障害を与えのであり、余り好評で
はなかったのである。
みながらレンズを装着したフロントを鼻当部材により鼻
面に支えて左右の双眸に沿って保持せしめるテンプル眼
鏡にあっては、なるべく眼鏡の荷重を後方へ引き付けて
鼻部への負担を軽減することが着用時に快適である。と
ころが、眼鏡の荷重を後方へ引き付けるための従来の機
構は、左右両側テンプルで着用者のコメカミ部を強く締
め付けたり、あるいはテンプルを耳殻に巻き付けてフロ
ントを後方へ引っ張るという方式であったゝめに、レン
ズを装着して重くなったフロントの荷重が一応分散させ
ることはできたけれども、そのような眼鏡を長時間装用
していると、コメカミ部分の神経が過敏になって不快な
ストレスを受けたり、あるいはテンプルが巻き付く耳殻
の周囲に擦り傷などの障害を与えのであり、余り好評で
はなかったのである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のテン
プル眼鏡における前述の欠点を改善せんとして為された
ものであって、コメカミを締め付けたり、耳殻を引っ張
ったりするといった局所に無理な負担やストレスを与え
ずに、着用者の側頭部に当接すべき眼鏡フレームのテン
プル自由端部が、当該着用者の側頭部の形状・傾斜角度
に自在に順応して安定にフィットする画期的な眼鏡テン
プルのフィッティングテンプル機構を提供することを技
術的課題とするものである。
プル眼鏡における前述の欠点を改善せんとして為された
ものであって、コメカミを締め付けたり、耳殻を引っ張
ったりするといった局所に無理な負担やストレスを与え
ずに、着用者の側頭部に当接すべき眼鏡フレームのテン
プル自由端部が、当該着用者の側頭部の形状・傾斜角度
に自在に順応して安定にフィットする画期的な眼鏡テン
プルのフィッティングテンプル機構を提供することを技
術的課題とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記技術的課
題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照し
て説明すれば、次のとおりである。
題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照し
て説明すれば、次のとおりである。
【０００７】即ち、本発明は、眼鏡フレームＧにおける
フロントＦの左右両側に折畳み自在にヒンジ連結された
テンプルＴ・Ｔの自由端近傍位置に、側頭部当接部材１
・１を揺動可能に枢支することによって、当該当接部材
１が当接する側頭面の傾斜角度に自在に順応してフィッ
トせしめるフィッティングテンプル機構手段を採用する
ことによって前述の技術的課題を解決したことを特徴と
するものである。
フロントＦの左右両側に折畳み自在にヒンジ連結された
テンプルＴ・Ｔの自由端近傍位置に、側頭部当接部材１
・１を揺動可能に枢支することによって、当該当接部材
１が当接する側頭面の傾斜角度に自在に順応してフィッ
トせしめるフィッティングテンプル機構手段を採用する
ことによって前述の技術的課題を解決したことを特徴と
するものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を添附図面に示す実施例に基い
て、更に詳しく説明する。なお、図１は本発明の実施例
である眼鏡の斜視図、図２は同実施例のテンプルを拡大
して示した斜視説明図、図３は本発明の変形例を示した
テンプル部分の斜視説明図である。
て、更に詳しく説明する。なお、図１は本発明の実施例
である眼鏡の斜視図、図２は同実施例のテンプルを拡大
して示した斜視説明図、図３は本発明の変形例を示した
テンプル部分の斜視説明図である。
【０００９】図１において符号Ｇで指示するものは金属
製の眼鏡フレームで、フロントＦの左右両側にテンプル
Ｔ・Ｔを蝶番Ｈを介しヒンジ連結したものであり、フロ
ントＦおよびテンプルＴの主要部分は金属材料で作製さ
れている。なお、同図中のＰは周知の鼻当パッドであ
り、フロントＦの中央部に左右対称に配設してある。
製の眼鏡フレームで、フロントＦの左右両側にテンプル
Ｔ・Ｔを蝶番Ｈを介しヒンジ連結したものであり、フロ
ントＦおよびテンプルＴの主要部分は金属材料で作製さ
れている。なお、同図中のＰは周知の鼻当パッドであ
り、フロントＦの中央部に左右対称に配設してある。
【００１０】本発明の最大の特徴は、左右のテンプルＴ
の自由端部付近に着用者の側頭部に当接すべき側頭部当
接部材１を揺動可能に枢支することにある。本発明の実
施例においては、当接部材１として図２に示す形状のパ
ッド盤をテンプルＴの自由端部内側（着用時の側頭部
側）に向けて揺動自在に枢支している。より詳しく説明
すると、本実施例においてはテンプルＴの自由端部がジ
ョイントボックスＢが設けられてあり、このジョイント
ボックスＢの中に前記パッド盤当接部材１のジョイント
プラグ11を挿入して止めネジ２によって軸支するという
構成を採っているのであり、この機構はクリングス鼻当
パッドの枢支機構を応用したものである。なお、図３は
本発明の変形例を示すものであって、上記実施例とはテ
ンプルＴが耳掛モダンＭを有する点のみが相違してお
り、作用において変わりはない。
の自由端部付近に着用者の側頭部に当接すべき側頭部当
接部材１を揺動可能に枢支することにある。本発明の実
施例においては、当接部材１として図２に示す形状のパ
ッド盤をテンプルＴの自由端部内側（着用時の側頭部
側）に向けて揺動自在に枢支している。より詳しく説明
すると、本実施例においてはテンプルＴの自由端部がジ
ョイントボックスＢが設けられてあり、このジョイント
ボックスＢの中に前記パッド盤当接部材１のジョイント
プラグ11を挿入して止めネジ２によって軸支するという
構成を採っているのであり、この機構はクリングス鼻当
パッドの枢支機構を応用したものである。なお、図３は
本発明の変形例を示すものであって、上記実施例とはテ
ンプルＴが耳掛モダンＭを有する点のみが相違してお
り、作用において変わりはない。
【００１１】しかして、本実施例の眼鏡を着用した場合
には、フロントＦの両側に枢支したテンプルＴ・Ｔの自
由端側に枢支した当接部材（パッド盤）１・１が当該着
用者の側頭部の形状に倣って傾動し、接触面積が最大に
なる角度位置で安定して側頭部を無理なく挟着すること
になるので、接触部位に痛みや不快感を与えることがな
く、また側頭部との接触面積が大きくなるのでズリ動き
もし難くなって、当該眼鏡荷重の後方への引き付ける作
用も良好となる。
には、フロントＦの両側に枢支したテンプルＴ・Ｔの自
由端側に枢支した当接部材（パッド盤）１・１が当該着
用者の側頭部の形状に倣って傾動し、接触面積が最大に
なる角度位置で安定して側頭部を無理なく挟着すること
になるので、接触部位に痛みや不快感を与えることがな
く、また側頭部との接触面積が大きくなるのでズリ動き
もし難くなって、当該眼鏡荷重の後方への引き付ける作
用も良好となる。
【００１２】本願明細書に具体的に明示する実施例は概
ね上記のとおりであるが、本発明は前述の実施例に限定
されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載
内で製品デザインや製品製作上の具体的要請に応して適
宜設計変更が加えられることは当然であり、前述の実施
例においては側頭部当接部材１の形状をパッド盤形状の
ものだけを具体的に例示したけれども、側頭部当接部材
１を耳殻外周を囲う彎曲バー状に構成することも可能で
あって、このような彎曲バー状の側頭部当接部材１が側
頭部の形状・角度に応じて自在に傾動し得るものである
ならば、本発明の技術的範囲に属することは言うまでも
ない。
ね上記のとおりであるが、本発明は前述の実施例に限定
されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載
内で製品デザインや製品製作上の具体的要請に応して適
宜設計変更が加えられることは当然であり、前述の実施
例においては側頭部当接部材１の形状をパッド盤形状の
ものだけを具体的に例示したけれども、側頭部当接部材
１を耳殻外周を囲う彎曲バー状に構成することも可能で
あって、このような彎曲バー状の側頭部当接部材１が側
頭部の形状・角度に応じて自在に傾動し得るものである
ならば、本発明の技術的範囲に属することは言うまでも
ない。
【００１３】以上実施例を挙げて説明したとおり、本発
明の眼鏡にあってはフロントの左右両側に折畳み自在に
ヒンジ連結されたテンプルの自由端近傍位置に、側頭部
当接部材を揺動可能に枢支するという機構を採用したの
で、当該当接部材が当接する側頭面の形状・傾斜角度の
状況に応じて自在に順応して的確にフィットすることに
なる。
明の眼鏡にあってはフロントの左右両側に折畳み自在に
ヒンジ連結されたテンプルの自由端近傍位置に、側頭部
当接部材を揺動可能に枢支するという機構を採用したの
で、当該当接部材が当接する側頭面の形状・傾斜角度の
状況に応じて自在に順応して的確にフィットすることに
なる。
【００１４】したがって、本発明の眼鏡は、従来のテン
プル眼鏡におけるようにコメカミを締め付けられたり、
耳殻が引っ張っられたりする等といった神経を煩わせる
無理な負担やストレスを着用者に与えることがなく、快
適かつ安定に着用することができるのである。
プル眼鏡におけるようにコメカミを締め付けられたり、
耳殻が引っ張っられたりする等といった神経を煩わせる
無理な負担やストレスを着用者に与えることがなく、快
適かつ安定に着用することができるのである。
【００１５】このように本発明によれば、従来のテンプ
ル眼鏡において欠点とされていた着用時の重量分散上の
問題や安定着用性、あるいは不快感の問題を解消できる
にも拘わらず、その構成は頗る簡素で製品コストへの跳
ね返りも殆んどなく、安価に提供できるのであって、そ
の産業上の利用価値は頗る大である。
ル眼鏡において欠点とされていた着用時の重量分散上の
問題や安定着用性、あるいは不快感の問題を解消できる
にも拘わらず、その構成は頗る簡素で製品コストへの跳
ね返りも殆んどなく、安価に提供できるのであって、そ
の産業上の利用価値は頗る大である。
【図１】 本発明の実施例である眼鏡の斜視図である。
【図２】 本発明の実施例に使用するテンプルを拡大し
て示した斜視説明図である。
て示した斜視説明図である。
【図３】 本発明の変形例を示したテンプル部分の斜視
説明図である。
説明図である。
１ 側頭部当接部材 11 ジョイントプラグ ２ 止めネジ Ｂ ジョイントボックス Ｆ フロント Ｇ 眼鏡フレーム Ｍ 耳掛モダン Ｐ 鼻当パッド Ｔ テンプル
Claims (1)
- 【請求項１】 眼鏡フレームＧにおけるフロントＧの左
右両側に折畳み自在にヒンジ連結されたテンプルＴ・Ｔ
の自由端近傍位置に、側頭部当接部材１・１を揺動可能
に枢支することによって、当該当接部材１が当接する側
頭面の傾斜角度に自在に順応してフィットするように構
成したことを特徴とする眼鏡のフィッティングテンプル
機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3267943A JP2556785B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 眼鏡のフィッティングテンプル機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3267943A JP2556785B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 眼鏡のフィッティングテンプル機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05107509A JPH05107509A (ja) | 1993-04-30 |
| JP2556785B2 true JP2556785B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=17451761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3267943A Expired - Fee Related JP2556785B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 眼鏡のフィッティングテンプル機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2556785B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0610340Y2 (ja) * | 1986-09-19 | 1994-03-16 | 功 鈴木 | メ ガ ネ |
| JPH0614188Y2 (ja) * | 1988-05-02 | 1994-04-13 | 株式会社ハセガワ・ビコー | メガネの固定具 |
| JPH0614189Y2 (ja) * | 1988-07-12 | 1994-04-13 | 株式会社ハセガワ・ビコー | メガネフレーム |
| JPH0254213A (ja) * | 1988-08-18 | 1990-02-23 | Fukami Yukiteru | 眼鏡 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP3267943A patent/JP2556785B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05107509A (ja) | 1993-04-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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