JP2556558Y2 - ケーブル外傷試験装置 - Google Patents

ケーブル外傷試験装置

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JP2556558Y2
JP2556558Y2 JP11072490U JP11072490U JP2556558Y2 JP 2556558 Y2 JP2556558 Y2 JP 2556558Y2 JP 11072490 U JP11072490 U JP 11072490U JP 11072490 U JP11072490 U JP 11072490U JP 2556558 Y2 JP2556558 Y2 JP 2556558Y2
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test piece
cable
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test
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JP11072490U
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Inventor
清 辺見
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は製造完了後のケーブルから切り出した試験片
に荷重を加え、ケーブル受部上に押し付けた状態で試験
片を引っ張り、試験片の防蝕層表面に発生する外傷の程
度を調べるケーブル外傷試験装置に係る。
(従来の技術) 第2図Aは従来のケーブル外傷試験装置の全体構成を
示す模式的側面図、第2図Bは第2図AのB−B′矢視
図、第2図Cはそのケーブル受部の拡大正面図、第2図
Dはその側面図である。これ等の図において、鉄製の基
台1上面には鉄板等からなり、試験対象となるケーブル
の径よりも大きな径の湾曲面2bを有する2箇の試験片受
部2が並列固定してある。各試験片受部2の試験片導入
側端部の内周の稜角には、面取部2aが設けられている。
上記構成の外傷試験装置により、外傷試験は次のよう
にして行われる。先ず、試験対象のケーブルから2m程度
の長さの2箇の試験片3を切り出す。それ等の一端に引
張用ワイヤ4を取り付け、前記各試験片3を面取部2aを
設けた端部から各試験片受部2に導入載置し、前記引張
用ワイヤ4を図示しないウィンチ等の引張装置に連結す
る。次いで、各試験片3の約1.5mの区域に荷重5を均等
に載置し、そのまま10m/minの速度で各試験片3を走行
させ、試験片受部2を通過させる。このようにして、各
試験片3に試験片受部2を通過させた後、目視により防
蝕層の外傷程度を検査する。前記荷重5の負荷を均等に
するため、試験片押え6aを下面に具えた荷重載台6を試
験片3に係合させ、この荷重載台6に荷重5を載置す
る。
なお、試験片には外傷試験の事前処置としてそのシー
ス表面が30℃以上になるように1時間以上保温しておく
ことが必要であり、前記外傷試験に際して負荷される荷
重はケーブルのサイズにより1050kgf、1500kgf、2100kg
f等が選定される。
(考案が解決しようとする課題) 上記構成の従来の外傷試験装置においては、基台1は
試験片受部2の寸法の異なるもの、荷重載台6は試験片
押え6aの内法巾iが異なるものを、それぞれ試験対象と
なるケーブルサイズの区分毎に数種類用意し、ケーブル
サイズに応じてそれ等の中から適当なものを選定して外
傷試験を実施する。例えば、試験片受部は第2図Cに示
すように内径R、基板1上面からの高さh、上面開口巾
lのそれぞれ異なるものを試験対象となるケーブルサイ
ズの区分に応じて準備する。
而して、例えば第2図Eに示すように試験片3の径が
荷重載台6の試験片押え6aの内法巾iよりもかなり小さ
く、試験片3と試験片押え6aとの間に隙間を生じる場合
には試験片3と試験片押え6aとにセンターずれを起す。
センターずれが生じると試験片引張方向と試験片3の角
度が食い違うこととなり、試験片3が試験片押え6aのエ
ッジ2cに当ってシースが切れてしまう。
また、逆に第2図Fに示すように前記内法巾iがケー
ブルサイズより小であれば、試験片押え6aが試験片3に
乗り上げることとなり、これによりシースに傷を生じ
る。
上記のような不都合を避けるためには、試験対象とな
るケーブルサイズ毎に前記内法巾iの異なる荷重載台を
準備すればよいが、そのようなことはコスト的に現実的
ではない。
本考案は上記の事情に基づきなされたもので、一種類
の荷重載台によって広範囲のケーブルサイズのケーブル
の外傷試験を支障なく行い得るケーブル外傷試験装置を
提供することを目的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のケーブル外傷試験装置は、基板と、この基板
上面に並列配置され、試験対象となるケーブルの径より
も大きな径の湾曲部を有する2個の試験片受部と、載置
された荷重により前記試験片受部に載置した試験片に均
等に荷重を加える荷重載台と、この荷重載台の下面に設
けられ、前記試験片に係合する可変巾の逆V字状の空間
を形成する2個の試験片押えと、前記試験片を引っ張る
手段とを備えたことを特徴とする。
(作用) 上記構成の本考案ケーブル外傷試験装置においては、
荷重載台の試験片押えが逆V字状の空間を有するため、
ケーブルサイズによらずケーブルのセンター合せがで
き、しかも2箇の試験片押えの逆V字状の巾を可変とし
たため、試験片押えの逆V字状の巾をケーブルサイズに
応じて適切に設定できるので、一種類の荷重載台で広い
範囲のケーブルサイズのケーブルの試験を行うことがで
きる。
(実施例) 第2図A〜第2図Fと同一部分には同一符号を付した
第1図Aは本考案一実施例における荷重載台要部の正面
図、第1図Bはその平面図である。これ等の図におい
て、荷重載台6にはその両側縁に平行に適宜間隔で設け
たねじ孔列7が複数設けられている。また、荷重載台6
下面両側(図示は片側のみ)には一側面を斜面10aとし
た1対の試験片押え部材10bが、前記斜面10aを向い合わ
せて取付ボルト11を前記ねじ孔列7のねじ孔7aに螺入し
て取り付けられている。試験片押え部材10bは前記のよ
うに荷重載台6下面に取り付けられて、逆V字状の空間
を具えた試験片押え10を構成する。
而して、上記構成の試験片押え10は複数のねじ孔列7
を選択使用して、内側の試験片押え部材10b間の取付間
隔L′と外側の試験片押え部材10b間の取付間隔L″を
調整することによって、前記逆V字状空間の開口巾を試
験片3の径に応じて最適に設定することができる。
従って、試験片3が第2図Eに示したように試験片3
が試験片押え6a内で動いてセンターずれを生じたりする
ことはない。
[考案の効果] 上記から明らかなように本考案のケーブル外傷試験装
置においては、荷重載台の試験片押えが逆V字状の空間
を有し、しかも2箇の試験片押えの逆V字状の巾をケー
ブルサイズに応じて適切に設定できるので、一種類の荷
重載台で広い範囲のケーブルサイズのケーブルの試験を
行うことができ、また試験の失敗に備えて予備の試験片
を用意する必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案一実施例における荷重載台要部の正面
図、第1図Bはその平面図、第2図Aは従来のケーブル
外傷試験装置の全体構成を示す模式的側面図、第2図B
は第2図AのB−B′矢視図、第2図Cはそのケーブル
受部の拡大正面図、第2図Dはその側面図、第2図E、
第2図Fはそれぞれ試験片押えと試験片との関係を示す
図である。 1……基台、2……試験片受部、3……試験片、4……
引張用ワイヤ、5……荷重、6……荷重載台、6a、10…
…試験片押え、7……ねじ孔列、7a……ねじ孔、11……
取付ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 この基板上面に並列配置され、試験対象となるケーブル
    の径よりも大きな径の湾曲部を有する2個の試験片受部
    と、 載置された荷重により前記試験片受部に載置した試験片
    に均等に荷重を加える荷重載台と、 この荷重載台の下面に設けられ、前記試験片に係合する
    可変巾の逆V字状の空間を形成する2個の試験片押え
    と、 前記試験片を引っ張る手段と、 を備えたことを特徴とするケーブル外傷試験装置。
JP11072490U 1990-10-22 1990-10-22 ケーブル外傷試験装置 Expired - Lifetime JP2556558Y2 (ja)

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JPH0466560U JPH0466560U (ja) 1992-06-11
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