JP2555804B2 - 前立腺由来酸性ホスファターゼに対するモノクローナル抗体、それを用いた測定法及び測定用キット - Google Patents

前立腺由来酸性ホスファターゼに対するモノクローナル抗体、それを用いた測定法及び測定用キット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前立腺由来酸性ホスフ
ァターゼを抗原として得られるモノクローナル抗体、そ
のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ、体液
中の前立腺由来酸性ホスファターゼ活性測定用キット及
び測定方法に関する。本発明のモノクローナル抗体を用
いた測定法によれば、体液中の前立腺由来酸性ホスファ
ターゼの活性を特異的にかつ感度良く測定することがで
き、従って本発明は前立腺癌の診断に極めて有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】前立腺由来酸性ホスファターゼ(ホスホ
モノエステラーゼEC3.1.3.2;以下PAPと記
す)は、酸性条件下(pH4〜6)においてリン酸モノエ
ステルを加水分解する酵素であり、前立腺癌患者の体液
において、そのレベルの上昇が顕著に観察される酵素で
ある。このため腫瘍マーカーとしてPAPの測定は臨床
診断において注目されている。従来PAPの測定法に
は、以下の方法が知られている。
【0003】(1) 酵素活性として測定する方法(E
A) 以下に示すように、種々の合成基質を使用する方法が報
告されており、また日常の臨床検査に実用化されている
ものもある。これらの方法は全て、酒石酸を用いてPA
Pを阻害し残存の酸性ホスファターゼ活性を測定し、総
酸性ホスファターゼ活性から差引いてPAP活性を求め
ている。 (a)β−グリセロリン酸を基質とする方法 β−グリセロリン酸は、酸性ホスファターゼによって加
水分解され、グリセリンとリン酸を生じる。このリン酸
を発色させ測定する〔Bodansky,A:J.Bi
ol Chem.,101,93,(1933)〕。 (b)p−ニトロフェニルリン酸を基質とする方法 酸性ホスファターゼによる加水分解で生じたp−ニトロ
フェノールをアルカリによって発色させ測定する〔Hu
dson,P.B.:J.Urol.,58.89(1
947)〕。 (c)フェニルリン酸を基質とする方法 酸性ホスファターゼによる加水分解で生じたフェノール
をFolin−Ciocalten試薬で発色させる方
法〔King.E.J.Armstrong.A.
R.:Canad.Med.Assoc.J.,31
376(1934)〕、及び生じたフェノールを4−ア
ミノアンチピリンを用いて酸化縮合させ生成する赤色キ
ノンを測定する方法〔Kind.P.R.N.and
King.E.J.:J.Clin.Path.,
322(1954)〕である。
【0004】(d)ナフチルリン酸を基質とする方法 酸性ホスファターゼによる加水分解で生じたナフトール
にFast RedTRを反応させてアゾ色素として比
色測定する〔Hillman,G.:Z.Klin.C
hem.,Klin.U.Biochem.,,23
7(1971)〕。 (e)2,6−ジクロロ−4−ニトロフェニルリン酸を
基質とする方法 酸性ホスファターゼによる加水分解で生じた2,6−ジ
クロロ−4−ニトロフェノールの黄色の色調を400n
mで比色測定する〔Teshima.S.:Clin.
Chim.Acta.,168、231(198
7)〕。 (f)2−クロロ−4−ニトロフェニルリン酸を基質と
する方法 酸性ホスファターゼによる加水分解で生じた2−クロロ
−4−ニトロフェノールの黄色の色調を400nmで比
色測定する〔K.Lorentz and K.Ass
el,Enzyne,20,248(1975)〕。 (g)2,6−ジクロロ−4−アセチルフェニルリン酸
を基質とする方法 酸性ホスファターゼによる加水分解で生じた2,6−ジ
クロロ−4−アセチルフェノールを340nmで測定す
る〔Kuroiwa.K.,Katayama.K.,
Miura.T.,;特開平2−180892〕。
【0005】(2) 酸性ホスファターゼ蛋白を免疫学的
に測定する方法(IA) (a) ラジオイムノアッセイ(RIA)法 抗体(抗PAP血清)と結合した抗原(患者検体)を放
射性同位元素で標識したPAPと反応した後、抗体と非
結合のそれらを第2抗体を用いて分離し、患者検体中の
PAP濃度をガンマーカウンターにて測定する〔Vih
ko.P.:Clin.Chem.,24,1915
(1978)〕。 (b) エンザイムイムノアッセイ(EIA)法 患者検体中のPAPを抗PAP抗体で捕捉し、次に第2
抗体を加える。この第2抗体はペルオキシダーゼと結合
されており、このペルオキシダーゼ活性を利用してオル
トフェニレンジアミン(OPD)によって発色させ比色
定量する〔Choe,B.K.:Clin.Chem.
26,(13),1854(1980)〕。 (c) 免疫酵素測定 ポリスチレンチューブ内面に固定した抗PAPモノクロ
ーナル抗体と検体を反応させ、PAPを抗PAPモノク
ローナル抗体−PAP複合体としてチューブ表面に捕捉
し、他の成分を洗浄除去後基質と反応させる〔機器・試
薬、XIII :1、47−54(1990);機器・試
薬、XIII :4、761−766(1990)〕。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(1) 酵素活性として
測定する方法(EA)の問題 酸性ホスファターゼは前立腺にきわめて大量に存在する
ほか、赤血球、骨、血小板、白血球、腎臓、肝臓などほ
とんどすべての臓器に広く分布している。前記した酵素
活性として測定する方法(EA)では、PAPが酒石酸
で阻害を受けることから酒石酸を添加しないで酵素活性
をみる総酸性ホスファターゼと、これを添加して求めた
活性を総酸性ホスファターゼとの差によって出した活性
値をPAPの活性値として利用されている。操作も簡便
で安価であるため、汎用の自動分析装置に適応できる試
薬もあり、日常の臨床検査に用いられている。しかし、
酒石酸は特異的にPAPだけを阻害せず、血小板、白血
球、腎臓、肝臓、脾臓のものも阻害するので、厳密にP
APを測定していない。この様に、PAPの活性値は酒
石酸感受性分画を代用して用いられているに過ぎず、特
異性に欠け前立腺癌のマーカーとしての臨床的意義はう
すい。
【0007】(2) 酸性ホスファターゼ蛋白を免疫学的
に測定する方法(IA)の問題 (a) ラジオイムノアッセイ(RIA)法は放射性同位元
素を使用するため、特別の施設が必要であり、また管理
上の問題がある。測定に約2日間を要するなどの欠点を
有する。 (b) エンザイムイムノアッセイ(EIA)法は放射性同
位元素を用いないためRIA程使用上の制約を受けず日
常の臨床検査に多く用いられている。しかし、測定に2
〜5時間かかり、B/F(Bound/Free)分離
が必要であり、操作も繁雑で多数検体の処理ができず、
汎用の自動分析装置に適応できない。また検出系に用い
ている基質(OPD)等の試薬の安定性が悪い等の欠点
を有する。 (c) 免疫酵素測定法は検出感度が極めて高く正確性の面
においても優れた方法ではあるが、従来の測定法は依然
として操作の複雑なものであり、検出系に用いているF
ast Red TRの安定性が悪い等の欠点を有す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は従来法の欠点
を解決すべく鋭意研究した結果、PAPを抗原とし、そ
の活性を極めて特異的に阻害する新規なモノクローナル
抗体を調製し、それをPAP測定系内にPAP活性阻害
剤として含有させて用いることによりPAP活性を極め
て高感度に且つ簡便に測定できることを見出し本発明に
到達した。
【0009】即ち、本発明の第1の目的は、PAPの酵
素活性を特異的に阻害するモノクローナル抗体を提供す
ることにある。本発明の第2の目的は、上記モノクロー
ナル抗体を産生するハイブリドーマを提供することにあ
る。本発明の第3の目的は、上記のモノクローナル抗体
をPAP活性阻害剤として用いることを特徴とするPA
P活性測定法を提供することにある。本発明の第4の目
的は、上記のモノクローナル抗体を1つの試薬として含
むPAP活性測定用キットを提供することにある。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
モノクローナル抗体は、PAPに対して極めて高い特異
性を有しており、より具体的には、血小板由来酸性ホス
ファターゼ、赤血球由来酸性ホスファターゼ及び白血球
由来酸性ホスファターゼなどのPAP以外のいずれの酸
性ホスファターゼに対しても、本発明のモノクローナル
抗体は実質的に反応性を有しないか、あるいはいずれに
対しても5%以下の交差反応性しか示さないものであ
る。従って、本発明のモノクローナル抗体はPAPに特
異的に結合し、PAP酵素活性をほぼ完全に阻害する。
【0011】本発明のモノクローナル抗体は、イムノグ
ロブリンクラスIgAに属し、そのL鎖はκ鎖である。
本発明のモノクローナル抗体は、以下のようにして得る
ことができる。即ち、動物を例えばヒト由来のPAPで
免疫し、このように得られた免疫動物の脾臓細胞を骨髄
腫細胞と融合し、目的とするモノクローナル抗体を産生
するハイブリドーマをクローニングし、次いでこのハイ
ブリドーマを培養し、産生されるモノクローナル抗体を
単離することにより得ることが出来る。
【0012】PAPで免疫するのに用いる適当な動物
は、ねずみ及びはつかねずみである。より具体的には、
雌Balb/cマウス(日本クレア社)あるいは、他の
系のマウス、例えば、ICR,C3H,C57BL,D
BA系及びBalb/c系のヌードマウスなどを使用す
ることができる。免疫及び後処理は公知の方法〔岩崎辰
夫・安東民衛・市川かおる・保井孝太郎/著:単クロー
ン抗体(講談社)〕に従って行うことができる。免疫及
び後処理は、例えば、ヒトPAP抗原〔M.Derec
him,Biochem.Biophys.Acta,
250,143(1971)〕をマウスに対し、10日
−14日の間隔で腹腔に注射し、最後の抗原注射の数日
後に細胞融合の為に脾臓細胞を取り出す、という方法を
用いることができる。細胞融合に用いる骨髄腫細胞は、
広く知られている例えばP3−X63−Ag8−U1細
胞〔YeHon,D.et al,Current T
opicsin Microbiology and
Immunology 81,(1971)〕を用いる
ことができる。脾臓細胞と骨髄腫細胞とを、適当な融合
促進剤の使用により細胞融合させる。脾臓細胞と骨髄腫
細胞の好ましい比率は約20:1〜約2:1の範囲であ
る。好ましい融合促進剤としては、例えば、平均分子量
が1000〜4000のポリエチレングリコールを有利
に使用できるが、この分野で知られている他の融合促進
剤、例えばセンダイウイルスを使用することもできる。
【0013】細胞融合後に得られるハイブリドーマは限
界希釈法でクローン化される。ハイブリドーマのクロー
ン化は、融合細胞の培養上清中の抗PAP抗体の存在の
有無を、例えば2,6−ジクロロ−4−アセチルフェニ
ルリン酸を基質とする酸性ホスファターゼ活性測定法
(特開平2−180892)により確認しながら限界希
釈法を繰返すことにより実施することができる。本発明
により、代表的には1つのハイブリドーマが確立され、
このハイブリドーマPAP−D11は1991年6月2
0日に工業技術院微生物工業技術研究所にブダペスト条
約に基づき国際寄託され、受託番号として微工研条寄第
3461号(FERM BP−3461)が付与されて
いる。
【0014】ハイブリドーマから目的とするモノクロー
ナル抗体を得るには以下の方法を採用することができ
る。例えば、ハイブリドーマを一定時間適当な培地で培
養しその培養上清から、そのハイブリドーマの産生する
モノクローナル抗体を得る方法である。他の方法には、
ハイブリドーマを同質遺伝子又は半同質遺伝子を持つ例
えばマウスの腹腔に注射し、注射一定時間後にこの宿主
動物の血液中及び腹水中より、そのハイブリドーマの産
生するモノクローナル抗体を得る方法である。
【0015】このようにして得られる本発明のモノクロ
ーナル抗体は、PAPと特異的に反応し、ほぼ完全にP
AP活性を阻害することができる。従って、このモノク
ローナル抗体をPAP活性阻害剤として用いることによ
って検体中のPAP活性を高感度に測定することができ
る。従って、より具体的には、以下に示す方法によって
検体中のPAP活性を極めて高感度で且つ簡便に測定す
ることができる。 即ち、(i) 検体と酸性ホスファターゼの基質とを反応さ
せて検体中の総酸性ホスファターゼ活性を求め; (ii) 他方、検体と上記のモノクローナル抗体とを反応
させて、検体中の前立腺由来酸性ホスファターゼ活性を
阻害させた後に、上記(i) と同様にして検体中の非前立
腺由来の酸性ホスファターゼ活性を求め; (iii) 次いで、上記(i) で求めた総酸性ホスファターゼ
活性から上記(ii)で求めた非前立腺由来の酸性ホスファ
ターゼ活性を差引く; ことによってPAP活性を測定することができる。
【0016】検体としては、前立腺癌が疑われる患者の
血清などが代表的なものとして挙げられる。酸性ホスフ
ァターゼの基質としては、p−ニトロフェニルリン酸、
フェニルリン酸、ナフチルリン酸、2,6−ジクロロ−
4−ニトロフェニルリン酸,2−クロロ−4−ニトロフ
ェニルリン酸、2,6−ジクロロ−4−アセチルフェニ
ルリン酸などが挙げられる。中でも一番感度が高く、特
に有利なのは2,6−ジクロロ−4−アセチルフェニル
リン酸である。これらの基質を検体に加えることによっ
て、検体中の酸性ホスファターゼにより基質が加水分解
されて、対応するフェノール誘導体または無機リンが遊
離する。これらを直接あるいは発色試薬によって発色さ
せて比色法により測定することによって、検体中の総酸
性ホスファターゼ活性あるいは非前立腺由来の酸性ホス
ファターゼ活性を求めることができる。上記工程(ii)に
おいては、通常、検体とモノクローナル抗体とを混合
し、予加温後に基質を添加する。予加温時間は使用する
モノクローナル抗体の活性に依り変動し得るが、殊に1
〜10分間、特に5分間が好ましい。
【0017】上記の測定法に用いる本発明のPAP活性
測定用キットは、少なくとも本発明のモノクローナル抗
体を1つの試薬として含む。モノクローナル抗体の他に
は、例えば酸性ホスファターゼの基質、基質の加水分解
生成物を測定するための発色系試薬、測定に用いる緩衝
液などをキットの1つの試薬成分として含めることがで
きる。
【0018】
【実施例】実施例1 モノクローナル抗体の調製 (1)免疫 岩崎辰雄ら、「単クローン抗体」、講談社発行に記載さ
れた方法に従ってマウスを免疫した。ヒトPAP(シグ
マ社、ホスファターゼ、アシッド、ブロスタテイックL
ot.89H7822)200μgを1mlとフロイン
トの完全アジュバント(FCA)1mlを混合し油中水
型エマルジョンにして、抗原−FCAエマルジョンを作
製した。6週令のBalb/cAマウスを用い、初回免
疫は、抗原−FCAエマルジョンの200μl(20μ
gPAP相当)を腹腔内投与した。2次免疫以降は、初
回免疫から2週間隔で抗原−フロイントの不完全アジュ
バント(FICA)エマルジョンの100μl(10μ
gPAP相当)を腹腔内投与した。初回免疫から8週経
過したマウスに抗原−FlCAエマルジョンの200μ
l(20μgPAP相当)を腹腔内投与で最終免疫を行
った。 (2)細胞融合 Kohler.G.and Milstein,Nat
ure,256,405(1975)の方法に従って細
胞融合を実施した。最終免疫の3〜4日後の脾細胞1×
10個とP3−X63−Ag8−U1細胞1×10
個を50%ポリエチレングリコール4000〔Litt
lefield,J.W.;Science,145
709(1964)〕を用い、細胞融合を行ない、96
穴プレートに分注し、HAT培地(ヒポキサンチン、ア
ミノプテリ及びチミジンを含む10%牛胎児血清入りR
PMI−1640〔G.E.Moore,A.A.Sa
ndberg and K.Ulrich,J.Na
t.Cancer Inst.36,405(196
6)〕で37℃、5%CO下で培養した。
【0019】(3) 抗体のスクリーニング ハイブリドーマの増殖を認めたウェルについて、培養上
清の抗PAP抗体の存在の有無を2,6−ジクロロ−4
−アセチルフェニルリン酸を基質とする酸性ホスファタ
ーゼ活性測定法で測定した。培養上清100μlとPA
P(20 IU/リットル相当)100μlを合わせ3
7℃、1時間放置後、日立7150型自動分析装置を用
いて、特開平2−180892に記載の方法に従って
2,6−ジクロロ−4−アセチルフェニルリン酸を基質
とする方法で酸性ホスファターゼ活性を培養上清の代わ
りに0.1Mクエン酸緩衝液pH5.4(25℃)を加え
たものを対照に測定した。活性が対照と比べ10%以上
低下したものを、抗体産生が陽性と判定した。 (4) クローニング J.W.Goding;J.Immunol.Meth
ods 39,285(1980)に記載の方法に従っ
てクローニングを行なった。培養上清に、抗体産生が認
められたハイブリドーマは、RPMI 1640培地を
希釈液に用いて限界希釈法でクローニングを4回行い、
モノクローンになったハイブリドーマを前述の(3) の方
法で再度測定し、モノクローナル抗体産生ハイブリドー
マを確立した。かくして得たハイブリドーマPAP−D
11をブダペスト条約に基づき微工研に1991年6月
20日に寄託し、受託番号としてFERM BP−34
61が付与された。
【0020】(5)モノクローナル抗体の生産及び精製 モノクローナル抗体産生ハイブリドーマPAP−D11
をシャーレ中で増殖させた後、プリスタン(アルドリッ
チ社)で前処理したBalb/cマウス腹腔内に移植
し、得られたマウス腹水から50%硫安塩析し、DEA
EセファロースCL−6Bカラム(ファルマシア社製)
を用いて、20mMトリスバッファー(pH8.0)
(グラジェント溶出でNaCl濃度が50〜300m
M)でクロマトグラフィーを行い、モノクローナル抗体
を精製した。 (6)モノクローナル抗体の性質 モノクローナル抗体のグロブリンサブクラスはウサギ抗
マウスイムノグロブリン(IgGl,G2a,G2b,
G3,IgM,IgA,κ,λ)(ザイメット社)及び
パーオキシダーゼ(POD)で標識したヤギ抗ウサギ抗
体(ザイメット社)を用い、EIA法で測定した。その
結果本発明のモノクローナル抗体がイムノグロブリンク
ラスIgAに属し、そのL鎖はκ鎖であることが判明し
た。
【0021】実施例2 PAPの測定 試 薬 (A) 緩衝液:0.1Mクエン酸、0.5
%ウシ血清アルブミン、 pH5.4 (B) 基質液:2,6−ジクロロ−4−アセチルフェ
ニルリン酸 (7.8mM) (C) モノクローナル抗体を含む緩衝液: (A)の緩衝液のモノクローナル抗体32μg/ml含
有 (D) 検体:ヒト前立腺由来酸性ホスファターゼ(シ
グマ社) (1) 総酸性ホスファターゼ活性の測定 (A)の緩衝液2.0mlに検体0.1mlを加え2〜
5分間、37℃予加温し、それに(B)の基質液0.5
ml加え、同時にストップウォッチをスタートさせ正確
に1分、2分の340nmにおける吸光度を測定し1分
間当りの吸光度変化を求める。酸性ホスファターゼ活性
は下記の式により計算される。 1) ΔOD/minは測定波長340nmにおける1
分間当りの吸光度の変化量。 2) 波長340nmにおける2,6−ジクロロ−4−
アセチルフェノールの分子吸光係数は21500であ
る。
【0022】(2) 非前立腺由来の酸性ホスファターゼ
活性の測定 (C) の緩衝液2.0mlに(1) と同じ検体0.1mlを加
え2〜5分間、37℃で予加温し、それに(B) の基質液
0.5ml加え、同時にストップウオッチをスタートさせ
正確に1分、2分の340nmにおける吸光度を測定し1
分間当りの吸光度変化を求める。非前立腺由来の酸性ホ
スファターゼ活性は上記の式により計算される。(1) で
得られた活性値から(2) の活性値を差引いてPAP活性
を求める。図1はモノクローナル抗体の最終濃度の関数
としてモノクローナル抗体を添加した系の残存PAP活
性(%)を示す。これはPAPを十分に阻害しているこ
とを示している。図2はモノクローナル抗体との反応時
間の関数としてモノクローナル抗体を添加した系の残存
PAP活性(%)を示す。これは短時間にPAPを阻害
し得ることを示し、汎用の自動分析装置に適用できるこ
とを示している。図3は本発明の試薬と方法(Y)を用
い日立7150型自動分析装置で患者検体39を測定し
た活性値とEIA法(X)で測定した蛋白量との相関を
示す。相関係数0.997で回帰式はY=0.4443
X−0.143であった。これは従来のEIA法と極
めて良く相関し、臨床検査での有用性を示唆している。
【0023】実施例3 モノクローナル抗体の交差反応
性の測定 各種血球を含む検体は、木下喜博:血球の分離法“臨床
検査技術全書3血液検査”416−447(1972)
に記載の方法に従いヒト血液より分離した。分離した血
球は緩衝液(0.1Mクエン酸、pH5.4)を用い凍結
融解を4〜5回繰り返し遠心分離後に上清を得、これを
測定に用いた。実施例2で用いたと同様の試薬を用い実
施例2の方法に従い交差反応性を測定した。同時に酒石
酸を用いる方法により同様の測定を行なった。実施例2
の試薬(C)のモノクローナル抗体含む緩衝液の代わりに
酒石酸26mM含む緩衝液を使用して、実施例2の方法と
同様にして測定した。結果を表1に示す。
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明のモノクローナル抗体、それを用
いたPAP活性測定法及びキットの特徴及び利点は、添
付した図1〜3及び表1により明確に示される。図1は
モノクローナル抗体の最終濃度の関数としてモノクロー
ナル抗体を添加した系の残存活性(%)を示す。これは
PAPを十分に阻害していることを示している。図2は
モノクローナル抗体との反応時間の関数としてモノクロ
ーナル抗体を添加した系の残存活性(%)を示す。これ
は短時間にPAPを阻害し得ることを示し、汎用の自動
分析装置に適用できる。図3は本発明の測定法とキット
で測定した活性値と従来のEIA法で測定したPAP蛋
白量との相関を示す。これは従来のEIA法と極めて良
く相関し、臨床検査での有用性を示している。表1は、
PAP以外の血中酸性ホスファターゼに対する交差反応
性(%)を示す。表1は本発明のモノクローナル抗体の
特異性の高さを示している。以上に示される通り、本発
明は、検体中のPAP活性を簡単に速やかに、かつ極め
て正確に測定することを可能にし、臨床的診断を著しく
改善するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はモノクローナル抗体の最終濃度の関数と
してモノクローナル抗体を添加した系の残存PAP活性
(%)を示す。
【図2】図2はモノクローナル抗体との反応時間の関数
としてモノクローナル抗体を添加した系の残存PAP活
性(%)を示す。
【図3】図3は本発明の測定法とEIA法との相関を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/577 9162−4B C12N 15/00 C //(C12P 21/08 C12R 1:91) (56)参考文献 特開 昭60−228962(JP,A) PROSTATE,VOL.9,N O.1,P.47−56(1986) J.IMMUNOL.METHOD S,VOL.84,NO.1−2,P. 105−116(1985) BIOTECHNOL.APPL.B IOCHEM.,VOL.11,NO. 1,P.89−95(1989) MOL.IMMUNOL.,VOL. 19,NO.9,P.1199−1202(1982)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血小板由来酸性ホスファターゼ、赤血球
    由来酸性ホスファターゼ及び白血球由来酸性ホスファタ
    ーゼのいずれに対しても実質的に反応性を有しないかあ
    るいはいずれに対しても5%以下の交差反応性しか示さ
    ず、前立腺由来酸性ホスファターゼに対して特異的にそ
    の酵素活性を阻害するモノクローナル抗体。
  2. 【請求項2】 IgAクラスに属し、そのL鎖がκ鎖で
    ある請求項1のモノクローナル抗体。
  3. 【請求項3】 受託番号として微工研条寄第3461号
    (FERM BP−3461)を有するハイブリドーマ
    により産生する請求項1または2のモノクローナル抗
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1つのモノク
    ローナル抗体を産生するハイブリドーマ。
  5. 【請求項5】 受託番号としてFERM BP−346
    1を有する請求項4のハイブリドーマ。
  6. 【請求項6】 (i)検体と酸性ホスファターゼの基質
    とを反応させて検体中の総酸性ホスファターゼ活性を求
    め; (ii)他方、検体と請求項1から3のいずれかのモノ
    クローナル抗体とを反応させて、検体中の前立腺由来酸
    性ホスファターゼ活性を阻害させた後に、上記(i)と
    同様にして検体中の非前立腺由来の酸性ホスファターゼ
    活性を求め; (iii)次いで、上記(i)で求めた総酸性ホスファ
    ターゼ活性から上記(ii)で求めた非前立腺由来の酸
    性ホスファターゼ活性を差引く; ことからなる前立腺由来酸性ホスファターゼ活性測定
    法。
  7. 【請求項7】 少なくとも請求項1から3のいずれかの
    モノクローナル抗体を1つの試薬として含む前立腺由来
    酸性ホスファターゼ活性測定用キット。
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