JP2555535Y2 - タンク用センサ装置 - Google Patents

タンク用センサ装置

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JP2555535Y2
JP2555535Y2 JP2652893U JP2652893U JP2555535Y2 JP 2555535 Y2 JP2555535 Y2 JP 2555535Y2 JP 2652893 U JP2652893 U JP 2652893U JP 2652893 U JP2652893 U JP 2652893U JP 2555535 Y2 JP2555535 Y2 JP 2555535Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、タンクに取付けられ
て液の残存等を検出するセンサ装置に係り、詳しくはタ
ンク内に液体を残存させたままセンサ本体の点検や交換
等を実施できるタンク用センサ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】実公昭63−34198号公報は、タン
ク内の薬液の残存を検出するタンク用液有無センサを開
示する。このタンク用液有無センサは、タンクの底壁に
形成された挿通孔を介してタンク内へ出し入れ自在とさ
れ、タンクへの着脱作業が能率化されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】実公昭63−3419
8号公報のタンク用液有無センサの問題点を列挙する
と、次のとおりである。 (a)点検や交換等の際に、タンク内に液が残存する状
態で、タンク用液有無センサを着脱すると、挿通孔から
タンク内の残存液が漏出してしまうので、タンク用液有
無センサの着脱作業の前後で、残存液をタンクから排出
したり、液体を再びタンク内へ投入する必要があり、手
間がかかる。 (b)このタンク用液有無センサはフロートの変位を利
用して、タンク内の液体の残存を検出しているが、この
ような可動部を備えるセンサは、タンクの出口近辺に配
置されたり、タンクが車両等に搭載されたりする場合
は、出口近辺の液体の導出に因る液流やタンクの振動に
因る液流れから可動部が影響を受けて、誤検出の原因に
なり、これを回避するためには、別途防護壁を可動部の
周囲に配設する必要がある。
【0004】請求項1の考案の目的は、タンクの外部か
ら着脱自在であるタンク用センサ装置において、従来技
術の上述の問題点を克服することである。請求項2の考
案の目的は、さらに、着脱作業時に容器体内からの液体
の漏出を防止できるタンク用センサ装置を提供すること
である。請求項3の考案の目的は、さらに、容器体内か
らの液体の漏出にもかかわらず、漏出液体を効率良く回
収できるタンク用センサ装置を提供することである。請
求項4の考案の目的は、さらに、進入位置及び退出位置
への切替作業を能率化できるタンク用センサ装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1のタン
ク用センサ装置(10)は次の(a)〜(c)の構成要素を
有している。 (a)タンク(22)の壁部(26,56)に嵌挿されタンク(22)
内に進入した進入位置とタンク(22)の外部へ後退した退
出位置とへ切替自在である容器体(12) (b)容器体(12)に穿設されタンク用センサ装置(10)の
進入位置及び退出位置において容器体(12)内をそれぞれ
タンク(22)内及びタンク(22)外へ連通させる連通孔(32) (c)タンク(22)の外側から容器体(12)のセンサ部出し
入れ用通孔(21)を介して容器体(12)内へ出し入れ自在の
センサ部(40,62)を備えセンサ部(40,62)を容器体(12)内
へ臨ませて着脱自在に容器体(12)に取付けられているセ
ンサ本体(34,60)
【0006】請求項2のタンク用センサ装置(10)では、
容器体(12)は水平方向へタンク(22)内へ出し入れされ、
連通孔(32)はタンク用センサ装置(10)の退出位置におい
て開口側を上方に保持される。
【0007】請求項3のタンク用センサ装置(10)は、さ
らに、(d)タンク用センサ装置(10)の退出位置におい
て容器体(12)内から連通孔(32)を介して流出する液体(2
4)を受けるように容器体(12)の下部に設けられる受け部
(66)と、(e)受け部(66)の下部から受け部(66)内の液
体(24)を導出する排出口(68)とを有している。
【0008】請求項4のタンク用センサ装置(10)は、
(f)タンク(22)の壁部(26,56)の外面側に設けられた
円弧状案内溝(28)と、(g)容器体(12)の基端側端部に
形成されタンク用センサ装置(10)の進入位置では容器体
(12)の回転により円弧状案内溝(28)内へ嵌入及び円弧状
案内溝(28)から離脱して容器体(12)の軸方向へ円弧状案
内溝(28)と係止状態及び非係止状態になる円弧状突条体
(18)とを有している。
【0009】
【作用】請求項1のタンク用センサ装置(10)は、作動中
は、進入位置となっている。タンク(22)内の液体(24)は
連通孔(32)を介して容器体(12)内へ進入する。センサ本
体(34,60)は、センサ部(40,62)を容器体(12)内に臨ませ
ることにより、連通孔(32)を介して容器体(12)内へ進入
して来た液体(24)にセンサ部(40,62)を接触させ、所定
の被検出量を検出する。
【0010】センサ装置(10)の作動中は、タンク(22)の
振動やタンク(22)の出口からの液体(24)の導出等のため
に、タンク(22)内には液体(24)の流れが生じている。セ
ンサ本体(34,60)のセンサ部(40,62)は、周囲を容器体(1
2)により覆われることにより、このような液体(24)の流
れから遮断され、液体(24)の流れからの影響を排除され
る。
【0011】点検や交換等の際には、タンク用センサ装
置(10)は、タンク(22)から引き出されて、タンク(22)か
ら退出した退出位置とされる。連通孔(32)はタンク(22)
の外部へ開口することとなるので、また、容器体(12)
は、進入位置の時と同様に、タンク(22)の壁部(26,56)
を塞いでいるので、タンク(22)内の液体(24)が漏出する
のが防止される。センサ本体(34,60)は、容器体(12)の
センサ部出し入れ用通孔(21)を介してセンサ部(40,62)
を抜き出され、点検や交換等される。
【0012】請求項2のタンク用センサ装置(10)では、
容器体(12)は、水平方向へタンク(22)内へ出し入れさ
れ、退出位置では連通孔(32)の開口側は上方へ向けられ
ている。この結果、容器体(12)内に残存する液体(24)が
連通孔(32)を介して外部へ漏出するのが防止される。
【0013】請求項3のタンク用センサ装置(10)では、
タンク(22)内に残存する液体(24)は、退出位置におい
て、連通孔(32)を介してタンク(22)の外部へ流出し、容
器体(12)の下部の受け部(66)に受けられる。受け部(66)
内の液体(24)は、さらに、排出口(68)から導出され、回
収される。
【0014】請求項4のタンク用センサ装置(10)では、
進入位置とするときは、容器体(12)をタンク(22)内へ進
入させるとともに、タンク(22)の壁部(26,56)に対して
回転させて、容器体(12)の円弧状突条体(18)をタンク(2
2)の外面の円弧状案内溝(28)へ嵌入する。これにより、
円弧状突条体(18)及び円弧状案内溝(28)は容器体(12)の
軸方向へ相互に係止され、タンク用センサ装置(10)は進
入位置を保持する。タンク用センサ装置(10)を進入位置
から退出位置へ切替えるときは、容器体(12)をタンク(2
2)の壁部(26,56)に対して回転させ、容器体(12)の円弧
状突条体(18)をタンク(22)の円弧状案内溝(28)から離脱
させる。これにより、容器体(12)の円弧状突条体(18)及
びタンク(22)の壁部(26,56)の円弧状案内溝(28)は容器
体(12)の軸方向の相互の係止を解除され、容器体(12)は
軸方向へ移動自在となって、タンク用センサ装置(10)は
進入位置から退出位置へ切替えられる。
【0015】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図1及び図2はそれぞれ薬液タンク22内への進入
位置及び退出位置にあるセンサ装置10の構造図、図3及
び図4は円弧状突条体18及び円弧状案内溝28が係止状態
及び非係止状態にある時を薬液タンク22の外面側から示
す図である。容器体12は、先端側において開口している
円筒箱部14と、円筒箱部14の先端部に螺合して円筒箱部
14の先端側開口を封鎖する蓋部16とを有している。蓋部
16の周縁部は円筒箱部14より放射方向へ張り出してい
る。1対の円弧状突条体18は、円筒箱部14の周方向放射
方向へ180°離れて基端側端面部に形成され、放射方
向外側へ張り出している。
【0016】ボス部20は、円筒箱部14の基端側の端面部
の中央に位置し、ねじ孔21を中央部に備え、肉厚を増大
されている。薬液タンク22は内部に薬液24を貯留し、円
筒箱部14は薬液タンク22の底壁26に上下動自在に嵌挿さ
れている。1対の溝形成体30は、円筒箱部14の円弧状突
条体18に対応して底壁26の下面側に周方向へ180°離
して設けられ、内側には円弧状案内溝28を画定してい
る。各円弧状案内溝28は、内周側及び周方向両端部を開
口して、円弧状突条体18を周方向へ摺動自在にかつ密に
嵌入される。各円弧状案内溝28の周方向長さはほぼ円弧
状突条体18の周方向長さであり、円弧状突条体18が円弧
状案内溝28から離脱して、円弧状突条体18及び溝形成体
30が同一の円周線に沿って周方向へ交互に並んだ状態で
は、図4に示されるように、周方向へ円弧状突条体18と
溝形成体30との間には適当な間隙が生じ、円弧状案内溝
28からの円弧状突条体18の完全な離脱が確保される。1
対の連通孔32は、周方向へ180°離して円筒箱部14の
基端部に穿設され、センサ装置10の進入位置(図1)で
は、底壁26の上面より少しだけ上側となって、容器体12
の内外を相互に連通させている。
【0017】図5は液有無センサ本体34の斜視図であ
る。案内棒38はねじ部36と同一中心線上をねじ部36の一
方の側の端面から突出している。フロート40は、外径が
ねじ部36の径より小さく、軸方向へ移動自在に案内棒38
に嵌合している。ピン42は、案内棒38の先端部に挿通、
係止されて、案内棒38の先端からのフロート40の抜けを
阻止する。リード線48は案内棒38とは反対側のねじ部36
の端面から引き出される。
【0018】図1及び図2において、液有無センサ本体
34は、ねじ部36をボス部20のねじ孔21に螺着され、フロ
ート40を円筒箱部14内に臨ませて、リード線48を下側か
ら引き出されている。ナット44が、ねじ部36の下端部に
螺着して、ワッシャ46をボス部20の下面側へ押圧し、ね
じ部36の緩みを阻止している。この液有無センサ本体34
では、フロート40は、円筒箱部14内の薬液24にほぼ水没
すると、浮力により上昇して、上側位置となり、また、
薬液24の表面からほぼ露出すると、重力により下降し
て、下側位置になる。液有無センサ本体34は、フロート
40の上下方向位置に応じてオン、オフを切替えられて、
そのオン、オフ信号がリード線48を介して制御器(図示
せず)へ伝えられる。
【0019】センサ装置10を薬液タンク22へ取付ける
際、円筒箱部14内には空気50が存在しているが、円筒箱
部14を、図2の退出位置から図1の進入位置へ切替えら
れるのに伴って、空気50は、図1のように、薬液24の上
部に圧縮された状態で残る。Oリング52は、底壁26にお
ける円筒箱部14の嵌挿部に嵌着され、円筒箱部14の摺動
に対して液密を保持する。4個のリブ54は、円筒箱部14
の端面部の外面側に周方向へ90°の配列で放射方向へ
延び、作業者が、容器体12を回転させる際に、指掛けと
して利用できるようにしている。
【0020】センサ装置10の作用について説明する。セ
ンサ装置10を薬液タンク22に最初に装着するときは、薬
液タンク22内には薬液24が存在せず、また、円筒箱部14
は、蓋部16を外されて、底壁26の下側から薬液タンク22
内の方へ嵌挿される。嵌挿の際は、円筒箱部14の軸方向
移動に対して、円筒箱部14の円弧状突条体18が底壁26の
溝形成体30に当接しないように、円筒箱部14の円弧状突
条体18は、図4に示されるように、底壁26の溝形成体30
に対して周方向へずらされた位置とされている。円筒箱
部14が薬液タンク22内へ十分に押し込まれ、円弧状突条
体18が、底壁26の下面に当接して、円弧状案内溝28と同
じ高さとされてから、リブ54に指を掛けて、円筒箱部14
を回転させ、円弧状突条体18を円弧状案内溝28へ周方向
から嵌入させる。これにより、円筒箱部14は軸方向へ係
止状態になる。次に、蓋部16が、薬液タンク22の内側か
ら円筒箱部14の上端部に螺合されて、円筒箱部14の上端
開口を封鎖し、それから、薬液24が薬液タンク22内へ投
入される。容器体12が薬液タンク22内の薬液24に水没す
るのに伴い、容器体12内には、連通孔32を介して薬液24
が進入し、容器体12内に残存していた空気50は、円筒箱
部14内の上部へ押し遣られて、圧縮状態で残る。
【0021】センサ装置10の進入位置において、薬液24
が薬液タンク22内に十分に残存する場合は、円筒箱部14
内での薬液24のレベルも高く、フロート40は、浮力を受
けて案内棒38の上端側へ移動し、上側位置となってい
る。これに対して、薬液タンク22内の薬液24がほぼ消失
すると、容器体12内での薬液24のレベルも低下し、やが
て、容器体12内において、フロート40は、薬液24から露
出し、重力により案内棒38を下降して、下側位置にな
る。こうして、液有無センサ本体34は、フロート40の上
下方向位置に応じて、オン、オフを切替えられて、薬液
タンク22内の薬液24の有無が液有無センサ本体34のオ
ン、オフから検出される。
【0022】薬液タンク22の出口(図示せず)からの薬
液24の導出や、薬液タンク22の振動のために、薬液24の
流れが、容器体12の外側の薬液タンク22内において生じ
る。しかし、容器体12が、その外側における薬液タンク
22内の薬液24の流れをフロート40に対して遮断して、液
流がフロート40へ影響を及ぼすことを排除しているの
で、液有無センサ本体34は、そのような薬液24の流れか
らの影響を排除されて、薬液タンク22内における薬液24
の残存の有無を正確に検出できる。
【0023】点検や交換等の際には、リブ54に指を掛け
て、容器体12を回転させ、円筒箱部14の円弧状突条体18
を、溝形成体30の円弧状案内溝28から離脱させて、図4
のように、中心角が円弧状案内溝28に対して90°とな
るように、離し、溝形成体30による軸方向の容器体12の
係止を解く。容器体12は、蓋部16の周縁部が薬液タンク
22の底面に当接するまで、薬液タンク22内の液圧及び重
力により下降して、図2のように、退出位置となる。薬
液タンク22内の薬液24は、容器体12により遮断されて、
薬液タンク22からの漏出を阻止される。この退出位置に
おいて、センサ装置10が検査され、さらに検査が必要な
場合や液有無センサ本体34の交換時では、ナット44を外
して、液有無センサ本体34を容器体12から抜き出す。
【0024】図6は薬液タンク22の側壁56に取付けられ
ているセンサ装置10を退出位置で示す構造図、図7は円
弧状突条体18を円弧状案内溝28から離脱させた回転位置
で図6の水平方向外側から示す図である。図1〜図4の
実施例と共通する部分は、同符号を指示して、説明を省
略し、相違点について説明する。容器体12は、水平方向
へ薬液タンク22の側壁56に嵌挿され、円弧状支持壁58
は、下側の溝形成体30から水平方向外方へ突出して、セ
ンサ装置10の退出位置において容器体12を受け、センサ
装置10を支持する。温度センサ本体60は、容器体12内に
センサ部62を臨ませて、ねじ部36においてボス部20に螺
着される。連通孔32は、1個だけ設けられ、退出位置で
は上側に開口している。詰め部材64は、下側の円弧状案
内溝28の周方向一方の端部に詰められて、その端部を封
鎖し、センサ装置10の回転において円弧状突条体18の端
に当接するようにしている。すなわち、容器体12を進入
位置から退出位置へ切替える際に、容器体12は水平方向
軸線の周りに回転されるが、一方の回転方向では、円弧
状突条体18が詰め部材64に当接して、この回転方向での
円弧状案内溝28からの円弧状突条体18の離脱を阻み、こ
れにより、離脱時の回転方向を規定して、センサ装置10
の退出位置では、連通孔32が必ず上方へ向くようにして
いる。
【0025】図6及び図7のセンサ装置10では、進入位
置から退出位置へ切替えられる際、連通孔32が上方へ開
口することとされるので、退出位置において、容器体12
内の薬液24が、連通孔32を介して漏出して、飛散するの
が防止される。
【0026】図8は容器体12内の薬液24の回収を効率化
されるセンサ装置10を退出位置で示す構造図、図9は円
弧状突条体18を円弧状案内溝28から離脱させた回転位置
で図8の下側から見た図である。構造図である。貯留溝
66が、連通孔32の各円弧状突条体18の内側に上側を開口
して形成され、各連通孔32から流出して来る薬液24を受
け、一時的に少量だけ貯留するようになっている。管状
の排出口68は、各円弧状突条体18の下側に設けられ、貯
留溝66内の薬液24を下側へ導出する。円弧状切欠き70
は、容器体12の回転時に排出口68が摺接するように、各
溝形成体30の下端部内周側に形成され、容器体12の回転
に支障のないようにしている。このセンサ装置10では、
各排出口68へ回収ホースが装着され、センサ装置10を進
入位置から退出位置へ切替える場合には、各連通孔32か
ら流出する容器体12内の薬液24は、貯留溝66に受けられ
てから、排出口68より導出され、回収ホースを介して回
収されて、周囲への飛散を防止される。
【0027】図1及び図2では液有無センサ本体34が設
けられているが、液有無センサ本体34の代わりに図6の
温度センサ本体60が設けられてもよい。
【0028】
【考案の効果】請求項1の考案では、容器体がタンクか
ら引き出されて退出位置とされ、センサ本体はタンクの
外部から点検、交換等の作業が容易となるとともに、こ
の時、容器体は、タンクの壁部を遮断して、タンク内か
らの液体の漏出を防止するので、タンク内に液体を残存
させたまま、タンクの外部からのセンサ本体の点検、交
換等の作業が可能となる。
【0029】請求項1の考案では、さらに、センサ本体
は、作動中、センサ部を容器体内に位置させるので、容
器体がセンサ部に対して防護壁の役目も果たし、特に、
防護壁を付加することを排除できる。
【0030】請求項2の考案では、容器体は、水平方向
へタンク内へ出し入れされ、連通孔は退出位置では開口
側を上方へ向けられてタンクの外部へ露出するので、容
器体内の液体が連通孔から外部へ漏出するのを防止でき
る。
【0031】請求項3の考案では、容器体の退出位置に
おいて連通孔を介して流出する容器体内の液体は、連通
孔を出てから、容器体の下部の受け部に受けられ、受け
部の下側の排出口から排出されるようになっている。し
たがって、液体の周囲への飛散を防止して、液体を効率
良く回収することができる。
【0032】請求項4の考案では、タンクの壁部に対す
る容器体の回転により容器体の基端部の円弧状突条体を
タンクの壁部の外面の円弧状案内溝へ嵌入及び離脱させ
て、容器体をその軸方向へタンクの壁部へ係止及び係止
解除することができる。これにより、容器体の進入位置
と退出位置との切替作業を能率的に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】進入位置にあるセンサ装置の構造図である。
【図2】退出位置にあるセンサ装置の構造図である。
【図3】円弧状突条体及び円弧状案内溝が係止状態にあ
る時を薬液タンクの外面側から示す図である。
【図4】円弧状突条体及び円弧状案内溝が非係止状態に
ある時を薬液タンクの外面側から示す図である。
【図5】液有無センサ本体の斜視図である。
【図6】薬液タンクの側壁に取付けられているセンサ装
置を退出位置で示す構造図である。
【図7】円弧状突条体を円弧状案内溝から離脱させた回
転位置で図6の水平方向外側から示す図である。
【図8】容器体内の薬液の回収を効率化されるセンサ装
置を退出位置で示す構造図である。
【図9】円弧状突条体を円弧状案内溝から離脱させた回
転位置で図8の下側から見た図である。
【符号の説明】
10 センサ装置(タンク用センサ装置) 12 容器体 18 円弧状突条体 21 ねじ孔(センサ部出し入れ用通孔) 22 薬液タンク(タンク) 24 薬液(液体) 26 底壁(壁部) 28 円弧状案内溝 32 連通孔 34 液有無センサ本体(センサ本体) 56 側壁(壁部) 60 温度センサ本体(センサ本体) 62 センサ部(センサ部) 66 貯留溝(受け部) 68 排出口

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)タンク(22)の壁部(26,56)に嵌挿
    され前記タンク(22)内に進入した進入位置と前記タンク
    (22)の外部へ後退した退出位置とへ切替自在である容器
    体(12)と、 (b)前記容器体(12)に穿設され前記タンク用センサ装
    置(10)の進入位置及び退出位置において前記容器体(12)
    内をそれぞれ前記タンク(22)内及び前記タンク(22)外へ
    連通させる連通孔(32)と、 (c)前記タンク(22)の外側から前記容器体(12)のセン
    サ部出し入れ用通孔(21)を介して前記容器体(12)内へ出
    し入れ自在のセンサ部(40,62)を備え前記センサ部(40,6
    2)を前記容器体(12)内へ臨ませて着脱自在に前記容器体
    (12)に取付けられているセンサ本体(34,60)とを有して
    いることを特徴とするタンク用センサ装置。
  2. 【請求項2】 前記容器体(12)は水平方向へ前記タンク
    (22)内へ出し入れされ、前記連通孔(32)は前記タンク用
    センサ装置(10)の退出位置において開口側を上方に保持
    されることを特徴とする請求項1記載のタンク用センサ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記タンク用センサ装置(10)の退出位置
    において前記容器体(12)内から前記連通孔(32)を介して
    流出する液体(24)を受けるように前記容器体(12)の下部
    に設けられる受け部(66)と、この受け部(66)の下部から
    前記受け部(66)内の前記液体(24)を導出する排出口(68)
    とを有していることを特徴とする請求項1記載のタンク
    用センサ装置。
  4. 【請求項4】 前記タンク(22)の前記壁部(26,56)の外
    面側に設けられた円弧状案内溝(28)と、前記容器体(12)
    の基端側端部に形成され前記タンク用センサ装置(10)の
    進入位置では前記容器体(12)の回転により前記円弧状案
    内溝(28)内へ嵌入及び前記円弧状案内溝(28)から離脱し
    て前記容器体(12)の軸方向へ前記円弧状案内溝(28)と係
    止状態及び非係止状態になる円弧状突条体(18)とを有し
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載のタンク用センサ装置。
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