JP2554304B2 - 流体による回転構造物 - Google Patents

流体による回転構造物

Info

Publication number
JP2554304B2
JP2554304B2 JP4308123A JP30812392A JP2554304B2 JP 2554304 B2 JP2554304 B2 JP 2554304B2 JP 4308123 A JP4308123 A JP 4308123A JP 30812392 A JP30812392 A JP 30812392A JP 2554304 B2 JP2554304 B2 JP 2554304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sphere
guide
pressure chamber
water
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4308123A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06134368A (ja
Inventor
精一 平沢
博 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEGUMI SANGYO KK
Original Assignee
MEGUMI SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEGUMI SANGYO KK filed Critical MEGUMI SANGYO KK
Priority to JP4308123A priority Critical patent/JP2554304B2/ja
Publication of JPH06134368A publication Critical patent/JPH06134368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554304B2 publication Critical patent/JP2554304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、公園、庭、池等に設
置される造形構造物の飾り物、モニュメント等に利用さ
れる流体による回転構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、公園、庭、池等には石材の球体
や、球体を基台の上に配置したモニュメント、造形構造
物の飾り物が設置され公衆の目を楽しませている場合が
ある。
【0003】また、出願人は、球体を流体により回転さ
せる構造の回転構造物を実願平3−54786号として
出願している。この出願に係る回転構造物は基台に圧力
室と水平方向の流体供給通路を設け、圧力室の開口部に
球面を回転自在に配設したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、A.上記従来
のモニュメントや造形構造物の飾り物は、球体が水平方
向のみに回転するたけでその動きや変化が少ないため、
造形美等の外観の美しさ以上には人の興味をそそらず、
飽きられやすいという問題点がある。
【0005】B.また、従来の技術では球体が円滑に回
転しないという問題点がある。
【0006】そこで、本発明は上記従来の技術の問題点
に鑑み案出されたもので、球体が水平方向又は垂直方向
に回転可能な構造にすると共に、動く球体の周囲から水
を勢いよく噴出可能にし、動きに変化の富む流体による
回転構造物の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の構成は、圧力水を供給するポンプを内部
に配置した内枠と、内枠上部に受皿体を介して配置した
基台と、基台の上部に形成した断面ほぼ半円形の球体受
部に回転自在に載置した球体とを憤え、基台には球体受
部の中央に開口する圧力室と貫通穴を設け、圧力室内に
は一方向に螺線状溝を形成した第1ガイド又は軸線に対
してやや斜め方向に通路を形成した第2ガイドを選択的
に配置し、更に貫通穴とポンプとをパイプで接続したこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、球体浮上時、球体と球体受部の隙間
から勢いよく水が噴出するように、球体受部の開口縁の
径を球体の半径より僅かに小さく形成するのが好まし
い。
【0009】さらに、螺線状溝は第1ガイドの外周に形
成するのが好ましい。
【0010】
【作用】圧力室内に第1のガイドを配置した場合には、
圧力室にポンプから圧力水を強制的に供給すると、該圧
力水は圧力室内に強制的に導入されると同時に、第1ガ
イドの螺線状溝を通って一方向に勢いよく流出し、球体
は圧力室の内圧で僅かに浮上した状態で球体を水平方向
に円滑に回転させる。
【0011】また、圧力室内に第2ガイドを配置した場
合は、ポンプから圧力室に供給された圧力水は圧力室内
に導入されると同時に、第2ガイドの通路から球体に向
かって斜め上方に勢いよく流出し、球体は圧力室の内圧
で僅かに浮上し、かつ浮上した状態で球体を垂直方向に
円滑に回転させる。
【0012】さらに、球体が球体受部から浮上した時
は、球体と球体受部の開口縁間に僅かに隙間ができ、こ
の隙間から圧力水は勢いよく噴出又は流出する。
【0013】
【実施例】実施例について図1から図8を参照して説明
すると、図1は本発明に係る回転構造物Hを公園の池8
内に設置した状態をあらわしている。
【0014】前記回転構造物Hは、飾り物、モニュメン
ト等として使用され、前記公園の池8内の他に、公園の
緑地、家庭の庭、ビルディングの玄関、屋上等人がよく
集まる、かつ見えやすい場所に設置するのが好ましい。
【0015】回転構造物Hは、高さ方向に内枠4、受皿
体3、基台2、球体1が順次配置されている。
【0016】この回転構造物Hは、図2のように、水7
を満たした一定高さの排水口61を備えた外枠6内に設
置され、該外枠6に設置される内枠4には下部に水7の
入口41と出口42を設け、該内枠4内には圧力水Wを
圧力室23に強制的に供給するポンプ5が設置されてい
る。
【0017】該ポンプ5の給水側には、外枠6及び内枠
4内にあるゴミ等の侵入を防止のため、フィルター53
がパイプ52を介して接続されている。
【0018】また、内枠4の上端には、ほぼ中央にパイ
プ51が挿通可能な貫通孔32を形成すると共に、凹状
の水受部31を設けた受皿体3が固定され、該水受部3
1のほぼ中央には基台2が載置固定されている。
【0019】この基台2は、白御影石等の石材、コンク
リート、金属等からなる長方体、立方体又は円柱体状そ
の他任意の形状に形成され、該基台2には、比重1以上
の材料、例えば御影石等の石材、金属材、或いはこれら
とプラスチックスの合成材で形成された球体1が搭載さ
れている。
【0020】前記基台2の上部には、球体1を搭載する
縦断面ほぼ半円状の球体受部22が形成され、該球体受
部22の開口縁24の径は、図5のように、該球体1の
半径より僅かに小さい半径に形成され、球体1を載置し
たとき球体1の下方に僅かにクリアランスXができるよ
うに形成されている。
【0021】具体的には、例えば、500φの球体1の
半径を250mmとした場合は、球体受部22の半径は
249mmに形成されている。
【0022】なお、図5の一点鎖線は球体1が浮上した
ときの浮上位置をあらわし、実線は球体1を単に球体受
部22に載置したときの静止状態の位置をあらわしてい
る。
【0023】また、球体受部22のほぼ中央には横断面
ほぼ円形の圧力室23が設けてあり、該圧力室23の下
部には段差25を形成して下方はやや縮径し、この圧力
室23のほぼ中央の直下にパイプ51が挿着可能な径の
貫通穴21が穿設されている。
【0024】さらに、圧力室23の段差25上には、後
述する第1ガイドA又は第2ガイドDが選択的に配置さ
れる。例えば図4のような、一方向に一つ又は複数の螺
線状溝A1を形成した円盤状の第1ガイドAが配置され
ている。
【0025】なお、この第1ガイドAの上下にはポンプ
5からの圧力水Wの供給を円滑にするため一定高さの隙
間Bを形成するのがよい。
【0026】前記圧力室23の貫通穴21とポンプ5と
はパイプ51で連結され、該ポンプ5からは圧力水Wが
圧力室23に供給される。
【0027】そして、圧力室23に第1ガイドAを配置
した場合には、ポンプ5からパイプ51を介して一定水
圧の水、例えば圧力水Wが圧力室23に強制的に供給さ
れると、この圧力水Wは圧力室23内及び第1ガイドA
の螺線状溝A1に強制的に導入され、圧力室23の内圧
を上昇させて球体1を浮上させると同時に、第1ガイド
Aの螺線状溝A1から圧力水Wを勢いよく噴出し、球体
1を浮上させた状態で、球体1を図5の矢印方向すなわ
ち、水平方向に円滑に回転させる。
【0028】また、圧力室23の水圧で球体1が球体受
部22より浮上すると、球体1と球体受部22の開口縁
24間に僅かにできる隙間Cから水が勢いよく噴出又は
流出し、球体1の周囲から噴出又は流出する。
【0029】この時、球体1は比重が1以上であるか
ら、圧力室23の内圧とバランスし、僅かに浮上するだ
けである。
【0030】図8は、球体1を垂直Y方向に回転させる
ために、圧力室23内に第2ガイドDを配置した場合で
あり、この第2ガイドDは、第1ガイドAと同様円盤形
状であり、球体1が垂直Y方向に回転可能に、軸線に対
しやや斜め方向に一方向から圧力水Wを流す通路D1が
形成されている。
【0031】前記通路D1は、第2ガイドDの第1実施
例をあらわした図6のように、所定箇所には円周方向
に、横断面ほぼ長穴状の通路D2を設けるか、同じく第
2ガイドDの第2実施例をあらわした図7のように、円
周方向に横断面ほぼ円形状の通路D3を複数個設けてい
る。
【0032】そして、ポンプ5からパイプ51を介して
圧力水Wを圧力室23に供給すると、この圧力水Wは圧
力室23内及び第2ガイドDの通路D1に強制的に導入
され、圧力室23の内圧を上昇させて球体1を浮上させ
ると同時に、第2ガイドDの通路D1を通って圧力水W
は一方向から勢いよく噴出又は流出し、球体1を浮上さ
せた状態で該球体1を垂直Y方向に回転させる(図8参
照)。
【0033】また、圧力室23の水圧で球体1が球体受
部22より浮上すると、球体1と球体受部22の開口縁
24間の隙間Cから圧力水Wが勢いよく噴出し、球体1
の周囲から流出又は噴出するのは第1ガイドAの場合と
同様である。
【0034】このため、観察者は重い球体1が水平方向
又は垂直方向に回転することに注目し、その造形物の外
観の美しさに加えて、造形物の全部又は一部が回転する
こと及び隙間Cからの噴出水の多様な変化に価値を見い
たすことができる。
【0035】球体1の回転速度及び球体1周囲からの圧
力水Wの噴出勢い、量、方向等は、ポンプ5の供給圧
力、圧力室23の大きさ、球体1と球体受部22との間
の隙間の大きさ、第1ガイドAの螺線状溝A1の幅、方
向、第2ガイドDの通路D1の幅、方向等の設定によっ
て多様に変化させることができる。
【0036】そして、隙間Cからの圧力水Wの噴出勢い
が大きい場合は、噴水のような形態となり、噴出勢いが
小さい場合は球体1の回転と水の流れが相まって美しさ
を与える。
【0037】また、球体1の表面を精密に真円加工した
り、球体1の表面を多少ラフに形成すると、球体1の回
転中に球体受部22との開口縁24間の隙間Cの大きさ
に変化が生じ、圧力水Wがこの隙間Cから上方、水平方
向等に噴射し、球体1の動き、圧力水Wの噴出状態を多
様化できる。
【0038】
【発明の効果】各請求項に係る発明によれば、次の効果
がある。
【0039】A)圧力室内に第1ガイドを配置した場合
には、圧力室にポンプで強制的に圧力水が供給される
と、球体は圧力室の内圧でわずかに浮上すると共に、球
体は浮上した状態で第1ガイドの螺線状溝から圧力水が
流出するため、球体を水平方向に円滑に回転させること
ができる。
【0040】B)圧力室内に第2ガイドを配置した場合
には、上記と同じく球体が浮上した状態で第2ガイドの
軸線に対してやや斜め方向に形成した通路から圧力水が
流出するため球体を垂直方向に回転させることができ
る。
【0041】C)従って圧力室に第1ガイド又は第2ガ
イドを選択的に配置して球体を水平方向又は垂直方向に
好みに応じて、その都度変化させることができる。
【0042】D)第1ガイド又は第2ガイドの通路の方
向により圧力水の噴出方向が定まり、球体を水平方向又
は垂直方向に確実に回転でき、圧力水の圧力の大きさや
噴出方向のバラツキに起因する球体の不特定方向の回転
が防止できる。
【0043】E)圧力水を導く通路は第1ガイド又は第
2ガイドに設けられているから、基台にこれらの通路を
設ける必要がなく、第1ガイド又は第2ガイドを交換す
るたけで通路の方向と球体の回転方向を決められ、加工
性、組付性が向上する。
【0044】F)請求項2の発明によれば、球体受部の
開口縁の径は球体の径より僅かに小さく形成したため、
球体浮上時、圧力室の圧力水はその隙間から勢いよく噴
出b、球体及び球体の周囲の勅きを多様に変化させるこ
とができる。
【0045】G)請求項3の発明によれば、螺線状溝が
第1ガイドの外周に形成されているから第1ガイドの成
形が容易である。
【0046】H)球体の表面を精密に真円加工した場合
や、ラフに加工した場合は、球体と開口縁間の隙間の大
きさが変化できるため、この隙間から流出する圧力流体
の流れに多様な変化を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公園等の池の中に設置した本発明の回転構造物
の斜視図である。
【図2】本発明の球体構造物の一部断面図である。
【図3】同じく球体構造物の分解斜視図である。
【図4】本発明の第1ガイドの斜視図である。
【図5】第1ガイドの実施例における球体の静止時と水
平方向回転時の一部断面図である。
【図6】第2ガイドの第1実施例の斜視図である。
【図7】第2ガイドの第2実施例の斜視図である。
【図8】第2ガイドの実施例における球体の静止時と垂
直方向回転時の一部断面図である。
【符号の説明】
1 球体 2 基台 3 受皿体 4 内枠 5 ポンプ 21 貫通穴 22 球体受部 23 圧力室 24 開口縁 25 段差 31 水受部 A 第1ガイド A1 螺線状溝 D 第2ガイド D1 通路 W 圧力水

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力水を供給するポンプを内部に配置し
    た内枠と、内枠上部に受皿体を介して配置した基台と、
    基台の上部に形成した断面ほぼ半円形の球体受部に回転
    自在に載置した球体とを備え、基台には球体受部の中央
    に開口する圧力室と貫通穴を設け、圧力室内には一方向
    に螺線状溝を形成した第1ガイド又は軸線に対してやや
    斜め方向に通路を形成した第2ガイドを選択的に配置
    し、更に貫通穴とポンプとをパイプで接続したことを特
    徴とする流体による回転構造物。
  2. 【請求項2】 流体受部の開口縁の半径を球体の半径よ
    り僅かに小さく形成してなる請求項1記載の流体による
    回転構造物。
  3. 【請求項3】 螺線状溝は第1ガイドの外周に形成して
    なる請求項1記載の流体による回転構造物。
JP4308123A 1992-10-22 1992-10-22 流体による回転構造物 Expired - Lifetime JP2554304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4308123A JP2554304B2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 流体による回転構造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4308123A JP2554304B2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 流体による回転構造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06134368A JPH06134368A (ja) 1994-05-17
JP2554304B2 true JP2554304B2 (ja) 1996-11-13

Family

ID=17977162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4308123A Expired - Lifetime JP2554304B2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 流体による回転構造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554304B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5992757A (en) * 1998-10-05 1999-11-30 Disney Enterprises, Inc. Spherical fountain
CN103083911A (zh) * 2013-01-25 2013-05-08 张海波 一种水力喷射悬浮游乐方法及其水力喷射悬浮游乐装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0417260U (ja) * 1990-05-31 1992-02-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06134368A (ja) 1994-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230015567A1 (en) Saucer amusement attraction and method for making the same
US9157644B2 (en) Air humidifier
CA3066576A1 (en) Looping saucer amusement attraction and method for making the same
JP2554304B2 (ja) 流体による回転構造物
US5476068A (en) Apparatus and method for producing an aquarium display
CN109772636A (zh) 一种园林喷泉
US20060006248A1 (en) Floating rotatable fountain decoration
KR101447214B1 (ko) 조경용 물레방아
JP2017074001A (ja) 水槽用滝模型
JP3014298U (ja) 流体回転構造物
US7152255B2 (en) Swimming pool return flow nozzle
JP3026464U (ja) 流体回転構造物
JP2677772B2 (ja) 液体薄膜形成装置
JPH05168991A (ja) 流体による多段回転構造物
CN2910379Y (zh) 一种喷泉结构
JPH0417260Y2 (ja)
JPH0568699U (ja) 流体による回転構造物
JPH0593900U (ja) 流体による回転構造物
KR101201336B1 (ko) 바닥분수용 트위스트 노즐
CN206381624U (zh) 一种玩具喷泉装置
CN201415579Y (zh) 水力悬浮二维转喷泉塔
JP6247269B2 (ja) 水槽用滝模型
JP2561891B2 (ja) 造形噴水装置
CN217804120U (zh) 一种抗腐蚀的树脂喷泉工艺品
CN211217278U (zh) 一种三轴喷泉装置