JP2553517Y2 - 芳香剤などの容器 - Google Patents

芳香剤などの容器

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JP2553517Y2
JP2553517Y2 JP2226991U JP2226991U JP2553517Y2 JP 2553517 Y2 JP2553517 Y2 JP 2553517Y2 JP 2226991 U JP2226991 U JP 2226991U JP 2226991 U JP2226991 U JP 2226991U JP 2553517 Y2 JP2553517 Y2 JP 2553517Y2
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JP
Japan
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light
container
light reflector
fragrance
subjected
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JP2226991U
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JPH04111349U (ja
Inventor
律子 坂場
Original Assignee
株式会社ナポレックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、室内や自動車の車内に
置く芳香剤などの容器に関するもである。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香器においては、芳香性薬剤を
ゼラチン状物質に含浸させてこれを有口のケースに収納
したものや、前記芳香性薬剤を液体に溶かし込んで、上
部に揮散孔を有した構造などの容器に収納したものであ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した芳
香器においてはケースや容器の形状に工夫を凝らすこと
によってその商品性を高めようという試みがあるが、こ
の商品の形状を色々と変えても、商品それ自体の形状は
固定的であって商品としてのアイキャッチ効果に乏し
く、商品性の著しい向上は望めるものではなかった。ま
た内部にガラス玉や人形を入れる場合もあったが、これ
らも同様にその変化に乏しいものであった。さらに内部
に銀色などの色彩を有した小片(ラメ)を入れたものが
あるが、液体にこの小片を入れても沈殿するために、ゼ
ラチン状物質など粘性の高いものを入れる場合にしか使
用できず、用途が限定されるという問題がある。
【0004】そこで本考案は上記事情に鑑み、芳香剤な
どの容器において、光の変化を付与して見る方向で外観
が変わるようにすることを課題とし、光の色彩変化によ
ってその商品性が向上するようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した課題
を考慮してなされたもので、表面に光拡散加工処理が施
された透光性の容器に、芳香性薬剤が溶け込んだ透光性
の液体と、ホログラム加工処理が施された光反射体とを
収納したことを特徴とする芳香剤などの容器を提供し
て、上記課題を解消するものである。
【0006】
【作用】本考案においては、多層薄膜コーティングした
光反射体によって分光した状態で反射する光の色彩が、
芳香器を見る角度によって変化し、そしてその色彩は、
光が容器の光拡散加工処理面で乱反射することにより柔
らかい感じのものとなる。
【0007】
【実施例】つぎに、本考案を図1から図4に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。図中1は芳香剤などの容器
で、該容器1は、透光性を有する球状容器本体2の口部
に中栓3を介して蓋部材4を取り付け、前記球状容器本
体2の内部に、芳香性薬剤を溶け込ませた透光性(例え
ば無色透明)の液体5を収納したものである。
【0008】そして、前記球状容器本体2の外表面全体
(口部を除く)は、光拡散加工処理が施されていて、処
理面6はちぢみ模様が形成された乱反射面となってい
る。この加工処理は例えば特開平1−104375号公
報に示されているように、ちぢみ塗料を塗布してちぢみ
模様を有する塗膜を形成することになって得る方法があ
る。また球状容器本体2内には前記液体5とともに光反
射体7が収納されている。この光反射体7はホログラム
加工処理が施された幅0.5mmほどの帯状物の形態を呈
していて、レーザー照射によるホログラム加工処理を施
した多層薄膜のフィルム材からなり、これを細幅の長い
帯状に切断して得られる。この光反射体7の切断縁70
は図3に示すように微細な凹凸状となっており、光反射
体7を纏めた際に切断縁70が相互に係止し合い易くな
ってバラバラにならず、取り扱い良く容易に容器本体内
に入れることができる。また光反射体7は容器本体内部
で広がった状態となって一箇所に集中せず、程よく散在
させることができるようになる。このように糸状のホロ
グラムを使用することにより、容器中に満遍無く光を得
ることができ、比重調整の必要もないなど簡単なものと
なる。
【0009】上述したように液体5を光反射体7ととも
に、上記球状容器本体2内に収納したので、光反射体7
に当たった光は多層薄膜のコーティングによって分光さ
れた状態で反射し、光反射体7は他の方向からは異なる
色彩で見えるようになり、看者側が移動するとその色彩
が徐々に変化する。また光反射体7に反射した光は、球
状容器本体2の表面の処理面6を透過する際に乱反射し
て柔らかい感じで深みのある光となり、内部の光反射体
の存在や形状を意識させないようになる。
【0010】上記した実施例において、光反射体を幅
0.5mmほどの帯状物の形態としたが、これに限定され
るものではなく、図4に示すようにこの光反射体7をあ
る程度の長さを持った短片状にしてもよい。また球状容
器本体の処理面はちぢみ模様が形成されるものに限定さ
せず、例えば磨ガラス状の均一な不透明感が表現される
処理であってもよい。そして上記切断縁は直線状であっ
ても良い。またさらに容器本体を球状としたが、もちろ
んこの形状に限定されるものではない。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
芳香剤などの容器は、表面に光拡散加工処理が施された
透光性の容器に、芳香性薬剤が溶け込んだ透光性の液体
と、ホログラム加工処理が施された光反射体とを収納し
たものであることから、内部から異なった色彩の光が処
理面を経て柔らかく深みを持った状態で放たれ、芳香器
などの外観を頗る向上させるようになる。また見る方向
を変えることによって見える光の色が容器内で変わると
ともに、新たな光の発現や消滅が発生して変化に富み、
商品としてのアイキャッチ効果が極めて高くなるととも
に、使用時にも光の色彩が変わる置物として美観に優れ
たものとなるなど、実用性に優れた効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る芳香器の一実施例を断面で示す説
明図である。
【図2】一実施例の外観を示す説明図である。
【図3】一実施例の光反射体の切断縁を拡大して示す説
明図である。
【図4】他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…容器 2…球状容器本体 5…液体 6…処理面 7…光反射体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に光拡散加工処理が施された透光性
    の容器に、芳香性薬剤が溶け込んだ透光性の液体と、ホ
    ログラム加工処理が施された光反射体とを収納したこと
    を特徴とする芳香剤などの容器。
JP2226991U 1991-03-13 1991-03-13 芳香剤などの容器 Expired - Lifetime JP2553517Y2 (ja)

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JPH04111349U JPH04111349U (ja) 1992-09-28
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