JP2553149Y2 - 便座ボックスのベースとベースカバーとの連結構造 - Google Patents

便座ボックスのベースとベースカバーとの連結構造

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JP2553149Y2
JP2553149Y2 JP7867192U JP7867192U JP2553149Y2 JP 2553149 Y2 JP2553149 Y2 JP 2553149Y2 JP 7867192 U JP7867192 U JP 7867192U JP 7867192 U JP7867192 U JP 7867192U JP 2553149 Y2 JP2553149 Y2 JP 2553149Y2
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JP
Japan
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base
toilet seat
seat box
base cover
vertical groove
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Inventor
伸雄 曽我部
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株式会社イナックス
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は洋風便器の上面から突設
された突起に対しベース底面の凹部を嵌合させて便座ボ
ックスを洋風便器に対し取り付けるようにした便座ボッ
クスに関する。
【0002】詳しくは、この便座ボックスの下側を構成
するベースと、上側を構成するベースカバーとの連結構
造の改良に関する。
【0003】
【従来の技術】洋風便器の上面に便座ボックスを設置す
ることは周知である。この便座ボックスには便座が枢着
されている。
【0004】なお、洋風便器の上面に突起を設け、便座
ボックスの底面の凹穴を該突起と係合させることにより
便座ボックスを洋風便器に取り付ける構造が実願昭62
−177746号(実開平1−81996号公報参照)に
て公知とされている。
【0005】この便座ボックスの外殻を、下側のベース
と、上側のベースカバーにて構成することも周知であ
る。このベースとベースカバーとの連結構造としては、
ベース及びカバーの双方に小さなフランジを設け、これ
らフランジ部同志をビスで固結する第1の構造が公知で
ある。
【0006】別の従来の連結構造として、第3図の如
く、ベースカバー1に縦溝2を設け、該縦溝2の下側の
部分3にビス挿通孔(図示略)を上下方向に貫設し、こ
のビス挿通孔にビス4を通してベース5のビス穴(図示
略)に螺じ込む第2の構造が公知である。
【0007】さらに別の従来例として、ベースとベース
カバーとの一方に爪を設け、この爪を他方の爪係止部に
係止させる第3の構造が公知である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例のうち第1
の構造においては、小フランジが出張っているために、
その上面に塵がたまり易いと共に、小フランジが掃除の
邪魔になる。また、小フランジの出張りのために、便座
ボックスの背面がロータンクや、トイレルームの壁又は
柱などに当たることもある。
【0009】第2の構造においては、前記縦溝2の下側
の部分3の上面に塵がたまり易く、しかも、たまった塵
を除去しにくい。さらに、縦溝2が便器利用者に上方か
ら見えるため、見栄えが悪い。
【0010】第3の構造においては、連結強度が低いと
いう問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の便座ボックスの
ベースとベースカバーとの連結構造は、便座ボックスの
下側を構成するベースと、便座ボックスの上側を構成す
るベースカバーとをビスで連結した便座ボックスのベー
スとベースカバーとの連結構造であって、洋風便器の上
面から突出する便座係着用突起に対して嵌合する凹部が
該ベースの底面に設けられているベースとベースカバー
との連結構造において、前記ベースの後面の高さ方向の
途中部分から下方に向って縦溝を設けると共に、該縦溝
の上方部分にビス挿通孔を上下方向に貫設し、前記ベー
スカバーの後部の下面のうち該ビス挿通孔に合致する位
置にビス受入穴を設け、該ビス挿通孔に下から挿通した
ビスを該ビス受入穴に螺じ込んだことを特徴とするもの
である。
【0012】
【作用】かかる本考案の便座ボックスのベースとベース
カバーとの連結構造においては、縦溝が下から上に向っ
て設けられており、且つベース途中で止まっている。従
って、縦溝内に塵がたまらない。また、この縦溝は上方
からは見えない。
【0013】本考案の構造においては、小フランジがな
く、出張りがないから、清掃の邪魔にならず、出張りが
ロータンクや柱、壁などに当ることもない。
【0014】もちろん、ビスによる連結であるため、ベ
ースとベースカバーとの連結強度はきわめて高い。
【0015】
【実施例】第1図は実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の2−2線に沿う断面図である。
【0016】本実施例では、ベース6に縦溝7が設けら
れており、この縦溝7はベース6の背面の高さ方向の途
中から下方に延設されている。この縦溝7の上側の部分
にはビス挿通孔9が上下方向に貫設されている。
【0017】ベースカバー10にあっては、このビス挿
通孔9に対面する部分にビス受入穴11が凹設されてい
る。前記縦溝7から上方にビス12がビス挿通孔9を通
ってビス受入穴11に螺じ込まれ、ベース6とベースカ
バー10とが一体化され、これによって便座ボックス1
3が構成されている。この便座ボックス13に便座14
及び便蓋15が枢着されている。
【0018】このように構成された便座ボックスのベー
スとベースカバーとの連結構造においては、縦溝7が下
から上に向って設けられており、且つベース途中で止ま
っている。従って、縦溝7内に塵がたまらない。また、
この縦溝7は上方からは見えないから、便座ボックスの
見栄えが良い。
【0019】この連結構造においては、小フランジがな
く、出張りがないから、清掃の邪魔にならず、出張りが
ロータンクや柱、壁などに当ることもない。
【0020】もちろん、ビス12による連結であるた
め、ベース6とベースカバー10との連結強度がきわめ
て高い。
【0021】
【考案の効果】以上の通り、本考案の便座ボックスのベ
ースとベースカバーとの連結構造においては、縦溝が途
中から下方に延設されており、縦溝内に塵がたまらな
い。また、この縦溝は上方からは見えないので、便座ボ
ックスの見栄えが良い。
【0022】本考案の構造においては、小フランジがな
く、出張りがないから、清掃の邪魔にならず、出張りが
ロータンクや柱、壁などに当ることもない。従って、便
座ボックスの背面をロータンクや柱、壁などに近接させ
ることが可能である。
【0023】本考案構造は、ビスによる連結であるた
め、ベースとベースカバーとの連結強度がきわめて高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例構造を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
6 ベース 7 縦溝 9 ビス挿通孔 10 ベースカバー 11 ビス受入穴 12 ビス 13 便座ボックス 14 便座

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座ボックスの下側を構成するベース
    と、便座ボックスの上側を構成するベースカバーとをビ
    スで連結した便座ボックスのベースとベースカバーとの
    連結構造であって、洋風便器の上面から突出する便座係
    着用突起に対して嵌合する凹部が該ベースの底面に設け
    られているベースとベースカバーとの連結構造におい
    て、 前記ベースの後面の高さ方向の途中部分から下方に向っ
    て縦溝を設けると共に、該縦溝の上方部分にビス挿通孔
    を上下方向に貫設し、 前記ベースカバーの後部の下面のうち該ビス挿通孔に合
    致する位置にビス受入穴を設け、 該ビス挿通孔に下から挿通したビスを該ビス受入穴に螺
    じ込んだことを特徴とする便座ボックスのベースとベー
    スカバーとの連結構造。
JP7867192U 1992-11-16 1992-11-16 便座ボックスのベースとベースカバーとの連結構造 Expired - Fee Related JP2553149Y2 (ja)

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