JP2552644B2 - 郵便料金の未使用金額を変更する郵便料金計および変更する方法 - Google Patents

郵便料金の未使用金額を変更する郵便料金計および変更する方法

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JP2552644B2 JP58232206A JP23220683A JP2552644B2 JP 2552644 B2 JP2552644 B2 JP 2552644B2 JP 58232206 A JP58232206 A JP 58232206A JP 23220683 A JP23220683 A JP 23220683A JP 2552644 B2 JP2552644 B2 JP 2552644B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は郵便料金計の動作の実行を命令しかつ要求す
るためのキーボードのキーを有する郵便料金計に関す
る。本発明はD.P.Baun他の米国特許第4,579,054号の
「スタンドアローン電子郵便機械(STAND ALONE ELECTR
ONIC MAILING MACHINE)」及びA.B.Eckert,Jr.他の米国
特許第4,559,443号の「電子郵便料金計の印刷ホイール
の初期設定(INITIALIZING THE PRINT WHEELS IN AN EL
ECTRONIC POSTAGE METER)」に関連するものである。
現在市販されている電子郵便料金計、例えば1981年11
月17日にJ.H.Soderberg他に発行され本発明の譲受人に
譲渡された米国特許第4,301,507号の「複数の計算シス
テムを有する電子郵便料金計(ELECTRONIC POSTAGE MET
ER HAVING PLURAL COMPUTING SYSTEMS)」に開示された
形式の料金計は一般に、印刷されるべき郵便料金値の数
字を入力するキーボードと、入力された郵便料金及び他
の値を可視的に示すデイスプレイと、印刷機構と、郵便
料金計の各種の機能を制御する手段及び会計手段を有す
るマイクロコンピユークとを備えている。
前述の米国特許第4,301,507号において、郵便料金計
の各種の要素は機能に応じて、制御ユニツト、会計ユニ
ツト及び印刷ユニツトとして参照される3つのユニツト
を形成するべく区画されている。各ユニツトは、別個に
制御されるクロツク及びプログラムを有する専用マイク
ロプロセツサを組込んでいる。そして、相互通信はスタ
ートビツト、8ビツトバイト及びストツプビツトを有す
る10ビツトから成る直列送信される1バイト「ヘツダ」
専用メツセージの形式で、あるいは1ヘツダ及び1以上
の付加バイトの情報から成る多重バイトメツセージの形
式でユニツト間の直列チヤンネルを介して、及び郵便料
金計とこの料金計に接続された外部装置との間の直列チ
ヤンネルを介して行なわれる。全ての送信メツセージに
は、エコープレツクスメツセージがエラーなしで受信さ
れた場合にはノーエラーパルスが続いている。実際に、
各ユニツトは他のユニツトからは独立して非同期でデー
タを処理できる。更に、郵便料金計と外部装置との間の
コンパチビリテイを可能にするために3つのユニツト間
で送信される全ての演算データ及び記憶されている全て
のオペレータ情報は郵便料金計インタフエースを介して
アクセスできる。その結果(もしある場合には)外部装
置は、郵便料金計の制御を完了させ、また郵便料金計中
の現在の全ての演算情報をアクセスさせるように設置さ
れている。更に、3つの内部ユニツト間のメツセージは
所定の階層化された方向に流れる。例えば、制御ユニツ
トからのコマンドメツセージは会計ユニツトに送られ、
ここでこのメツセージは会計ユニツト内のローカル動作
用に及び/あるいは印刷ユニツトのコマンドメツセージ
用に処理される。一方、印刷ユニツトからのメツセージ
は会計ユニツトに送られ、ここでこのメツセージは内部
情報として使用されるかあるいは別のデータと合体され
て制御ユニツトへ送られる。会計ユニツトからのメツセ
ージはまず印刷ユニツトあるいは制御ユニツトへ向けら
れる。
前述の通信システムを用いた市販の郵便料金計は機械
的に動作するサービススイツチを備えている。このスイ
ツチは料金計の動作が各種のメツセージが別個の解釈を
与えられている例えば、郵便料金計にその内部に記憶さ
れている選択値を表示することを命令あるいは要求する
サービスモードにあり動作可能であることを示すために
動作できる。これに関連して、A.B.Eckert他に発行され
本発明の譲受人に譲渡された米国特許第4,280,180号の
「フィールド再課金可能制御値を有する電子郵便料金計
(ELECTRONIC POSTAGE METER HAVING FIELD RESETTABLE
CONTROL VALVES)」が参照できる。この米国特許第4,2
80,180号においては、許可されたユーザーが所定の金額
だけ郵便料を郵便料金計に再課金することを可能にする
一連のルーチンを開始することをそのユーザーに認める
ために、第2のキー制御3位置機械スイツチも備えられ
ている。
このため3位置スイツチの位置は「動作(operat
e)」「金額入力(enter amount)」及び「組合せ入力
(enter conbination)」の各位置として特定されてい
る。3位置スイツチを「組合せ入力」あるいは「金額入
力」位置のどちらかにセツトすることにより、オペレー
タはキーボードを介して料金計中にそれぞれ組合せある
いは金額を入力できる。各場合において、入力は臨機応
変に、入力された金額あるいは組合せの表示をデイスプ
レイ上に与えさせることができる。スイツチが各位置を
離脱すると、表示されている値を会計ユニツトに入力さ
せかつ次の入力に備えてデイスプレイをブランクにする
メツセージが発生される。3位置スイツチが動作位置に
戻るとどちらの場合にも、会計ユニツトが再課金ルーチ
ンを完了しかつ未使用郵便料金レジスタに加算された金
額を内蔵している料金計を正常な使用に復帰させる。実
際にはこの特徴に対する組合せはPitney−Bowes社のデ
ータセンタ等のデータセンタを呼出すことにより入手で
きる。このデータセンタは、値が修正されていない郵便
料金計/郵便機械の再課金を遠隔から可能にする情報を
有している。この組合せを得るために、オペレータは、
連続番号によつてその料金計を識別し、最初にキーを動
作位置から移動した時に発生されオペレータに示された
コードをデータセンタに送り、更にオペレータが未使用
郵便料金レジスタに加算することを望んでいる郵便料金
値を送ることで、データセンタは、組合せ入力キーに使
用する固有の組合せをオペレータに送る。即ち、データ
センタは、オペレータから送られてきた、郵便料金計を
特定する連続番号および新たに再課金を行うための所望
の金額などを組み合わせて再課金を許容するための暗号
化された数値である固有の組み合わせ発生し、オペレー
タに電話線などを介して該組み合わせを知らせる。この
組合せは機密上の理由から使用済郵便料金レジスタの各
再課金を変更する乱数あるいは擬似乱数である。
前述の使用は別として、3位置スイツチは、料金計中
に記憶されている、等しいかあるいは超えられている場
合には印刷されない所定の最大郵便料金値から成る設定
可能限度値と、郵便料金値が再課金されるべきであるこ
とをユーザーに知らせる可視インジケータを郵便料金計
に出力させる所定の値から成る低郵便料金警報値と、選
択郵便料金キーが最初に動作された後に付加的にオペレ
ータによつて何も行なわれなかつた場合には一度に印刷
されない所定の郵便料金値から成るドルアンロツク値と
を含む他の値を変更するためにサービススイツチと共に
動作するものとして米国特許第4,280,180号に開示され
ている。ここにドルアンロック値とは、一回の印刷動作
によっては印刷が禁止されている最大の郵便料金値をい
う。例えば、ドルアンロック値として1ドルが記憶され
ている場合にはオペレータが1ドル以上の郵便料金を一
度に印刷するために入力してもその印刷動作は禁止され
てロックされる。
前述した従来の郵便料金計は、再課金を行う場合、オ
ペレータが前記組み合わせと再課金すべき金額をキー入
力するものの、該組み合わせと金額を入力したのみでは
再課金はおこなわれず、例えば再課金を可能にするルー
チンを呼び出すための3位置スイッチを設けて該3位置
スイッチの位置を、組み合わせおよび金額の入力と共に
切り替えることにより再課金を行うルーチンを別途に呼
び出す必要があった。また、前述のドルアンロック値な
どは予め製造者が郵便料金計内に記憶し、オペレータは
容易に変更することはできなかった。しかし、ユーザに
よっては1回の印刷に1ドル以上の多額の郵便料金を使
用する場合があり、このためドルアンロック値を容易に
別の値に変更できるシステムが望まれていた。
本発明の目的は、組み合わせと金額を入力するのみで
自動的に新しい金額に変更することができる改良された
郵便料金計を提供することである。
本発明においては、郵便料金を印刷する手段と数値を
表示する手段と、データを入力する手段と前述の手段の
各々に電気的に接続されておりその動作を制御するため
のコンピュータ手段を備え、該コンピュータ手段が印刷
に使用できる全郵便料金に相当する第1の金額を記憶す
る手段を有する郵便料金計において、前記第1の金額を
新しい第1の金額に変更する改良が具備されている。こ
の改良は、複数の押し下げ可能数字キーと少なくとも2
つの押し下げ可能特別キーとを有するキーボードを備え
るデータ入力手段と、選択された数字キーの押し下げに
応答して、前記第1の金額に加算されることが望まれ
る。第2の金額に対応する第1の数値をデイスプレイ手
段に表示させる手段と、選択された数字キーの押し下げ
に応答して、所定の組合せに対応する第2の数値をデイ
スプレイ手段に表示させる手段と、前記特別キーのうち
の1方の押し下げに応答して前記第2の金額を入力しか
つ前記特別キーのうちの他方の押し下げに応答して前記
組合せを入力する手段と、前記第2の金額を前記第1の
金額に加算するために前記第2の金額及び前記組合せの
うちの遅いものの入力に応答して前記第2の金額及び前
記組合せを自動的に処理する手段と、を有するデータ処
理システムつまりコンピユータシステムから成り、これ
により前記第1の金額が前記新しい第1の金額に変更さ
れる。
以下に図面を参照して本発明の実施例について詳細に
説明する。
電子郵便料金計130(第3図)は、システムバス12を
介してROM14を含む各種の電子的に動作する要素に接続
されて、Intelモデル8085Aマイクロプロセツサ等の8ビ
ツトマイクロプロセツサ(CPU)(第1図)を備えてい
る。このROM14は郵便料金計を制御するプログラムを記
憶するために設けられており、固定的にプログラムされ
たデバイス及びリプログラマブルデバイスを有してい
る。Intelモデル8155等の集積回路16はシステムバス12
に接続されており、RAM、入力及び出力(I/O)ライン、
及びタイマーを備えている。この集積回路16のRAM部分
は降順レジスタ及び昇順レジスタへのデータの一時記憶
のために割当てられたメモリを有している。外部データ
通信ポート18は光学アイソレータ20を介してマイクロプ
ロセツサ10に接続されており電子秤、外部コンピユー
タ、各種のサービス装置等のデバイスの郵便料金計への
接続を可能にする。郵便料金計のキーボード22及び不揮
発メモリ(NVM)24もシステムバス12を介してマイクロ
プロセツサ10に電気的に接続されている。郵便料金計の
バンク及びデジツトステツプモーター26、28はモーター
ドライバ30及び集積回路16を介してマイクロプロセツサ
10に電気的に接続されている。リセツト及びパワー制御
装置32は集積回路16、NVM24及びマイクロプロセツサ10
の間に電気的に接続されている。リレー34はACプリンタ
モーター36を集積回路16に接続する。デイスプレイ38も
集積回路16に電気的に接続されている。好適にはデイス
プレイ38は複数の、できれば10以下の7セグメント(小
数点を有する)デジツトデイスプレイ部分を有してい
る。そして、この説明においては、各小数点は1セグメ
ントとみなされる。集積回路16を介してマイクロプロセ
ツサ10に接続されているトリツプホトセンサ40は、前述
の特許出願の「スタンドアローン電子郵便機械(STANDA
LONE ELECTRONIC MAILING MACHINE)」中に更に詳細に
説明されているように、印刷されるべき封筒が存在して
いることを示すために備えられている。
電子郵便料金計はROM14中に記憶されているプログラ
ムの制御の下で動作するマイクロプロセツサ10により制
御される。ROM14およびマイクロプロセッサ10はコンピ
ュータ手段として機能する。マイクロプロセツサ10はキ
ーボード22を介して、あるいは外部メツセージ発生器か
らの外部通信ポート18を介して入力された情報を受信す
る。重要な会計データ及び他の重要な情報は不揮発メモ
リ24に記憶される。第1の金額を記憶する手段としての
不揮発メモリ24はMNOS半導体形メモリ、バツテリ補強CM
OSメモリ、コアメモリ、あるいは他の適当な不揮発メモ
リ要素から成り、電力が郵便料金計に供給されていない
時間周期中重要な郵便料金計のデータを記憶している。
このデータは郵便機械あるいは郵便料金計の連続番号の
他に降順レジスタの値(印刷に使用できる郵便料金額)
昇順レジスタの値(料金計によつて印刷された郵便料金
の総額)及びピースカウントレジスタの値(料金計が実
行したサイクルの総数)に関する情報、及び電力が全く
郵便料金計に供給されない場合でもメモリ中に保持する
ことが望ましいトリツプ状態、初期設定及びサービス情
報等の他の形式のデータを含んでいる。
オン/オフパワースイツチ42がオンにされた時(つま
り閉成された時)に、郵便料金機械内部の電源がマイク
ロプロセツサ10及び残りの電子要素を附勢する。これに
よつて、不揮発メモリ24中に記憶されている情報がマイ
クロプロセツサ10によりRAM中にコピーされる。従つて
パワーアツプ後に、このRAMは、附勢に先行して不揮発
メモリ24中に記憶されている情報だけのイメージつまり
コピーを有している。郵便料金計の動作中には、RAM中
のデータのある部分が独自に修される。例えば、郵便料
金が印刷された時には、降順レジスタ内に記憶されてい
る値が印刷された郵便料金の値だけ減少され、昇順レジ
スタ内の値が印刷された郵便料金の値だけ増加されそし
てピースカウントレジスタ中に記憶された値が増分され
る。パワースイツチ42がオフにされた(つまり開成され
た)時は、RAM内の変化した値を反映して更新されたデ
ータがマイクロプロセツサ10を介して、不揮発メモリ24
の適当に用意された部分に戻される。不揮発メモリ24と
RAMとの間の同様な情報の転送は電源故障の間にも起き
る。
第2図では、郵便料金計の電気的要素の構成のもつと
詳細なブロツク図が48として一般的に示されている。電
力は典型的には115ボルトであるACライン電圧から郵便
料金計に供給される。このライン電圧はホツトスイツチ
50を介して料金計に供給される。このホツトスイツチ50
は温度がプリセツト限度通常は70℃、より上に上昇した
場合に電気的要素を保護するために、郵便料金計への電
力の遮断する。ホツトスイツチ50はライン電圧と料金計
用制御論理との間の絶縁を行なう光学トライアツク54及
びRFフイルタ52を介してAC駆動モーター36Aに接続され
ている。ホツトスイツチ50はヒユーズ58により保護され
ている変圧器56にも接続されている。変圧器56の出力は
コールドスイツチ60を介してプリレギユレータに供給さ
れている。コールドスイツチ60は温度がプリセツト限
度、通常は0℃より下に低下した場合にプリレギユレー
タ59への電力を遮断する。プリレギユレータ59は所定範
囲の出力電圧をスイツチヤ62に与える。スイツチヤ62は
出力電圧+5V、及び−12V及び−30Vを発生用電圧を発生
する。
+5Vは+3ボルトレギユレータ64に印加され次にデイ
スプレイ38Aに印加される。スイツチヤ62がの+5Vは、
論理回路用+5Vを与える+5Vフイルタ66に印加される。
詳細には、+5Vはキーボード22A、デイスプレイボード3
8A、バンク、デジツト及びトリツプセンサ論理回路68、
及び集積回路に印加される。−12Vは−12Vレギユレータ
70に印加され、次に不揮発メモリ24Aに印加される。
スイツチヤ62からの−30V出力も−30Vレギユレータ74
に印加され次に−30Vスイツチ76に印加される。この−3
0Vスイツチ76はプログラムに書かれているようにNVMに
書込む要求に応答してその出力電圧をオン及びオフに切
り換える。−30Vスイツチの出力は不揮発メモリ24Aに印
加される。−30V電源はマイクロプロセツサ10Aのリセツ
ト72上の電源に接続されている。
スイツチヤ62からの+5Vもリセツト72上の電源の1方
の入力端に印加される。この他方の入力端は前述のよう
にレギユレータ74からの−30Vを受ける。低電圧センサ8
8は1方の入力端にスイツチヤ62からの+5Vを受け、他
方の入力端にプリレギユレータ59から出力を受ける。電
圧センサ88の出力はマイクロプロセツサ10Aに供給され
る。低電圧センサ88は電源故障を検出し、これをマイク
ロプロセツサ10Aに知らせる。次にマイクロプロセツサ1
0AはRAM中に存在する全ての機密データを不揮発メモリ2
4Aに転送するためシステムバス12Aを介してRAMをアドレ
ス指定する。
プリレギユレータ59からの別の出力+24Vはバンクモ
ーター26A及びデジツトモーター28A用のデジツト及びバ
ンクモーター駆動装置30Aに印加される。これらのモー
ターはそれぞれ、動作されるべき印刷ホイール(バン
ク)セツトされるべき印刷ホイールの選択されたデジツ
トとを選択する。
集積回路16Aからの出力ストローブはバツフアドライ
バ68によつてバツフアされて、デジツトセンサ(エンコ
ーダ)78、バンクセンサ(エンコーダ)80、及びトリツ
プセンサ40Aに印加される。光学ストローブは必要な時
には電力をデジツトセンサ78、バンクセンサ80及びトリ
ツプセンサ40Aに供給する。トリツプセンサ40Aからの出
力は、集積回路16Aに結合された入力/出力ライン82に
送られる。デジツトセンサ78、バンクセンサ80及びサイ
クルスイツチ84からの出力は記憶バツフアに与えられ
る。
パワーアツプ中に、キースイツチ42(第1図)が閉成
され、ACライン電圧が前述の電気要素を附勢しそして初
期設定プロセスが発生する。この初期設定は前述の米国
特許第4,301,507号に開示されているようなハード及び
/あるいはソフトの初期設定プロセスを含んでいる。料
金計/郵便機械の機械的要素用の初期設定プロセスは好
適には、前述の米国特許の「電子郵便料金計の印刷ホイ
ールの初期設定(INITIALIZING THE PRINT WHEELS IN A
N ELECTRONIC POSTAGE METER)」に開示されているもの
である。
動作について説明すると、マイクロプロセツサ10AはR
OM14のそして可能な場合には補助ROM100の制御の下でア
ドレスバス94及び制御バス96を介してデバイス選択装置
98と通信する。デバイス選択装置98の出力は、RAM、ROM
14A、補助ROM100、デマルチプレクサ102、NVM論理回路1
04及びバツフア86を含む選択ライン99を介して、アドレ
ス指定されるべき要素と通信する。集積回路16AのRAMは
郵便料金計及びマイクロプロセツサ10A用の作業メモリ
である。ROM14Aはプログラムを記憶し、補助ROM100は別
のプログラム記憶空間を提供するために使用されてい
る。不揮発メモリ24Aは料金計の全ての機密情報を記憶
し、パワーダウンあるいは電源故障の間この情報を保持
する。デマルチプレクサ102はアドレス情報の下位8ビ
ツトをラツチする。このアドレス情報はすぐその後に使
用されるロケーシヨンを特定する。NVM論理回路104はNV
M24Aの動作モードを制御し、バス12A上で作業中である
低速デバイス(NVM)が存在することを示すために、レ
デイ(ready)、ウエイト(wait)及びNVMレデイ信号を
与える。
前述したように、デジタルセンサ78(光学エンコー
ダ)、バンクセンサ80(光学エンコーダ)及びその電流
状態が読取られるつまり「ホーム(Home)」あるいは
「インサイクル(In Cycle)」にあるサイクルスイツチ
84が入力信号をバツフア86に与える。このバツフア86は
適正なRAMロケーシヨンに記憶するためにデータバス108
を介して出力信号をマイクロプロセツサ10Aに送る。
RAMも、トリツプセンサ40A、デイスプレイ38A、キー
ボード22A及び、存在する場合には、シールされている
特権アクセススイツチ110から受信したデータを送信す
るためにI/Oラインに電気的に結合されている。このス
イツチ110は、例えば郵便の権限を与えられた職員によ
る郵便料金計のマニユアルリセツトを必要とする用途に
使用するため設けられている。
第3図に示されているように、前述の電子郵便料金計
を収納するのに適した郵便機械130は、ちようつかい付
蓋134と、右側に閉じた端部138を有するスロツト136と
を有するカバー132を備えている。スロツト136の一部分
は封筒がその上に郵便料金を印刷するためにこのスロツ
ト136中に挿入された時にその上に位置されるデツキ137
を形成している。開口140がカバー132の頂部にあり、制
御パネル142はその内部に形成された複数の開口143を有
している。カバー132(第4図)はその内部に電磁絶縁
シールド144を組込んでいる。カバー132及びシールド14
4はベース146に取り付けられ、カバー132及びベース146
は一体でハウジングを形成している。論理回路板149を
備えているパン148がベース146から下がつている。電源
板150はベース146に取り付けられている。デイスプレイ
38及びキーボード22は通常のようにハウジング内に支持
され、デイスプレイ38がカバー132中の開口140に一列に
設けられている。キーボード22(第5図)は情報入力及
び情報検索デバイスとして機能し、オペレータによるア
クセスのために制御パネル142の開口143を介してのびて
いる複数のキーを有している。これらのキーは0−9の
番号を有する数字セツトキー156、クリアキー158、小数
キー160、使用済郵便料金キー162、未使用郵便料金キー
164、ピースカウントキー166及び選択郵便料金キー168
を含んでいる。更にキーボード22の複数の特別のキーが
郵便機械130(第3図)の前面に向けて、蓋134の下に配
置されている。これらのキーはアクセスコードキー17
0、特別のキーとしての金額入力キー172、特別のキーと
しての組合せ入力キー173及び日付キー174を含んでいる
複数のつまみホイール175が蓋134の下に配置されてい
る。このつまみホイールは、前述の米国特許「スタンド
アローン電子郵便機械(STAND−ALONE ELECTRONIC MAIL
ING MACHINE)」中に十分詳細に説明されているよう
に、調整のために日付は印刷機構に機械的に接続されて
いる、好適には、キーボード22のキーは薄膜スイツチで
ある。
一般に、郵便料金計の電子通信システムは多くの点で
前述の米国特許第4,301,507号に開示されているシステ
ムと同じである。この点で、米国特許第4,301,507号に
開示されている通信システムのソフトウエアアーキテク
チヤは、制御ユニツト、会計ユニツト及び印刷ユニツト
として参照される電子構造の3つの別個に区分されたユ
ニツトに利用できる。各ユニツトは、制御ユニツトにあ
つてはタイミング制御要素及び入力/出力インタフエー
スハードウエアを組込んだ多目的の通常のRAM/ROM/I/O
タイマー回路に、会計ユニツトにあつては通常のEAROM
及びタイミング制御要素と入力/出力インタフエースハ
ードウエアを組込んだ複数のPROMに、そして印刷ユニツ
トにあつては通常のバツフアタイミング制御要素及び入
力/出力インタフエースハードウエアに、通常のデータ
ライン、制御ライン及びアドレスラインにより接続され
た専用中央処理ユニツトを備えている。そして、3つの
ユニツト間の通信は、制御ユニツト、会計ユニツト及び
印刷ユニツトの各マイクロプロセツサ間に接続された直
列チヤンネルを介して行なわれる。
開示されている郵便料金計/郵便機械にあつては、電
子構造の機能的に等価なユニツトは、互いに区分されて
はいないが、別個かつ独立の構造として取り扱われまた
そのように機能する。そして、1個のマイクロプロセツ
サ10が使用されているが、ROM14は3つの実質的に独立
して機能するルーチンの組、つまり制御、会計及び印刷
機能の組を記憶するべく構成されている。更に、従来技
術の区分されたユニツト間の直列チヤンネル通信ライン
は除去されたが、集積回路16、RAMは3つの機能モジユ
ール間の通信用の専用制御、会計及び印刷レジスタを備
えており、また外部デバイスと通信するための専用バツ
フアを備えている。従つて、情報はメツセージの形式で
3つの機能モジユール間で、及び郵便機械130と外部ポ
ート18に接続された外部デバイスとの間で通信される。
前述の外に、従来の通信システムの区分されたユニツト
に使用された3つの水晶制御クロツクが1つの水晶制御
クロツクを有するこの通信システムに置き換えられたの
で、この通信システムの3つの機能モジユールはもはや
内部的に非周期で動作できない。制御、会計及び印刷ル
ーチンがROM14に記憶されている単一のアイドルループ
プログラムの制御の下で独自に選択される。一方従来の
通信システムにおけるように、処理用に内部的に発生さ
れたものに対して外部デバイスから受信したメツセージ
及び要求に優先処理が与えられる。このように、従来技
術におけるように、一般に外部デバイスが郵便料金計/
郵便機械の動作の制御を行なう。更に、一般に一度メツ
セージの処理が開始されるとこの処理は完了するまで実
行される。例えば、郵便料金計/郵便機械をトリツプす
ることにより印刷サイクルが開始された時にいかなる場
合にも選択された会計ルーチンの制御の下で郵便料金印
刷サイクルの完了及びこれに関連した郵便料金値の処理
が中断されることは許されていない。
制御構造の回路についての前述の説明に加えて制御構
造は集積回路16の回路を備えている。制御ルーチンはRA
M中に2つのバツフアを用いており、一方のバツフアは
デイスプレイのデジツトの対応するメツセージを記憶
し、他方のバツフアは表示されるデジツトのビツト毎の
コピーつまりイメージを記憶する。情報が1以上のキー
を押すことによりキーボード22中に入力されると、数字
メツセージの形式でこの情報のコピーがデイスプレイバ
ツフアに組込まれ、デイスプレイを駆動するためビツト
形式イメージバツフアに転送される。郵便料金計がキー
ボード22からのメツセージに応答した時に、この応答が
送信バツフアから外部デバイスへ通信される。状態応答
の例外はあるが、送信バツフアに記憶されているメツセ
ージが送信バツフアからデイスプレイバツフア中にコピ
ーされる。一方、郵便料金計が外部デバイスからのメツ
セージに応答する時はこの応答が外部デバイスに通信さ
れるだけである。デイスプレイバツフア中にコピーさ
れ、外部デバイスに通信されている郵便料金値メツセー
ジの例外はあるが、これらのメツセージは表示されな
い。このように、デイスプレイは主としてキーボード22
からの入力に対する応答を表示するために使用される。
キーボード22は情報をマイクロプロセツサ10に入力する
ために使用される。マイクロプロセツサ10は各スイツチ
の閉成を解読しこれに応答してデイスプレイ38を駆動す
る。
以降に詳細に説明されるように、ユーザーにつまみホ
イール175を調整することにより日付を調整することを
思い出させるために、制御機構が電源ボード150を介し
て郵便機械130への電力の印加に応答して、LEDデイスプ
レイを選択的に附勢し所定のコードを可視的に表示し、
また蓋134が開かれ日付キー174が押されるまで全デイス
プレイ同時に間欠的にフラツシユする。この所定のコー
ドは好適にLEDデイスプレイの中央位置、マイナス符号
位置あるいは最左端デジツト位置にある単一のセグメン
トである。
更に、制御機構は、適当な数字キー156及びアクセス
コードキー170の使用に選択的に応答してコマンド及び
要求メツセージ、例えばサービスモードに入るあるいは
これから出るというコマンドを発生する。これらのメツ
セージ用には個別のキーは備えられていない。
また、サービスモードの動作にあつては、制御機構は
金額入力キー172及び組合せ入力キー173を含む遠隔リセ
ツトキーの使用に選択的に応答して、例えばセツト可能
限度値、低郵便料金警報値及びドルアンロツク値を修正
する等の顧客の要求に一致させるべくRAM中に記憶され
ている値を修正するための各種の会計ルーチンを呼出す
データ入力メツセージを発生する。更に、サービスモー
ドの動作においては、郵便料金計の連続番号が修正可能
な形で郵便料金計に記憶されている場合にはこれを修正
する機構が備えられている。
また、非サービスモードの動作においては、制御機構
はアクセスコードキー170、金額入力キー172及び組合せ
入力キー173の使用に選択的に応答し、アクセスコード
キー170にあつては組合せコードを得るべくデータセン
サを呼出すために使用されるアクセスコードを表示する
ための、そして金額入力キー172及び組合せ入力キー173
にあつては郵便料金計に追加の郵便料金の印刷を可能に
させるべくRAMに記憶されている未使用郵便料金値を修
正する(通常は増加する)ための、各種の会計ルーチン
を呼出すデータ入力メツセージを発生する。
前述の回路に加えて、会計機構は、連続番号、及び昇
順レジスタ、降順レジスタ及びピースカウントレジスタ
中の現在の値を含む重要なデータを記憶する不揮発メモ
リ24を備えている。会計機構は、郵便料金が印刷された
時あるいは遠隔リセツト機能キーが使用された時に正し
く調整される会計金額を記憶するために、作業昇順レジ
スタ、降順レジスタ及びピースカウントレジスタを有す
る揮発メモリも備えている。作業揮発メモリはその時使
用する重要な演算データを記憶し、電力の低下が検出さ
れた時あるいは主電力スイツチ42がオフにされたような
時にこのデータを不揮発メモリ24に転送する。
前述の回路に加えて、印刷機構は、郵便料金計の印刷
ホイールの相対位置を検出するためそれぞれデジツト及
びバンク選択ステツプモーター28及び26に接続されてい
る光学センサ78及び80の回路を備えている。更に、印刷
機構は、前述の特許出願の発明「スタンドアローン電子
郵便機械(STAND−ALONE ELECTRONIC MAILING MACHIN
E)」に詳細に説明されているように、郵便機械のスロ
ツト136への封筒の正しい挿入に応答してレバーの動き
を検出する、トリツプレバーに接続されたホトセンサ40
の回路も備えている。
郵便料金計の初期設定が例えば米国特許第4,301,507
号に及びA.B.Eckert他による米国特許第4,559,443号の
「電子郵便料金計における印刷ホイールの初期設定(IN
ITIALIZIN THE PRINT WHEELS IN AN ELECTRONIC POSTAG
E METER)」に開示されているように完了された場合に
は、マイクロプロセツサ10がアイドルループプログラム
の制御の下で走査ルーチンを実行する。走査ルーチンは
キーが押されたことによつて生じるキーボード22のキー
の閉成をサーチする。各キーが押されこれによつて関連
のスイツチが閉成された時マイクロプロセツサ10は制御
ルーチンを実行する。この制御ルーチンはこのキーが押
されたことに応答して制御機構に記憶されているサブル
ーチンにLEDデイスプレイを駆動させる。電力スイツチ
をオン位置600(第6図)に回すと、郵便料金計/郵便
機械は日付キーを、チエツクされていないものとして
(602)フラグを立てる。その後、初期設定プロセスの
途中で、郵便料金値が零と表示され、郵便料金のセツト
がデイスプレイ604上にあるとしてフラグが立てられる
これによつて本発明では、第6図の日付チエツク論理
ルーチンが呼出される。
第6図に示されているように、600番代の番号がプロ
セスのステツプを特定するために使用されているので、
マイクロプロセツサは、日付がチエツクされたか否か
(608)を決定することから始まるアイドル606からプロ
グラムの実行を開始する。日付がチエツクされていない
場合には、郵便料金計が郵便料金を印刷できないために
郵便料金計は使用禁止され(616)そのようにフラグが
立てられる。日付がチエツクされている場合には、表示
された値を印刷するための十分な資金が料金計において
使用できるか否か(610)、郵便料金計が動作の正常な
モードにあるか否か(612)及び料金計中に記憶されて
いるドルアンロツク値が表示された郵便料金値より大き
いか否か(614)について決定が行なわれる。このよう
に、これらの3つの問608、610、612のどれか1つが否
定で解答された場合には郵便料金計は使用禁止され(61
6)そのようにフラグが立てられる。逆に、これらの3
つの問608、610、612の全てが肯定で解答された場合に
は、ドルアンロツク値がデイスプレイ上の郵便料金のセ
ツトに等しいかあるいはこれを越えているか否か決定が
行なわれる(614)。ドルアンロツク値が等しいかある
いは大きくない場合には、郵便料金計が使用可能にされ
(630)、そのようにフラグが立てられる。もしそうで
ない場合には、これは行なわれない。その後、両方の場
合に、送信バツフア、受信バツフア及びキーボード/デ
イスプレイ バツフア/フラグが処理のために走査され
る(618、624及び628)。別に指示されるまで、説明の
ために郵便料金のセツトがドルアンロツク値614より少
ない結果として、デイスプレイ上の郵便料金のセツトが
初期設定プロセスの途中で表示された零の値にとどまつ
ているものとする。更に、十分な資金があり(610)ま
たそのモードは正常である(612)ものとする。
第6図に示されたように、日付チエツク論理ルーチン
の構成の残りの部分は与えられた優先処理を呼出し、次
に送信バツフアに記憶されているメツセージを外部デバ
イスに送信し(618)、次に外部デバイスにより発生さ
れかつ受信バツフアに記憶されているメツセージ処理
(624)そして次にキーボードにより発生されたメツセ
ージを処理する(628)。これを詳細に説明する前に、
これらの処理ステツプの一般的な説明が続けられる。
送信バツフアはまずそれが満たされているかあるいは
空か決定するために走査される(618)。これが満たさ
れている場合には、第1のブロツク620に示されるよう
に送信バツフアに記憶されているメツセージが外部デバ
イスに送信され(620a)、送信バツフアが空としてフラ
グを立て(620b)そして処理がアイドルに戻る(60
6)。その後マイクロプロセツサは、状態情報が待機し
ているか否か(622)すなわちそれが外部デバイスに送
信されるべき情報であることを示すために状態情報フラ
グを立てられているか否か決定するため各種のフラグを
走査する。状態が待機していると、郵便料金計の状態に
対応するメツセージ例えば、チエツクされていない日付
の状態を示す1ビツトを有するメツセージが送信バツフ
アに組込まれ(622a)、この送信バツフアは満たされて
いるとしてフラグが立てられる(622b)。これによつて
処理がアイドルに復帰する(606)。次の走査におい
て、送信バツフアがここで満たされているとしてフラグ
が立てられる(618)のでこの送信バツフアに記憶され
ているメツセージは外部デバイスに送信され(620a)、
再びこの送信バツフアは空としてフラグが立てられ(62
0b)、処理がアイドルに戻る(606)。前述の処理は、
全ての待ちフラグが、外部デバイスに送信されている待
ちフラグの各々に対するメツセージを生ずるまで続けら
れる。この時点で、送信バツフアは空としてフラグを立
てられ、送信されるべき次のデータを満たすために使用
でき、そして処理がアイドルに戻る(606)。
次の走査において送信バツフアが満たされているもの
としてフラグを立てられる(624)と、郵便料金計が動
作のサービスモードにない(626b、626g)場合にはその
中に記憶されている日付チエツクメツセージが処理され
る。日付チエツク処理はサービスモードでは発生しな
い。これは、郵便料金計がサービスモードにある時には
印刷された郵便料金を処理し会計するように構成されて
いないからである。ま、た料金計使用可能メツセージが
処理されている(626h)場合には、料金計が動作のフエ
ータルモードにあると処理が終了される。これは例えば
料金計が資格のあるサービスマンの注意を要求すべき誤
動作にある時に発生する。受信バツフアが空であるとし
てフラグが立てられた場合には、処理は第4のブロツク
628で発生する。ここではデイスプレイ上にある郵便料
金のセツトに固有のキーボードで発生されたメツセージ
(628a)が処理される。
ここで日付チエツク質問608について述べると、日付
がチエツクされていない場合には料金計は使用禁止され
(616)そのようにフラグが立てられる。その後、送信
バツフア618及び受信バツフア624が共に空であるとして
フラグを立てられると、処理は第4のブロツク628に発
生する。キー628aあるいは628bのどれもが押されていな
い場合には、郵便料金のセツト(零の値)がデイスプレ
イ上にあるように(604から)そのままフラグを立てら
れており(628c)かつ日付がチエツクされたように(60
2から)そのままフラグを立てられている(628d)の
で、日付チエツクインジケータがオンにされ(628e)か
つLEDデイスプレイの全体が動作のフラツシユモードに
セツトされる(628f)。このように、キーボードのオペ
レータはつまみホイール175(第3図)のセツトをチエ
ツクするべく視覚的に注意をうながされる。この日付チ
エツクインジケータは好適にはLEDデイスプレイの左端
のデジツト位置にあるマイナス符号である。更に、郵便
料金計を動作するために外部デバイスが用いられている
場合には、状態が質問され(628f、622)(第6図)、
そして前述のように処理される。
郵便料金計がキーボードによつて動作されている場合
には、この時点でオペレータは日付の設定をチエツク
し、必要な場合にはつまみホイール175(第3図)を操
作することにより日付を変更する。その後、オペレータ
は日付キー174を押す。これを行つた時には、日付はこ
の時までではチエツクされていない(608)(第6
図)。従つて料金計は使用禁止のままであり(616)そ
のようにフラグを立てられている。これに対して、送信
バツフアが空としてフラグを立てられており(618)、
受信バツフアが空としてフラグを立てられており(62
4)日付チエツクキーが押されている(628a)ので、日
付がチエツク済としてフラグを立てられる(628i)。更
に、郵便料金の設定が依然としてデイスプレイ上にあり
(628c)かつ日付がチエツク済としてフラグを立てられ
ている(628d)ので、マイナスビツトインジケータがオ
フにされ(628g)、LEDデイスプレイが非フラツシユモ
ードにセツトされ(628h)、そして処理がアイドルに戻
される(606)。この時点で、日付はチエツク済として
(628jから)フラグを立てられている(608)おりかつ
質問610、612及び614に対する応答が全てイエスである
ので、料金計が使用可能にされそのようにフラグが立て
られる。
郵便料金計が外部デバイスによつて動作されているも
のとすれば、その外部デバイスは通常は、「リセツト
チエツク日付(reset check date)」メツセージつまり
郵便料金計の日付キーの押し下げをシミユレートするヘ
ツダのみのメツセージを発生しこれを郵便料金計に送信
するべく動作される。これが起きた場合には、送信バツ
フアは満たされているとしてフラグを立てられ(62
4)、このメツセージが処理される。郵便料金計がサー
ビスモードになく(626b)かつメツセージが「リセツト
チエツク日付」だつた(626c)ので、日付はチエツク済
としてフラグを立てられ(626d)、受信バツフアが空と
してフラグを立てられ(626f)そして処理がアイドルに
戻れる(606)。日付はここでチエツク済として(626d
から)フラグを立てられ(608)かつ質問610、612及び6
14が全てイエスと応答されたので、料金計は使用可能に
されそのようにフラグを立てられる。その後質問された
状態の全部が前述したように処理され外部デバイスに送
信される。次に、日付がチエツク済として(626dから)
フラグを立てられておりかつ設定が依然としてデイスプ
レイ上にあるようにフラグを立てられている(628c)の
で、日付チエツクマイナスビツトインジケータはオフに
され(628g)、LEDデイスプレイが非フラツシユモード6
28hにセツトされ、そして処理がアイドルに戻される(6
06)。
第6図に示されているように、外部デバイスは郵便料
金計に料金計使用可能メツセージを送信することにより
料金計を使用可能にできる(626j)。これが発生しかつ
デイスプレイ上の郵便料金の設定がドルアンロツク値よ
り大きい(614)場合には、受信バツフアは満たされて
いるとしてフラグを立てられ(624)、その中のメツセ
ージがブロツク626で処理される。これによつてモード
がサービスにないかあるいはフエータルでなく(626g)
かつ日付がチエツク済としてフラグを立てられている
(626j)場合には、使用可能にされた料金計のメツセー
ジが、好適には無条件で処理される。しかし、条件付き
で料金計を使用可能にすること(626j)は本発明の範囲
内にある。このことはデイスプレイ上の郵便料金値がド
ルアンロツク値を超えている(614)時は無条件で料金
計を使用可能にすることが一般に不許可である(626j)
ことから、望ましいことであると考えられる。例えば、
処理ステツプ626jは、使用可能な料金計のメツセージ
が、選択された郵便料金キーの1つ以上の別個の押し下
げをシユミレートしている(626h)時には、外部デバイ
スにより郵便料金計の使用可能化を許可する通常のサブ
ルーチンを有していることが望ましい。
同様に、郵便料金は郵便料金選択キーを押すことによ
つてキーボードから使用可能にできる(628b)。再び、
郵便料金がデイスプレイ上にあり(628k)、モードがサ
ービスモードあるいはフエータルモードでなく(628l)
かつ日付がチエツク済としてフラグを立てられている
(628m)場合には、料金計は好適には無条件で使用可能
にされる。しかし、前述したように、例えばデイスプレ
イ上の郵便料金の設定がドルロツクを超えた場合等には
条件付きで郵便料金計を使用可能にすることが望まし
い。このため、ステツプ626jの処理に関して行われた前
述の記述が、例えば郵便料金選択キー628bが実際に2度
目に押し下げられた時に、料金計の使用可能化が発生さ
れる点を除いて、同じ効力をもつてステツプ628nにおけ
る処理に適用される。
前述の外に、日付がチエツクされた(608)けれども
郵便料金計中に表示郵便料金を印刷する十分な資金がな
い(610)場合には、料金計は使用禁止され(616)その
ようにフラグが立てられる。フローチヤート(第6図)
を読むことによつて、チヤート中にはこの問題を解決で
きるものがなにもなく、その結果処理は終端されてアイ
ドルへ戻される(606)ことがわかる。通常は、オペレ
ータがこの時点で料金計を再課金する。
日付がチエツクされ(608)かつ十分な資金がある(6
10)がしかし料金計が正常モードにない、即ちサービス
モードまたはフェータルモードの(612)場合には、料
金計が使用禁止されかつそのようにフラグが立てられフ
ローチヤート(第6図)中にこの問題を解決するものが
何もないので処理は終了されそしてアイドルへ戻される
(606)。通常は、料金計がサービスモードにある場合
にはオペレータは、日付チエツク処理を行なう前に、こ
れをサービスモードから取り除かねばならない。これに
対して、料金計がサービスモードにはないがしかしフエ
ータルモードにあつた場合には、ユーザーは普通はこの
問題を解決するためにサービスマンを呼ぶ。
十分な資金がない場合(610)あるいは正常モードに
ない場合(612)に関して発生した問題が解決されたも
のとすれば、次には日付がチエツクされ(608)たがし
かしデイスプレイ上の設定がドルロツク値より小さく
(614)、その結果何も行なわれなかつたものとする。
しかし、この状態は前述したように日付チエツク論理ル
ーチンによつて処理できる。日付が最初にチエツクされ
るので(608)、オペレータは郵便料金選択キーを動作
でき(628b)、このキーを2度押して郵便料金計のドル
アンロツク特性を無視できる。そして、そのようにした
際には、設定がデイスプレイ上にあり(628k)、動作モ
ードが正常であり(628)そして日付がチエツク済とし
てフラグを立てられている(628m)ので料金計が郵便料
金を印刷するべく使用可能にされる(628n)。その後、
処理は終了されアイドルに戻される(606)。
従つて、郵便料金計/郵便機械がパワーアツプされた
時に日付が未チエツクであるとしてフラグを立てられ、
その結果日付チエツクプログラムが呼出され、郵便料金
の設定がデイスプレイ上にあるか否決定するためにマイ
クロプロセツサによつて実行される。そして、もしそれ
がありかつ日付がチエツクされていなければ、マイクロ
プロセツサは料金計を使用禁止し、郵便料金が印刷され
ることを防止する。更に、デイスプレイは次にこのデイ
スプレイの所定のデジツト位置に少なくとも1つのセグ
メントを表示するべく駆動される。好適実施例では、マ
イナス符号が左端のデジツト位置に表示される。これに
加えて、ユーザーに日付がチエツクされていないことを
知らせるために、LEDデイスプレイ全体が間欠的にフラ
ツシユし始める。更に、郵便料金計/郵便機械は、日付
キーの押し下げに応答して、LEDデイスプレイの左端の
デジツト位置にあるマイナス符号ビツトをオフにしLED
デイスプレイを非フラツシユモードにセツトする。ま
た、郵便料金計/郵便機械は、外部デバイスからのメツ
セージに応答して、日付キーの押し下げを実行しかつ郵
便料金計/郵便機械をオペレータの介在なしに使用可能
にする。更にデイスプレイ上の郵便料金の設定がドルア
ンロツク値を超えていても、料金計は日付がチエツクさ
れた後料金計使用可能メツセージを発生するため郵便料
金選択キーの使用を可能にする。そして、外部デバイス
が郵便料金計のこのような動作をシユミレートすること
を可能にする機構も備えられている。
第5図では、サービスモード以外の料金計の動作モー
ドにおいて、使用済郵便料金キー162の押し下げによつ
て昇順レジスタ中の印刷された全郵便料金の合計値がデ
イスプレイパネル140上に表示され、未使用郵便料金キ
ー164の押し下げによつて降順レジスタ中の印刷に使用
できる郵便料金の合計値が表示され、そしてピースカウ
ントキー166の押し下げによつて郵便機械130の全ての印
刷動作の合計カウントが表示される。各場合において、
キーが解放された後そのキーに関連した現在の値が所定
時間間隔例えば数秒間表示され、その時間間隔の後、デ
イスプレイが現在の郵便料金の設定に戻される。
本発明では、アクセスコードキー170(第3図)と共
に数字キー156(第5図)が前述の情報及び、通常は顧
客が必要としないあるいは解読できない種類の情報であ
る他の情報を表示するために使用される。料金計が動作
のサービスモードにある時は、使用済郵便料金キー16
2、未使用郵便料金キー164及びピースカウントキー166
(第5図)はそれぞれこのような他の情報のあるものを
表示するために使用できる。キーボードの両方の使用を
例示しているアクセスコードキー170と数値キー156の使
用の場合がまず以下に説明される。
個別のキーが設けられていないコマトンドあるいは要
求機能を開始するべくキーボード22(第4図)を使用す
るために、小数を有さない少なくとも2つの好適には4
つのキヤラクタを備える所定の数値コードが適当な数値
キー156(第5図)を押し続いてアクセスコードキー
(第3図)を押すことによつてキーボード22に入力され
る。アクセスコードキー170を押すと、制御ルーチンが
呼出され、これがデイスプレイ中の低位の2つのデジツ
トに対応する要求あるいはコマンドヘツダを発生させ
る。例えば、サービスモードキーが備えられていなくて
も、キーボードに数字6946を入力し続いてアクセスコー
ドキー170を押すと、「46」コマンドヘツダが発生され
る。その結果、マイクロプロセツサが通常のサブルーチ
ンを呼出し、料金計を動作のサービスモードに入らせ
る。これが生じた時に、所定のコード好適には各空白デ
ジツト位置の低いセグメント位置に挿入されたセグメン
トから成るコードが表示され、郵便料金計従つて郵便機
械が動作のサービスモードにあることをユーザーに知ら
せる。その後使用済郵便料金キー162が押されると、所
定の値から成る「ドルアンロツク」値が表示される。こ
の所定の値が「ドルアンロツク」値に等しいかこれを超
えている場合には、この値が最初に表示された後にオペ
レータが2度郵便料金選択キーを押さなければ、郵便料
金計の使用中にはこの所定の値は印刷されない。これに
対して、動作のサービスモードにあつては、未使用郵便
料金キー164が押されると、低郵便料金警報」値が表示
される。この警報値は、郵便料金計/郵便機械が再課金
されるべきであることをオペレータに知らせる警報信号
を表示させる所定の郵便料金値を有している。そして、
ピースカウントキー166が押されるとこの条件が続いて
クリアされた場合であつても、発生した最終のフエータ
ル条件を識別する診断状態が表示される。
前述の情報及び更に別の情報の全てを表示するために
数値キー及びアクセスキー170(第3図)を使用する一
般的な場合については、第7図が参照される。ここでは
処理のステツプを特定するために700番代の番号が使用
される。第7図に示されているように、アクセスコード
キーが押し下げられる(710)まで、マイクロプロセツ
サはアイドルループプログラムの指令の下でそのアイド
ルルーチンを続ける。アクセスキーが押し下げられた
(710)時に、数値「40」に対応する単一バイトヘツダ
メツセージが作業バツフアに組込まれ記憶される(71
2)。この時点でデイスプレイ中にキー入力データが全
くない(714)場合にはマイクロプロセツサは第7図の
点線の下に示されたヘツダメツセージ実行ルーチンを呼
出し(716)ヘツダメツセージを実行する(718)。ヘツ
ダメツセージは数字40に対応するので、「要求アクセス
コード」メツセージが発生される。このメツセージはマ
イクロプロセツサにデイスプレイバツフア中にアクセス
コードを組込む通常のサブルーチンを呼出させる。前述
したように、デイスプレイバツフアはLEDデイスプレイ
を駆動するためにビツト形式でイメージバツフアにコピ
ーされる。この結果、アクセスコードがオペレータに対
して表示される。例えば、郵便料金計を追加郵便料金で
課金する時にピツトネイボウズデータセンタを呼出すた
めに通常オペレータにより使用されるコードである。こ
れに対して、前述の数字40のヘツダが発生され(712)
使用できるバツフア中にセツトされた後に、キー入力デ
ータがデイスプレイ中にあると(714)ヘツダは実行さ
れない。デイスプレイバツフアが走査されそして、この
デイスプレイバツフア中のデータが小数を含まない4文
字の表示でない(720)場合にはマイクロプロセツサは
「手続エラー(procedural error)」メツセージつまり
手続エラービツト有する料金計状態メツセージを発生す
る通常のサブルーチンを呼出す。このメツセージは、表
示「ERR」を表示するためにLEDデイスプレイを駆動する
デイスプレイイメージバツフアに転送される。同様に、
デイスプレイが小数のない4文字デイスプレイであるが
最初の2つの文字が数字「69」でない(722)場合には
マイクロプロセツサは前述のサブルーチンを呼出し、手
続エラーメツセージを発生し同じエラー表示を表示す
る。これに対して小数のない4つの文字のデイスプレイ
の最初の2つの文字の数値「69」である(722)場合に
は最後の2つの文字を用いた単一のバイトヘツダメツセ
ージが発生され作業バツフア中に記憶される(724)。
この時に、マイクロプロセツサは第7図の点線の下のヘ
ツダメツセージ実行ルーチンを呼出し(716)、このル
ーチンを実行して最後の2つのデジツトに対応するメツ
セージを発生する。
ヘツダメツセージルーチンの実行の時に(716)(第
7図)、前述の最後の2つのデジツトヘツタメツセージ
が「40」である場合には、「要求アクセスコード」メツ
セージが発生され前述のデイスプレイが発生される。2
デジツトヘツダメツセージが「41」であれば「料金計使
用可能(enable meter)」メツセージが発生され、この
メツセージが「42」であれば「料金計使用禁止(meter
disable)」メツセージが発生され、このメツセージが
「46」であれば「サービスモードに入る(enter servic
e mode)」メツセージが発生され、このメツセージが
「47」であれば「サービスモードから出る(exit servi
ce mode)」メツセージが発生され、このメツセージが
「50」であれば「状態要求(request status)」メツセ
ージが発生され、そしてこのメツセージが「51」であれ
ば「選択値要求(request selection value)」メツセ
ージが発生される。2デジツトヘツダメツセージが「5
2」でありかつ料金計がサービス動作にない場合には
「昇順レジスタ要求(request ascending register)」
メツセージが発生される。一方、このメツセージが「5
2」にありかつ料金計が動作のサービスモードにある場
合には昇順レジスタ要求が「ドルロツク値要求(reques
t dollar lock value)」メツセージとして解読され
る。2デジツトコードが「53」、「54」あるいは「55」
でありかつ料金計が動作のサービスモードにない場合に
は、「降順レジスタ要求(request descending registe
r)」、「制御和要求(request control sum)」あるい
は「ピースカウント要求(request piece count)」メ
ツセージがそれぞれ発生される。また2デジツトコード
が「53」、「54」あるいは「55」でありかつ料金計が動
作のサービスモードにある場合には、同じメツセージが
それぞれ「低郵便料金警告値要求(request low postag
e warning value)」「料金計連続番号要求(request m
eter serial number)」あるいは「診断状態要求(requ
est diagnostic status)」メツセージとして解読され
る。更に、このコードが「56」でありかつ料金計が動作
のサービスモードにある場合には「設定可能限度値要求
(request sttable limit value)」メツセージが発生
されこのコードが「63」である場合には「キーボード使
用禁止(disable keyboard)」メツセージが発生され、
そして最後の2つのデジツトが前述した最後の2つのデ
ジツトのうち1つ以外の2つのデジツトである場合には
「手続エラー」メツセージが発生される。各場合におい
て、あるメツセージを発生するまたは与える際に処理が
終了され(720)その後マイクロプロセツサは通常のサ
ブルーチンを呼出し、このサブルーチンはマイクロプロ
セツサにより実行され、メツセージに対応する料金計の
特定の動作を実行させ、またこのメツセージに対応する
デイスプレイを与える。例えば、「アクセスコード要
求」及び「手続エラー」メツセージがそれぞれ前述した
ように発生された時、アクセスコード及び表示「ERR」
がそれぞれ表示される。
個別のキーが設けられていないデータ入力機能を開始
するべくキーボード22を使用するため、及び個別のキー
を設けずにキーボードから入力コマンドの終了データを
入力する必要をなくすために、郵便料金計/郵便機械
は、通常は工場の訓練されたサービスマンであるオペレ
ータが郵便機械中のその動作特性を実行する各種の所定
の値を修正あるいは最初に記憶することを可能にするべ
くプログラムされている。これらの値は設定可能限度
値、低郵便料金警報値及びドルアンロツク値を含み、こ
れらは通常は顧客のニーズあるいは好みに従うべく修正
される。本発明では、これらの値を修正するために、郵
便機械は前述したようにまず動作サービスモードに置か
れる。サービスモードに置くと、アクセスコードキーは
料金計中に記憶されている値を修正するために関係しな
いので、第7図のフローチヤートは以降には説明されな
い。
前述の値を修正する前に、郵便料金計を動作のサービ
スモードに置いた後、オペレータは、修正が必要である
か否か決定するために適当なキー162、164あるいは166
を押し下げて、修正すべき値を任意にチエツクできる。
その後、オペレータは通常は適当な数字キー156を押し
下げて、キーボード22に記憶されるべき新しい値を入力
する。これによつて対応する値のデイスプレイが実行さ
れる。次にオペレータは金額入力キー172(第3図)を
押し下げて、表示された金額を記憶し、デイスプレイを
空白にする。新しい値の入力の前あるいは後のどちらか
に、オペレータは数字キー156(第5図)を用いて少な
くとも1つのデジツトを有する所定の組合せをキーボー
ドに入力する。これによつて対応する値のデイスプレイ
が行なわれる。次に、オペレータは組合せ入力キー173
(第3図)を押し下げて、キーボード入力に対応する組
合せを記憶させまたデイスプレイを空白にする。入力さ
れた金額と組合せの両方を有する結果、マイクロプロセ
ツサは入力された金額及び組合せを処理するためにあた
かも入力コマンドの終了データが受信された如く第8図
に示された入力プログラムのエンドプログラムを自動的
に呼出し、これによつて組合せによつて特定されたレジ
スタ中に記憶されている値を新しい値に変更する。
入力プログラムのエンドプログラム(第8図)は適当
な会計ルーチンの制御の下でマイクロプロセツサにより
実行される。第8図に示されるように、電力が郵便料金
計に印加された(810)後に受信バツフアが空としてフ
ラグを立てられ(812)、キーボードが使用可能として
フラグを立てられる(814)、加えて、RAMの金額及び組
合せ作業レジスタが郵便料金計/郵便機械の初期設定の
途中で、入力されていないものとしてフラグを立てられ
る(816及び818)。アイドルループプログラムの制御の
下で、次にマイクロプロセツサはRAMの各種の作業バツ
フア中の実行可能な命令をサーチする。
第8図に示すように、ここでは800番代の番号が処理
ステツプを特定するために使用されている。アイドルか
らの優先処理は、内部的に発生されたメツセージに対し
て外部デバイスから受信したメツセージに与えられてい
る。この説明のため別に説明するまでは、初期設定プロ
セスが完了されていないので送信要求信号が外部デバイ
スから受信されておらない(822)ものとし、かつ受信
バツフアが空としてフラグを立てられたままで(81
2)、キーボードは使用可能としてフラグを立てられた
ままであり(814)、金額は入力されていないとしてフ
ラグを立てられたままであり(816)、そして組合せは
入力されていないとしてフラグを立てられたままである
(818)。従つて、メツセージは下位のブロツク中に記
載されたプロセスのステツプに基づいて処理される(82
4)(第8図)。新しい値がキーボードに入力されてお
りかつ金額入力キーが押し下げられている故に金額が入
力されたものとしてフラグを立てられている(824a)場
合及び適当なコードがキーボード中に入力されておりか
つ組合せ入力キーが押し下げられている故に組合せコー
ドが入力されたものとしてフラグが立てられている(82
4b)場合には、金額及び組合せコードは入力コマンドの
終端が受信されたものとして処理される(824c)。これ
に対して、金額が入力されたものとしてフラグを立てら
れている(824a)がしかし組合せがそのようにフラグを
立てられていない場合には、処理は終了される(824
d)。しかし、金額が入力されているものとしてフラグ
を立てられておらず(824a)かつ数字データキーが押し
下げられている(824e)場合には、キー入力データは料
金計使用禁止コマンドを発生する(824f)。この際に
は、料金計を使用禁止することが郵便料金の印刷を妨
げ、しかもキーボードが使用可能のままにあることがわ
かる。再び第8図において、金額が入力されているもの
としてフラグを立てられておらず(824a)かつ数字デー
タキーが押し下げられていない(824e)場合には他のキ
ーが押し下げられなければ(824h)、処理は終了される
(824g)。この場合には他のコマンドあるいは要求が処
理される(824i)。
前述の処理が完了した後、全てのこのような処理は更
に、下位のブロツク826中の点線の下に示されている打
切り分析(absort analysis)サブルーチンの支配を受
ける(826)。このサブルーチン826に示されているよう
に、コマンドあるいは要求が点線より上で処理された
(826a)場合及びコマンドでない(826b)場合、及びそ
れがキーボード入力データ要求でないつまり使用済郵便
料金キー、未使用郵便料金キーあるいはピースカウント
キーのどれか1つの押し下げの結果として発生されたメ
ツセージでない(826c)場合及びそれが金額入力コマン
ドでない(826d)場合、及びそれが組合せ入力コマンド
でない(826e)場合には、金額及び組合せは共に入力さ
れていないものとしてフラグを立てられる(826f、826
g)。しかし、コマンドあるいは要求が点線より上で処
理され(826a)かつそれが料金計使用禁止コマンドであ
る(826b)場合には処理が終了される。またはそれが料
金計使用禁止コマンドでない(826b)がキー入力データ
要求である(826c)場合には処理は終了される。また
は、それが料金計使用禁止コマンドでなく(826b)キー
入力数字データ要求でもない(826c)。しかし金額入力
コマンドである(826d)場合には処理は終了される。ま
たは、それが料金計使用禁止コマンドでなく(826b)デ
ータ要求でもなく(826c)金額入力コマンドでもない
(826d)がしかし組合せ入力コマンドである(826e)場
合には処理は終了される。処理が終了される各場合にお
いて、金額及び組合せが入力されていないものとしてフ
ラグを立てられていない(826f、826g)、あるいは別の
言い方をすれば、点線より上の先の処理によつて金額あ
るいは組合せの1方あるいは他方が入力されたものとし
てフラグを立てられていた場合にはそれは入力されたも
のとしてフラグを立てられたままである。
前述の打切り分析サブルーチン(826)(第8図)
は、オペレータが1度郵便料金計中に記憶されている値
の1つを修正するプロセスを開始し、かつ値修正プロセ
スを完了する適当な情報以外のある他の情報がこの値修
正プロセスの完了の前にキーボードに入力された場合に
はオペレータはこの値修正プロセスを再開始すべきこと
を強制されるということを確実にするために備えられて
いる。例えば、オペレータが金額を入力した後オペレー
タがキーボードを介して郵便料金値を入力する(824e)
場合には、キーが押し下げられる毎に料金計使用禁止コ
マンドが発生され処理されることから、料金計が使用禁
止される。このような入力は料金計使用禁止コマンドが
処理された(826b)ので金額及び組合せ入力フラグをク
リアしない。しかし、オペレータが郵便料金選択キーを
押した時は、発生されるメツセージは郵便料金選択コマ
ンドであつて(826b)、データ要求でなく(826c)金額
入力コマンドでもなく(826b)組合せ入力コマンドでも
ない(826e)。この結果、金額及び組合せコードは共に
入力されていないものとしてフラグを立てられる。この
ように先に入力された金額はオペレータによつて再び入
力されねばならない。一方、データ要求キーを押し下げ
ることによつて、値を表示するための新しい値/組合せ
コード入力シーケンスの処理を中断することが許されて
いる。このように、使用済郵便料金キーは「ドルアンロ
ツク」値を表示するべく押し下げられ、使用済郵便料金
キーは「低郵便料金警告」値を表示するべく押し下げら
れ、そしてピースカウントキーは「診断状態」を表示す
るべく押し下げられる。郵便料金計が動作のサービスモ
ードにある時には新しい値/組合せコードが入力される
ので、キーの名前に関連するものよりもこれらの値が表
示される。これらの条件下で、これらのキーが押し下げ
られるとデータ要求メツセージが発生されそしてデータ
要求メツセージが処理されて(826a)打切り分析サブル
ーチンが終了されるので、金額及び組合せは入力されて
いないものとしてフラグが立てられない。従つて、先に
入力された金額あるいは組合せは入力されていないもの
としてフラグが立てられない。このように、郵便料金計
は、値修正プロセスが開始された後にはオペレータにこ
のプロセスを完了するように強制する、つまり言い換え
ると、値修正プロセスの開始後このプロセスが打切られ
ることを防ぐようにプログラムされているが、この値修
正処理に関連する情報は、このプロセスが通常修正され
る値のうちのどれかについて開始され後表示される。
前述の手続の途中のいつでも、外部デバイスのオペレ
ータは、送信要求信号を送ることによりコマンドあるい
はメツセージを送信するよう料金計を制御できる。しか
し、信号に関するメツセージは、進行中の内部処理が完
了されるまで処理されない。
第8図に示されているように、アイドル820の後に受
信ライン上に送信要求信号がない(822)場合には何も
行なわれない。しかし、送信要求信号が受信ライン上に
ある(822)場合には、メツセージが受信され(826)そ
して受信バツフアが満たされているものとしてフラグを
立てられる(828)。フラグが立てられた後、受信バツ
フアが満たされているものとされ(828、829)、キーボ
ード入力されたメツセージの処理に優先して受信バツフ
アのメツセージを処理するためにキーボードが使用可能
にされているか否かを決めるべく上側ブロツク830でメ
ツセージが処理される。
上側ブロツク830に示されているように、送信要求信
号に続くメツセージがコマンド入力の終了であり(830
a)かつ金額及び組合せが共に入力されているものとし
てフラグを立てられている(830b、830c)場合には、金
額及び組合せが処理される。しかしキーボードによる金
額及び組合せの入力の後に前述したキーボード入力ルー
チンが送信要求信号によつて割込まれた(822)場合に
は、金額及び組合せは実行されない。これは、その時進
行中の処理が完了されるまでに送信要求信号に関連する
入力メツセージの終端が処理されていない場合にはあた
かも入力コマンドの終了データが受信されている如く処
理は既に自動的に発生しているからである。従つて、入
力コマンドの入力された終了データの処理は、金額及び
組合せが共に入力されていないものとしてフラグを立て
られている(830b、830c)ことを発見する。その結果上
側ブロツク図の入力コマンドの終了データの処理は終了
される。このことは、外部デバイスのオペレータが最初
にキーボードを使用禁止しなければ外部デバイスのオペ
レータが任意の順で連続的に金額及び組合せを入力した
場合にも発生する。外部デバイスがキーボードを使用禁
止するように設備されているものとすれば、外部デバイ
スのオペレータは、前述したように、あたかも入力コマ
ンドの終了データが送信されたように自動処理を可能に
するかあるいは入力コマンドの終了データが送信される
までこの処理をさせないかの選択を有する。
上側ブロツク830(第8図)に戻つて、送信要求信号
に続くメツセージが入力コマンドの終端でなく(822)
何か他のものである(830d)ものとすれば、その要求あ
るいはコマンドが処理される(830e)。メツセージがキ
ーボード使用禁止コマンドである(830f)場合には、キ
ーボードは使用可能にされていないものとしてフラグを
立てられる(830g)。とにかく、外部デバイスから受信
した要求あるいはコマンドを処理した後、処理が終了さ
れ、受信バツフアが空としてフラグを立てられる(830
h)。
キーボード入力の処理に関連して説明されたように、
外部デバイスからのコマンド及びメツセージも、上側ブ
ロツク830中に示されているように、打ち切り分析サブ
ルーチン831に支配される。点線831の下に示されている
ように、コマンドあるいは要求が料金計使用禁止コマン
ドでなく(831a)、数値データ要求でなく(831b)金額
入力コマンドでもなく(831c)そして組合せ共に入力さ
れていないものとしてフラグを立てられる(831e、831
f)。一方、要求あるいはコマンドが料金計使用禁止コ
マンドである(831a)場合、あるいはそれが料金計使用
禁止コマンドではないがデータ要求である(831b)場
合、あるいはそれが料金計使用禁止コマンドでもなく
(831a)データ要求でもない(831b)が金額入力コマン
ドである(831c)場合、あるいはそれが料金計使用禁止
コマンドでなく(831a)データ要求でもなく(831b)ま
た金額入力コマンドでもない(831c)が組合せ入力コマ
ンドである(831d)場合には、点線より下の処理は終了
されアイドルに戻る(820)。
キーボード入力を介してでなく外部デバイスを介して
レジスタ内の値を修正する際に含まれる処理ステツプの
主な相違は、外部デバイスのオペレータがまずキーボー
ド使用禁止コマンドを送信した場合に金額及び組合せコ
ードの処理を開始するために、入力コマンドの終了デー
タが外部デバイスから送信されねばならないことであ
る。一方、下側のブロツク824に示されるように、金額
及び組合せコードデータの処理を開始するために入力コ
マンドの終了データはオペレータによつて開始される必
要がなく、むしろ2つのうちの最後のもの(つまり金額
あるいは組合せ)が入力された時にそれは自動的に処理
される。このように、外部オペレータはキーボードオペ
レータが利用できない方法上の選択ができる。
外部デバイスのオペレータがキーボード使用禁止コマ
ンドを送信したものとすれば、それは金額あるいは組合
せを入力する前に送信されねばならない。例えば、金額
が入力されているが(830b)組合せは入力されておらず
(830c)またキーボード使用禁止コマンドもまだ外部デ
バイスのオペレータによつて送信されていないものとす
れば、この時送信要求信号(822)が次にキーボード使
用禁止コマンド(826)が続いて送信された場合には、
これは入力コマンドの終了データでない(830a)ので他
のコマンドあるいは要求として(830d)上側ブロツク83
0で処理され、更にキーボードが使用可能にされていな
いものとしてフラグを立てられる(830g)。しかし、上
側ブロツク830の点線より上の全ての処理は点線の下で
解析されるので、またキーボード使用禁止コマンドが料
金計使用禁止コマンドでなく(831a)、データ要求でも
なく(831b)また金額入力コマンドでもなく(831c)ま
た組合せ入力コマンドでもない(831d)ので、金額及び
組合せ共に入力されていないものとしてフラグを立てら
れる(831e 831f)。その結果、先に入力された金額は
クリアされる。
金額及び組合せを入力する前に外部デバイスのオペレ
ータがキーボードを使用禁止することを選択したものと
すれば、外部オペレータがキーボード使用可能コマンド
を送信しなければこのオペレータは自動処理を望まない
ので、キーボードは使用禁止のままにある。この状態が
意図されていない場合には、キーボードのオペレータは
パワースイツチを「オフ」にし次に再び「オン」にする
ことによつてこの問題を解決できる。その結果、キーボ
ードは初期設定プロセスの途中で、使用可能にされてい
るものとしてフラグを立てられる(814)。
入力処理の終了に関する前述の説明は、郵便料金計が
動作のサービスモードにあるという仮定に基づいてい
る。郵便料金計が動作の非サービスモードにある時に
は、金額及び組合せキー(172、173)は、RAMの未使用
郵便料金レジスタ中に記憶されている金額を修正するの
と同じ方法で使用できる。金額及び組合せキー(172、1
73)の押し下げによつて発生されたメツセージの処理は
すべての点において前述されたものと同じである。更
に、同じことが外部デバイスによつて発生されたメツセ
ージの処理にも言える。キーボードの他のキーの使用に
関して前述された他の全ての注意及び金額及び組合せの
入力を含むメツセージ以外の外部デバイスからのメツセ
ージの処理は、非サービスモードにある料金計の使用に
対して同等の効力をもつて適用できる。しかし、未使用
郵便料金レジスタ中に記憶されている値を修正するため
に使用される組合せコードがその郵便料金計の許可され
たユーザー以外の人間に使用できないようにすることは
郵便料金の機密にとつて重要である。従つて、このコー
ドはデータセンタから次のようにして得られる。つま
り、データセンタからその時現在の組合せコードを入手
するために、まず組合せコード以外のコードを表示させ
るアクセスコードキー170を押し下げ、前述したように
このコードを郵便料金計/郵便機械の連続番号及び未使
用郵便料金レジスタに加算されるべき金額と共に適当な
データセンタに呼び込むことで得られる。現在の組合せ
コードは未使用郵便料金レジスタ中に記憶されている値
を修正するために入力として使用されねばならない。
連続番号が許可された人間以外の者にとつて修正でき
ないことを保証することは郵便料金計の機密にとつて重
要であるので、連続番号のいかなる修正も通常は機械の
製造過程で行なわれいかなる場合も機械が業務に配置さ
れる前に行なわれる。連続番号が許可されていない人間
によつて修正されることを防止するために、連続番号が
修正可能な形式で記憶されている場合には前述の修正手
順は連続番号を修正するために使用できるだけである。
例えば、郵便料金計/郵便機械が連続番号を持つていな
いかあるいは修正されるべき連続番号を持つているもの
とすれば、最初の入力のためあるいはアンロツク連続番
号の修正のためには前述の手順に続いて新しい値として
「ゼロ」デジツトを前に有する少なくとも1デジツトの
連続番号を使用することが必要である。しかし、郵便料
金計/郵便機械の連続番号を固定することが望ましいよ
うな時には、オペレータは別の時に「零」デジツトでな
く「1」デジツトを前に有する直前に入力された連続番
号を用いて前述の修正手順を繰り返す。これによつて、
マイクロプロセツサは直前に入力された組合せを連続番
号レジスタ中に正しくロツクするサブルーチンを呼出
す。
ここに使用された用語「郵便料金計」及び「郵便機
械」は政府あるいは民間の運送業者の小包、封筒あるい
は包装物配達、あるいは単位の値を印刷する他の同様の
用途に対して定義された単位の値を印刷するデバイスの
一般的な定義として用いられる。このように、「郵便料
金計」という用語が使用されているが、これは業界にお
いて、政府の郵便事業により排他的に使用されるもの以
外の事業に使用されるデバイス用の一般的な用語として
知られまた使用されている。例えば、民間の小荷物配達
あるいは貨物運送業者は、会計及び印刷機能を有する個
々の荷物に値をつける単位の値を与える手段として郵便
料金計を購入し使用している。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子郵便料金計の電子回路のブロツク図、第2
図は電子郵便料金計の電子回路の詳細ブロツク図、第3
図は本発明の特徴を組込んだ郵便料金計を有する郵便機
械の前方斜視図、第4図は第3図の郵便機械の分解図、
第5図は第3図の郵便料金計/郵便機械のキーボード及
びデイスプレイの平面図、第6図は日付チエツク論理ル
ーチンのフローチヤートを示す図、第7図は本発明のヘ
ツダメツセージ論理ルーチンのフローチヤートを示す
図、第8図は本発明の金額及び組合せ、入力の終端、論
理ルーチンのフローチヤートを示す図、第9図は第8図
の英文記載のプログラム部分を説明するフローチャート
である。 10:マイクロプロセツサ、12:システムバス 14:ROM、16:集積回路 18:外部データ通信ポート 20:光学アイソレータ、22:キーボード 24:不揮発メモリ 26:バンクステツプモーター 28:デジツトステツプモーター 30:モータードライバ 32:リセツト及び電力制御装置 34:リレー、36:ACプリンタモーター 38:デイスプレイ、40:トリツプホトセンサ 42:オン/オフ電力スイツチ
フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・エツチ・ソ−ダ−バ−グ アメリカ合衆国コネチカツト州06497ス トラトフオ−ド・オノンダガ・レイン 624ビ− (72)発明者 エドワ−ド・シ−・デユウエル アメリカ合衆国コネチカツト州06611ト ラムブル・フアイア−ハウス・ロ−ド51 (56)参考文献 特開 昭54−128234(JP,A) 特開 昭56−81426(JP,A) 特開 昭56−81427(JP,A)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】郵便料金を印刷する手段と、数値を表示す
    る手段と、データを入力する手段と、コンピュータ手段
    とを備える郵便料金計において、 (a) 前記データ入力手段は、複数の押し下げ可能数
    値キーと少なくとも2つの押し下げ可能な特別のキーを
    有するキーボードを備え、 (b) 前記コンピュータ手段は前記印刷する手段、表
    示する手段、データ入力手段に電気的に接続されて動作
    を制御し、そして印刷に使用できる全郵便料金に対応す
    る第1の金額を記憶する手段を備え、さらにコンピュー
    タ手段は (i) 選択された数値キーの押し下げに応答して表示
    手段に、前記第1の金額に加算されるべく望まれた第2
    の金額に対応する第1の数値を表示させ、 (ii) 選択された数値キーの押し下げに応答して表示
    手段に所定の組合せに対応する第2の数値を表示させ、 (iii) 前記特別のキーの1方の押し下げに応答して
    前記第2の金額を入力しかつ前記特別のキーの他方の押
    し下げに応答して前記組合せを入力し、そして (iv) 前記第2の金額及び前記組合せのうちの遅いも
    のの入力に応答して、前記第2の金額を前記第1の金額
    に加算するために前記第2の金額及び前記組合せを自動
    的に処理し、前記第1の金額を前記新しい第1の金額に
    変更することを特徴とする郵便料金計。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記キー
    ボードが第1の押し下げ可能ディスプレイキーを有し、
    前記コンピュータ手段が、前記第1の押し下げ可能ディ
    スプレイキーの押し下げに応答して前記表示手段に第3
    の数値を表示させる手段を有し、前記第3の数値が前記
    第1の金額に対応することを特徴とする郵便料金計。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、前記コン
    ピュータ手段が前記第2の金額が入力された後に前記数
    値キーのどれか1つの押し下げに応答して前記印刷手段
    を使用禁止することを特徴とする郵便料金計。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項において、前記キー
    ボードが複数のディスプレイキーを備え、前記コンピュ
    ータ手段が、前記ディスプレイキーの異なった1つに関
    連している複数の可変金額を記憶する手段を含みそして
    前記ディスプレイキーの各々の押し下げに応答して前記
    ディスプレイ手段に所与の数値を表示させ、前記所与の
    数値が押し下げられたディスプレイキーに関連した可変
    金額に対応していることを特徴とする郵便料金計。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項において、前記コン
    ピュータ手段が、数値を表示すること及び前記第2の金
    額及び組合せのうちの未入力の1つを入力すること以外
    の目的で前記キーのどれかを使用したことに応答して、
    前記第2の金額及び組合せのうちの最初に入力されたも
    のの入力をクリアすることを特徴とする郵便料金計。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第4項において、前記可変
    金額のうちの1つが前記第1の金額であり、前記ディス
    プレイキーのうちの1つが未使用郵便料金キーであり、
    これにより前記未使用郵便料金キーが押されると印刷に
    使用できる全郵便料金に対応する第3の数値が表示され
    ることを特徴とする郵便料金計。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第4項において、前記可変
    金額のうちの1つが印刷された全郵便料金に対応し、前
    記ディスプレイキーのうちの1つが使用済郵便料金キー
    であり、これにより前記使用済郵便料金キーが押される
    と、印刷された全郵便料金に対応する第3の数値が表示
    されることを特徴とする郵便料金計。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第4項において、前記可変
    金額のうちの1つが郵便料金計の全ての印刷動作の合計
    カウントに対応し、前記ディスプレイキーのうちの1つ
    がピースカウントキーであり、これにより前記ピースカ
    ウントキーが押されると郵便料金計の全ての印刷動作の
    合計カウントに対応する第3の数値が表示される,こと
    を特徴とする郵便料金計。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第1項において、前記デー
    タ入力手段がデータ外部デバイスから受信する手段を備
    え、前記コンピュータ手段が次に続くキーの押し下げに
    応答する前に受信データを処理することを特徴とする郵
    便料金計。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項において、前記コ
    ンピュータ手段が、前記キーボードの各キーの押し下げ
    をシュミレーションするため受信したデータを処理し、
    これにより外部デバイスが前記金額及び組合せの入力を
    実行できることを特徴とする郵便料金計。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第9項において、前記コ
    ンピュータ手段が、前記キーボードを使用禁止するため
    に、外部デバイスからキーボード使用禁止コマンドを受
    信しこれを処理することを特徴とする郵便料金計。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第9項において、前記コ
    ンピュータ手段が、前記第2の金額及び組合せのうちの
    遅いものの入力に先行して、外部デバイスからのキーボ
    ード使用禁止コマンドを受信したことに応答して前記第
    2の金額及び組合せの自動処理を無視し、その後外部デ
    バイスから受信した入力コマンドの終了に応答して前記
    第2の金額及び組合せを入力することを特徴とする郵便
    料金計。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第1項において、前記郵
    便料金計が連続番号を有しており、前記データ入力手段
    が第3の特別のキーを有しており、前記コンピュータ手
    段が前記第3のキーの押し下げに応答してコードを発生
    し、前記ディスプレイ手段に前記コードに対応する第3
    の数値を表示させ、そして前記連続番号及び前記第1と
    第3の数値を用いて前記第2の数値を得る手段を含むこ
    とを特徴とする郵便料金計。
  14. 【請求項14】郵便料金を印刷する手段と、数値を表示
    する手段と、データを入力する手段と、前記印刷手段、
    前記表示手段及びデータ入力手段に電気的に接続されて
    いるコンピュータ手段とを備え、前記コンピュータ手段
    が印刷手段、表示手段及びデータ入力手段の動作を制御
    するためにデータを処理し、前記データ入力手段が複数
    の押し下げ可能数値キーと少なくとも2つの押し下げ可
    能な特別のキーを有するキーボードを備え、前記コンピ
    ュータ手段が印刷に使用できる全郵便料金に相当する第
    1の金額を記憶する手段を有する郵便料金計における第
    1の金額を新しい第1の金額に変更する方法において、 (a) 第2の金額を前記コンピュータ手段に入力する
    ためにキーボードの選択された複数の数値キーと特別の
    キーの一方を順次押すこと、 (b) 組合せを前記データ処理システムに入力するた
    めにキーボードの異なる選択された複数の数値キーと特
    別のキーの他方を順次押すこと、及び (c) 前記第2の金額を前記第1の金額に加算するた
    めに前記第2の金額及び前記組合わせのうち遅いものの
    入力に応答して前記第2の金額及び前記組合せを自動的
    に処理すること、 の各ステップから成ることを特徴とする郵便料金計にお
    ける第1の金額を新しい第1の金額に変更する方法。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第14項において、前記印
    刷手段を使用禁止するステップを有することを特徴とす
    る郵便料金計における第1の金額を新しい第1の金額に
    変更する方法。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第14項において、前記第
    2の金額を入力するステップが、前記第2の金額に対応
    する数値を表示するステップを有することを特徴とする
    郵便料金計における第1の金額を新しい第1の金額に変
    更する方法。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第14項において、前記組
    合せを入力するステップが、前記組合せに対応する数値
    を表示するステップを有することを特徴とする郵便料金
    計における第1の金額を新しい第1の金額に変更する方
    法。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲第14項において、数値を
    表示すること及び前記第2の金額及び組合せのうちの未
    入力の1つを入力すること以外の目的に前記キーボード
    を使用したことに応答して、前記第2の金額及び組合せ
    のうちの最初に入力されたものをクリアするステップを
    有することを特徴とする郵便料金計における第1の金額
    を新しい第1の金額に変更する方法。
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