JP2552336Y2 - 自律走行式無人搬送車のセンサ機構 - Google Patents

自律走行式無人搬送車のセンサ機構

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JP2552336Y2
JP2552336Y2 JP5554391U JP5554391U JP2552336Y2 JP 2552336 Y2 JP2552336 Y2 JP 2552336Y2 JP 5554391 U JP5554391 U JP 5554391U JP 5554391 U JP5554391 U JP 5554391U JP 2552336 Y2 JP2552336 Y2 JP 2552336Y2
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JP
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traveling
line
photoelectric conversion
fixed point
automatic guided
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JP5554391U
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JPH058611U (ja
Inventor
寿夫 長屋
哲治 鈴木
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Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自律走行式無人搬送車の
センサ機構に関し、定点補正用マーカの短縮化ができる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】無人搬送車(以下「無人車」と略す)
は、機械・電子部品の組み立て、さらには食品・繊維な
ど様々の分野の工場で使われている。今まで多く用いら
れている無人車は、誘導線(電線,光テープ,磁気テー
プ)を検出しつつ誘導線に沿い走行している。
【0003】ところで誘導線を用いると、誘導線の布設
や走行ラインの変更が面倒である。そこで最近では自律
走行式の無人車が開発されている。自律走行式無人車の
一方式としては、空間フィルタ方式がある。この空間フ
ィルタ方式では、路面を撮影し、撮影した路面パターン
の中からある特定の空間周波数成分を取り出し、その時
間的な挙動を調べることにより、走行速度や走行距離を
検出しつつ自律走行する方式である。なお、空間フィル
タ方式では、演算誤差等を含むため正確な走行をするに
は定点補正が必要である。
【0004】図4は、空間フィルタ方式を採用した従来
の無人車10の底面を示す。無人車10の底面には、距
離測定用のラインセンサ3及び定点補正用のラインセン
サ11F,11Rが備えられている。ラインセンサ3は
光電変換素子(CCD)を無人車の進行方向(前後方
向)に沿って一次元的に配列したものである。ラインセ
ンサ11F,11RはCCDを一次元配列した構成であ
り、無人車10の前端及び後端位置において車幅方向に
沿い配置されている。なお、12は操舵も兼ねた駆動
輪、13はキャスタ輪である。
【0005】ここで空間フィルタ方式により距離測定を
する手法を説明する。この空間フィルタによる距離測定
方法は図5に示す装置構成により行われる。即ち、同図
に示すように、路面1からの反射光は光学系2を介して
ラインセンサ(CCD)3により検出され、所定の周期
でサンプリングされて電気信号に変更される。光学系
2、ラインセンサ3は車体の底面に取り付けられてい
る。ラインセンサ3は光電変換素子を進行方法に沿って
一次元的に配列したものであり、明暗に応じた信号が順
次出力される。
【0006】ラインセンサ3からの出力信号Pは読出回
路4を通過し、A/D変換器6でデジタル信号のCCD
データに変換された後、空間フィルタ演算部5に入力さ
れる。空間フィルタ演算部5はこの出力信号を所定範囲
内で積分することにより、光学的にランダムな周波数か
ら構成される反射光から任意の周波数成分を抽出し、そ
の時空列的な変化から、図6に示す位相空間において移
動距離に対応するベクトルを求めるものである。即ち、
図7に示すフローチャートに示すように先ず、n画素か
らなるラインセンサ3からのCCDデータDi (i=
1,2,…n)はsin 荷重関数Si (i=1,2,…
n)と共に読み込まれて、添字の等しいものの積が順次
n回加えられることにより積和演算が行われ、積和値S
b が求められる。ここで、sin 荷重関数Si とは図8に
示すように、サイン関数とハニング関数との積のことで
ある。このサイン関数はラインセンサの長さLの中にn
個の波数を有するもので、以下その波長p(=L/n)
をフィルタピッチとよぶ。
【0007】次に、cos 荷重関数Ci (i=1,2,…
n)が読み込まれると、CCDデータDi (i=1,
2,…n)との間で、添字の等しいのの積が順次n回加
えられることにより積和演算が行われ、積和値Sa が求
められる。ここで、cos 荷重関数Ci とは図8に示すよ
うに、コサイン関数とハニング関数との積のことであ
る。
【0008】更に、積和値Sa ,Sb はサンプリング毎
に求められるので、前回のサンプリングの積和値Sa1
b1とし、今回のサンプリングの積和値Sa2,Sb2とす
ることにする。このようにすると、積和値Sa1,Sb1
a2,Sb2を二次元の座標とする位相空間内における各
サンプリング時でのベクトルt1 ,t2 は図6のように
示される。従って、1サンプリング間における回転角Δ
φは位相差演算部7で次式のように求められる。
【0009】
【数1】
【0010】ここで、移動距離x0 と上記回転角Δφと
は比較関係にあり、その比例定数はフィルタピッチp
(=L/n)と2πとの比となるので、移動距離X0
速度Vとは次のように求められる。
【0011】
【数2】
【数3】
【0012】次に定点補正方式について、図9を参照し
て説明する。図9に示す定点補正方法では、あらかじめ
設定した本来の走行経路Lに、所定間隔をあけてテープ
状のマーカMを貼着している。無人車10の底面には前
部にラインセンサ11Fが後部にラインセンサ11Bが
備えられている。ラインセンサ11FがマーカMを検出
することにより無人車10の絶対位置の認識ができ、こ
れを基に位置補正ができる。またマーカMをラインセン
サ11F及びラインセンサ11Bのどの位置で検出した
かを判定することにより、無人車10が走行経路Lに対
し傾いている角θが求められ、傾き角θの補正ができ
る。なお傾き角θは次式で示される。
【0013】
【数4】
【0014】
【考案が解決しようとする課題】ところで従来では定点
補正用のマーカMの長さは、無人車10の長さよりも長
い必要がある。これは、傾き角θを求める際に、ライン
センサ11F,11Rが共にマーカMを検出できるよう
にしなければならないからである。このため、長いマー
カMを数十メートルごとに設置しなければならず、見栄
えが悪く、また、マーカの設置に手間がかかる。
【0015】本考案は、上記従来技術に鑑み、定点補正
用のマーカが短くても定点補正のできる自律走行式無人
搬送車のセンサ機構を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案の構成は、走行路の路面を撮影し撮影した路面パター
ンを基に走行距離を求めるとともに、走行経路に沿い間
隔をとって備えられたテープ状のマーカを光学的に検出
することにより定点補正をする自律走行式無人搬送車に
おいて、無人搬送車の底面に、光電変換素子を2次元的
に配列した面状のイメージセンサを備え、このイメージ
センサのうち、無人搬送車の進行方向前端側で車幅方向
に一列に並んだ光電変換素子群と進行方向後端側で車幅
方向に一列に並んだ光電変換素子群を、定点補正用のセ
ンサとし、前記イメージセンサのうち無人搬送車の進行
方向に沿い一列に並んだ光電変換素子群を、走行距離検
出用のセンサとしたことを特徴とする。
【0017】
【作用】面状のイメージセンサのうち、無人車の進行方
向の前端側および後端側で車幅方向に一列に並んだ光電
変換素子群により定点補正用マーカを検出し、進行方向
に沿い一列に並んだ光電変換素子群により距離測定をす
る。
【0018】
【実施例】図1は本考案の実施例に係る無人車20の底
面を示す。無人車20は駆動輪21及びキャスタ輪22
を有して走行する。この無人車20の底面にはCCDを
2次元配列した面状(四角形状)のイメージセンサ23
が備えられている。イメージセンサ23のうち、無人搬
送車の進行方向前端側で車幅方向に一列に並んだCCD
群23Fと進行方向後端側で車幅方向に一列に並んだC
CD群23Bは、定点補正用のセンサとして用いられ
る。また、イメージセンサ23のうち、無人搬送車の進
行方向に沿い一列に並んだCCD群23Cは、距離測定
用のセンサとして用いられる。
【0019】図2に示すように、無人車20に搭載され
た制御部24は、距離測定部24aと定点補正部24b
を備えている。距離測定部24aは、図5に示すのと同
じ演算機能を有しており、CCD群23Cのデータを基
に移動距離及び速度を求め、このデータを基に自律走行
のための指令を出す。
【0020】定点補正部24bは、図3に示すように、
CCD群23F,23Bが定点補正用のマーカm上に位
置したときのデータを基に定点補正演算をし、定点補正
指令を出す。定点補正とは、演算により求めた走行距離
をマーカmの位置により修正することと、無人車20の
走行経路Lに対する傾き角θを修正することである。傾
き角θは、図9で示したのと同様な手法により求める。
【0021】CCD群23FとCCD群23Bとの間隔
は、無人車20の長さに比べ短いので、マーカmの長さ
は、無人車の長さより短かくてよい。つまり、CCD群
23F,23B間の長さより若干長くしておけば充分で
ある。
【0022】
【考案の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本考案によれば、面状のイメージセンサにより、距
離測定及び定点補正をするようにしたので、次のような
効果が得られる。 マーカmの長さを短縮化できる。 前後のラインセンサ(11F,11B)が不要にな
り、部品点数が低減でき、組立てが簡単化される。 1つのイメージセンサにより距離及び定点を求める
ため、一括して信号処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る無人車を示す底面図。
【図2】無人車の制御部を示すブロック図。
【図3】実施例での定点補正状態を示す平面図。
【図4】従来の無人車を示す底面図。
【図5】空間フィルタを用いた演算部を示すブロック
図。
【図6】積和値と位相空間との関係を示すベクトル図。
【図7】移動距離を求める手順を示すフロー図。
【図8】荷重関数を示す説明図。
【図9】従来での定点補正状態を示す平面図。
【符号の説明】
20 無人車 21 駆動輪 22 キャスタ輪 23 イメージセンサ 23F,23B,23C CCD群 L 走行経路 M,m マーカ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路の路面を撮影し撮影した路面パタ
    ーンを基に走行距離を求めるとともに、走行経路に沿い
    間隔をとって備えられたテープ状のマーカを光学的に検
    出することにより定点補正をする自律走行式無人搬送車
    において、 無人搬送車の底面に、光電変換素子を2次元的に配列し
    た面状のイメージセンサを備え、このイメージセンサの
    うち、無人搬送車の進行方向前端側で車幅方向に一列に
    並んだ光電変換素子群と進行方向後端側で車幅方向に一
    列に並んだ光電変換素子群を、定点補正用のセンサと
    し、前記イメージセンサのうち無人搬送車の進行方向に
    沿い一列に並んだ光電変換素子群を、走行距離検出用の
    センサとしたことを特徴とする自律走行式無人搬送車の
    センサ機構。
JP5554391U 1991-07-17 1991-07-17 自律走行式無人搬送車のセンサ機構 Expired - Lifetime JP2552336Y2 (ja)

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JPH058611U JPH058611U (ja) 1993-02-05
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