JP2551388B2 - 映像の黒レベル再生回路 - Google Patents

映像の黒レベル再生回路

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JP2551388B2
JP2551388B2 JP6219434A JP21943494A JP2551388B2 JP 2551388 B2 JP2551388 B2 JP 2551388B2 JP 6219434 A JP6219434 A JP 6219434A JP 21943494 A JP21943494 A JP 21943494A JP 2551388 B2 JP2551388 B2 JP 2551388B2
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正之 本宮
孝彦 田村
正春 徳原
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Sony Corp
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はTV受像機等において黒
レベルを安定再生するための黒レベル再生回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にビデオ信号は最黒の基準となるペ
デスタルレベルが白側に浮いた状態で送られて来る。こ
の黒レベルとペデスタルレベルとの差はセットアップと
称されていて、放送局の都合やTVカメラ又は家庭用V
TR等の製造メーカーや機種の相違により異なり、かな
り巾広くばらつく。このため再生側(モニターTV)に
おいて、黒レベルを正しく再生すること(信号の黒レベ
ルとCRTのカットオフレベルとを一致させること)が
必要となる。
【0003】従来の黒レベル再生方式としては、直流伝
送率を下げる方式と、セットアップ分輝度レベルを下げ
る方式とが用いられている。前者の方式では、セットア
ップ(DC分)のレベルが下がるので、黒浮きが目だた
なくなるが、セットアップが本来低いビデオ信号につい
ては黒レベルがつぶれて黒部分の解像度が劣化する。ま
たCRTのビーム電流が大の映像では輝度レベルを下げ
てビーム量を制限する輝度ABL(Automatic Beam Lim
itter )が併用されることが多く、従って黒つぶれが助
長され、正確な黒再生は期待できない。
【0004】後者の方式は、図1(A)のようなビデオ
信号について例えば1垂直走査区間の黒ピークを検出
し、この黒ピークレベルが最黒(ペデスタルレベル)と
なるように図1(B)の如くに輝度レベルをコントロー
ルする方式であって、ダイナミックピクチャーシステム
とも称されている。この方式は、CRTのビーム電流レ
ベルが大きい映像ではコントラストを下げてビーム量を
制限するように構成されたコントラストABL(又はピ
クチャーABL)との併用でも安定な黒レベル再現が可
能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし輝度レベルを変
化させているため、信号レベル(輝度)がその信号中の
黒ピークレベルに応じて常に全体にわたって変動し、輝
度信号Yとクロマ信号Cとのレベル比Y/Cが常に変動
する。このため黒レベルの大きさによって色の濃さが変
化する。例えば人間の肌色(白ピークに対して50〜8
0%の輝度)等にあっては、黒レベルが白方向に高い場
合、輝度信号が引き下げられ、結果として、Yに対して
Cが上がり、色のつきすぎた肌色となる。また黒ピーク
が低い場合には逆に色が薄くなる。
【0006】更に、図2(A)の如く或る時点t1 で黒
再生が行われているとき、図2(B)の如く時点t2
更に黒側の信号P(例えば黒い縁取りのついたテロップ
信号)が挿入されると、この信号Pのピークがペデスタ
ルとなるように黒再生が行われるので、画面の輝度が急
激に上昇する。逆に図2(C)の如く時点t3 で黒ピー
クが急に上昇すると、それに伴なって輝度が急に低下す
る。この過渡現象は一般に“黒パカ”と呼ばれていて、
非常に見ずらい画面になる。本発明は上述の欠点を解消
した黒レベル再生方式を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の映像の黒レベル
再生回路は、入力映像信号の所定レベル以下の黒信号を
抽出する黒検出回路2と、抽出された黒信号の振幅を制
御するゲインコントロールアンプ3と、入力映像信号と
上記ゲインコントロールアンプ3の出力とを加算する加
算器8と、上記加算器8から得られる出力映像信号の黒
ピークレベルを検出する黒ピーク検出回路5と、検出さ
れた黒ピークレベルと上記出力映像信号のペデスタルレ
ベルとを比較する比較回路6とを備え、上記比較回路6
の出力を上記ゲインコントロールアンプ3にゲインコン
トロール信号として供給し、黒レベルが伸張された出力
映像信号を上記加算器8から得ることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の映像の黒レベル再生回路によると、映
像信号中のあるレベル以上の白方向の信号については振
幅操作が行われないから、黒レベル再生によって輝度レ
ベルが変動することがなく、安定な色再現ができる。ま
た黒再生のためのレベルコントロールが黒付近でのみ起
きるので、黒ピークの急変動によって画面全体が明るく
なったり暗くなったりすることがなく、明るさが一定し
た安定な受信映像が得られる。また入力映像信号の所定
レベル以下の黒信号を検出し、検出された黒信号のピー
ク値がペデスタルと一致するように黒信号を伸張するの
で、ペデスタルレベルを越えるような過度の黒再生によ
り黒つぶれが生じて黒部分の解像度が劣化したり、再生
した黒レベルが同期レベルまで及んで同期乱れが生じる
ような不都合がなく、安定した黒再生ができる。
【0009】
【実施例】以下本発明を実施例に基いて説明する。図3
及び図4は本発明による黒再生の原理的動作を説明する
ためのビデオ信号の波形図であって、従来技術の図1及
び図2に夫々対応している。本発明の黒再生では、図3
(A)に示すようにビデオ信号の黒側にペデスタルレベ
ルを基準とした所定のスレッショールドレベルTHが設
けられ、このレベルよりも下側(黒側)に突出する黒信
号を取出し、そのレベルをコントロールして図3(B)
の如くに黒ピークがペデスタルレベルと一致するように
している。即ち、黒レベル再生に際してスレッショール
ドレベルより上側(白側)のビデオ信号に対しては振巾
軸についての操作は全く行われない。従って肌色等の比
較的明るい信号については画面内にどの様な黒信号があ
ろうとも、輝度/クロマのレベル比がクロマ信号再生に
よって変動することなく、安定な色再現ができる。
【0010】また図4(A)、(B)、(C)に示すよ
うに黒ピークの急変動(t1 →t2→t3 )に追従して
行われる黒再生のためのレベルコントロールが黒付近で
のみ起るので、画面の輝度レベル全体が黒ピークの急変
に伴なって動くことがなくなり、一定した明るさの安定
な映像が得られる。
【0011】図5は上述の黒再生方式を実現するための
TV受像機のビデオ信号処理回路のブロック図である。
図5の入力信号11は、同調、IF、検波を経て得られ
たビデオ信号が与えられ、クランプコンデンサ12を介
して1倍アンプ1に与えられる。1倍アンプ1の出力は
加算点8(加算器)及び直流伝送率補正回路9を経て図
外の輝度/クロマ処理回路に導出される。
【0012】加算器を構成する加算点8の出力はペデス
タルクランプ回路7にも与えられ、ペデスタル部分にお
いて供給されるクランプパルスの区間に基準電圧Ep
(クランプ電位)と比較される。ビデオ信号のペデスタ
ルレベルと基準電圧Ep との間に差があれば、その誤差
分が1倍アンプ1の入力に帰還され、これによってクラ
ンプコンデンサ12の直流充電量が変化されて、誤差帰
還が収斂した安定状態では、加算点8の出力のビデオ信
号のペデスタルレベルがEp にクランプされる。
【0013】1倍アンプ1の入力信号は黒検出回路2に
も与えられ、図3(A)に示したようにペデスタルを基
準にした所定のスレッショールドレベルTH以下の黒信
号が検出される。この黒検出回路2はクリップ回路であ
るが、クリップレベルとして基準電圧E1 (接地基準)
が与えられている。一方、1倍アンプ1は基本的には一
段の差動アンプで構成され、そのDCバランスを外部か
らのオフセット調整信号でもって変更することにより、
入力ビデオ信号のペデスタルレベルをE1 −THにオフ
セットできるようになっている。従って黒検出回路2で
はE1 −THにペデスタルクランプされたビデオ信号を
クリップレベルE1 でクリップすることにより、図3
(A)の斜縁部に示す黒信号が検出される。なお検出さ
れた黒信号に同期信号部分が含まれないようにするため
に、検出回路2にはブランキングパルスが与えられる。
【0014】検出された黒信号はゲインコントロールア
ンプ3でその振巾が制御されてから加算点8に導出さ
れ、1倍アンプ1の出力と加算される。ゲインコントロ
ールアンプ3のゲインは0〜1の間で可変され、その可
変制御は黒信号のピーク検出値に基いて行われる。従っ
て加算点8の出力のビデオ信号に含まれているスレッシ
ョールドレベルTH以下の黒信号は、最大で2倍(1+
1)までその振巾が最黒方向(ペデスタル方向)に伸長
される。
【0015】この伸長操作はループ制御になっていて、
伸長された黒信号のピークがペデスタルレベルと一致す
るように誤差フィードバックによる制御がおこわなれ
る。即ち、加算点8の出力は同期信号部分のブランキン
グ回路4に与えられて、同期信号部分を含まないビデオ
信号が取出される。このビデオ信号は黒ピーク検出回路
としての黒ピークホールド回路5に送られ、黒ピークレ
ベルが検出される。検出された黒ピークレベルは黒−ペ
デスタル比較回路6に与えられ、黒ピークレベルとペデ
スタルレベルEp との差が求められる。検出された差は
ゲインコントロールアンプ3にゲインコントロール信号
として供給され、黒ピークとペデスタルとの差が無くな
るようにループが動作する。この結果図3(B)の如く
黒ピークとペデスタルとが一致した状態で、モニター受
像機において黒再生が行われる。
【0016】なおチャンネル切換時に発生する大振巾の
局間雑音等の黒側に伸びるピークを黒ピークホールド回
路5が検出すると、正常な黒ピーク検出に戻るのに時間
がかかり、その間非常に白っぽい画面となるので、黒ピ
ークホールド回路5の検出レベルを規制するピーク検出
リミッタ10が設けられている。このリミッタ10によ
り検出されたピーク値がペデスタルよりも大巾に低下し
ないように制限されている。
【0017】図6は図5における黒伸長動作の入出力特
性図及び入出力波形図である。また図7は黒再生すべき
種々のビデオ信号の例である。図6に示すように、入力
ビデオ信号のスレッショールドレベルTHより上の部分
では入出力特性は傾き1の直線であり、従ってこの信号
部分については振巾軸についての操作は全く行われな
い。即ち、図5において、1倍アンプ1の出力は加算点
8を通ってそのままの状態で導出される。
【0018】スレッショールドレベル以下の黒信号につ
いては伸長が行われるが、図7(C)の如黒ピークがペ
デスタルと一致している入力に関しては黒伸長は行われ
ず、図6に示すようにTH以下の信号についての入出力
特性は傾き1の直線q0 となる。このとき図5のゲイン
コントロールアンプ3のゲインは零である。
【0019】黒ピークがペデスタルより浮いた入力につ
いては、その浮き上り量に応じて黒伸長が行われる。伸
長倍率の最大値は2である。即ち、図5でゲインコント
ロールアンプ3のゲインは1で、加算点8においては1
倍アンプ1の出力とゲインコントロールアンプ3の出力
とが加えられて、黒信号の振巾は2倍となる。この状態
でTH以下の信号についての入出力特性は図6に示す傾
き2の直線qmax となる。
【0021】図6の入力Sinのように黒ピークがTH/
2まで伸びていれば、ゲイン2の伸長により出力Sout
は黒ピークペデスタルと一致するようになる。なお図7
(A)の如く黒ピークの突出量がTH/2に達しないよ
うに入力については、やはり2倍の黒伸長が行われる
が、伸長により黒ピークがペデスタルまで伸びることは
ない。即ち、2倍以上の伸長が生じないように制限され
ている。
【0022】図7(B)のようにTH/2よりも深い黒
ピークがある入力については、そのペデスタルからの浮
き上り量に応じた1倍から2倍までの範囲内のゲインで
黒伸長が行われる。即ち、図6の直線q0 〜qmax の範
囲内の無数の直線の1つがこの場合の入出力特性とな
り、その傾きは黒ピークとペデスタルとの差により決定
される。この場合、図5のゲインコントロールアンプ3
はそのゲインが0〜1の値を取るように黒−ペデスタル
比較回路6の出力で制御される。
【0023】このように伸長ゲインの最大を2倍に制限
しているのは、黒伸長の入出力特性が呈する非線形特性
により画面が不自然になるのを防ぐためであるが、必要
に応じて伸長ゲインの最大を2以上または2以下に設定
することもできる。2以上であれば黒再生の“利き”は
良くなるが非線形特性はより強くなり、2以下であれば
黒再生の利きが悪くなるが、非線形特性は緩和される。
【0024】図8は従来の黒再生の入出力特性図であっ
て、既述のよう黒ピークレベルのペデスタルからの浮き
上り量に応じて信号レベル(輝度全体)が引き下げられ
れる。入出力特性は図8のように黒レベルに応じて直線
0 〜pmax の範囲で変化する。直線p0 は黒ピークと
ペデスタルとが一致している場合で、レベル補正は行わ
れない。直線pmax は最大のレベル補正が行われた場合
である。信号の黒ピークが急激に変化した場合、図8の
0 〜pmax の斜線領域に対応する画面のエネルギー変
化(光量変化)が生ずる。一方、図6において対応する
エネルギー変化はスレッショールドレベルTH以下の斜
線領域内であって、図から明らかなように目だった輝度
変化が生ずることなく黒再生を行うことができる。
【0025】図9は図5のビデオ信号処理回路の詳細回
路図である。なお図9において破線で分割されたブロッ
クは図5のブロックと対応する。この図9の処理回路は
1つのシリコンチップ上に形成された集積回路(IC)
であって、このICは斜線が付されたピン端子を備えて
いる。端子T1、T3は夫々電源VCC及び接地電位に接
続される。
【0026】ビデオ信号はクランプコンデンサ12を介
して端子T2から1倍アンプ1に入力される。この1倍
アンプ1はエミッタ間が抵抗R08で結合された一対の
入力トランジスタQ06、Q07を備えていて、入力ビ
デオ信号はエミッタホロワ・トランジスタQ01を介し
て一方のトランジスタQ06に与えられる。他方のトラ
ンジスタQ07のベースには、バイアス回路部15から
導線16を介して基準電圧E1 (図3(A))が与えら
れている。
【0027】トランジスタ対Q06、Q07の夫々のエ
ミッタには定電流トランジスタQ03、Q04が接続さ
れ、定電流I1 、I2 が流されている。従って入力ビデ
オ信号による一方のトランジスタQ06のコレクタ電流
の変化分は、抵抗R08を通じて他方のトランジスタQ
07のエミッタ側に伝達され、Q07のコレクタ電流の
変化となって現われる。Q07のコレクタ電流は負荷抵
抗R09を通って流れ、Q07のコレクタから信号電圧
が取り出される。増巾ゲインはほゞ1である。
【0028】トランジスタQ07のコレクタの信号は、
エミッタホロワ・トランジスタQ09及びQ12を介し
てクランプ回路7のコンパレータ17を構成する一対の
トランジスタQ13、Q14の一方(Q13)に与えら
れる。
【0029】コンパレータ17の他方のトランジスタQ
14には、エミッタホロワ・トランジスタQ18、Q1
5を介して、図10(A)に示すクランプ電位Ep が与
えられる。この電位Ep はバイアス回路15から導線1
6を介して与えられる既述の基準電圧E1 (図10
(B))を基にして形成される一定電圧である。即ち、
導線16にはトランジスタQ08のベースが結合され、
またQ08のエミッタには定電流用トランジスタQ05
(電流I3 )が結合され、Q08のコレクタにEp=Vc
c−I3 R10(R10はQ08のコレクタ負荷抵抗)
なるクランプ電位Ep が与えられる。この電位Ep は導
線18を介して上述のエミッタホロワQ18に与えられ
る。
【0030】クランプ回路7のコンパレータ17は、パ
ルス成形回路19から導線20を介して与えられるペデ
スタル部分のクランプパルス(電流Ip)によって活性
状態となり、クランプ電位Ep とビデオ信号(Q07の
コレクタ)のペデスタルレベルep とが比較される。な
おレベル比較に当たってエミッタホロワQ09、Q1
2、Q15、Q18の夫々のベース・エミッタ電圧はこ
れらのトランジスタの対称配置によってキャンセルされ
ている。比較結果の差分電圧はトランジスタQ19、Q
20、Q21から成るカレントミラー構成の能動負荷に
よって電流に変換され、導線21を通って1倍アンプ1
の入力側のクランプコンデンサ12に注入される。
【0031】例えばep <Ep の場合、コンパレータ1
7のトランジスタQ13がオン、Q14はオフとなり、
トランジスタQ13のオン電流が導線21を通ってコン
デンサ12に充電される。この結果、トランジスタQ0
1のベース入力の直流分(ペデスタルレベル)が上昇す
る。逆にep <Ep であれば、トランジスタQ13はオ
フ、Q14はオンとなり、コンデンサ12から放電電流
が導線21を通ってQ19に流入する。
【0032】このようにしてビデオ信号のペデスタルレ
ベルep とクランプ電位Ep とが等しくなるまで、検出
誤差のフィードバックによるビデオ信号のペデスタルレ
ベルの修正が行われる。コンパレータ17において誤差
が無くなった状態では、1倍アンプ1の出力(Q07の
コレクタ)においてクランプ電位Ep にペデスタルクラ
ンプされたビデオ信号が得られる。
【0033】トランジスタQ07のコレクタは図5にお
ける加算点8となっていて、ゲインコントロールアンプ
3からの黒伸長のための加算信号が導線22を介してこ
の加算点8に加えられる。加算によって黒伸長されたビ
デオ信号は、エミッタホロワ・トランジスタQ12を介
し、導線23を通って黒ピークホールド回路5に導出さ
れる。
【0034】1倍アンプ1の入力側におけるエミッタホ
ロワQ01の出力は、導線24を通って黒検出回路2に
も導出される。1倍アンプ1は、次に詳述するようにこ
の導線24における信号のペデスタルレベルを、図10
(C)の如くに基準電圧E1からスレッショールドレべ
ルTHの分だけオフセットさせる機能も有している。
【0035】1倍アンプ1のトランジスタQ06、Q0
7のエミッタに接続された電流源トランジスタQ03、
Q04の電流値I1 、I2 及びクランプ電位Ep を発生
するトランジスタQ08のエミッタに接続させた電流源
トランジスタの電流値I3 は互に等しく設定されている
(I1 =I2 =I3 )。即ち、各トランジスタQ03〜
Q05のベースが共通接続されてバイアス用のトランジ
スタQ02と同じ電流が流れるようにエミッタ抵抗R0
5、R06、R07が夫々等しい値に設定されている。
【0036】アンプ部の一方のトランジスタQ07及び
p 設定用のトランジスタQ08の夫々のコレクタは、
既述フィードバッククランプにより信号のペデスタル区
間において同電位となる。トランジスタQ07及びQ0
8のコレクタ抵抗R09及びR10は等しく設定されて
いて、また各ベースも共通接続されていて基準電圧E1
が与えられているから、Q07、Q08はペデスタル区
間では同一条件(直流動作点)で動作する。従ってQ0
7のコレクタ電流はエミッタ電流と等しくI2(=
3 )であり、Q06、Q07のエミッタ結合抵抗R0
8には電流が流れない。このためペデスタル区間でのト
ランジスタQ06のベース電位はQ07と同じくE1
なる。即ち、Q06のベースにおけるビデオ信号は図1
0(B)に示す如く基準電圧E1 にクランプされてい
る。
【0037】ここでトランジスタQ07のエミッタに導
線25を通じてバイアス回路15からオフセット電流α
を流し込むと、この電流αはエミッタ結合抵抗R08を
流れて、トランジスタQ06のエミッタの電流源に流入
する。なおQ06のエミッタ電流は一定値I1 であるか
ら、そのコレクタ電流がαだけ減少することになる。こ
のオフセット電流が流れることにより、R08×αの電
位差がQ07とQ06とのエミッタ間で生ずる。R08
×αを既述のスレッショールドレベルTHに設定する
と、Q06のベースにおけるビデオ信号は、図10
(C)の如くにそのペデスタルがE1 −THにオフセッ
トされる。
【0038】抵抗R08を流れるオフセット電流αは、
バイアス回路15において抵抗R75の値を種々に変更
することにより調整することができる。これにより図5
の黒検出回路2における黒検出のスレッショールドレベ
ルTHを可変することができる。
【0039】1倍アンプ1のエミッタホロワQ01の出
力(Q06のベース)において得られるE1 −THにペ
デスタルクランプされた図10(C)のビデオ信号は、
導線24を介して黒検出回路2のトランジスタ対Q4
5、Q46の一方(Q45)のベースに与えられる。こ
れらのトランジスタQ45、Q46はクリッパー27を
構成し、他方のトランジスタQ46のベースにはバイア
ス回路15からの導線16を介して既述の基準電圧E1
がクリップレベルとして与えられている。またトランジ
スタQ45、Q46の夫々のエミッタはダイオードQ4
3、Q44及び抵抗R46を介して結合され、またQ4
3のエミッタ(カソード)は電流源トランジスタQ41
に接続され、一定電流I4 が流されている。
【0040】トランジスタQ45のベースにおける信号
電圧eV がE1 よりも大きいとき(eV ≧E1 )、抵抗
R46に電流が流れず、トランジスタQ46はカットオ
フする。eV がE1 よりも低下したとき(eV
1 )、即ち、図10(C)の斜線で示すようにE1
りも黒側に突出した信号については、トランジスタQ4
6は導通する。トランジスタQ45のエミッタには信号
電圧eV が生ずるので、斜線部の黒信号に対応するeV
/R46の信号電流が抵抗R46を流れ、これとほゞ同
じ信号電流iB がQ46のコレクタに流れる。
【0041】この黒信号電流iB はゲインコントロール
回路3及び導線22を通って1倍アンプ1の加算点8か
ら導出され、これによって1倍アンプの出力と黒信号と
の電流加算が抵抗R09において行われる。この加算に
より既述のように黒伸長が最大約2倍のゲインで行われ
る。
【0042】ゲインコントロールアンプ3はトランジス
タ対Q47、Q48から成る作動アンプで構成され、そ
の共通エミッタから流出する黒信号電流iB がQ47と
Q48とに制御された比率でもって分流する。この分流
比率がゲインコントロールアンプ3の可変ゲインに相当
する。ゲインコントロール信号は黒ペデスタル比較回路
6から導線28、29を介して与えられる。
【0043】最大ゲインに制御された状態では、ゲイン
コントロールアンプ3のトランジスタQ48がほゞ導通
し、黒検出回路2の黒検出電流iB のほゞ全部がQ4
8、導線22、加算点8を通って1倍アンプ1の負荷抵
抗R09を流れる。従ってこの状態でのR09の一端に
おける加算黒信号の電圧ゲインはR09/R46で与え
られ、これはほゞ1である。また1倍アンプ1のゲイン
は、信号電流がエミッタ結合抵抗R08及び負荷抵抗R
09のみを流れるので、R09/R08で定まり、これ
もほゞ1に設定されている。従って負荷抵抗R09の一
端(Q07のコレクタ)における重畳信号の電圧ゲイン
はR09/R49+R09/R08であって、図6を拡
大した図11の直線qmax で示すようにほゞ2倍のゲイ
ンで黒伸長が行われることになる。
【0044】ゲインコントロールアンプ3が最小ゲイン
に制御された状態では、トランジスタQ47が導通し、
Q48が非導通となる。このため黒検出信号電流iB
Q47の方に分流し、加算点8に加えられる黒信号のゲ
インは零となる。即ち、図11の直線q0 で示すように
黒伸長は全く行わない。
【0045】なお黒検出回路2によってペデスタルレベ
ル以下に伸びる同期信号部分が黒信号として検出されな
いようにクリッパー27が同期信号部分で不動作となる
ように成されている。即ち、T4からブランキングパル
スBLKが制御トランジスタQ42に与えられ、同期信
号区間(帰線消去区間)においてこのトランジスタQ4
2がオンとなって、電流源トランジスタQ41がオフに
される。これによってクリッパー27を構成するトラン
ジスタ対Q43、Q44がオフとなり、黒検出動作が禁
止される。
【0046】なおクリッパー27を構成するトランジス
タ対Q45、Q46のエミッタはダイオードQ43、Q
44を介して抵抗R46で結合されている。これらのダ
イオードQ43、Q44は、周知のように急峻な立上
り、立下りでオフからオン(またはオンからオフ)に変
化することは無く、指数関数の遷移領域を有している。
従って、スレッショールドレベルTH以上で急激なクリ
ッピングが生ずることは無く、スレッショールドレベル
の近傍の或る巾を持った領域でソフトクリッピングが行
われる。この結果、黒伸長の非線形特性が有していた折
れ点が無くなり、図11の点線rで示すようになめらか
な曲線の非線形特性が得られ、ビデオ信号の振巾軸を非
線形処理したことにより画像に対する悪影響が軽減され
る。
【0047】黒伸長されたビデオ信号は、既述のよう
に、加算点8が設けられた1倍アンプ1のトランジスタ
Q07のコレクタから電位Ep にペデスタルクランプさ
れた状態で、エミッタホロワQ12を介し、導線23を
通って黒ピークホールド回路5に導出される。このピー
クホールド回路5はエミッタ結合された一対のトランジ
スタQ25、Q26を備えていて、その一方(Q25)
のベースには図10(A)の点線の如くに黒伸長された
ビデオ信号が供給される。他方(Q26)のベースから
導出された端子T8には、ピークホールドコンデンサ3
0が電源VCCとの間に結合され、黒ピーク値に対応する
ホールド電圧がコンデンサ30の充電電圧としてトラン
ジスタQ26のベースに生ずるように成っている。
【0048】なお黒ピークがより黒側に突出すれば、コ
ンデンサ30の充電量が増え、Q26のベース電位は接
地側により近づく。またビデオ信号が有する黒ピーク値
は映像内容に応じて時々刻々変化するので、黒ピーク検
出値を時間の経過に従って更新するために、コンデンサ
30と並列に放電抵抗31が接続されている。コンデン
サ30と抵抗31とによる放電時定数(リカバリータイ
ム)は数秒に設定されている。
【0049】トランジスタQ26のベースにおける黒ピ
ークホールド値よりもトランジスタQ25のベースにお
けるビデオ信号の黒ピークが低ければ、Q25がオフで
Q26がオンとなる。するとトランジスタQ26のコレ
クタに結合されたトランジスタQ27、Q28から成る
カレントミラーを介してトランジスタQ29をオンにす
る電流が流れ、このトランジスタQ29をオンにする電
流が流れ、このトランジスタQ29のオンによって小抵
抗R29を通ってコンデンサ30が黒ピーク値まで充電
される。なおコンデンサ30と抵抗R29で定まる充電
時定数(アタックタイム)は充分小さく設定されてい
る。検出された黒ピークホールド値よりも入力のビデオ
レベルが高くなると、トランジスタQ25がオンでQ2
6がオフとなり、ピークホールド状態となる。
【0050】この黒ピークホールド回路5が同期信号の
先端レベルを黒ピークとして誤検出しないように、同期
信号部分ではブランキング回路4が動作する。即ち、既
述の端子T4からブランキングパルスBLKが導線32
を介して制御トランジスタQ24に与えられ、同期信号
区間においてQ24がオンとなり、トランジスタQ23
がオフとなる。トランジスタQ25は、黒ピークホール
ド回路5のトランジスタ対Q25、Q26の電流源とな
っていて、同期信号区間でこれらのトランジスタがオフ
となり、黒ピークホールドが中断される。
【0051】黒ピークホールド回路5の出力は導線33
を介して黒−ペデスタル比較回路6に与えられる。この
比較回路6はトランジスタQ31、Q32から成る差動
アンプ35を備えている。各トランジスタQ31、Q3
2のエミッタは抵抗R35、R36を介して結合され、
結合点にトランジスタQ33、Q34から成るカレント
ミラーから一定電流が供給されている。この差動アンプ
35の一方のトランジスタQ31のベースには導線33
から黒ピークホールドレベルが与えられ、また他方のト
ランジスタQ32のベースにはクランプ電位Epがエミ
ッタホロワQ18、Q15及び導線34を介して与えら
れ、両者の比較が行われる。
【0052】Ep よりも黒ピークホールド値が白側に高
ければ、差動アンプ35のトランジスタQ32のコレク
タ出力が高くなる。この出力電圧は導線29を介してゲ
インコントロールアンプ3のトランジスタQ48のベー
スに与えられ、このトランジスタQ48のインピーダン
スが低下される。なおゲインコントロールアンプ3の他
方のトランジスタQ47のベースには、黒−ペデスタル
比較回路6のトランジスタQ35のエミッタから導線2
9よりもベース・エミッタ電圧VBEだけ低い電圧が導線
28を介して与えられ、Q47はオフになっている。
【0053】この結果、既述のように1倍アンプ1の加
算点8から流出する黒信号電流iBが黒ピークとペデス
タルとの差に応じて増大して、加算点8の出力として得
られるビデオ信号の黒信号が伸長される。この黒伸長
は、黒ピークがペデスタルレベルEp に達するまで行わ
れる。黒ピークがペデスタルEp に達すると、差動アン
プ35はほゞバランスし、黒伸長動作は止まる。この状
態では、ゲインコントロールアンプ3のトランジスタQ
47、Q48のベース間の微小電位差によって夫々のコ
レクタの電流比が定まっていて、この電流比に応じてト
ランジスタQ46のコレクタの黒信号電流iB が分流さ
れて加算点8において所定の比率で黒信号が重畳される
ことになる。
【0054】なお差動アンプ35を構成しているトラン
ジスタQ31、Q32のコレクタは、抵抗R37、R3
8を介してトランジスタQ36、Q37のエミッタに結
合され、これらのトランジスタQ36、Q38のベース
はバイアス回路15から導線36を介して与えられる一
定電圧に保持されている。従って差動アンプ35がバラ
ンス状態では、トランジスタQ31、Q32のコレクタ
にはほゞ同一電流が流れ、この電流はトランジスタQ3
6、Q37のコレクタを通って抵抗R39、R41を流
れる。これらの抵抗R39、R41には、ピーク検出リ
ミッタ10のディテクタ37を構成するトランジスタ対
Q38、Q39のベースが結合されている。そしてR3
9<R41に設定されていて、差動アンプ35がバラン
スしているとき、Q39のベース電圧が大でQ38のベ
ース電圧が小となり、Q39がオン、Q38がオフとな
っている。
【0055】TV受像機のチャネル切換時等において、
大振巾のノイズが端子T1に入力されることがある。こ
のノイズのピークはペデスタルレベルよりも異常に低く
なるので、このような場合に黒ピークホールド回路5が
ノイズピークを黒信号のピークとして誤検出しないよう
にピーク検出リミッタ10が動作する。
【0056】即ち、差動アンプ35の一方のトランジス
タQ31のベースに与えられている黒ピークホールド値
がペデスタルレベルよりも異常に低くなる場合(Ep
ΔEを越える場合)、Q31のコレクタ電流が増えて、
ディテクター37の一方のトランジスタQ38がベース
が上昇し、Q38がオン、Q39がオフに反転する。こ
のためトランジスタQ30がオンとなり、一定電流がQ
30から抵抗R30、抵抗R29、トランジスタQ29
を通って流れ、導線33に生じているピークホールド値
が押し上げられる。即ち、ピークホールド値がEp −Δ
Eよりも低下することがないように制限されている。リ
ミットレベルはペデスタルレベルEp よりもシンクチッ
プレベル程度まで下ったレベル(Ep −ΔE)であって
よい。ΔEの大きさは抵抗39、R41の比率及び差動
アンプ35のゲインによって設定できる。
【0057】このようにして黒伸長されたビデオ信号
は、1倍アンプ1の加算点8(Q07のコレクタ)か
ら、エミッタホロワ・トランジスタQ09、Q10、導
線38及び直流伝送率補正回路9の出力トランジスタQ
60を介し、端子T7から導出される。また1倍アンプ
1の加算点8におけるEpにペデスタルクランプされた
信号(図12(A))及びクランプ電位Ep は、クラン
プ回路7内に設けられた一対のトランジスタQ11、Q
16の夫々のベースに供給される。これらのトランジス
タQ11、Q16のエミッタは共通結合され、抵抗R1
3を介して接地されているので、エミッタからはペデス
タル電位Ep を越えるビデオ信号のみが取出される。即
ち、トランジスタQ11、Q16は、図12(A)の点
線のように同期信号部分を削除するクリッパー(又はN
AM回路)として動作する。
【0058】クリップされたビデオ信号は導線39を介
して伝送率補正回路9の抵抗R56及び端子T6に直列
に接続された抵抗40、コンデンサ41から成るAPL
(Average Picture Level :平均画像レベル)検出回路
に導出される。このAPL検出回路では、抵抗R56、
40及びコンデンサ41で定まる時定数で信号の平滑が
行われ、信号の平均値が検出される。検出された平均値
は、抵抗R56、40で適当な値に分圧された状態でト
ランジスタ対Q55、Q56の一方(Q55)のベース
に与えられる。他方のトランジスタQ56のベースに
は、クランプ回路7におけるクランプ電圧Ep が、エミ
ッタホロワ・トランジスタQ17、Q18及び導線4
2、抵抗R61を介して与えられる。これらのトランジ
スタQ55、Q56のエミッタは抵抗R57、R58を
介して共通接続され、パルス成形回路19からペデスタ
ル区間に相当するパルス電流が導線42を介して供給さ
れる。
【0059】従ってトランジスタQ55、Q56はペデ
スタル区間のみ動作し、この区間で電位EpよりもAP
L検出レベルが高ければ、その差に応じて電流iが、抵
抗R62及びトランジスタQ57、カレントミラートラ
ンジスタQ58、Q59から成る能動負荷を通じて流れ
る。この結果図12(B)の如くに端子T7から導出さ
れるビデオ信号のペデスタル区間に伝送率補正パルス4
3が重畳される。この補正パルスのレベルはAPL検出
レベルと基準レベルとの差に比例するので、これにより
APLが低い部分ではそれに応じてペデスタルレベルを
低下させるような補正が行われる。即ち、後段の直流伝
送率が100%以下の場合の逆補正を行い、CRTのカ
ソードで直流伝送率が100%に補正され、安定な黒再
現が行われるようになる。
【0060】なおパルス成形回路19においては、端子
T4、T5に加えられるブランキングパルスBLK及び
ペデスタル区間のクランプパルスによりトランジスタQ
53、Q54がオンとなり、ブランキング区間内のペデ
スタル区間において、電流源Q49、Q50がオンとな
り、クランプパルスがトランジスタQ51、Q52を通
じてクランプ回路7及び直流率伝送回路9に導出される
ようになっている。
【0061】
【発明の効果】本発明の映像の黒レベル再生回路による
と、映像信号中のあるレベル以上の白方向の信号につい
ては振幅操作が行われないから、黒レベル再生によって
輝度レベルが変動することがなく、安定な色再現ができ
る。また黒再生のためのレベルコントロールが黒付近で
のみ起きるので、黒ピークの急変動によって画面全体が
明るくなったり暗くなったりすることがなく、明るさが
一定した安定な受信映像が得られる。また入力映像信号
の所定レベル以下の黒信号を検出し、検出された黒信号
のピーク値がペデスタルと一致するように黒信号を伸張
するので、ペデスタルレベルを越えるような過度の黒再
生により黒つぶれが生じて黒部分の解像度が劣化した
り、再生した黒レベルが同期レベルまで及んで同期乱れ
が生じるような不都合がなく、最適に制御された黒伸張
により安定した黒再生ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の輝度コントロールにより黒再生の信号処
理を示すビデオ信号の波形図である。
【図2】従来の輝度コントロールにより黒再生の信号処
理を示すビデオ信号の波形図である。
【図3】本発明による黒再生の原理を示す図1及び図2
と対応するビデオ信号の波形図である。
【図4】本発明による黒再生の原理を示す図1及び図2
と対応するビデオ信号の波形図である。
【図5】本発明の黒再生方式を適用したビデオ信号処理
回路のブロック図である。
【図6】黒伸長回路の入出力特性図及び入出力波形図で
ある。
【図7】黒伸長の種々の態様を示す波形図である。
【図8】従来の黒レベル再生の信号処理を示す入出力特
性図である。
【図9】図5のブロックの詳細を示す回路図である。
【図10】図9の動作を説明するためのビデオ信号の波
形図である。
【図11】図6の入出力特性図の詳細を示す拡大図であ
る。
【図12】図9の動作を説明するためのビデオ信号の波
形図である。
【符号の説明】
1 1倍アンプ 2 黒検出回路 3 ゲインコントロールアンプ 4 ブランキング回路 5 黒ピークホールド回路 6 黒−ペデスタル比較回路 7 ペデスタルクランプ回路 8 加算点 9 直流伝送率補正回路 10 ピーク検出リミッタ 15 バイアス回路 17 コンパレータ 19 パルス成形回路 27 クリッパー 30 ピークホールドコンデンサ 35 差動アンプ 37 ディテクター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−53978(JP,A) 特開 昭51−87911(JP,A) 特開 昭56−75780(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号の所定レベル以下の黒信号を
    抽出する黒検出回路と、 抽出された黒信号の振幅を制御するゲインコントロール
    アンプと、 入力映像信号と上記ゲインコントロールアンプの出力と
    を加算する加算器と、 上記加算器から得られる出力映像信号の黒ピークレベル
    を検出する黒ピーク検出回路と、 検出された黒ピークレベルと上記出力映像信号のペデス
    タルレベルとを比較する比較回路とを備え、 上記比較回路の出力を上記ゲインコントロールアンプに
    ゲインコントロール信号として供給し、黒レベルが伸張
    された出力映像信号を上記加算器から得ることを特徴と
    する映像の黒レベル再生回路。
JP6219434A 1994-08-22 1994-08-22 映像の黒レベル再生回路 Expired - Lifetime JP2551388B2 (ja)

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