JP2549265Y2 - 衣服収納庫等に設けられるハンガー - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、ウオークインクロー
ゼット等の衣服収納庫等に設置されるハンガーに関す
る。

【０００２】

【考案の目的】この考案は、不必要時には邪魔とならな
いように簡単に外すことが出来るハンガーを提供するこ
とを目的とするものである。

【０００３】

【前記目的を達成するための手段】この考案は前記目的
を達成するために以下の如き手段を採用した。この考案
は、線材を長さの途中で上下に滑らかに折曲して、上側
線材部、折曲部及び下側線材部として、前記折曲部をホ
ルダー部とした左右一対のブラケットと、これらブラケ
ットのホルダー部が嵌まる、両端に環状溝を有するハン
ガー棒とを有しており、前記ブラケットの上側線材部の
基部と下側線材部の基部との間には、ハンガー棒の端面
形状より大きな空間の逃がし部が形成されている衣服収
納庫等に設けられるものである。

【０００４】

【考案の作用】この考案は以下の如き作用をなすもので
ある。ハンガー棒の両端を逃がし部に位置させてハンガ
ー棒をブラケットより外すことが出来る。

【０００５】

【実施例】以下にこの考案を図面に示す実施例に基づい
て説明する。ウオークインクローゼット・前面開放の
（扉のない）家具等を構成する左右一対の側板２にねじ
３等によって、線材からなるブラケット４が相互に対向
するようにして取り付けられている。前記ブラケット４
は、線材を長さの途中で上下に滑らかに折曲し構成され
ており、上側線材部４ａ、折曲部４ｂ及び下側線材部４
ｃを有している。そして、前記折曲部４ａをホルダー部
６としている。前記ブラケット４の上側線材部４ａの基
部と下側線材部４ｃの基部との間には、後述のハンガー
棒８の端面形状（環体９の端面形状）より大きな空間の
逃がし部７が形成されている。

【０００６】ハンガー棒８は、両端に合成樹脂製の環体
９を有しており、この環体９に前記ブラケット４のホル
ダー部６が嵌まる環状溝１０が形成されている。

【０００７】

【実施例の作用】次に実施例装置の作用を説明する。ブ
ラケット４を側板２に取り付けた後、ハンガー棒８の環
体９を逃がし部７を通じてホルダー部６に嵌めることに
よって、即ち、ホルダー部６を環状溝１０に嵌めること
によって、ハンガー棒８をブラケット４に取り付けるこ
とが出来る。また、逆の操作によってブラケット４から
ハンガー棒８を簡単に外すことが出来る。

【０００８】

【考案の効果】この考案は、前記した如き構成によっ
て、以下の如き効果を奏するものである。ハンガー棒を
使用しない場合は、ハンガー棒が邪魔とならないよう
に、ハンガー棒をブラケットより簡単に、即ち、工具等
を使用することなく外すことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す中間省略の斜視図であ
る。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線拡大断面図である。

【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線拡大断面図である。

【符号の説明】

４ ブラケット ４ａ 上側線材部 ４ｂ 折曲部 ４ｃ 下側線材部 ６ ホルダー部 ７ 逃がし部 ８ ハンガー棒 ９ 環体 １０ 環状溝

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 白石 友志 大阪府大阪市住之江区平林南２丁目10番 60号 永大産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭55−9675（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 線材を長さの途中で上下に滑らかに折曲
   して、上側線材部、折曲部及び下側線材部として、前記
   折曲部をホルダー部とした左右一対のブラケットと、こ
   れらブラケットのホルダー部が嵌まる、両端に環状溝を
   有するハンガー棒とを有しており、前記ブラケットの上
   側線材部の基部と下側線材部の基部との間には、ハンガ
   ー棒の端面形状より大きな空間の逃がし部が形成されて
   いる衣服収納庫等に設けられるハンガー。