JP2548128B2 - 記録円盤再生装置 - Google Patents

記録円盤再生装置

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JP2548128B2
JP2548128B2 JP60283519A JP28351985A JP2548128B2 JP 2548128 B2 JP2548128 B2 JP 2548128B2 JP 60283519 A JP60283519 A JP 60283519A JP 28351985 A JP28351985 A JP 28351985A JP 2548128 B2 JP2548128 B2 JP 2548128B2
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武博 岡田
聡 青木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は円盤状の記録媒体(以下ディスクと称す)を
収納したディスクケースからディスクを取り出して自動
的に再生を行うことができる記録円盤再生装置に関する
ものである。
従来の技術 近年映像と音の再生装置として普及したビデオテープ
レコーダーに続いて、ビデオ信号をディスクのらせん状
に記録ラインに記録しておき、これをターンテーブルに
載置して回転させピックアップ用の針をトレースさせて
ビデオ信号を再生するビデオディスクプレーヤーが登場
した。これはスピードサーチ,ランダムアクセス機能,
クリアー画像,クリアー音声などの機能を有し、ビデオ
テープレコーダーと同様一般家庭でもテレビを使用して
簡単に取扱うことができる。現在市販されているビデオ
ディスクプレーヤーのうち、静電容量方式の場合、ディ
スクはディスクケース内にありディスクケースからディ
スクを取り出してプレーヤー内にディスクだけを残して
再生するフロントローティング方式を用いている。
以下画面を参照しながら上述の静電容量型の記録円盤
再生装置について概略を説明する。第29図は従来の記録
円盤再生装置のケースを取った状態の傾斜図を示してい
る。
一般にこの方式のプレーヤーは大きく分けてディスク
を取り出せるようにディスクケースを開くオープナー機
構301と、ディスクの外周に形成された肉厚部を挾持し
てディスクを取り出すチャッキング機構302と、ディス
クをターンテープル303に乗せたりオープナー301と同一
平面に上昇させたりするローディング機構304と、ディ
スクを再生するためにビックアップを内部に組み込んだ
アームハウジング機構305およびそれらを駆動および再
生する回路群306から成っている。第29図のチャッキン
グ機構の概略は、フィンガー307とその上にクランプ台3
08また蓋を保持する2つのクランパー309、それに蓋の
切欠き部に設けられたディスクの情報を示す検出部に当
接するスイッチアクチュエータ類310等から成ってい
る。これら一連の動作はオープナー301でディスクケー
スを拡開し手動でプレーヤー内にケースを押し込むとチ
ャッキング302によりディスクを挾持するが、この際空
ケースを引き抜く動作によりディスクは拡開されたケー
スの拡開中心付近で上昇して保持されるようになってお
り、自動的にローディング機構304により装置内のター
ンテーブル303上まで下降し、ディスクを回収する際に
は再びオープナー301の移動で空ケース内に回収される
位置までディスクは上昇するような構成になっている。
これは例えば特開昭56−111158号等が同じ構成となって
いる。これらはディスクを手動で再生装置の奥部まで挿
入し、空ケースを手動で取り出す方式であり、この場合
ケースを前後に大きく動かす必要があること、ユーザー
の苛酷な使用に対して完全な動作を行うローディング機
構の構成が困難なこと等の数々の問題があった。そこ
で、VTRのようにディスクケースをフロントからオート
でローディングする方式が特開昭59−93226号のように
提案されてきている。これはディスクを挾持する挾持手
段とこれを再生装置内で移送する移送手段を設けてあ
り、使用者がディスクケースをわずかに挿入するだけで
ケースからディスクの出し入れが自動的に行われるもの
である。この構成はディスクおよび蓋を挾持した移送手
段が1つのレールにより案内されながら再生装置内を自
動的に往復してディスクの出し入れを行うものである。
この場合は、蓋にはディスクの情報を記録する切欠きが
設けてある為、この情報を検出する手段を移送手段に設
ける必要があった。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の構成によれば、移送手段が蓋とデ
ィスクをつかんでも、例えば移送手段自身に検出するス
イッチ類を取り付ける必要があり、その結果移送手段に
リード線をつけたままプレーヤーの内部で動かさなけれ
ばならず、リード線処理が大変困難であり、また動く部
分にリード線が絞み込むといったトラブルもあり、量産
には全く不適であった。また移送手段がプレーヤー内部
の最後方(レスト位置)に移動した時に蓋の移動に対し
て(前後方向はスイッチ類を取り付けるスペースがない
為)上下方向で切欠き部の情報を検出する方法もある
が、蓋のソリ,蓋の上下の浮き等によって量産用として
検出するのは難しい問題点を有していた。
さらには挾持手段は後述のように片持ちで支持されて
いる場合もあり、また中央部に支持部があっても支持部
から遠くなるにつれてガタが大きくなり、その結果支持
部から遠い蓋の切欠き部の情報を確実に一定のストロー
クで伝達してもガタによって伝達部のストロークが事実
上変化し、この伝達部を検出する方法が難しい等の問題
点を有していた。
本発明は上記問題点を解決するため従来のオートロー
ディングの形式をいっそう改善した蓋の検出の容易な構
成の記録円盤再生装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の記録円盤再生装
置は、信号を記録した円盤を収納する一端に開口部を有
するケース本体と前記開口部着脱可能に係合し、前記円
盤の記録情報を伝達する凹凸状の複数の切欠き部を有し
た蓋とから成るディスクケースを使用する記録円盤再生
装置であって、前記開口部と前記蓋との間の係合を解除
し前記ケース本体を着脱可能に固定するケース係合手段
と、前記蓋を掛け止めする掛け止め手段と、前記蓋の掛
け止めと同時に蓋と当接する複数の伝達部材と、前記円
盤を第1の位置で挾持し、前記円盤を再生装置内の略中
央部である第2の位置で離し、第3の位置で待機する位
置決めするストッパーを備えた挾持手段と、前記第1の
位置から前記第2の位置を経由して前記第3の位置まで
前記掛け止め手段と前記伝達部材と前記挾持手段を往復
移送する移送手段と、前記第3の位置で前記ストッパー
と当接して位置合わせをする固定壁を備え蓋に当接する
伝達部材が前記固定壁から一定量だけ押圧して前記蓋の
情報を間接的に検出する検出手段という構成を備えたも
のである。
作用 本発明は上記した構成によって移送するチャッキング
機構で蓋の情報を一日トレースしておき、このトレース
したものが直接検出スイッチを押して作動させるもので
簡単な機構であり、かつリード線の引きまわしがなく検
出部でのリード処理が容易でしかも検出部が可動式にな
っているため挾持手段のストッパー部から一定量だけ伝
達部材が押圧することができるため確実に蓋の情報を検
出することが可能となっている。その上挾持手段のレス
ト位置の下側隙間が十分確保できるためプレーヤーの薄
型化に大きく貢献するものである。
実施例 以下本発明の一実施例の記録円盤再生装置について画
面を参照しながら説明する。第1図(A),(B)は本
発明の一実施例における記憶円盤再生装置の外観構成図
を示すものであり、第2図,第3図は本発明の挾持手段
構成部分および動作図、または第4図,第5図は本発明
の検出手段を示す外観斜視図およびその一部断面図、第
6図,第7図は挾持手段と検出手段との当接状態を示す
断面図である。また第8図から第28図までは本発明に使
用する部分の構成要素およびその周辺機構を示してい
る。
まず、再生装置の概略から説明すると第1図に示すよ
うに再生装置本体50はシャーシ40と、外装ケース50a
と、ターンテーブル130と、アームハウジング120とで構
成されている。アームハウジング120は再生ヘッドを搭
載したものである。シャーシ40には可動ベース91が前後
移動(矢印X1,X2方向)可能に設置され、可動ベース91
の両端に蓋解除手段となる爪状の解除部材107,108が設
けられている。解除部材107,108はディスクケース本体
2(第9図)と蓋3の係合に解除するものである。可動
ベース91にはさらに、ディスク6の挾持手段となるディ
スク挾持機構90が設けられている。ディスク挾持機構90
は、可動ベース91に取付けられた上側クランプ腕95と、
下側クランプ腕96とを有する。クランプ腕95,96の両側
で、蓋3を掛け止めする蓋掛止手段となる蓋掛止部材9
9,100が可動ベース91に水平回動自在に取付けられてい
る。
つぎに、全体を詳しく説明する。
第8図ないし第10図は、それぞれこの実施例による記
録円盤再生装置に使用可能なディスクおよびディスクケ
ースの構成を示すものである。第8図においてディスク
6は中心穴34を有し、土手状の外周グループガード33
と、内周グループガート32が設けられている。第9図に
おいて、矩形状のディスクケース1はディスクケース本
体2とディスクケース本体2の装置への挿入方向X1の前
面側に設けられた開口部7の着脱可能に結合される蓋3
とにより構成されている。ディスクケース本体2および
蓋3は例えばスチロール樹脂で成形されている。
ディスクケース本体2の内部はその全幅および全長に
亘って偏平なディスク収納空間5とされ、このディスク
収納空間5内にディスク6が収納されている。このディ
スク収納空間5は挿入方向X1側が前記開口7としてあ
り、残りの三方は閉塞されている。ディスクケース本体
2は図示するように、左右に溝状凹部17を有する平板部
8と、この三方縁に沿う突状部9,10,11とよりなる。開
口部7の近傍の中央には後述する蓋3の凸部が係合する
係合孔13が形成してあり開口部7の左右には、蓋3の突
起が係合する係合孔16が形成されている。
蓋3の端部には、蓋3がディスクケース本体2に係合
固定された際に、ディスクケース本体2の開口部7を塞
ぐフランジ部18が設けられ、かつ中心線(l)に対象に
後述の拡開部材が進入可能な切欠き部19が設けられてい
る。蓋3の端部には、さらに前述の係合孔16に係合して
蓋3をディスクケース本体2に固定する突起24を先端に
有する板ばね25が設けられている。突起24の先端部には
蓋3の解除部材と係合する傾斜部26が設けられている。
第10図はディスク6および蓋3をディスクケース本体2
に組み込んだ状態を示すもので、ディスク6は、奥行お
よび幅方向に係止される。また、蓋3がディスクケース
本体2に係合して開口部7を閉じた状態とするため、デ
ィスク6はケース2内より脱落することなく収納されて
いる。
第9図(A)は蓋3の詳細図で、ディスク6と対向す
る側の形状を、例えば中央部の隙間に比べ両端側の隙間
を大きくした円弧で形成してある。これは後述する再生
動作時に、蓋3とディスク6がZ方向にその相対位置が
多少ずれても安定して動作するようにしたものである。
また290はディスクの記録面がサイド1かサイド2
か、信号はNTSC方式かPAL方式か等、信号の情報を示す
凹凸状の複数の切欠き部であり、中心線(l)に対称な
位置に凹部と凸部を設けてディスク情報を区分してい
る。
第11図および第1図はこの実施例の記録円盤再生装置
で、第11図は外観図を示す。
図に示すように再生装置本体50の外装ケース50aにケ
ース挿入口51が設けれらている。第1図は記録円盤再生
装置の基本構成を示すものである。第1図において130
はターンテーブルであり、ディスク6を載置し再生状態
にするものである。131はセンターボスであり、ターン
テーブル130上に載置されるディスク6をセンタリング
するものである。132はクランプであり、ターンテーブ
ル130上に載置されたディスク6をターンテーブル130に
圧接させるものである。40はシャーシであり、ディスク
ケース本体2を再生装置本体50内へ案内するガイド52,5
3が固定されている。52a,53aはそのガイド溝である。60
はケース拡開機構であり、ケース挿入口51の近傍でシャ
ーシ40上に固定されている。66は固定ベース80に上下回
動自在に支持される拡開部材であり、固定ベース80に固
定された支持部材61とによりディスクケース本体2を拡
開する。固定ベース80はシャーシ40に固定されている。
係合部材62は固定ベース80に軸74、軸受63により回動自
在に支持されており、ディスクケース本体2の係合孔13
と係合する働きをする。90はディスク挾持機構である。
95は上側クランプ腕であり、可動ベース91といったいに
形成されている。96は下側クランプ腕であり、軸受97
(第13図)により上下回動自在に支持され、この両者に
よりディスク6を挾持する。99,100は蓋掛止部材であ
り、ピン105,106により、可動ベース91に対して水平回
動自在に支持されており、蓋3の切欠き部19と係合して
蓋3を掛け止めする。94は板ばねであり、蓋3と当接す
る位置で可動ベース91に取り付けられている。107,108
は可動ベース91と一体に形成された爪状の解除部部材で
あり、蓋3の突起24の傾斜部26と係合して蓋3とディス
クケース本体2の係合を解除する働きをする。
291は蓋3の左右に設けられた切欠き部290に当接して
ディスクの記録面がサイド1かサイド2か、またはディ
スクに記録された信号がNTSC方式かPAL方式などの信号
の情報を伝達する伝達部材として働く当接ピンであり、
ピンホルダー292に挿入されてX1,X2方向に摺動自在であ
る。この当接ピン291は切欠き部290に当接しない時はパ
ネ293により復帰するようにバネ293の一方をEリング
(図示せず)で当接ピン291に固定している。これら複
数の当接ピン291は後述するようにプレーヤー最後方に
設けた複数の検出スイッチを押圧する役目をする。よっ
て検出スイッチで当接ピン291を付勢できるならば第6
図のようにバネ293は廃止可能である(詳細は第6図,
第7図で後述する)。
さらにディスク挾持機構90の可動ベース91はレール4
5,46,47により前後方向(X1,X2双方向)に移動自在に支
持されている。レール45は第1図(B)のように両側面
にV溝を有し、可動ベース91に回動自在に設けられたロ
ーラ92がレール45のV溝に嵌合している。そのため、デ
ィスク挾持機構90がレール45,46,47から外れることはな
い。可動ベース91は連結片によりベルト111に固定され
ている。ベルト111は歯車112と113との間に掛けられて
おり、減速機付きのモータ114によりベルト111を駆動
し、ディスク挾持機構90を移送させる。120はアームハ
ウジングであり、レール126,シャフト122により、ター
ンテーブル130上を左右方向(Y1,Y2双方向)に移動可能
に支持されている。アームハウジング120もディスク挾
持機構90と同様に、モータ124のベルト(図示せず)に
より、ターンテーブル130上に載置されたディスク6上
を平行移送され、ディスク6の信号を拾うよう構成され
ている。
180はディスク6を支持するサポートであり、第28図
に示すようにシャフト181により上下回動自在に支持さ
れている。サポート180は、第1図のように左右2つの
別れて設けられ、ディスク6の外周グループカード33
(第8図)を保持できるように、Y1,Y2方向にはディス
ク6の外周グループカード33の直径より大きな範囲を保
持できるように構成されている。また、サポート180は
ターンテーブル130より下にある状態と、ターンテーブ
ル130上にせり出してディスク挾持機構90に挾持された
ディスク6を支持しうる状態とをとり得るよう構成され
ている。
第27図はディスク昇降機構であり、つぎのようにリフ
トアームを回動させることにより、リフトアームに支持
され昇降リングの下部にあるリフトリング136を昇降さ
せ、昇降リング135に固定された載置リング133により、
ディスク6をターンテーブル130の上方で支持されてい
る状態と、ターンテーブル130上に載置されている状態
との間を昇降させる。
第18図において160はカムユニットであり、前述のサ
ポート180,ディスク昇降機構134,ケース拡開機構60を駆
動するものである。カム161は軸176に水平回動自在に支
持されており、ウオーム166を介してカム駆動用モータ1
65の動力により回動するように構成されている。162は
レバーであり、軸179により水平回動自在に支持されコ
イルばね163によりP1方向に付勢されている。レバー16
7,168にそれぞれシャフト,軸受によって回動自在に支
持されている。各レバー162,167,168はそれぞれカム161
のカム線図に従って動作するようカム161に連動されて
いる。190はディスク挾持機構90の動作切換え用の反転
レバーである。反転レバー190はシャフト194により水平
回動自在に支持されており、ばねによりR2方向に付勢さ
れている。第27図で140はターンテーブル駆動用モータ
である。200〜205はマイクロスイッチであり、マイクロ
スイッチ200はケース拡開機構60の動作検出用スイッチ
である。マイクロスイッチ201はディスク挾持機構90の
動作検出用スイッチである。マイクロスイッチ202〜205
はディスク挾持機構90の位置検出用スイッチである。29
5は複数の蓋検出スイッチであり、左右2つのスイッチ
ケース296内に固定されている。この蓋検出スイッチ295
は蓋3の切欠き部290が当接ピン291に当接した場合のみ
スイッチがON状態になり、蓋3の情報を間接的に検出し
ている。
次に本発明の検出手段である蓋検出スイッチ295の詳
細について説明する。第4図,第5図はその蓋検出スイ
ッチ295の構成図であるが、これはスイッチケース296に
挿入されている単品のスイッチを示している。可動レバ
ー350は支点ピン350aおよびストッパー350bを一体的に
設けており、スイッチホルダー351に回動自在に取り付
いている。この可動レバー350には後述のように当接ピ
ン291が接触するような切欠き部350eが中央付近にあ
る。スイッチホルダー351には接片A352,接片B353が一体
的にモールドされ接片A352,接片B353は可動レバー350の
それぞれのストッパー部350c,350dに当接することによ
り常に可動レバー350をa方向にわずかに付勢した状態
になっている。
よって可動レバー350がb方向に回動する際には接片A
352,接片B353は一体的に回動する。
次にディスク挾持機構90について詳しく説明する。
第2図(A),(B),(C),第14図(A),
(B)は、ディスク挾持機構90の構造および動作説明図
である。可動ベース91は、蓋3と当接する当接部91aが
左右に設けられており、後部は後述の検出手段に当接す
るための位置決めするストッパーである固定壁91bが一
体的に設けられている。92は4個のローラであり、可動
ベース91に回転可能に支持され、レール45と第1図
(B)のように係合している。可動ベース91の反対側に
はローラ93が回転可能に支持されている。94は板ばねで
あり、蓋3と当接する位置に取り付けられている。95は
上側クランプ腕であり、可動ベース91と一体に形成さ
れ、爪95aが形成されている。下側クランプ腕96は軸受9
7によって回動可能に支持され、ばね98によって矢印98a
の方向に付勢されている。99,100は蓋掛止め部材で、蓋
3の切欠き部19と係合して蓋3を掛け止めする。蓋掛止
部材99,100はそれぞれピン105,106によって可動ベース9
1に対して水平回動できるよう支持されている。また、
蓋掛止部材99,100には摺動部材102に設けられたカム溝1
13,114に案内される従動端115,116がそれぞれ設けられ
ている。摺動部材102は略板状であり、カム溝113,114が
ピン105,109によって案内されて矢印Y1またはY2方向に
略直線運動する。摺動部材102には図の中央部左側にロ
ーラ103が回転可能に取り付けられ、かつ突起102bが設
けられ、反対側に当接部102aとばね掛け部111を有して
いる。突起102bは可動ベース91にの固定壁91bあけられ
た角穴を通して回動部材101の当接部101bと当接できる
ように構成されている。また、ばね掛け部111と可動ベ
ース91のばね掛け部112の間にかけられたばね110によっ
て摺動部材102は常に矢印Y2の方向に付勢されている。
また、摺動部材102にはくさび状部102cが設けられてお
り、第14図(A),(B)のようにくさび状部102cと下
側クランプ腕96の当接端96aと当接できるよう構成され
ている。回数部材101は支点101aによって可動ベース91
に水平回動可能に支持され、ばね104によって矢印104a
(第2図(A))の方向に回動するように付勢されてい
る。また、回動部材101には前述のように当接部101bの
他に、蓋3と当接できる当接端101cが形成されている。
当接部101bは図のように斜面形状となっている。
107,108は可動ベース91の両端に設けた解除部材であ
り、蓋3の突起24の傾斜部26と係合して蓋3とディスク
ケース本体2の係合を解除するものである。109は当接
板であり、マイクロスイッチ202〜205と当接できる位置
に設けられている。110′は連結片であり、ベルト111と
ディスク挾持機構90を連結するものである。
ディスク挾持機構90の動作を説明する。ディスク挾持
機構90は以下の3つの状態をとり得る。
第1の状態は「蓋・ディスク保持状態」である。これ
は第2図(A)の様に蓋3を掛け止めし、ディスク6を
挾持した状態である。この状態では摺動部材102は3つ
の状態のうち最も図の右(矢印Y2の方向)に寄った位置
にある。蓋掛止部材99,10はカム溝113,114によって従動
端115,116がそれぞれ案内されることにより、図のよう
に蓋3を規制した位置にある。板ばね94は蓋3と図のよ
うに当接し、蓋3を前方(矢印X1方向)に付勢した状態
にある。回動部材101は当接端101cで蓋3と当接した状
態にある。下側クランプ腕96は第2図(B)のようにデ
ィスク6の外周グループガード33を挾持した状態にあ
る。この状態では上側クランプ腕95の爪95aと下側クラ
ンプ腕96の爪96bが外周グループガード33を当接する位
置にある。また、第14図のように当接端96aがくさび状
部102cと当接し、ばね110の付勢力によって摺動部材102
が図の右側(矢印Y1方向)に付勢されているので、結果
的に下側クランプ腕96は第2図(B)の矢印98bの方向
に付勢されてグループガード33を挾持している。
第2図の状態は「蓋保持状態」である。これは第12図
(A)の様に蓋3を掛け止めし、ディスク6は挾持しな
い状態である。この状態では摺動部材102は3つの状態
のうち中間の位置にある。蓋掛止部材99,100、板ばね94
および回動部材101は、いずれも「蓋・ディスク保持状
態」と同様の状態であり、蓋3は第12図のように掛け止
めされている。ただしこの状態は、摺動部材102が「蓋
・ディスク保持状態」から図の左側(Y1方向)に移動し
ているため、第14図のように、もはやくさび状部102cと
当接端96aは当接していない。そのため、下側クランプ
腕96は、ばね98の付勢力によって第12図(B)のように
矢印98aの方向に開いており、ディスク6を挾持しない
状態となっている。
この時は前述のように蓋検出スイッチ295のいくつか
が当接ピン291によって押圧されてON状態になってお
り、ディスク6の記録面サイド,記録方式等などを検出
している。
第3の状態は「非保持状態」である。この状態は、第
13図に示す様に、蓋3は掛け止めせず、ディスク6も挾
持しない状態である。摺動部材102は3つの状態のうち
最も図の左側(Y1の方向)によった位置にある。蓋掛止
部材99,100はそれぞれ従動端115,116がカム溝113,114に
案内されて第13図のように開いた状態にある。下側クラ
ンプ腕96は第12図の状態と同様であって開いており、デ
ィスク6を挾持しない状態にある。回動部材101は図の
ような位置にあり、当接部101bと摺動部材102の突起102
bが当接し、摺動部材102がばね110の付勢力によって図
の右側(Y2方向)に摺動しないように規制している。
このようにディスク挾持機構90は、「蓋・ディスク保
持状態」,「蓋保持状態」,「非保持状態」の3つの状
態をとり得る。これらの3状態は、いずれも摺動部材10
2の摺動方向(Y1,Y2方向)の位置で規制される。つまり
摺動部材102の位置をY1,Y2方向に変化させることによっ
て、「蓋・ディスク保持状態」,「蓋保持状態」,「非
保持状態」の3状態にディスク挾持機構90を変化させる
ことができる。ただし、以上の3状態のうち「蓋保持状
態」は、摺動部材102をばね110の力に抗して、何等かの
手段で第12図の状態に規制したときに保持できるもので
ある。
ケース拡開機構60について詳しく説明する。
第15図(A)〜(C)、第16図(A)〜(C)、第17
図(A)〜(C)は、ケース拡開機構60の構造および動
作の説明図である。80はケース拡開機構の固定ベースで
あり、再生装置はシャーシ40に固定され、前述のように
ケース挿入口51の近傍にある。支持部材61は固定ベース
80に固定されている。62は係合部材で、固定ベース80に
固定された軸受63とピン74によって上下回動自在に支持
されている。また、ばね72によって係合部材62は第15図
(B)の矢印W1の方向に付勢されている。拡開部材66は
図のように支持部材61に対応した位置に設けられ、固定
ベース80に固定された軸受67によって上下回動自在に支
持されている。拡開部材66はアーム64と当接端68が形成
されている。65はスライダであり、第15図(C)に示す
ように、固定ベース80に対して摺動自在に取り付けられ
ている。スライダ65には長穴65a,65bが設けられ、それ
ぞれにピン70,71が係合して図中の矢印Y1,Y2方向に直線
的に摺動するよう構成されている。また、軸受63の当接
部63aによって第15図(C)のようにスライダ65は中央
部を規制され、下側にはわずかだけしか撓まないように
構成されている。また、スライダ65には係合部69が2箇
所設けられ、この構成によって、拡開部材66はスライダ
65が図の右側(矢印Y2方向)に働くことによって図中矢
印V2の方向に回動し、また図の左側(矢印Y1方向)に働
くことによって矢印V1の方向に回動することとなる。ま
た、スライダ65と固定ベース80の間には図のようにばね
73がかけせれており、スライダ65を図の右側(矢印Y2
向)に常に付勢している。また、スライダ65には当接端
76と切欠き部65cが設けられている。75はケースガイド
であり、ディスクケース本体2をガイドする役割りを
し、固定ベース80に固定されている。
以上がケース拡開機構60の構成であるが、次にこのケ
ース拡開機構60がいかにしてディスクケース本体2を拡
開し、ディスクケース本体2を再生装置に略固定するよ
うに係合するかを説明する。ディスクケース本体2が再
生装置内に挿入されていない状態ではケース拡開機構60
は第15図(A)〜(C)に示した状態にある。
つまりスライダ65の切欠き部65cと係合部材62が当接
し、スライダ65はばね73の付勢力に抗して図の状態に規
制されている。したがって、拡開部材66は第15図
(B),(C)に示すような位置に規制されていること
となる。この状態のケース拡開機構60にディスクケース
本体2が再生装置本体50のケース挿入口51を通してケー
スガイド75にガイドされ挿入される。
第17図(A)〜(C)はケース拡開機構60にディスク
ケース本体2が挿入される過程を示したものである。
第17図(A)は第15図(A)〜(C)と同じ状態のケ
ース拡開機構60を示したものである。
この状態のケース拡開機構60に図のようにディスクケ
ース本体2が矢印X2の方向にケースガイド75にガイドさ
れて挿入されると、まず拡開部材66にディスクケース本
体2の開口部付近が当接し、ディスクケース本体2は第
17図(B)のように拡開される。ついで、さらにディス
クケース本体2が挿入されると、係合部材62の当接端62
aがディスクケース本体2の開口端に当接して、係合部
材62が図のW2方向に回動し、第17図(C)のように係合
部材62の係合端62bがディスクケース本体2の係合孔13
と係合する。こうなると、スライダ65の切欠き部65cと
係合部材62はもはや当接しておらず、スライダ65はばね
73の付勢力によって第16図(A),(B)のように右側
(Y2方向)に摺動する。
第16図(B)の状態では、第16図(C)のように拡開
部材66はV2方向に回動してディスクケース本体2からの
ディスク6の取り出しをさまたげない状態となってい
る。第16図(A)〜(C)にはこの時のディスクケース
本体2の状態を、つまり拡開されたディスクケース本体
2の状態を一点鎖線で示してある。この状態では、係合
部材62はスライダ65によって第16図(B)のようにW1
向は回動しないように規制されている。次に、例えばス
ライダ65の当接端76を何等かの手段によって図の左側
(Y1方向)に動かせば、スライダ65は矢印Y1の方向に動
き、第15図の状態のように切欠き部65cが係合部材62の
位置にくると、ばね72の付勢力によって係合部材62が矢
印W1の方向に回動してディスクケース本体2の係合孔13
と係合部材62との係合は解除される。
このように、この実施例のケース拡開機構60は、ディ
スクケース本体2を拡開する手段とともにディスクケー
ス本体2を係合する手段を有し、しかもスライダ65を動
かすことによって、容易にケース2との係合を解除でき
るものである。
また、この実施例では第15図,第16図のように、スラ
イダ65と当接可能な位置にマイクロスイッチ200を設け
ているため、ディスクケース本体2が拡開機構60に挿入
され、ディスクケース本体2が係合され、スライダ65が
動作することにより、マイクロスイッチ200によってデ
ィスクケース本体2が拡開され係合されたことが検出で
き構成となっている。また、ディスクケース本体2を係
合部材62が係合した状態では、前述のように係合部材62
の動きがスライダ65により規制されているので、ディス
クケース本体2は容易に外れることはなく、再生装置50
に略固定された状態となる。
また、マイクロスイッチ200によってディスクケース
本体2が係合部材62によって係合されているかどうかを
検出するが、この検出状態を報知手段となるランプ500
(第11図)が再生装置本体50の前面に設けてある。その
ため、使用者はたやすく、ディスクケース本体2が係合
されているか否かを確認することができる。ランプ50
0、係合部材62が係合状態にある間点灯し続けるように
接続されている。なお、この報知手段としてブザーを用
いてよい。ブザーの場合は、係合状態から非係合状態に
移ったときに鳴るようにする。
カムユニット160について詳しく説明する。
第18図,第20図は動作説明図、第19図はレバーの動き
を説明するタイミングチャート図である。第18図におい
て、カム161は軸176により水平回動自在に支持され、ベ
ルト175,ウオーム166を介してカム駆動用モータ165の動
力が伝達され、正逆両方に回動可能である。レバー162
は軸179に、またレバー167,168は軸178にそれぞれ回動
自在に支持され、かつカム161のカム溝400に係合する連
動部材(図示せず)が設けており、カム161が回動する
とカム溝400に連動しそれぞれ動作する。レバー167は、
連結部材173を介してディスク昇降機構134(第27図)と
結合しておりディスク昇降機構134を動作させるもので
ある。レバー168は、連結部材174を介してシャフト181
に固定された結合部材と結合しており、(第18図には図
示せず)、シャフト181を回動させることにより、サポ
ート180を昇降させる(第28図)ものである。レバー162
は、コイルばね163によりP1方向に付勢されており、そ
のためレバー162に設けられた連動部材404(第20図)は
常にカム溝400の中にあってP1方向に付勢されている。
第20図に示すように係合ピン169は、前述のスライダ65
に設けられた当接部材76に当接するようにレバー162に
設けられている。レバー162はカム161により回動され、
スライダ65をばね73に抗してY1方向に移動させ、スライ
ダ65を第18図(A)の状態に復帰させるものである。
第20図(A)を用いてカム溝400について説明する。
カム溝400は、カム経路405a,405b,405c,405dより構成さ
れている。カム溝径L1はL2より大なるものである。レバ
ー167,168を駆動するカム溝400は、それぞれ第19図に示
すタイミングチャートに従って動作するように設けられ
ている。
つぎに、カム161とレバー162の動作を中心に、カムユ
ニット160の動作について第18図および第20図を用いて
説明する。第18図は、ディスクケース本体2が再生装置
内に挿入されていない状態であり、対応するカム161と
連動部材404は第20図(A)の状態にある。ディスクケ
ース本体2が挿入されると、スライダ65が移動し、当接
部材76が係合ピン169を移動させることにより、第18図
(A),第15図(A)の状態となる。スライダ65は第18
図(B)に示すようにストッパ410によって止められ、
それにより移動することはない。この状態が第20図
(B)の状態である。係合ピン169はコイルバネ163によ
り当接部材76に当接するように付勢されており、連動部
材404はカム溝400の内壁面に当接することなく中立した
状態にある。この状態は第19図のt1状態である(以降、
第19図のタイミングチャートtxという形で状態を示
す)。この状態をマイクロスイッチ200が検出し、ディ
スク挾持機構90がディスク6を挾持し、ディスクケース
本体2より引き出す動作を開始し、モータ165に通電さ
れ、カム161は第18図(B)に示すA2方向に回動され、
前述の第19図のタイミングチャートに従い、レバー167,
168が第18図(B)に示すB2方向に引かれ、サポート180
および昇降機構134が上昇し、ターンテーブル130の上方
でディスク6支持する(t2,t3状態)。この状態が第20
図(C)の状態である。この時、カム溝径L2がL1より小
さめレバー162はP2方向に移動する。スライダ65はスト
ッパ410により係止されているので移動することはな
く、レバー162だけが移動する。さらにカム6が回動す
ると、第20図(D)の状態となる。第20図(C)よりさ
らにカム161が回動すると、連動部材404は第20図(D)
に示すように、カム経路405aと405cとの分岐点に位置す
るが、レバー162はばね163によりP1方向に回動付勢さ
れ、かつこの状態において、当接部材76は係合ピン169
とは離れており、第20図(D)に示すように係合ピン16
9はさらにP1方向に回動可能な状態である。そのため、
連動部材404はカム経路405aの内壁面にコイルばね163に
より当接付勢され、この状態でカム161がA2方向に回動
すると連動部材404はカム経路405aに入る。さらにカム1
61が回動すると、レバー162は第18図に示すP1方向にま
たレバー168はB1方向に移動する。レバー162は、P1方向
に移動することによりスライダ65を移動させて第18図
(A)の状態にし、係合部材62がディスクケース本体2
を係合する状態を解除する(t4状態)。それと同時に、
レバー168が第18図に示すB1方向に移動し、サポート180
は下降する(t4状態)。さらにカム161が回動すると、
レバー167が第18図のB1方向に移動し、昇降機構134を下
降させ、ディスク6をターンテーブル130上に載置する
(t5状態)。さらにカム161が回動するとt6状態とな
り、ロータリスイッチ(図示せず)により位置を検出さ
れてもモータ165の通電が切られることにより、カム161
は停止する(t6状態)。この状態は、第18図(A)およ
び第20図(A)の状態であり、カム161は360゜回転した
ことになる。この時の挾持動作は後述する。
この後再生スイッチが入ると再生が開始される。再生
終了後、ターンテーブル130が停止し、取り出し可能状
態となり、ディスクケース本体2がケース拡開機構60に
挿入されると、前述と同様にスライダ65の係合状態が解
除されるとともに、ディスクケース本体2がケース拡開
機構60に略固定される(t7状態)。これは第18図および
第20図(B)の状態である。この状態をマイクロスイッ
チ200が検出し、カム161が前述とは逆方向のA1方向に回
動するようにモータ165に通電される。カム161が回動す
ると、まずレバー167が第18図のB2方向に引かれ、昇降
機構134が上昇し、ディスク6をターンテーブル130の上
方で支持する。そしてレバー168がB2方向に引かれ、サ
ポート180が上昇し、ディスク6を支持する(t9
態)。さらにカム161が回動すると、レバー167がB1方向
に移動し、昇降機構134を下降させる(t10状態)。その
後、ディスク挾持機構90により、ディスク6はディスク
ケース本体2内へ回収される。その動作中にカム161が
回動し、レバー168がB1方向に移動し、サポート180が下
降する(t11状態)。さらにカム161が回動すると、前述
同様に、連動部材404は分岐部材403bと対向した後カム
経路405bに入り、第18図(A)の状態となり、レバー16
2がスライダ65を移動させ、ディスクケース本体2の略
固定された状態が解除され、第18図および第20図(A)
の状態となる。
第19図の各状態を簡単にまとめると、t0はスタンバイ
状態、t1はケース挿入状態、t2はリフト上昇位置、t3
サポート上昇位置、t3はスライダ移動開始、t4はスライ
ダロック(ケース離脱)、t5はリフト下降位置、t6はス
タンバイ状態、t7はケース挿入状態、t8はリフト上昇位
置、t9はサポート上昇位置、t10はリフト下降位置、t11
はサポート下降位置、t12はスライダロック(ケース離
脱)をそれぞれ示す。
以上のように構成された記録円盤再生装置について以
下本発明に係る挾持手段の動作および検出手段の動作を
中心に説明する。
第21図のないし第26図,第28図(A),(B)、第27
図(A)〜(C)は、いずれも再生装置各部の動作がど
のように連動して行われるかを示す概略説明図である。
まず、再生装置本体50はディスクケース本体2が挿入
される前の状態を示したのが第21図である。このとき、
ディスク挾持機構90は図のようにターンテーブル130の
中心より若干前(ケース挿入口側)に位置している。デ
ィスク挾持機構90は前述の「非保持状態」にある。ま
た、サポート180は第28図(A)のように下に下った位
置にある。
次に、ディスクケース本体2が挿入口51を通してガイ
ド52,53にガイドされケース拡開機構60に挿入される
と、ディスクケース本体2の開口部は拡開部材66によっ
て拡開され、その状態で係合部材62によって、係合孔13
を係合され再生装置本体50に略固定された状態となる。
次に、この状態を第1図で示したマイクロスイッチ20
0が検出してモータ114が動作し、ベルト111を駆動する
ことによってディスク挾持機構90が図の前方(X1方向)
に移送される。すると第22図に示すように拡開されたデ
ィスクケース本体2の中にディスク挾持機構90が侵入
し、蓋3に回動部材101が当接し、摺動部材102の規制が
解除されて摺動部材102が右側(矢印Y2方向)に摺動
し、前述にようにディスク挾持機構90は「蓋・ディスク
保持状態」となる。同時に蓋3に接触した当接ピン291
はディスク挾持機構90の後面方向にスライドする。蓋3
の切欠き部290の凹部に入り込んだ当接ピン291はそれ以
前の状態を維持する。このとき、摺動部材102の当接部1
02aがマイクロスイッチ201に当接し、ディスク挾持機構
90がこの位置で「蓋・ディスク保持状態」にあることが
検出される。するとモータ114が逆転して、ディスク挾
持機構90は図の後方(X2方向)に移送され始める。この
とき、摺動部材102に設けられたローラ103と反転レバー
190の斜面190bとが当接するが、反転レバー190は第22図
の矢印R2方向に回動可能なため、反転レバー190が回動
するだけで、ディスク挾持機構90の移送には支障はな
い。
つぎに、移送途中の状態を示したのが第23図である。
図のように蓋3とディスク6はディスク挾持機構90に保
持されてディスクケース本体2から引き出される。さ
て、この図のように途中までディスク6が引き出され
と、第28図(B)のようにサポート180が上昇し、ディ
スク6の外周グループガード33を保持する。このとき、
サポート180は外周グループガード33に接するだけなの
で、ディスク6の信号面を傷つけることはない。
さらにディスク挾持機構90が後方(X2方向)に移送さ
れると、第24図のようにターンテーブル130の中心にあ
るセンターボス131とディスク6の中心穴34とがほぼ対
応する位置にくる。この状態においても、サポート180
はディスク6の外周グループガード33を保持するよう
に、第28図(B)のように構成されている。
つぎに、中央の載置リング133がカムユニット160の動
作により上昇し、ディスク6の中央部を保持する。この
状態を側面から説明した図が第27図(A)である。つぎ
に、第27図(B)のようにサポート180がカムユニット1
60の動作によって下降する。つぎに、さらにディスク挾
持機構90が後方(X2方向)に移送されると、ディスク挾
持機構90の摺動部材102に設けられたローラ103と当接部
材43の斜面が当接し、摺動部材102が左側(Y1方向)に
働き、前述の「蓋保持状態」になる。つまり、ディスク
6をディスク挾持機構90は挾持していない状態となり、
これが第25図の状態である。この状態では、第27図
(C)のようにディスク6は中央部の載置リング133に
よって保持されている。
この時、当接ピン291のうちディスク挾持機構90の後
面方向(蓋3に当接した)に突出した当接ピン291のみ
に対応する蓋検出スイッチ295がONしている。この状態
を示した部分断面図を第6図,第7図に示している。
第6図は蓋3の切欠き部290の凹部分の位置での当接
ピン291の状態(蓋3は図示せず)、第7図は蓋3に当
接した当接ピン291の状態である。第6図のように挾持
手段が後方に移動するとまず固定壁91bが可動レバー350
に当接して挾持手段のガタ分だけ前もってチャージさせ
る。この時当接ピン291は突出していないので接片A352
と接片B353は接触せず当接ピン291が切欠き部290に挿入
しており、蓋3に切欠き部290が存在することを判定す
ることができる。一方第7図のように、当接ビン291が
切欠き部290に挿入されていない場合(蓋3に当接して
いる場合)、当接ピン291は固定壁91bより図の左方向に
固定壁91bより一定量だけ突出するため、当接ピン291は
接片Aを押圧し接片A352と接片B353が接触して切欠き部
290を凸部分だと判定することができる。この様な検出
手段の構成をすることにより、挾持手段が片持ちによっ
て移動するために生じるがた量の大小を吸収して、固定
壁91bから一定ストローク突出した当接ピン291の情報を
確実に検出してディスクがNTSC方式かPAL方式なのか、
あるいはサイド1,2のどちらか等の判定をしている。こ
のあとカムユニット160の動作で載置リング133が下降す
ると、ディスク6がターンテーブル130上に載置され
る。つぎに、カムユニット160が動作して、ケース拡開
機構60の係合部材62とディスクケース本体2との間の係
合が解除され、再生装置から空となったディスクケース
本体2を取り外すことができる。
この状態でターンテーブル130が回転し、アームハウ
ジング120がディスク6の上を走査して再生が行われ
る。このとき、蓋3は第25図に示すように蓋保持部材4
1,42によって下側なら保持されているので、垂れ下がっ
て、例えばアームハウジング120が走行中に接触するこ
とがない。
再生が終了し、使用者が前述の空となったケース2を
再生装置に挿入すると、ケース拡開機構60の係合部材62
がディスクケース本体2と係合し、ケース2が再生装置
本体50に対して略固定された状態となる。この状態をマ
イクロスイッチ200が前述と同様に検出して、今度はカ
ムユニット160が動作して、載置リング133が上昇し、第
27図(C)の状態になる。
つぎに、モータ114がベルト111を駆動して、今度はデ
ィスク挾持機構90が前方(矢印X1方向)に移送され、第
27図(B)の状態に移行する。ついで、サポート180が
カムユニット160の動作により上昇し第27図(A)の状
態となる。
このあと、載置リング133がカムユニット160の動作に
より下降し、ディスク挾持機構90は蓋3とディスク6を
保持した状態で前方(X1方向)にモータ114,ベルト111
によって移送される。つまり、第24図の状態から第23図
の状態に移行するわけである。
さらにディスク挾持機構90が前方(X1方向)に移送さ
れると、摺動部材102が設けられたローラ103と反転レバ
ー190の斜面190aが当接する。このとき、反転レバー190
はR1に回動しないよう規制されているため、ローラ103
が斜面190aを登って、摺動部材102が左側(Y1方向)に
動いて前述の「非保持状態」になり、第26図のように蓋
3をディスクケース本体2の中に板ばね94の付勢力で押
し入れた状態となる。
ついで、モータ114が再度逆転し、ディスク挾持機構9
0が後方(X2方向)に移送され、第21図で示した位置に
戻る。このあと、やはりカムユニット160が動作して、
ディスクケース本体2とケース拡開機構60の係合部材62
とディスクケース本体2との係合が解除され、ディスク
ケース本体2の中にディスク6が収納され、蓋3がディ
スクケース本体2と係合した状態で、ディスクケース本
体2を再生装置本体50から取り出すことができる。
このようにして、使用者が再生装置本体50にディスク
ケース本体2をわずかに挿入するだけで、ディスク6の
ディスクケース本体2から取り出しが自動的に行われて
再生が可能となり、またディスク6のディスクケース本
体2への収納も自動的に行われる。そのため、主導でデ
ィスクケース本体2を前後に大きく動かす必要がなくて
使用に便利であり、また使用者の苛酷な使用に対しても
動作の確実を期待することができる。また、ディスクケ
ース本体2の全体を再生装置本体50内に引込まないでデ
ィスク6と蓋3のみを引き込むので、ディスクケース本
体2の全体を引込む場合に比べて再生装置本体50の薄型
化が図れるという利点がある。
特に蓋3の情報検出機構を挾持手段と検出部とに分け
た為、リード線の引きまわしが廃止でき、さらに移送方
向に設けてあることで大幅な本体の薄型化が図れてい
る。
さらに挾持手段が本発明のようなガタがある構成で、
どこで停止するのか量産的には安定しない場合でも、挾
持手段から突出する当接ピン290のストローク分のみ
で、スイッチON,OFF動作を行うことができる。
以上のように本実施例によれば蓋の情報を確実に検出
し、この検出手段によってプレーヤーの薄型化が図れ、
またリード線引き回しの廃止等のコストダウンも可能と
なり、さらに安定したスイッチでの検出を行うことがで
きる。
なお実施例においてバネ293により当接ピン291を常に
復帰させるように付勢しているが、前述のように組立工
数の削減からもバネ293を廃止して復帰させなくても、
蓋検出スイッチ295に構成されている接片A,接片B,351,3
52の復帰力(バネ力)により当接しない当接ピンを元の
位置に戻す構造にしても良い。
発明の効果 以上のように本発明は円盤の信号の情報を伝送する凹
凸部分に当接するアクチュエーターを移送する挾持機構
に設けて、それを間接部材とし、プレーヤー最後方の検
出スイッチ類にその間接部材を当接させることによっ
て、蓋の情報(円盤に記録された信号の情報)を確実に
検出し、再生装置の薄型化が可能で、リード線引き回し
の廃止等のコストダウンができ、また挾持手段が検出手
段に当接する部分と、蓋の情報(円盤に記録された信号
の情報)を伝達する当接ピンが検出手段に当接する部分
を同じ検出手段の中に一体的に設けたことにより安価で
安定したスイッチ機構をもつオートローディング型の記
録円盤再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図(A),(B)は本発明の一実施例における記録
円盤再生装置の外観斜視図および断面図、第2図
(A),(B),(C)はその挾持手段の正面図、平面
図および側面図、第3図はその全体的な構成の平面図、
第4図,第5図は同装置の中心部である検出手段を示す
外観斜視図および一部破断斜視図、第6図,第7図はそ
の挾持手段と検出手段の動作を示す断面図、第8図
(A),(B)はディスクの平面図および断面図、第9
図,第10図はそれぞれディスクケースの切欠分解斜視図
および組立状態の斜視図、第11図は同装置の外観斜視
図、第12図(A),(B)はディスク挾持機構の蓋保持
状態の平面図および断面図、第13図(A),(B)はデ
ィスク挾持機構の非保持状態の平面図および断面図、第
14図は(A),(B)はディスク挾持機構の摺動部材と
クランプ腕との関係を示す動作説明図、第15図(A)〜
(C)はケース拡開機構のケース非挿入状態の平面図,
断面図および平面図、第16図(A)〜(C)はケース拡
開機構のケース挿入状態の平面図,断面図および正面
図、第17図(A)〜(C)はケース拡開機構の動作説明
図、第18図(A),(B)はカムユニットの動作説明
図、第19図は同カムユニットのタイムチャート、第20図
(A)〜(D)同カムユニットの動作説明図、第21図か
ら第26図は同じくその再生装置全体の上方から見た動作
説明図、第27図(A)〜(C)は同じくそのサポートと
ディスクとの関係を示す動作説明図、第28図(A),
(B)は同じくその再生装置の縦断側面で示す動作説明
図である。第29図は従来の記録円盤再生装置の斜視図で
ある。 3……蓋、90……ディスク挾持機構、291……当接ピン
(伝達部材)、295……蓋検出スイッチ(検出手段)、3
50……可動レバー、351……スイッチホルダー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号を記録した円盤状の記録媒体を収納す
    る一端に開口部を有するケース本体と、前記開口部に着
    脱可能に係合し前記円盤状の記録媒体に記録された信号
    の情報を伝達する複数の切欠き部を有した蓋とから成る
    ディスクケースを使用する記録円盤再生装置であって、 前記開口部と前記蓋との間の係合を解除し前記ケース本
    体を着脱可能に固定するケース係合手段と、 前記蓋を掛け止めする掛け止め手段及び前記蓋の掛け止
    めと同時に前記切欠き部に当接する複数の伝達部材を有
    するとともに、前記円盤状の記録媒体を第1の位置で挟
    持し、前記円盤状の記録媒体を再生装置内の略中央部で
    ある第2の位置で離し、第3の位置で待機する挟持手段
    と、 前記第1の位置から前記第2の位置を経由して前記第3
    の位置まで前記挟持手段を往復移送する移送手段と、 前記伝達部材に押圧されたとき互いに接する2つの切片
    と、前記挟持手段の固定壁に押圧されたとき前記2つの
    切片を同時に回動する可動レバーを有し、前記第3の位
    置で前記挟持手段の伝達部材から前記円盤状の記録媒体
    に記録された信号の情報を検出するシャーシ側に固定さ
    れた検出手段と、 を備えていることを特徴とする記録円盤再生装置。
JP60283519A 1985-12-17 1985-12-17 記録円盤再生装置 Expired - Lifetime JP2548128B2 (ja)

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