JP2546426Y2 - 給湯装置 - Google Patents
給湯装置Info
- Publication number
- JP2546426Y2 JP2546426Y2 JP10472791U JP10472791U JP2546426Y2 JP 2546426 Y2 JP2546426 Y2 JP 2546426Y2 JP 10472791 U JP10472791 U JP 10472791U JP 10472791 U JP10472791 U JP 10472791U JP 2546426 Y2 JP2546426 Y2 JP 2546426Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- water supply
- pressure loss
- shower
- bathtub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、浴槽への湯張り給湯と
カラン・シャワー等の他の水栓への給湯を同時に行うこ
とができる給湯配管構造を備えた給湯装置に関する。
カラン・シャワー等の他の水栓への給湯を同時に行うこ
とができる給湯配管構造を備えた給湯装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の給湯装置としては、図５に示すよ
うに熱交換器の給湯管路１００をほぼ等しい径（例え
ば、直径Ｄ１が１３ｍｍ）の管で、浴槽への湯張り側給
湯管路１０１とカラン・シャワー等の他の水栓へのシャ
ワー側給湯管路１０２に分岐させ、浴槽への湯張り給湯
とカラン・シャワー等の他の水栓への給湯を可能にした
ものが知られている。
うに熱交換器の給湯管路１００をほぼ等しい径（例え
ば、直径Ｄ１が１３ｍｍ）の管で、浴槽への湯張り側給
湯管路１０１とカラン・シャワー等の他の水栓へのシャ
ワー側給湯管路１０２に分岐させ、浴槽への湯張り給湯
とカラン・シャワー等の他の水栓への給湯を可能にした
ものが知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにおいては、浴槽への湯張り給湯とカラン・シャワー
等の他の水栓への給湯を同時に行うとカラン・シャワー
流量が減少してしまい、特に隣接タイプの風呂釜付給湯
機では図６に示すように、水圧２kgf／cm2で湯張り側の
圧力損失が極端に低いためシャワー等のカランを開けて
も大部分の湯が湯張り側に流れ、シャワー側の流量が６
〜７l／min程度となって快適な状態で使用することがで
きないという問題点を有していた。特に、大能力タイプ
の給湯装置では顕著である。
のにおいては、浴槽への湯張り給湯とカラン・シャワー
等の他の水栓への給湯を同時に行うとカラン・シャワー
流量が減少してしまい、特に隣接タイプの風呂釜付給湯
機では図６に示すように、水圧２kgf／cm2で湯張り側の
圧力損失が極端に低いためシャワー等のカランを開けて
も大部分の湯が湯張り側に流れ、シャワー側の流量が６
〜７l／min程度となって快適な状態で使用することがで
きないという問題点を有していた。特に、大能力タイプ
の給湯装置では顕著である。
【０００４】また、湯張り側給湯管路に圧力損失となる
狭い流路部を単に設けただけでは同時使用時におけるカ
ラン・シャワー流量をある程度確保できるものの、湯張
りのみの使用時には浴槽への流量が多くなって水切音・
水流音等が発生するという問題点を有していた。
狭い流路部を単に設けただけでは同時使用時におけるカ
ラン・シャワー流量をある程度確保できるものの、湯張
りのみの使用時には浴槽への流量が多くなって水切音・
水流音等が発生するという問題点を有していた。
【０００５】本考案は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、浴槽への湯張り給湯とカラン・シャワー等の他
の水栓への給湯を共に満足できる流量で水切音・水流音
等を発生することなく同時に行うことができ、しかも湯
張りのみの使用時においても水切音・水流音等を低く押
えることができる給湯装置を提供しようとするものであ
る。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、浴槽への湯張り給湯とカラン・シャワー等の他
の水栓への給湯を共に満足できる流量で水切音・水流音
等を発生することなく同時に行うことができ、しかも湯
張りのみの使用時においても水切音・水流音等を低く押
えることができる給湯装置を提供しようとするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
考案は、熱交換器の給湯管路を分岐し、浴槽への湯張り
給湯と、カラン・シャワー等の他の水栓への給湯を可能
にした給湯装置において、分岐した水栓側給湯管路に接
続されている前記水栓に生ずる圧力損失に略等しい圧力
損失を発生させる圧力損失部を前記浴槽へ分岐した湯張
り側給湯管路に設けたものである。
考案は、熱交換器の給湯管路を分岐し、浴槽への湯張り
給湯と、カラン・シャワー等の他の水栓への給湯を可能
にした給湯装置において、分岐した水栓側給湯管路に接
続されている前記水栓に生ずる圧力損失に略等しい圧力
損失を発生させる圧力損失部を前記浴槽へ分岐した湯張
り側給湯管路に設けたものである。
【０００７】また、前記圧力損失部は小径の管路を複数
並列にして形成するとよい。また、前記圧力損失部は前
記水栓へ給湯する水栓側給湯管路に対して垂直に設けた
浴槽へ分岐する湯張り側給湯管路に形成した流路絞り部
でもよい。
並列にして形成するとよい。また、前記圧力損失部は前
記水栓へ給湯する水栓側給湯管路に対して垂直に設けた
浴槽へ分岐する湯張り側給湯管路に形成した流路絞り部
でもよい。
【０００８】
【作用】浴槽への湯張り給湯とカラン・シャワー等への
給湯を同時に行っても、水切音・水流音等を発生させる
ことなくカラン・シャワー等へ所定量の流量が確保さ
れ、湯張りのみの使用時にも水切音・水流音等が低く押
えられる。
給湯を同時に行っても、水切音・水流音等を発生させる
ことなくカラン・シャワー等へ所定量の流量が確保さ
れ、湯張りのみの使用時にも水切音・水流音等が低く押
えられる。
【０００９】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図１は本考案に係る給湯装置の概要構成図、
図２は請求項２の圧力損失部の平面図（ａ）と断面図
（ｂ）、図３は請求項３の圧力損失部の断面図、図４は
本考案に係る給湯装置の湯張りとシャワーの同時使用時
における水圧と流量との関係を示す図である。
説明する。図１は本考案に係る給湯装置の概要構成図、
図２は請求項２の圧力損失部の平面図（ａ）と断面図
（ｂ）、図３は請求項３の圧力損失部の断面図、図４は
本考案に係る給湯装置の湯張りとシャワーの同時使用時
における水圧と流量との関係を示す図である。
【００１０】給湯装置１は、熱交換器２と熱交換器２に
給水する給水管路３と熱交換器２により温められた湯を
需要側へ給湯する給湯管路４を備えている。給湯管路４
は、浴槽５へ湯張り給湯するための湯張り側給湯管路６
とカラン７やシャワー８等の他の水栓へ給湯するための
水栓側給湯管路９に分岐している。
給水する給水管路３と熱交換器２により温められた湯を
需要側へ給湯する給湯管路４を備えている。給湯管路４
は、浴槽５へ湯張り給湯するための湯張り側給湯管路６
とカラン７やシャワー８等の他の水栓へ給湯するための
水栓側給湯管路９に分岐している。
【００１１】給湯管路４から分岐した湯張り側給湯管路
６の水栓側給湯管路９側端部には、同じく分岐した水栓
側給湯管路９に接続されているカラン７やシャワー８等
に生ずる圧力損失に略等しい圧力損失部１０が設けられ
ている。なお、１１は電磁弁又は手動用止水弁、１２は
中立位置を有する切換弁である。
６の水栓側給湯管路９側端部には、同じく分岐した水栓
側給湯管路９に接続されているカラン７やシャワー８等
に生ずる圧力損失に略等しい圧力損失部１０が設けられ
ている。なお、１１は電磁弁又は手動用止水弁、１２は
中立位置を有する切換弁である。
【００１２】請求項２の圧力損失部１０は、円柱部材に
直径Ｄ２が３．０〜３．５ｍｍで長さＬが５〜２０ｍｍ
の貫通孔１５を４個、図２に示すように湯張り側給湯管
路６の中心軸に対して並行に形成したものである。
直径Ｄ２が３．０〜３．５ｍｍで長さＬが５〜２０ｍｍ
の貫通孔１５を４個、図２に示すように湯張り側給湯管
路６の中心軸に対して並行に形成したものである。
【００１３】このような請求項２の圧力損失部１０を湯
張り側給湯管路６の水栓側給湯管路９側端部に設けたこ
とによって、同時使用時にカラン７やシャワー８等に生
ずる圧力損失に略等しい圧力損失が圧力損失部１０に生
じるので、図４に示すように浴槽５への湯張り給湯とシ
ャワー８への給湯を同時に行っても、水圧２kgf／cm2で
シャワー流量を８〜９l／min確保することができる。
張り側給湯管路６の水栓側給湯管路９側端部に設けたこ
とによって、同時使用時にカラン７やシャワー８等に生
ずる圧力損失に略等しい圧力損失が圧力損失部１０に生
じるので、図４に示すように浴槽５への湯張り給湯とシ
ャワー８への給湯を同時に行っても、水圧２kgf／cm2で
シャワー流量を８〜９l／min確保することができる。
【００１４】また、貫通孔１５の直径Ｄ２を３．０〜
３．５ｍｍ、長さＬを５〜２０ｍｍにすることによって
圧力損失部１０で所定の圧力損失を発生させると共に、
湯が貫通孔１５を通過することで生ずる渦巻の長さを短
くさせて同時使用時において水切音・水流音等を発生さ
せず又湯張りのみの使用時においても、最高３０l／min
程度まで水切音・水流音等を低く押えることができる。
なお、図２では貫通孔１５が給湯管路４や水栓側給湯管
路９に対して垂直に設けられているが、必ずしも垂直で
ある必要はない。
３．５ｍｍ、長さＬを５〜２０ｍｍにすることによって
圧力損失部１０で所定の圧力損失を発生させると共に、
湯が貫通孔１５を通過することで生ずる渦巻の長さを短
くさせて同時使用時において水切音・水流音等を発生さ
せず又湯張りのみの使用時においても、最高３０l／min
程度まで水切音・水流音等を低く押えることができる。
なお、図２では貫通孔１５が給湯管路４や水栓側給湯管
路９に対して垂直に設けられているが、必ずしも垂直で
ある必要はない。
【００１５】また、請求項３の圧力損失部１０は、浴槽
５へ分岐する湯張り側給湯管路６を給湯管路４と水栓側
給湯管路９に対して垂直に設け、湯張り側給湯管路６の
水栓側給湯管路９側端部に略ベンチュリ管タイプの流路
絞り部２０を形成したものである。
５へ分岐する湯張り側給湯管路６を給湯管路４と水栓側
給湯管路９に対して垂直に設け、湯張り側給湯管路６の
水栓側給湯管路９側端部に略ベンチュリ管タイプの流路
絞り部２０を形成したものである。
【００１６】流路絞り部２０は、例えば直径Ｄ１が１３
ｍｍの湯張り側給湯管路６の場合においては直径１３ｍ
ｍが徐々に緩やかに小さくなり直径Ｄ３が６ｍｍで最も
絞られた状態となり、更に徐々に緩やかに広がって湯張
り側給湯管路６の直径１３ｍｍに戻るように形成されて
いる。
ｍｍの湯張り側給湯管路６の場合においては直径１３ｍ
ｍが徐々に緩やかに小さくなり直径Ｄ３が６ｍｍで最も
絞られた状態となり、更に徐々に緩やかに広がって湯張
り側給湯管路６の直径１３ｍｍに戻るように形成されて
いる。
【００１７】このような請求項３の圧力損失部１０を湯
張り側給湯管路６の水栓側給湯管路９側端部に設けたこ
とによって、同時使用時にカラン７やシャワー８等に生
ずる圧力損失に略等しい圧力損失が圧力損失部１０に生
じるので、請求項２の圧力損失部１０と同様図４に示す
ように浴槽５への湯張りとシャワー８への給湯を同時に
行っても、水圧２kgf／cm2でシャワー流量を８〜９l／m
in確保することができる。
張り側給湯管路６の水栓側給湯管路９側端部に設けたこ
とによって、同時使用時にカラン７やシャワー８等に生
ずる圧力損失に略等しい圧力損失が圧力損失部１０に生
じるので、請求項２の圧力損失部１０と同様図４に示す
ように浴槽５への湯張りとシャワー８への給湯を同時に
行っても、水圧２kgf／cm2でシャワー流量を８〜９l／m
in確保することができる。
【００１８】また、同時使用時において水切音・水流音
等を発生させず又湯張りのみの使用時においても、最高
３０l／min程度まで水切音・水流音等を低く押えること
ができる。
等を発生させず又湯張りのみの使用時においても、最高
３０l／min程度まで水切音・水流音等を低く押えること
ができる。
【００１９】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、浴
槽への湯張り給湯とカラン・シャワー等への給湯を同時
に行っても、カラン・シャワー等へ所定量の流量を確保
することができ、しかも水切音・水流音等を発生しな
い。また、湯張りのみの使用時においても水切音・水流
音等を低く押えることができる。
槽への湯張り給湯とカラン・シャワー等への給湯を同時
に行っても、カラン・シャワー等へ所定量の流量を確保
することができ、しかも水切音・水流音等を発生しな
い。また、湯張りのみの使用時においても水切音・水流
音等を低く押えることができる。
【図１】本考案に係る給湯装置の概要構成図
【図２】請求項２の圧力損失部の平面図（ａ）と断面図
（ｂ）
（ｂ）
【図３】請求項３の圧力損失部の断面図
【図４】本考案に係る給湯装置の湯張りとシャワーの同
時使用時における水圧と流量との関係を示す図
時使用時における水圧と流量との関係を示す図
【図５】従来技術の給湯管路からの水栓側給湯管路と湯
張り側給湯管路の分岐状態を示す断面図
張り側給湯管路の分岐状態を示す断面図
【図６】従来技術における湯張りとシャワーの同時使用
時における水圧と流量との関係を示す図
時における水圧と流量との関係を示す図
１…給湯装置、２…熱交換器、４…給湯管路、５…浴
槽、６…湯張り側給湯管路、７…カラン、８…シャワ
ー、９…水栓側給湯管路、１０…圧力損失部、１５…貫
通孔（小径の管路）、２０…流路絞り部。
槽、６…湯張り側給湯管路、７…カラン、８…シャワ
ー、９…水栓側給湯管路、１０…圧力損失部、１５…貫
通孔（小径の管路）、２０…流路絞り部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大江 俊春 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番１号 日本ユプロ株式会社内 (72)考案者 三浦 信二 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番１号 日本ユプロ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 熱交換器の給湯管路を分岐し、浴槽への
湯張り給湯とカラン・シャワー等の他の水栓への給湯を
可能にした給湯装置において、分岐した水栓側給湯管路
に接続されている前記水栓に生ずる圧力損失に略等しい
圧力損失を発生させる圧力損失部を前記浴槽へ分岐した
湯張り側給湯管路に設けたことを特徴とする給湯装置。 - 【請求項２】 前記圧力損失部は，小径の管路を複数並
列にして形成した請求項１記載の給湯装置。 - 【請求項３】 前記圧力損失部は，前記水栓へ給湯する
水栓側給湯管路に対して垂直に設けた浴槽へ分岐する湯
張り側給湯管路に形成した流路絞り部である請求項１記
載の給湯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10472791U JP2546426Y2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10472791U JP2546426Y2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 給湯装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0547691U JPH0547691U (ja) | 1993-06-25 |
| JP2546426Y2 true JP2546426Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=14388533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10472791U Expired - Lifetime JP2546426Y2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 給湯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546426Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP10472791U patent/JP2546426Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0547691U (ja) | 1993-06-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970428 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323117 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |