JP2546104Y2 - シ―ト状物質の厚さ測定装置 - Google Patents

シ―ト状物質の厚さ測定装置

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばシ―ト状の被測
定物(以下「シ―ト状物質」という)の厚さを測定する
ための装置に係るものであり、詳しくは、干渉の影響を
無くして安定した測定を行うことができるようにした、
或いは又、シート状物質の表裏による反射の影響を無く
すことで安定した厚さ測定ができるようにしたシ―ト状
物質の厚さ測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、赤外線を用いた一般の厚さ計は、
センサ上下ヘッドを配置し、このヘッドのいずれかの側
に配置された測定光照射部からシ―ト状物質に楕円偏光
の赤外線を照射し、シ―ト状物質で吸収された光量を検
出部で検出し、吸収量から前記シ―ト状物質の厚さ換算
をすることにより当該シ―ト状物質の厚さを測定してい
る。
【0003】(1)ところで、このような場合におい
て、シ―ト状物質の厚さが数波長程度になると、シ―ト
状物質内での反射光(シ―ト状物質表裏による反射)で
干渉現象が生じる。この影響は、干渉が強めあう場合は
検出器に到達する光量が増して測定値が真値より薄くな
り、干渉光が弱めあう場合はこの逆となる。そこで、こ
のような干渉による影響を軽減するために、従来の公知
の技術にあっては、検出器を2個使用してこのことの解
決を図っている(例えば、特開昭62−121335号
公報参照)。
【0004】(2)又、シート状物質に対して測定光が
垂直に入射するような構成(例えば、特開平3−199
941号参照)をとる場合でシ―ト状物質表裏による反
射を問題点としてみた場合は、シ―ト状物質表裏による
反射とヘッド内のフィルタ表面による反射とにより、厚
さ測定に誤差を生じる。この点の問題点のみに着目した
場合においては、シート状物質に対して一定の角度を与
える構成(例えば、特開平1−270603号参照)と
することによればこの影響を逃れることは可能である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来の技術にお
いては、以下のような問題点がある。
【0006】(1)検出器を2個使用する構成にあって
は製品価格が高価となり、加えて2個の検出器を同一条
件(例えば温度環境等)の下に設置しなければならない
ため、設置条件がシビアとなり、実現するにあたっては
未だ幾多の問題を解決しなければならない。
【0007】(2)シート状物質に対して一定の角度を
与える構成にあっては、測定ギャップ(上下ヘッド間の
シート状物質が通過する間隔)がとりずらく、機械的構
造が複雑になり光軸合わせが難しく、シート状物質の流
れ方向に幅が必要となりスペースファクタが悪い。
【0008】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、簡単な構造で信頼性の高い安定した測定ができ
る薄物シ―ト状物質の厚さ測定装置を比較的安価に提供
することができるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、請求項1においては、光源から出射した
光を干渉フィルタ及び2分割プリズムを介してシート状
物質に照射し、透過した光を検出器で検出して前記シー
ト状物質の厚さを測定する厚さ測定装置において、前記
2分割プリズムにより分割された光をP偏光とS偏光に
分離して前記シート状物質に入射させる偏光フィルタ
と、透過したP偏光とS偏光を一括集光して検出器に導
く集光手段を設けると共に、前記干渉フィルタを光源か
らの光軸に対して所定の角度傾けて配置したことを特徴
とするものであり、 請求項2においては、光源から出射
した光を干渉フィルタ及び2分割プリズムを介してシー
ト状物質に照射し、透過した光を検出器で検出して前記
シート状物質の厚さを測定する厚さ測定装置において、
前記シート状物質と上下ヘッドとで形成される測定領域
に前記シート状物質と同一の屈折率を有するガスを放出
するパージガス放出手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】干渉フィルタは光源から出射した光からシート
状物質に吸収されやすい波長帯域の光を選択する。2分
割プリズムはその選択された光を2方向に分割する。偏
光フィルタ分割された光をP偏光とS偏光に分離してシ
ート状物質に入射させる。集光手段はシート状物質を透
過したP偏光とS偏光を一括集光して検出器に導く。検
出器に入射する光が干渉することがない。
【0013】また、干渉フィルタは光源からの光軸に対
して所定の角度傾けて配置されているのでシート状物質
からの反射光が再度シート状物質側に戻ることがない。
従ってシート状物質の傾きや皺等による影響を受けない
安定した測定が可能となる。
【0014】また、パージガス放出手段はシート状物質
と上下ヘッドとで形成される測定領域に前記シート状物
質と同一の屈折率を有するガスを放出するので、反射
光、透過光、2次反射光による干渉の影響が少なくな
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本考案の請求項1のシ―ト状物質の厚さ測定装置の
具体的な一実施例を示す図である。図2はその他の実施
例の説明に供する図である。図3は本考案の請求項2の
シ―ト状物質の厚さ測定装置の具体的な一実施例の説明
に供する図である。図4及び図5は図3の説明に供する
図である。図6は本考案の請求項3のシ―ト状物質の厚
さ測定装置の具体的な一実施例を示す図である。図7は
図6の説明に供する図である。
【0020】図1において、1 は光源、2 は絞り、3 は
この絞り2 を通過した光を平行光として導出する例えば
コリメ―トレンズから成る第1の光学系(以下「コリメ
―トレンズ」という)、4 は干渉フィルタ、5 は2分割
プリズム(以下「プリズム」と略称する)、6 はP偏光
フィルタ、7 はS偏光フィルタであり、以上が通常は上
ヘッドA内に収納されて例えば図のように構成される。
【0021】ここで前記干渉フィルタ4 はヘッド内から
測定するべきシート状物質毎により、特定の波長を照射
するために、通常は図示するように光軸に対して垂直に
組み込まれている。
【0022】8 は集光レンズ、9 は検出器であり、以上
が通常は下ヘッドBに収納されて例えば図1のように構
成される。Fは上下ヘッドの間を移動するシ―ト状物質
を表わす。
【0023】各部の機能は次のようになる。
【0024】a) 光源1 を出た光は絞り2 によって適
当な光束に絞られる。
【0025】b) 絞られた光束は、絞り2 の位置を前
側焦点(f1 )面とするコリメ―トレンズ3 により平行
光とされる。
【0026】c) この平行光とされた光は、シ―ト状
物質Fの吸収帯に合わせた干渉フィルタ4 を通してプリ
ズム5 に導かれて、2つの平行な光束に分割される。
【0027】d) プリズム5 を出た2光束の内の片方
はP偏光フィルタ6 でP偏光とされ、他方はS偏光フィ
ルタ7 でS偏光とされ、各々がシ―ト状物質Fに照射さ
れる。
【0028】e) 照射された光は、シ―ト状物質Fの
厚さに応じて減衰(吸収)した透過光となって、焦点距
離f2 の集光レンズ8 で集光される。
【0029】f) 集光レンズ8 の焦点距離f2 上に配
置された検出器で、前記透過光を検出する。
【0030】g) この結果、P偏光,S偏光をシ―ト
状物質Fに照射させた時にあってはシ―ト状物質で内面
反射を生じるが、検出器8 の受光面においてはP偏光と
S偏光の振動面が90°異なったものとして集光され
る。よって、干渉現象は生じないこととなる。
【0031】本考案は以上の構成に限定されず、例えば
以下のようにも構成できる。
【0032】(イ)上下ヘッドの構成はこれを逆として
もよい。
【0033】(ロ)光源1 はハロゲンランプや黒体炉等
を用いることができる。特に、黒体炉を使用するときは
プリズムや検出器の特性で決定するようになるが、比較
的長波長(例えば10μ)まで放射しており、任意の波
長を使用することができる。
【0034】(ハ)干渉フィルタ−4 の物質にシ―ト状
物質の吸収波長帯域と非吸収波長帯域を選択使用するよ
うに構成(例えば回転しながらフィルタの交換をすると
か差替え交換をするとかの構成等)すれば、測定光と参
照光を作出することができるので、さらに精度のよい測
定をすることができる(勿論これに併せて図示しない演
算手段の構成をすることとなる)。いずれにしてもこれ
等は設計的な変更事項で処理ができる。
【0035】(ニ)尚、図2に示すようにプリズム5 へ
の入射位置を実線〜破線のように変化させれば、2光束
の距離を自由(a〜b,但しa<b)に可変できる。
【0036】(ホ)プリズム5 からの2光路の各々につ
いては、その経路の途中(例えばプリズム5 とP/S偏
光フィルタ6/7 との間)に、例えばシャッタを設けるよ
うにすれば、片方の光路のみ透過させるようなことも可
能となることから、各々の光路内の汚れによる補正を行
うこともできる。
【0037】(ヘ)プリズムへの入射光を可変すること
で、ビ―ム幅を変化させることができる。
【0038】(ト)コリメ―トレンズから射出するビ―
ム径を絞るように構成すれば、任意の測定ビ―ム径を得
ることができる。
【0039】(チ)シ―ト状物質、即ち、被測定物と同
じ屈折率のガス(但し、被測定物と同一吸収体が無いガ
ス、以下「パ―ジガス」という)を測定領域であるギャ
ップ部δにパ―ジするように構成してもよい。このよう
にすることによりシ―ト状物質Fによる表裏の反射を無
くすことで、干渉の生じない安定した測定を実現するこ
とができる。
【0040】このことを図3乃至図5を用いて説明す
る。
【0041】図3において、10,12は上下ヘッドA,B
内に組込まれて測定領域δにパ―ジするように構成され
て成るパ―ジ部材である。このパ―ジ部材10,12は、プ
レ―ト11,13に組付けられて、このときにプレ―ト11,
13に小径(例えばφ0.5孔)の吹出し口11a,13aを
形成して、この吹出し口11a,13aの八方からパ―ジ部
材10,12からのパ―ジガスGを光軸に向けて放出し、測
定領域δをこのパ―ジガスGで満たすように構成され
る。
【0042】このときに、前記パ―ジ部材10について
は、その中央部分にプリズム5 から出た光の光路10aが
形成され、この光路10aの周囲に例えば同心円状にガス
溜部10bが形成され、このガス溜部10bが吹出し口11a
に接続され、これによりガス溜部10bに溜められたパ―
ジガスGが吹出し口11aの八方からシ―ト状物質Fの上
部の光軸に向けてパ―ジガスGを放出し、測定領域δを
このパ―ジガスGで満たすことができる構成となってい
る。
【0043】尚、P/S偏光フィルタ6/7 は図のように
光路10aの入口付近に組付けられるようにしてもよい
し、勿論他の部分に組付けられるようにしてもよいし、
これとは別の部分に組付けられるようにしてもよい。
【0044】同様に、前記パ―ジ部材12については、そ
の中央部分にシ―ト状物質を通過した光を検出器9 に導
くための光路12aが形成され、この光路12aの周囲に例
えば同心円状にガス溜部12bが形成され、このガス溜部
121が吹出し口13aに接続され、これによりガス溜部12
bに溜められたパ―ジガスGが吹出し口13aの八方から
シ―ト状物質Fの下部の光軸に向けてパ―ジガスGを放
出し、測定領域δをこのパ―ジガスGで満たすことがで
きる構成となっている。
【0045】尚、集光レンズ8 は図のように光路12aに
組付けられるようにしてもよいし、勿論これとは別の部
分に検出器9 との関係から設置されるようにしてもよ
い。
【0046】図4と図5はパ―ジガスGの有無による反
射光と干渉光との関係を示したものであるが、この図4
に示すように、パ―ジガスGが無く空気とシ―ト状物質
Fが接触している場合(つまりこの場合は異なる屈折率
の物が接触している場合となる)は反射光ψ,透過光λ
1 ,2次反射光λ2 が生じ、反射光ψによる干渉が発生
する。
【0047】一方、これに対して図5のようにシ―ト状
物質Fの光軸の周囲にパ―ジガスGを放出して測定領域
δをこのパ―ジガスGで満たすと反射光は生ぜず、従っ
て干渉は起きない。
【0048】また、このようにシ―ト状物質Fに向けて
エアパ―ジすることにより、前記光学的な利点のみでは
なくて、ごみ等から光学系を保護することができるし、
更に又、シ―ト状物質と同一の吸収体を持つようなガス
(例えばCO2 )による外乱からも測定光の保護をする
ことができる。
【0049】(リ)ところで前記干渉フィルタ4 につい
ては、以上の構成と同時に或いは全く別個に、つまり2
分割プリズムを用いる構成とは別個独立の構造として以
下のようにすることで、シ―ト状物質表裏による反射の
防止をはかることができる。勿論前記構造と併用配置す
るようにしてもよい。
【0050】前記したようにこの干渉フィルタについて
は、通常は図1に示するように光軸に対して垂直に組み
込まれているが、これが垂直の場合は、シート状物質の
表裏からの反射光がこの干渉フィルタにより再度反射さ
れて、最終的にはこの反射の影響を受けた光が検出器に
導かれるものと考えられる。
【0051】より具体的にいうと、シート状物質がヘッ
ドに対してある角度を持つと、これに基づく反射光が検
出器に入ったり入らなかったりする。結果として、入射
時は厚さ測定値は薄めに出、非入射時は厚めに出る。つ
まり、シート状物質自体の厚さの変化は無いにも係わら
ず、シート状物質がある角度を有したり或いは皺が生ず
ると安定した測定ができ無いこととなることを意味す
る。
【0052】そこで、図6に示すように、シート状物質
Fで発生する反射光を検出器側に反射させないように
するために、干渉フィルタを反射光を検出器9側に入れ
ないようなある角度で傾斜させて設置する(尚、干渉フ
ィルタについては図6の場合傾斜させたということでこ
こでは“40”として表わす)。これによった装置の実
験結果によれば、前記問題点の発生を除去することが確
認できた。
【0053】尚、この干渉フィルタ40についてである
が、上記例では図1を基として説明したため図6のよう
な構成となったが、2分割プリズムを用いない場合であ
ればより顕著にこの効果がある。
【0054】このような場合、更に次のように構成する
ことでもその効果はある。
【0055】 図6の破線で示すようにP偏光フィル
タ6やS偏光フィルタ7等を合わせてある角度に設定す
るようにしてもよい。
【0056】 図6は説明の便宜上図1を基とした上
へッド内から光をシート状物質に照射してその透過光を
検出器で検出する構造形態をとっているが、前記したよ
うに上下逆としてもよい。
【0057】 更に、図6はシート状物質に対して光
の照射を垂直に導くようにしているが、これに限定され
るものではなく(上下ヘッドが垂直に対向した構造とし
た場合は上下ヘッド間の光軸合わせが容易ではある
が)、光の照射を斜めに照射するような構造(前記従来
の技術で取り上げた特願平1−270603号のような
構造)においてもこれを適用できることはいうまでもな
い。
【0058】尚、2分割プリズム非使用構造で、斜め照
射構造とした場合にあっては、簡単な構造でありながら
もよりその効果が得られることについても実験によって
確認がとれた(図7参照)。
【0059】図7は、横軸にシート状物質のヘッドに対
する傾斜角度(図ではサンプル傾斜角度θ[度]と表わ
す)、縦軸に厚さ測定値[μ]をとった時の、シート状
物質の角度特性に基づく測定値である。
【0060】この図7によれば、従来の特性に比較して
本考案の方が良好であること、即ち、従来の特性はシー
ト状物質の傾斜により測定値が大きく変動しているが、
本考案によればこの影響が軽減されていること、例えば
角度6°での測定値が従来に比較して1/6に減少して
いることが分かる。
【0061】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。
【0062】(イ)検出器は1個ですむので高信頼性の
測定ができる。
【0063】(ロ)測定光をP偏光とS偏光に分離し、
集光することによりシ―ト状物質による干渉の影響を受
けずに安定した測定ができる。
【0064】(ハ)プリズムへの入射光を可変すること
でビ―ム幅を変化させることができ、コリメ―トレンズ
から射出するビ―ム径を絞ることで任意の測定ビ―ム径
を得ることができる。
【0065】(ニ)片方ビ―ムずつ透過させれば光路内
の汚れに対する補正をも行うことができる。
【0066】(ホ)シ―ト状物質は薄物に限らず厚物に
も使用できることはいうまでもない。特に厚物は干渉の
影響を受けずらいので、光量測定の際はP,S偏光フィ
ルタを取外して光量を増すことも可能となる。
【0067】(ヘ)被測定物と同一の屈折率を持つガス
を測定領域(光路)に向け放出することにより被測定物
の表裏による反射を無くすことができるので、薄物測定
時に問題となる干渉の影響はなくすことができる。
【0068】(ト)センサ系全体をシート状物質に対し
てある角度を以て設置させる構造をとる必要がないの
で、系全体はよりコンパクト化、シンプル化が可能であ
り、機械的構造の複雑化を避けることができるから安価
な製品の提供も可能である。
【0069】(チ)上下ヘッド対応型(上下ヘッドが垂
直に対向した構造)とした場合は上下ヘッド間の光軸合
わせが容易である。
【0070】(リ)干渉フィルタを光軸に対して所定の
角度を持たせることにより当該干渉フィルター自体がも
つ透過波長を任意に短波長に変化させることができる。
【0071】(ヌ)簡単な構造でありながらも、比較的
薄いシート(例えば20μm)をオンラインで測定する
上で、製膜中に生じるシート状物質の皺、或いはうねり
による影響を受けることなく安定した厚さ測定ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の請求項1のシ―ト状物質の厚さ測定装
置の具体的な一実施例を示す図である。
【図2】その他の実施例の説明に供する図である。
【図3】本考案の請求項2のシ―ト状物質の厚さ測定装
置の具体的な一実施例の説明に供する図である。
【図4】図3の説明に供する図である。
【図5】図3の説明に供する図である。
【図6】本考案の請求項3のシ―ト状物質の厚さ測定装
置の具体的な一実施例を示す図である。
【図7】図6の説明に供する図である。
【符号の説明】
1 光源 3 光学系(コリメ―トレンズ) 4 40 干渉フィルタ 5 2分割プリズム 6 P偏光フィルタ 7 S偏光フィルタ 8 集光レンズ 9 検出器 F シ―ト状物質 10,12 パ―ジ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 井上 正昭 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横 河電機株式会社内 (72)考案者 上原 誠二 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横 河電機株式会社内 (72)考案者 松谷 美洋子 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横 河電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−121335(JP,A) 特開 平1−270603(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から出射した光を干渉フィルタ及び2
    分割プリズムを介してシート状物質に照射し、透過した
    光を検出器で検出して前記シート状物質の厚さを測定す
    る厚さ測定装置において、前記2分割プリズムにより分
    割された光をP偏光とS偏光に分離して前記シート状物
    質に入射させる偏光フィルタと、透過したP偏光とS偏
    光を一括集光して検出器に導く集光手段を設けると共
    に、前記干渉フィルタを光源からの光軸に対して所定の
    角度傾けて配置したことを特徴とするシート状物質の厚
    さ測定装置。
  2. 【請求項2】光源から出射した光を干渉フィルタ及び2
    分割プリズムを介してシート状物質に照射し、透過した
    光を検出器で検出して前記シート状物質の厚さを測定す
    る厚さ測定装置において、前記シート状物質と上下ヘッ
    ドとで形成される測定領域に前記シート状物質と同一の
    屈折率を有するガスを放出するパージガス放出手段を設
    けたことを特徴とするシート状物質の厚さ測定装置。
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