JP2545904Y2 - ヘッド・フットボードの起伏自在ベッド - Google Patents

ヘッド・フットボードの起伏自在ベッド

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JP2545904Y2
JP2545904Y2 JP1991076394U JP7639491U JP2545904Y2 JP 2545904 Y2 JP2545904 Y2 JP 2545904Y2 JP 1991076394 U JP1991076394 U JP 1991076394U JP 7639491 U JP7639491 U JP 7639491U JP 2545904 Y2 JP2545904 Y2 JP 2545904Y2
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JP
Japan
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footboard
headboard
head
bed
pin
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薫 須藤
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京和装備株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に病院または一般家
庭において、身体の不自由な患者等が寝たままの状態で
洗髪、洗足等の介護を容易に受けられるヘッド・フット
ボードの起伏自在ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】身体の不自由な患者等に寝たままの状態
で洗髪、洗足等の介護を施す際に、従来では、図7に示
される手段がとられていた。
【0003】図7において、Aはベッド、1はマットレ
ス、2、3はそれぞれヘッド・フットボード、4は患
者、5は頭部、6は洗面器である。例えば、マットレス
1上の患者4に洗髪あるいは洗足を施す場合、ヘッドボ
ード2やフットボード3が邪魔になり、やむを得ず頭部
5の下のマットレス1上に水の入った洗面器6を置いて
行っていた。洗足の場合も同様である。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、図7の方法
では、枕をはずして頭部3の下に洗面器4を置くため、
患者は頭をもち上げて無理な姿勢をとらなければなら
ず、疲れてしまう。さらにはまた、ベッドや布団をぬら
す恐れもある。
【0005】そこで、本考案の目的は患者等、身体の不
自由な人が寝たままの状態で自然な姿勢を保持したま
ま、ベッド等をぬらすことなく容易に洗髪、洗足等を受
けられ、前述の公知技術に存する欠点を改良したベッド
を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上述の目的を達成すた
るめ、本考案によれば、ベッド枠本体の頭部および足部
にそれぞれヘッドボードおよびフットボードを備えたベ
ッドにおいて、前記ベッド枠本体のそれぞれ、ヘッドボ
ードおよびフットボードの下方の位置に上下に間隔をあ
けて固着された一対のピンと、基部および端部を有し、
基部が前記ヘッドボードおよびフットボードのそれぞれ
の側面に固定され、かつ端部が先端に切欠きを有すると
ともに、この切欠きよりも上方にたて長孔を有し、この
たて長孔に前記上方のピンを挿通することにより、前記
ベッド枠本体に前記たて長孔に沿って上下に移動自在に
固定されたヒンジプレートとを備え、前記下方のピンを
前記切欠きに係合し、かつ、上方のピンを前記たて長孔
の上端に当接すると、前記ヘッドボードおよびフットボ
ードがそれぞれ起立して固定され、前記上方のピンを前
記たて長孔の下端に当接して前記下方のピンを前記切欠
きから取りはずし、かつ前記ヘッドボードおよびフット
ボードをそれぞれ上方のピンを中心軸として外側に回動
すると、前記ヒンジプレート先端の長舌片がベッド枠本
体から横方向に突設された制止片に当接して前記ヘッド
ボードおよびフットボードがそれぞれ水平に倒されるよ
うにしたことを特徴とする。
【0007】以下、本考案を添付図面を用いて詳述す
る。図1は、本考案にかかるベッドを用い、患者の洗髪
状態を表した側面図、図2は同じく洗足状態を表した側
面図である。
【0008】図1、2において、ベッド10のベッド枠
本体11の頭部11aならびに足部11bにはそれぞれ
ヘッドボード12およびフットボード13が備えられ
る。図1ではヘッドボード12を水平に倒し、この上に
水の入った洗面器14を置き、マットレス15上に仰向
けに寝た患者16の頭17を洗髪する。この場合、洗面
器14の中に枕17を置いても構わない。また、図2で
はフットボード13を水平に倒し、図1と同様にして患
者16の足18を洗足する。
【0009】以下、上述のヘッドボード12およびフッ
トボード13を水平に倒す機構を図3乃至図6によって
説明する。
【0010】図3は本考案にかかるベッドのヘッド・フ
ットボードを直立に起こした状態の部分断面図、図4は
図3のA−A線断面図を示す。本考案にかかる起伏機構
はヘッドボードもフットボードも同じであるので、以下
ヘッドボードを用いて説明する。
【0011】ベッド枠本体11のヘッドボード12の下
方には一対のピン19、20が上下に間隔をあけて固着
される。
【0012】21はヒンジプレートである。このヒンジ
プレート21は基部22および端部23からなり、基部
22はヘッドボード12の側面12aに止めねじ24、
24によって固定される。さらに、端部23は先端に切
欠き25を有するとともに、この切欠き25よりも上方
の位置にたて長孔26を有し、このたて長孔26に上方
のピン19を挿通することによりベッド枠本体11にた
て長孔26に沿って上下に移動自在に固定される。この
ときヒンジプレート21の端部23は図3(b)に示さ
れるようにピン19先端に規制子27を設け、この規制
子27に規制されてピン19からはずれることがない。
【0013】
【作用】このように構成される本考案ベッドはヘッドボ
ードを起こす場合には図3(a)に示されるように、下
方のピン20を切欠き25に挿入して係合し、かつ上方
のピン19をたて長孔26の上端に当接すると、ヘッド
ボード12は起立して固定される。この前記当接はヘッ
ドボード12の自重により自然に行われる。
【0014】さらに、ヘッドボードを水平に倒す場合に
は、図4に示されるように、ヘッドボード12を矢印方
向に持ち上げて上方のピン19をたて長孔26の下端に
当接すると、下方のピン20が切欠き25から取りはず
される。
【0015】次いで図5に示されるように、ヘッドボー
ド12を上方のピン19を中心軸として外側(矢印方
向)に回動すると、ヒンジプレート21の先端右側の傾
斜面30が下方のピン20に接触しながら倒れ、やがて
図6に示されるようにヒンジプレート21の先端左側に
位置する長舌片29がベッド枠本体11に固着された制
止片28に当接して回動が終了し、ヘッドボード12は
水平に保持される。
【0016】ヒンジプレート21の先端右側は傾斜面3
0とした方が下方のピン20が傾斜面30を滑って、回
動が容易となり、また、先端左側は長舌片29とした方
が制止弁28への当接が完全に行われるのみならず、図
5の状態でヘッドボード12の内側への回動を防止し、
さらに、ベッド枠本体11に制止弁28を固着した方が
長舌片29との当接が一層完全となる。
【0017】ヘッドボード12を図6の水平状態から図
3の起立状態にもどすには、上述とは逆の操作を行うこ
とにより容易に達成されるので説明を省略する。
【0018】
【考案の効果】以上のとおり、本考案ベッドはヘッドボ
ードおよびフットボードを起伏自在の構造としたから、
これらを水平に倒して洗面器を置くことにより特に病院
または一般家庭において身体の不自由な患者等が寝たま
まの状態で無理のない自然な姿勢で、かつベッドのふと
ん等をぬらすことなく、洗髪、洗足等の介護を容易に受
けられる。また、前記起伏の操作は極めて簡単である。
【0019】なお、本考案ベッドは身体の不自由な人の
洗髪、洗足等の介護の目的以外に、物を置くための台と
して、あるいは食事台としても用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ベッドを洗髪介護に用いた例の側面図で
ある。
【図2】本考案ベッドを洗足介護に用いた例の側面図で
ある。
【図3】図3(a)はヘッド・フットボードの直立状態
を表した部分断面図であって、図3(b)は図3(a)
のA−A線断面図である。
【図4】ヘッド・フットボードを倒すための最初の操作
を表した部分断面図である。
【図5】ヘッド・フットボードを倒すための中間操作を
表した部分断面図である。
【図6】ヘッド・フットボードを水平に倒した状態を表
した部分断面図である。
【図7】公知ベッドによる洗髪介護を表した側面図であ
る。
【符号の説明】
10 ベッド 11 ベッド枠本体 11a 頭部 11b 足部 12 ヘッドボード 12a 側面 13 フットボード 19 上方のピン 20 下方のピン 21 ヒンジプレート 22 基部 23 先端 25 切欠き 26 たて長孔 28 制止片 29 長舌片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド枠本体の頭部および足部にそれぞ
    れヘッドボードおよびフットボードを備えたベッドにお
    いて、前記ベッド枠本体のそれぞれ、ヘッドボードおよ
    びフットボードの下方の位置に上下に間隔をあけて固着
    された一対のピンと、基部および端部を有し、基部が前
    記ヘッドボードおよびフットボードのそれぞれの側面に
    固定され、かつ端部が先端に切欠きを有するとともに、
    この切欠きよりも上方にたて長孔を有し、このたて長孔
    に前記上方のピンを挿通することにより、前記ベッド枠
    本体に前記たて長孔に沿って上下に移動自在に固定され
    たヒンジプレートとを備え、前記下方のピンを前記切欠
    きに係合し、かつ、上方のピンを前記たて長孔の上端に
    当接すると、前記ヘッドボードおよびフットボードがそ
    れぞれ起立して固定され、前記上方のピンを前記たて長
    孔の下端に当接して前記下方のピンを前記切欠きから取
    りはずし、かつ前記ヘッドボードおよびフットボードを
    それぞれ上方のピンを中心軸として外側に回動すると、
    前記ヒンジプレート先端の長舌片がベッド枠本体から横
    方向に突設された制止片に当接して前記ヘッドボードお
    よびフットボードがそれぞれ水平に倒されるヘッド・フ
    ットボードの起伏自在ベッド。
JP1991076394U 1991-06-17 1991-06-17 ヘッド・フットボードの起伏自在ベッド Expired - Fee Related JP2545904Y2 (ja)

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JPH05135U JPH05135U (ja) 1993-01-08
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