JP2544862B2 - 双方向catvを利用した教育システム - Google Patents

双方向catvを利用した教育システム

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JP2544862B2
JP2544862B2 JP4011133A JP1113392A JP2544862B2 JP 2544862 B2 JP2544862 B2 JP 2544862B2 JP 4011133 A JP4011133 A JP 4011133A JP 1113392 A JP1113392 A JP 1113392A JP 2544862 B2 JP2544862 B2 JP 2544862B2
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千宏 北谷
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Yagi Antenna Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、教育用の映像及び音声
情報を、CATV網を利用して講師と受講者との間で双
方向に伝送する、双方向CATVを利用した教育システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば講師が、複数教室の多数の受講者
を相手に教育を行ない、互いの映像音声をモニタし質疑
応答を行なう手段として、講師側のセンタ装置と各教室
に設置された複数の受講者端末装置とを、双方向CAT
V伝送路を介し接続したものが用いられる。
【0003】講師が講義を行なう場合、センタ装置に設
けた映像音声送出装置から教育用映像音声(講師映像音
声、テキスト映像、VTR映像音声等)をCATVに送
出し、受講者は、受講者端末装置内に設けた映像音声モ
ニタ装置を用い教育用映像音声をモニタする。
【0004】講師と受講者が互いの映像音声をモニタし
質疑応答を行なう場合、受講者端末装置は、受講者の映
像をカメラで捕らえると共に、受講者の音声をマイクで
捕らえ、この受講者映像音声をCATV伝送路に送出す
る。
【0005】そして、講師はセンタ装置内に設けた映像
音声モニタ装置を用いて受講者映像音声をモニタし、一
方、受講者は受講者端末装置内に設けた映像音声モニタ
装置を用いて講師映像音声をモニタする。上記における
受講者端末装置の映像音声送出制御とモニタ映像音声の
受信選択制御は、CATVシステム内に設けた端末制御
装置によって行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の教育システムでは、下記に示すような問題がある。
【0007】システム内には受講者端末装置を制御する
ための端末制御装置と対応する受講者端末装置が1組し
かないため、1度に1種類の講義しか実施できない。す
なわち、同一のCATV内で複数の講義を並行して行な
うことができないという問題がある。
【0008】そこで、複数の講義を並行して行なうため
には、端末制御装置と受講者端末装置の組合わせをCA
TV内に講義種別毎に設け、各端末制御装置が講義に対
応した各受講者端末装置の制御を行なうシステムが考え
られる。
【0009】しかし、上記システムでは、事前に講義種
別毎に教育用映像音声チャンネルを割当て、受講教室毎
に受講者映像音声チャンネルを割当てる必要がある。よ
って、講義種別が増加した場合や、受講教室が増加した
場合は、CATVにおいて使用可能な周波数帯域を越え
るチャンネルの割当てができず、システムの拡張性に欠
ける問題がある。
【0010】また、受講者端末装置毎に、受講者の映像
を捕らえるためのカメラと、カメラで捕らえた映像を変
調しCATVに送出するための変調器が必要であり、受
講者端末装置のコストアップとなる問題がある。
【0011】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、双方向CATVシステム内で、個々の受講者端末毎
にカメラを備える必要なく、複数の講義を並行して行な
うことが可能になる双方向CATVを利用した教育シス
テムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は双方向
CATVシステムを用い、講師と受講者が相互の映像音
声をモニタして教育を行なうシステムにおいて、下記の
手段を備えたものである。CATVシステム内に管理装
置と講師操作装置を設け、教室に端末制御装置を設け
る。
【0013】講師操作装置は、講義室もしくは受講室を
示す教室属性情報を管理装置に登録し、管理装置は教室
属性登録応答を前記講師操作装置に送り、前記講師操作
装置は教室属性情報に応じ端末制御装置を制御すること
で、教室個々を講義室もしくは受講室に切換えて使用
し、同一のCATV内で複数の講義を並行して行なう。
【0014】教室に教室カメラと端末制御装置を設け
る。端末制御装置は情報記憶部にカメラ・ポジション・
データを持ち、端末制御装置はカメラ・ポジション・デ
ータに基づきカメラ・ポジション・コマンドを作成し、
教室カメラにカメラ・ポジション・コマンドを送出する
ことで、教室カメラは指定映像(受講者映像/教室映
像)を捕らえる。
【0015】講師操作装置は講義で使用するチャンネル
の割当て要求を管理装置に対し行ない、管理装置はチャ
ンネルの割当て後、チャンネル割当て情報を講師操作装
置に返送する。講師操作装置はチャンネル割当て情報に
従い映像送出装置を制御し、映像送出装置の映像音声信
号送出チャンネルの選択を行なうことで、CATVのチ
ャンネルが有効利用される。
【0016】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図1は双方向CATVを利用した教育システム
の構成を示すブロック図である。
【0017】同図において、1はセンタ装置、2a,2
b,…,2nは教室であり、該センタ装置1と教室2
a,2b,…,2n内の教室HE装置(ヘッドエンド)
3とは、幹線4を介して接続される。この幹線4には、
その各所において双方向増幅器5が適宜設けられる。
【0018】教室HE装置3には、端末コンバータ7と
TV受像機9で構成されるモニタ装置6、及び受講者端
末8が支線13を介して接続され、この支線13には、
その各所において分岐器15が適宜設けられる。
【0019】上記センタ装置1には、ミキサ10が備え
られると共に、このミキサ10には周波数変換器11と
通信装置14が接続され、それぞれの信号がミキサ10
において合成及び分波される。
【0020】周波数変換器11は、教室HE装置3が送
出する種々の上り信号(映像音声信号C1,C2,C
3,…,Cn、データ信号D)を特定帯域の下り信号
(映像音声信号c1,c2,c3,…,cn、データ信
号d)に周波数変換し再送信するもので、この下り信号
はミキサ10を介し幹線4に送出される。
【0021】通信装置14には管理装置12が接続され
る。この管理装置12は、通信装置14を介し各教室2
a,2b,…,2n内の講師操作装置27と双方向通信
を行なうもので、この管理装置12では、各教室2a,
2b,…,2n内の変調器25,26が送出する映像音
声信号のチャンネル割当て処理等が行なわれる。
【0022】上記教室HE装置3には、ミキサ20,2
1が備えられ、このミキサ20と21との間にはBPF
(バンドパスフィルタ)22が接続される。また、ミキ
サ20には、変調器25,26と通信装置14が接続さ
れ、ミキサ21には、音声復調器23及び端末制御装置
24が接続され、それぞれの信号が合成及び分波され
る。
【0023】BPF22は、センタ装置1が送出する下
り映像音声信号(c1,c2,c3,…,cn)を通す
もので、この下り映像音声信号はミキサ21を介し支線
13に送られる。ここで、上記端末制御装置24は、下
記(a),(b),(c)に述べる機能を有する。
【0024】(a)自教室内の端末コンバータ7及び受
講者端末8との間で双方向通信を行ない、端末コンバー
タ7が受信する下り映像音声信号のチャンネル選択制
御、受講者端末8に内蔵したマイクのON/OFF制御
(音声信号送出/停止)等の制御を行ない、端末コンバ
ータ7及び受講者端末8内のメモリ情報、すなわち端末
ステータスの収集を行なう。また、上記収集された端末
ステータスは、講師操作装置27で集計処理され、適宜
講師操作装置27のディスプレイに表示される。
【0025】(b)変調器25,26が送出する上り映
像音声信号の送出チャンネル種別選択制御と、教室カメ
ラ29の撮像位置(ズーム、フォーカス、パーン、チル
ト)の制御を行なう。
【0026】(c)通信装置14を介し、自教室内及び
他教室内の講師操作装置27と双方向通信を行なう。そ
して、講師操作装置27からのコマンドにより、端末コ
ンバータ7及び受講者端末8の制御を行なう。音声復調
器23は、受講者端末8が送出する受講者音声信号(F
a)を復調するもので、この復調した受講者音声を変調
器25に送出する。
【0027】変調器25には、教室カメラ29と音声復
調器23が接続され、この変調器25は、教室カメラ2
9で捕らえた受講者映像と音声復調器23からの受講者
音声を、端末制御装置24で指示された特定チャンネル
の上り映像音声信号(C1,C2,C3,…,Cnの中
の任意チャンネル)に変調してミキサ20を介し幹線4
に伝送する。
【0028】変調器26には、教育ソース28(講師側
の映像音声、教育用ビデオの映像音声、教育用テキスト
映像等から成る)が接続され、この変調器26は、教育
ソース28から入力される種々の映像あるいは映像音声
信号を、端末制御装置24で指示された特定チャンネル
の上り映像音声信号(C1,C2,C3,…,Cnの中
の任意チャンネル)に変調してミキサ20を介し幹線4
に伝送する。
【0029】端末コンバータ7は、支線13において伝
送される各種下り映像音声信号(c1,c2,c3,
…,cn)を選択受信し、TV信号に変換しTV受像機
9に出力する。
【0030】受講者端末8は、内蔵マイクから入力され
た受講者音声を受講者音声信号(Fa)に変調し支線1
3に送出すると共に、受講者が表示操作部55を介し入
力した受講者データ(質問要求等)を読出し、端末ステ
ータスとして内部メモリにストアする。
【0031】図2は上記構成の双方向CATVを利用し
た教育システムの幹線4において使用される各信号の周
波数配列を示すもので、上り信号帯域(10〜180M
Hz)には、通信装置14の上りデータ信号D及び上り
映像音声信号C1,C2,C3,…,Cnが割当てら
れ、下りデータ信号帯域(230〜400MHz)に
は、通信装置14の下りデータ信号d及び上り映像音声
信号C1,C2,C3,…,Cnを周波数変換器11で
変換した下り映像音声信号c1,c2,c3,…,cn
が割当てられる。
【0032】図3は上記構成の双方向CATVを利用し
た教育システムの支線13において使用される各信号の
周波数配列を示すもので、上り信号帯域(10〜50M
Hz)には、端末コンバータ7と受講者端末8が端末制
御装置24に送る上りデータ信号T及び受講者端末8が
送出する上り受講者音声信号(Fa)が割当てられ、下
りデータ信号帯域(70〜450MHz)には、端末制
御装置24が端末コンバータ7と受講者端末8に送る下
りデータ信号t及び下り映像音声信号c1,c2,c
3,…,cnが割当てられる。図4は上記双方向CAT
Vを利用した教育システムにおける端末制御装置24の
内部構成を示すブロック図である。図5は上記双方向C
ATVを利用した教育システムにおける端末コンバータ
7の内部構成を示すブロック図である。図6は上記双方
向CATVを利用した教育システムにおける受講者端末
8の内部構成を示すブロック図である。図7は上記双方
向CATVを利用した教育システムにおける端末制御装
置24のメモリ33に記憶される端末テーブルを示す図
である。図8は上記双方向CATVを利用した教育シス
テムにおける管理装置12の内蔵メモリに記憶される教
室テーブルを示す図である。図9は上記双方向CATV
を利用した教育システムにおける管理装置12の内蔵メ
モリに記憶されるチャンネルテーブルを示す図である。
図10は上記双方向CATVを利用した教育システムに
おける講師操作装置27の内蔵メモリに記憶される映像
テーブルを示す図である。図11は上記双方向CATV
を利用した教育システムにおけるモニタ装置の構成を示
す図である。
【0033】図12は上記双方向CATVを利用した教
育システムにおける映像モニタ状態を示すもので、同図
(a)は受講者映像を示す図、同図(b)は教室映像を
示す図である。
【0034】図13は上記双方向CATVを利用した教
育システムにおける映像モニタ状態を示すもので、同図
(a)は講師映像を示す図、同図(b)はテキスト映像
を示す図である。図14は上記双方向CATVを利用し
た教育システムにおける質問要求処理を示すフローチャ
ートである。図15は上記双方向CATVを利用した教
育システムにおける質問キャンセル処理を示すフローチ
ャートである。図16は上記双方向CATVを利用した
教育システムにおける質問要求順の表示例を示す図であ
る。図17は上記双方向CATVを利用した教育システ
ムにおける質問要求キューの構成例を示す図である。次
に、上記構成の双方向CATVを利用した教育システム
の動作について説明する。上記構成の双方向CATVに
おいて、講師操作装置27、端末制御装置24、管理装
置12は、それぞれ通信装置14を介し双方向の通信を
行なう。また、端末制御装置24は自教室内の端末コン
バータ7及び受講者端末8との間で双方向通信を行な
う。
【0035】以下、通信装置14に接続し通信を行なう
機器(講師操作装置27、管理装置12、端末制御装置
24)を制御機器と称し、この制御機器間の通信処理に
関し説明した後、端末制御装置24と端末コンバータ7
及び受講者端末8との通信処理に関し説明する。 (1)制御機器間の通信(通信装置14を介しての通
信)
【0036】制御機器を通信装置14の通信ポートに接
続することで、該制御機器は他の制御機器と通信装置1
4を介し通信を行なう。通信装置14は、各々個別のア
ドレスを有すると共に、制御機器を接続するための複数
の通信ポートを持ち、この通信ポートにはポートIDが
割当てられる。通信装置14は、前記アドレスとポート
IDを組合わせた通信IDにより、該通信装置14に接
続した制御機器を識別し通信を行なう。
【0037】例えば、教室2aにおいて、通信装置14
はアドレス「0001」を持ち、講師操作装置27が通
信装置14のポートA(ポートIDがA)に接続され、
端末制御装置24がポートB(ポートIDがB)に接続
されているとすると、この場合、講師操作装置27の通
信IDは「0001A」で、端末制御装置24の通信I
Dは「0001B」で示される。
【0038】制御機器は、目標とする制御機器の通信I
Dを付加したコマンドを、通信装置14に入力する。す
ると、通信装置14は、前記コマンドをCATVに送出
する。CATV内の各通信装置14は、上記コマンドの
通信IDが自身の有する固有の通信IDと一致した場
合、自装置に接続された制御機器に前記コマンドを出力
する。なお、通信装置14間の通信は、CSMA/CD
(Carrier Sence Multiple Access wiht Collision Det
ection)方式を用いて行なうものとする。ここでは、教
室2a内の講師操作装置27とセンタ装置1内の管理装
置12の通信を例に上げ説明する。
【0039】センタ装置1内の通信装置14はアドレス
が「1000」であり、この通信装置14のポートAに
管理装置12が接続され、また、教室2aの通信装置1
4はアドレスが「0001」であり、講師操作装置27
がポートAに接続されているとする。
【0040】教室2a内の講師操作装置27は、通信I
D「1000A」を付加したコマンドを、自教室内の通
信装置14に入力する。上記コマンドを受けとった通信
装置14は、上記コマンドを上りデータ信号Dに変調し
てミキサ20を介し幹線4に送出する。この上りデータ
信号Dは双方向増幅器5とミキサ10を介し周波数変換
器11に至り、この周波数変換器11により下りデータ
信号dに変換され、ミキサ10を介し幹線4に送出され
ると共に、ミキサ10を介しセンタ装置1内の通信装置
14に至る。下りデータ信号dはセンタ装置1内の通信
装置14によりコマンドに復調され、通信装置14はコ
マンドを管理装置12に出力する。管理装置12は上記
コマンドを解析し、その命令に応じた処理を実行し内蔵
メモリにストアする。
【0041】次に、管理装置12は内蔵メモリの処理結
果を基に応答データを作成し、これに通信ID「000
1A」を付加し通信装置14に送出する。通信装置14
は応答データを上りデータ信号Dに変調してミキサ10
を介し幹線4に送出する。この上りデータ信号Dは上記
と同様に周波数変換器11により下りデータ信号dに変
換され、ミキサ10→幹線4→双方向増幅器5→教室2
aのミキサ20を介し、該教室2aの通信装置14に至
る。すると、通信装置14は下りデータ信号dを応答デ
ータに復調し講師操作装置27に出力する。これによ
り、講師操作装置27は上記の応答データを解析し、そ
れに応じた処理を実行し内蔵メモリにストアする。 (2)端末制御装置24と講師操作装置27及び受講者
端末8との間の通信
【0042】端末制御装置24は自教室内の端末コンバ
ータ7及び受講者端末8とポーリング方式を用いた通信
を行なう。ここで、端末コンバータ7及び受講者端末8
はそれぞれ個々に固有のアドレスを有している。端末制
御装置24は制御目標とする端末コンバータ7及び受講
者端末8に、そのアドレスを付加した端末コマンドを送
出し、端末コンバータ7及び受講者端末8の制御を行な
う。
【0043】端末コンバータ7及び受講者端末8は、端
末制御装置24から送出された端末コマンドを受信し、
端末コンバータ7及び受講者端末8自身の有する固有の
アドレスと一致した場合にのみ受信処理を行ない、その
制御コマンドに対する処理結果を応答データとして上記
の端末制御装置24に対し返送する。
【0044】以下、(a)端末制御装置24と端末コン
バータ7間の通信、(b)端末制御装置24と受講者端
末8間の通信における、端末コマンド送信から端末応答
データ受信処理を説明する。 (a)端末制御装置24と端末コンバータ7間の通信
【0045】端末制御装置24内の制御部31は、端末
コマンドをモデム32に出力し、モデム32は端末コマ
ンドを下りデータ信号tに変調してミキサ21を介し支
線13へ送出する。この下りデータ信号tは、支線1
3,分岐器15を介して指定アドレスを有する端末コン
バータ7に至り、この端末コンバータ7内において分波
器41を通りモデム42により復調され制御部44に与
えられる。
【0046】これにより、制御部44は上記与えられた
端末コマンドを解析し、その命令内容に応じた処理を実
行し処理結果を端末ステータスとしてメモリ46にスト
アする。すると、メモリ46内の端末ステーテスは、制
御部44により応答データとしてモデム42に転送さ
れ、このモデム42により上りデータ信号Tに変調され
て分波器41と分岐器15を介し支線13に送出され
る。この上りデータ信号Tは、教室HE装置3のミキサ
21を介し端末制御装置24に与えられる。この上りデ
ータ信号Tは、モデム32により応答データに復調され
制御部31に入力される。制御部31は、応答データを
解析してその応答データの内容に応じた処理を実行し処
理結果をメモリ33にストアする。 (b)端末制御装置24と受講者端末8間の通信
【0047】端末制御装置24は制御部31とモデム3
2により、端末コマンドを下りデータ信号tに変調しミ
キサ21を介し支線13へ送出する。この下りデータ信
号tは、分岐器15を通して指定アドレスを有する受講
者端末8に至り、受講者端末8内において分波器51を
通りモデム52により復調され制御部54に与えられ
る。これにより、制御部54は上記与えられた端末コマ
ンドを解析し、その命令内容に応じた処理を実行し処理
結果を端末ステータスとしてメモリ56にストアする。
【0048】すると、メモリ56内の端末ステータス
は、制御部54により応答データとしてモデム52に転
送され、このモデム52により上りデータ信号Tに変調
されて分波器51と分岐器15を介し支線13に送出さ
れる。この上りデータ信号Tは、教室HE装置3のミキ
サ21に入力され端末制御装置24に与えられる。この
上りデータ信号Tは、モデム32により応答データに復
調され制御部31に入力される。制御部31は、応答デ
ータを解析しその応答データの内容に応じた処理を実行
し処理結果をメモリ33にストアする。次に、映像音声
信号の送受信処理について説明する。
【0049】教室2の教室HE装置3から送出される上
り映像音声信号C1,C2,C3,…,Cnは、周波数
変換器11によって下り映像音声信号c1,c2,c
3,…,cnに変換され、端末コンバータ7により受信
されTV受像機9にてモニタされる。この映像音声信号
には、(1)教育ソース28からの教育映像音声信号
と、(2)教室カメラ29からの受講者の映像音声信号
とがある。次に、上記2つの映像音声信号の伝送経路に
ついて説明する。 (1)教育映像音声信号
【0050】教育ソース28からの教育映像音声信号
は、変調器26によりそれぞれ指定の周波数の上り映像
音声信号に変調され、ミキサ20を介して上り映像音声
信号として幹線4に送出される。
【0051】例えば、教育ソースの1種である講師映像
音声は、教育ソース28内の教師カメラと講師マイクに
より捕らえられ変調器26に入力され、この変調器26
により上り映像音声信号C1に変調される。この上り映
像音声信号C1の周波数、すなわち、送信チャンネルの
選択は、端末制御装置24が変調器26を制御すること
で行なわれる。上記上り映像音声信号C1は双方向増幅
器5とセンタ装置1内のミキサ10を介し周波数変換器
11に入力され、周波数変換器11によって下り映像音
声信号c1に変換され、ミキサ10を介し幹線4に送出
される。そしてミキサ20→BPF22→ミキサ21→
支線13→分岐器15を介し端末コンバータ7に入力さ
れる。この端末コンバータ7に入力された下り映像音声
信号c1は、分波器41を介してチューナ43に入力さ
れ、このチューナ43によりテレビ受信用のチャンネル
に変換されてTV受像機9に送られる。 (2)受講者の映像音声信号
【0052】受講者端末8のマイク57に入力された受
講者音声は、音声変調部53に入力され上り音声信号F
aに変調され、分波器51と分岐器15を介して支線1
3に送出される。この上り音声信号Faは教室HE装置
3内のミキサ21を介し音声復調器23に入力され、音
声復調器23により受講者音声に復調され変調器25に
入力される。変調器25には教室カメラ29により撮影
された受講者の映像と前記受講者音声が共に入力され、
例えば上り映像音声信号C3に変調される。この上り映
像音声信号C3の送信チャンネル選択は、端末制御装置
24が変調器25を制御することで行なわれる。上り映
像音声信号C3は、ミキサ20→幹線4→ミキサ10を
介し周波数変換器11に至り、周波数変換器11によっ
て下り映像音声信号c3に変換され、ミキサ10を介し
幹線4に送出される。下り映像音声信号c3はミキサ2
0→BPF22→ミキサ21→支線13→分岐器15を
介し端末コンバータ7に入力され、端末コンバータ7に
よりテレビ受信用のチャンネルに変換されてTV受像機
9に送られる。
【0053】ここで、受講者端末8による受講者音声信
号Faの制御(送出/停止)は、端末制御装置24が受
講者端末8に制御コマンドを送信することで行われる。
つまり、端末制御装置24からの制御コマンドを受信し
た受講者端末8内において、制御部54が音声変調部5
3を制御し、受講者音声信号Faの送出/停止を制御す
る。
【0054】上記(1),(2)の映像音声信号の伝送
処理において、端末コンバータ7による映像音声信号の
選択受信は、端末コンバータ7の操作部45にて行なう
場合と、講師操作装置27が相手端末コンバータ7を指
定して行なう場合とが存在する。
【0055】講師操作装置27による選択受信の場合、
講師操作装置27が通信装置14を介し受信チャンネル
選択コマンドを端末制御装置24に送出することで、端
末制御装置24は受信チャンネル選択コマンドを下りデ
ータ信号tに変調し、ミキサ21を介して支線13に送
出する。この下りデータ信号tは、分岐器15を介して
端末コンバータ7に入力される。すると、この端末コン
バータ7に入力された下りデータ信号tは、分波器41
を介しモデム42に入力されて復調され制御部44に与
えられる。制御部44は、復調された受信選択コマンド
に応じてチューナ43を制御し、チューナ43はこのコ
マンドに指定された映像音声信号を選択的に受信し、T
V受像機9に映像音声信号を出力する。
【0056】なお、端末制御装置24は端末コンバータ
7をグループ毎に管理しており、受信チャンネル選択の
際、講師操作装置27が端末制御装置24に対しグルー
プを指定した受信チャンネル選択コマンドを送信するこ
とで、端末制御装置24は該当グループに属する端末コ
ンバータ7に受信チャンネル選択コマンドを送信し、端
末コンバータ7の映像音声信号の選択受信制御を行な
う。このグループ管理情報は、端末テーブル(図7参
照)の情報として端末制御装置24のメモリ33にスト
アされている。
【0057】すなわち、前記端末テーブルを基に説明す
ると、例えば受信チャンネル選択の際、講師操作装置2
7がグループAの端末コンバータ7を指定した場合、端
末制御装置24は上記端末テーブルを参照し、グループ
Aに属するアドレス「01」と「03」の端末コンバー
タ7に対し受信チャンネル選択コマンドを送信する。次
に、教室カメラ29の制御処理について説明する。教室
カメラ29は端末制御装置24の制御によりカメラの撮
像位置を制御し、端末制御装置24が指定する映像(教
室映像、受講者映像)を捕らえる。この撮像位置の制御
は、端末制御装置24が教室カメラ29にカメラ・ポジ
ション・コマンドを送出することで行なう。
【0058】端末制御装置24からカメラ・ポジション
・コマンドを受信した教室カメラ29は、このコマンド
で示されたカメラ・ポジションをカメラ制御データ(ズ
ーム、パーン、チルト、フォーカスの制御データ)に変
換し、この制御データに基づきカメラ撮像位置を制御し
指定映像を捕らえる。ここで、教室カメラ29は、前記
カメラ・ポジションとカメラ制御データとの対応データ
を内部メモリに持っている。
【0059】また、端末制御装置24は、メモリ33内
にカメラ撮像位置に関するカメラ・ポジション・データ
を持っており、このカメラ・ポジション・データを基に
カメラ・ポジション・コマンドを作成する。上記カメラ
・ポジション・データは、教室映像に対するカメラ・ポ
ジションと受講者映像に対するカメラ・ポジションがあ
り、受講者映像に対するカメラ・ポジション、すなわち
個々の受講者に対するカメラ・ポジションは、受講者端
末8との対応データとしてメモリ33内の端末テーブル
にストアされている。ここで、上記教室カメラ29が撮
像した教室映像の例を図12(b)に、受講者映像の例
を図12(a)に示す。次に、上記構成の双方向CAT
Vを利用した教育システムの運用手順を説明する。本教
育システムにおいて、各教室2a,2b,…,2nは講
義室と受講室の属性を持ち、個々の教室2a,2b,
…,2nはこの属性を切り換えて使用する。
【0060】講師は講義室において講義を行ない、その
講義内容(講師映像音声等)をCATVに送出する。受
講室及び講義室の受講者は、前記講義内容をモニタ装置
6にてモニタする。ここで、講義室に対する受講室の組
合わせは任意に行なうことができ、その管理はセンタ装
置1内の管理装置12が行なう。以下に講義室と受講室
の機能に関し説明する。 (a)講義室の機能 ・教育ソース28からの映像音声(講師の映像音声、テ
キスト映像等)をCATVに送出する。 ・受講者映像音声(教室映像を含む)をCATVに送出
する。 ・モニタ装置6にて教育用の映像音声をモニタする(教
育ソース28からの映像音声、受講者映像音声)。 (b)受講室の機能 ・受講者映像音声(教室映像を含む)をCATVに送出
する。 ・モニタ装置6にて教育用の映像音声をモニタする(教
育ソース28からの映像音声、受講者映像音声)。 次に、運用手順の具体例を上げ、(1)運用情報の設
定、(2)運用、の順で説明する。
【0061】本実施例では、CATVシステム内の各教
室には、それぞれ端末コンバータ7が5台、TV受像機
9が5台、受講者端末8が6台設置されており、各教室
内の端末コンバータ7はそれぞれ「01」〜「05」の
アドレスを持ち、受講者端末8はそれぞれ「06」〜
「11」のアドレスを持っている。そして、アドレス
「01」と「03」の端末コンバータ7は端末グループ
Aに属し、アドレス「02」と「04」の端末コンバー
タ7は端末グループBに属し、アドレス「05」の端末
コンバータ7は端末グループCに属す。アドレス「0
1」「02」の端末コンバータ7は受講者用モニタ61
として使用し、アドレス「03」「04」「05」の端
末コンバータ7は講師用モニタ62として使用する(図
11参照)。 (1)運用情報の設定 講義開始にあたり、教室使用目的を示す教室属性の設定
と、教育で使用する映像音声チャンネルの設定を行な
う。
【0062】本実施例では、使用教室を教室2a,2
b,2c(以後教室A,B,Cと称す)の計3教室と
し、教室Aを講義室、教室B,Cを受講室として使用す
る。教室Aでは、講師映像音声に使用するチャンネル数
を1、テキスト映像に使用するチャンネル数を1、受講
者映像音声に使用するチャンネル数を1とする。教室
B,Cでは、受講者映像音声に使用するチャンネル数を
それぞれ1とする。
【0063】はじめに、講師は教室A内の講師操作装置
27を用い、教室属性をセンタ装置1内の管理装置12
に登録する。すると、管理装置12は、教室属性を登録
した教室内の端末制御装置24に対し、使用教室のアク
セス権を表わすグループIDを送信する。
【0064】次に、講師は、講師操作装置27を用い、
使用チャンネル情報を前記管理装置12に送信し、管理
装置12は前記使用チャンネル情報を基に使用チャンネ
ルを割当て、教室Aの講師操作装置27にチャンネル割
当て情報を通知する。
【0065】すなわち、上記教室属性の設定及び映像音
声チャンネルの設定を順を追って説明すると、まず講師
は、教室属性情報(教室Aは講義室、教室Bは受講室、
教室Cは受講室として使用)を講師操作装置27に入力
する。講師操作装置27は上記教室属性情報を通信装置
14を介し、センタ装置1の管理装置12に送る。
【0066】すると、管理装置12は、受信した前記教
室属性情報に従い内蔵メモリ内の教室テーブル{図8
(a)参照}を検索し、指定教室が未使用であれば教室
属性をセットし、グループIDを割当て{図8(b)参
照}、講師操作装置27にグループIDを付加した応答
を送信し、教室A,B,Cの端末制御装置24にグルー
プIDを送信する。
【0067】上記管理装置12からの応答を受信した講
師操作装置27は、応答を内蔵メモリにストアしディス
プレイに表示し、これにより講師は教室属性の登録成功
を認識する。
【0068】一方、前記グループIDを受信した教室
A,B,Cの端末制御装置24は、メモリ33にグルー
プIDをストアし、以後、端末制御装置24は、自グル
ープIDが付加されたコマンドが入力された場合のみ、
入力コマンドに対する処理を行なう。
【0069】次に講師は、使用チャンネル情報(教室A
は講師の映像音声1チャンネルとテキスト映像1チャン
ネルと受講者の映像音声1チャンネルを使用、教室Bは
受講者の映像音声1チャンネルを使用、教室Cは受講者
の映像音声1チャンネルを使用)を講師操作装置27に
入力する。すると、講師操作装置27は上記使用チャン
ネル情報を管理装置12に送り、この使用チャンネル情
報を受信した管理装置12は、自メモリ内のチャンネル
テーブル{図9(a)参照}から未使用チャンネルを検
索し、各教室で使用する映像音声にチャンネルを割当て
る{図9(b)参照}。
【0070】そして、管理装置12は、チャンネル割当
て情報(映像音声種別とチャンネル種別の対応情報)を
教室Aの講師操作装置27に送る。チャンネル割当て情
報を受信した教室Aの講師操作装置27は、このチャン
ネル割当て情報を内蔵メモリの映像音声テーブル(図1
0参照)にセットする。
【0071】上記教室属性の設定以降、教室Aの講師操
作装置27は、アクセス権、すなわちグループIDを付
加したコマンドを各教室の端末制御装置24に送信する
ことで、端末制御装置24の制御を行なう。以下、本シ
ステムの実施例説明において、教室Aの講師操作装置2
7が各教室の端末制御装置24に対し送信するコマンド
は、すべてグループIDが付加されているものとする。 (2)運用 (a)運用開始 講師は、教室Aの講師操作装置27を用い教室A,B,
Cの端末制御装置24に運用開始を通知する。
【0072】まず講師は、教室A(講義室)内の講師操
作装置27に運用コマンドを入力する。講師操作装置2
7は運用開始コマンドを通信装置14を介し、教室A,
B,Cの端末制御装置24に送る。講師操作装置27か
ら運用開始コマンドを受取った教室A,B,Cの端末制
御装置24は、自教室内の各端末(端末コンバータ7及
び受講者端末8)に対するポーリングを開始し、各端末
のステータス収集を行なう。
【0073】つまり、端末制御装置24は各端末に対し
端末ステータス収集コマンドを送出し、端末ステータス
収集コマンドを受信した各端末からの応答、すなわち端
末ステータスをメモリ33にストアする。さらに、教室
A,B,Cの端末制御装置24は、教室カメラ29にカ
メラ・ポジション・コマンド(教室映像を指定)を送出
し、教室カメラ29は教室映像を撮像し変調器26に送
出する。
【0074】また、前記教室A,B,Cにおける端末制
御装置24の端末ステータスは、講師操作装置27によ
り逐次収集処理され、必要に応じ講師操作装置27のデ
ィスプレイに表示される。次に講師は、教室A内の講師
操作装置27に映像音声送出コマンドを入力する。
【0075】すると、講師操作装置27は内蔵メモリ内
の映像音声テーブル(図10参照)に基づき、教室Aの
講師映像音声にはチャンネル1が、教室Aのテキスト映
像にはチャンネル2が、教室Aの受講者映像音声にはチ
ャンネル3が、教室Bの受講者映像音声にはチャンネル
4が、教室Cの受講者映像音声にはチャンネル5が、そ
れぞれ割当てられていることを認識し、前記映像音声テ
ーブル(図10参照)に基づき、映像音声送出コマンド
を教室A,B,Cの端末制御装置24に送る。
【0076】各教室の端末制御装置24は、受信した映
像音声送出コマンドに基づき変調器25,26を制御す
ることで、変調器25,26は指定チャンネルで該当映
像音声を送出する。
【0077】すなわち、教室Aの上りチャンネルC1で
講師映像音声を送出し、上りチャンネルC2でテキスト
映像を送出し、上りチャンネルC3で受講者映像音声を
送出する。教室Bは上りチャンネルC4で受講者映像音
声を送出する。教室Cは上りチャンネルC5で受講者映
像音声を送出する。 (b)講義実施
【0078】講師は、教育映像音声(講師映像音声とテ
キスト映像)を各教室に送出し、各教室内の受講者は映
像音声を受講者用モニタ装置61にてモニタし講義を受
ける。そして講師は、教育映像音声と各教室の受講者映
像音声を講師用モニタ装置62にてモニタする。上記モ
ニタ装置内のTV受像機9への映像音声送出は以下のよ
うに行なう。
【0079】講師は、教室Aの講師操作装置27に、端
末コンバータ7の受信映像種別とグループ種別を入力す
る。すなわち、講師映像音声はグループAの端末コンバ
ータ7で受信、テキスト映像はグループBの端末コンバ
ータ7で受信することを指定する。講師操作装置27は
内蔵メモリの映像テーブル(図10参照)に基づき、講
師映像音声にはチャンネル1が、テキスト映像にはチャ
ンネル2が割当てられていることを認識し、受信チャン
ネル選択コマンド(端末コンバータ7の受信チャンネル
とグループ種別を指定)を通信装置14を介し教室A,
B,Cの端末制御装置24に送る。
【0080】受信チャンネル選択コマンドを受取った端
末制御装置24は、端末テーブル(図7参照)から指定
グループA,Bに属する端末コンバータ7のアドレスを
認識し、自教室の該当する端末コンバータ7に受信チャ
ンネル選択コマンドを送信する。受信チャンネル選択コ
マンドを受信したグループAの端末コンバータ7は、チ
ャンネルc1を受信し講師映像音声をTV受像機9に送
出し、グループBの端末コンバータ7はチャンネルc2
を受信しテキトス映像をTV受像機9に送出する。これ
により、受講者用モニタ装置61及び講師用モニタ装置
62の該当するTV受像機9は、講師映像音声とテキス
ト映像を表示する。また、講師は必要に応じ講師操作装
置27を用い、講師用モニタ装置62のグループCに属
す端末コンバータ7の受信映像選択を制御し、教室A,
B,Cの受講者映像音声、すなわち各教室の状況をモニ
タする。ここで、TV受像機9による講師映像の表示例
を図13(a)に、テキスト映像の表示例を図13
(b)に示す。 (c)質問要求
【0081】受講者は、受講者端末8内に設けた表示操
作部55の質問要求ボタンを押し質問要求を行なう。こ
の質問要求は端末ステータスとして、端末制御装置24
に収集される。
【0082】前記端末ステータスが質問要求の時、端末
制御装置24は該当する受講者端末8のアドレスを、メ
モリ33内の質問要求キューに登録する。この端末制御
装置24による質問要求キューへのアドレス登録は、質
問要求発生順に行なわれる(図17参照)。
【0083】ここで、前記教室内で、質疑応答中の受講
者、すなわち質疑応答者が存在せず、且つ前記質問要求
が第1番目の質問要求の時、すなわち質問要求キューへ
の最初の登録の時、端末制御装置24は下記のように教
室カメラ29を制御し、教室カメラ29は第1番目の質
問要求者の映像を捕らえる。
【0084】すなわち、端末制御装置24はメモリ33
内の端末テーブル(図7参照)から、該当する受講者端
末8に対するカメラ・ポジションを読出し、教室カメラ
29にカメラ・ポジション・コマンドを送出する。カメ
ラ・ポジション・コマンドを受信した教室カメラ29
は、カメラ撮像位置を制御し、該当受講者の映像を捕ら
える。この端末制御装置24における質問要求処理を図
14に示す。 (d)質問要求取消し
【0085】受講者は受講者端末8内に設けた表示操作
部55の質問キャンセル・ボタンを押し質問要求のキャ
ンセルを行なう。この質問キャンセルは端末ステータス
として、端末制御装置24に収集される。端末制御装置
24は該当する受講者端末8のアドレスをメモリ33内
の質問要求キューから削除する。
【0086】(1)前記質問キャンセル後、教室内に質疑
応答者が存在せず、且つ質問キャンセル処理の後に質問
要求者が存在する場合(アドレスを削除した後の質問要
求キューに他の受講者端末8のアドレスが登録されてい
る場合)、端末制御装置24は教室カメラ29を制御す
ることで、教室カメラ29は第1番目に質問要求した受
講者の映像を捕らえる。すなわち、端末制御装置24は
質問要求キューから、第1番目に質問要求した受講者に
対する受講者端末8のアドレスを得、端末テーブルから
該当する受講者端末8に対応するカメラ・ポジションを
読出し、教室カメラ29にカメラ・ポジション・コマン
ドを送出する。カメラ・ポジション・コマンドを受信し
た教室カメラ29は、カメラ撮像位置を制御し該当受講
者の映像を捕らえる{図12(a)}。
【0087】(2)前記質問キャンセル後、他の質問要求
者が教室内に存在しない場合(アドレス削除後の質問要
求キューに、他受講者端末8のアドレスが登録されてい
ない場合)、端末制御装置24は、教室映像を指定した
カメラ・ポジション・コマンドを教室カメラ29に送出
し、教室カメラ29は教室映像を撮像する{図12
(b)}。この端末制御装置24における質問キャンセ
ル処理を図15に示す。 (e)質問要求者サーチ
【0088】講師は、教室Aの講師操作装置27に質問
要求者サーチ・コマンド(教室を指定)を入力する。講
師操作装置27は通信装置14を介し質問要求者サーチ
・コマンドを、該質問要求者サーチ・コマンドで指定さ
れた教室の端末制御装置24に送る。講師操作装置27
から質問要求者サーチ・コマンドを受け取った該当教室
の端末制御装置24は、質問要求をした受講者に対する
カメラ・ポジション・コマンドを、一定間隔(例えば1
0秒毎)で質問要求順に教室カメラ29に送出し、教室
カメラ29はカメラ・ポジション・コマンドで指定され
た質問要求者の映像を順番に捕らえる。そして、端末制
御装置24は、最後の質問要求者に対するカメラ・ポジ
ション・コマンド送出後、最初に質問要求をした受講者
に対するカメラ・ポジション・コマンドを送出し、教室
カメラ29は最初の質問要求者映像を捕らえる。講師は
この質問要求者映像を講師用モニタ装置62にてモニタ
することで、前もって質問要求者を認識する。
【0089】ここで、端末制御装置24のカメラ・ポジ
ション・コマンドの作成処理を説明すれば、端末制御装
置24は自メモリ33内の質問要求キューをサーチし、
質問要求者に対応する受講者端末8のアドレスを得、こ
れを基に端末テーブルから該当する受講者端末8に対応
するカメラ・ポジションを読出し、教室カメラ29にカ
メラ・ポジション・コマンドを送出する。 (f)質疑応答
【0090】講師操作装置27は、常に教室A,B,C
の端末制御装置24から端末ステータスを収集してい
る。この端末ステータスの1つである質問要求は、講師
操作装置27のディスプレイに教室毎に質問要求順で表
示され(図16参照)、これにより講師は受講者からの
質問要求を認識する。講師は、講師操作装置27を用い
質問要求した受講者を任意に選択し質疑応答を行なう。
すなわち、選択した受講者に対して質問許可を与え、次
に受講者用モニタ装置61と講師用モニタ装置62のT
V受像機9の映像音声を、受講者映像音声に選択制御す
る。ここでは、講師が教室Cの受講者NO.1と質疑応
答を行なう場合を例に上げ説明する。
【0091】講師は、講師操作装置27のディスプレイ
により教室Cの受講者NO.1からの質問要求を認識す
る。そして、講師操作装置27を用い質問許可コマンド
(受講者NO.1を指定)を教室Cの端末制御装置24
に送信する。
【0092】質問許可コマンドを受信した教室Cの端末
制御装置24は、端末テーブルを参照し、受講者NO.
1がアドレス「06」を持つ受講者端末8に対応するこ
とを認識し、該当する受講者端末8に質問許可コマンド
を送ると共に、教室カメラ29にカメラ・ポジション・
コマンドを送出する。前記質問許可コマンドを受信した
受講者端末8は、表示操作部55を用い質問が許可され
たことを受講者に通知し、受講者の質問による上り音声
信号Faを支線13に送出する。また、前記カメラ・ポ
ジション・コマンドを受信した教室カメラ29は、該当
受講者の映像を捕らえる。よって、受講者の映像音声は
変調器25により上りチャンネルC5で幹線4に送出さ
れる。
【0093】次に講師は、講師操作装置27を用い教室
A,B,CのグループBの端末コンバータ7に、受信チ
ャンネル選択コマンド(チャンネルc5指定)を送信す
ることで、グループBの端末コンバータ7に接続された
TV受像機9に受講者映像音声を送出する。
【0094】これにより、講師と受講者は互いに映像音
声をモニタしながら対話形式で質疑応答を行ない、他受
講者にはこの様子(講師映像音声、受講者音声)がモニ
タされる。 (g)質疑応答終了
【0095】講師は質疑応答中の受講者に対応した受講
者端末8に、質問終了コマンドを送信し質疑応答の終了
を行なう。講師は講師操作装置27を用い質問終了コマ
ンドを教室Cの端末制御装置24に送信し、端末制御装
置24は該当する受講者に対応した受講者端末8に質問
終了コマンドを送ると共に、教室カメラ29の制御を行
なう。前記質問許可終了コマンドを受信した受講者端末
8は、表示操作部55を用い質問許可の終了すなわち質
疑応答終了を受講者に通知し、受講者の質問による上り
音声信号Faの送出を停止する。ここで、質疑応答終了
における前記端末制御装置24が教室カメラ29に対し
行なう制御に関し説明する。
【0096】質疑応答終了後、質問要求者が教室内に存
在する場合、端末制御装置24は教室カメラ29を制御
し、教室カメラ29は第1番目に質問要求した受講者映
像を捕らえる。質疑応答終了後、質問要求者が教室内に
存在しない場合、端末制御装置24は教室カメラ29を
制御し、教室カメラ29は教室映像を撮像する。
【0097】したがって、上記構成の双方向CATVを
利用した教育システムによれば、各教室に講義室/受講
室の属性を持たせ、講義室と受講室を任意に組合わせ講
義を行なうので、同一のCATV内で複数の講義を並行
して行なうことが可能となると共に、1つの教室を講義
室/受講室に切換えて使用することで、教室の有効活用
ができる。
【0098】講義実施の際に、管理装置12が講義で使
用する映像音声チャンネルを割当てるので、該講義で使
用されないチャンネル、すなわち空きチャンネルは他の
講義で使用でき、よってCATVの伝送周波数帯域を有
効に活用できる。さらに、講義種別や受講教室の増減に
伴う割当てチャンネルの増減に対応でき、システムの拡
張性が向上する。
【0099】管理装置12が講義毎に割当てたグループ
IDによって、教室内に設けた端末制御装置24のアク
セスが管理されるので、他の講義に属する講師操作装置
27による該端末制御装置24に対する不用意なアクセ
スが禁止され、システムの信頼性が向上する。
【0100】受講者映像と教室映像は、教室に設けた教
室カメラ29により捕らえられ変調器25によりCAT
Vに伝送される。よって、いままで受講者端末装置毎に
必要であったカメラと変調器は、教室毎にあればよく、
受講者端末装置のコストが低減できる。
【0101】各教室内の教室カメラ29は、教室内に質
問要求者が存在する場合、最初の質問要求者の映像を捕
らえ、教室内に質疑応答者が存在する場合、質疑応答者
の映像を捕らえ、教室内に質問要求者も質疑応答者も存
在しない場合、教室映像を捕らえる。講師はモニタ装置
6を用い上記映像のモニタを行ない、このモニタ映像が
教室映像の場合、教室内に質疑応答者及び質問要求者が
存在しないことを認識し、また、非質疑応答時におい
て、モニタ映像が受講者映像であれば、該受講者が質問
要求をした最初の受講者であることを認識できる。すな
わち、講師はモニタ映像により各教室における受講者の
質問要求状態,質疑応答状態を瞬時に認識できる。
【0102】さらに、各教室内の教室カメラ29は、教
室内に質問要求者が存在する場合、質問要求が最も早い
質問要求者の映像を常に捕らえている。講義実施におい
て、一般に、講師は質問要求順に質疑応答を行なうの
で、この場合、講師は質疑応答を行なう前に質疑応答者
の識別および表情の認識ができ、よりスムーズな講義が
行なえる。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の教
室間で双方向CATVを介し相互に映像音声信号をモニ
タして教育を行なうもので、個々の教室毎に備えられ該
教室と双方向CATVとの間のアクセス制御を行なう教
室ヘッドエンド装置と、この教室ヘッドエンド装置に備
えられ、講師側からの映像音声を入力する教育情報入力
手段と、上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、該教室
内の受講者の映像を入力する教室カメラと、複数の受講
者に個々に対応して設けられ、該受講者側の音声を入力
する受講者音声入力手段と、講師及び複数の受講者又は
その何れか一方に個々に対応して設けられ、上記講師側
及び受講者側の映像音声をモニタするモニタ装置と、上
記教室ヘッドエンド装置から双方向CATVに送出され
た上り信号を下り信号に変換するセンタ装置と、上記教
室ヘッドエンド装置に備えられ、講師により受講者教育
用の各種の操作が行なわれる講師操作装置と、上記セン
タ装置に備えられ、上記講師操作装置により各教室に対
応して任意に指定される講義室及び受講室の組合わせに
対してIDコードを割り付ける教室管理手段と、上記教
室ヘッドエンド装置に備えられ、上記教室管理手段によ
り割り付けられたIDコードを保持すると共に、上記講
師操作装置から該IDコードが付加された制御命令が与
えられた際に、該制御命令に応じて上記講師側あるいは
受講者側の映像,音声の入力手段及び上記モニタ装置を
制御する端末制御装置とを備えて構成したので、双方向
CATVシステム内で、個々の受講者端末毎にカメラを
備える必要なく、複数の講義を並行して行なうことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる双方向CATVを利
用した教育システムの構成を示すブロック図。
【図2】上記双方向CATVを利用した教育システムの
幹線において使用される各信号の周波数配列を示す図。
【図3】上記双方向CATVを利用した教育システムの
支線において使用される各信号の周波数配列を示す図。
【図4】上記双方向CATVを利用した教育システムに
おける端末制御装置の内部構成を示すブロック図。
【図5】上記双方向CATVを利用した教育システムに
おける端末コンバータの内部構成を示すブロック図。
【図6】上記双方向CATVを利用した教育システムに
おける受講者端末の内部構成を示すブロック図。
【図7】上記双方向CATVを利用した教育システムに
おける端末制御装置のメモリに記憶される端末テーブル
を示す図。
【図8】上記双方向CATVを利用した教育システムに
おける管理装置の内蔵メモリに記憶される教室テーブル
を示す図。
【図9】上記双方向CATVを利用した教育システムに
おける管理装置の内蔵メモリに記憶されるチャンネルテ
ーブルを示す図。
【図10】上記双方向CATVを利用した教育システム
における講師操作装置の内蔵メモリに記憶される映像テ
ーブルを示す図。
【図11】上記双方向CATVを利用した教育システム
におけるモニタ装置の構成を示す図。
【図12】上記双方向CATVを利用した教育システム
における映像モニタ状態を示すもので、同図(a)は受
講者映像を示す図、同図(b)は教室映像を示す図。
【図13】上記双方向CATVを利用した教育システム
における映像モニタ状態を示すもので、同図(a)は講
師映像を示す図、同図(b)はテキスト映像を示す図。
【図14】上記双方向CATVを利用した教育システム
における質問要求処理を示すフローチャート。
【図15】上記双方向CATVを利用した教育システム
における質問キャンセル処理を示すフローチャート。
【図16】上記双方向CATVを利用した教育システム
における質問要求順の表示例を示す図。
【図17】上記双方向CATVを利用した教育システム
における質問要求キューの構成例を示す図。
【符号の説明】
1…センタ装置、2a,2b,…教室、3…教室HE
(ヘッドエンド)装置、4…幹線、5…双方向増幅器、
6,61,62…モニタ装置、7…端末コンバータ、8
…受講者端末、9…TV受像機、10,20,21…ミ
キサ、11…周波数変換器、12…管理装置、13…支
線、14…通信装置、15…分岐器、22…BPF(バ
ンドパスフィルタ)、23…音声復調器、24…端末制
御装置、25,26…変調器、27…講師操作装置、2
8…教育ソース、29…教室カメラ、31,44,54
…制御部、32,42,52…モデム、33,46,5
6…メモリ、34…通信装置接続線、35,37…変調
器接続線、36…教室カメラ接続線、38…ミキサ接続
線、41,51…分波器、43…チューナ、45…操作
部、47,58…分岐器接続線、48…TV接続線、5
3…音声変調部、55…表示操作部、57…マイク。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の教室間で双方向CATVを介し相
    互に映像音声信号をモニタして教育を行なう双方向CA
    TVを利用した教育システムにおいて、 個々の教室毎に備えられ該教室と双方向CATVとの間
    のアクセス制御を行なう教室ヘッドエンド装置と、 この教室ヘッドエンド装置に備えられ、講師側の映像音
    声を入力する教育情報入力手段と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、該教室内の受講
    者の映像を入力する教室カメラと、 複数の受講者に個々に対応して設けられ、該受講者側の
    音声を入力する受講者音声入力手段と、 講師及び複数の受講者又はその何れか一方に個々に対応
    して設けられ、上記講師側及び受講者側の映像音声をモ
    ニタするモニタ装置と、 上記教室ヘッドエンド装置から双方向CATVに送出さ
    れた上り信号を下り信号に変換するセンタ装置と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、講師により受講
    者教育用の各種の操作が行なわれる講師操作装置と、 上記センタ装置に備えられ、上記講師操作装置により各
    教室に対応して任意に指定される講義室及び受講室の組
    合わせに対してその組合わせ毎のIDコードを割り付け
    る教室管理手段と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、上記教室管理手
    段により割り付けられたIDコードを保持すると共に、
    上記講師操作装置から該IDコードが付加された制御命
    令が与えられた際に、該制御命令に応じて上記講師側あ
    るいは受講者側の映像,音声の入力手段及び上記モニタ
    装置を制御する端末制御装置と、 を具備したことを特徴とする双方向CATVを利用した
    教育システム。
  2. 【請求項2】 複数の教室間で双方向CATVを介し相
    互に映像音声信号をモニタして教育を行なう双方向CA
    TVを利用した教育システムにおいて、 個々の教室毎に備えられ該教室と双方向CATVとの間
    のアクセス制御を行なう教室ヘッドエンド装置と、 この教室ヘッドエンド装置に備えられ、講師側の映像音
    声を入力する教育情報入力手段と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、該教室内の受講
    者の映像を入力する教室カメラと、 複数の受講者に個々に対応して設けられ、該受講者側の
    音声を入力する受講者音声入力手段と、 講師及び複数の受講者又はその何れか一方に個々に対応
    して設けられ、上記講師側及び受講者側の映像音声をモ
    ニタするモニタ装置と、 上記教室ヘッドエンド装置から双方向CATVに送出さ
    れた上り信号を下り信号に変換するセンタ装置と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、講師により受講
    者教育用の各種の操作が行なわれる講師操作装置と、 上記センタ装置に備えられ、上記講師操作装置により各
    教室に対応して任意に指定される講義室及び受講室の組
    合わせに対してその組合わせ毎のIDコードを割り付け
    ると共に、上記講師操作装置からのチャンネル割当て要
    求により上記講師側あるいは受講者側映像音声それぞれ
    の使用チャンネル割当てを行なう管理手段と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、上記管理手段に
    より割り付けられたIDコードを保持すると共に、上記
    講師操作装置から該IDコードが付加された制御命令が
    与えられた際に、該制御命令に応じて上記講師側あるい
    は受講者側の映像,音声の入力手段及び上記モニタ装置
    を制御する端末制御装置と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、上記端末制御装
    置の制御により得られる講師側あるいは受講者側の映
    像,音声の信号送出チャンネルを、上記管理手段により
    割当てられたチャンネルに応じて選択するチャンネル選
    択手段と、 を具備したことを特徴とする双方向CATVを利用した
    教育システム。
  3. 【請求項3】 複数の教室間で双方向CATVを介し相
    互に映像音声信号をモニタして教育を行なう双方向CA
    TVを利用した教育システムにおいて、 個々の教室毎に備えられ該教室と双方向CATVとの間
    のアクセス制御を行なう教室ヘッドエンド装置と、 この教室ヘッドエンド装置に備えられ、講師側の映像音
    声を入力する教育情報入力手段と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、該教室内の受講
    者の映像を入力する教室カメラと、 複数の受講者に個々に対応して設けられ、該受講者側の
    音声を入力する受講者音声入力手段と、 講師及び複数の受講者又はその何れか一方に個々に対応
    して設けられ、上記講師側及び受講者側の映像音声をモ
    ニタするモニタ装置と、 上記教室ヘッドエンド装置から双方向CATVに送出さ
    れた上り信号を下り信号に変換するセンタ装置と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、講師により受講
    者教育用の各種の操作が行なわれる講師操作装置と、 上記センタ装置に備えられ、上記講師操作装置により各
    教室に対応して任意に指定される講義室及び受講室の組
    合わせに対してその組合わせ毎のIDコードを割り付け
    る教室管理手段と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、上記教室管理手
    段により割り付けられたIDコード及び各受講者位置に
    対応するカメラ・ポジション・データを保持すると共
    に、上記講師操作装置から該IDコードが付加された制
    御命令が与えられた際に、該制御命令に応じて上記講師
    側あるいは受講者側の映像,音声の入力手段及び上記モ
    ニタ装置を制御すると共に、上記教室カメラに対する受
    講者映像の入力制御時には、上記カメラ・ポジション・
    データに応じてその撮像位置を制御する端末制御装置
    と、 を具備したことを特徴とする双方向CATVを利用した
    教育システム。
  4. 【請求項4】 複数の教室間で双方向CATVを介し相
    互に映像音声信号をモニタして教育を行なう双方向CA
    TVを利用した教育システムにおいて、 個々の教室毎に備えられ該教室と双方向CATVとの間
    のアクセス制御を行なう教室ヘッドエンド装置と、 この教室ヘッドエンド装置に備えられ、講師側の映像音
    声を入力する教育情報入力手段と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、該教室内の受講
    者の映像を入力する教室カメラと、 複数の受講者に個々に対応して設けられ、該受講者側の
    音声を入力すると共に、該受講者の講師側に対するアク
    セス要求を入力する受講者端末と、 講師及び複数の受講者又はその何れか一方に個々に対応
    して設けられ、上記講師側及び受講者側の映像音声をモ
    ニタするモニタ装置と、 上記教室ヘッドエンド装置から双方向CATVに送出さ
    れた上り信号を下り信号に変換するセンタ装置と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、講師により受講
    者教育用の各種の操作が行なわれる講師操作装置と、 上記センタ装置に備えられ、上記講師操作装置により各
    教室に対応して任意に指定される講義室及び受講室の組
    合わせに対してその組合わせ毎のIDコードを割り付け
    る教室管理手段と、 上記教室ヘッドエンド装置において、上記受講者端末か
    ら得られた講師側に対する受講者のアクセス要求発生の
    順番を管理するアクセス要求管理手段と、 上記教室ヘッドエンド装置に備えられ、上記教室管理手
    段により割り付けられたIDコード及び各受講者位置に
    対応するカメラ・ポジション・データを保持すると共
    に、上記講師操作装置から該IDコードが付加された制
    御命令が与えられた際に、該制御命令に応じて上記講師
    側あるいは受講者側の映像,音声の入力手段及び上記モ
    ニタ装置を制御すると共に、上記教室カメラに対する受
    講者映像の入力制御時には、上記アクセス要求管理手段
    により管理されるアクセス要求受講者に対応するカメラ
    ・ポジション・データに応じてその撮像位置を制御する
    端末制御装置と、 を具備したことを特徴とする双方向CATVを利用した
    教育システム。
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