JP2544536Y2 - ピンパンチ先端位置微調整装置を備えた穿孔器 - Google Patents

ピンパンチ先端位置微調整装置を備えた穿孔器

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JP2544536Y2
JP2544536Y2 JP2045892U JP2045892U JP2544536Y2 JP 2544536 Y2 JP2544536 Y2 JP 2544536Y2 JP 2045892 U JP2045892 U JP 2045892U JP 2045892 U JP2045892 U JP 2045892U JP 2544536 Y2 JP2544536 Y2 JP 2544536Y2
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満彦 木村
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株式会社大旺製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、切手、印紙代などを
製造するときに用いられる多数のピンパンチを植設した
パンチブロックを備えているプレス型穿孔器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ピンパンチを多数本植設したパンチ
ブロックの前記ピンパンチの長さは設計寸法と同一寸法
とするが、仕上がり寸法は必ずしも設計通りとはなら
ず、これと多少の差が生じる。またこの穿孔器を取付け
る穿孔装置の取付台の寸法も装置毎に微妙な差がある
し、パンチブロックを取り付ける上下往復可動部材のス
トローク寸法も各装置によって多少異なる。従って、従
来は各穿孔装置に対応したピンパンチ長さの穿孔器を用
意するか、或は最も長いピンパンチ寸法にすべての穿孔
器を製造している。
【0003】ところが、各穿孔装置に合わせた多数の穿
孔器を用意することは、穿孔器の互換性が失われ、予備
の穿孔器数が徒に増加し、在庫管理費が増大し、結局コ
ストの上昇を招いている。他方、最も長い寸法にすべて
の穿孔器のピンパンチ寸法を合わせると、装置によって
は、ピンパンチとダイホールとの嵌合寸法が必要以上に
長くなり、ピンパンチ及びダイホールの寿命が短くな
り、またピンパンチとダイホールとの嵌合時間が長くな
り、仮りに同一サイクルでパンチブロックを上下動させ
るとすると、前記嵌合時間が長くなる分、被穿孔シート
の搬送時間が短縮され、これをスピードアップする必要
が生じ、被穿孔シートに与える引張衝撃が増す。また、
前記被穿孔シートの搬送時間の長さを従来と等しくする
には、全体のサイクル数を低下させる必要が生じ、能率
の低下を招く。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この考案は前述のよう
に製造上の誤差や、取り付けるべき穿孔装置に多少の寸
法差があったとしても、極く僅かな部品を付加すること
によって、その装置に最適なピンパンチ先端位置に調整
できるようにし、穿孔器の互換性を高め、予備穿孔器の
数を減少させ、かつ常に最適位置に調整することによっ
て、作業能率を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この考案は多数のピンパンチを植設したパンチブロ
ックと、ダイホールを多数設けてあるダイブロックより
なるプレス型穿孔器において、前記パンチブロックはパ
ンチブロック基台と、ピンパンチを植設してある植設部
材とに分離して設けてあり、これらは相対的に上下方向
に接離移動及び固定自在に設けてあり、これらパンチブ
ロック基台と植設部材間の左右にはそれぞれ水平方向に
進退する一対の楔部材が設けてあり、前記楔部材は前記
パンチブロック基台、植設部材のうちの一つの部材に螺
合する進退自在の調整ねじと連結してあるピンパンチ先
端位置微調整装置を備えた穿孔器とする。
【0006】また前記課題を達成するために、この考案
のピンパンチ先端位置微調整装置を備えた穿孔器の前記
楔部材は傾斜面のある楔ブロックであり、調整ねじの先
端とはねじの軸線周りに回転自在に設けてあることを特
徴とすることが好ましい。
【0007】また前記課題を達成するために、この考案
のピンパンチ先端位置微調整装置を備えた穿孔器の前記
楔部材とパンチブロックの一方に指標が設けてあり、他
方の部材には目盛が設けてあることを特徴とする場合も
ある。
【0008】
【作用】前述のように構成している穿孔器を穿孔装置に
取付けるには、ダイブロックとパンチブロックが組み合
わせてあるこの考案の穿孔器をそのままで、先ず穿孔装
置の固定取付台上に載置して、これにダイブロックを取
り付ける。次に穿孔装置の上下可動部材をそのストロー
クの下限位置まで下降させて、パンチブロックの一部を
為すパンチブロック基台を前記穿孔装置の上下可動部材
に固定する。最後に前記楔部材を進退させて、各ピンパ
ンチの先端位置が適正になるよう植設部材の上下動寸法
は、楔部材に設けてある指標の位置を目安にして、左右
の目盛に対する指標の位置を等しくする。このようにし
て、植設部材とハンチブロック部材とを固定し、取付作
業を終了する。以後通常の穿孔器を取り付けたときと同
様の作業をする。
【0009】この穿孔器を異なる穿孔装置に取り付ける
ときも同様の手順で行う。その穿孔装置に合った位置に
植設部材の位置を合わせて取り付ける。
【0010】
【実施例】今この考案の代表的な実施例について説明す
る。図1及び図3に示すものであり、10は多数のダイ
ホール11が縦横に格子状に穿設してあるダイブロッ
ク、20は案内部材であり、ダイホール11と同一配列
で案内小孔21が穿設してあり、この案内部材20の両
側には下方に突出したスペーサ突起22が設けてあり案
内部材20の案内小孔21群のある部分はダイブロック
10と0.5乃至2mm程度の間隙Dを設けてダイブロ
ック10と案内部材20とは一体化してある。
【0011】30はパンチブロックであり、これは上下
に別部材によるパンチブロック基台31とピンパンチ3
2を多数植設した植設部材33とによって構成されてお
り、相対的に接離自在に設けてあって、前記植設部材3
3は前記パンチブロック基台31に対し四隅で吊棒34
によって吊り下げてあり、かつばね35によって植設部
材33はパンチブロック基台31に常時接近するように
付勢してある。36と37はパンチブロック基台31と
植設部材33を固定するための数組の締付ボルト及びナ
ットである。
【0012】前記パンチブロック基台32と植設部材3
3の両側より楔部材38が水平方向に進退自在に装備し
てあり、パンチブロック基台31又は植設部材33の一
部を為すブラケット39に水平に螺合してある調整ねじ
40によって、前記楔部材38を進退させる。調整ねじ
40の先端は楔部材38に軸方向には移動せず、軸線周
りに回転自在に連結してある。楔部材38の上面の傾斜
面41と摺合する傾斜面42をもつ受傾斜ブロック43
は、前記パンチブロック基台31の下面に固定してあ
る。最も楔部材38の前記傾斜面41が下側に設けてあ
るときは、前記受傾斜ブロック43は植設部材33の上
面に固定する。楔部材38及び傾斜ブロック43の摺合
面の傾斜角αは水平面に対し、5°程度がよく、前記楔
部材38と傾斜ブロック43の何れか一方には指標45
が設けてあり、他方の部材には水平方向に目盛46が設
けてある、1目盛が0.1mmの上下動になるように目
盛が設けてある。
【0013】実施例の作用 先ず、ダイブロック10、案内部材20及びパンチブロ
ック30を組み立てた状態にしてあるこの実施例の穿孔
器をプレス型の穿孔装置の固定取付台50上に載置して
これにダイブロック10を固定する。次に穿孔装置の可
動部材51をそのストロークの下限位置まで下降させ
て、これにパンチブロック基台32を固定する。次に各
締付ボルト36のナットを緩めておいて、左右の調整ね
じ40を螺動させる。このとき、各楔部材38を相互に
接近するように押し込むとその傾斜面41によってパン
チブロック基台31と植設部材33の間隔は広くなり、
各ピンパンチ32の先端位置は下降し、逆に楔部材38
を左右に離反させる方向に移動させると、植設部材33
はばね35によって引き上げられ、前記ピンパンチ32
の先端位置はそれぞれ一斉に上昇する。
【0014】従って、先ず各ピンチパンチ32の先端位
置がダイブロック10の表面位置と一致するように、前
記楔部材38の位置を合わせる。而して、このときの指
標45の目盛46の位置を基準とし、ピンパンチ32が
ダイブロック10のダイホールと嵌合する理想的深さと
一致するまで、調整ねじ40をその軸線周りに捻じて、
左右の前記楔部材38を押し込んで行く、このとき前記
指標45と目盛46の相対的移動寸法によって、目測し
て左右が等しくなるようにする。次に調整ねじ40のロ
ックナット47を締め、調整ねじ40及び楔部材38を
固定する。最後に数本の締付ボルト36のナット37を
締付けパンチブロック基台31と植設部材33とを強固
に固定する。このようにして、この考案の穿孔器の穿孔
装置への取付けを完了する。以下、実際の穿孔作業は従
来公知の穿孔作業と同様に行う。各ピンパンチ32の先
端が摩耗し、再研磨し、各ピンパンチ32の長さが短く
なったときにも、同様の手順で植設部材33の位置を調
整する。
【0015】
【考案の効果】叙上のように構成し、作用を為すこの請
求項1及び請求項2記載の考案のものにおいては各ピン
パンチを植設してある植設部材の位置が上下に微調整で
きるから、これを数個の穿孔装置のうちの何れの装置に
取り付けるにも、各装置差による取付台と可動部材のス
トローク下端までの寸法差、又はピンパンチの長さ寸法
が設計寸法と異なっていても、容易に理想的な位置にあ
わせることができ、穿孔器自体の互換性が向上し、数個
の穿孔装置用に共通のスペヤーでよく、スペヤー数が少
なく全体としての穿孔器コストを低下させることができ
るし、在庫管理も容易となり、全体として穿孔作業コス
トを低減することができる。
【0016】また各ピンパンチを研磨して短くなって
も、植設部材の位置調整で使用が可能な範囲が広く各ピ
ンパンチが全く使用できなくなるまでの寿命が長くな
る。また前記楔部材は調整ねじで進退させるものである
から楔部材の傾斜と相まって微調整が容易である。請求
項3記載の考案においては、前記楔部材の進退の度合が
指標と目盛によって数値的に判断できる。
【0017】実施例固有の効果 前記各請求項記載の効果を奏する外、楔部材38は傾斜
ブロック43と傾斜面で接触させてあるから支持力も大
きく、また植設部材33は、パンチブロック基台31に
吊り下げてあり、ばね35で上方に付勢させてあるた
め、微調整時に、楔部材38の進退に伴って、植設部材
33が上下動し、調整が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の代表的実施例の一部縦断正面図であ
る。
【図2】考案の要部の一部省略正面図である。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のピンパンチを植設したパンチブロッ
    クと、ダイホールを多数設けてあるダイブロックよりな
    るプレス型穿孔器において、 前記パンチブロックはパンチブロック基台と、ピンパン
    チを植設してある植設部材とに分離して設けてあり、こ
    れらは相対的に上下方向に接離移動及び固定自在に設け
    てあり、 これらパンチブロック基台と植設部材間の左右にはそれ
    ぞれ水平方向に進退する一対の楔部材が設けてあり、前
    記楔部材は前記パンチブロック基台、植設部材のうちの
    一つの部材に螺合する進退自在の調整ねじと連結してあ
    るピンパンチ先端位置微調整装置を備えた穿孔器。
  2. 【請求項2】前記楔部材は傾斜面のある楔ブロックであ
    り、調整ねじの先端とはねじの軸線周りに回転自在に設
    けてあることを特徴とする請求項1記載のピンパンチ先
    端位置微調整装置を備えた穿孔器。
  3. 【請求項3】前記楔部材とパンチブロックの一方に指標
    が設けてあり、他方の部材には目盛が設けてあることを
    特徴とする請求項2記載のピンパンチ先端位置微調整装
    置を備えた穿孔器。
JP2045892U 1992-03-05 1992-03-05 ピンパンチ先端位置微調整装置を備えた穿孔器 Expired - Lifetime JP2544536Y2 (ja)

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