JP2544468B2 - 高温ガスファン用セラミックスライナ - Google Patents

高温ガスファン用セラミックスライナ

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JP2544468B2
JP2544468B2 JP1005970A JP597089A JP2544468B2 JP 2544468 B2 JP2544468 B2 JP 2544468B2 JP 1005970 A JP1005970 A JP 1005970A JP 597089 A JP597089 A JP 597089A JP 2544468 B2 JP2544468 B2 JP 2544468B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は遠心ファン、殊に石炭焚きボイラにおけるガ
ス再循環ファンの如き摩耗性の高い流体を扱うファンに
おいて、その羽根車及び主板の耐摩耗技術に関する。
従来の技術 摩耗性の高い流体を扱うファン等、例えば高温ガスフ
ァンにおいては、その羽根車及び主板における表面の耐
摩耗対策として、従来、一定間隔にてアリ溝加工を施し
た鋼板製ライナ台板上に各種形状の多数のファインセラ
ミックスタイルを配設したセラミックスライナを取付け
ている。
このようなセラミックスライナを施工することは耐摩
耗性の点では抜群の優秀性を持つが、羽根車の変形、固
い異物の衝突等に起因するものと考えられているセラミ
ックスタイルの微少な欠落部分が、特に後述する丸形タ
イル等において見られることがある。これらの外的機械
的要因によるセラミックスタイルの損傷はファンの運転
に支障のないものであるが、損傷したタイルの交換を一
定期間毎に実施する必要がある。
そこで、従来の高温ガスファン用セラミックスライナ
について第2〜4図に基づいて説明すると、第2図は従
来の高温ガスファンの要部構造を示し、01は吸込口、02
は羽根車、03はロータ、04は主板、05は側板であり、羽
根車02、主板04及び側板05の各表面の適所にはセラミッ
クスライナ06が取付けられている。
第3図(a),(b)は、このようなセラミックスラ
イナの一例を示す。第3図に示すセラミックスライナ06
は、遠心ファンの羽根車02及び主板04に取付けられるも
のであり、例えばその適用部分が衝突摩耗部には丸形や
半丸形の如き形状、またはすべり摩耗部には平形の如き
形状を持った種々のセラミックスタイルをそれぞれ1個
以上使用して図示するように配列して鋼板製のライナ台
板07に組込んで構成され、このライナ台板07が羽根車02
及び主板04の表面にボルト締め又は溶接等によって取付
けられるものである。
次に、従来のセラミックスタイル交換の機構並びに方
式について第4図(a)〜(e)に基づいて説明する。
第4図(a)〜(c)において、符号1は主板、2は
ライナ台板、3はセラミックスライナ、4aは丸形タイ
ル、4bは半丸形タイル、5bは取出し口、6はタイル押え
金属ピース及び7a,7bは各アリ溝であって、主板1と直
交方向に延びるライナ台板2上のセラミックスライナ3
の特に先端部丸形タイル4a等を交換する場合は、セラミ
ックスライナの先端部主板1側のみに設けられた取出し
口5b部分(第4図(a)参照)より一旦タイル押え金属
ピース6を取外す。
そして、第4図(b),(c)に示すように主板1に
並行して設けられたライナ台板2上のアリ溝7bに沿っ
て、まず半丸形タイル4bを移動させて、前記取出し口5b
から次々に溝7bの外へ取出す。
次に、主板1と直交方向のセラミックスライナ3先端
部の、特にアリ溝7aと7bとが交差する位置に配置され、
アリ溝7bの形状に対応して鳩尾状ピース4を一体的に形
成した複数の丸形タイル4aをそのアリ溝7bに沿って半丸
形タイル4bと同様に引き抜く。
続いて、後続のタイル4aをアリ溝7aに沿って主板1側
に寄せつつ、交差するアリ溝7b側に移動させて溝7bの外
へ取外して行く。
このような一連の作業により、初めて損傷した丸形タ
イル4aを取出すことが可能となる。
一方、第4図(a),(d),(e)に示すように、
セラミックスライナ3の側板8側両端部において、通
常、前記各丸形タイル4aは押えバネ9の付勢でアリ溝7a
に沿って連続的に固定保持されている。
この押えバネ9については、ライナ台板2先端に溶接
等で固定したストッパ10に嵌着され、耐摩耗のために硬
化肉盛11を施工したタイル押え金属ピース12を介して、
殊にセラミックスライナ3先端部における丸形タイル4a
を主板1側方向に付勢している。
なお、第4図(d),(e)中、符号13はパッキンを
示す。
発明が解決しようとする課題 以上述べた従来技術は、しかし、次のような問題があ
る。
従来の高温ガスファン用セラミックスライナ3を構成
するセラミックスタイル4a,4b等のタイル交換方式で
は、主板1側にのみ設けられたタイル用取出し口5bを経
て各半丸形タイル4bから順次取外して行くため、例え
ば、側板8側に近い部分での丸形タイル4aが損傷して、
タイル交換を行なう必要がある場合は、損傷したタイル
4aより主板側にあるタイル4a,4bを全て取外さねばなら
ない不都合がある。
このため、タイル交換に非常に多くの時間と労力を費
やし、従って補修期間が非常に長くなること、及びタイ
ル4a,4bを取出す際に損傷のない他のタイルをも誤って
損傷させてしまう危険性がある。
課題を解決するための手段 本発明は、このような従来の課題を解決するために、
一定間隔にてアリ溝加工を施した鋼板製ライナ台板上に
各種形状のセラミックスタイルを配設する高温ガスファ
ン用セラミックスライナにおいて、該セラミックスライ
ナ先端部主板側に使用する多数の丸形及び半丸形タイル
用の取出し口を設けると共に、セラミックスライナ先端
部側板側の丸形タイルを取付けるアリ溝における側板寄
りの途中の適当な位置に、各丸形タイルの有するアリ溝
に嵌合するための鳩尾状ピース部分の嵌合幅よりも大き
い切欠きからなるタイル用取出し口を形成したものであ
る。
作用 このような手段によれば、セラミックスライナの先端
部主板側にセラミックスタイルの取外し口を設けると共
に、その先端部側板側の丸形タイルを嵌合するアリ溝に
おける側板寄りの途中の適当な位置に、タイルの鳩尾状
ピース部分の嵌合幅よりも大きい切欠きからなるタイル
用取出し口を形成するので、主板及び側板側両方の取出
し口から損耗した丸形タイル等を容易に取出すことがで
きる。
実施例 以下第1図(a)〜(d)を参照して、本発明の一実
施例について詳述する。なお、これらの図において第4
図に示したものと同一の部分には同一の符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
しかして、セラミックスライナ3の先端部主板1側に
は前述と同様に、多数の丸形及び半丸形タイル4a,4bの
取出し口5bが設けられている(第4図(a)参照)。
併せて、第1図(a),(b)に良く示すようにセラ
ミックスライナ3の先端部側板8側の各丸形タイル4bを
取付けるためのアリ溝7aにおいて、その側板8寄りの途
中の適当な位置には、各丸形タイル4aの有する鳩尾状ピ
ース4の嵌合幅よりも若干大きい略矩形状の切欠きから
なるタイル用取出し口5aが形成されている。
この場合、タイル用取出し口5a近傍にはその取出し口
5aの形状に対応して矩形状となったピース4´を有する
取出し部タイル4cを挾持し、かつアリ溝7aに沿って移動
可能な一組のタイル押え金属ピース12a,12bが設けられ
ている。
そして、ライナ台板2の側板8側先端に溶接にて固定
され、表面に硬化肉盛11を施工したストッパ10に嵌着し
たコイル状の押えバネ9で前記各金属ピース12a,12bは
付勢されており、このことにより金属ピース12aから主
板1側に連続する多数の丸形タイル4aがライナ台板2上
のアリ溝7aに沿って固定保持されて、一つのセラミック
スライナ3先端部が構成される。
なお、第1図(a)中の符号13はパッキンを示し、こ
のパッキン13は金属ピース12bとストッパ10との間の押
えバネ9の軸線方向への変位を許す空間部14へ、ファン
内に流動する流体中に含まれる灰が侵入することを防ぐ
ために設けられている。
以上のような構成により、タイル交換時には、常時、
押えバネ9により主板1側へ押し付けられている一組の
タイル押え金属ピース12a,12bのうち、まず、ストッパ1
0寄りのピース12bを側板8側へ移動させることにより、
タイル用取出し口5a部分に矩形状ピース4´を介して嵌
入しているタイル4cが押えバネ9の押し付け力から解放
されるので、密着している他の金属ピース12aから取外
すことにより、金属ピース12a,12b間に生じる開口部分
から簡単に取出すことができる。
次に、やはりフリーの状態の金属ピース12bを前記タ
イル用取出し口5aから取外す。この場合、金属ピース12
bのアリ溝7aに嵌合するためのピースが鳩尾状ピース4
(第1図(d)参照)となっているが、取出し口5aの大
きさがそのピース4の嵌合幅よりも大きく形成されてい
るために、金属ピース12bはスムーズに取外すことが可
能となる。
このような作業に従って、側板1寄りの各丸形タイル
4aを順次取外して行き、更に必要に応じて、併行して主
板1側のタイル取出し口5bからも、前述と同様に半丸形
タイル4b及び丸形タイル4aの順に取外すことにより、損
傷した丸形タイル4a(又は半丸形タイル4b)を容易かつ
簡単に交換することができる。
また、新替えした丸形タイル4a等を嵌入したセラミッ
クスライナ3先端の復旧時には、前記主板1側取出し口
5bと共にタイル用取出し口5aにおいて、この取出し口5a
を介して、各丸形タイル4aを順次アリ溝7aに沿って嵌入
後、タイル押え用金属ピース12aを挿入し、そのピース1
2aに取出し部タイル4cを密接させながらタイル4cの矩形
状ピース4´を取出し口5aに嵌合する。そして、最終的
に2つの金属ピース12a,12bにてタイル4cを挾持しつ
つ、押えバネ9を元の主板1方向に戻して、金属ピース
12b以下丸形タイル4aを押し付けることにより、再び連
続したセラミックスライナ3先端部を構成することがで
きる。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば、主板側の取出
し口だけでなく側板側からもタイル交換が可能となり、
即ちタイル交換に費やす時間と労力を従来の半分以下に
低減することが可能となる。
更には損傷したセラミックスタイルを取外す際に、損
傷のないきれいな丸形及び半丸形タイルを移動させる距
離が、従来の約半分に縮めることが可能となり、タイル
交換時に、その作業工程中、無傷なタイルを誤って損傷
させることも確実に防止できる。
このことにより、補修期間の大幅な減少を図り、しか
もタイル交換時のタイルの損傷を効果的に防止すること
が可能となり、よって高温ガスファンの寿命及び信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による高温ガスファン用セラミックスラ
イナの一例を示し、(a)はその要部構造縦断面図、
(b)は(a)図のB−B線矢視図、(c)は(a)図
のC−C線断面図、(d)は(a)図のD−D線断面
図、第2図は本発明及び従来の高温ガスファンの要部を
示す斜視図、第3図はライナ台板上のセラミックスライ
ナを示し、(a)はその外観斜視図、(b)は(a)図
の要部拡大斜視図、第4図は従来の高温ガスファン用セ
ラミックスライナの一例を示し、(a)はそのセラミッ
クスライナ先端部の概略正面図、(b)はそのタイル交
換時の主板側での作業工程を示す模式図、(c)は
(b)図のC−C線矢視図、(d)はタイル交換時のセ
ラミックスライナの側板側要部構造縦断面図、(e)は
(d)図のE−E線断面図である。 1……主板、2……ライナ台板、3……セラミックスラ
イナ、4……鳩尾状ピース、4´……矩形状ピース、4a
……丸形タイル、4b……半丸形タイル、4c……取出し部
タイル、5a,5b……各タイル用取出し口、6,12,12a,12b
……各タイル押え金属ピース、7a,7b……各アリ溝、8
……側板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定間隔にてアリ溝加工を施した鋼板製ラ
    イナ台板上に各種形状のセラミックスタイルを配設する
    高温ガスファン用セラミックスライナにおいて、該セラ
    ミックスライナ先端部主板側に使用する多数の丸形及び
    半丸形タイル用の取出し口を設けると共に、セラミック
    スライナ先端部側板側の丸形タイルを取付けるアリ溝に
    おける側板寄りの途中の適当な位置に、各丸形タイルの
    有するアリ溝に嵌合するための鳩尾状ピース部分の嵌合
    幅よりも大きい切欠きからなるタイル用取出し口を形成
    したことを特徴とする高温ガスファン用セラミックスラ
    イナ。
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