JP2543601Y2 - Nc旋盤バー材切落し装置 - Google Patents

Nc旋盤バー材切落し装置

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JP2543601Y2
JP2543601Y2 JP2362391U JP2362391U JP2543601Y2 JP 2543601 Y2 JP2543601 Y2 JP 2543601Y2 JP 2362391 U JP2362391 U JP 2362391U JP 2362391 U JP2362391 U JP 2362391U JP 2543601 Y2 JP2543601 Y2 JP 2543601Y2
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Japan
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bar material
shaft
cutting
rack
lathe
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JP2362391U
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Inventor
久生 宮田
Original Assignee
株式会社テクノワシノ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、NC旋盤に設けられバ
ー材の切落しと、バー材の定位置決めとを行うNC旋盤
バー材切落し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、NC旋盤には、主軸台上にはバイ
トホルダが取付けられて、アリガイド方式による直線動
作を有し、タレットまたはバイトホルダ等によりバー材
の定位置決め動作が行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、主軸台上に
バイトホルダが取付けられていると、タレット取付けの
工具とが干渉し、また速度調整用バルブが装置内に組込
まれているために、調整の際に手数が掛るという問題が
あった。アリガイド方式であるために、カミソリ調整を
することが必要で、滴下方式等の油潤滑手段が必要で、
かつカミソリ合せ等による加工組立てコストが高くな
る。さらに、タレット等によりバー材の定位置決めをす
るために、タレット取付けの加工用工具の本数が減少
し、タレット割出し時間を含めたサイクル時間が長くな
るという問題もあった。
【0004】本考案の目的は、上記問題点を有効に改善
するために、その構成が簡略化し、バー材の位置決め機
能が向上し、稼働時間が延長され、サイクル時間が削減
されるNC旋盤バー材切落し装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、主軸台の軸心方向の先端部にバー材を着
脱自在に把持し回転駆動するチャックを設け、前記バー
材の加工を行うNC旋盤において、前記主軸台に設けら
れた函体と、この函体内に設けられラックを有するラッ
ク部材と、前記函体内の軸心方向に設けられ前記ラック
と噛み合うピニオンにより回動自在な回動軸と、この回
動軸の軸心部を貫通して前記軸心方向に伸縮自在で、か
つ前記回動軸により回動自在とする軸体と、この軸体の
先端部に固定され前記バー材Wの定寸位置決めをするス
トッパと前記バー材を切落しするバイトとを有するホル
ダとを備えることを特徴とするNC旋盤バー材切落し装
置である。
【0006】
【作用】本考案のNC旋盤バー材切落し装置を採用する
ことにより、ラックを有するラック部材を主軸台に設け
られた函体内に設け、前記ラックと噛み合うピニオンを
有する回動自在な回動軸を前記函体内に設け、前記回動
軸の軸心部を貫通する軸体を軸方向に伸縮自在で、かつ
前記回動軸により回動自在に設け、前記バー材の位置決
めをするストッパと前記バー材を切落しするバイトとを
有するホルダを前記軸体の先端部に設けることによっ
て、その構成が簡略化し、バー材の位置決め機能が向上
し、稼働時間が延長され、サイクル時間が削減される。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて、詳細に説
明する。
【0008】図1ないし図3に示すように、バー材切落
し装置1は、主として主軸台3に設けられた函体5内に
設けられラック9有するラック部材7と、函体5内に設
けられラック9と噛み合うピニオン13を有する回動自
在な回動軸11と、この回動軸11の軸心部を貫通して
軸方向Fに伸縮自在に設けられると共に、回動軸11に
より回動自在な軸体(シャフト)15と、このシャフト
15の先端部に設けられた取付け板17と、取付け板1
7に取付けられたバー材Wの定寸位置決めをするストッ
パ21とバー材Wを切落しするバイト23とを有するホ
ルダ19とから構成されている。
【0009】また、主軸台3の主軸(図示省略)の先端
部に設けられたチャック25は、バー材Wの切り落しと
定寸位置決めを行う際に、バー材Wを着脱自在に把持し
回転駆動する。図3に示すようにラック部材7は、一端
が図示されない油圧シリンダにに接続され移動自在であ
る。回動軸11は、ラック9とピニオン13との噛み合
いにより回動が与えられ、軸受27,29により回動自
在とし、ラック9の移動終点には移動終点検出器31が
設けられる。
【0010】シャフト15は、一端が図示されない油圧
シリンダに接続され、回動軸11内を軸心方向Fに移動
すると共に、回動軸11によって回動が与えられる。こ
のシャフト15の他端には、取付け板17が取付けネジ
33によって取付けられ、取付け板17には、ホルダ1
9が取付けネジ取付けネジ35にて取付けられる。この
ホルダ19には、長溝37が設けられ、取付け板17の
案内ピン39とによりホルダ19の取付け位置が調整可
能である。定寸位置決めストッパ21はホルダ19に螺
着されると共に、ナット41によりストッパ長さを調整
し固定する。バイト23はホルダ19に取付けネジ43
により固定されている。
【0011】なお、主軸中心検出装置45は、図5に示
すように取付け板17の側面に設けられたストッパ47
と、NC旋盤本体の支持板49に取付けられた主軸中心
検出センサ51とからなる。
【0012】このように構成された本考案のバー材Wの
定寸位置決め動作としては、シヤフト15が軸方向Fへ
シリンダ(図示省略)の油圧力により移動し、かつラッ
ク部材7か同じくシリンダ(図示省略)の油圧力により
ストローク端まで移動することにより、取付け板17お
よびホルダ19は主軸中心cに向って旋回し、ストッパ
21はホルダ19にこ固定されているから、ホルダ19
と共に軸心方向Fに移動し、かつ旋回して主軸中心cに
到達する。なお、この時、ストッパ21は軸心方向Fに
移動しているから、ストッパ47と主軸中心検出センサ
51との位置がずれていて主軸中心検出センサ51は動
作しない。
【0013】この状態において、バー材供給装置(図示
省略)よりバー材Wを押出して、バー材Wを定寸位置決
めストッパ21に押当てて、バー材Wの位置決めを行
う。この後、NC旋盤において加工されたバー材Wの切
落しが行われるものである。
【0014】次に、バー材Wの切落し動作としては、チ
ャック25の回転中にラック部材7が油圧力により旋回
動作し(この時シャフトは停止して軸方向への移動をし
ないものとする)、ホルダ19に把持されているバイト
23が主軸中心cに向って動作することによつてバー材
Wの切落しをする。この際、主軸中心検出装置45のス
トッパ47および検出センサ51により、バイト刃先が
主軸中心cに到達したことを検出することにより、ホル
ダ19は原位置に復帰しバー材Wの切落し動作が終了す
る。
【0015】このようなバー材定寸位置決め機能と、切
落し機能とを具備するバー材切落し装置1を装着したN
C旋盤は、バー材供給装置を併用することによって、N
C旋盤の付加価値が向上し、稼働時間が延長され、加工
サイクル時間の削減が可能である。
【0016】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜な設計的変更を行うことにより、他
の態様においても実施し得るものである。
【0017】
【考案の効果】上記説明によりすでに明らかなように、
本考案のNC旋盤バー材切落し装置は、ラックを有する
ラック部材を主軸台に設けられた函体内に設け、前記ラ
ックと噛み合うピニオンを有する回動自在な回動軸を前
記函体内に設け、前記回動軸の軸心部を貫通する軸体を
軸方向に伸縮自在で、かつ前記回動軸により回動自在に
設け、前記バー材の位置決めをするストッパと前記バー
を切落しするバイトとを有するホルダを前記軸体の先端
部に設けることによって、従来技術の問題点が有効に解
決され、その構成が簡略化し、バー材の位置決め機能が
向上し、稼働時間が延長され、サイクル時間が削減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のNC旋盤バー材切落し装置の正面断面
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】ストローク端検出センサ取付け概要図である。
【図5】主軸中心検出装置取付け概要図である。
【符号の説明】
1 バー材切落し装置 5 函体 7 ラック部材 9 ラック 11 回動軸 13 ピニオン 15 シャフト 17 取付け板 19 ホルダ 21 定寸位置決めストッパ 31 ストローク端検出センサ 45 主軸中心検出装置 51 主軸中心検出センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸台の軸心方向の先端部にバー材を着
    脱自在に把持し回転駆動するチャックを設け、前記バー
    材の加工を行うNC旋盤において、前記主軸台に設けら
    れた函体と、この函体内に設けられラックを有するラッ
    ク部材と、前記函体内の軸心方向に設けられ前記ラック
    と噛み合うピニオンにより回動自在とする回動軸と、こ
    の回動軸の軸心部を貫通して前記軸心方向に伸縮自在に
    設けられ、かつ前記回動軸により回動自在とする軸体
    と、この軸体の先端部に設けられ前記バー材の定寸位置
    決めをするストッパと前記バー材を切落しするバイトと
    を有するホルダとを備えることを特徴とするNC旋盤バ
    ー材切落し装置。
JP2362391U 1991-04-10 1991-04-10 Nc旋盤バー材切落し装置 Expired - Lifetime JP2543601Y2 (ja)

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JPH04118906U JPH04118906U (ja) 1992-10-23
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