JP2542743Y2 - バタフライバルブ - Google Patents

バタフライバルブ

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JP2542743Y2
JP2542743Y2 JP1990055014U JP5501490U JP2542743Y2 JP 2542743 Y2 JP2542743 Y2 JP 2542743Y2 JP 1990055014 U JP1990055014 U JP 1990055014U JP 5501490 U JP5501490 U JP 5501490U JP 2542743 Y2 JP2542743 Y2 JP 2542743Y2
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shaft
valve body
port
valve
hole
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JP1990055014U
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JPH0413870U (ja
Inventor
芳光 井川
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はバタフライバルブに関し、特に、ポートと
の、所謂、かじりを防止することのできるバタフライバ
ルブに関するものである。
〔従来技術および解決しようとする課題〕
一般に、自動車等のエンジンの吸気制御系として使用
されているバタフライバルブにあっては、エンジンボデ
ィ等の本体に形成された円状のポート内を、横方向から
軸が貫通し、この軸のうちのポート内に位置する部分に
円板状の弁体を配設して軸と弁体とでバタフライバルブ
を形成しており、前記軸を回動することで前記ポートを
開放、あるいは閉塞をするようになっている。
すなわち、上記のような従来のバタフライバルブ21に
あっては第8図に示すように、金属製の軸22に対して金
属製の弁体23をねじ24によって固定して一体としてい
る。
この場合、前記ボディ25が金属で形成してある場合の
温度変化による熱膨張量を考慮して、ポート26と弁体23
との間に間隙Cか形成されるように前記弁体23の大き
さ、および形状を決定している。
しかしながら、軸線方向の振動が生じた場合には前記
間隙Cの存在により弁体23が軸線方向に移動し、このた
めに、所謂、かじりが生じて異常摩耗が生じる場合があ
る。
特に、第9図に示すようにボディ25に複数個のポート
26を形成し、それらを貫通する軸22の各ポートの内部に
位置する部分にそれぞれ弁体23を配設した場合にあって
は、ポート26自体の弁体23の左右側の肉厚みの相違に基
づく膨張量の差等の種々の膨張量を正確に把握する必要
があるが、実際上不可能であり、どうしてもかじりを完
全に無くすことはできなかった。
また、かじりを完全に無くすことはできなくても、設
計時にあっては極力少なくさせる必要があるために、製
造が難しく、かつ、製造コストが高価にならざるを得な
いという問題点を有していた。
この考案の目的は温度変化に起因する各部材の膨張量
を正確に把握することなく、かじりを防止でき、さら
に、製造コストを安価にすることのできるバタフライバ
ルブを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためにこの考案は、ポートを貫
通する回動可能な軸と、該軸のポートに位置する部分に
取付けられるとともに、該軸とともに回動して前記ポー
トを開閉する弁体とを備えるバタフライバルブにおい
て、前記軸のポートに位置する部分に、軸方向の寸法が
前記弁体の径方向の寸法よりも大きい孔を設け、該孔内
に前記弁体を挿着するとともに、軸方向に対して垂直方
向への前記弁体と前記軸との相対的な移動を規制する突
起を、前記弁体の少なくとも一面でかつ前記軸が挿着さ
れる部位の外側縁部に設けた手段を採用したものであ
る。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、ポート
内に位置している軸の部分に弁体を押し込むことによ
り、軸と弁体とを嵌め込むことができ、これによって軸
と弁体とを取付けることができる。
また、弁体は樹脂製であるとともに、軸に対して軸線
方向に移動可能となっているので、ポートとの接触によ
ってかじりが生じる恐れがなく、これは温度変化に基づ
く熱膨張量が生じたとしても許容することができる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明す
る。
第1図〜第4図にはこの考案によるバタフライバルブ
1の第1の実施例が示されており、前記従来のものと同
様にボディ等の本体に形成されたポートを貫通する軸2
と、この軸2のうちのポート内に位置する部分に取付け
られる弁体3とから構成されている。
そして、前記軸2は、それを貫通する孔4が形成され
ており、この孔4は、軸2に取付けられる弁体3の直径
よりも長い軸線方向の長さを有し、かつ、幅は弁体3の
厚みよりもわずかに大きく形成されている。
一方、前記軸2に取付けられる弁体3は樹脂製の円板
状をなし、かつ、上下面に軸2の取付け部を向いて軸の
直径とほぼ等しい間隔をおいて対向している2対の楔状
の突起5、6がそれぞれ一体に形成されている。
上記のように構成した軸2に弁体3を取付ける場合に
はボディのポートを貫通した状態となっている軸2の孔
4内に弁体3を挿入するだけの作業で良い。
すなわち、弁体3を、その端部から軸2に形成した孔
4内に挿入していくと、まず、孔4の縁は両突起5、6
の傾斜している上面5a、6aに接触し、さらに、弁体3を
押し進めると突起5、6の最上部を乗り越えて対向する
突起5、5および6、6間に位置し、すなわち、2対の
突起間に軸2が位置した状態に嵌め込まれることにな
る。
これによって、組立ては完成し、しかも、軸2の両側
は突起5、6の端面に当接しているので挿入方向の移動
は両突起5、6で確実に阻止される。
一方、前記軸2の孔4の軸線方向の長さは弁体3の直
径よりも大きく形成されているので、軸2に対して弁体
3は、軸線方向のみの移動が許容された状態となってい
る。
したがって、軸2に対する弁体3の取付けはねじ止め
を必要とすることがなく、また、弁体3自体が軸2に対
して軸方向に移動可能となっているので弁体3とポート
との接触による異常摩耗、およびかじりが防止できる。
第5図〜第7図にはこの考案によるバタフライバルブ
の第2の実施例が示されている。
この実施例に示すバタフライバルブ11にあっては、軸
12の一部を弁体の直径よりもはば広く半円状に切欠して
軸12に切欠部14を形成してある。
一方、樹脂製であるとともに、円板状をなす弁体13
に、その一端から中央部まで厚みに沿ってスリット15を
形成して、2分割し、分割された部分13a、13bのうちの
一方の部分13aの縁部を切断した形状をなし、かつ、中
央部を前記軸12の切欠部14を受け入れる半円状部16に形
成してある。
上記のように構成した場合に前記軸12に弁体13を取付
ける場合にはボディのポートを貫通した状態となってい
る軸12にスリット15を位置した状態で弁体13を押し込む
だけで良い。
すなわち、弁体13を、その端部から軸に形成したスリ
ット15内に押し込むと、分割してある弁体13の部分13
a、13bを拡げつつ挿入され、最終的にはスリット15の奥
部の半円状部16の内部に位置することとなる。
このように軸12の切欠部14が弁体13の半円状部16に位
置すると、押し拡げられていた弁体13の分割された部分
13a、13bは初期の状態に復帰し、軸12の切欠部14の範囲
内で軸線方向に移動可能に取付けられることになる。
したがって、軸12に対する弁体13の取付けはねじ止め
を必要とすることがなく、また、弁体13自体が軸12に対
して軸方向に移動可能となっているので弁体13とポート
との接触による異常摩耗、およびかじりが防止できるも
のである。
なお、前記各実施例においては弁体に突起を設けたも
のや、スリットを設けたものを採用し、それらが取付け
られるように軸を形成した構成を示したが、要は、弁体
を樹脂製にするとともに、樹脂製による弾性を利用して
軸に嵌め込んで、軸線方向にのみ移動可能に取付ければ
良いものであり、実施例の構造には限定されるものでな
いということは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は、ポートを貫通する回動可能な軸と、該軸
のポートに位置する部分に取付けられるとともに、該軸
とともに回動して前記ポートを開閉する弁体とを備える
バタフライバルブにおいて、前記軸のポートに位置する
部分に、軸方向の寸法が前記弁体の径方向の寸法よりも
大きい孔を設け、該孔内に前記弁体を挿着するととも
に、軸方向に対して垂直方向への前記弁体と前記軸との
相対的な移動を規制する突起を、前記弁体の少なくとも
一面でかつ前記軸が挿着される部位の外側縁部に設けた
構成としたことにより、以下のような効果を奏すること
になる。
すなわち、ポート内に位置している軸の孔内に位置す
る部分に弁体を押し込むだけで軸に弁体を嵌め込むこと
ができるので、弁体の軸に対する取り付けが簡単にでき
ることになる。
また、弁体と軸との軸方向に対して垂直方向への相対
的に移動は、弁体の少なくとも一面で軸が挿着される部
位の外側縁部に設けた突起によって規制されるので、弁
体は、弁体の径寸法よりも大きく形成した孔内におい
て、軸方向のみに移動することが可能となる。したがっ
て、熱膨脹によって寸法が変化しても、弁体の周面がポ
ートの内面に強く接触して、弁体の周面が激しく摩耗し
たり、かじりが生じたりすることはなく、安定した性能
を長期的に発揮することができることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案によるバタフライバルブの第
1の実施例を示し、第1図は全体を示す概略図、第2図
は第1図のI−I線に沿って見た図、第3図は弁体を示
す概略図、第4図は軸の弁体の取付け部を示す概略図、
第5図〜第7図はこの考案によるバタフライバルブの第
2の実施例を示し、第5図は全体を示す概略図、第6図
は断面図、第7図は軸の弁体の取付け部を示す概略図、
第8図および第9図は従来のバタフライバルブをポート
に取付けた状態を示す概略図である。 1、11、21……バタフライバルブ 2、12、22……軸 3、13、23……弁体 13a、13b……部分 4……孔 5、6……突起 5a、6a……上面 14……切欠部 15……スリット 16……半円状部 24……ねじ 25……ボディ 26……ポート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポートを貫通する回動可能な軸と、該軸の
    ポートに位置する部分に取付けられるとともに、該軸と
    ともに回動して前記ポートを開閉する弁体とを備えるバ
    タフライバルブにおいて、 前記軸のポートに位置する部分に、軸方向の寸法が前記
    弁体の径方向の寸法よりも大きい孔を設け、該孔内に前
    記弁体を挿着するとともに、軸方向に対して垂直方向へ
    の前記弁体と前記軸との相対的な移動を規制する突起
    を、前記弁体の少なくとも一面でかつ前記軸が挿着され
    る部位の外側縁部に設けたことを特徴とするバタフライ
    バルブ。
JP1990055014U 1990-05-25 1990-05-25 バタフライバルブ Expired - Lifetime JP2542743Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS62140270U (ja) * 1986-02-27 1987-09-04

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