JP2542732Y2 - ケーブルドラム保護材 - Google Patents
ケーブルドラム保護材Info
- Publication number
- JP2542732Y2 JP2542732Y2 JP1988106709U JP10670988U JP2542732Y2 JP 2542732 Y2 JP2542732 Y2 JP 2542732Y2 JP 1988106709 U JP1988106709 U JP 1988106709U JP 10670988 U JP10670988 U JP 10670988U JP 2542732 Y2 JP2542732 Y2 JP 2542732Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- base paper
- protective material
- board
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Buffer Packaging (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電力ケーブルや通信ケーブルなどを巻回
するケーブルドラムの保護材に関する。
するケーブルドラムの保護材に関する。
〔従来の技術〕 ケーブルドラムに巻回されたこれらのケーブル類の巻
回外表面を日光、風雨あるいは外部からの機械的衝撃か
ら保護するために、従来より保護材が用いられている。
回外表面を日光、風雨あるいは外部からの機械的衝撃か
ら保護するために、従来より保護材が用いられている。
この保護材は、厚手のボール紙やポリエチレンなどの
プラスチックシートからなるシート状のものであって、
ドラムに巻回されたケーブルの巻回外表面に数回巻きつ
けることによってケーブル巻回外表面を被覆し、保護す
るようになっている。
プラスチックシートからなるシート状のものであって、
ドラムに巻回されたケーブルの巻回外表面に数回巻きつ
けることによってケーブル巻回外表面を被覆し、保護す
るようになっている。
しかしながら、このような保護材にあっては、衝撃的
外力を吸収、緩和する機能がないことから機械的衝撃か
らケーブルを保護するには不十分であり、かつ耐久性が
乏しく、短時間のうちに劣化、破損し、保護機能を失う
不都合があった。
外力を吸収、緩和する機能がないことから機械的衝撃か
らケーブルを保護するには不十分であり、かつ耐久性が
乏しく、短時間のうちに劣化、破損し、保護機能を失う
不都合があった。
〔課題を解決するための手段〕 この考案では、基紙の一側面にプラスチックフィルム
からなるエアキャップシートを貼り合わせるとともに、
他側面に、基紙と等しいかそれより小さな長さと10〜50
mmの幅と1〜5mmの厚さを持ち、木板、ベニア板、樹脂
板、発泡樹脂板のいずれかからなる小割板を基紙の長手
方向と直交する方向に10〜50mmの間隔をおいて平行に並
べて貼り付け、この小割板の上に、クラフト紙、樹脂加
工紙のいずれかからなる被覆紙を、小割板の間では直接
基紙に接するように貼り付けてなるケーブルドラム保護
材によって上記課題を解決するようにした。
からなるエアキャップシートを貼り合わせるとともに、
他側面に、基紙と等しいかそれより小さな長さと10〜50
mmの幅と1〜5mmの厚さを持ち、木板、ベニア板、樹脂
板、発泡樹脂板のいずれかからなる小割板を基紙の長手
方向と直交する方向に10〜50mmの間隔をおいて平行に並
べて貼り付け、この小割板の上に、クラフト紙、樹脂加
工紙のいずれかからなる被覆紙を、小割板の間では直接
基紙に接するように貼り付けてなるケーブルドラム保護
材によって上記課題を解決するようにした。
第1図ないし第3図はこの考案の保護材の一例を示す
もので、図中符号1はこの考案に係る保護材である。こ
の保護材1にあっては、基紙2の一方の側面にはエアキ
ャップシート3が貼り付けられ、基紙2の他方の側面に
は多数の小割板5…が所定の間隔を置いて貼り合わさ
れ、これらの小割板5…を被うように被覆紙6が貼り合
わされている。
もので、図中符号1はこの考案に係る保護材である。こ
の保護材1にあっては、基紙2の一方の側面にはエアキ
ャップシート3が貼り付けられ、基紙2の他方の側面に
は多数の小割板5…が所定の間隔を置いて貼り合わさ
れ、これらの小割板5…を被うように被覆紙6が貼り合
わされている。
基紙2には、機械的強度の高い秤量70〜90g/m2の両更
クラフト紙、クラフト紙、ロール紙、クラフト伸張紙な
どが用いられ、必要に応じて樹脂加工を施し、機械的強
度、耐水性などを高めたものも使用でき、さらには強度
の高い合成紙なども用いることができる。また、エアキ
ャップシート3は、2枚のポリエチレンなどのプラスチ
ックフィルム3a、3bかなるもので、一方のフィルム3aを
熱成形して無数の有底円筒状のキャップ体4…を形成
し、これを他方の平坦なフィルム3bに熱融着したもの
で、無数のキャップ体4…内の空気によって外部からの
衝撃を吸収しうるものである。このエアキャップシート
3は、その平坦なフィルム3b側が基紙2の一方の面に接
着剤などによって接合されている。
クラフト紙、クラフト紙、ロール紙、クラフト伸張紙な
どが用いられ、必要に応じて樹脂加工を施し、機械的強
度、耐水性などを高めたものも使用でき、さらには強度
の高い合成紙なども用いることができる。また、エアキ
ャップシート3は、2枚のポリエチレンなどのプラスチ
ックフィルム3a、3bかなるもので、一方のフィルム3aを
熱成形して無数の有底円筒状のキャップ体4…を形成
し、これを他方の平坦なフィルム3bに熱融着したもの
で、無数のキャップ体4…内の空気によって外部からの
衝撃を吸収しうるものである。このエアキャップシート
3は、その平坦なフィルム3b側が基紙2の一方の面に接
着剤などによって接合されている。
小割板5…は、木板、ベニア板、樹脂板、発泡樹脂板
のいずれかからなる板材であって、厚さが1〜5mm、幅
が10〜50mm、長さが基紙2の幅と等しいかこれより小さ
いものであり、基紙2の長手方向に直交する方向に10〜
50mmの間隔を置いて平行に並べられて配置されている。
また、被覆紙6は、小割板5…の脱落を防止するための
もので、クラフト紙などの強力紙や樹脂加工紙などが用
いられ、小割板5…間の間隔において基紙2に直接貼り
合わせられている。
のいずれかからなる板材であって、厚さが1〜5mm、幅
が10〜50mm、長さが基紙2の幅と等しいかこれより小さ
いものであり、基紙2の長手方向に直交する方向に10〜
50mmの間隔を置いて平行に並べられて配置されている。
また、被覆紙6は、小割板5…の脱落を防止するための
もので、クラフト紙などの強力紙や樹脂加工紙などが用
いられ、小割板5…間の間隔において基紙2に直接貼り
合わせられている。
この保護材1は、ドラムに巻回されたケーブルの巻回
外表面にエアキャップシート3が接触するように1〜数
回重ねて巻き付けられて使用されるが、小割板5…の長
手方向が巻回外表面の円周方向に沿うように、すなわち
小割板5…が巻回外表面になめらかに沿うように巻き付
けることは言うまでもない。
外表面にエアキャップシート3が接触するように1〜数
回重ねて巻き付けられて使用されるが、小割板5…の長
手方向が巻回外表面の円周方向に沿うように、すなわち
小割板5…が巻回外表面になめらかに沿うように巻き付
けることは言うまでもない。
このような保護材1にあっては、保護材1に外部から
機械的衝撃が加わった際、エアキャップシート3の無数
のキャップ体4…によってその衝撃が吸収、緩和され、
ケーブル表面の損傷が防止される。また、ポリエチレン
などからなるエアキャップシート3は、保護材1の使用
状態において表面に露出することがないので、直射日光
等によって劣化することがなく、長期間屋外に保管して
も衝撃吸収能力が低下することがない。さらに、基紙2
とエアキャップシート3との複合構造となっているた
め、保護材1自体の機械的強度が高まり、保護材1の破
損も減少する。
機械的衝撃が加わった際、エアキャップシート3の無数
のキャップ体4…によってその衝撃が吸収、緩和され、
ケーブル表面の損傷が防止される。また、ポリエチレン
などからなるエアキャップシート3は、保護材1の使用
状態において表面に露出することがないので、直射日光
等によって劣化することがなく、長期間屋外に保管して
も衝撃吸収能力が低下することがない。さらに、基紙2
とエアキャップシート3との複合構造となっているた
め、保護材1自体の機械的強度が高まり、保護材1の破
損も減少する。
さらに、このような保護材1にあっては、小割板5…
によって、衝撃に対して非常に強くなり、特に点の衝撃
に対して小割板5…がこれを面として受け止め、エアキ
ャップシート3がその力を吸収するように作用する。こ
のため、この保護材1は、例えばCATV用ケーブルなどの
機械的強度の弱いケーブルの保護に好適である。
によって、衝撃に対して非常に強くなり、特に点の衝撃
に対して小割板5…がこれを面として受け止め、エアキ
ャップシート3がその力を吸収するように作用する。こ
のため、この保護材1は、例えばCATV用ケーブルなどの
機械的強度の弱いケーブルの保護に好適である。
また、小割板5…は基紙2の長手方向に直交する方向
に、所定の間隔を置いて平行に並べられて配置されてい
るため、この保護材1は、その長手方向に充分な可撓性
を有している。従って、ドラムに巻回されたケーブルの
外表面になめらかに巻き付けることができる。
に、所定の間隔を置いて平行に並べられて配置されてい
るため、この保護材1は、その長手方向に充分な可撓性
を有している。従って、ドラムに巻回されたケーブルの
外表面になめらかに巻き付けることができる。
この考案のケーブルドラム保護材は、基紙の一側面に
エアキャップシートを、他側面に小割板を貼り合わせて
なるものであるので、衝撃吸収力が大きく、点状の衝撃
力に対しても優れた衝撃吸収作用を呈し、かつ機械的強
度も高く、耐久性に優れ、安価に提供しうるものとな
る。
エアキャップシートを、他側面に小割板を貼り合わせて
なるものであるので、衝撃吸収力が大きく、点状の衝撃
力に対しても優れた衝撃吸収作用を呈し、かつ機械的強
度も高く、耐久性に優れ、安価に提供しうるものとな
る。
また特に、基紙の他側面に、基紙と等しいかそれより
小さな長さと10〜50mmの幅と1〜5mmの厚さを持ち、木
板、ベニア板、樹脂板、発泡樹脂板のいずれかからなる
小割板を基紙の長手方向と直交する方向に10〜50mmの間
隔をおいて平行に並べて貼り付け、この小割板の上に、
クラフト紙、樹脂加工紙のいずれかからなる被覆紙を、
小割板の間では直接基紙に接するように貼り付けたの
で、各々の小割板自体はある程度の機械的強度を有し折
れ曲がりにくく、保護材の耐衝撃能力を向上させ、保護
材全体としては、その長手方向の可撓性が良好となり、
被覆紙が小割板の基紙からの脱落を防止していることと
相まって、ケーブルドラムに巻き付けて使用するのに好
適なものとなっている。
小さな長さと10〜50mmの幅と1〜5mmの厚さを持ち、木
板、ベニア板、樹脂板、発泡樹脂板のいずれかからなる
小割板を基紙の長手方向と直交する方向に10〜50mmの間
隔をおいて平行に並べて貼り付け、この小割板の上に、
クラフト紙、樹脂加工紙のいずれかからなる被覆紙を、
小割板の間では直接基紙に接するように貼り付けたの
で、各々の小割板自体はある程度の機械的強度を有し折
れ曲がりにくく、保護材の耐衝撃能力を向上させ、保護
材全体としては、その長手方向の可撓性が良好となり、
被覆紙が小割板の基紙からの脱落を防止していることと
相まって、ケーブルドラムに巻き付けて使用するのに好
適なものとなっている。
第1図ないし第3図はこの考案の一例を示すもので、第
1図は部分断面図、第2図は部分正面図、第3図は部分
側面図である。 1……ケーブルドラム保護材、2……基紙、3……エア
キャップシート、5……小割板、6……被覆紙。
1図は部分断面図、第2図は部分正面図、第3図は部分
側面図である。 1……ケーブルドラム保護材、2……基紙、3……エア
キャップシート、5……小割板、6……被覆紙。
Claims (1)
- 【請求項1】基紙の一側面にプラスチックフィルムから
なるエアキャップシートを貼り合わせるとともに、他側
面に、基紙と等しいかそれより小さな長さと10〜50mmの
幅と1〜5mmの厚さを持ち、木板、ベニア板、樹脂板、
発泡樹脂板のいずれかからなる小割板を基紙の長手方向
と直交する方向に10〜50mmの間隔をおいて平行に並べて
貼り付け、この小割板の上に、クラフト紙、樹脂加工紙
のいずれかからなる被覆紙を、小割板の間では直接基紙
に接するように貼り付けてなるケーブルドラム保護材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988106709U JP2542732Y2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | ケーブルドラム保護材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988106709U JP2542732Y2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | ケーブルドラム保護材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0228478U JPH0228478U (ja) | 1990-02-23 |
JP2542732Y2 true JP2542732Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31340463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988106709U Expired - Lifetime JP2542732Y2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | ケーブルドラム保護材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542732Y2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4837260U (ja) * | 1971-09-01 | 1973-05-07 | ||
GB1541228A (en) * | 1975-05-20 | 1979-02-28 | Rca Corp Pal | Alternate line colour phase detector |
JPS5320280U (ja) * | 1976-07-27 | 1978-02-21 | ||
JPS561587Y2 (ja) * | 1977-11-11 | 1981-01-14 | ||
JPS5711772U (ja) * | 1980-06-24 | 1982-01-21 | ||
JPH0170766U (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-11 |
-
1988
- 1988-08-12 JP JP1988106709U patent/JP2542732Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0228478U (ja) | 1990-02-23 |
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