JP2542693B2 - 位置決め制御機構 - Google Patents

位置決め制御機構

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JP2542693B2
JP2542693B2 JP1090790A JP9079089A JP2542693B2 JP 2542693 B2 JP2542693 B2 JP 2542693B2 JP 1090790 A JP1090790 A JP 1090790A JP 9079089 A JP9079089 A JP 9079089A JP 2542693 B2 JP2542693 B2 JP 2542693B2
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茂樹 小泉
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  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は位置決め制御機構、特にステッピングモータ
によりそのモータ軸に直結されたスクリューネジを回転
させ、スクリューネジに係合した係合部材の位置を制御
する位置決め制御機構に関するものである。
[従来の技術] 従来、フロッピーディスクドライブの磁気ヘッドシー
ク機構などにおいて、スクリューネジをステッピングモ
ータで回転させ、このスクリューネジに係合したピンを
移動させる機構が知られている。
また、近年では、磁気ヘッドシーク機構の駆動手段と
して、ボイスコイルモータを利用し、モータから直線的
な駆動力を直接得る構造も知られている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のステッピングモータを利用したスクリューネジ
方式のシーク機構では、閉ループで微小位置決めを行う
際の応答性が悪いという問題がある。
ボイスコイル方式では、スクリューネジ方式に比べ
て、応答性、シーク速度が優れているが、コスト、スペ
ース、電流などの点でロスが大きいという問題があっ
た。
本発明の課題は、以上の問題に鑑み、基本的に低コス
ト、小型かつ低消費電力なスクリューネジ方式の位置決
め機構において、位置決め応答性を改善することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を解決するために、本発明においては、ス
テッピングモータによりそのモータ軸に直結されたスク
リューネジを回転させ、スクリューネジに係合した係合
部材の位置を制御する位置決め制御機構において、前記
ステッピングモータ内にそのモータ軸に結合されたロー
タマグネットをモータ軸の軸方向に移動させる励磁手段
を設け、この励磁手段によりスクリューネジに係合した
係合部材の位置を微小量制御する構成を採用した。
[作 用] 以上の構成によれば、ステッピングモータ内に設けた
励磁手段によりモータ軸すなわちスクリューネジを軸方
向に駆動し、スクリューネジに係合した係合部材の位置
を微小量制御することができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説
明する。
第1図は本発明の実施例を示す断面図である。
第1図において符号1はステッピングモータのモータ
軸で、その先端(左側)はスクリューネジ1aとなってお
り、このスクリューネジ1aには不図示の磁気ヘッドなど
の位置決め分解能に応じたピッチで螺旋状の溝1bが形成
されている。溝1bには不図示の磁気ヘッドなどの被駆動
部材と結合されたピンPが係合する。
モータ軸1は、ステッピングモータMの両端のすべり
軸受け2、2′により支持されている。すなわち軸受け
2、2′はステッピングモータMの筺体を兼ねたヨーク
3、3′の両端に固定されている。ここで、後述のピン
Pの微小送りを可能とするため、モータ軸1は図の左右
方向に所定量のガタを持ってすべり軸受け2、2′に支
持されているものとする。
ステッピングモータMの内部において、モータ軸1に
はカラー7を介してロータマグネット6が結合されてい
る。このロータマグネット6は、公知のステッピングモ
ータと同様に、モータ軸1の外周に放射状に異なる磁極
がN極、S極、N極…のように交互に配置されている。
一方、ヨーク3、3′にはロータマグネット6の外周
位置にロータマグネット6を吸引し、モータ軸1を所定
の回転角度に制御するため、ヨーク5、5′を介して所
定のパターンで多数のコイル4、4′が配置されてい
る。
本実施例の場合、ロータマグネット6は、ハッチング
で示した断面部分全体がNないしS極となるように着磁
されており、図の上または下方向に向かう磁束を発生す
るよう巻装されたコイル4、4′の励磁パターンを制御
することによりモータ軸1の回転数、ないし回転角度を
制御することができる。
これによりモータ軸1先端のスクリューネジ1aを介し
て被駆動部材である磁気ヘッドなどの位置決めを行うこ
とができる。この際、スクリューネジ1aに係合したピン
Pが図の左右(A〜A′)方向にスクリューネジ1aの溝
1bに沿って移動される。
さらに、本実施例では、スクリューネジ1aに係合した
ピンを微小送りするために、ステッピングモータM内に
コイル8、8′を配置してある。コイル8はモータの前
部側、コイル8′はモータの後部側においてヨーク3、
3′によりそれぞれ支持されている。
コイル8、8′はステッピングモータMが所定の励磁
相で停止している場合、たとえば図示の断面内において
所定の回転角度の位置に静止しているロータマグネット
6と整合する軸上の回転角度位置に配置される。
また、コイル8、8′は、第2図に示すようにヨーク
3、3′を介して図の左右方向に磁束を発生できるよう
に巻装されている。
次に以上の構成における動作につき説明する。
以上の構成では、前記のようにコイル4、4′を所定
の励磁パターンで駆動することにより、スクリューネジ
1aを回転させ、ピンPを図の左または右方向に送る(こ
の動作を主送りという)ことができるが、本実施例では
モータ軸1が所定の回転角度にある場合、コイル8、
8′を介してモータ軸1を図の左右方向に微小送りする
ことができる。
ロータマグネット6の外周はN、S、N、…と分割し
て着磁されており、モータ軸1が所定の回転角度にある
場合には、公知のステッピングモータ制御によればロー
タマグネット6のいずれの磁極がコイル8の回転角度位
置に整合しているかを知ることができる。
そこで、第2図の左側に示すように、コイル8、8′
によりヨーク3、3′中に磁束を発生する。第2図の場
合、各ロータマグネット6はN極であり、コイル8、
8′はそれぞれこれに反発するN極を対向させるように
駆動する。
このとき、コイル8、8′の駆動電力をそれぞれ独立
して制御することにより、モータ軸1はすべり軸受け
2、2′との間のガタの範囲内でAまたはA′方向に移
動する。つまり、第2図のコイル8の方が磁力が強けれ
ばモータ軸1はA方向に、またコイル8′の方が磁力が
強ければモータ軸1はA′方向に微小量移動させること
ができる。
以上のようにして、ステッピングモータM内に設けた
コイルにより、スクリューネジ1aのスラスト方向にモー
タ軸1を微小量移動でき、またコイル8、8′の駆動電
力を独立に制御することによりその移動量を所望に制御
できる。このとき、微小移動のレスポンスはステッピン
グモータそのものを制御するよりも良好になり、迅速な
位置制御が可能となり、また大きな駆動力を得ることが
できる。
また、ステッピングモータMにコイル8、8′を追加
するだけで実施できるので、装置全体を簡単安価かつ小
型軽量に構成することができる。
さらに、主送り、ないし微小送りのいずれかのみを行
なう場合はロータマグネット6ないしコイル8、8′の
どちらかの駆動電力を決定すれば全体の消費電流は少な
くて済む。
以上では、ロータマグネット6の前端および後端にそ
れぞれコイル8、および8′を設けたがコイル8、8′
のいずれか、たとえば第3図に示すように後端側のコイ
ル8′は永久磁石9に変更することができる。なお、第
3図に不図示の部分は第1図と同様に構成されているも
のとする。
第3図の構成においては、ステッピングモータ前端側
のコイル8(第3図では不図示)を永久磁石9の押圧力
以上の力でロータマグネット6を押し戻すよう制御すれ
ば、より簡単な構成により上記同様の効果を得ることが
できる。
また、第3図の永久磁石9をさらにバネなどの他の付
勢力発生手段に変更することもできる。
なお、第1図〜第3図の構成において、モータ軸1の
ピンPのスラスト方向のガタは、必要な微小送り量に応
じて、しかもコイル8、あるいは8′の非駆動時にヨー
ク3、3′のロータマグネット6が接触しないような範
囲内に設定すればよいのはいうまでもない。
以上の構成は、磁気ディスクのヘッドシーク機構のみ
ならず、スクリューネジを利用した種々の位置決めに実
施できるのはもちろんである。
[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明によれば、ステッピ
ングモータによりそのモータに直結されたスクリューネ
ジを回転させ、スクリューネジに係合した係合部材の位
置を制御する位置決め制御機構において、前記ステッピ
ングモータ内にそのモータ軸に結合されたロータマグネ
ットをモータ軸の軸方向に移動させる励磁手段を設け、
この励磁手段によりスクリューネジに係合した係合部材
の位置を微小量制御する構成を採用している。このた
め、基本的に低コスト、小型かつ低消費電力なスクリュ
ーネジ方式の位置決め機構において、ステッピングモー
タ内に設けた励磁手段によりモータ軸すなわちスクリュ
ーネジを軸方向に駆動し、スクリューネジに係合した係
合部材の位置を微小量制御することができ、良好な位置
決め応答性を得ることができるとともに、装置全体を簡
単安価かつ小型軽量に構成できるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図は第1図
の構成における動作を示した説明図、第3図は本発明に
よる他の実施例を示す断面図である。 1……モータ軸、2……すべり軸受け 3……ヨーク、4……コイル 5……モータヨーク、6……ロータマグネット 7……カラー、8……コイル 9……永久磁石、M……ステッピングモータ P……ピン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステッピングモータによりそのモータ軸に
    直結されたスクリューネジを回転させ、スクリューネジ
    に係合した係合部材の位置を制御する位置決め制御機構
    において、前記ステッピングモータ内にそのモータ軸に
    結合されたロータマグネットをモータ軸の軸方向に移動
    させる励磁手段を設け、この励磁手段によりスクリュー
    ネジに係合した係合部材の位置を微小量制御することを
    特徴とする位置決め制御機構。
  2. 【請求項2】前記励磁手段をモータ軸方向に関連してロ
    ータマグネットの前後にそれぞれ配置し、ロータマグネ
    ットの前後の各励磁手段の励磁エネルギーを独立して制
    御することによりスクリューネジに係合した係合部材の
    位置を所望の微小量制御することを特徴とする請求項1
    項に記載の位置決め制御機構。
  3. 【請求項3】前記励磁手段をモータ軸方向に関連してロ
    ータマグネットの前ないし後のいずれか一方の位置に配
    置し、また、ロータマグネットに関して励磁手段の反対
    側にモータ軸をその軸方向に付勢する付勢手段を設け、
    前記励磁手段を前記付勢手段の付勢力と異なる方向にロ
    ータマグネットを移動するよう励磁するとともに、その
    際の励磁エネルギーを制御することによりスクリューネ
    ジに係合した係合部材の位置を所望の微小量制御するこ
    とを特徴とする請求項1項に記載の位置決め制御機構。
JP1090790A 1989-04-12 1989-04-12 位置決め制御機構 Expired - Fee Related JP2542693B2 (ja)

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JPH02270007A JPH02270007A (ja) 1990-11-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101887274A (zh) * 2010-07-13 2010-11-17 杭州电子科技大学 一种直线运动机构的自动居中与限位电路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101887274A (zh) * 2010-07-13 2010-11-17 杭州电子科技大学 一种直线运动机构的自动居中与限位电路

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