JP2542671Y2 - 肥料散布装置 - Google Patents

肥料散布装置

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JP2542671Y2
JP2542671Y2 JP7024393U JP7024393U JP2542671Y2 JP 2542671 Y2 JP2542671 Y2 JP 2542671Y2 JP 7024393 U JP7024393 U JP 7024393U JP 7024393 U JP7024393 U JP 7024393U JP 2542671 Y2 JP2542671 Y2 JP 2542671Y2
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靖幸 照井
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株式会社アイデーイーシー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトラクタ等に牽引され側
方より肥料を散布する側方排出型肥料散布装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の肥料散布装置は肥料を収容するタ
ンクと、タンク外部に設けられた散布機から構成された
散布装置が知られている。タンク底部近傍には散布機ま
で肥料を搬送するオーガが設けられ、図6に示すように
散布機2は図の矢印方向に回転する軸8と、軸8の回り
に羽根8aが放射状に設けられる。この羽根8aの回転
により肥料排出口1から搬入された肥料をタンク側方に
とばしている。
【0003】しかし、肥料の中に粉砕不可能な異物5、
例えば石等が混入していた場合には図6に示すように羽
根8aと散布機のカバー2aの間に挟まれると軸8が回
転不能となり軸8又は羽根8aの破損等を引き起こす危
険性があった。この点を解消するためにタンク内に複数
のハンマー群を鎖でつり下げたロータを設けた「側方放
出型農業用肥料散布機」が提案されている(特開昭53
−33809)。これはタンク内に設けられたロータを
回転することによって鎖でつながれているハンマが遠心
力で回転しタンク内の肥料をタンク側方に散布する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記肥料散布
機ではハンマー群を鎖でつり下げたロータはタンク内に
設けられている関係上水分の多い堆肥等を散布すること
はできるが、固く粘り気のある堆肥や汚泥のような肥料
を投入すると鎖につながれたハンマが十分に回転するこ
とができず絡まる等の不具合が生じる。本考案の目的
は、肥料内に異物が混入しても肥料散布機が破損するこ
とのなく、しかも固く粘り気のある堆肥や汚泥のような
肥料をも散布することのできる肥料散布装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の構成を、実施例に対応する図1〜図3を用い
て説明する。本考案は、肥料を収容し前部側壁に肥料排
出口11fを有する移動可能な断面略V字状のタンク1
1と、タンク11の底部近傍にタンク11の移動方向に
水平に回転可能に設けられタンク11内の肥料を粉砕し
かつタンク11前部に搬送するオーガ14と、肥料排出
口11fに設けられオーガ14により搬送された肥料を
タンク11側方に散布する散布機12と、オーガ14を
回転駆動する駆動手段13とを備えた肥料散布装置の改
良である。
【0006】その特徴ある構成は、散布機12は前記肥
料排出口11fを囲むように形成された散布カバー16
と、肥料排出口11fにこの排出口11fを開閉可能に
設けられたシャッタ17と、オーガ14に連動して回転
し水平方向に設けられた軸18と、軸18に固着された
複数のブラケット18aに揺動可能に吊下げられた複数
のハンマ20と、散布カバー16の開口部16cに摺動
可能に設けられ肥料の散布量を調整する調整カバー19
とを備えたところにある。
【0007】
【作用】タンク11に設けられたオーガ14は回転する
ことによりその周囲にある肥料をタンク11の肥料排出
口11fに搬送する。搬送された肥料は肥料排出口11
fから散布機12に移動する。また散布機12内に設け
られた軸18は回転することによりハンマ20は放射状
に広がる。放射状に開いたハンマ20は肥料排出口11
fから移動してきた肥料を打つようにしてタンク11側
方に散布する。
【0008】
【実施例】次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1〜図5に示すように、本考案の肥料散
布装置は肥料を収容し進行方向に対し前方の側壁に肥料
排出口11fを有するタンク11と、肥料排出口11f
に設けられタンク側方にタンク11内の肥料を散布する
散布機12と、オーガ14を駆動する駆動手段13とか
ら構成される。
【0009】タンク11は鋼板により断面略V字状に形
成され両端に平板が溶接され上部に開口部11aを有す
る。このタンク11の底部はトラクタに接続される牽引
用フレーム11bに補強部材11cとともに溶接され、
前部片側側壁には肥料排出口11fが設けられる。牽引
用フレーム11bにはこのタンク11が移動できるよう
にフレーム11bの直交方向にアクスル11dが溶接さ
れその先端には一対又は複数対の回転可能なタイヤ11
eが設けられる。タンク11内部の底部近傍には図2に
示すようにタンク11の移動方向に水平に回転可能な単
一もしくは複数のオーガ14が設けられる。オーガ14
は円柱状又は角柱状の軸14aの周囲に螺旋状のヒレ1
4bが溶接されタンク後方から前方又は前方から後方へ
肥料を肥料排出孔11fに運搬するように回転する。
【0010】タンクの肥料排出口11fに設けられた散
布機12は肥料排出口11fを囲むように形成されたカ
バー16と、この排出口11fを開閉可能に設けられた
シャッタ17を有する。カバー16はタンク11に溶接
された基体16aとその基体16aにネジ21で装着さ
れる覆い16bから構成される。覆い16bの開口部1
6c上面には長孔19aを有する断面弓状の調整カバー
19が覆い16bに設けられた挿孔16dにネジ手段2
2により保持される。
【0011】カバー16内にはオーガ14と連動して回
転し水平方向に設けられた軸18を有する。軸18には
複数対のブラケット18aが設けられ、ボルトが挿通可
能の孔を有する。ハンマ20は振り子状で先端が重く形
成され基端には係止用の通孔を有する。ハンマ20は複
数対のブラケット18aに設けられた孔とハンマ20に
設けられた通孔にボルト23が挿通されナットを螺合す
ることにより揺動可能に設けられる。軸18の一端はベ
アリング24により回転可能に支持され、他端は駆動手
段13に連結される。
【0012】タンク前部にはトラクタからPTO13a
を通じて得られた動力によりオーガ14と散布機12を
駆動する駆動手段13が設けられカバーにより覆われて
いる。駆動手段13は図示しないがチェーン、ベアリン
グ、歯車等の減速手段又は加速手段により適度な回転が
オーガ14及び散布機12に設けられた軸18を駆動す
る。
【0013】このように構成された肥料散布装置の動作
を説明する。この肥料散布装置はトラクタに牽引用フレ
ーム11bを接続し駆動手段13に動力を送るPTO1
3aをトラクタの動力部に連結する。タンク11にはタ
ンク11上部の開口部11aから散布用の堆肥等の肥料
を搬入する。次に肥料を散布するところまでトラクタに
より移動し、散布を必要なところを散布機12に向うよ
うにする。この状態でトラクタからの動力をPTO13
aに伝えるとこの動力は駆動手段13により適度な回転
動力に変換されてタンク11の肥料排出口11fに設け
られた散布機12とタンク11内部に設けられたオーガ
14を駆動する。
【0014】タンク11に設けられたオーガ14は回転
することによりその周囲にある肥料をタンク11の肥料
排出口11fに搬送する。搬送された肥料は肥料排出口
11fから散布機12に移動する。また散布機12内に
設けられた軸18は回転することにより周囲に係止され
ているハンマ20が遠心力により放射状に広がる。この
放射状に開いたハンマ20は肥料排出口11fから移動
してきた肥料を打つようにしてタンク11側方に散布す
る。肥料が移動したオーガ14の周囲にはタンク11に
蓄積されている他の箇所から新たに侵入し常に散布機1
2に肥料が送られる。なお、本実施例ではトラクタにタ
ンクを牽引させたが、車両の荷台に設けてもよい。
【0015】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、肥
料を打ち出すハンマを回転軸に揺動するように設けたの
で石などの異物が肥料内に混入してもハンマが異物に当
たるとハンマ自体がスイングして異物を避けるため破損
することはない。この場合次に回転してきたハンマがそ
の異物をタンク側方に打ち出すので散布機内に肥料が詰
まることはない。またこのハンマが破損しても破損した
ハンマのみ交換すればよく散布機全体を交換する必要が
無く経済的である。更に散布カバーの開口部に散布用の
調整カバーを設けたので散布量を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例肥料散布装置の散布機の分解斜視
図。
【図2】本考案実施例肥料散布装置を示す図5のA−A
線断面図。
【図3】本考案実施例図2のB部拡大図。
【図4】本考案実施例肥料散布装置のオーガが2本の場
合を斜め上方より見た図。
【図5】本考案実施例肥料散布装置を側方から見た図。
【図6】従来例の肥料散布装置を示す図3に対応する
図。
【符号の説明】
11 タンク 11f 肥料排出口 12 散布機 13 駆動手段 14 オーガ 16 散布カバー 16c 開口部 17 シャッタ 18 軸 18a ブラケット 19 調整カバー 20 ハンマ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肥料を収容し前部側壁に肥料排出口(11
    f)を有する移動可能な断面略V字状のタンク(11)と、 前記タンク(11)の底部近傍に前記タンク(11)の移動方向
    に水平に回転可能に設けられ前記タンク(11)内の肥料を
    粉砕しかつ前記タンク(11)前部に搬送するオーガ(14)
    と、 前記肥料排出口(11f)に設けられ前記オーガ(14)により
    搬送された肥料を前記タンク(11)側方に散布する散布機
    (12)と、 前記オーガ(14)を回転駆動する駆動手段(13)とを備えた
    肥料散布装置において、 前記散布機(12)は前記肥料排出口(11f)を囲むように形
    成された散布カバー(16)と、 前記肥料排出口(11f)にこの排出口(11f)を開閉可能に設
    けられたシャッタ(17)と、 前記オーガ(14)に連動して回転し水平方向に設けられた
    軸(18)と、 前記軸(18)に固着された複数のブラケット(18a)に揺動
    可能に吊下げられた複数のハンマ(20)と、 前記散布カバー(16)の開口部(16c)に摺動可能に設けら
    れ前記肥料の散布量を調整する調整カバー(19)とを備え
    たことを特徴とする肥料散布装置。
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KR100470110B1 (ko) * 2002-08-09 2005-02-05 예천군 경운기용 사료 배합기 겸용 퇴비 살포기
KR200469262Y1 (ko) * 2011-09-21 2013-10-01 박종병 퇴비 살포기
CN108060648B (zh) * 2017-11-27 2023-12-29 扬州金威环保科技有限公司 一种具有除雪和撒盐防冻功能的环卫车辆

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