JP2542652Y2 - 頭部保護具 - Google Patents
頭部保護具Info
- Publication number
- JP2542652Y2 JP2542652Y2 JP1991049040U JP4904091U JP2542652Y2 JP 2542652 Y2 JP2542652 Y2 JP 2542652Y2 JP 1991049040 U JP1991049040 U JP 1991049040U JP 4904091 U JP4904091 U JP 4904091U JP 2542652 Y2 JP2542652 Y2 JP 2542652Y2
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- JP
- Japan
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- head
- back sheet
- head protection
- sheet
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は四肢に障害を有する人や
子供の頭部に着用し、転倒や衝突による頭部への衝撃を
緩和するための頭部保護具に関し、詳細には長時間の着
用によってもむれ等の不快感を引き起こすことのない頭
部保護具に関するものである。
子供の頭部に着用し、転倒や衝突による頭部への衝撃を
緩和するための頭部保護具に関し、詳細には長時間の着
用によってもむれ等の不快感を引き起こすことのない頭
部保護具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は頭部保護具の従来例を示す斜視説
明図であり、この頭部保護具1は額や後頭部を保護する
ための帯状の周部2、頭頂部を保護するための十字形の
頂部3、及び上記周部2及び頂部3を顎下で引張る様に
保持する掛け紐4より構成される。すなわち鎖線で示す
人の頭部Hに上記周部2及び頂部3を装着し、次いで左
右の掛け紐4を顎下に引掛けて固定する。
明図であり、この頭部保護具1は額や後頭部を保護する
ための帯状の周部2、頭頂部を保護するための十字形の
頂部3、及び上記周部2及び頂部3を顎下で引張る様に
保持する掛け紐4より構成される。すなわち鎖線で示す
人の頭部Hに上記周部2及び頂部3を装着し、次いで左
右の掛け紐4を顎下に引掛けて固定する。
【0003】前記周部2は図5に示す様な断面構造で形
成されている。すなわち皮革又は合成皮革によって形成
された表面シート12と裏面シート13を袋状に縫製し、そ
の袋体内部に合成樹脂製発泡体11を収納してなり、頂部
3も同様の構造で構成される。
成されている。すなわち皮革又は合成皮革によって形成
された表面シート12と裏面シート13を袋状に縫製し、そ
の袋体内部に合成樹脂製発泡体11を収納してなり、頂部
3も同様の構造で構成される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで上記裏面シー
ト13は通気性のない皮革又は合成皮革等によって形成さ
れているので、この頭部保護具を長時間連続着用するこ
とにより、発汗に起因するむれ感等の不快感を生じ易
く、また直接肌に接触する部分では密着による発汗障害
や圧迫感を生じるので、幼児などは着用自体を嫌うこと
が多い。
ト13は通気性のない皮革又は合成皮革等によって形成さ
れているので、この頭部保護具を長時間連続着用するこ
とにより、発汗に起因するむれ感等の不快感を生じ易
く、また直接肌に接触する部分では密着による発汗障害
や圧迫感を生じるので、幼児などは着用自体を嫌うこと
が多い。
【0005】さらに上記頭部保護具は脱水及び乾燥が不
完全となることにより、丸洗いすることができず、特殊
な洗剤を使用して拭き取り洗浄を行なうことしかできな
かった。
完全となることにより、丸洗いすることができず、特殊
な洗剤を使用して拭き取り洗浄を行なうことしかできな
かった。
【0006】そこで本考案の目的は、長時間の使用によ
ってもむれ等による不快感を生じる様なことがなく、し
かも清潔に保つための洗濯が可能である様な頭部保護具
を提供することにある。
ってもむれ等による不快感を生じる様なことがなく、し
かも清潔に保つための洗濯が可能である様な頭部保護具
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
考案は、衝撃緩衝材を表面シート及び裏面シートで被覆
した帯状体からなり、人体頭部に沿って該帯状体を被着
することにより、頭部を衝撃から保護する頭部保護具に
おいて、人体頭部と当接する裏面シートが通気性を有す
る素材から構成され、該裏面シートと衝撃吸収材との間
に、むれ防止用の通気材が介設されていることを要旨と
するものである。本考案において上記通気材の一例とし
ては、帯状体の幅方向に貫通孔が多数配列されるように
編成されたパイル織物から構成することができる。
考案は、衝撃緩衝材を表面シート及び裏面シートで被覆
した帯状体からなり、人体頭部に沿って該帯状体を被着
することにより、頭部を衝撃から保護する頭部保護具に
おいて、人体頭部と当接する裏面シートが通気性を有す
る素材から構成され、該裏面シートと衝撃吸収材との間
に、むれ防止用の通気材が介設されていることを要旨と
するものである。本考案において上記通気材の一例とし
ては、帯状体の幅方向に貫通孔が多数配列されるように
編成されたパイル織物から構成することができる。
【0008】
【作用及び実施例】図1は本考案の代表的な実施例を示
す一部破断説明図である。頭部保護具1は周部2、頂部
3及び掛け紐4からなり、該周部2の内部構造は図2に
示す様に構成される。すなわち最外層である表面シート
12は従来例と同様、衝撃に対して容易に損傷することの
ない皮革若しくは合成皮革が使用され、その内側には緩
衝用の合成樹脂発泡体11が設けられる。そして該発泡体
11の内側には通気材14が添設されると共に、該通気材14
の内側、つまり人体当接側には通気性シート15が用いら
れ、該通気性シート15の側縁は前記表面シート12の側縁
と縫製され袋状に形成される。前記通気性シート15とし
ては肌ざわりの良好な不織布、織編布、柔軟性メッシュ
等が用いられ、また通気材14としては、硬質の連続発泡
体、パイル織物、メッシュ材を断面矩形又は楕円形に成
形したもの等が使用される。図3はパイル織物の一例を
示す説明図であり、芯材織布21に湾曲経糸23を交互に絡
めると共に、該経糸23に緯糸22を織り込んだものであ
り、芯材織布21の表裏面に筒状の空間部Sを形成してな
るものである。なお図1に示す例においては、上記空間
部Sは上下に連通する様に配設しており、これによって
熱気を上方から放散してむれ防止を効果的に行なえる様
に工夫されている。なお頂部3の内部構造は上述した周
部2の内部構造と同じ構成とされる。
す一部破断説明図である。頭部保護具1は周部2、頂部
3及び掛け紐4からなり、該周部2の内部構造は図2に
示す様に構成される。すなわち最外層である表面シート
12は従来例と同様、衝撃に対して容易に損傷することの
ない皮革若しくは合成皮革が使用され、その内側には緩
衝用の合成樹脂発泡体11が設けられる。そして該発泡体
11の内側には通気材14が添設されると共に、該通気材14
の内側、つまり人体当接側には通気性シート15が用いら
れ、該通気性シート15の側縁は前記表面シート12の側縁
と縫製され袋状に形成される。前記通気性シート15とし
ては肌ざわりの良好な不織布、織編布、柔軟性メッシュ
等が用いられ、また通気材14としては、硬質の連続発泡
体、パイル織物、メッシュ材を断面矩形又は楕円形に成
形したもの等が使用される。図3はパイル織物の一例を
示す説明図であり、芯材織布21に湾曲経糸23を交互に絡
めると共に、該経糸23に緯糸22を織り込んだものであ
り、芯材織布21の表裏面に筒状の空間部Sを形成してな
るものである。なお図1に示す例においては、上記空間
部Sは上下に連通する様に配設しており、これによって
熱気を上方から放散してむれ防止を効果的に行なえる様
に工夫されている。なお頂部3の内部構造は上述した周
部2の内部構造と同じ構成とされる。
【0009】このように人体当接側に通気材14及び通気
性シート15が配置されているので、体温によってむれを
生じたり、発汗が多くなったりする様なことは全くなく
なり、長時間の使用によっても不快感を与えることはな
くなった。
性シート15が配置されているので、体温によってむれを
生じたり、発汗が多くなったりする様なことは全くなく
なり、長時間の使用によっても不快感を与えることはな
くなった。
【0010】また該頭部保護具1を丸洗い洗濯しても、
通気材14等を備えているので、脱水及び乾燥が簡単に行
なえ、使用時に水分が残存する様なことはなくなった。
通気材14等を備えているので、脱水及び乾燥が簡単に行
なえ、使用時に水分が残存する様なことはなくなった。
【0011】本考案の通気性を有する積層構造は頭部保
護具に限られず、義肢や装具の内面側当て材として適用
するものであっても良い。
護具に限られず、義肢や装具の内面側当て材として適用
するものであっても良い。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上の様に構成されているの
で、長時間の使用により、むれ等の不快感を引き起こす
ことはなくなった。また頭部保護具は一般家庭でも洗濯
できる様になり、常に清潔なものを使用できる様になっ
た。
で、長時間の使用により、むれ等の不快感を引き起こす
ことはなくなった。また頭部保護具は一般家庭でも洗濯
できる様になり、常に清潔なものを使用できる様になっ
た。
【図1】本考案の代表的な実施例を示す一部破断説明図
である。
である。
【図2】図1に示す実施例における周部の断面説明図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す実施例における通気材の一例を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】従来例を示す説明図である。
【図5】図4に示す例における周部の断面説明図であ
る。
る。
2 周部 3 頂部 11 発泡体 12 表面シート 14 通気材 15 通気性シート
Claims (2)
- 【請求項1】 衝撃緩衝材を表面シート及び裏面シート
で被覆した帯状体からなり、人体頭部に沿って該帯状体
を被着することにより、頭部を衝撃から保護する頭部保
護具において、 人体頭部と当接する前記裏面シートが通気性を有する素
材から構成され、該裏面シートと前記衝撃吸収材との間
に、むれ防止用の通気材が介設されている ことを特徴と
する頭部保護具。 - 【請求項2】 前記通気材は、前記帯状体の幅方向に貫
通孔が多数配列されるように編成されたパイル織物から
なる請求項1記載の頭部保護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991049040U JP2542652Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 頭部保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991049040U JP2542652Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 頭部保護具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04135918U JPH04135918U (ja) | 1992-12-17 |
JP2542652Y2 true JP2542652Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31927280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991049040U Expired - Fee Related JP2542652Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 頭部保護具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542652Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0083049A3 (en) * | 1981-12-28 | 1984-02-22 | General Electric Company | Composition of ppe and ps-grafted epdm and plasticizer |
JPS6146821A (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気スト−ブ |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP1991049040U patent/JP2542652Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04135918U (ja) | 1992-12-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970218 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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