JP2542429B2 - オクタヒドロナフタリン置換オキシム誘導体 - Google Patents

オクタヒドロナフタリン置換オキシム誘導体

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JP2542429B2
JP2542429B2 JP63270241A JP27024188A JP2542429B2 JP 2542429 B2 JP2542429 B2 JP 2542429B2 JP 63270241 A JP63270241 A JP 63270241A JP 27024188 A JP27024188 A JP 27024188A JP 2542429 B2 JP2542429 B2 JP 2542429B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明はコレステロール合成阻害作用を有するオクタ
ヒドロナフタリン置換オキシム誘導体に関する。
従来の技術 従来、コレステロール合成阻害作用を有するオクタヒ
ドロナフタリン誘導体としては、例えば式 (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は水素
原子または低級アルキル基を示す。)を有する化合物、
その低級アルキルエステル、その薬理上許容される塩お
よびそのラクトン体が知られている(特開昭58−55443
号)。
発明が解決しようとする問題点 今回、本発明者らは上記オクタヒドロナフタリン誘導
体(1)の化学修飾を鋭意検討した結果、オクタヒドロ
ナフタリン誘導体(1)より強いコレステロールの合成
阻害活性を有する化合物を見出して本発明を完成した。
〔発明の構成〕
本発明は一般式 (式中、 Rは水素原子、メチル基またはヒドロキシ基を示す。
Xは炭素数1乃至10個を有するアルキル基を示す。
Aは炭素数1乃至10個を有するアルキレン基を示す。
Yは置換分として同一もしくは異なって1乃至4個の
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル置換ヒドロ
キシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロゲノC1-5アル
キル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を有していても
よい炭素数6乃至14個を有するアリール基、炭素数3乃
至10個を有するシクロアルキル基、1乃至3個の酸素、
硫黄または/および窒素原子を含有する5乃至6員環不
飽和複素環塩、1乃至3個の炭素、硫黄または/および
窒素原子を含有する5乃至6員環飽和複素環基または1
乃至3個の酸素、硫黄または/および窒素原子を含有す
る縮合複素環基を示す。
あるいは基−A−Yは炭素数3乃至10個を有するアル
ケニル基を示す。)を有するカルボン酸、そのエステル
またはその薬理上許容される塩あるいは式 (式中、R,X,A,Yおよび基−A−Yは前述したものと同
意義を有する。)を有するラクトン体からなるオクタヒ
ドロナフタリン置換オキシム誘導体(但し、上記「その
エステル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエス
テルである。)に関する。
前記一般式(I)および(II)において、 Xがアルキル基である場合、例えばメチル、エチル、
プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロ
ピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペ
ンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メ
チルブチル、1,1−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプ
ロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピ
ル、ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチ
ル、1,1−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、1−
エチルブチル、2−エチルブチル、1−メチル−1−エ
チルプロピル、ヘプチル、1−メチル−1−エチルブチ
ル、2−メチル−2−エチルブチル、オクチル、1−メ
チルヘプチル、2−エチルヘキシル、1,1,3,3−テトラ
メチルブチル、ノニル、デシル、3,7−ジメチルオクチ
ルのような直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数1乃至10
個、好ましくは1乃至7個、を有するアルキル基をあげ
ることができる。
次にAが二価の飽和非環式炭化水素基である場合、例
えばメチレン、エチリデン、エチレン、1−メチルエチ
レン、トリメチレン、1,2−ジメチルエチレン、1−エ
チルエチレン、1−メチルトリメチレン、2−メチルト
リメチレン、テトラメチレン、1−プロピルエチレン、
1−エチル−2−メチルエチレン、1−エチルトリメチ
レン、2−エチルトリメチレン、1,3−ジメチルトリメ
チレン、1−メチルテトラメチレン、2−メチルテトラ
メチレン、ペンタメチレン、1−ブチルエチレン、1−
メチル−2−プロピルエチレン、1,2−ジエチルエチレ
ン、1−メチル−1−プロピルエチレン、2−プロピル
トリエチレン、1−エチル−3−メチルトリメチレン、
1−エチルテトラメチレン、2−エチルテトラメチレ
ン、1,3−ジメチルテトラメチレン、1−メチルペンタ
メチレン、2−メチルペンタメチレン、3−メチルペン
タメチレン、ヘキサメチレン、1−ペンチルエチレン、
1−ブチル−2−メチルエチレン、1−エチル−2−プ
ロピルエチレン、1−ブチルトリメチレン、2−ブチル
トリメチレン、1,3−ジエチルトリメチレン、1−メチ
ル−3−プロピルトリメチレン、1−プロピルテトラメ
チレン、2−プロピルテトラメチレン、1−エチル−4
−メチルテトラメチレン、3−エチル−1−メチルテト
ラメチレン、1−エチルペンタメチレン、3−エチルペ
ンタメチレン、1,3−ジメチルペンタメチレン、1−メ
チルヘキサメチレン、3−メチルヘキサメチレン、ヘプ
タメチレン、1−ヘキシルエチレン、1−メチル−2−
ペンチルエチレン、1−ブチル−2−エチルエチレン、
1,2−ジプロピルエチレン、1−ペチルトリメチレン、
2−ペンチルトリメチレン、1−ブチル−3−メチルト
リメチレン、1−ブチル−2−メチルトリメチレン、1
−エチル−3−プロピルトリメチレン、1,2−ジメチル
−3−プロピルトリメチレン、1−ブチルテトラメチレ
ン、1−メチル−4−プロピルテトラメチレン、1−プ
ロピルペンタメチレン、3−プロピルペンタメチレン、
2−エチル−4−メチルペンタメチレン、1−エチルヘ
キサメチレン、3−エチルヘキサメチレン、1,3−ジメ
チルヘキサメチレン、1−メチルヘプタメチレン、4−
メチルヘプタメチレン、オクタメチレンまたは2,6−ジ
メチルオクタメチレンのような直鎖状もしくは分枝鎖状
の炭素数1乃至10個、好ましくは1乃至5個、を有し2
個の原子価が同一炭素もしくは異なる炭素原子でもよい
アルキレン基をあげることができる。
次に、Yがアリール基である場合、例えばフェニル、
1−ナフチル、2−ナフチル、アントラセニルまたはフ
ェナントレニルのような炭素数6乃至14個、好ましくは
6乃至10個、のアリール基をあげることができる。
Yがシクロアルキル基である場合、例えばシクロプロ
ピル、シクロブチル、シクロベンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、
シクロデシルまたはアダマンチル、ビナニル、ボルニ
ル、メンチルのような炭素数3乃至10個、好ましくは3
乃至8個、最適には5乃至7個、の単環式または多環式
のシクロアルキル基をあげることができる。
Yが複素環基である場合、例えば2−フリル、3−フ
リル、2−チエニル、3−チエニル、2−チアゾリル、
4−チアゾリル、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピ
リジル、4−ピリジル、2−ピリミジニル、5−ピリミ
ジニル、2−ピラニル、4−ピラニル、3−イソオキサ
ゾリル、5−イソオキサゾリル、2−オキサゾリルまた
は5−オキサゾリルのような1乃至3個の酸素、硫黄ま
たは/および窒素原子を含有する5乃至6員環不飽和複
素環基;例えば2−テトラヒドロフリル、3−テトラヒ
ドロフリル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒ
ドロチエニル、1−ピロリジニル、3−ピロリジニル、
2−ピペラジル、ピペリジノ、2−ピペリジル、モルホ
リノ、3−モルホリニル、2−テトラヒドロピラニル、
4−テトラヒドロピラニル、1,4−ジオキサン−2−イ
ル、1,3−ジオキサン−4−イルまたは1,3−ジオキサン
−5−イルのような1乃至3個の酸素、硫黄または/お
よび窒素原子を含有する5乃至6員環飽和複素環基;例
えば2−ベンゾフラニル、2−2H−クロメニル、2−ベ
ンゾチエニル、2−インドリニル、3−インドリニル、
2−ジヒドロベンゾフラニル、2−クロマニル、1,4−
ベンゾジオキサン−2−イル、4−キノリルまたは1−
イソキノリルのような1乃至3個の酸素、硫黄または/
および窒素原子を含有する縮合複素環基をあげることが
できる。これらの複素環基において、好ましくは1乃至
2個の酸素または/および窒素原子を含有する5乃至6
員環の不飽和、飽和および縮合複素環基であり、最適に
は1乃至2個の酸素または/および窒素原子を含有する
5乃至6員環の飽和および不飽和複素環基である。
Yがアリール基、シクロアルキル基または複素環基で
ある場合に、これらの基は同一もしくは異なって1乃至
4個、好ましくは1乃至2個、の置換分を有していても
よく、そのような置換分としては例えば (1)塩素、臭素、弗素のようなハロゲン原子; (2)ヒドロキシ基; (3)メトキシ、エトキシのようなC1-4アルキル置換ヒ
ドロキシ基; (4)ニトロ基; (5)メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルの
ようなC1-5アルキル基; (6)トリフルオロメチルのようなハロゲノC1-5アルキ
ル基; (7)ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチルのようなヒ
ドロキシC1-5アルキル基; などをあげることができる。
これらの置換分のうち、好適には ハロゲン原子;ヒドロキシ基;C1-4アルキル置換ヒド
ロキシ基;ニトロ基;C1-5アルキル基;ハロゲノC1-5
ルキル基;ヒドロキシC1-5アルキル基; であり、更に好適には ハロゲン原子;ヒドロキシ基;C1-4アルキル置換ヒド
ロキシ基;ニトロ基;ハロゲノC1-5アルキル基;ヒドロ
キシC1-5アルキル基; である。
基−A−Yがアルケニル基である場合、例えば1−プ
ロペニル、2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニ
ル、2−メチル−2−プロペニル、2−ペンテニル、3
−ペンテニル、4−ヘキセニル、5−ヘプテニル、2−
オクテニル、4−オクテニル、2−ノネニル、3−ノネ
ニル、4−ノネニル、3−デセニル、5−デセニルのよ
うな直鎖状もしくは分枝鎖状の炭素数3乃至10個、好ま
しくは3乃至7個、を有するアルケニル基をあげること
ができる。
次に前記一般式(I)を有するカルボン酸のエステル
としては例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチルなどのアルキルエス
テル;ベンジル、フェネチルなどのアラルキルエステル
などをあげることができる。好適にはメチル、エチル、
ベンジルである。
前記一般式(I)を有するカルボン酸の薬理上許容さ
れる塩としては例えば金属塩、アミノ酸塩またはアミン
塩である。金属塩としては例えばナトリウム、カリウム
などのアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウムなど
のアルカリ土類金属塩、およびアルミニウム塩、鉄塩、
亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩およびコバルト塩などがあげ
られるが、この中、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩およびアルミニウム塩が好適でありさらにナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩およびアルミニウム塩が
最も好適である。アミノ酸塩としては例えばアルギニ
ン、リジン、ヒスチジン、α,γ−ジアミノ酪酸、オル
ニチンなどの塩基性アミノ酸が好適である。アミン塩と
しては例えばt−アクチルアミン、ジベンジルアミン、
ジシクロヘキシルアミン、モルホリン、D−フェニルグ
リシンアルキルエステル、D−グルコサミンなどが好適
である。
前記一般式(I)を有するカルボン酸、そのエステル
およびその薬理上許容される塩ならびに前記一般式(I
I)を有するラクトン体において、 (1)好適には、 Rが水素原子、メチル基またはヒドロキシ基を示し、 Xが炭素数1乃至10個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至10個を有するアルキレン基を示
し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロ
ゲノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を
有する炭素数6乃至10個を有するアリール基または炭素
数3乃至8個を有するシクロアルキル基; Aが炭素数1乃至10個を有するアルキレン基を示
し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロ
ゲノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を
有する1乃至3個の酸素、硫黄または/および窒素原子
を含有する5乃至6員環の不飽和、飽和または縮合複素
環基; 基−A−Yが炭素数3乃至10個を有するアルケニル
基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
ある。)。
(2)更に好適には、 Rが水素原子、メチル基またはヒドロキシ基を示し、 Xが炭素数1乃至10個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロ
ゲノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を
有する炭素数6乃至10個を有するアリール基または炭素
数5乃至7個を有するシクロアルキル基; Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロ
ゲノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を
有する1乃至2個の酸素または/および窒素原子を含有
する5乃至6員環の不飽和、飽和または縮合複素環基; 基−A−Yが炭素数3乃至10個を有するアルケニル
基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
ある。)。
(3)更に好適には、 Rが水素原子を示し、 Xが炭素数1乃至7個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロ
ゲノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を
有する炭素数6乃至10個を有するアリール基または炭素
数5乃至7個を有するシクロアルキル基; Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロ
ゲノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を
有する1乃至2個の酸素または/および窒素原子を有す
る5乃至6員環の不飽和または飽和複素環基; 基−A−Yが炭素数3乃至7個を有するアルケニル
基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
ある。)。
(4)更に好適には、 Rが水素原子を示し、 Xが炭素数1乃至7個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレ基を示し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基または
ヒドロキシC1-5アルキル基を有する炭素数6乃至10個を
有するアリール基または炭素数5乃至7個を有するシク
ロアルキル基; Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基または
ヒドロキシC1-5アルキル基を有する1乃至2個の酸素ま
たは/および窒素原子を有する5乃至6員環の不飽和ま
たは飽和複素環基; 基−A−Yが炭素数3乃至7個を有するアルケニル
基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
ある。)。
(5)更に好適には、 Rが水素原子を示し、 Xが炭素数1乃至7個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基または
ヒドロキシC1-5アルキル基を有するフェニル基、シクロ
ヘキシル基; Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって
1乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキ
ル置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基または
ヒドロキシC1-5アルキル基を有するピリジル基、ピロリ
ル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオ
キサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、テト
ラヒドロフリル基、テトラヒドロピラニル基、1,3−ジ
オキサニル基またはモルホリノ基; 基−A−Yが炭素数3乃至7個を有するアルケニル
基; を示すカルホン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
ある。)。
(6)更に好適には、 Rが水素原子を示し、 Xが炭素数1乃至7個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
し、 Yがフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェ
ニル基、ブトキシフェニル基、フロロフェニル基、メチ
ルフェニル基、ジメチルフェニル基、(1−ヒドロキシ
−1−メチルエチル)フェニル基、ニトロフェニル基、
トリフロロメチルフェニル基、ヒドロキシメチルフェニ
ル基、ヒドロキシフェニル基、ナフチル基、シクロヘキ
シル基、ヒドロキシシクロヘキシル基、メトキシシクロ
ヘキシル基、ピリジル基、フリル基、チエニル基、オキ
サゾリル基、イソキサゾリル基、チアゾリル基、イソチ
アゾリル基、メチルピロリル基、メチルオキサゾリル
基、メチルイソオキサゾリル基、メトキシイソキサゾリ
ル基、ジメチルイソキサゾリル基、テトラヒドロフリル
基、テトラヒドロピラニル基または1,3−ジオキサニル
基; 基−A−Yが炭素数3乃至7個を有するアルケニル
基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
ある。)。
(7)更に好適には、 1(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−ベンジルオキシイミノイソML−236Aカルボン
酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩また
はラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(4−メトキシベンジル)オキシイミノイ
ソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理
上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(4−フロロベンジル)オキシイミソML−
236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容
される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(4−ニトロベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(3−トリフロロメチルベンジル)オキシ
イミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくは
その薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(2−ヒドロキシメチルベンジル)オキシ
イミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくは
その薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(3−ヒドロキシベンジル)オキシイミノ
イソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬
理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4(−3−フェニルプロピル)オキシイミノイ
ソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理
上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(3−ピリジルメチル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカル
ボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩
またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(2−テトラヒドロフリルメチル)オキシ
イミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくは
その薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−テトラヒドロピラニルメチル)オキシ
イミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくは
その薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−シクロヘキシルオキシイミノイソML−236A
カルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容され
る塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシルメ
チル)オキシイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエス
テルもしくはその薬理上許容される塩またはラクトン
体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(1,3−ジオキサン−5−イルメチル)オ
キシイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもし
くはその薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(3−メチル−2−ブテニル)ベンジルオ
キシイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもし
くはその薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(1−ナフチルメチル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(4−メチルベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(2,5−ジメチルベンジル)オキシイミノ
イソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬
理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−[2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチ
ル)ベンジル]オキシイミノイソML−236Aカルボン酸、
そのエステルもしくはその薬理上許容される塩またはラ
クトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(2−エトキシベンジル)オキシイミノイ
ソML−236Aカルホン酸、そのエステルもしくはその薬理
上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(4−ブトキシベンジル)オキシイミノイ
ソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理
上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(5−イソオキサゾリルメチル)オキシイ
ミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはそ
の薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(2−モルホリノエチル)オキシイミノイ
ソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理
上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(3−チエニルメチル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
許容される塩またはラクトン体; から選ばれるオクタヒドロナフタリン置換オキシム誘導
体(但し、上記「そのエステル」とはアルキルエステル
またはアラルキルエステルである。)である。
(8)最適には、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−ベンジルオキシイミノイソML−236Aカルボ
ン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩ま
たはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(3−フェニルプロピル)オキシイミノイ
ソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理
上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカル
ボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩
またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(1,3−ジオキサン−5−イルメチル)オ
キシイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもし
くはその薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−シクロヘキシルメチルオキシイミノイソML
−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許
容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシルメ
チル)オキシイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエス
テルもしくはその薬理上許容される塩またはラクトン
体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(3−メチル−2−ブテニル)オキシイミ
ノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその
薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(2−ヒドロキシメチルベンジル)オキシ
イミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくは
その薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−
オキソ−4−(3−チエニルメチル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
許容される塩またはラクトン体; から選ばれるオクタヒドロナフタリン置換オキシム誘導
体(但し、上記「そのエステル」とはアルキルエステル
またはアラルキルエステルである。)である。
本発明によって得られる前記一般式(I)を有するカ
ルボン酸、そのエステルおよびその薬理上許容される塩
ならびに前記一般式(II)を有するラクトン体としては
例えば以下に記載する化合物をあげることができる。
上記化合物表中、好ましくは例示化合物番号1,5,9,1
4,15,19,21,22,23,24,26,27,29,51,53,54,55,57,58,59,
60,61,62および64であり、更に好ましくは例示化合物番
号1,15,21,24,26,27および29である化合物である。
なお、前記一般式(I)を有するカルボン酸、そのエ
ステルおよびその薬理上許容される塩ならびに前記一般
式(II)を有するラクトン体において、不斉炭素に基く
光学異性体およびオキシム部分(>=NO−A−Y)に基
くシン−アンチの立体異性体が存在し、これらの異性体
が全て単一の式で示されているが、これによって本発明
の記載の範囲は限定されるものではない。
本発明の目的化合物は、コレステロールの合成を阻害
することにより血中の脂質を低下させる作用を有し、例
えば高脂血症治療剤、動脈硬化予防薬として医薬に使用
することができる。
これらの化合物は経口的または非経口的に例えばカプ
セル剤、錠剤、注射剤等の形で投与することができる。
投与量は年令、症状、体重等によって異なるが、通常は
成人に対し1日約0.5mg乃至500mgを2〜4回に分けて投
与される。しかし、必要に応じてそれ以上の量を使用す
ることもできる。
本発明によれば、前記一般式(I)を有するカルボン
酸、そのエステルおよびその薬理上許容される塩ならび
に前記一般式(II)を有するラクトン体は、以下に記載
する方法によって製造することができる。
式中、R,X,A,Yおよび基−A−Yは前述したものと同
意義を示す。
R3は水素原子、メチル基またはR7O−基を示す。ここ
に、R7は水素原子またはヒドロキシ基の保護基を示す。
R4は水素原子またはヒドロキシ基の保護基を示す。
R5は水素原子またはヒドロキシ基の保護基を示す。
なお、前記一般式(III)を有する化合物において、
Rが水素原子である化合物は例えば特開昭50−155690
号、特開昭56−51992号に、Rがメチル基である化合物
は例えば特開昭55−111790号に、Rがヒドロキシ基であ
る化合物は例えば特開昭57−50894号、特開昭57−67575
号、特開昭57−155995号、特開昭58−10572号、特開昭5
8−89191号に記載されている。
前記一般式(IV)を有する化合物において、R3,R4
よびR5が共に水素原子である化合物は例えば特開昭51−
136885号、特開昭57−83290号に、R3がメチル基であ
り、R4およびR5が共に水素原子である化合物は例えば特
開昭55−139396号に記載されている。
前記一般式(V)を有する化合物において、R3が水素
原子、メチル基またはヒドロキシ基であり、Xが1−メ
チルプロピル基であり、R5が水素原子である化合物は前
記一般式(III)を有する化合物と同じであり、前述し
た通りである。Xが1−メチルプロピル基以外の化合物
は例えば特開昭56−122375号、特開昭56−138181号、特
開昭59−175450号、特開昭62−174040号、特開昭62−19
0094号に記載されている。
前記一般式(VI)を有する化合物において、R3が水素
原子またはメチル基であり、Xが1−メチルプロピル基
であり、R5が水素原子またはヒドロキシ基の保護基であ
る化合物は特開昭56−150037号、特開昭58−55443号に
記載されている。
前記一般式(VII)を有する化合物において、R3が水
素原子またはメチル基であり、R4およびR5が共に水素原
子または水酸基の保護基である化合物は特開昭58−5544
3号に記載されている。
第一工程は前記一般式(IV)を有する化合物を製造す
る工程であり、前記一般式(III)を有する化合物より
2−メチルブチリル基を除去する反応および所望に
より水酸基を保護する反応からなる。
の2−メチルブチリル基を除去する反応は、前記一
般式(III)を有する化合物を2当量以上の過剰のアル
カリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化リチウム等と接触させることによって達
成される。反応は溶剤の存在下で行なわれる。使用され
る溶剤としては反応に関与しないものであれば特に限定
はなく、例えば水;メタノール、エタノール、プロパノ
ール、エチレングリコールのようなアルコール類;テト
ラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;また
は水とこれらの有機溶剤との混合溶剤をあげることがで
きる。反応温度は室温〜100℃、好ましくは60℃〜100℃
である。反応時間は反応試剤、反応温度などによって異
なるが、通常3時間〜48時間、好ましくは5時間〜24時
間である。
本反応においては、2−メチルブチリル基の除去と同
時に大部分がラクトン部分が開環し、2−メチルブチリ
ル基の除去反応に使用したアルカリ金属水酸化物のアル
カリ金属塩を形成する。従って、本反応において、原料
化合物として前記一般式(III)を有するラクトン型の
代りに開環型のカルボン酸金属塩を用いてもよい。そし
て開環型のカルボン酸金属塩の形で以後の反応を行なっ
てもよいが、以後の反応は好ましくはラクトン体で行う
のがよい。
ラクトン化は次のような反応で行なわれる。即ち、上
記反応で得られた反応混合物を冷却し、次いで塩酸、硫
酸のような無機酸塩を加えて約pH3に調整し、次いで水
と混和しない有機溶剤で抽出する。使用される抽出溶剤
としては例えば酢酸エチルのような有機酸エステル類;
ベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素類;ジエチ
ルエーテルのようなエーテル類;塩化メチレン、クロロ
ホルムのようなハロゲン化炭化水素類などであり、好適
には酢酸エチル、ベンゼン、塩化メチレンである。得ら
れた抽出液より溶剤を留去すると、開環カルボン酸体が
得られる。ラクトン化は得られたカルボン酸体を特に精
製することなく、そのまま溶剤の存在下で酸と接触させ
るか、または熱時脱水することにより達成される。ラク
トン化を酸と接触させて行う場合、カルボン酸体を例え
ば酢酸エチルのような有機酸エステル類;塩化メチレン
のようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのよう
なニトリル類などの溶剤の存在下で、例えばトリフルオ
ロ酢酸、p−トルエンスルホン酸のような酸と接触させ
ることによって行なわれる。反応温度は通常0℃〜100
℃、好ましくは室温〜60℃である。反応時間は反応試
剤、反応温度などによって異なるが、通常30分間〜10時
間、好ましくは1時間〜5時間である。反応終了後、ラ
クトン体は常法により反応混合物から採取される。例え
ば反応溶剤に水と混和しない溶剤を用いた場合は、炭酸
水素ナトリウム水溶液を加えて2−メチルブチリル基の
除去反応で生成した2−メチル酢酸および触媒の酸を洗
浄除去し、次いで水洗し、次いで反応混合物より溶剤を
留去することによって得られる。また反応溶剤に水と混
和する溶剤を用いた場合は、炭酸水素ナトリウム水溶液
を加えて中和し、次いで反応混合物より溶剤を留去し、
得られた残留物を再び水と混和しない有機溶剤に溶解
し、次いで水洗して2−メチルブチリル基の除去反応で
生成した2−メチル酪酸および触媒の酸を洗浄除去し、
次いで反応混合物より溶剤を留去することによって得ら
れる。次にラクトン化を熱時脱水して行う場合、カルボ
ン酸体をトルエン、ベンゼンのような芳香族炭化水素類
の溶剤中でディーンスターク(Dean−Stark)装置を用
いて還流し、水を連続分離することによって行なわれ
る。反応時間は反応試剤、反応温度などによって異なる
が、通常2時間〜8時間、好ましくは3時間〜5時間で
ある。反応終了後、ラクトン体は常法により反応混合物
から採取される。例えば反応混合物を冷却し、炭酸水素
ナトリウム水溶液を加えて2−メチルブチリル基の除去
反応で生成した2−メチル酪酸を洗浄除去し、次いで反
応混合物より溶剤を留去することによって得られる。得
られた目的化合物は必要ならば常法、例えば再結晶、再
沈澱またはカラムクロマトグラフィー等によって更に精
製することができる。
次にの所望により水酸基を保護する反応は前述の反
応で得られた2−メチルブチリル基の除去された化合物
を水酸基の保護基を形成する化合物と反応させることに
よって達成される。水酸基の保護基を形成する化合物と
しては例えばトリメチルシリルクロリド、ジメチル−t
−ブチルシリルクロリド、ジフェニル−t−ブチルシリ
ルクロリドのようなシリル化合物;ジヒドロピラン、ジ
ヒドロチオピラン、ジヒドロチオフエン、4−メトキシ
−5,6−ジヒドロ(2H)ピランのような複素環化合物;
エチルビニルエーテル、メトキシ−1−シクロヘキセン
のような不飽和化合物などをあげることができる。シリ
ル化合物を使用する場合は反応はトリエチルアミン、ジ
メチルアミノピリジン、イミダゾール、ピリジンのよう
な有機塩基またはリチウムスルフィド(Li2S)のような
スルフィド化合物の存在下で行なわれる。複素環化合物
または不飽和化合物を使用する場合は反応は少量の酸、
例えば塩酸、硫酸、リン酸、オキシ塩化リンのような無
機酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、ピ
クリン酸、ベンゼンスルホン酸のような有機酸の存在下
で行なわれる。反応はいずれの場合も好ましくは溶剤の
存在下で行なわれる。使用される溶剤として反応に関与
しないものであれば特に限定はなく、例えばテトラヒド
ロフランのようなエーテル類;アセトニトリルのような
ニトリル類;クロロホルム、塩化メチレンのようなハロ
ゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミドのようなジア
ルキルホルムアミド類をあげることができる。特にシリ
ル化合物を使用する場合はピリジン、トリエチルアミン
などが溶剤としても使用される。反応温度はいずれの場
合にも特に限定はないが通常は0℃〜室温温度で好適に
行なわれる。反応時間は反応試剤、反応温度などによっ
て異なるが、通常30分間〜8時間である。反応終了後、
目的化合物は常法により反応混合物から採取される。例
えば反応混合物に水を加え、次いで水と混和しない有機
溶剤を加えて抽出する。抽出液を水洗し、抽出液より溶
剤を留去することによって得られる。得られた目的化合
物は必要ならば常法、例えば再結晶、再沈澱またはカラ
ムクロマトグラフィー等によって更に精製することがで
きる。本工程においては、水酸基の保護基を形成する化
合物を選択することによって、任意の水酸基を選択的に
保護することができる。
第二工程は前記一般式(V)を有する化合物を製造す
る工程であり、前記一般式(IV)(但し、式中R4は水素
原子)を有する化合物にX−CO−基を導入する反応であ
る。本工程は所望工程である。即ち、Xが例えば1−メ
チルプロピル基の場合は水酸基の保護基がなければ、既
述の前記一般式(III)を有する化合物と同じであるの
で特に必要な工程ではない。
従って、本工程は前記一般式(III)を有する化合物
において、Xが1−メチルプロピル基以外の基に置換す
る反応である。反応は前記一般式(IV)(但し、式中R4
は水素原子)を有する化合物(R5およびR7は水酸基の保
護基が望ましい。)を式X−COOHを有する有機酸または
その酸無水物もしくは酸ハロゲン化物のような反応性誘
導体と接触させることによって達成される。有機酸を用
いる場合はN,N−ジシクロヘキシルカルボジイミドのよ
うな縮合剤1〜3当量および必要に応じて4−ジメチル
アミノピリジン、4−ピロリジノピリジン、4−ヒドロ
キシベンツトリアゾールのような有機塩基1/10〜3〜10
当量の存在下で行なわれる。反応は好ましくは溶剤の存
在下で行なわれる。使用される溶剤としては反応に関与
しないものであれば特に限定はなく、例えばピリジン、
トリエチルアミンのようなアミン類;塩化メチレ、クロ
ロホルムのようなハロゲン化炭化水素類;テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類;ジメチルホル
ムアミドのようなジアルキルホルムアミド類;ジメチル
スルホキシドのようなジアルキルスルホキシド類をあげ
ることができる。反応温度は通常室温〜60℃である。反
応時間は反応試剤、反応温度などによって異なるが、通
常5時間〜48時間である。
酸無水物または酸ハロゲン化物を用いる場合は必要に
応じて4−ジメチルアミノピリジン、4−ピロリジノピ
リジン、4−ヒドロキシベンツトリアゾールなどの有機
塩基1/10〜2/10当量の存在下で、前記一般式(IV)を有
する化合物1当量に対し酸無水物または酸ハロゲン化物
3〜5当量を反応させる。反応は好ましくは溶剤の存在
下で行なわれる。使用される溶剤としては反応に関与し
ないものであれば特に限定はなく、例えばピリジン、ト
リエチルアミンのようなアミン類;塩化メチレン、クロ
ロホルムのようなハロゲン化炭化水素類;テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類をあげることが
できる。反応温度は通常0℃〜100℃である。反応時間
は反応試剤、反応温度などによって異なるが、通常3時
間〜24時間である。反応終了後、目的化合物は常法によ
り反応混合物から採取される。例えば反応混合物に水と
混和しない有機溶剤を加えて抽出し、抽出液を酸性水溶
液、次いで水で順次洗浄した後、抽出液より溶剤を留去
することによって得られる。得られた目的化合物は必要
ならば常法、例えば再結晶、再沈澱またはカラムクロマ
トグラフィー等によって更に精製することができる。
第三工程は前記一般式(VI)を有する化合物を製造す
る工程であり、前記一般式(V)を有する化合物を酸化
することによって達成される。反応は前記一般式(V)
を有する化合物に溶剤の存在下で酸化剤を接触させるこ
とによって行なわれる。本反応に使用される酸化剤とし
ては無水クロム酸・ピリジン(コリンズ試薬)、ピリジ
ニウム・ジクロメート、ピリジニウム・クロロクロメー
ト等の無水クロム酸と有機塩基との錯体、または無水ク
ロム酸−硫酸(ジョーンズ試薬)をあげることができる
が、無水クロム酸・ピリジンが好適である。反応は溶剤
の存在下で行なわれる。使用される溶剤としては反応に
関与しないものであれば特に限定はなく、例えば塩化メ
チレン、ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲ
ン化炭化水素類;ジメチルホルムアミドのようなジアル
キルホルムアミド類;ジメチルアセトアミドのようなジ
アルキルアセトアミド類をあげることができる。反応温
度は−10℃〜50℃、好ましくは0℃〜室温である。反応
時間は反応試剤、反応温度などによって異なるが、通常
1時間〜48時間、好ましくは8時間〜16時間である。
あるいは前記一般式(VI)を有する化合物は、前記一
般式(V)を有する化合物を順次エポキシ化、ジオール
化および酸化反応に付すことによっても得られる。本反
応は下記の図式で示される。
第一段階は有機過酸によるエポキシ化反応であり、溶
剤の存在下で前記一般式(V)を有する化合物を有機過
酸と接触させることによって達成される。使用される有
機過酸としては例えば過酢酸、過安息香酸、m−クロロ
過安息香酸、過フタール酸などであり、好ましくはm−
クロロ過安息香酸である。反応は好ましくは溶剤の存在
下で行なわれる。使用される溶剤としては反応に関与し
ないものであれば特に限定はなく、例えばベンゼン、ト
ルエンのような芳香族炭化水素類;塩化メチレン、クロ
ロホルムのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチルの
ような有機酸エステル類をあげることができる。反応温
度は通常−20℃〜50℃、好ましくは0℃〜室温である。
反応時間は反応試剤、反応温度などによって異なるが通
常1時間〜10時間、好ましくは3時間〜6時間である。
第二段階はエポキシ化合物(a)のジヒドロキシ化合
物(b)への変換反応である。変換反応はエポキシ化反
応終了後、得られたエポキシ化合物(a)を特に反応混
合物から単離することなく酸性水溶液(例えば1%塩酸
または硫酸)と接触させ、次いで炭酸水素ナトリウム水
溶液で洗浄後、反応混合物より溶剤を留去することによ
って達成される。
第三段階はジヒドロキシ化合物(b)の前記一般式
(VI)を有する化合物への変換反応であり、ジヒドロキ
シ化合物(b)を酸化することによって達成される。反
応は前述の前記一般式(V)を有する化合物を酸化剤と
接触させる反応と同様の条件下で行なわれる。
あるいは、好ましくは溶剤の存在下、N−ブロムアセ
トアミド、N−クロロスクシンイミド、N−ブロムフタ
ルイミドのような有機活性ハロゲン化合物;ジメチルス
ルホキシド−ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジメチ
ルスルホキシド−塩化オキザリル、ジメチルスルホキシ
ド−トリフルオロ無水酢酸、ジメチルスルホキシド−ピ
リジン−無水硫酸なども酸化剤として使用される。ジメ
チルスルホキシド−ジシクロヘキシルカルボジイミドを
用いる場合はリン酸、トリフルオロ酢酸等の酸触媒が、
ジメチルスルホキシド−塩化オキザリル、ジメチルスル
ホキシド−トリフルオロ無水酢酸、ジメチルスルホキシ
ド−ピリジン−無水硫酸を用いる場合はトリエチルアミ
ンのような三級アルキルアミン類の塩基触媒が常法に従
って使用される。反応は溶剤の存在下で好適に行なわれ
る。使用される溶剤としては反応に関与しないものであ
れば特に限定はなく、有機活性ハロゲン化合物を用いる
場合は例えば水性t−ブタノール、水性アセトン、水性
ピリジンのような水性有機溶剤をあげることができる。
ジメチルスルホキシド−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、ジメチルスルホキシド−塩化オキザリル、ジメチル
スルホキシド−トリフルオロ無水酢酸、ジメチルスルホ
キシド−ピリジン−無水硫酸を用いる場合は例えばジメ
チルスルホキシド;ベンゼン、トルエンのような芳香族
炭化水素流;塩化メチレン、クロロホルムのようなハロ
ゲン炭化水素類をあげることができる。反応温度は使用
される酸化剤の種類によって異なる。例えばジメチルス
ルホキシド−塩化オキザリル、ジメチルスルホキシド−
トリフルオロ無水酢酸の場合は−70℃〜40℃、好ましく
は−50℃〜室温であるが、その他の場合は0℃〜50℃、
好ましくは10℃〜30℃である。反応時間は反応試剤、反
応温度などによって異なるが通常10分間〜6時間であ
る。
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物か
ら採取される。例えば反応混合物に水と混和しない有機
溶剤を加えて抽出し、抽出液を水洗後、抽出液より溶剤
を留去することによって得られる。得られた目的化合物
は必要ならば常法、例えば再結晶、再沈澱またはカラム
クロマトグラフィー等によって更に精製することができ
る。
第四工程は前記一般式(IX)を有するオキシム誘導体
を製造する工程であり、前記一般式(VI)を有する化合
物を式H2NO−A−Yを有するヒドロキシルアミン誘導体
と接触させることにより達成される。
反応に使用される式H2NO−A−Yを有するヒドロキシ
ルアミン誘導体は、市販品で得られるか、またはアクタ
キミカ アカデミア サイエンチアラム ハンガリカ
(Acta Chimica Academiae Scientiarum Hungaricae)8
4巻,167頁(1975年)およびシンセシス(Syntesis)682
頁(1976年)に記載の方法に準じて合成して得られる。
式H2NO−A−Yを有するヒドロキシルアミン誘導体は、
そのままで、または塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸との
塩の形で使用され、特に塩酸塩が好ましい。
本工程において、反応を容易に進行させるために例え
ばトリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン等の第三
級アルキルアミン類;ピリジン、ルチジン等の芳香族ア
ミン類;酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の酢酸アルカ
リ金属塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等の重炭酸アルカリ金属塩類または炭酸アル
カリ金属塩類等の塩基を共存させることができるが、好
適な塩基としては、トリエチルアミン、ピリジンおよび
酢酸ナトリウムをあげることができる。反応は溶剤の存
在下で好適に行なわれる。反応に使用される溶剤として
は本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、
例えばメタノール、エタノール、プロパノール等のアル
コール類、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類またはこれらの溶剤と水との混合溶剤をあげ
ることができる。
本工程の原料化合物(VI)はジケトン部分を有してい
るため、オキシム化剤であるヒドロキシルアミン誘導体
の量を調節することにより前記一般式(IX)を有する化
合物を選択的に製造することができる。即ち、原料化合
物(VI)に対してヒドロキシルアミン誘導体を1〜1.2
当量使用することにより選択的に主生成物として製造す
ることができる。反応温度は通常−10℃乃至100℃で実
施されるが、好適には0℃乃至50℃である。反応時間は
30分間乃至10時間であるが、好適には1時間乃至5時間
である。
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物か
ら採取される。例えば反応混合物に水と混和しない有機
溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得ら
れる。得られた目的化合物は必要ならば常法、例えば再
結晶、再沈澱またはカラムクロマトグラフィー等によっ
て更に精製することができる。
第五工程は前記一般式(VII)を有する化合物を製造
する工程であり、前記一般式(IV)を有する化合物を酸
化することによって達成される。反応は第三工程で述べ
た条件と同様の条件下で行なわれる。
第六工程は前記一般式(VIII)を有する化合物を製造
する工程であり、前記一般式(VII)を有する化合物を
式H2NO−A−Yを有するヒドロキシルアミン誘導体と
接触させる反応および必要に応じてR4がヒドロキシ基
の保護基である場合に保護基を除去する反応からなる。
これらの反応はいずれを先に行なってもよい。
の式H2NO−A−Yを有するヒドロキシルアミン誘導
体と接触させる反応は第四工程で述べた条件と同様の条
件下で行なわれる。
の必要に応じてR4がヒドロキシ基の保護基である場
合に保護基を除去する反応はヒドロキシ基の保護基の種
類によって異なるが、一般にこの技術の分野で知られて
いる方法によって除去される。ヒドロキシ基の保護基が
例えばトリメチルシリル、ジメチル−t−ブチルシリ
ル、ジフェニル−t−ブチルシリルのようなトリ低級ア
ルキルシリル基の場合は、反応はテトラブチルアンモニ
ウムフルオライド、弗化水素酸等のフルオライドイオン
あるいはトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等の酸と処
理することにより行なわれる。使用される溶剤としては
反応に関与しないものであれば特に限定はなく、例えば
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;
アセトニトリルようなニトリル類が好適である。またフ
ルオライドイオンを用いるときは所望に応じて反応を促
進させるために、酢酸、プロピオン酸等の有機酸を加え
てもよい。反応は−10℃〜室温付近において2時間〜10
時間処理することによって好適に行なわれる。
また、保護基が例えば2−テトラヒドロピラニル、2
−テトラヒドロチオピラニル、2−テトラヒドロチエニ
ル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イルのよう
な複素環基;1−エトキシエチル、1−メトキシシクロヘ
キサン−1−イルのようなアルコキシ炭化水素基の場合
は触媒量の酸と接触させることにより容易に達成され
る。使用される酸としては例えばギ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸、シュウ酸、マロン酸、p−トルエンスルホ
ン酸などの有機酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸などの無機
酸が好適に使用される。反応は溶剤の存在下で好適に行
なわれる。使用される溶剤としては反応に関与しないも
のであれば特に限定はなく、例えば水;メタノール、エ
タノールのようなアルコール類;テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類またはこれらの有機溶剤
と水との混合溶剤が好適に使用される。反応は通常室温
〜溶剤の還流温度、特に室温で好適に行なわれる。反応
時間は1時間〜5時間である。反応終了後、目的化合物
は常法に従って反応混合物から採取される。例えば反応
混合物に水と混和しない有機溶剤を加え、次いで水洗
後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目
的化合物は必要ならば常法、例えば再結晶、再沈澱また
はカラムクロマトグラフィー等によって更に精製するこ
とができる。
第七工程は前記一般式(IX)を有する化合物を製造す
る工程であり、前記一般式(VIII)を有する化合物にX
−CO−基を導入する反応である。反応は第二工程で述べ
た条件と同様の条件下で行なわれる。
第八工程は前記一般式(II)を有する化合物を製造す
る工程であり、前記一般式(IX)を有する化合物におい
てR5および/またはR7がヒドロキシ基の保護基である場
合に保護基を除去することによって達成される。反応は
第六工程で述べた条件と同様の条件下で行なわれる。
第九工程は所望に応じて前記一般式(I)を有するカ
ルボン酸、そのエステルおよびその薬理上許容される塩
を製造する工程であり、前記一般式(II)を有する化合
物を常法の加水分解または加溶媒分解条件等を用いるこ
とによってそれぞれラクトン部分が開裂したカルボン酸
金属塩またはエステル誘導体等を製造する工程である。
カルボン酸金属塩を得る反応は前記一般式(II)を有
するラクトン化合物を加水分解反応における常法の処理
を行うことにより達成される。例えば適当な溶剤、例え
ば水または水性アルコール、水性アセトンまたは水性ジ
オキサン等の水性有機溶剤中で水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム等の該
金属の水酸化物、炭酸塩等と接触することによって目的
化合物を製造することができる。使用されるアルカリ金
属水酸化物等の量は通常1モル乃至1.5モルで十分であ
る。反応は室温付近で好適に行われ、反応に要する時間
は1時間乃至5時間である。
反応終了後、上記目的化合物は常法に従って反応混合
物から採取される。例えば反応混合物から溶剤を減圧下
で留去し、凍結乾燥することにより得られる。得られた
目的化合物は必要ならば常法、例えば再結晶またはカラ
ムクロマトグラフィー等によって更に精製することがで
きる。
カルボン酸エステル誘導体を得る反応は前記一般式
(II)を有するラクトン化合物を加溶媒分解反応におけ
る常法の処理を行うことによって達成される。例えば前
記一般式(II)を有する化合物を酸触媒、例えば塩酸、
硫酸のような無機酸、三フッ化ホウ素のようなルイス
酸、酸性イオン交換樹脂等の存在下で例えばメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール
等のアルコールと接触させることによって得られる。反
応は適当な不活性有機溶剤、例えばベンゼンのような芳
香族炭化水素類;ジエチルエーテルのようなエーテル
類;クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類を使用
することもできるが、アルコール自体を溶剤として使用
するのが好ましい。反応は好ましくは加熱下、例えば約
50℃〜沸点で行なわれる。反応時間は通常数時間であ
る。反応終了後、目的化合物は常法によって反応混合物
から採取される。例えば触媒としてイオン交換樹脂を使
用したときは濾別し、濾液より溶剤を留去することによ
って得られ、無機酸またはルイス酸を使用したときは、
中和等の処理後溶剤を留去し、更に適当な溶剤で抽出し
た後、溶剤を留去することによって得られる。得られた
目的化合物は必要ならば常法、例えば再結晶またはカラ
ムクロマトグラフィー等によって更に精製することがで
きる。
さらに、得られた前述した化合物は所望により、化学
的常法に従って例えば塩形成反応、エステル化反応等に
付すことによって目的化合物に変え、容易に採取するこ
とができる。
これらの方法はいずれも常法であり、例えば次のよう
な方法である。
前記一般式(I)を有するカルボン酸は、上記で得ら
れたカルボン酸金属塩をpH4以下、好ましくはpH3〜4に
調整することによって得られる。使用される酸としては
目的化合物に影響を与えるものでなければ有機酸または
鉱酸等に限定はなく、例えばトリフルオロ酢酸、塩酸、
硫酸などが好適に使用される。
このようにして得られたカルボン酸は、抽出、洗浄、
脱水等の処理をした後、以下の反応に使用することがで
きる。
前記一般式(I)を有するカルボン酸のアミン塩は、
アミンを水性溶媒中で上記カルボン酸と接触させること
によって得られる。使用される水性溶媒としては例えば
水;メタノール、エタノールなどのアルコール類、テト
ラヒドロフランなどのエーテル類、アセトニトリルなど
のニトリル類の水との混合溶媒等をあげることができる
が、好ましくは含水アセトンである。反応は通常pH7〜
8.5で室温以下、特に5〜10℃で好適に行なわれる。反
応は瞬時に完了する。あるいは例えば上記で得られたカ
ルボン酸金属塩を水性溶媒に溶解し、次いで目的のアミ
ン鉱酸塩(例えば塩酸塩など)を上記条件下で添加し、
塩交換反応により得ることもできる。
前記一般式(I)を有するカルボン酸のアミノ酸塩
反、アミノ酸を水性溶媒中で上記カルボン酸と接触させ
ることによって得られる。使用される水性溶媒としては
例えば水;メタノール、エタノールなどのアルコール
類、テトラヒドロフランなどのエーテル類と水との混合
溶媒等をあげることができる。反応は通常加熱下、好ま
しくは50〜60℃付近で行なわれる。
前記一般式(I)を有するカルボン酸とアルキルエス
テルは、あるいは、上記で得られたカルボン酸をジアゾ
アルカンと接触させることによって得られる。反応は通
常ジアゾアルカンのエーテル溶液と接触させることによ
って行なわれる。あるいは、上記で得られたカルボン酸
の金属塩にハロゲン化アルキルを接触させることによっ
て得られる。使用される溶媒としては例えばジメチルホ
ルムアミドのようなジアルキルホルムアミド類、テトラ
ヒドロフランのようなエーテル類、ジメチルスルホキシ
ドのようなジアルキルスルホキシド類、アセトンのよう
なケトン類などが好適である。
反応はいずれも室温で付近で好適に行なわれるが、反
応系の種類によっては必要に応じて加熱下で行なっても
よい。
このようにして得られた目的化合物は種々の方法を適
宜組合わせることによって採取、分離、精製することが
できる。例えば活性炭、シリカゲル等の各種担体を用い
る吸着またはイオン交換クロマト、あるいはセファデッ
クスカラムによるゲル濾過、エーテル、酢酸エチル、ク
ロロホルムなどの有機溶媒を用いての抽出などにより行
なわれる。
特に異性体の分離は、適切な時期に上記の分離精製手
段により行うことができる。
次に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明する。
なお、実施例中、「イソML−236Aカルボン酸」および
「イソML−236Aラクトン」なる表示は下記の式で示され
る化合物の略称である。
実施例1a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−ベンジルオキシイミノイソML−236Aラクトン
(例示化合物番号1) 16−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(2−メ
チルブチリル)−3,4−ジヒドロ−4,6−ジオキソイソML
−236Aラクトン(特開昭58−55443号の実施例1参照、
以下「ジオキソ体」という)15g(28mM)をエタノール1
50mlに溶解し、次いでベンジルヒドロキシルアミン塩酸
塩4.48g(28mM)を加えて氷冷下で撹拌しながら無水酢
酸ナトリウム2.76g(3.36mM)を少量づつ加えた。反応
混合物を2時間撹拌した後、反応混合物に水を加え、次
いで酢酸エチルで抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、抽出液より溶剤を留去すると残留
物18.6gが得られた。得られた残留物をシリカゲルフラ
ッシュクロマトグラフィー(エーテル:n−ヘキサン=3:
2)に付して分画精製すると16−t−ブチルジメチルシ
リルオキシ−1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒ
ドロ−6−オキソ−4−ベンジルオキシイミノイソML−
236Aラクトン11gが得られた。上記オキシム体2.74gを弗
化水素酸−アセトニトリル溶液(50%弗化水素酸水溶液
5mlをアセトニトリル95mlに溶解した溶液)28mlに溶解
し、室温で1時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を
氷冷し、次いで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し
た。反応混合物より減圧下で溶剤を留去し、得られた残
留物に酢酸エチルを加えて抽出した。抽出液を水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、抽出液より溶剤を留
去した。得られた残留物をシリカゲルフラッシュクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=4:1)に対し
て精製すると標記化合物1.46gが無色泡状物として得ら
れた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.36(5H),6.54(1H,d),5.47(1H,s),5.20(2H,q),
4.66(1H,m),4.37(1H,br.s),3.17(1H,m) 赤外吸収スペクトル,νクロロホルム maxcm-1: 3450,1725,1660 実施例1b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−ベンジルオキシイミノイソML−236Aカルボン
酸ナトリウム塩 実施例1aで得られた1−(2−メチルブチリル)−3,
4−ジヒドロ−6−オキソ−4−ベンジルオキシイミノ
インML−236Aラクトン525mgをエタノール10mlに溶解し
た後、0.1N水酸化ナトリウム水溶液10ml(1当量)を加
えて室温で2時間撹拌した。反応終了後、反応混合物よ
り減圧下でエタノールを留去し、次いで凍結乾燥に付す
と標記化合物530mgが淡褐色粉末(吸湿性)として得ら
れた。
実施例1c. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−ベンジルオキシイミノイソML−236Aカルボン
酸ベンジルエステル 実施例1bで得られた1−(2−メチルブチリル)−3,
4−ジヒドロ−6−オキソ−4−ベンジルオキシイミノ
イソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩280mgをジメチル
ホルムアミド5mlに溶解した後、臭化ベンジル120mg(1.
4当量)を加えて室温で5時間撹拌した。反応終了後、
反応混合物に水を加え、次いで酢酸エチルを加えて抽出
した。抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、抽出液より溶剤を留去した。得られた残留物をシリ
カゲルフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−
ヘキサン=15:85)に付して精製すると標記化合物340mg
が淡黄色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.35(10H),6.53(1H,d),5.50(1H,s),5.20(2H,
d),5.15(2H,s),4.26(1H,m),3.79(1H,m),3.18(1
H,m) 赤外吸収スペクトルνリキッド maxcm-1: 3450,1730,1660,1575 実施例2a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−メトキシベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aラクトン(例示化合物番号5) ジオキソ体5.3g(10mM)および0−(4−メトキシベ
ンジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩1.9g(10mM)を用い
て実施例1aと同様に実施して標記化合物1.76gが淡黄色
飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.31(2H),6.91(2H),6.55(1H,d),5.48(1H,br.
s),5.13(2H,q),4.63(1H,m),4.38(1H,m),3.81(3
H,s),316(1H,m) 赤外吸収スペクトルνクロロホルム maxcm-1: 3450,1725,1655 実施例2b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−メトキシベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例2aで得られた1−(2−メチルブチリル)−3,
4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(4−メトキシベンジ
ル)オキシイミノイソML−236Aラクトン180mgを用いて
実施例1bと同様に実施して標記化合物180mgが淡紫色粉
末として得られた。
実施例3a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−フルオロベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aラクトン(例示化合物番号60) ジオキソ体530mg(1mM)および0−(4−フルオロベ
ンジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩180mg(1mM)を用い
て実施例1aと同様に実施して標記化合物220mgが無色泡
状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.0〜7.3(4H),6.52(1H,d),5.46(1H,br.s),5.15
(2H,q),4.63(1H,m),4.38(1H,m),3.14(1H,m) 実施例3b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−フルオロベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例3aで得られた1−(2−メチルブチリル)−3,
4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(4−フルオロベンジ
ル)オキシイミノイソML−236Aラクトン60mgを用いて実
施例1bと同様に実施して標記化合物57mgが淡褐色粉末と
して得られた。
実施例4a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−ニトロベンジル)オキシイミノイソML
−236Aラクトン(例示化合物番号13) ジオキソ体530mg(1mM)および0−(4−ニトロベン
ジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩210mg(1mM)を用いて
実施例1aと同様に実施して標記化合物115mgが淡黄色泡
状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.3〜8.4(4H),6.58(1H,d),5.48(1H,br.s),5.30
(2H,s),4.64(1H,m),4.38(1H,m),3.18(1H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3400,1725,1650,1530 実施例4b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−ニトロベンジル)オキシイミノイソML
−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例4aで得られた1−(2−メチルブチリル)−3,
4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(4−ニトロベンジ
ル)オキシイミノイソML−236Aラクトン80mgを用いて実
施例1bと同様に実施して標記化合物80mgが淡赤色粉末と
して得られた。
実施例5a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(3−トリフルオロメチルベンジル)オキシ
イミノイソML−236Aラクトン(例示化合物番号50) ジオキソ体530mg(1mM)および0−(3−トリフルオ
ロベンジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩230mg(1mM)を
用いて実施例1aと同様に実施して標記化合物410mgが無
色泡状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.5〜7.7(4H),6.51(1H,d),5.48(1H,br.s),5.54
(2H,s),4.63(1H,m),4.38(1H,m),3.14(1H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3450,1725,1660 実施例5b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(3−トリフルオロメチルベンジル)オキシ
イミノイソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例5aで得られた1−(2−メチルブチリル)−3,
4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(3−トリフルオロメ
チルベンジル)オキシイミノイソML−236Aラクトン240m
gを用いて実施例1bと同様に実施して標記化合物240mgが
無色粉末として得られた。
実施例6a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−ヒドロキシメチルベンジル)オキシイ
ミノイソML−236Aラクトン(例示化合物番号9) ジオキソ体5.3g(10mM)および0−(2−ヒドロキシ
メチルベンジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩1.9g(10m
M)を用いて実施例1aと同様に実施して標記化合物3.7g
が淡黄色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.4(4H,m),6.48(1H,d),5.46(1H,br.s),5.31(2H,
s),4.76(2H,s),4.63(1H,m),4.38(1H,m),3.12(1
H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3500,1720,1665 実施例6b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−ヒドロキシメチルベンジル)オキシイ
ミノイソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例6aで得られた1−(2−メチルブチリル)−3,
4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(2−ヒドロキシメチ
ルベンジル)オキシイミノイソML−236Aラクトン1.0gを
用いて実施例1bと同様に実施して標記化合物980mgが無
色粉末として得られた。
実施例7a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(3−ヒドロキシベンジル)オキシイミノイ
ソML−236Aラクトン(例示化合物番号4) ジオキソ体1.6g(3mM)および0−(3−ヒドロキシ
ベンジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩535mg(3mM)を用
いて実施例1aと同様に実施して標記化合物430mgが淡赤
色泡状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 6.8〜7.3(4H),6.55(1H,d),5.46(1H,br.s),5.17
(2H,q),4.65(1H,m),4.38(1H,m),3.15(1H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1; 3650,3400,1720,1660,1610 実施例8a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(3−フェニルプロピル)オキシイミノイソ
ML−236Aラクトン(例示化合物番号15) ジオキソ体530mg(1mM)および0−(3−フェニルプ
ロピル)ヒドロキシルアミン塩酸塩190mg(1mM)を用い
て実施例1aと同様に実施して標記化合物480mgが淡黄色
飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.25(5H),6.53(1H,d),5.48(1H,br.s),4.64(1H,
m),4.38(1H,br.s),4.20(2H,m),3.08(1H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3450,1730,1660 実施例8b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(3−フェニルプロピル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例8aで得られた1−(2−メチルブチリル)−3,
4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(3−フェニルプロピ
ル)オキシイミノイソML−236Aラクトン160mgを用いて
実施例1bと同様に実施して標記化合物165mgが無色粉末
として得られた。
実施例9a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(3−ピリジルメチル)オキシイミノイソML
−236Aラクトン(例示化合物番号19) ジオキソ体1.1g(2mM),0−(3−ピコリル)ヒドロ
キシルアミン・二塩酸塩400mg(2mM)および無水酢酸ナ
トリウム500mg(6mM)を用いて実施例1aと同様に実施し
て標記化合物680mgが淡黄色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 8.62(2H),7.72(1H),7.31(1H),6.50(1H,d),5.48
(1H,br.s),5.21(2H,S),4.53(1H,m),4.38(1H,
m),3.15(1H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3500,1725,1660,1620 実施例9b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(3−ピリジルメチル)オキシイミノイソML
−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例9aで得られた1−(2−メチルブチリル)−3,
4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(3−ピリジルメチ
ル)オキシイミノイソML−236Aラクトン420mgを用いて
実施例1bと同様に実施して標記化合物430mgが淡赤色粉
末として得られた。
実施例10a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aラクト
ン(例示化合物番号21) ジオキソ体1.6g(3mM)および0−フルフリルヒドロ
キシルアミン塩酸塩450mg(3mM)を用いて実施例1aと同
様に実施して標記化合物1.42gが淡褐色飴状物として得
られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.43(1H),6.41(2H),6.53(1H,d),5.47(1H,br.
s),5.12(2H,q),4.64(1H,m),4.40(1H,m),3.61(1
H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3450,1725,1650 実施例10b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカルボ
ン酸ナトリウム塩 実施例10aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−フルフリルオキシイ
ミノイソML−236Aラクトン450mgを用いて実施例1bと同
様に実施して標記化合物450mgが淡褐色粉末として得ら
れた。
実施例10c. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカルボ
ン酸ベンジルエステル 実施例10bで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−フルフリルオキシイ
ミノイソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩550mgおよび
ベンジルブロミド240mgを用いて実施例1cと同様に実施
して標記化合物590mgが淡褐色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.45(1H),6.42(2H),7.35(5H),6.54(1H,d),5.48
(1H,br.s),5.20(2H,s),5.12(2H,q),4.28(1H,
m),3.75(1H,m),3.45(1H,m) 赤外吸収スペクトル νリキッド maxcm-1: 3450,1730,1660 実施例10d. 1−(2−メチルフチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカルボ
ン酸エチルエステル 実施例10bで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−フルフリルオキシイ
ミノイソM−236Aカルボン酸ナトリウム塩320mgをジメ
チルホルムアミド5mlに溶解した後、沃化エチル200mgを
加えて室温で6時間撹拌した。反応終了後、反応混合物
に水を加え、次いで酢酸エチルを加えて抽出した。抽出
液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、抽出液
より溶剤を留去した。得られた残留物をシリカゲルフラ
ッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=
1:1)に付して精製すると標記化合物310mgが無色飴状物
として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.43(1H),6.42(1H),6.38(1H),6.52(1H,d),5.50
(1H,br.s),5.12(2H,q),4.27(1H,m),4.17(2H,
q),3.83(1H,m),3.14(1H,m) 赤外吸収スペクトル νリキッド maxcm-1 3500,1720,1660 実施例10e. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカルボ
ン酸ジシクロヘキシルアミン塩 実施例10bで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−フルフリルオキシイ
ミノイソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩280mgを水5ml
に溶解し、次いで10%硫酸を加えて酸性とした後、酢酸
エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後、抽出液より溶剤を除去す
ると1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6
−オキソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカ
ルボン酸243mg(0.46mM)が飴状物として得られた。得
られたカルボン酸を直ちに酢酸エチル1mlに溶解し、次
いでジシクロヘキシルアミン83mg(0.46mM)を加えた
後、溶剤を留去した。得られた残留物にエーテルを加え
て、次いで析出した結晶を濾取したエーテルで洗浄し
た。得られた結晶をn−ヘキサン−エタノールで再結晶
する分解点145〜146℃を有する標記化合物230mgが淡黄
色プリズム晶として得られた。
元素分析値(%) C40H62H2O9として 計算値 C,67.20 H,8.24 N,3.92 実測値 C,66.89 H,8.71 N,3.92 実施例11a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−テトラヒドロフリルメチル)オキシイ
ミノイソML−236Aラクトン(例示化合物番号22) ジオキソ体530mg(1mM)および0−(2−テトラヒド
ロフリルメチル)ヒドロキシルアミン塩酸塩155mg(1m
M)を用いて実施例1aと同様に実施して標記化合物410mg
が無色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 6.52(1H,br.s),5.48(1H,br.s),4.66(1H,m),4.38
(1H,m),4.20(2H,m),3.8(2H,m),3.18(1H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3450,1730,1660 実施例11b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−テトラヒドロフリルメチル)オキシイ
ミノイソML−230Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例11aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(2−テトラヒドロ
フリルメチル)オキシイミノイソML−236Aラクトン210m
gを用いて実施例1bと同様に実施して標記化合物215mgが
無色粉末として得られた。
実施例12a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−テトラヒドロピラニルメチル)オキシ
イミノイソML−236Aラクトン(例示化合物番号23) ジオキソ体530mg(1mM)および0−(2−テトラヒド
ロピラニルメチル)ヒドロキシルアミン塩酸塩170mg(1
mM)を用いて実施例1aと同様に実施して標記化合物380m
gが無色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 6.52(1H,d),5.48(1H,br.s),4.64(2H,m),4.38(1
H,m),4.0〜4.2(3H,m),6.65(1H,m),3.40(1H,m),
3.20(1H,m) 赤外吸収スペクトル νリキッド maxcm-1: 3450,1730,1660 実施例12b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−テトラヒドロピラニルメチル)オキシ
イミノイソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例12aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(2−テトラヒドロ
ピラニルメチル)オキシイミノイソML−236Aラクトン20
0mgを用いて実施例1bと同様に実施して標記化合物200mg
が無色粉末として得られた。
実施例13a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−シクロヘキシルメチルオキシイミノイソML−
236Aラクトン(例示化合物番号26) ジオキソ体3.2g(6mM)および0−(シクロヘキシル
メチル)ヒドロキシルアミン塩酸塩1.0g(6mM)を用い
て実施例1aと同様に実施して標記化合物2.8gが無色飴状
物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 6.54(1H,d),5.46(1H,br.4),4.60(1H,m),4.29(1
H,m),4.00(2H,m),3.14(1H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3450,1725,1660 実施例13b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−シクロヘキシルメチルオキシイミノイソML−
236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例13aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−シクロヘキシルメチ
ルオキシイミノイソML−236Aラクトン1.4gを用いて実施
例1bと同様に実施して標記化合物1.45gが無色粉末とし
て得られた。
実施例14a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシルメチ
ル)オキシイミノイソML−236Aラクトン(例示化合物番
号27) ジオキソ体1.6g(3mM)および0−(シス−4−ヒド
ロキシシクロヘキシルメチル)ヒドロキシルアミン塩酸
塩550mg(3mM)を用いて実施例1aと同様に実施して標記
化合物1.32gが無色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 6.53(1H,d),5.48(1H,br.s),4.64(1H,m),4.39(1
H,m),4.07(2H,d),4.03(1H,m),3.16(1H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3450,1725,1665 実施例14b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシルメチ
ル)オキシイミノイソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例14aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(シス−4−ヒドロ
キシシクロヘキシルメチル)オキシイミノイソML−236A
ラクトン320mgを用いて実施例1bと同様に実施して標記
化合物330mgが無色粉末として得られた。
実施例14c. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシルメチ
ル)オキシイミノイソML−236Aカルボン酸ベンジルエス
テル 実施例14bで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(シス−4−ヒドロ
キシシクロヘキシルメチル)オキシイミノイソML−236A
カルボン酸ナトリウム塩200mgおよびベンジルブロミド8
2mgを用いて実施例1cと同様に実施して標記化合物210mg
が淡黄色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270(MHz) 7.35(5H),6.52(1H,d),5.51(1H,br.s),5.15(2H,
s),4.28(1H,m),4.03(3H,m),3.80(1H,m),3.13(1
H,m) 赤外吸収スペクトル νリキッド maxcm-1: 3500,1730,1660 実施例15a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(1,3−ジオキサン−5−イルメチル)オキ
シイミノイソML−236Aラクトン(例示化合物番号24) ジオキソ体530mg(1mM)および0−(1,3−ジオキサ
ン−5−イルメチル)ヒドロキシルアミン塩酸塩170mg
(1mM)を用いて実施例1aと同様に実施して標記化合物3
80mgが無色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 6.50(1H,d),5.48(1H,br.s),4.85(2H,q),4.66(1
H,M),4.38(1H,m),4.25(2H,d),4.02(2H,m),3.75
(2H,m),3.14(1H,m) 赤外吸収スペクトル νリキッド maxcm-1: 3450,1725,1660 実施例15b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(1,3−ジオキサン−5−イルメチル)オキ
シイミノイソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例15aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(1,3−ジオキサン−
5−イルメチル)オキシイミノイソML−236Aラクトン22
0mgを用いて実施例1bと同様に実施して標記化合物220mg
が無色粉末として得られた。
実施例16a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(3−メチル−2−ブテニル)オキシイミノ
イソML−236Aラクトン(例示化合物番号29) ジオキソ体1.1g(2mM)および0−(3−メチル−2
−ブテニル)ヒドロキシルアミン塩酸塩280mg(2mM)を
用いて実施例1aと同様に実施して標記化合物780mgが無
色飴状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 6.54(1H,d),5.47(1H,br.s),5.43(1H,t),4.68(2
H,d),4.64(1H,m),4.38(1H,m),3.15(1H,m) 赤外吸収スペクトル νリキッド maxcm-1: 3450,1725,1660 実施例16b 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(3−メチル−2−ブテニル)オキシイミノ
イソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例16aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(3−メチル−2−
ブテニル)オキシイミノイソML−236Aラクトン280mgを
用いて実施例1bと同様に実施して標記化合物290mgが無
色粉末として得られた。
実施例17a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(1−ナフチルメチル)オキシイミノイソML
−236Aラクトン(例示化合物番号18) ジオキソ体530mg(1mM)および0−(1−ナフチルメ
チル)ヒドロキシルアミン塩酸塩210mg(1mM)を用いて
実施例1aと同様に実施して標記化合物430mgが淡褐色泡
状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.4〜8.1(7H),6.58(1H,d),5.66(2H,q),5.45(1H,
s),4.62(1H,m),4.37(1H,m),3.12(1H,m) 赤外吸収スペクトル νクロロホルム maxcm-1: 3450,1720,1660,1590 実施例18a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−メチルベンジル)オキシイミノイソML
−236Aラクトン(例示化合物番号54) ジオキソ体3.30g(6.2mM)および0−(4−メチルベ
ンジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩1.18g(6.8mM)を用
いて実施例1aと同様に実施して標記化合物1.0gが無色泡
状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.28(2H,d),7.17(2H,d),6.54(1H,d),5.47(1H,b
r.s),5.16(2H,q),4.65(1H,m),4.39(1H,m),3.16
(1H,m),2.35(3H,s) 元素分析値(%) C31H41O7Nとして 計算値 C,68.99 H,7.66 N,2.60 実測値 C,68.67 H,7.59 N,2.56 実施例18b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−メチルベンジル)オキシイミノイソML
−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例18aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(4−メチルベンジ
ル)オキシイミノイソML−236Aラクトン180mgを用いて
実施例1bと同様に実施して標記化合物170mgが無色粉末
として得られた。
実施例19a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2,5−ジメチルベンジル)オキシイミノイ
ソML−236Aラクトン(例示化合物番号55) 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−4,6−
ジオキソイソML−236Aラクトン(特開昭56−150037号の
実施例6参照、以下「脱シリルジオキソ体」という)1.
1g(2.6mM)をエタノール10mlに溶解し、次いで0−
(2,5−ジメチルベンジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩5
16mg(2.7mM)を加えて溶解した。反応混合物を−20℃
に冷却下、無水酢酸ナトリウム320mg(3.9mM)を加えて
2時間撹拌した後、反応混合物に水を加え、次いで酢酸
エチルで抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、抽出液より溶剤を留去すると残留物1.46g
が得られた。得られた残留物をシリカゲルフラッシュク
ロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1)に
付して分画精製すると標記化合物450mgが無色泡状物と
して得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.0〜7.2(3H),6.55(1H,d),5.48(1H,br.s),5.20
(2H,q),4.64(1H,m),4.40(1H,m),3.15(1H,m),2.
33(6H,s) 元素分析値(%) C32H43O7Nとして 計算値 C,69.42 H,7.83 N,2.53 実測値 C,69,21 H,7.79 N,2.37 実施例19b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2,5−ジメチルベンジル)オキシイミノイ
ソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例19aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(2,5−ジメチルベン
ジル)オキシイミノイソML−236Aラクトン100mgを用い
て実施例1bと同様に実施して標記化合物100mgが無色粉
末として得られた。
実施例20a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−〔2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチ
ル)ベンジル〕オキシイミノイソML−236Aラクトン(例
示化合物番号56) 脱シリルジオキソ体1.0g(2.4mM)および0−〔2−
(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ベンジル〕ヒド
ロキシルアミン塩酸塩517mg(2.4mM)を用いて実施例19
aと同様に実施して標記化合物640mgが無色泡状物として
得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.25〜7.45(4H),6.50(1H,d),5.63(1H,m),5.48(2
H,q),4.63(1H,m),4.37(1H,m),3.15(1H,m),1.67
(3H,s),1.65(3H,s) 元素分析値(%) C33H45O8Nとして 計算値 C,67.90 H,7.77 N,2.40 実測値 C,67.59 H,7.52 N,2.16 実施例20b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−〔2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチ
ル)ベンジル〕オキシイミノイソML−236Aカルボン酸ナ
トリウム塩 実施例20aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−〔2−(1−ヒドロ
キシ−1−メチルエチル)ベンジル〕オキシイミノイソ
ML−236Aラクトン110mgを用いて実施例1bと同様に実施
して標記化合物10mgが淡紫色粉末として得られた。
実施例21a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−エトキシベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aラクトン(例示化合物番号57) 脱シリルジオキソ体1.0g(2.4mM)および0−(2−
エトキシベンジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩490mg
(2.4mM)を用いて実施例22aと同様に実施して標記化合
物560mgが淡黄色泡状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 6.8〜7.4(4H),6.56(1H,d),5.48(1H,br.s),5.30
(2H,s),4.64(1H,m),4.38(1H,m),4.07(2H,q),3.
20(1H,m) 元素分析値(%) C32H43O8Nとして 元素値 C,67.47 H,7.61 N,2.46 実測値 C,67.21 H,7.50 N,2.27 実施例21b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−エトキシベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例21aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(2−エトキシベン
ジル)オキシイミノイソML−236Aラクトン120mgを用い
て実施例1bと同様に実施して標記化合物125mgが淡紫色
粉末として得られた。
実施例22a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−ブトキシベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aラクトン(例示化合物番号58) ジオキソ体4.0g(7.5mM)および0−(4−ブトキシ
ベンジル)ヒドロキシルアミン塩酸塩1.74g(7.5mM)を
用いて実施例1aと同様に実施して標記化合物2.4gが無色
泡状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 7.31(2H,d),6.90(2H,d),6.55(1H,d),5.47(1H,b
r.s),5.12(2H,q),4.66(1H,m),4.38(1H,m),3.96
(2H,t),3.14(1H,m) 元素分析値(%) C34H47O8Nとして 計算値 C,68.32 H,7.93 N,2.34 実測値 C,68.10 H,7.91 N,2.36 実施例22b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(4−ブトキシベンジル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例22aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(4−ブトキシベン
ジル)オキシイミノイソML−236Aラクトン160mgを用い
て実施例1bと同様に実施して標記化合物160mgが淡紫色
粉末として得られた。
実施例23a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(5−イソオキサゾリルメチル)オキシイミ
ノイソML−236Aラクトン(例示化合物番号59) 脱シリルジオキソ体1.0g(2.4mM)および0−(5−
イソオキサゾリルメチル)ヒドロキシルアミン塩酸塩36
0mg(2.4mM)を用いて実施例19aと同様に反応した後、
分画精製にローバーカラム(リクロプレップRP−18,サ
イズB,アセトニトリル:水=6:4)を用いると標記化合
物640mgが淡黄色泡状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 8.24(1H,d),6.48(1H,d),6.32(1H,d),5.48(1H,b
r.s),5.28(2H,s),4.65(1H,m),4.38(1H,m),3.15
(1H,m) 元素分析値(%) C27H36N2O8として 計算値 C,62.78 H,7.02 N,5.42 実測値 C,62.50 H,7.06 N,5.11 実施例23b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(5−イソオキサゾリルメチル)オキシイミ
ノイソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例23aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(5−イソオキサゾ
リルメチル)オキシイミノイソML−236Aラクトン110mg
を用いて実施例1bと同様に実施して標記化合物110mgが
無色粉末として得られた。
実施例24a. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−モルホリノエチル)オキシイミノイソ
ML−236Aラクトン(例示化合物番号53) ジオキソ体2.65g(4.96mM)および0−(2−モルホ
リノエチル)ヒドロキシルアミン・二塩酸塩1.3g(5.9m
M)を用いて実施例1aと同様に反応した後、分画精製に
シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル:エタノール=3:1)を用いると標記化合物1.06gが無
色泡状物として得られた。
核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,δ:ppm,270MHz) 6.53(1H,d),5.48(1H,br.s),4.65(1H,m),4.3〜4.5
(3H,m),3.74(4H,m),3.13(1H,m) 元素分析値(%) C29H44O8N2として 計算値 C,63,48 H,8.08 N,5.11 実測値 C,63.22 H,7.97 N,5.05 実施例24b. 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
キソ−4−(2−モルホリノエチル)オキシイミノイソ
ML−236Aカルボン酸ナトリウム塩 実施例24aで得られた1−(2−メチルブチリル)−
3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−(2−モルホリノエ
チル)オキシイミノイソML−236Aラクトン550mgを用い
て実施例1bと同様に実施して標記化合物565mgが無色粉
末として得られた。
次に参考例をあげる。
なお、参考例中、「3−ヒドロキシ−ML−236Aカルボ
ン酸」および「3−ヒドロキシ−ML−236Aラクトン」な
る表示は下記の式で示される化合物の略称である。
参考例 3−ヒドロキシ−ML−236Bカルボン酸ナトリウム塩
(前記一般式(III)において、Rがヒドロキシである
化合物のカルボン酸ナトリウム塩;特公昭61−13699号
においてM−4Na塩と記載されている化合物と同一)44.
6gを2リットルのフラスコに入れ1/3N水酸化ナトリウム
水溶液600mlを加えて3時間還流した後、室温まで冷却
すると3−ヒドロキシ−ML−236Aカルボン酸ナトリウム
塩を含む溶液が得られた。
3−ヒドロキシ−ML−236Aカルボン酸ナトリウム塩の
物性値は次の通りである。
1)NMRスペクトル(D2O,δ:ppm,270MHz) 0.69(3H,d),3.65(1H,m),3.93(1H,m),4.22(1H,
m),4.34(1H,m),5.33(1H,br.s),5.85(2H,m)2)
元素分析値(%) C18H27O6Na・H2Oとして 計算値 C,56.83 H,7.68 実測値 C,57.02 H,7.64 上記で得られた3−ヒドロキシ−ML−236Aカルボン感
ナトリウム塩を含む溶液を6N塩酸でpH3.0に調整後、食
塩を飽和させ、次いで酢酸エチルで3回抽出した(1.5
リットル×2回,1.0リットル×1回)。抽出液を合わせ
飽和食塩水300mlで洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥する
と3−ヒドロキシ−ML−236Aカルボン酸を含む溶液が得
られた。
3−ヒドロキシ−ML−236Aカルボン酸の物性値は次の
通りである。
1)高速液体クロマトグラフィー 以下の条件で5.81分の保持時間を有する。
カラム;内径8mm,長さ10cmのノバパック(Novapak)C18
(ウオーターズ社製) 移動相;18%アセトニトリル/0.2%トリエチルアミン−
リン酸緩衝液(pH3.3) 流 量;2ml/分 検出器;UV238nm 上記で得られた3−ヒドロキシ−ML−236Aカルボン酸
を含む溶液を50℃で約2リットルに減圧濃縮し、次いで
トリフルオロ酢酸2.0mlを加え50〜60℃で約2時間加温
した。反応終了後、反応混合物に酢酸エチル1リットル
を加え、次いで順次10%炭酸水素ナトリウム水溶液(40
0ml×1回および200ml×1回)、飽和食塩水(200ml×
2回)で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。反応混合
物より溶剤を留去すると粗結晶18gが得られた。得られ
た粗結晶を少量のアセトンを用いて再結晶に付すと融点
158〜161℃を有する無色定晶として3−ヒドロキシ−ML
−236Aラクトン11.7gが得られた。
3−ヒドロキシ−ML−236Aラクトンの物性値は次の通
りである。
1)質量分析 m/e=286(M−H2O),268(M−2H2O) 2)元素分析値(%) C18H26O5として 計算値 C,67.06 H,8.13 実測値 C,66.89 H,7.95 3)赤外吸収スペクトル νNujol maxcm-1: 3430,3330,3220,1730 4)1H−NMRスペクトル((CD32CO−CD3OD,δ:ppm,90
MHz) 0.9(3H,d),2.65(2H,d),4.2〜4.9(4H,m),5.55(1
H,m),5.9(2H,m) 5)13C−NMRスペクトル(CD3OD,δ:ppm,22.5MHz) 14.0,63.15,65.44,66.89,78.10,127.35,128.94,135.89,
136.03 173.44 6)薄層クロマトグラフィー Rf値;0.27 吸着剤;シリカゲルプレート No.5719(メルク社製) 展開溶媒;ベンゼン:アセトン:酢酸=50:50:3 〔発明の効果〕 前述したように本発明のオクタヒドロナフタリン置換
オキシム誘導体は血清コレステロールの低下作用を示
す。即ち、実験動物から分離した酵素系や培養細胞系に
おいてコレステロールの生合成をその律速酵素の3−ヒ
ドロキシ−3−メチルグルタリル・コエンザイムAリダ
クターゼと競合することにより阻害し、動物の個体レベ
ルにおいても強力な血清コレステロールの低下作用を示
す。ここに、阻害活性の測定はシャピロ(D.J.Shapir
o)らの公知の方法〔アナリテイカル バイオケミスト
リー(Analytical Biochemistry)31巻,383〜390頁(19
69)年)〕に若干の改良を加えた黒田らの方法〔バイオ
シミカ ± バイオフイジカ アクタ(Biochimica et
Biophysica Acta)486巻,70〜81頁(1977年)〕によっ
て測定した。
結果を表2に示す。
表より、「3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリル・
コエンザタイムAリダクターゼを50%阻害する濃度」に
おいて、本発明の化合物は公知の1−(2−メチルブチ
リル)−3,4−ジヒドロ−6−オキソ−4−ヒドロキシ
イミノイソML−236Aカルボン酸ナトリウム塩および1−
(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オキソ
−4−メトキシイミノイソML−236Aカルボン酸ナトリウ
ム塩よりも優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 407/12 C07D 407/12 // A61K 31/34 ABX A61K 31/34 ABX 31/35 ADN 31/35 ADN 31/365 31/365 31/38 31/38 31/44 31/44 31/47 31/47 31/535 31/535 (C07D 405/12 213:30 309:30) (C07D 407/12 319:06 309:30) (C07D 407/12 261:08 309:30) (C07D 407/12 307:68 309:30) (C07D 407/12 307:12 309:30) (72)発明者 栗原 英志 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 長谷川 和雄 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 黒田 正夫 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−55443(JP,A)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 (式中、 Rは水素原子、メチル基またはヒドロキシ基を示す。 Xは炭素数1乃至10個を有するアルキル基を示す。 Aは炭素数1乃至10個を有するアルキレン基を示す。 Yは置換分として同一もしくは異なって1乃至4個のハ
    ロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル置換ヒドロキ
    シ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロゲノC1-5アルキ
    ル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を有していてもよ
    い炭素数6乃至14個を有するアリール基、炭素数3乃至
    10個を有するシクロアルキル基、1乃至3個の酸素、硫
    黄または/および窒素原子を含有する5乃至6員環不飽
    和複素環基、1乃至3個の酸素、硫黄または/および窒
    素原子を含有する5乃至6員環飽和複素環基または1乃
    至3個の酸素、硫黄または/および窒素原子を含有する
    縮合複素環基を示す。 あるいは基−A−Yは炭素数3乃至10個を有するアルケ
    ニル基を示す。)を有するカルボン酸、そのエステルま
    たはその薬理上許容される塩あるいは式 (式中、R,X,A,Yおよび基−A−Yは前述したものと同
    意義を有する。)を有するラクトン体からなるオクタヒ
    ドロナフタリン置換オキシム誘導体(但し、上記「その
    エステル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエス
    テルである。)。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、 Rが水素原子、メチル基またはヒドロキシ基を示し、 Xが炭素数1乃至10個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至10個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロゲ
    ノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を有
    する炭素数6乃至10個を有するアリール基または炭素数
    3乃至8個を有するシクロアルキル基; Aが炭素数1乃至10個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロゲ
    ノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を有
    する1乃至3個の酸素、硫黄または/および窒素原子を
    含有する5乃至6員環の不飽和、飽和または縮合複素環
    基; 基−A−Yが炭素数3乃至10個を有するアルケニル
    基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
    される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
    タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
    ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
    ある。)。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、 Rが水素原子、メチル基またはヒドロキシ基を示し、 Xが炭素数1乃至10個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロゲ
    ノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を有
    する炭素数6乃至10個を有するアリール基または炭素数
    5乃至7個を有するシクロアルキル基; Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロゲ
    ノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を有
    する1乃至2個の酸素または/および窒素原子を含有す
    る5乃至6員環の不飽和、飽和または縮合複素環基; 基−A−Yが炭素数3乃至10個を有するアルケニル
    基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
    される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
    タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
    ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
    ある。)。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項において、 Rが水素原子を示し、 Xが炭素数1乃至7個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロゲ
    ノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を有
    する炭素数6乃至10個を有するアリール基または炭素数
    5乃至7個を有するシクロアルキル基; Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基、ハロゲ
    ノC1-5アルキル基またはヒドロキシC1-5アルキル基を有
    する1乃至2個の酸素または/および窒素原子を有する
    5乃至6員環の不飽和または飽和複素環基; 基−A−Yが炭素数3乃至7個を有するアルケニル
    基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
    される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
    タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
    ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
    ある。)。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項において、 Rが水素原子を示し、 Xが炭素数1乃至7個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基またはヒ
    ドロキシC1-5アルキル基を有する炭素数6乃至10個を有
    するアリール基または炭素数5乃至7個を有するシクロ
    アルキル基; Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基またはヒ
    ドロキシC1-5アルキル基を有する1乃至2個の酸素また
    は/および窒素原子を有する5乃至6員環の不飽和また
    は飽和複素環基; 基−A−Yが炭素数3乃至7個を有するアルケニル
    基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
    される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
    タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
    ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
    ある。)。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項において、 Rが水素原子を示し、 Xが炭素数1乃至7個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基またはヒ
    ドロキシC1-5アルキル基を有するフェニル基、シクロヘ
    キシル基; Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
    し、 Yが無置換または置換分として同一もしくは異なって1
    乃至2個のハロゲン原子、ヒドロキシ基、C1-4アルキル
    置換ヒドロキシ基、ニトロ基、C1-5アルキル基またはヒ
    ドロキシC1-5アルキル基を有するピリジル基、ピロリル
    基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキ
    サゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、テトラ
    ヒドロフリル基、テトラヒドロピラニル基、1,3−ジオ
    キサニル基またはモルホリノ基; 基−A−Yが炭素数3乃至7個を有するアルケニル
    基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
    される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
    タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
    ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
    ある。)。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項において、 Rが水素原子を示し、 Xが炭素数1乃至7個を有するアルキル基を示し、 Aが炭素数1乃至5個を有するアルキレン基を示
    し、 Yがフェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニ
    ル基、ブトキシフェニル基、フロロフェニル基、メチル
    フェニル基、ジメチルフェニル基、(1−ヒドロキシ−
    1−メチルエチル)フェニル基、ニトロフェニル基、ト
    リフロロメチルフェニル基、ヒドロキシメチルフェニル
    基、ヒドロキシフェニル基、ナフチル基、シクロヘキシ
    ル基、ヒドロキシシクロヘキシル基、メトキシシクロヘ
    キシル基、ピリジル基、フリル基、チエニル基、オキサ
    ゾリル基、イソキサゾリル基、チアゾリル基、イソチア
    ゾリル基、メチルピロリル基、メチルオキサゾリル基、
    メチルイソオキサゾリル基、メトキシイソキサゾリル
    基、ジメチルイソキサゾリル基、テトラヒドロフリル
    基、テトラヒドロピラニル基または1,3−ジオキサニル
    基; 基−A−Yが炭素数3乃至7個を有するアルケニル
    基; を示すカルボン酸、そのエステルまたはその薬理上許容
    される塩あるいはラクトン体からなるオクタヒドロナフ
    タリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステ
    ル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステルで
    ある。)。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−ベンジルオキシイミノイソML−236Aカルボン
    酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩また
    はラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(4−メトキシベンジル)オキシイミノイソ
    ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
    許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(4−フロロベンジル)オキシイミノイソML
    −236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許
    容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(4−ニトロベンジル)オキシイミノイソML
    −236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許
    容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−トリフロロメチルベンジル)オキシイ
    ミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはそ
    の薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(2−ヒドロキシメチルベンジル)オキシイ
    ミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはそ
    の薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−ヒドロキシベンジル)オキシイミノイ
    ソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理
    上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−フェニルプロピル)オキシイミノイソ
    ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
    許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−ピリジルメチル)オキシイミノイソML
    −236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許
    容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカルボ
    ン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩ま
    たはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(2−テトラヒドロフリルメチル)オキシイ
    ミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはそ
    の薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(2−テトラヒドロピラニルメチル)オキシ
    イミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくは
    その薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−シクロヘキシルオキシイミノイソML−236Aカ
    ルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される
    塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシルメチ
    ル)オキシイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステ
    ルもしくはその薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(1,3−ジオキサン−5−イルメチル)オキ
    シイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしく
    はその薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−メチル−2−ブテニル)ベンジルオキ
    シイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしく
    はその薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(1−ナフチルメチル)オキシイミノイソML
    −236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許
    容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(4−メチルベンジル)オキシイミノイソML
    −236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許
    容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(2,5−ジメチルベンジル)オキシイミノイ
    ソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理
    上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−[2−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチ
    ル)ベンジル]オキシイミノイソML−236Aカルボン酸、
    そのエステルもしくはその薬理上許容される塩またはラ
    クトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(2−エトキシベンジル)オキシイミノイソ
    ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
    許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(4−ブトキシベンジル)オキシイミノイソ
    ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
    許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(5−イソオキサゾリルメチル)オキシイミ
    ノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその
    薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(2−モルホリノエチル)オキシイミノイソ
    ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
    許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−チエニルエチル)オキシイミノイソML
    −236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許
    容される塩またはラクトン体; から選ばれるオクタヒドロナフタリン置換オキシム誘導
    体(但し、上記「そのエステル」とはアルキルエステル
    またはアラルキルエステルである。)。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−ベンジルオキシイミノイソML−236Aカルボン
    酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩また
    はラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−フェニルプロピル)オキシイミノイソ
    ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
    許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカルボ
    ン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩ま
    たはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(1,3−ジオキサン−5−イルメチル)オキ
    シイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしく
    はその薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−シクロヘキシルメチルオキシイミノイソML−
    236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容
    される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシルメチ
    ル)オキシイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステ
    ルもしくはその薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−メチル−2−ブテニル)オキシイミノ
    イソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬
    理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(2−ヒドロキシメチルベンジル)オキシイ
    ミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはそ
    の薬理上許容される塩またはラクトン体; 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−チエニルメチル)オキシイミノイソML
    −236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許
    容される塩またはラクトン体; から選ばれるオクタヒドロナフタリン置換オキシム誘導
    体(但し、上記「そのエステル」とはアルキルエステル
    またはアラルキルエステルである。)。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−ベンジルオキシイミノイソML−236Aカルボン
    酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩また
    はラクトン体からなるからなるオクタヒドロナフタリン
    置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステル」とは
    アルキルエステルまたはアラルキルエステルであ
    る。)。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−フェニルプロピル)オキシイミノイソ
    ML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上
    許容される塩またはラクトン体からなるからなるオクタ
    ヒドロナフタリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そ
    のエステル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエ
    ステルである。)。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−フルフリルオキシイミノイソML−236Aカルボ
    ン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容される塩ま
    たはラクトン体からなるからなるオクタヒドロナフタリ
    ン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエステル」と
    はアルキルエステルまたはアラルキルエステルであ
    る。)。
  13. 【請求項13】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(1,3−ジオキサン−5−イルメチル)オキ
    シイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしく
    はその薬理上許容される塩またはラクトン体からなるか
    らなるオクタヒドロナフタリン置換オキシム誘導体(但
    し、上記「そのエステル」とはアルキルエステルまたは
    アラルキルエステルである。)。
  14. 【請求項14】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−シクロヘキシルメチルオキシイミノイソML−
    236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許容
    される塩またはラクトン体からなるからなるオクタヒド
    ロナフタリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そのエ
    ステル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエステ
    ルである。)。
  15. 【請求項15】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(シス−4−ヒドロキシシクロヘキシルメチ
    ル)オキシイミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステ
    ルもしくはその薬理上許容される塩またはラクトン体か
    らなるからなるオクタヒドロナフタリン置換オキシム誘
    導体(但し、上記「そのエステル」とはアルキルエステ
    ルまたはアラルキルエステルである。)。
  16. 【請求項16】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−メチル−2−ブテニル)オキシイミノ
    イソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬
    理上許容される塩またはラクトン体からなるからなるオ
    クタヒドロナフタリン置換オキシム誘導体(但し、上記
    「そのエステル」とはアルキルエステルまたはアラルキ
    ルエステルである。)。
  17. 【請求項17】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(2−ヒドロキシメチルベンジル)オキシイ
    ミノイソML−236Aカルボン酸、そのエステルもしくはそ
    の薬理上許容される塩またはラクトン体からなるオクタ
    ヒドロナフタリン置換オキシム誘導体(但し、上記「そ
    のエステル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエ
    ステルである。)。
  18. 【請求項18】特許請求の範囲第1項において、 1−(2−メチルブチリル)−3,4−ジヒドロ−6−オ
    キソ−4−(3−チエニルメチル)オキシイミノイソML
    −236Aカルボン酸、そのエステルもしくはその薬理上許
    容される塩またはラクトン体からなるからなるオクタヒ
    ドロナフタリン置換オキシム誘導体(但し、上記「その
    エステル」とはアルキルエステルまたはアラルキルエス
    テルである。)。
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