JP2542022Y2 - 筆軸用キャップ - Google Patents

筆軸用キャップ

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JP2542022Y2
JP2542022Y2 JP2378091U JP2378091U JP2542022Y2 JP 2542022 Y2 JP2542022 Y2 JP 2542022Y2 JP 2378091 U JP2378091 U JP 2378091U JP 2378091 U JP2378091 U JP 2378091U JP 2542022 Y2 JP2542022 Y2 JP 2542022Y2
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JP
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inner cylinder
brush shaft
cap
cylinder
shaft cap
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和則 形見
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Tombow Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、誤って嚥下すること
による窒息を防ぐための、特に二重構造とした安全キャ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筆記具先端の乾燥を防止するキャ
ップにおいては、その本来の目的である密嵌性の向上に
意が用いられ、子供等が誤ってキャップを嚥下した場合
の安全対策は等閑視されていた。そのため、プラスチッ
ク等の非伸縮性素材を略円錐形あるいは略円筒形に形成
し、キャップの外周上に空気孔を設けてなるものや、キ
ャップを外筒と内筒の二重構造として、その外筒と内筒
との間に空気流通路を形成したもの等が考えられてきた
に過ぎない。確かに、キャップが嚥下され、気道内にお
いて気道方向とキャップの軸線方向とが一致した状態で
キャップが気道を閉塞した場合、これらの空気孔や空気
流通路が、呼吸の確保に幾許かの効果を発揮するもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、単にキャップ外周上に空気孔を設ける
のみでは、キャップ本来の効用である筆記具先端の密嵌
性を損なう危険性があり、密嵌性の維持と、キャップの
上下間における空気流通の確保という、安全キャップと
しての二つの効用を充足させることは設計、製造上困難
さがあるものである。又、キャップ自体を二重構造にす
る場合は、内筒も外筒同様プラスチック等の非伸縮性素
材により形成されるため、十分な空気流通路の確保と内
筒の安固な固定のために構造が複雑となって、製造工程
やコストの増加を招くこととなる。
【0004】そこで、この考案は、上記従来のものの欠
点を改善するものであって、外筒と内筒の二重構造にお
いて内筒を筆軸嵌入時と非嵌入時とで形状を変化させ、
簡易な構造で密嵌性の確保と十分な空気流通路の確保
と、更には筆軸嵌入時における筆軸の確実な保持の三通
りの効用を同時に充足するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、上端部に貫
通孔を設けるとともに、下端部を開放した筒体内部に、
伸縮性を有する材料よりなる蛇腹状の内筒を係止してな
るものである。
【0006】
【作用】上記構成を持つので、内筒自体の伸縮性によ
り、筆軸が内筒に嵌入されると、内筒が収縮して筆軸と
係合し、且つ、外筒内壁と密着して、筆記具先端部の密
嵌性が維持され、逆に筆軸を内筒から離脱すると、内筒
がその伸縮性により伸長して外筒との間に空気流通路と
しての空間が維持されることとなり、密間性の確保と十
分な空気流通路の確保並びに筆軸の確実な保持の三通り
の効用を簡易かつ安価に図ることができる。
【0007】
【実施例】この考案を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)はこの考案にかかるキャップであり、(2)
は外筒であって、その頂部(3)には4ヵ所の貫通孔
(4)を有し、その頂部(3)中心部に懸吊して連接さ
れる内筒支持部(5)が設けられる。(6)は内筒支持
溝であって内筒支持部(5)下端部に設けられる。
(7)は内筒であって、伸縮性を有する例えばラバ−製
であって、筆軸(8)の直径と略同径長の蛇腹状であ
り、その上端部は、内筒支持溝(6)に嵌入係止されて
いる。(8)は筆軸であって、内筒(7)への嵌入時に
は、外筒(2)内壁に内筒(7)の係止屈曲部(9)が
密着し、(10)は外側屈曲部であり、図2に示す(1
1)は空気流通路である。
【0008】上記の通り構成されるので、内筒支持部
(5)を介して外筒(2)の頂部(3)から懸下された
形状で外筒(2)に係止される内筒(7)は、筆軸部
(8)が嵌入されていない状態では上下に伸長した状態
であり、内筒(7)を形成する蛇腹の外側屈曲部(1
0)は外筒(2)の内壁に接触せず、外筒(2)との間
に空気流通路(11)を形成する。一方、内筒(7)に
筆軸(8)が嵌入されると、筆軸(8)と係止屈曲部
(9)の接触により内筒(7)長さが縮小し、係止屈曲
部(9)が強力に筆軸(8)と係合し、筆軸(8)を保
持する。そして、筆軸(8)の内筒(7)よりの離脱に
際しては、その離脱に伴い漸次内筒(7)が伸長させら
れ、外筒(2)と内筒(7)との間に空気流通路(1
1)を形成する状態となる。
【0009】
【考案の効果】以上の通り、この考案は構造が単純であ
り、量産が容易且つ、製品の損傷が生じにくく、又、筆
軸嵌入の有無によって、内筒構成材料の有する伸縮性に
よって内筒の形状を変化させることにより、筆記具先端
部の密嵌性の確保とキャップ上下間の空気流通の確保
と、更には筆軸の強固な保持の効用を同時に充足させる
ことができるという優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の斜視図である。
【図2】この考案の実施例の筆軸部非嵌入状態における
縦断面図である。
【図3】同じく筆軸嵌入状態における縦断面図である。
【符号の説明】
1 キャップ 2 外筒 3 頂部 4 貫通孔 5 内筒支持部 6 内筒支持溝 7 内筒 8 筆軸 9 係止屈曲部 10 外側屈曲部 11 空気流通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部に貫通孔を設けると共に、下端部
    を開放した筒体内部に、伸縮性を有する材料よりなる蛇
    腹状の内筒を係止してなる筆軸用キャップ。
JP2378091U 1991-03-19 1991-03-19 筆軸用キャップ Expired - Lifetime JP2542022Y2 (ja)

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JP2378091U JP2542022Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 筆軸用キャップ

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JPH04111484U JPH04111484U (ja) 1992-09-28
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DE102009021501B4 (de) * 2009-05-15 2011-09-01 F. Holzer Gmbh Vorratsbehälter sowie Verwendung des Vorratsbehälters

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JPH04111484U (ja) 1992-09-28

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