JP2541996Y2 - 電解質自動分析装置のサンプルトレイ - Google Patents

電解質自動分析装置のサンプルトレイ

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JP2541996Y2
JP2541996Y2 JP1992016345U JP1634592U JP2541996Y2 JP 2541996 Y2 JP2541996 Y2 JP 2541996Y2 JP 1992016345 U JP1992016345 U JP 1992016345U JP 1634592 U JP1634592 U JP 1634592U JP 2541996 Y2 JP2541996 Y2 JP 2541996Y2
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sample
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tray
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隆章 矢田
隆夫 吉井
勝己 西川
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、血液その他のサンプル
液の電解質自動分析装置において、採取された血液その
他のサンプル液が分注されたサンプルカップを支持する
サンプルトレイに関する。
【0002】
【従来の技術】電解質自動分析装置で分析する血液その
他のサンプル液は、例えば特開昭58−221145号
公報に開示されているように、サンプルカップに分注し
て、そのサンプルカップをサンプルトレイに取付ける。
そして、ガイドレールに沿って移動制御するサンプリン
グノズルで前記サンプルカップのサンプル液を吸引し、
分析計に供給して分析する。このようにしてーサンプル
液の吸引が終わると、サンプルトレイが回転して、次の
サンプルカップをサンプリングノズルによる吸引位置に
移動させることを反復する
【0003】前記サンプルトレイに対するサンプルカッ
プの取り付けは、図6に示したように、サンプルトレイ
21の支持孔22にサンプルカップ23の容部24を挿
入し、その口部外周に突設した支持突部25を支持孔2
2の周縁部に係止している。このようにサンプルトレイ
21に取付けたサンプルカップ23のサンプル液を、前
記のようにサンプリングノズル(図示省略)で吸引する
から、前記サンプルカップ23は支持孔22に対してほ
ぼ移動不能にして、定位置に配置することが必要であ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図6に示した前記従来
のサンプルトレイ21は、その支持孔22にサンプルカ
ップ23を挿入係止することに対しては、特に支障は存
在しない。しかし、現在多く使用されている電解質自動
分析装置のサンプルカップは、メーカーによってやや異
なり、図7(A)、(B)に示した2種がある。そし
て、図7(A)、(B)に示したサンプルカップ23
a,23bには、その容部24a,24bの径におい
て、サンプルカップ23aの方が大きく、支持突部25
a,25bの径には、サンプルカップ23bの方が大き
い差がある。
【0005】したがって、複数のメーカーの電解質自動
分析装置を使用している場合は、その各分析装置に専用
のサンプルカップは、他のメーカーの自動分析装置のサ
ンプルトレイの支持孔に挿入不能、または挿入可能であ
っても、サンプルカップを定位置に固定することが不能
であるから、専用のサンプルカップのそれぞれにサンプ
ル液を分注する必要がある。また、それらのサンプルカ
ップを、それぞれの電解質自動分析装置のサンプルトレ
イの支持孔に選別して挿入係止することが必要であっ
て、サンプルカップの取扱いが不便な課題がある。
【0006】本考案は、上記のような課題を解決するも
のであって、図7(A)、(B)に示したように、各部
の径が異なった2種のサンプルカップのいずれも、安定
よく固定状態に支持することが可能な電解質自動分析装
置のサンプルトレイをうることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の電解質自動分析
装置のサンプルトレイは、円筒状の容部の口部側外周に
円環状の係止突部が突設されたサンプルカップにおい
て、前記容部の径が異なり、かつ係止突部の外径は、小
径容部の方が大きく形成された2種類のサンプルカップ
、回転可能に支持されるトレイ本体に設けた複数個の
支持孔にそれぞれ前記係止突部で吊り下げて支持するも
のであって、前記支持孔が、前記大径の容部の挿入に適
して前記トレイ本体の回転に伴う当該サンプルカップ
の径方向の移動を不能にする大きさに形成してあるとと
もに、前記トレイ本体の上面に、前記大径の係止突部の
外周を支持して前記トレイ本体の回転に伴う当該サンプ
ルカップの径方向の移動を不能にする支持突部が、前記
支持孔の周縁に沿って突設されていることを特徴とす
る。
【0008】トレイ本体の上面に突設する前記支持突部
は、支持孔の周縁に沿ってリング状に連続または断続的
に設けるなど任意であるが、支持孔の相対する2か所
に、棒状などにやや長く支持突部を突設し、かつそれら
の相対する各面を円弧状にわん曲させるなどし、また
は、前記大径の係止突部外周面の3か所以上の部分を支
持するように、断続的に支持突部を設ければ、支持孔に
挿入係止したサンプルカップを分離するときの、手指な
どによるサンプルカップの支持を容易にすることに対し
て適する。また、前記係止突部の3か所以上を支持する
ように、支持突部を断続的に形成するときは、各支持突
部の形状は任意にすることが可能である。
【0009】
【作用】前記本考案のサンプルトレイによる、容部と係
止突部の各径が異なる2種のサンプルカップの支持は、
いずれのサンプルカップも、その容部を回転可能に支持
されるトレイ本体に設けた複数個の支持孔に挿入して、
係止突部を支持孔の周縁部に係止し、かつ前記係止突部
を支持突部の内側にはめ込み状にして、支持孔にそれぞ
れ前記係止突部で吊り下げて支持する。すると、前記容
部が大径のサンプルカップの場合は、その係止突部と支
持突部にはやや大きい間隙が生じるが、容部の外径が支
持孔が適合しているから、支持孔が容部をほぼ移動不能
に支持する。一方、容部が小径のサンプルカップの場合
は、その外周面と支持孔との間隙はやや大きくなるが、
支持突部が係止突部の外周面をほぼ移動不能に支持する
から、この容部が小径のサンプルカップも安定よく固定
状態にサンプルトレイに取付けることがきる。
【0010】
【実施例】本考案の電解質自動分析装置のサンプルトレ
イの第1実施例を、図1〜3について説明する。図1〜
3において、1は円形のトレイ本体で、これに間隔をお
いて複数個の支持孔2が設けられている。3はトレイ本
体1の上面で、各支持孔2間に、その周縁と間隔をおい
て突設した棒状にやや長い支持突部である。そして、前
記支持孔2には、図3(A),(B)に示したサンプル
カップ4a,4bの容部5a,5bのそれぞれを挿入す
るものであって、これらには容部5a,5bの外径はサ
ンプルカップ4aの方が大きく、係止突部6a,6bの
外径はサンプルカッブ4bの方が大きい差がある。した
がって、支持孔2の径を、サンプルカップ4aの容部5
aの径に適合させ、かつ支持孔2の両側の支持突部3,
3の相対した面の間隔を、サンプルカップ4bの係止突
部6bの外径に適合させるとともに、前記支持突部3,
3の相対した各面を係止突部6bの外周面に沿う円弧状
にしている。
【0011】7はトレイ本体1の下面に突設した複数の
ステー、8はトレイ本体1のほぼ全面に重ねる状態にし
てステー7の下端に固着された受皿(図2参照)で、そ
の上面の前記支持孔2のそれぞれとほぼ重なる位置に支
持凹部9が形成されている。10はトレイ本体1を支持
しかつ回転させるシャフト、11は支持孔2に挿通して
下端を受皿8の支持凹部9に挿入した真空採血管であ
る。また、12はトレイ本体1の下面に延設された円筒
状部材であり、トレイ本体1を別の場所に置いてサンプ
ルカップ4a(4b)をセットした後装置に取付けるよ
うな場合に便利である。即ち、サンプルカップ4a(4
b)をセットした際にトレイ本体1裏面と円筒状部材1
2の下端面12aとの間に距離があるので支持孔2にそ
れぞれ係止 突部6a(6b)で吊り下げて支持されてい
サンプルカップ4a(4b)はトレイ本体1の載置面
から浮いた状態で支持されることとなり支持孔2から抜
け出ることがない。尚、円筒状部材12に代えて、複数
本の脚をトレイ本体1の下面に突設しても同様の効果が
得られる。尚、12bはステー7を螺着するためのネジ
孔、13はステー7を受皿8に取付けるためのビスであ
る。
【0012】この電解質自動分析装置のサンプルトレイ
は、上記のように構成されており、そのトレイ本体1の
支持孔2に、例えば、図3(A)に示したように、サン
プルカップ4aの容部5aを挿入して、係止突部6aを
支持孔2の周縁に係止し、かつ支持突部3,3間に係止
突部6aをはめ込む。すると、前記係止突部6aは比較
的小径であって、その外面と支持突部3,3とにはやや
大きな間隙が生じる。しかし、その容部5aは比較的大
径であって、それが支持孔2の径に適合しているから、
容部5aを、それが径方向に移動することをほほ不能に
支持孔2が支持する。
【0013】一方、図3(B)に示したように、サンプ
ルカップ4bの容部5bを支持孔2に挿入して、係止突
部6bを支持孔2の周縁に係止し、係止突部6bを支持
突部3,3間に挿入する。すると、前記容部5bは比較
的小径であって、その外面と支持孔2とにはやや大きな
間隙が生じる。しかし、前記係止突部6bは比較的大径
であって、それが支持突部3,3の間隔に適合するとと
もに、支持突部3,3の係止突部6bと相対する各面が
円弧状にわん曲している。したがって、支持突部3,3
が係止突部6bの周面の相対した各部分を挟持状に支持
するから、係止突部6bが径方向に移動することがほぼ
不能になり、このサンプルカップ4bもほぼ移動不能に
安定よくトレイ本体1に取付けられる。
【0014】前記のように、各部の径に差がある2種の
サンプルカップ4a,4bのいずれも、同一の支持孔2
に対してほぼ移動不能にセットすることが可能である。
したがって、例えば、異なるメーカーの電解質自動分析
装置を使用しているような場合にも、その各分析装置
に、この実施例のサンプルトレイがセットされていれ
ば、それらの各サンプルカップをいずれの分析装置のサ
ンプルトレイにも、ほぼ移動不能に安定よく取付けるこ
とが可能であり、血液その他のサンプル液を分注したサ
ンプルカップの取扱いを簡便に行うことが可能である。
【0015】そして、この電解質自動分析装置のサンプ
ルトレイは、図2に鎖線で示したように、例えば、支持
孔2に真空採血管11を挿入して、その下端部を受皿8
の支持凹部9に挿入することによって、真空採血管11
を立てた状態で支持することができ、したがって、サン
プルカップのかわりに真空採血管をセットして、そこか
らサンプルを吸引させることができる。
【0016】なお、この第1実施例は、隣合った2個の
支持孔2,2間の1個の支持突部3の両面のそれぞれ
で、各支持孔2に挿入したサンプルカップ4bの係止突
部6bを支持するようにしているが、支持突部3は各支
持孔2,2のそれぞれに対して独立させて設けるなど任
意である。
【0017】図4は第2実施例を示し、支持突部に関す
るものである。この支持突部3,3は凹形状にして、支
持孔2の両側部に相対して設けたものであって、それぞ
れの両端の突出部で前記係止突部6bの周面の4か所を
支持して、係止突部6aの移動を不能にするものであ
る。
【0018】図5は第3実施例を示し、これも支持突部
に関する。この実施例は、支持孔2の周縁に沿って、棒
状の4本の支持突部3を立起状に突設したものであっ
て、この4本の支持突部3で前記支持突部6aの外周面
の4か所を支持して、支持突部6aの径方向の移動をほ
ぼ不能にするものである。この支持突部3は、ほぼ等間
隔に3個設けることも可能であり、また、5個以上にす
ることもできる。
【0019】
【考案の効果】本考案の電解質自動分析装置のサンプル
トレイは、上記のように、容部の径に差があり、かつそ
の口部側外周に突設された係止突部の外径は、小径容部
の方が大きく形成された2種のサンプルカップをトレ
イ本体の支持孔に吊り下げる方式のサンプルトレイであ
って、容部の径が大きいサンプルカップは、その容部を
前記支持孔で支持して、その容部が径方向に移動するこ
とをほぼ不能にする。そして、係止突部の径が大きいサ
ンプルカップは、係止突部の外周面を前記支持孔の周縁
に沿って突設した支持突部で支持して、その係止突部が
径方向に移動することをほぼ不能にするものである。し
たがって、前記のように、各部の径に差がある各サンプ
ルカップを備えた電解質自動分析装置であっても、その
2種のサンプルカップのいずれも、任意の電解質自動分
析装置のサンプルトレイの支持孔に挿入して、安定よく
固定状態に取付けることが可能であるから、サンプル液
を分注した各サンプルカップを分析装置に対応して選択
するなどの手間が不要であり、各サンプルカップの取扱
いを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1実施例の平面図、(B)は斜視図
である。
【図2】第1実施例の一部を断面した正面図である。
【図3】第1実施例のサンプルカップを取付けた要部の
拡大断正面図である。
【図4】第2実施例の要部の平面図である。
【図5】第3実施例の要部の平面図である。
【図6】従来例の要部の断正面図である。
【図7】サンプルカップの一部を断面した正面図であ
る。
【符号の説明】
1…トレイ本体、2…支持孔、3…支持突部、4a,4
b…サンプルカップ、5a,5b…容部、6a,6b…
係止突部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の容部の口部側外周に円環状の係
    止突部が突設されたサンプルカップにおいて、前記容部
    の径が異なり、かつ係止突部の外径は、小径容部の方が
    大きく形成された2種類のサンプルカップを、回転可能
    に支持されるトレイ本体に設けた複数個の支持孔にそれ
    ぞれ前記係止突部で吊り下げて支持するものであって、
    前記支持孔が、前記大径の容部の挿入に適合して前記ト
    レイ本体の回転に伴う当該サンプルカップの径方向の移
    動を不能にする大きさに形成してあるとともに、前記ト
    レイ本体の上面に、前記大径の係止突部の外周を支持し
    て前記トレイ本体の回転に伴う当該サンプルカップの
    方向の移動を不能にする支持突部が、前記支持孔の周縁
    に沿って突設されていることを特徴とする電解質自動分
    析装置のサンプルトレイ。
JP1992016345U 1992-02-19 1992-02-19 電解質自動分析装置のサンプルトレイ Expired - Lifetime JP2541996Y2 (ja)

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JPH0566540U JPH0566540U (ja) 1993-09-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58221145A (ja) * 1982-06-17 1983-12-22 Joko:Kk 電解質自動分析装置におけるサンプリングノズル清浄装置
JPS61165449U (ja) * 1985-04-02 1986-10-14

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