JP2541608B2 - 切片の取り出し方法およびそれに用いる取り出し装置 - Google Patents

切片の取り出し方法およびそれに用いる取り出し装置

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JP2541608B2
JP2541608B2 JP63025440A JP2544088A JP2541608B2 JP 2541608 B2 JP2541608 B2 JP 2541608B2 JP 63025440 A JP63025440 A JP 63025440A JP 2544088 A JP2544088 A JP 2544088A JP 2541608 B2 JP2541608 B2 JP 2541608B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、水平は縦横2方向に複数に分割された切片
を一度に多量に取り出すための切片の取り出し方法およ
びそれに用いる取り出し装置に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 たとえば発泡スチロール等の熱溶融性重合体から成る
容器を多量生産する場合には、従来では第8図に示すよ
うに、容器用凹部2が多数形成された板状の重合体4を
まず形成し、これを下型6上に複数枚重ね合せ、その上
から加熱された電熱線材8を押圧し、板状の重合体4
を、第9図に示すように、線材8に沿って水平な縦横2
方向に複数に分割して切片4aを得ていた。なお、第8,9
図では、電熱線材8が紙面に垂直な方向に配置してある
だけであるが、実際には、この電熱線材8と鉛直方向に
少し離れた位置に、この電熱線材8と垂直方向に平行に
伸延する複数の電熱線材が配置してあり、これらが連動
して下降することにより、重合体4を水平な縦横2方向
に碁盤目状に複数に分割できるようになっている。
このようにして得られた切片4aは、所定の保管場所に
移送させる必要があるが、その際に従来では、下型6上
から各切片4aを入手により手作業で取り出していた。
しかしながら、このように各切片4aを下型6から手作
業で取り出す作業は煩雑であり、そのために長時間を要
し、各切片4aから成る容器を大量生産する場合の作業工
程上のネックとなっている。また、板状の重合体4を切
断する際には、その周縁に切り屑4bが生じ、この切り潜
4bを下型6上から取り除く作業を必要とするが、従来で
は、この作業も手作業で行っていたため、その作業が煩
雑であるという不都合も有していた。
発明の目的 本発明は、上述した従来技術に伴う不都合を一挙に解
消するためになされたものであり、水平な縦横2方向に
複数に分割された切片を、自動的に一度に多量に取り出
すことが可能であると共に、切り屑の除去作業も容易と
なる切片の取り出し方法を提供することを第1の目的と
する。
また、本発明は、上記のような取り出し方法を実施す
るに際して最適な取り出し装置を提供することを第2の
目的とする。
発明の概要 かかる第1の目的を達成するために、本発明に係る切
片の取り出し方法は、水平な縦横2方向に複数に分割さ
れた切片間の切断線下部へ、縦横方向いずれか一方向か
ら、前記切片間距離より幅広のフォーク状突出部を挿入
し、 次に、このフォーク状突出部が形成されたフォーク体
を上方移動して、前記複数の切片を持ち上げ、これら切
片をフォーク体によって移送することを特徴としてい
る。
また、本発明に係る取り出し装置は、水平な縦横2方
向に複数に分割された切片間の切断線下部へ、縦横方向
いずれか一方向から差し込まれ、前記切片間距離より幅
広な幅を有する複数のフォーク状突出部が形成されたフ
ォーク体と、 当該フォーク体を前記フォーク状突出部の長手方向に
沿って往復動される往復動手段と、 前記フォーク体を鉛直方向に上下動させる上下動手段
とを具備してなることを特徴としている。
このような本発明に係る切片の取り出し方法および取
り出し装置によれば、水平な縦横2方向に複数に分割さ
れた切片であっても、縦横2方向のいずれか一方から切
断線下部にフォーク状突出部を差し込み、このフォーク
状突出部が形成されたフォーク体を持ち上げ、移動させ
ることで、切断された全ての切片を所定の場所へ自動的
に移送することが可能になる。しかも、その際に、切断
する際に生じた切り屑は、フォーク状突出部で保持しき
れないことから、自動的に落下させることも可能であ
り、切り屑の除去作業も容易となる。
発明の具体的説明 以下、本発明を図面に示す実施例に基づき説明する。
第1〜4図は本発明の一実施例に係る取り出し方法を
示す断面図、第5図は本発明の一実施例で用いる切断装
置の正面図、第6図は本発明の一実施例に係る取り出し
装置の側面図、第7図は同装置に用いられるフォーク体
の要部平面図であり、第4,5図に示す部材と共通する部
材には同一符号を付してある。
第1〜4図に示す本発明の一実施例に切片の取り出し
方法は、熱溶融性重合体から成る容器を多量に生産する
場合を示す。本実施例では、まず、容器用凹部2が多数
形成された板状の熱溶融性重合体4をまず形成する。切
断される熱溶融性重合体としては、ポチスチレン、ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニル、もしくはこれらの発泡体、
ないしはその他の合成樹脂に限らず、ゴムや繊維等のそ
の他の熱溶融性重合体が用いられる。
次に、板状の熱溶融性重合体4を下型6上に多数枚重
ね合わせる(第1図中では、途中に重ね合わされた重合
体を省略している)。下型6は、プラスチック、木材、
セラミック等の絶縁材料で好ましくは構成され、重合体
4の表面形状に合致した凸部7を有している、また、下
型6には、通電によって加熱される電熱線材8を重合体
4下部に所定間隔で配置するための下側切断用溝10が形
成してある。
次に、上型12を下型6方向へ下降させ、重ね合わされ
た重合体4を、その上から、一定圧で押え付け、これら
重合体4を上型12と下型6との間に固定する。上型12
は、下型6と同様に絶縁材で構成されるのが好ましく、
重合体4の表面形状に合致した凹部14を有している。ま
た、この上型12には、下型6の切断用溝10内に配置され
た電熱線材8が上方移動して上型12内に収容されるため
の切断用溝16が形成してある。なお、上型12と下型6と
を絶縁材料で構成するのは、電熱線材8が電気的にショ
ートするのを有効に防止するためである。
次に、第2図に示すように、略等間隔に配置された電
熱線材8を通電して加熱した状態で、これら電熱線材8
を同時に上型12方向へ移動させる。その際に、重ね合わ
された重合体4は、加熱された線材8が押圧されること
から、線材8に沿って部分的に溶断され、所定形状に正
確かつ容易に多量の切片4aに切断される。なお、第1,2
図では、電熱線材8が紙面に垂直な方向に配置してある
だけであるが、実際には、この電熱線材8と鉛直方向下
方に少し離れた位置に、この電熱線材8と垂直方向に平
行に伸延する複数の電熱線材が配置してあり、これらが
連動して上方移動することにより、重合体4を水平な縦
横2方向に碁盤目状に複数に分割できるようになってい
る。
このような切断を行うための具体的な切断装置は、た
とえば第5図に示される。
第5図に示す切断装置20は、好ましくは絶縁材から成
る下型6および上型12と、通電によって加熱される電熱
線材8とを有する。これら下型6、上型12および電熱線
材8は、第1,2図に示す部材と同様な部材である。
電熱線材8は、線材保持枠21に保持してある。線材保
持枠21はガイドピン22に沿って上下動可能になってい
る。この線材保持枠21は、重合体4(第3図には図示せ
ず)を下型6上に載置する前には、電熱線材8が切断用
溝10内に収まるように、下型6側に下降移動して置くこ
とが好ましい。線材保持枠の上下動は、駆動モータ23に
よって制御される。
また、上型12もガイドピン22に沿って下型6に対して
上下動可能になっている。上型12の上下動は、昇降シリ
ンダ24およびバランシングシリンダ25によってなされ
る。
このような切断装置20によって、水平な縦横2方向
に、たとえば碁盤目状に複数に切断された切片4aを、下
型6上から自動的に取り出すためには、まず第2図に示
す状態から、上型12を電熱線材8と共に上方移動させ
る。
次に、第3図に示すように、水平な縦横方向いずれか
一方(第3図では、紙面に垂直な方向)から、フォーク
状突出部30を、各切片4a間の切断線4c下部に位置する下
側切断用溝10内にまず挿入する。フォーク状突出部30
は、たとえば第7図に示すように、フォーク体31の端部
に所定間隔で略平行に突出して形成してあり、各切片4a
間距離t(第3図参照)幅広の断面形状を有する。ただ
し、フォーク状突出部30の断面幅は、下側切断用溝10幅
よりも狭くないと、その溝10内にフォーク状突出部30を
挿入できなくなることから好ましくないが、最下方の切
片4aと下型6との間に、フォーク状突出部30が挿入でき
る程度の隙間がある場合には、この限りでない。
次に、第4図に示すように、フォーク状突出部30が形
成されたフォーク体を上方移動させると、水平な縦横2
方向に切断された全ての切片4aを下型6から持ち上げる
ことができる。しかも、その際に、周縁の切り屑4bを、
容易に落下させることができるので、切り屑4bの除去作
業も容易となる。
その後、フォーク状突出部30が形成されたフォーク体
を水平方向に移動させれば、複数の切片4aを一度に所定
の場所に移送することができる。
なお、本発明に係る取り出し方法は、上述した実施例
に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改
変することができる。
たとえば、上述した実施例では、電熱線材によって切
断した重合体4の切片4aの取り出し方法について説明し
たが、本発明はこれに限らず、レーザビーム、ジェット
水流、ないしはその他の切断手段によって水平な少なく
とも縦横2方向に複数に切断された切片を同時に取り出
す場合に適用することができる。また、本発明によれ
ば、切片の材質は、熱溶融性重合体に限らず、その他の
材質であっても良い。
さらに、切片に切断される前の形状は、板状に限ら
ず、その他の形状であっても良い。また、本発明方法で
は、必ずしも重ね合わされた板状の切片4aを取り出す場
合のみでなく、単層の切片4aを取り出す場合にも適用で
きる。
次に、このような本発明方法を実施するために適した
取り出し装置について、第6図に示す実施例に基づき説
明する。
第6図に示す取り出し装置40は、切断装置20の側方に
設置される。この取り出し装置40には、前述した第7図
に示すようなフォーク体31が装着してある。フォーク体
31は、固定テーブル32内に装着され、往復動移動手段と
しての圧力シリンダもしくはモータ等により、矢印Aも
しくはC方向に前進後退移動可能になっている。フォー
ク体31が矢印A方向に移動した場合には、それに形成さ
れたフォーム状突出部30が、その長手方向に伸延するよ
うに下型6に形成された下側切断用溝10内に差し込まれ
るようになっている。
また、フォーク体31を矢印B,D方向に上下動させるた
めに、取り出し装置40には、上下動移動手段としての圧
力シリンダ33および上下動ガイド34が装置してある。
このように、取り出し装置40に装着された往復動手段
および上下動手段によって、フォーク体31は矢印A→B
→C→D方向に順次移動し、下型6上に載置された複数
の切片4aを同時に固定テーブル32上に移送することがで
きるようになっている。
このような取り出し装置40によれば、前述した本発明
方法を都合良く行うことができる。なお、この取り出し
装置40を用いて、切断前の重合体4等の被切断体を下型
6上に自動的に載置することもできるので、この点でも
作業工程の自動化に寄与する。
発明の効果 このような本発明に係る取り出し方法および取り出し
装置によれば、水平な縦横2方向に複数に分割された切
片であっても、縦横2方向のいずれか一方から切断線下
部にフォーク状突出部を差し込み、このフォーク状突出
部が形成されたフォーク体を持ち上げ、移動させること
で、切断された全ての切片を所定の場所へ自動的に移送
することが可能になる。しかも、その際に、切断する際
に生じた切り屑は、フォーク状突出部で保持しきれない
ことから、自動的に落下させることも可能であり、切り
屑の除去作業も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の一実施例に係る取り出し方法を示
す断面図、第5図は本発明の一実施例で用いる切断装置
の正面図、第6図は本発明の一実施例に係る取り出し装
置の側面図、第7図は同装置に用いられるフォーク体の
要部平面図、第8,9図は従来の切断方法を示す断面図で
ある。 4a……切片、4b……切り屑、4c……切断線 30……フォーク状突出部、31……フォーク体 40……取り出し装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平な縦横2方向に複数に分割された切片
    間の切断線下部へ、縦横方向いずれか一方向から、前記
    切片間距離より幅広のフォーク状突出部を挿入し、 次に、このフォーク状突出部が形成されたフォーク体を
    上方移動して、前記複数の切片を持ち上げ、これら切片
    をフォーク体によって移送することを特徴とする切片の
    取り出し方法。
  2. 【請求項2】前記切片が鉛直方向にも重ね合わされてい
    ることを特徴とする請求項第1項に記載の切片の取り出
    し方法。
  3. 【請求項3】水平な縦横2方向に複数に分割された切片
    間の切断線下部へ、縦横方向いずれか一方向から差し込
    まれ、前記切片間距離より幅広な幅を有する複数のフォ
    ーク状突出部が形成されたフォーク体と、 当該フォーク体を前記フォーク状突出部の長手方向に沿
    って往復動される往復動手段と、 前記フォーク体を鉛直方向に上下動させる上下動手段と
    を具備してなる切片の取り出し装置。
JP63025440A 1988-02-04 1988-02-04 切片の取り出し方法およびそれに用いる取り出し装置 Expired - Lifetime JP2541608B2 (ja)

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JPH01199793A JPH01199793A (ja) 1989-08-11
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