JP2540704B2 - 歯科用殺菌装置 - Google Patents

歯科用殺菌装置

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JP2540704B2 JP4330022A JP33002292A JP2540704B2 JP 2540704 B2 JP2540704 B2 JP 2540704B2 JP 4330022 A JP4330022 A JP 4330022A JP 33002292 A JP33002292 A JP 33002292A JP 2540704 B2 JP2540704 B2 JP 2540704B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科診療室において使用
される歯科用器具、例えば、ハンドピース等を殺菌する
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドピース等の歯科用器具は、一人の
患者の治療が終了した後に殺菌が行われるの通常であ
る。特に、近年にあっては、エイズ菌等の病原菌の感染
を防止するために、種々の考慮がはらわれている。
【0003】そして、従来における歯科用器具、ハンド
ピースは殺菌方法としては、ハンドピースの先端部分を
取り外して高圧蒸気で殺菌するなどの方法、あるいは、
ハンドピースの先端部分を紫外線管が内部に取付けられ
たガラスケース内に収納して紫外線によって殺菌する等
の方法が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したハ
ンドピースの先端を熱湯消毒あるいは紫外線消毒を行う
方法にあっては、ハンドピースから先端を外す作業が必
要であると共に、殺菌後に再び装着しなければならない
とう面倒があり、医師の治療作業に多大なる手数を掛け
るという問題があった。
【0005】また、紫外線管を利用して殺菌を行う方法
にあっては、該紫外線管に直線的な管を利用しているた
めに、被消毒体の全面に紫外線が照射され難く、かつ、
殺菌効率が悪く、また、紫外線管の寸法的が大きいため
にガラスケースが大きくなっし、複数の治療台を有する
歯科医院等では、各治療台ごとに配置することが面積上
困難である等の問題もあった。
【0006】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、被消毒体の先端部分
から一対のケース内に挿入することで殺菌処理が行わ
れ、また、被消毒体を挿入することにより自動的にケー
スが閉じられ室内からの雑菌の進入を防止でき、さら
に、紫外線管を螺旋状にしたことにより被消毒体の全周
面を同時に殺菌でき、また、殺菌効率を高めることがで
きる歯科用殺菌装置を提供せんとするにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の歯科用殺菌装置
は前記した目的を達成せんとするもので、その手段は、
ドクターテーブル等の卓上に載置される台座と、該台座
に対して基部側がギヤ等の連動部材を介して開閉自在に
取付けられ、先端側が被消毒体の一部が挿入される開口
が形成されると共に、該開口に前記被消毒体を密閉保持
する押さえ部材が形成された一対のケースと、前記連動
部材に連結され、回転することにより前記ケースの開放
側を開閉するモータと、前記台座に取付けられ、前記ケ
ース内に収容される紫外線管とから構成したものであ
る。
【0008】また、ドクターテーブル等の卓上に載置さ
れる台座と、該台座に対して基部側がギヤ等の連動部材
を介して開閉自在に取付けられ、先端側が被消毒体の一
部が挿入される開口が形成されると共に、該開口に前記
被消毒体を密閉保持する押さえ部材が形成された一対の
ケースと、前記連動部材に連結され、回転することによ
り前記ケースの開放側を開閉するモータと、前記台座に
取付けられ、前記ケース内に収容される紫外線管と、前
記被消毒体が前記ケースの開口に挿入されたことを検出
すると、前記モータに通電して前記ケースを閉じさせる
検出手段と、前記検出手段が前記被消毒体を検出してか
ら一定時間経過すると前記モータを逆転させ前記ケース
を開放させるタイマーとから構成したものである。
【0009】
【作用】前記した如く構成した本発明の歯科用殺菌装置
は、モータに通電してケースを開放することにより被消
毒体のケースへの挿入が可能となり、この挿入した状態
において前記モータを逆転することにより前記ケースが
閉じて被消毒体を押さえ部材によって挟持固定し、被消
毒体を挟持固定した状態において紫外線管を点灯して消
毒するものである。
【0010】また、ケース内に被消毒体のケース内への
挿入を検出する検出手段を設け、この検出手段が被消毒
体の挿入が行われたことを検出すると、モータが回転し
てケースを閉じるようにし、さらに、前記検出手段が被
消毒体を検出してからタイマーによって消毒時間を自動
的に設定し、かつ、該時間経過後にケースを自動的に開
放するようにしたものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る歯科用殺菌装置の一実施
例を図面と共に説明する。図1は歯科用ユニット全体を
示し、Aは患者が着座する患者用椅子、Bは該患者用椅
子Aの一方側から回動および上下動自在に伸縮されるド
クターテーブル、Cは患者が治療時および治療後に嗽を
行うスピットンである。
【0012】Dは治療に使用するハンドピースEを着脱
自在に支持するハンドピース取付用のホルダーにして、
前記ドクターテーブルBの一側面に取付けられている。
Fは前記ドクターテーブルBに設置された本発明に係る
歯科用殺菌装置にして、ドクター等がハンドピースEを
使用しての治療が開始される前に、該ハンドピースEの
先端部分を殺菌するためのものである。
【0013】次に、歯科用殺菌装置の具体例を図2〜図
4と共に説明するに、1はドクターテーブルBに設置さ
れる台座にして、内部に紫外線発生器(安定器)および
制御回路が組み込まれたボックス2が収納されると共に
モータ3が収納されている。
【0014】また、前記台座1内には前記モータ3の出
力軸3aに枢着されたギヤ3bと噛合する減速ギヤ4が
軸支されている。5,6は前記台座1に軸支された半楕
円球状のケースにして、該ケース5,6を支持する軸5
a,6aにギヤ5b,6bが固定されている。そして、
ギヤ5bは前記減速ギヤ4と噛合している。
【0015】7は金属板を円筒状に形成した反射板にし
て、一端開口部が前記台座1から延長された板状支持部
1aに固定されている。8は前記反射板7内に取付けら
れた一対のソケット7aに両端の端子8aが嵌合された
螺旋状の紫外線管にして、前記反射板7と同心円状に形
成されている。なお、9は前記反射板7の途中に形成さ
れた折り返し片7bと前記支持部1aとの間に固定され
た石英ガラス等の保護管にして、前記紫外線管8の内周
部分に位置して固定されている。
【0016】10は前記反射板7の開口部に取付けられ
た光学式センサあるいは金属センサ等の検出手段にし
て、ハンドピースEが通過したことを検出すると出力信
号を送出するものである。11はケース5,6の小径の
開口部内面に固定されたゴム等の弾性体からなる押さえ
部材にして、半割状態で各ケース5,6の開口部に固定
されている。
【0017】次に、前記した構成に基づいて動作につい
て説明するに、ハンドピースEを挿入する以前は図2の
ように、一対のケース5,6は開放された状態となって
いる。この状態において、ハンドピースEを挿入する
と、検出手段10がハンドピースEの通過したことを検
出するので、検出信号を制御回路2に送出する。
【0018】検出信号を受けた制御回路2はモータ3に
通電信号を送出するので、該モータ3は回転してギヤ3
b,4,5b、6bを回転させる。これにより、一対の
ケース5,6は軸5a,6aの回転に伴って回転して閉
じられる。この閉じた状態において、ハンドピースEの
基部が押さえ部材11によって挟持され固定される。こ
の状態において、ハンドピースEの先端部分は保護管9
内に位置する。
【0019】一方、前記検出手段10よりの検出信号を
受けた制御回路2はタイマーが動作を開始して、紫外線
管8への通電信号を一定時間送出するので、安定器2を
介して安定した状態で紫外線管8は点灯される。これに
より、紫外線が保護管9を介してハンドピースEに全周
面から照射されるので、該ハンドピースEは殺菌処理さ
れる。
【0020】そして、タイマーによる一定時間が経過す
ると、紫外線管8への通電が遮断される共にモータ3へ
前記とは逆転する方向の通電が行われる。従って、一対
のケース5,6は開放方向に回転して開放されるので、
ハンドピースEを取り出しハンドピースEの殺菌処理は
終了するものである。
【0021】なお、前記した実施例にあっては、一対の
ケース5,6の開閉をセンサー10よりの信号によって
自動的に行うものを示したが、ケース5,6の開閉はモ
ータ3を使用せず人為的に行ってもよい。この場合、ケ
ース6は台座1に固定すると共に、ケース5をケース6
に対して歯車結合等によって開閉自在とし、かつ、ケー
ス5は開放状態と閉成状態で停止できるようにすること
が望ましい。
【0022】また、モータ3の駆動力を利用するもので
あっても、検出手段10を取付けずにスイッチのオン・
オフ動作によってモータ3の駆動を制御してもよい。さ
らに、紫外線管8として螺旋状のものを示したが、複数
本(例えば4本)の直線状紫外線管またはU字状紫外線
管を同心円状に配置してもハンドピースEの全周面にわ
たって紫外線を照射することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は前記したように、モータの回転
によりケースが開閉し、開放した状態でハンドピース等
の被消毒体をケース内に挿入し、この挿入した状態にお
いてモータを逆転することにより、被消毒体の一部をケ
ースの開口に形成された押さえ部材によって挟持固定す
るようにしたので、被消毒体が消毒時においてケースか
ら外れたりすることがないと共に、紫外線管よりの紫外
線が外部に漏れたりすることがないものである。
【0024】また、被消毒体がケース内に挿入されたこ
とを検出手段によって検出してモータに通電してケース
を閉じ、かつ、この状態において紫外線管に通電して消
毒が開始されると共にタイマーによって紫外線管への通
電時間を自動的に設定され、また、タイマーによる時間
経過後はモータが逆転されケースが開放されるので、医
師等がハンドピースの消毒処理に気をつかう必要がなく
なり、従って、治療に専念できるものである。
【0025】さらに、紫外線管を螺旋状に形成したこと
により、一本の紫外線管によってハンドピース等の被消
毒体を全周面から殺菌処理を行うことができ、従って、
殺菌を完全な状態で行うことができる等の効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯科用ユニット全体を示す斜視図である。
【図2】本発明の歯科用殺菌装置における一対のケース
が開放された状態を示す側面断面図である。
【図3】同上の一対のケースが開放された状態を示す側
面断面図である。
【図4】同上における正面断面図である。
【符号の説明】
1 台座 3 モータ 5,6 ケース 8 紫外線管 10 検出手段 B ドクターテーブル E ハンドピース

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドクターテーブル等の卓上に載置される
    台座と、 該台座に対して基部側がギヤ等の連動部材を
    介して開閉自在に取付けられ、先端側が被消毒体の一部
    が挿入される開口が形成されると共に、該開口に前記被
    消毒体を密閉保持する押さえ部材が形成された一対のケ
    ースと、 前記連動部材に連結され、回転することによ
    り前記ケースの開放側を開閉するモータと、 前記台座
    に取付けられ、前記ケース内に収容される紫外線管と、
    を具備したことを特徴とする歯科用殺菌装置。
  2. 【請求項2】 ドクターテーブル等の卓上に載置される
    台座と、 該台座に対して基部側がギヤ等の連動部材を
    介して開閉自在に取付けられ、先端側が被消毒体の一部
    が挿入される開口が形成されると共に、該開口に前記被
    消毒体を密閉保持する押さえ部材が形成された一対のケ
    ースと、 前記連動部材に連結され、回転することによ
    り前記ケースの開放側を開閉するモータと、 前記台座
    に取付けられ、前記ケース内に収容される紫外線管と、
    前記被消毒体が前記ケースの開口に挿入されたことを
    検出すると、前記モータに通電して前記ケースを閉じさ
    せる検出手段と、 前記検出手段が前記被消毒体を検出
    してから一定時間経過すると前記モータを逆転させ前記
    ケースを開放させるタイマーと、 を具備したことを特
    徴とする歯科用殺菌装置。
  3. 【請求項3】 前記紫外線管を螺旋状に形成して、挿入
    された被消毒体に対して全周面から紫外線を照射するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1および2に記載の歯
    科用殺菌装置。
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