JP2539787Y2 - ミラー駆動用圧電アクチュエータ - Google Patents

ミラー駆動用圧電アクチュエータ

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JP2539787Y2
JP2539787Y2 JP1990031235U JP3123590U JP2539787Y2 JP 2539787 Y2 JP2539787 Y2 JP 2539787Y2 JP 1990031235 U JP1990031235 U JP 1990031235U JP 3123590 U JP3123590 U JP 3123590U JP 2539787 Y2 JP2539787 Y2 JP 2539787Y2
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piezoelectric element
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lever arm
fixed
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JP1990031235U
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清隆 濱田
克一 最上
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は光通信や光応用計測制御に使用されるミラー
の駆動素子に関し、特に圧電素子を駆動源とするミラー
駆動用圧電アクチュエータに関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来のミラー駆動用圧電アクチュエータの一
例を示す斜視図である。
2個の取付穴33を有するT字状の固定部材32に圧電素
子31の一端が固着され、圧電素子31の他端は変位伝達手
段36を介してレバーアーム34に接続されている。また、
T字状の固定部材32の先端部とレバーアーム34が薄板状
のヒンジ35を介して接続され、レバーアーム34の上面に
はミラー37が固着されている。
このように構成されたミラー駆動用圧電アクチュエー
タにおいて、圧電素子31に駆動電圧を印加すると、電歪
効果により圧電素子31には変位が生じ変位伝達手段36を
介して矢印Bの方向にレバーアーム34に変位が伝達され
る。この変位に応じてレバーアーム34はヒンジ35を支点
として動作し、矢印Aの方向に回転運動が生じる。この
結果、レバーアーム34に固着されたミラー37に回転運動
が生じ光通信や光応用計測制御の光路を変えることがで
きる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ここで、例えば変位量9μm、発生力30kgfの圧電素
子31を使用し、変位伝達手段36とヒンジ35との間を2.2m
mとした機構では4mradの回転角を得ている。
このような従来のミラー駆動用圧電アクチュエータで
は、変位伝達手段36とヒンジ35の間の寸法を小さくする
ことに限度があり、また変位量の大きな圧電素子31を使
用するとヒンジ35に発生する応力が過大となって、実際
上、数mrad程度の回転角しか得られないという欠点があ
る。
本考案の目的は、角度変位が大きなミラー駆動用アク
チュエータを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のミラー駆動用圧電アクチュエータは、印加電
圧に応じて変位を発生する第1および第2の圧電素子
と、 状の固定部材と、 前記固定部材と同一平面にあり、一方の端面同志があ
る間隙をもって対向し、他方の端面が前記固定部材の各
端面と近接するように配置されるL字形の第1および第
2のレバーアームと、 状で、それぞれ第1、第2の圧電素子が、その一方
の端面が底部に固着されて内部に配置されている第1お
よび第2の圧電素子取付部材と、 固定部材、第1および第2のレバーアームと同一平面
内で、かつ固定部材、第1および第2のレバーアームで
囲まれた空間の外側に位置し、第1の圧電素子の他方の
端面が固着され、かつ固定部材の第1の圧電素子側の端
面の縁および第1のレバーアームの他方の端面の縁に接
続された変位伝達手段と、 第1の圧電素子取付部材の各端面と固定部材、第1の
レバーアームとを接続するヒンジと、 固定部材、第1および第2のレバーアームと同一平面
内で、かつ固定部材、第1および第2のレバーアームで
囲まれた空間の内側に位置し、第2の圧電素子の他方の
端面が固着され、かつ固定部材の一方の端面の縁および
第2のレバーアームの第2の圧電素子側の端面の縁に接
続された変位伝達手段と、 第2の圧電素子取付部材の各端面と固定部材、第2の
レバーアームとを接続するヒンジと、 固定部材、第1および第2のレバーアームと同一平面
内で、かつ固定部材、第1および第2のレバーアームで
囲まれた空間の外側に位置し、第1および第2のレバー
アームの一方の端面近傍に前記平面内で一対のヒンジを
有する回転機構または、ベアリング部材および引張スプ
リングを有する回転機構によって回転可能に支持され、
ミラーが固着される回転台とを有している。
〔作用〕
2段の機械的変位拡大機構によって構成されているの
で圧電素子の変位拡大率を高くとることができ、角度変
位の大きなミラー駆動用圧電アクチュエータを提供でき
る。また、2個の圧電素子をおのおの制御することによ
り高精度な位置決め制御が可能となる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の第1の実施例のミラー駆動用圧電ア
クチュエータの斜視図である。
固定部材3は、上部開放の凹状の固定部材であり、底
部には2個の取付穴4が設けてある。固定部材3の上部
には固定部材3をほぼ2分した形状のL字状の第1のレ
バーアーム5と逆L字状の第2のレバーアーム6がその
先端部が対向するように固定部材3とほぼ対称位置に配
置してある。圧電素子取付部材7はL字状の第1のレバ
ーアーム5の底部と固定部材3の側部の外部に配置され
たU字型をなし、底部は第1のレバーアーム5の底部お
よび固定部材3の側部にそれおれ薄板状のヒンジ8およ
びヒンジ9によって接続されている。圧電素子取付部材
7内には第1の圧電素子1が配置され、第1の圧電素子
1の一端は圧電素子取付部材7の底部に固着され、他端
は2分岐に第1のレバーアーム5の底部先端と固定部材
3の側部先端に接続された変位伝達手段10とに固着され
ている。圧電素子取付部材11は第2のレバーアーム6の
底部と、固定部材3の側部の内部に配置され、底部は第
2のレバーアーム6の底部および凹状の固定部材3の側
部にそれおれ薄板状のヒンジ12および13によって接続さ
れている。圧電素子取付部材11の内部には第2の圧電素
子2が配置され、第2の圧電素子2の一端は圧電素子取
付部材11の底部に固着され、他端は2分岐してレバーア
ーム6の底部先端と固定部材3の側部先端に接続された
変位伝達手段14に固着されている。回転台15は板状で、
先端部が対向して配置された第1のレバーアーム5と第
2のレバーアーム6の上部に配置され、それぞれ薄板状
の第1および第2のヒンジ16,17によって第1のレバー
アーム5と第2のレバーアーム6の上部先端に接続され
ている。また、回転台15の上面にはミラー18が固着され
ている。
上記のように構成されたミラー駆動用アクチュエータ
の第1および第2の圧電素子1,2に電圧を印加すると電
歪効果によって圧電素子1および2に変位が発生し、発
生した変位は変位伝達手段10および14によって固定部材
3およびL字状の第1のレバーアーム5と逆L字状の第
2のレバーアーム6に伝達される。この結果、第1およ
び第2の圧電素子1,2の発生変位は拡大されて第1のレ
バーアーム5の上端を上方に、第2のレバーアーム6の
先端を下方に変位させる。この互いに反対方向の二つの
変位は第1および第2のヒンジ16,17によって回転台15
に伝達されて、回転台15は矢印Aの方向に回転し同時に
ミラー18も矢印Aの方向に回転する。
より具体的には変位量18.5μm、発生力87.5kgfの圧
電素子を2個使用し、第1および第2のレバーアーム5,
6の変位拡大率を18倍、第1および第2のヒンジ16,17間
の寸法を4.4mmとした機構を製作した結果90mradの回転
角が得られた。
第2図は本考案の第2の実施例のミラー駆動用圧電ア
クチュエータの斜視図である。
回転台22の一端はL字状の第1のレバーアーム5の作
用端に設けられた第1のベアリング部材19によって回転
自在に支持され、回転台15の他端は逆L字状の第2のレ
バーアーム6と回転台15の間に設けられた引張スプリン
グ21によって、第2のレバーアーム6の先端に設けられ
た第2のベアリング部材20の外周に下面を密着してい
る。他の構造および動作は第1の実施例と同様である。
より具体的には変位量18.5μm、発生力87.5kgfの圧
電素子を2個使用し、第1および第2のレバーアーム5,
6の変位拡大率を18倍、第1および第2のベアリング部
材19,20間を8mmとした機構を製作した結果70mradの回転
角が得られた。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、2個の圧電素子と、各
圧電素子の変位を拡大し伝達し作用端を対向して配置さ
れた互いに反対方向に変位する2本のレバーアームと、
レバーアームの作用端とそれぞれ接続された回転台とを
含む2段の機械的変位拡大機構とすることにより、圧電
素子の変位の拡大率の高い回転角度の大きなミラー駆動
用圧電アクチュエータを提供できる効果があり、また2
個の圧電素子を使用しているので圧電素子2個の印加電
圧をおのおの制御することができ、高精度な位置決め制
御が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例のミラー駆動用圧電アク
チュエータの斜視図、第2図は本考案の第2の実施例の
ミラー駆動用圧電アクチュエータの斜視図、第3図はミ
ラー駆動用圧電アクチュエータの従来例を示す斜視図で
ある。 1……第1の圧電素子、2……第2の圧電素子、3……
固定部材、4……取付穴、5……第1のレバーアーム、
6……第2のレバーアーム、7,11……取付部材、8,9,1
2,13……ヒンジ、10,14……変位伝達手段、15,22……回
転台、16……第1のヒンジ、17……第2のヒンジ、18…
…ミラー、19……第1のベアリング、20……第2のベア
リング部材、21……引張スプリング部材、A……回転台
15,22の角度変位、B……圧電素子の変位。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印加電圧に応じて変位を発生する第1およ
    び第2の圧電素子と、 凹状の固定部材と、 前記固定部材と同一平面にあり、一方の端面同志がある
    間隙をもって対向し、他方の端面が前記固定部材の各端
    面と近接するように配置されるL字形の第1および第2
    のレバーアームと、 凹状で、それぞれ第1、第2の圧電素子が、その一方の
    端面が底部に固着されて内部に配置されている第1およ
    び第2の圧電素子取付部材と、 固定部材、第1および第2のレバーアームと同一平面内
    で、かつ固定部材、第1および第2のレバーアームで囲
    まれた空間の外側に位置し、第1の圧電素子の他方の端
    面が固着され、かつ固定部材の第1の圧電素子側の端面
    の縁および第1のレバーアームの他方の端面の縁に接続
    された第1の変位伝達手段と、 第1の圧電素子取付部材の各端面と固定部材、第1のレ
    バーアームとを接続するヒンジと、 固定部材、第1および第2のレバーアームと同一平面内
    で、かつ固定部材、第1および第2のレバーアームで囲
    まれた空間の内側に位置し、第2の圧電素子の他方の端
    面が固着され、かつ固定部材の第2の圧電素子側の端面
    の縁および第2のレバーアームの他方の端面の縁に接続
    された第2の変位伝達手段と、 第2の圧電素子取付部材の各端面と固定部材、第2のレ
    バーアームとを接続するヒンジと、 固定部材、第1および第2のレバーアームと同一平面内
    で、かつ固定部材、第1および第2のレバーアームで囲
    まれた空間の外側に位置し、第1および第2のレバーア
    ームの一方の端面近傍に前記平面内で一対のヒンジを有
    する回転機構または、ベアリング部材および引張スプリ
    ングを有する回転機構によって回転可能に支持され、ミ
    ラーが固着される回転台とを有するミラー駆動用圧電ア
    クチュエータ。
JP1990031235U 1990-03-27 1990-03-27 ミラー駆動用圧電アクチュエータ Expired - Lifetime JP2539787Y2 (ja)

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JP6849217B2 (ja) * 2017-06-01 2021-03-24 有限会社メカノトランスフォーマ ディスペンサ

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