JP2539717B2 - 耐熱、耐炎、遮熱、シ―ト - Google Patents

耐熱、耐炎、遮熱、シ―ト

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JP2539717B2
JP2539717B2 JP3343871A JP34387191A JP2539717B2 JP 2539717 B2 JP2539717 B2 JP 2539717B2 JP 3343871 A JP3343871 A JP 3343871A JP 34387191 A JP34387191 A JP 34387191A JP 2539717 B2 JP2539717 B2 JP 2539717B2
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茂義 渡邊
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、アラミド繊維を主に
構成された産業用耐熱耐炎遮熱シートに関するものであ
り、下記の用途に使用することが出来る。 1,耐熱シートとして使用する事ができ、高温、高熱、
より熱に弱い物品や人体を保護する事ができる。 2,耐炎シートとして使用する事ができ、火災等の災害
に対して人命、物品の保護ができる。 3,遮熱シートとして使用する事ができ、高熱作業の現
場環境維持に使用し労働衛生面の向上がはかれる。 4,省エネルギーシートとして使用する事ができる。す
なわち熱源より排出する熱の放出を最小限にする事がで
きる。断熱シートとして利用することができ最少の加熱
で長時間熱を保持することができる。
【0002】
【従来の技術】従来産業用耐熱耐炎遮熱シートは、石
綿、ガラス繊維、セラミック繊維等の無機繊維による布
地、後加工をほどこした綿又はレーヨン、耐炎性合成繊
維である。無機繊維を除く他の繊維は防炎剤含浸による
後加工である。 従来の技術での各シートの特長 (イ)石綿シートは従来多数使用されていた。耐熱温度
も1000℃あり、長時間の耐熱性機能もよく、布地ロ
ープ等加工性にも優れていたが、近年浮遊粉塵による健
康上問題が発生し使用が禁じられている。 (ロ)ガラス繊維シートは折り曲げに弱く、折り曲げ箇
所よりの引き裂き強度が弱くシートの耐久力がなく摩擦
に弱い。又表面より折れた繊維による皮膚に対して刺激
がありかぶれなどがある。 (ハ)セラミック繊維シートは耐熱温度に優れているが
熱伝導がよく遮熱には適せず非常に高価であり重量も重
い。表面より折れた繊維による皮膚に対して、刺激があ
りかぶれなどがある。 (ニ)有機繊維によるシート、難燃加工をほどこした綿
や化合繊によるシート、後加工による防炎剤の含浸によ
る難燃処理のため、高温に晒されると、難燃処理剤が熱
分解するとき有害ガスが発生し衛生上問題がある。難燃
性はあるが基本的には、180℃より熱 による強度劣
化が始まる。
【0003】
【本案が解決しようとする課題】本案は、それらの欠点
を除く、すなわち作業者にとって労働安全衛生面ですぐ
れ、又火災等の緊急時に人命、物品に対して安全に保護
が出来、職場環境の快適な保持ができ、優れた遮熱性能
により省エネルギーをはかり産業や防災に対して貢献す
る事ができる産業用耐熱耐炎遮熱シートである。
【0004】
【課題を解決するための方法】 解決手段を図で追いながら説明する。 (イ)芳香族ポリアラミド繊維を主とした布地又はアラ
ミド繊維を主とした不織布の表面にアルミ箔を被膜した
布地(A)を使いシートの寸法に合わせて裁断する。 (ロ)芳香族ポリアラミド繊維を主とした織物(B)を
裏地に使用しシートの寸法に合わせて裁断する。 (ハ)表地(A)と裏地(B)を耐熱性の糸で2枚の布
地を伸びたりほつれたりしないように縁を緊密に縫製
し、シート状に縫製する。 (ニ)シート右側縁の表側には耐熱面接着テープ(C)
A面すなわち凸面の両端を縫いつける。シート左側には
耐熱面接着テープ(C)B面すなわち凹面を縫いつけ連
続したシートに接続出来る。 (ホ)シート上側及び下側に力布(D)を帯状に縫いつ
け左右の引っぱり力に対して補強する。(ヘ)帯状の力
布位置のところにシートをロープで構造物に結束するた
めのハトメ穴(E)を開ける。縫糸(F)は耐熱繊維の
糸を使用する。
【0005】
【作用】本案は、以上の構成である。以下の通り使用す
る事ができる。 1,高熱作業に用いる時 電気炉、カス炉、石油及びコークスを用いた炉作業など
の炉前及び職場の遮熱シート、天井より吊り下げカーテ
ンのように使用。構造物に設置し取り付ければ高さ幅は
無限に接続や連続が可能なので、炉から放射される熱に
対して、熱に弱い物品や人体を大きな面で保護する事が
できる。 2,輻射熱のでる熱源に対しては高輝度アルミニュウム
被膜による熱反射又一ヶ所集中する熱に対してアルミの
熱伝導性のすぐれた性質を利用して放熱より熱の集中を
分散することができる。 3,輻射熱の出る熱源に対しては高輝度アルミニュウム
被膜による反射を行い、380mm〜755mm域の可
視光の反射率は73.6%〜69.55%があり輻射熱
による人体の被爆から保護することができる。 4,爆発性のガス、石油、粉塵、可燃物等に対して物品
を保護し、万一の爆発や火災から作業者や可燃物や機器
システムなどの安全を確保する目的に使用できる。 5,火事、火災等の防災シートとして使用し救助活動や
このシートを設置することにより安全に避難することが
できる。 6,消火シートとして使用することができる。アルミの
フィルムを使用しているので通気性がなく、火災に対し
て酸素の供給を断つ事が出来る。又アラミド繊維はL0
I、30〜35あり自己消化性があり通常では燃焼しな
い。 7,熱源に対して覆うように使用し、例えば乾燥機を覆
う、このシートの遮熱性、シートの機密性により燃費の
向上がはかれる。又長時間の熱養生に用いる事が出来エ
ネルギー消費の倹約がはかれ、又遮熱性がすぐれている
ので、簡易保冷等に使用することができる。
【0006】
【実施例】本案の使用例は下記のものがある。 1,プラスチック構造物の熱養生180℃〜60℃まで
36〜40時間かけて除冷するとき、そのものをシート
で被覆し除冷する。 2,排熱ダクトとして使用、ハンダ溶解槽より高熱有害
蒸気の送風ダクトとして使用。 3,製鉄所熱延ロールコントロール制御室の窓の遮熱カ
ーテンとして利用。 4,炉前作業現場の遮熱カーテンシートとして使用。 5,アラミド繊維の持つ耐熱性、耐炎性を生かした耐熱
耐炎遮熱シートとしてホテル、百貨店の避難用に使用。 6,家庭、台所などの火の廻りの消化シートに使用。 (使用例)本案はシートに面接着ファスアーを使用して
いるので簡単に接続することが出来る。 (C)面接着ファスナーA面(C)面接着ファスナー
B面をのせて手で軽く押さえるだけで接着が可能で離脱
も簡単に出来る、従って連続した無限の長さに接合でき
る。 又面接着ファスナーは耐熱性のものを使用、面接着フ
ァスナーの性能劣化の場合は取り替えが可能。 シート上下にハトメ穴を開けひもにて簡単に構造物や
金具に取り付け脱着が可能で取り付け工事が短時間で可
能。 (シートを接続する方法) (イ)最初に一枚のシートを構造物に吊り下げる。 (ロ)次にシートを最初のシートと同じ面を面接着ファ
スナーの端にくるように持ってきて、面接着ファスナー
に重ねる。 (ハ)面接着ファスナー凸面と凹面を重ね合わせ軽く押
し付ける。 (ニ)離脱し簡単に面接着ファスナーをはがす事が出来
る。
【0007】
【発明の効果】このシートは軽量で、取扱いに便利であ
り、短い時間に、対象物の大小を問わず又様々な熱源に
対して、耐熱、耐炎、遮熱の効果が大きく熱に弱い人
命、物品の保護や快適な作業環境を作り、そのうえ省エ
ネルギーをはかることができ、防災、労働安全及び省エ
ネルギー分野で産業や社会に大きく貢献することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【第1図】表面平面図 (A)アラミド繊維を主とした布地にアルミ被覆をした
布地 (C)面接着ファスナーを縫いつける (E)鳩目穴を上下両端にとりつける
【第2図】裏面平面図 (B)アラミド繊維を主とした布地 (C)面接着ファスナーを縫いつける (D)力布テープを上下両端に縫いつける
【第3図】断面図 (A)アラミド繊維を主とした布地にアルミ被覆をした
布地 (B)アラミド繊維を主とした布地 (C)面接着ファスナーを縫いつける (D)力布テープを上下両端に縫いつける (E)鳩目穴を上下両端にとりつける (F)耐熱繊維の縫糸
【第4図】表面断面図 (A)アラミド繊維を主とした布地にアルミ被覆をした
布地 (C)面接着ファスナーを縫いつける (E)鳩目穴を上下両端にとりつける
【第5図】裏面断面図 (B)アラミド繊維を主とした布地 (C)面接着ファスナーを縫いつける (D)力布テープを上下両端に縫いつける (E)鳩目穴を上下両端に縫いつける

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の事項を内容とするシート (イ)アラミド繊維を主とした布地又は、ニールドパン
    チをしたフェルトを含む不織布の表面にアルミ被膜をほ
    どこした布地(A)を表地に使用。 (ロ)アラミド繊維を主とし、綿又はレーヨン、アクリ
    ル等を50%以下の布地(B)を裏地に使用。 (ハ)接続部に耐熱面接着ファスナー(C)を使用し、
    表面に雄テープ、裏面に雌テープを縫いつける。 (ニ)接続部に要所要所ロープにて構造物や、仮設設備
    などに取り付けるハトメ穴(D)を開けハトメ穴及び強
    度を増す為の力布を縫いつけたもの。 (ホ)耐熱繊維でできた縫糸ですべてを縫製したもの。
JP3343871A 1991-10-26 1991-10-26 耐熱、耐炎、遮熱、シ―ト Expired - Lifetime JP2539717B2 (ja)

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CN107034593B (zh) * 2017-06-14 2023-06-23 四川美立方门业有限公司 防火帘布台式缝合装置
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