JP2536908Y2 - シュー振分機構 - Google Patents
シュー振分機構Info
- Publication number
- JP2536908Y2 JP2536908Y2 JP6958992U JP6958992U JP2536908Y2 JP 2536908 Y2 JP2536908 Y2 JP 2536908Y2 JP 6958992 U JP6958992 U JP 6958992U JP 6958992 U JP6958992 U JP 6958992U JP 2536908 Y2 JP2536908 Y2 JP 2536908Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- guide rail
- shoe
- branch
- slat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はコンベヤに関し、更に詳
しくは、例えばスラットシュータイプの仕分けコンベヤ
により物品（搬送物）を仕分ける時に、仕分け作業を円
滑にするためにシューを所定の列に並べるシュー振分機
構に関する。
しくは、例えばスラットシュータイプの仕分けコンベヤ
により物品（搬送物）を仕分ける時に、仕分け作業を円
滑にするためにシューを所定の列に並べるシュー振分機
構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、工場や倉庫、配送センター等にお
ける物流システムにおいて、その搬送ラインの複雑化や
搬送システムの多様化が進むほど、物品を仕分装置に供
給して仕分けを行い、仕分けされた物品をその下流側に
配設される複数のコンベヤに送り、次の工程へと供給し
ている。
ける物流システムにおいて、その搬送ラインの複雑化や
搬送システムの多様化が進むほど、物品を仕分装置に供
給して仕分けを行い、仕分けされた物品をその下流側に
配設される複数のコンベヤに送り、次の工程へと供給し
ている。
【０００３】このような仕分装置として、例えばローラ
コンベヤ、スラットコンベヤ、ベルトコンベヤを基調に
したものなど、種々の構成のコンベヤが用いられてい
る。図４及び図５は、このような仕分コンベヤのうちス
ラットシュータイプの仕分コンベヤを示すものである。
図示されるように、物品Ｚは、上流側にあるコンベヤＡ
から仕分コンベヤ１に順次供給され、仕分コンベヤ１の
搬送面上で仕分けられ、その下流側に配設されるコンベ
ヤＢ又はＣへと送られる。
コンベヤ、スラットコンベヤ、ベルトコンベヤを基調に
したものなど、種々の構成のコンベヤが用いられてい
る。図４及び図５は、このような仕分コンベヤのうちス
ラットシュータイプの仕分コンベヤを示すものである。
図示されるように、物品Ｚは、上流側にあるコンベヤＡ
から仕分コンベヤ１に順次供給され、仕分コンベヤ１の
搬送面上で仕分けられ、その下流側に配設されるコンベ
ヤＢ又はＣへと送られる。
【０００４】スラットシュータイプの仕分コンベヤ１
は、搬送方向（矢印Ｆ方向）に直交して配列される複数
のスラット２により搬送面が構成され、各スラット２
は、その長手方向両端に設けられたエンドブロック３が
仕分コンベヤ１の駆動チェーン（図示せず）に連結され
ており、該駆動チェーンの駆動によりスラット２は搬送
方向に移動する。また、スラット２は、その長手方向に
移動可能な移動シュー４を備え、移動シュー４の配置に
より搬送面上の搬送経路を形成する。
は、搬送方向（矢印Ｆ方向）に直交して配列される複数
のスラット２により搬送面が構成され、各スラット２
は、その長手方向両端に設けられたエンドブロック３が
仕分コンベヤ１の駆動チェーン（図示せず）に連結され
ており、該駆動チェーンの駆動によりスラット２は搬送
方向に移動する。また、スラット２は、その長手方向に
移動可能な移動シュー４を備え、移動シュー４の配置に
より搬送面上の搬送経路を形成する。
【０００５】図６は、図４に示される仕分けコンベヤ１
の側面図であるが、図示されるように、仕分コンベヤ１
は、コンベヤＡからの物品Ｚを載置して、矢印Ｆ方向へ
移動させる間に仕分けを行い、下流側のコンベヤＢまた
はＣへと送る搬送領域５と、搬送領域５の搬送面とは反
対側に位置し、矢印Ｒ方向に移動する戻り領域６とから
構成されている。
の側面図であるが、図示されるように、仕分コンベヤ１
は、コンベヤＡからの物品Ｚを載置して、矢印Ｆ方向へ
移動させる間に仕分けを行い、下流側のコンベヤＢまた
はＣへと送る搬送領域５と、搬送領域５の搬送面とは反
対側に位置し、矢印Ｒ方向に移動する戻り領域６とから
構成されている。
【０００６】スラット２には、移動シュー４に連結し
て、搬送面（スラット面）とは反対側に突出するガイド
ホイール７が付設される。ガイドホイール７は、スラッ
ト２の移動に伴って仕分け位置まで達すると、例えば２
方向に分岐するＹ字型ガイドレール（図示せず）から構
成される仕分機構８に案内される。ガイドホイール７が
仕分機構８のガイドレールを移動する間に、図５に示さ
れるような移動シュー４による搬送経路が形成され、物
品Ｚの所望の仕分けが行われる。
て、搬送面（スラット面）とは反対側に突出するガイド
ホイール７が付設される。ガイドホイール７は、スラッ
ト２の移動に伴って仕分け位置まで達すると、例えば２
方向に分岐するＹ字型ガイドレール（図示せず）から構
成される仕分機構８に案内される。ガイドホイール７が
仕分機構８のガイドレールを移動する間に、図５に示さ
れるような移動シュー４による搬送経路が形成され、物
品Ｚの所望の仕分けが行われる。
【０００７】スラット２は、仕分け終了後、仕分コンベ
ヤ１の下流側端部９において、搬送面とは反対側にある
戻り領域６に向かい、戻り領域６では搬送面の搬送方向
（矢印Ｆ方向）とは逆方向（矢印Ｒ方向）に移動する。
ここで、仕分けの際、即ち搬送領域５において、搬送面
にあるスラット２の移動シュー４は、物品Ｚを図５の搬
送面の右側（コンベヤＢ方向）に移動させる場合には図
中スラット２の長手方向右端に向かって、一方物品Ｚを
左側（コンベヤＣ方向）に移動させる場合にはスラット
２の長手方向左端に移動しながら搬送方向（矢印Ｆ方
向）に移動し、下流側端部９に達する。下流側端部９に
達した時、スラット２の移動シュー４は、仕分け終了後
の状態、即ち物品ＺをコンベヤＢに移動させた移動シュ
ー４はスラット２の右寄りに位置したまま、一方部品Ｚ
をコンベヤＣに移動させた移動シュー４はスラット２の
左寄りに位置したまま戻り領域６に送られる。
ヤ１の下流側端部９において、搬送面とは反対側にある
戻り領域６に向かい、戻り領域６では搬送面の搬送方向
（矢印Ｆ方向）とは逆方向（矢印Ｒ方向）に移動する。
ここで、仕分けの際、即ち搬送領域５において、搬送面
にあるスラット２の移動シュー４は、物品Ｚを図５の搬
送面の右側（コンベヤＢ方向）に移動させる場合には図
中スラット２の長手方向右端に向かって、一方物品Ｚを
左側（コンベヤＣ方向）に移動させる場合にはスラット
２の長手方向左端に移動しながら搬送方向（矢印Ｆ方
向）に移動し、下流側端部９に達する。下流側端部９に
達した時、スラット２の移動シュー４は、仕分け終了後
の状態、即ち物品ＺをコンベヤＢに移動させた移動シュ
ー４はスラット２の右寄りに位置したまま、一方部品Ｚ
をコンベヤＣに移動させた移動シュー４はスラット２の
左寄りに位置したまま戻り領域６に送られる。
【０００８】しかし、コンベヤＡから順次送られてくる
物品Ｚを新たに仕分コンベヤ１上で仕分けを行うために
は、前記のように搬送面上で右寄り又は左寄りのまま、
ランダムな状態で戻り領域６を移動してくる移動シュー
４を、仕分コンベヤ１の上流側端部１０において、仕分
情報に基づいて一度左右何れか一方の端部に偏らせてお
く必要がある。
物品Ｚを新たに仕分コンベヤ１上で仕分けを行うために
は、前記のように搬送面上で右寄り又は左寄りのまま、
ランダムな状態で戻り領域６を移動してくる移動シュー
４を、仕分コンベヤ１の上流側端部１０において、仕分
情報に基づいて一度左右何れか一方の端部に偏らせてお
く必要がある。
【０００９】そのため、通常、仕分コンベヤ１の戻り領
域６のスラット面の裏面に、例えば図３に示されるよう
なシュー振分機構１１が敷設される。図示されるよう
に、シュー振分機構１１は、一対の側壁１２ａ、１２ｂ
からなるシューセンタリングガイドレール１３と、それ
に連続して左右（矢印Ｄ及びＥ方向）に分岐する分岐ガ
イドレール１４ａ、１４ｂ、並びに分岐ガイドレール１
４ａ、１４ｂの分岐部分に配設される電磁石１５ａ、１
５ｂとから構成される。
域６のスラット面の裏面に、例えば図３に示されるよう
なシュー振分機構１１が敷設される。図示されるよう
に、シュー振分機構１１は、一対の側壁１２ａ、１２ｂ
からなるシューセンタリングガイドレール１３と、それ
に連続して左右（矢印Ｄ及びＥ方向）に分岐する分岐ガ
イドレール１４ａ、１４ｂ、並びに分岐ガイドレール１
４ａ、１４ｂの分岐部分に配設される電磁石１５ａ、１
５ｂとから構成される。
【００１０】戻り領域６を矢印Ｒ方向に移動する移動シ
ュー４のガイドホイール７は、先ずシュー振分機構１２
のシューセンタリングガイドレール１３に案内され、次
いでシュー振分信号により電磁石１５ａまたは１５ｂの
何れか一方の通電により、通電された側の分岐ガイドレ
ール１４ａまたは１４ｂに導かれる。シューセンタリン
グガイドレール１３の上流端にはセンサ１６が配設さ
れ、ガイドホイール７の通過を検知して、シュー振分信
号とともに電磁石１５ａ、１５ｂの通電を制御する。
ュー４のガイドホイール７は、先ずシュー振分機構１２
のシューセンタリングガイドレール１３に案内され、次
いでシュー振分信号により電磁石１５ａまたは１５ｂの
何れか一方の通電により、通電された側の分岐ガイドレ
ール１４ａまたは１４ｂに導かれる。シューセンタリン
グガイドレール１３の上流端にはセンサ１６が配設さ
れ、ガイドホイール７の通過を検知して、シュー振分信
号とともに電磁石１５ａ、１５ｂの通電を制御する。
【００１１】この結果、ガイドホイール７の移動に伴い
移動シュー４も矢印ＤまたはＥ方向に導かれ、移動シュ
ー４は、スラット２の長手方向何れか一方の端部に寄せ
られた状態で搬送領域５に送られる。シュー振分機構１
１は、仕分コンベヤ１の上流側のコンベヤＡ上を移動し
てくる物品Ｚが仕分コンベヤ１の上流側端部１０に達す
る前に、移動シュー４を仕分情報に基づき仕分コンベヤ
１の搬送面の左右何かの端に偏らせておく必要があり、
シュー振分機構１１の戻り領域６における敷設位置は、
物品ＺのコンベヤＡ上での移動速度によって適宜調整さ
れる。
移動シュー４も矢印ＤまたはＥ方向に導かれ、移動シュ
ー４は、スラット２の長手方向何れか一方の端部に寄せ
られた状態で搬送領域５に送られる。シュー振分機構１
１は、仕分コンベヤ１の上流側のコンベヤＡ上を移動し
てくる物品Ｚが仕分コンベヤ１の上流側端部１０に達す
る前に、移動シュー４を仕分情報に基づき仕分コンベヤ
１の搬送面の左右何かの端に偏らせておく必要があり、
シュー振分機構１１の戻り領域６における敷設位置は、
物品ＺのコンベヤＡ上での移動速度によって適宜調整さ
れる。
【００１２】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図３に
示されるようなシュー振分機構１１では、分岐ガイドレ
ール１４ａと１４ｂとの先端部１７が、シューセンタリ
ングガイドレール１３の中心線Ｙ上にあるために、停電
時や振分作業終了時の電源停止時、あるいは装置の電気
系統の故障時には、電磁石１５ａ、１５ｂの通電による
ガイドホイール７の分岐ガイドレール１４ａまたは１４
ｂへの案内をコントロールできなくなり、シューセンタ
リングガイドレール１３を移動してくるガイドホイール
７は、惰性により先端部１７に衝突してしまう。
示されるようなシュー振分機構１１では、分岐ガイドレ
ール１４ａと１４ｂとの先端部１７が、シューセンタリ
ングガイドレール１３の中心線Ｙ上にあるために、停電
時や振分作業終了時の電源停止時、あるいは装置の電気
系統の故障時には、電磁石１５ａ、１５ｂの通電による
ガイドホイール７の分岐ガイドレール１４ａまたは１４
ｂへの案内をコントロールできなくなり、シューセンタ
リングガイドレール１３を移動してくるガイドホイール
７は、惰性により先端部１７に衝突してしまう。
【００１３】振分作業の高速化のために、搬送面を構成
するスラット２を、搬送方向に高速で移動させる必要が
あるが、高速化に伴ってガイドホイール７の慣性も大き
くなるため、先端部１７に衝突したときの衝撃も大きな
ものとなる。このため、長期間の使用により、先端部１
７が破損してしまう。従って、本考案の課題は、物品Ｚ
の正確且つ迅速な仕分け作業を円滑にできることに加え
て、停電や振分作業終了時の電源停止直後における、ガ
イドホイール７の分岐ガイドレール１４ａと１４ｂの先
端部１７への衝突を回避して先端部１７の破損を防止す
ることにより、分岐ガイドレール１４ａ．１４ｂの寿命
を延ばし、ランニグコストやメンテナンスを低減できる
仕分コンベヤ１のシュー振分機構１１を提供することに
ある。
するスラット２を、搬送方向に高速で移動させる必要が
あるが、高速化に伴ってガイドホイール７の慣性も大き
くなるため、先端部１７に衝突したときの衝撃も大きな
ものとなる。このため、長期間の使用により、先端部１
７が破損してしまう。従って、本考案の課題は、物品Ｚ
の正確且つ迅速な仕分け作業を円滑にできることに加え
て、停電や振分作業終了時の電源停止直後における、ガ
イドホイール７の分岐ガイドレール１４ａと１４ｂの先
端部１７への衝突を回避して先端部１７の破損を防止す
ることにより、分岐ガイドレール１４ａ．１４ｂの寿命
を延ばし、ランニグコストやメンテナンスを低減できる
仕分コンベヤ１のシュー振分機構１１を提供することに
ある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本考案に係る上記課題
は、スラットシュータイプコンベヤ装置の戻り領域のス
ラット面の裏面に敷設されるシュー振分機構において、
前記シュー振分機構は、スラット面の反対側に突出する
ガイドホイールを案内する一対の側壁からなるガイドレ
ールを備え、ガイドレールは、シューセンタリングガイ
ドレール並びにシューセンタリングガイドレールに連続
して左右に分岐する分岐ガイドレールから構成されると
ともに、シューセンタリングガイドレールの一方の側壁
は、シューセンタリングガイドレール上の任意の位置で
外方向に屈曲して電磁石を備える上部側壁と、上部側壁
に連続して分岐ガイドレールの側壁の一部を構成して電
磁石または永久磁石を備える下部側壁とから構成され、
更に、分岐ガイドレールは、その分岐頂部が、シューセ
ンタリングガイドレールの上部側壁及び下部側壁が形成
される側の側壁の延長線上に位置しており、上部側壁の
電磁石を通電することによりガイドホイールを上部側壁
に吸引し、その後下部側壁に沿って移動させることによ
り分岐ガイドレールに導くことを特徴とするシュー振分
機構により解決される。
は、スラットシュータイプコンベヤ装置の戻り領域のス
ラット面の裏面に敷設されるシュー振分機構において、
前記シュー振分機構は、スラット面の反対側に突出する
ガイドホイールを案内する一対の側壁からなるガイドレ
ールを備え、ガイドレールは、シューセンタリングガイ
ドレール並びにシューセンタリングガイドレールに連続
して左右に分岐する分岐ガイドレールから構成されると
ともに、シューセンタリングガイドレールの一方の側壁
は、シューセンタリングガイドレール上の任意の位置で
外方向に屈曲して電磁石を備える上部側壁と、上部側壁
に連続して分岐ガイドレールの側壁の一部を構成して電
磁石または永久磁石を備える下部側壁とから構成され、
更に、分岐ガイドレールは、その分岐頂部が、シューセ
ンタリングガイドレールの上部側壁及び下部側壁が形成
される側の側壁の延長線上に位置しており、上部側壁の
電磁石を通電することによりガイドホイールを上部側壁
に吸引し、その後下部側壁に沿って移動させることによ
り分岐ガイドレールに導くことを特徴とするシュー振分
機構により解決される。
【００１５】また、同様な課題は、スラットシュータイ
プコンベヤ装置の戻り領域のスラット面の裏面に敷設さ
れるシュー振分機構において、前記シュー振分機構は、
スラット面の反対側に突出するガイドホイールを案内す
る一対の側壁からなるガイドレールを備え、ガイドレー
ルは、シューセンタリングガイドレール並びにシューセ
ンタリングガイドレールに連続して左右に分岐する分岐
ガイドレールから構成されるとともに、シューセンタリ
ングガイドレールの一方の側壁は、シューセンタリング
ガイドレール上の任意の位置で外方向に屈曲して電磁石
を備える上部側壁と、上部側壁に連続して分岐ガイドレ
ール方向に屈曲する中間側壁並びに中間側壁に連続して
分岐ガイドレールの側壁に連続して永久磁石を備える下
部側壁から構成され、また、シューセンタリングガイド
レールの他方の側壁とそれに連続する分岐ガイドレール
の側壁には、永久磁石をその上端部が下部側壁に配設さ
れた永久磁石の上端部よりも上流側に位置するように配
設されており、電磁石を通電することによりガイドホイ
ールを上部側壁に吸引し、その後、中間側壁及び下部側
壁に沿って移動させることにより分岐ガイドレールに導
くことを特徴とするシュー振分機構によっても解決され
る。
プコンベヤ装置の戻り領域のスラット面の裏面に敷設さ
れるシュー振分機構において、前記シュー振分機構は、
スラット面の反対側に突出するガイドホイールを案内す
る一対の側壁からなるガイドレールを備え、ガイドレー
ルは、シューセンタリングガイドレール並びにシューセ
ンタリングガイドレールに連続して左右に分岐する分岐
ガイドレールから構成されるとともに、シューセンタリ
ングガイドレールの一方の側壁は、シューセンタリング
ガイドレール上の任意の位置で外方向に屈曲して電磁石
を備える上部側壁と、上部側壁に連続して分岐ガイドレ
ール方向に屈曲する中間側壁並びに中間側壁に連続して
分岐ガイドレールの側壁に連続して永久磁石を備える下
部側壁から構成され、また、シューセンタリングガイド
レールの他方の側壁とそれに連続する分岐ガイドレール
の側壁には、永久磁石をその上端部が下部側壁に配設さ
れた永久磁石の上端部よりも上流側に位置するように配
設されており、電磁石を通電することによりガイドホイ
ールを上部側壁に吸引し、その後、中間側壁及び下部側
壁に沿って移動させることにより分岐ガイドレールに導
くことを特徴とするシュー振分機構によっても解決され
る。
【００１６】
【実施例】以下、本考案に係るシュー振分機構を、下記
の実施例に基づき説明する。ただし、本考案は本実施例
のみに限定されるものではない。図５は仕分コンベヤの
概略を示した上面図であり、仕分コンベヤ１は、搬送方
向（矢印Ｆ方向）に直交して配列される複数のスラット
２により搬送面が構成され、各スラット２は、その長手
方向両端に設けられたエンドブロック３が仕分コンベヤ
１の駆動チェーン（図示せず）に連結されており、該駆
動チェーンの駆動によりスラット２は搬送方向に移動す
る。
の実施例に基づき説明する。ただし、本考案は本実施例
のみに限定されるものではない。図５は仕分コンベヤの
概略を示した上面図であり、仕分コンベヤ１は、搬送方
向（矢印Ｆ方向）に直交して配列される複数のスラット
２により搬送面が構成され、各スラット２は、その長手
方向両端に設けられたエンドブロック３が仕分コンベヤ
１の駆動チェーン（図示せず）に連結されており、該駆
動チェーンの駆動によりスラット２は搬送方向に移動す
る。
【００１７】また、仕分コンベヤ１は、図５に示される
ように、コンベヤＡからの物品Ｚを載置して、矢印Ｆ方
向へ移動させる間に仕分けを行い、下流側のコンベヤＢ
またはＣへと送る搬送領域５と、搬送領域５の搬送面と
は反対側に位置し、矢印Ｒ方向に移動する戻り領域６と
から構成されている。スラット２には、移動シュー４に
連結して、搬送面（スラット面）とは反対側に突出する
ガイドホイール７が付設される。ガイドホイール７は、
スラット２の移動に伴って仕分け位置まで達すると、例
えば２方向に分岐するＹ字型ガイドレール（図示せず）
から構成される仕分機構８に案内される。ガイドホイー
ル７が仕分機構８のガイドレールを移動する間に、図５
に示されるような移動シュー４による搬送経路が形成さ
れ、物品Ｚの所望の仕分けが行われる。
ように、コンベヤＡからの物品Ｚを載置して、矢印Ｆ方
向へ移動させる間に仕分けを行い、下流側のコンベヤＢ
またはＣへと送る搬送領域５と、搬送領域５の搬送面と
は反対側に位置し、矢印Ｒ方向に移動する戻り領域６と
から構成されている。スラット２には、移動シュー４に
連結して、搬送面（スラット面）とは反対側に突出する
ガイドホイール７が付設される。ガイドホイール７は、
スラット２の移動に伴って仕分け位置まで達すると、例
えば２方向に分岐するＹ字型ガイドレール（図示せず）
から構成される仕分機構８に案内される。ガイドホイー
ル７が仕分機構８のガイドレールを移動する間に、図５
に示されるような移動シュー４による搬送経路が形成さ
れ、物品Ｚの所望の仕分けが行われる。
【００１８】スラット２は、仕分け終了後、仕分コンベ
ヤ１の下流側端部９において、搬送面とは反対側にある
戻り領域６に向かい、戻り領域６では搬送面の搬送方向
（矢印Ｆ方向）とは逆方向（矢印Ｒ方向）に移動する。
戻り領域６のスラット２の裏面側には、後述する構造の
シュー振分機構１１が敷設される。
ヤ１の下流側端部９において、搬送面とは反対側にある
戻り領域６に向かい、戻り領域６では搬送面の搬送方向
（矢印Ｆ方向）とは逆方向（矢印Ｒ方向）に移動する。
戻り領域６のスラット２の裏面側には、後述する構造の
シュー振分機構１１が敷設される。
【００１９】図１は、本考案に係るシュー振分機構１１
の第１実施例を示すものである。シュー振分機構１１
は、ガイドホイール７の外径より若干大きな幅を有する
左右一対の側壁１２ａ及び１２ｂからなるとともに、シ
ューセンタリングガイドレール１３及びそれに連続する
分岐ガイドレール１４ａ、１４ｂから構成される。更
に、一対の側壁のうち一方の側壁７ａは、シューセンタ
リングガイドレール１３上の任意の位置で外方向に屈曲
して、電磁石１５を備える上部側壁１２ｃと、上部側壁
１２ｃに連続して分岐ガイドレール１４ａの側壁の一部
を構成し、電磁石または永久磁石１８を備える下部側壁
１２ｄとから構成される。
の第１実施例を示すものである。シュー振分機構１１
は、ガイドホイール７の外径より若干大きな幅を有する
左右一対の側壁１２ａ及び１２ｂからなるとともに、シ
ューセンタリングガイドレール１３及びそれに連続する
分岐ガイドレール１４ａ、１４ｂから構成される。更
に、一対の側壁のうち一方の側壁７ａは、シューセンタ
リングガイドレール１３上の任意の位置で外方向に屈曲
して、電磁石１５を備える上部側壁１２ｃと、上部側壁
１２ｃに連続して分岐ガイドレール１４ａの側壁の一部
を構成し、電磁石または永久磁石１８を備える下部側壁
１２ｄとから構成される。
【００２０】また、分岐ガイドレール１４ａと１４ｂに
より形成される分岐頂部１７は、上部側壁１２ｃ及び下
部側壁１２ｄが形成された側の側壁１２ａの延長線上、
即ちシューセンタリングガイドレール１３の中心線Ｙに
関して距離Ｌだけ分岐ガイドレール１４ａ側に位置す
る。ガイドホイール７は、上記構造のシュー振分機構１
１内を図中上方から下方に（矢印Ｒ方向）向かって案内
され、先ずシューセンタリングガイドレール１３を通
り、分岐ガイドレール１４ａまたは１４ｂへと導かれ
る。その結果，図６に示される戻り領域６を移動する移
動シュー４は、戻り領域６において次の仕分け作業のた
めにスラット２の長手方向の一方の端に寄せられた後、
仕分コンベヤ１の上流側端部１０へと送られる。
より形成される分岐頂部１７は、上部側壁１２ｃ及び下
部側壁１２ｄが形成された側の側壁１２ａの延長線上、
即ちシューセンタリングガイドレール１３の中心線Ｙに
関して距離Ｌだけ分岐ガイドレール１４ａ側に位置す
る。ガイドホイール７は、上記構造のシュー振分機構１
１内を図中上方から下方に（矢印Ｒ方向）向かって案内
され、先ずシューセンタリングガイドレール１３を通
り、分岐ガイドレール１４ａまたは１４ｂへと導かれ
る。その結果，図６に示される戻り領域６を移動する移
動シュー４は、戻り領域６において次の仕分け作業のた
めにスラット２の長手方向の一方の端に寄せられた後、
仕分コンベヤ１の上流側端部１０へと送られる。
【００２１】シューセンタリングガイドレール１３の上
流端にはガイドホイール７の通過を検知するセンサ１６
が配設される。ガイドホイール７の通過検出信号と仕分
情報との演算により、上部側壁１２ｃの電磁石１５を制
御する。図５において、仕分け終了後に移動シュー４
を、仕分コンベヤ１の上流側端部（図中上端部）におい
てスラット２の長手方向右端に寄せる場合には、シュー
振分機構１１の上部側壁１２ｃの電磁石１５を通電する
ことにより、シューセンタリングガイドレール１３を移
動してくるガイドホイール７を、最初電磁石１５に吸引
して上部側壁１２ｃに沿って移動させ、その後電磁石ま
たは永久磁石１８の磁力により下部側壁１２ｄに沿って
移動させ、それに続く分岐ガイドレール１４ａへと導く
ことにより、ガイドホイール７に連結する移動シュー４
を矢印Ｄ方向に案内する。
流端にはガイドホイール７の通過を検知するセンサ１６
が配設される。ガイドホイール７の通過検出信号と仕分
情報との演算により、上部側壁１２ｃの電磁石１５を制
御する。図５において、仕分け終了後に移動シュー４
を、仕分コンベヤ１の上流側端部（図中上端部）におい
てスラット２の長手方向右端に寄せる場合には、シュー
振分機構１１の上部側壁１２ｃの電磁石１５を通電する
ことにより、シューセンタリングガイドレール１３を移
動してくるガイドホイール７を、最初電磁石１５に吸引
して上部側壁１２ｃに沿って移動させ、その後電磁石ま
たは永久磁石１８の磁力により下部側壁１２ｄに沿って
移動させ、それに続く分岐ガイドレール１４ａへと導く
ことにより、ガイドホイール７に連結する移動シュー４
を矢印Ｄ方向に案内する。
【００２２】一方、移動シュー４をスラット２の長手方
向左端に寄せる場合には、電磁石１５の通電を行わない
で、シューセンタリングガイドレール１３を移動してく
るガイドホイール７を上部側壁１２ｃ側に引き寄せるこ
となく、そのまま図中下方へと移動させて分岐ガイドレ
ール１４ｂへと導き、移動シュー４を矢印Ｅ方向へと案
内する。
向左端に寄せる場合には、電磁石１５の通電を行わない
で、シューセンタリングガイドレール１３を移動してく
るガイドホイール７を上部側壁１２ｃ側に引き寄せるこ
となく、そのまま図中下方へと移動させて分岐ガイドレ
ール１４ｂへと導き、移動シュー４を矢印Ｅ方向へと案
内する。
【００２３】ここで、シューセンタリングガイドレール
１３の幅は、ガイドホイール７の外寸より若干大きい程
度であるため、ガイドホイール７は、シューセンタリン
グガイドレール１３の中心線Ｙに沿って図中下方に移動
する。前述したように、分岐ガイドレール１４ａと１４
ｂによる分岐頂部１７は、中心線Ｙに関して距離Ｌだけ
分岐ガイドレール１４ａ側に位置しているため、中心線
Ｙに沿って分岐頂部１７に向かって移動するガイドホイ
ール７は、分岐頂部１７に衝突することなく、分岐頂部
１７に連続する分岐ガイドレール１４ｂ側の側面１７ａ
に当接して、その後分岐ガイドレール１４ｂへと導かれ
る。
１３の幅は、ガイドホイール７の外寸より若干大きい程
度であるため、ガイドホイール７は、シューセンタリン
グガイドレール１３の中心線Ｙに沿って図中下方に移動
する。前述したように、分岐ガイドレール１４ａと１４
ｂによる分岐頂部１７は、中心線Ｙに関して距離Ｌだけ
分岐ガイドレール１４ａ側に位置しているため、中心線
Ｙに沿って分岐頂部１７に向かって移動するガイドホイ
ール７は、分岐頂部１７に衝突することなく、分岐頂部
１７に連続する分岐ガイドレール１４ｂ側の側面１７ａ
に当接して、その後分岐ガイドレール１４ｂへと導かれ
る。
【００２４】図２は、本考案に係るシュー振分機構１１
の第２実施例を示すものである。シュー振分機構１１
は、図１に示される第１実施例同様、ガイドホイール７
の外径より若干大きな幅を有する左右一対の側壁１２ａ
及び１２ｂからなるとともに、シューセンタリングガイ
ドレール１３及びそれに連続する分岐ガイドレール１４
ａ、１４ｂから構成される。
の第２実施例を示すものである。シュー振分機構１１
は、図１に示される第１実施例同様、ガイドホイール７
の外径より若干大きな幅を有する左右一対の側壁１２ａ
及び１２ｂからなるとともに、シューセンタリングガイ
ドレール１３及びそれに連続する分岐ガイドレール１４
ａ、１４ｂから構成される。
【００２５】更に、一方の側壁１２ａは、シューセンタ
リングガイドレール１３上の任意の位置でシューセンタ
リングガイド１３の中心線Ｙに関して距離Ｍだけ外方向
に屈曲し、電磁石１５を備える上部側壁１２ｃと、上部
側壁１２ｃに連続して図中下方（分岐ガイドレール１４
ａ方向）に垂設される中間側壁１２ｅ、並びに中間側壁
１２ｅに連続して分岐ガイドレール１４ａの側壁の一部
を構成し、永久磁石１８ａを備える下部側壁１２ｄから
構成される。また、他方の側壁１２ｂには、シューセン
タリングガイドレール１３と分岐ガイドレール１４ｂに
わたって永久磁石１８ｂが配設される。ここで、永久磁
石１８ｂは、その上端が下部側壁１２ｄに配設される永
久磁石１８ａの上端よりも上流側に位置するように配設
される。
リングガイドレール１３上の任意の位置でシューセンタ
リングガイド１３の中心線Ｙに関して距離Ｍだけ外方向
に屈曲し、電磁石１５を備える上部側壁１２ｃと、上部
側壁１２ｃに連続して図中下方（分岐ガイドレール１４
ａ方向）に垂設される中間側壁１２ｅ、並びに中間側壁
１２ｅに連続して分岐ガイドレール１４ａの側壁の一部
を構成し、永久磁石１８ａを備える下部側壁１２ｄから
構成される。また、他方の側壁１２ｂには、シューセン
タリングガイドレール１３と分岐ガイドレール１４ｂに
わたって永久磁石１８ｂが配設される。ここで、永久磁
石１８ｂは、その上端が下部側壁１２ｄに配設される永
久磁石１８ａの上端よりも上流側に位置するように配設
される。
【００２６】ガイドホイール７は、上記構造のシュー振
分機構１１内を図中上方から下方に（矢印Ｒ方向）向か
って案内され、先ずシューセンタリングガイドレール１
３を通り、分岐ガイドレール１４ａまたは１４ｂへと導
かれる。その結果，図５に示される戻り領域６を移動す
る移動シュー４は、戻り領域６において次の仕分け作業
のためにスラット２の長手方向の一方の端に寄せられた
後、仕分コンベヤ１の上流側端部１０へと送られる。
分機構１１内を図中上方から下方に（矢印Ｒ方向）向か
って案内され、先ずシューセンタリングガイドレール１
３を通り、分岐ガイドレール１４ａまたは１４ｂへと導
かれる。その結果，図５に示される戻り領域６を移動す
る移動シュー４は、戻り領域６において次の仕分け作業
のためにスラット２の長手方向の一方の端に寄せられた
後、仕分コンベヤ１の上流側端部１０へと送られる。
【００２７】シューセンタリングガイドレール１３の上
流端にはガイドホイール７の通過を検知するセンサ１６
が配設される。ガイドホイール７の通過検出信号と仕分
情報との演算により、上部側壁１２ｃの電磁石１５を制
御する。図５において、仕分け終了後に移動シュー４
を、仕分コンベヤ１の上流側端部（図中上端部）におい
てスラット２の長手方向右端に寄せる場合にはシュー振
分機構１１の上部側壁１２ｃの電磁石１５を通電するこ
とにより、シューセンタリングガイドレール１３を移動
してくるガイドホイール７を、最初電磁石１５に吸引し
て上部側壁１２ｃに沿って移動させ、その後中間側壁１
２ｅを経て、永久磁石１８ａの磁力により下部側壁１２
ｄに沿って移動させ、それに続く分岐ガイドレール１４
ａへと導くことにより、ガイドホイール７に連結する移
動シュー４を矢印Ｄ方向に案内する。
流端にはガイドホイール７の通過を検知するセンサ１６
が配設される。ガイドホイール７の通過検出信号と仕分
情報との演算により、上部側壁１２ｃの電磁石１５を制
御する。図５において、仕分け終了後に移動シュー４
を、仕分コンベヤ１の上流側端部（図中上端部）におい
てスラット２の長手方向右端に寄せる場合にはシュー振
分機構１１の上部側壁１２ｃの電磁石１５を通電するこ
とにより、シューセンタリングガイドレール１３を移動
してくるガイドホイール７を、最初電磁石１５に吸引し
て上部側壁１２ｃに沿って移動させ、その後中間側壁１
２ｅを経て、永久磁石１８ａの磁力により下部側壁１２
ｄに沿って移動させ、それに続く分岐ガイドレール１４
ａへと導くことにより、ガイドホイール７に連結する移
動シュー４を矢印Ｄ方向に案内する。
【００２８】一方、移動シュー４をスラット２の長手方
向左端に寄せる場合には、電磁石１５の通電を行わない
で、シューセンタリングガイドレール１３を移動してく
るガイドホイール７を上部側壁１２ｃ側に引き寄せるこ
となく、そのまま図中下方へと送り、永久磁石１８ｂが
配設された側壁１２ｆに沿って移動させることにより分
岐ガイドレール１４ｂへと導き、移動シュー４を矢印Ｅ
方向へと案内する。
向左端に寄せる場合には、電磁石１５の通電を行わない
で、シューセンタリングガイドレール１３を移動してく
るガイドホイール７を上部側壁１２ｃ側に引き寄せるこ
となく、そのまま図中下方へと送り、永久磁石１８ｂが
配設された側壁１２ｆに沿って移動させることにより分
岐ガイドレール１４ｂへと導き、移動シュー４を矢印Ｅ
方向へと案内する。
【００２９】ここで、シューセンタリングガイドレール
１３を上部側壁１２ｃ側に吸引されることなく、その中
心線Ｙ上を移動してくるガイドホイール７は、分岐ガイ
ドレール１４ａ及び１４ｂに配設される永久磁石１８ａ
及び１８ｂの位置関係から、中間側壁１２ｅに相当する
位置では、上流側に位置する永久磁石１８ｂの磁力によ
り側壁１２ｆに吸引されるため、ガイドホイール７は分
岐位置に到達しても分岐頂点１７に衝突することなく、
側壁１２ｆに沿って分岐ガイドレール１４ｂへと導かれ
る。
１３を上部側壁１２ｃ側に吸引されることなく、その中
心線Ｙ上を移動してくるガイドホイール７は、分岐ガイ
ドレール１４ａ及び１４ｂに配設される永久磁石１８ａ
及び１８ｂの位置関係から、中間側壁１２ｅに相当する
位置では、上流側に位置する永久磁石１８ｂの磁力によ
り側壁１２ｆに吸引されるため、ガイドホイール７は分
岐位置に到達しても分岐頂点１７に衝突することなく、
側壁１２ｆに沿って分岐ガイドレール１４ｂへと導かれ
る。
【００３０】尚、分岐ガイドレール１４ａと１４ｂによ
る分岐頂部１７の位置は、シューセンタリングガイドレ
ール１３の中心線Ｙの延長線上に位置してもよいし、あ
るいは、実施例１で説明したように、中心線Ｙに関して
上部側壁１２ｃ寄りに位置させることにより、分岐ガイ
ドレール１４ｂ側への案内をより円滑にすることができ
る。
る分岐頂部１７の位置は、シューセンタリングガイドレ
ール１３の中心線Ｙの延長線上に位置してもよいし、あ
るいは、実施例１で説明したように、中心線Ｙに関して
上部側壁１２ｃ寄りに位置させることにより、分岐ガイ
ドレール１４ｂ側への案内をより円滑にすることができ
る。
【００３１】以上説明したように、実施例１や実施例２
に示されるような構造のシュー振分機構１１によると、
上部側壁１２ｃに配設された電磁石１５が通電されない
場合には、ガイドホイール７は、常に上部側壁１２ｃが
形成された側とは反対側の分岐ガイドレール１４ｂへ
と、しかも分岐頂部１７に衝突することなく導かれる。
この電磁石１５が通電されない状態というのは、振分情
報に基づいて通電が制御される場合の他に、停電により
通電が偶発的に停止される場合や振分作業の終了時にコ
ンベヤの電源を切った場合、あるいはコンベヤ装置の電
気系統の故障時等がある。
に示されるような構造のシュー振分機構１１によると、
上部側壁１２ｃに配設された電磁石１５が通電されない
場合には、ガイドホイール７は、常に上部側壁１２ｃが
形成された側とは反対側の分岐ガイドレール１４ｂへ
と、しかも分岐頂部１７に衝突することなく導かれる。
この電磁石１５が通電されない状態というのは、振分情
報に基づいて通電が制御される場合の他に、停電により
通電が偶発的に停止される場合や振分作業の終了時にコ
ンベヤの電源を切った場合、あるいはコンベヤ装置の電
気系統の故障時等がある。
【００３２】このような場合でも、惰性で移動するガイ
ドホイール７は、同様に、分岐頂部１７に衝突すること
なく、分岐ガイドレール１４ｂへと導かれため、従来の
ようにガイドレールを破損することがない。
ドホイール７は、同様に、分岐頂部１７に衝突すること
なく、分岐ガイドレール１４ｂへと導かれため、従来の
ようにガイドレールを破損することがない。
【００３３】
【考案の効果】以上述べたように、本考案に係る仕分コ
ンベヤのシュー振分機構によると、上部側壁の電磁石に
通電されない場合には、ガイドホイールが常に電磁石が
配設されない側の分岐ガイドレールに導かれるようにし
たために、停電時や振分作業終了時、あるいは装置の電
気系統の故障等によりガイドホイールの制御ができない
場合でも、振分制御時と同様にガイドホイールを、分岐
頂部に衝突することなく分岐ガイドレールに導くことが
できる。
ンベヤのシュー振分機構によると、上部側壁の電磁石に
通電されない場合には、ガイドホイールが常に電磁石が
配設されない側の分岐ガイドレールに導かれるようにし
たために、停電時や振分作業終了時、あるいは装置の電
気系統の故障等によりガイドホイールの制御ができない
場合でも、振分制御時と同様にガイドホイールを、分岐
頂部に衝突することなく分岐ガイドレールに導くことが
できる。
【００３４】その結果、ガイドレールの破損を防止して
ガイドレールの寿命を延ばし、メンテナンスや補修コス
トを低減させることができる。また、ガイドホイールが
分岐頂部に衝突することがないために、ガイドホイール
を、左右の分岐ガイドレールに円滑、且つ確実に導くこ
とができるため、物品を高速で振り分けることが可能と
なる。
ガイドレールの寿命を延ばし、メンテナンスや補修コス
トを低減させることができる。また、ガイドホイールが
分岐頂部に衝突することがないために、ガイドホイール
を、左右の分岐ガイドレールに円滑、且つ確実に導くこ
とができるため、物品を高速で振り分けることが可能と
なる。
【図１】本考案のシュー振分機構の第１実施例を示す図
である。
である。
【図２】本考案のシュー振分機構の第２実施例を示す図
である。
である。
【図３】従来のシュー振分機構を示す図である。
【図４】スラットシュータイプ仕分コンベヤの斜視図で
ある。
ある。
【図５】図４に示されるスラットシュータイプ仕分コン
ベヤの上面図である。
ベヤの上面図である。
【図６】図４に示されるスラットシュータイプ仕分コン
ベヤの側面図である。
ベヤの側面図である。
１ 仕分コンベヤ ２ スラット ３ エンドブロック ４ 移動シュー ５ 搬送領域 ６ 戻り領域 ７ ガイドホイール ８ 仕分機構 ９ コンベヤ下流側端部 １０ コンベヤ上流側端部 １１ シュー振分機構 １２ａ、１２ｂ 側壁 １２ｃ 上部側壁 １２ｄ 下部側壁 １２ｅ 中間側壁 １２ｆ 分岐ガイドレール側壁 １３ シューセンタリングガイドレール １４ａ、１４ｂ 分岐ガイドレール １５、１５ａ、１５ｂ 電磁石 １６ センサ １７ 分岐頂部 １７ａ 分岐頂部側壁 １８ 電磁石又は永久磁石 １８ａ、１８ｂ 永久磁石
Claims (2)
- 【請求項１】 スラットシュータイプコンベヤ装置の戻
り領域のスラット面の裏面に敷設されるシュー振分機構
において、前記シュー振分機構は、スラット面の反対側
に突出するガイドホイールを案内する一対の側壁からな
るガイドレールを備え、ガイドレールは、シューセンタ
リングガイドレール並びにシューセンタリングガイドレ
ールに連続して左右に分岐する分岐ガイドレールから構
成されるとともに、シューセンタリングガイドレールの
一方の側壁は、シューセンタリングガイドレール上の任
意の位置で外方向に屈曲して電磁石を備える上部側壁
と、上部側壁に連続して分岐ガイドレールの側壁の一部
を構成して電磁石または永久磁石を備える下部側壁とか
ら構成され、更に、分岐ガイドレールは、その分岐頂部
が、シューセンタリングガイドレールの上部側壁及び下
部側壁が形成される側の側壁の延長線上に位置してお
り、上部側壁の電磁石を通電することによりガイドホイ
ールを上部側壁に吸引し、その後下部側壁に沿って移動
させることにより分岐ガイドレールに導くことを特徴と
するシュー振分機構。 - 【請求項２】 スラットシュータイプコンベヤ装置の戻
り領域のスラット面の裏面に敷設されるシュー振分機構
において、前記シュー振分機構は、スラット面の反対側
に突出するガイドホイールを案内する一対の側壁からな
るガイドレールを備え、ガイドレールは、シューセンタ
リングガイドレール並びにシューセンタリングガイドレ
ールに連続して左右に分岐する分岐ガイドレールから構
成されるとともに、シューセンタリングガイドレールの
一方の側壁は、シューセンタリングガイドレール上の任
意の位置で外方向に屈曲して電磁石を備える上部側壁
と、上部側壁に連続して分岐ガイドレール方向に屈曲す
る中間側壁並びに中間側壁に連続して分岐ガイドレール
の側壁に連続して永久磁石を備える下部側壁から構成さ
れ、また、シューセンタリングガイドレールの他方の側
壁とそれに連続する分岐ガイドレールの側壁には、永久
磁石をその上端部が下部側壁に配設された永久磁石の上
端部よりも上流側に位置するように配設されており、電
磁石を通電することによりガイドホイールを上部側壁に
吸引し、その後、中間側壁及び下部側壁に沿って移動さ
せることにより分岐ガイドレールに導くことを特徴とす
るシュー振分機構。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6958992U JP2536908Y2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | シュー振分機構 |
| US08/097,023 US5409095A (en) | 1992-07-30 | 1993-07-27 | Sorting apparatus |
| DE69308674T DE69308674T3 (de) | 1992-07-30 | 1993-07-29 | Sortiervorrichtung |
| EP93112189A EP0581291B2 (en) | 1992-07-30 | 1993-07-29 | Sorting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6958992U JP2536908Y2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | シュー振分機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633836U JPH0633836U (ja) | 1994-05-06 |
| JP2536908Y2 true JP2536908Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=13407170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6958992U Expired - Lifetime JP2536908Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-10-06 | シュー振分機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536908Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5732814A (en) * | 1996-12-04 | 1998-03-31 | Mannesmann Dematic Rapistan Corp. | Method and apparatus for reducing noise and wear in a conveyor transition section |
-
1992
- 1992-10-06 JP JP6958992U patent/JP2536908Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0633836U (ja) | 1994-05-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961210 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
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