JP2536507Y2 - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

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JP2536507Y2
JP2536507Y2 JP1990121894U JP12189490U JP2536507Y2 JP 2536507 Y2 JP2536507 Y2 JP 2536507Y2 JP 1990121894 U JP1990121894 U JP 1990121894U JP 12189490 U JP12189490 U JP 12189490U JP 2536507 Y2 JP2536507 Y2 JP 2536507Y2
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connector
coaxial connector
coaxial
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徹 橋口
正一 田中
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は同軸コネクタを含む接続装置に関するもの
であり,さらに詳しくは高周波化し大容量化した電子機
器におけるデジタル信号の伝送に用いられる機器間イン
ターフェイスとしての接続装置に関するものである。
[従来の技術] 従来,マザーボード71とドーターボード72との接続は
第8図に示すように行われることがある。即ち,いずれ
のボードにも同軸コネクタ73,74と一般通信用のコネク
タ75,76とを装着し,これらのコネクタの相互嵌合によ
り接続が行われる。
またマザーボード71の同軸コネクタ73に同軸線を接続
することもある。その場合には,ボード71のコネクタ実
装面側の別の部分にも同軸コネクタ77を搭載し,この同
軸コネクタ77を上述の同軸コネクタ73に基板のパターン
78を介して接続しておく。これによれば同軸コネクタ77
を介して同軸コネクタ73に同軸線を接続することが可能
である。
[考案が解決しようとする課題] このような従来の構成によると,同軸の伝送路内にお
いて基板のパターンや多くのコネクタを介して接続を行
うために伝送特性が悪くなるという欠点がある。
またコネクタを多数使用するので製造コストが上り,
装着のために大きなスペースを必要とする。
さらに複数個の同軸コネクタや一般通信用のコネクタ
が同一の基板上に別個に装着されしかもこれらを一括し
て嵌合接続されるので,それぞれの要素について高度な
寸法精度が厳しく要求されるという問題がある。
それ故に本考案の課題は,一般通信用のコネクタ要素
に同軸コネクタ要素をも組み込んでユニット化し,安価
で小型化に適し,かつ秀れた伝送性能を発揮できる同軸
コネクタを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば,互いに嵌合接続される1対のコネク
タハウジングのそれぞれ対応する位置に同軸コネクタ要
素が設けられており,かつ,これらの内,一方の側の同
軸コネクタ要素が中継タイプであり、上記1対のコネク
タハウジングのうち一方のコネクタハウジンクはベース
インシュレータと上記ベースインシュレータに嵌合固定
されたカバーインシュレータとを有し、上記ベースイン
シュレータと上記カバーインシュレータとの間に上記中
継タイプの同軸コネクタ要素を挾持しており、上記中継
タイプの同軸コネクタ要素は両端間の途中で実質的に直
角に曲がって上記コネクタハウジングの側面にその一端
の嵌合部が位置しかつ他端の嵌合部が上記1対のコネク
タハウジングのうち他方のコネクタハウジングに嵌合す
る面側に位置していることを特徴とする同軸コネクタが
得られる。
[実施例] 第1図はこの考案の一実施例による同軸コネクタを示
す。この同軸コネクタは,ドーターボード側コネクタ30
とこれに嵌合接続されるマザーボード側コネクタ40とか
ら構成されている。ドーターボード側コネクタ30にはケ
ーブル6がまたマザーボード側コネクタ40にはケーブル
タイプの同軸コネクタ8がそれぞれ接続されるようにな
っている。
マザーボード側コネクタ40の構成を第2図に示す。マ
ザーボード側コネクタ40のハウジングは,ベースインシ
ュレータ41と,この底面に形成された凹部46に嵌め合わ
されたカバーインシュレータ42とにより構成されてい
る。ベースインシュレータ41の接続側にはドーターボー
ド側コネクタ30の嵌合穴48が形成されており,その幅方
向(接続方向と直交する方向)中央部には周知の一般信
号用ピンコンタクト43が設けられている。また一般信号
用ピンコンタクト43の両側には中継タイプの同軸コネク
タ要素7が設けられている。この中継タイプの同軸コネ
クタ要素7の一端,即ち,第1の嵌合部7aはベースイン
シュレータ41の嵌合穴48内底部と上記凹部46とを結ぶ縦
穴47を貫通して嵌合穴48の接続側開口に臨み,他端,即
ち,第2の嵌合部7bはベースインシュレータ41の凹部46
とこれに嵌め合わされたカバーインシュレータ42との間
に形成された横穴44を通して側面から外方に突出してい
る。つまり,縦穴47に第1の嵌合部7aを貫通装着し,凹
部46にカバーインシュレータ42を嵌合固定しその間に構
成される横穴44に第2の嵌合部7bを拘束させることによ
り,ベースインシュレータ41に同軸コネクタ要素7を固
定している。同軸コネクタ要素7の第2の嵌合部7bには
ケーブルタイプの同軸コネクタ8が接続される。
なお図示の例では基板(図示せず)が接続方向に対し
て直交方向に延在するという想定なので,中継タイプの
同軸コネクタ要素7にはL字形のものを用いている。し
かしマザーボード側コネクタ40と基板との位置関係いか
んでは,必ずしもこの形状の同軸コネクタ要素7に限定
されるものではない。要するにその一端がマザーボード
側コネクタ40の接続側に臨み他端がハウジングの適宜な
位置から外方へ突出してケーブルタイプの同軸コネクタ
8に接続され得るようになっていれば足りるのである。
第1図に戻り,ドーターボード側コネクタ30のハウジ
ング31の幅方向略中央部には周知の一般信号用ソケット
コンタクト33が設けられている。これはマザーボード側
コネクタ40のピンコンタクト43と周知の方法により接続
されるものである。またその両側に形成された接続方向
に貫通する挿着孔32には同軸コネクタ5を介してケーブ
ル6が接続されている。
ドーターボード側コネクタ30およびこれに接続される
ケーブル6およびその接続状態を第3図〜第5図に示
す。
ケーブル接続用の同軸コネクタ要素5は筒状の外側導
体51とその内部に挿入された内側導体52とを有してお
り,両者間には絶縁体53が介在挿入されている。外側導
体51の長手方向略中央には外広がりにランス54が形成さ
れている。このランス54はハウジング31の挿着孔32に形
成された接続側段部35に係合するものである。また外側
導体51の反接続側にはケーブル6への接続のためのカシ
メ筒部55が嵌挿されている。
ケーブル6の中心導体61は同軸コネクタ要素5の内側
導体52の反接続側端部に形成された孔に挿入され圧着又
はハンダにより固定されている。この中心導体61を取囲
む絶縁体62とされにその外側を取囲む筒状の編組体63と
の間には外側導体51のカシメ筒部55の反接続側端部が圧
入され,その編組体63上に嵌挿されたカシメリング64を
かしめることによりケーブル6が同軸コネクタ要素5に
接続される。
ついでこのようにケーブル6を接続した同軸コネクタ
要素5をハウジング41の挿着孔32に反接続側から挿入す
ると,その外側導体51のランス54が該孔32の接続側段部
35に係合してケーブル6がドーターボード側コネクタ30
に接続される。
ここで挿着孔32の内径(b)は同軸コネクタ要素5の
外径(a)よりも若干大きく形成してある。これにより
同軸コネクタ要素5は挿着孔32内に浮動状態に収容され
るので,両コネクタ30,40の嵌合接続時における相手側
の同軸コネクタ要素7との接続誤差を吸収することがで
きる。もっともこのような浮動性は必ずしもドーターボ
ード側コネクタ30の同軸コネクタ要素5に限るものでは
なく,相手側であるマザーボード側コネクタ40の同軸コ
ネクタ要素7に持たせるようにしてもよいし,双方の同
軸コネクタ要素に持たせるようにしてもよい。
第6図及び第7図は本考案の他の実施例による同軸コ
ネクタのマザーボード側コネクタ40に含まれるベースイ
ンシュレータ41を示す。このベースインシュレータ41に
おいては,その凹部46に両側面間にのびたカバーインシ
ュレータ42との間で横穴44を構成する横溝45,45′が形
成されている。
これによれば,同軸コネクタ要素7の第2の嵌合部7b
を横溝45,45′の一方を通してハウジングの両側面のう
ち任意の一方の面から突出させることができる。即ち,
同軸コネクタ要素7の第2の嵌合部7bを選択的に一方の
横溝45または45′に位置付け得る。
したがってマザーボード側コネクタ40の実装状態に合
わせて第2の嵌合部7bをハウジングの左右どちらにでも
配置できるため配線上有利であり,コストの低減及び電
気的特性の向上が可能である。
[考案の効果] 以上説明したように,本考案によれば,同軸線に介在
する基板のパターンをなくしかつコネクタ数も減らせる
ので,伝送特性が改良されまた製造コストも低減する。
また基板を介さないで接続を行っているので,装着密度
を上げることができ,小型化に大きく貢献する。
さらに1対のコネクタハウジングのうの一方に設けた
中継タイプの同軸コネクタ要素は両端間の途中で実質的
に直角に曲がってコネクタハウジングの側面と相手コネ
クタハウジングに対する嵌合面側とに両端の嵌合部が位
置しているため、このコネクタハウジングを基板上にそ
の嵌合面とは反対側の面で実装する場合でも中継タイプ
の同軸コネクタ要素のための逃げ穴などを基板に設ける
ことは不要である。したがって基板のパターン配置等に
支障を来すことはなく、実質的な実装密度を高めること
が容易に可能である。
また中継タイプの同軸コネクタ要素の側面側の嵌合部
は、嵌合方向と垂直な全方向でベースインシュレータと
カバーインシュレータとにより支えられるため、ケーブ
ルタイプ同軸コネクタの嵌合離脱時に無理にこじられて
も変形しにくいという利点をもつ。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による同軸コネクタの一例
を分離状態で示す斜視図,第2図はそのマザーボード側
コネクタを示す断面側面図,第3図はそのドーターボー
ド側コネクタを示す断面側面図,第4図はケーブルとコ
ネクタハウジングとの接続状態を示す一部切欠き斜視
図,第5図は同じく一部断面側面図,第6図本考案の他
の実施例による同軸コネクタのマザーボード側コネクタ
に含まれるベースインシュレータの第2図と同様な方向
の断面図,第7図は同ベースインシュレータのVII−VII
断面部分図,第8図は従来例を示す斜視図である。 30……ドーターボード側コネクタ,31,41……ハウジン
グ,32……挿着孔,33,43……一般信号用コンタクト,40…
…マザーボード側コネクタ,5……同軸コネクタ要素,6…
…ケーブル,7……中継タイプの同軸コネクタ要素,8……
ケーブルタイプ同軸コネクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 正一 東京都港区芝5丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−129693(JP,U) 実開 昭48−42097(JP,U) 実開 昭58−19478(JP,U) 特公 昭46−16628(JP,B1) 実公 昭49−42306(JP,Y1) 実公 昭59−141678(JP,Y2) 実公 平2−12702(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに嵌合接続される1対のコネクタハウ
    ジングのそれぞれ対応する位置に同軸コネクタ要素が設
    けられており、かつ、これらの内、一方の側の同軸コネ
    クタ要素が中継タイプであり、上記1対のコネクタハウ
    ジングのうち一方のコネクタハウジンクはベースインシ
    ュレータと上記ベースインシュレータに嵌合固定された
    カバーインシュレータとを有し、上記ベースインシュレ
    ータと上記カバーインシュレータとの間に上記中継タイ
    プの同軸コネクタ要素を挾持しており、上記中継タイプ
    の同軸コネクタ要素は両端間の途中で実質的に直角に曲
    がって上記コネクタハウジングの側面にその一端の嵌合
    部が位置しかつ他端の嵌合部が上記1対のコネクタハウ
    ジングのうち他方のコネクタハウジングに嵌合する面側
    に位置していることを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 【請求項2】上記中継タイプの同軸コネクタ要素を設け
    たコネクタハウジングは、その両側面に上記一端の嵌合
    部を選択的に位置付け得るように構成されている請求項
    1記載の同軸コネクタ。
JP1990121894U 1990-11-22 1990-11-22 同軸コネクタ Expired - Lifetime JP2536507Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990121894U JP2536507Y2 (ja) 1990-11-22 1990-11-22 同軸コネクタ

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JP1990121894U JP2536507Y2 (ja) 1990-11-22 1990-11-22 同軸コネクタ

Publications (2)

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JPH0478784U JPH0478784U (ja) 1992-07-09
JP2536507Y2 true JP2536507Y2 (ja) 1997-05-21

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ID=31869719

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59141678U (ja) * 1983-03-11 1984-09-21 ソニー株式会社 複合コネクタ
JPH0542630Y2 (ja) * 1989-03-31 1993-10-27

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Publication number Publication date
JPH0478784U (ja) 1992-07-09

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