JP2536446B2 - 力の検出表示装置 - Google Patents

力の検出表示装置

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JP2536446B2
JP2536446B2 JP6066993A JP6699394A JP2536446B2 JP 2536446 B2 JP2536446 B2 JP 2536446B2 JP 6066993 A JP6066993 A JP 6066993A JP 6699394 A JP6699394 A JP 6699394A JP 2536446 B2 JP2536446 B2 JP 2536446B2
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    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/16Measuring force or stress, in general using properties of piezoelectric devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H39/00Devices for locating or stimulating specific reflex points of the body for physical therapy, e.g. acupuncture
    • A61H39/04Devices for pressing such points, e.g. Shiatsu or Acupressure

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作力や圧力などの検
出・表示に関し、特に圧電素子と液晶表示器を用いた、
力の検出表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、バネを用いた、力の検出表示装
置を示す概略構成図、図9は、電子回路による、力の検
出表示装置を示すブロック図、図10は、液晶表示器を
直接加圧することで表示する、力の検出表示装置を示す
概略構成図である。
【0003】従来、操作力や圧力などを検知し表示する
装置として、例えばばねを用いたものがある。これは図
8に示すように、操作力、圧力Pをアクチュエータ10
1に加えた時の、支点102を中心としたばね103先
端の変位をスケール104に表示するものである。
【0004】また、別の従来例として、操作力、圧力P
を圧電体にて検知し表示するものがある。これは図9に
示すように、操作力、圧力Pを圧電板105に加えた時
の、圧電効果によって生じた電圧を、電圧増幅回路(A
MP)106、A/D変換回路107、補正計算用のC
PU108、圧力表示のためのスケールまたは数値を表
示する表示器109およびこれらを駆動するための電源
110からなる電子回路の圧力計にて表示するものであ
る。
【0005】さらに、別の従来例として、液晶表示器に
直接加圧することで表示するものがある。これは図10
に示すように、ガラス板116a,116b間に液晶1
17を狭持し、ガラス板116aに反射板115を貼り
付けてなる液晶表示器114が筒型の保持具111内に
保持されると共に、保持具111内に芯112が液晶表
示器114に向けてばね113により付勢された状態で
設けられ、芯112先端が保持具11から突出している
ものである。そして、芯112の先端に圧力Pを加えた
時に液晶表示器114が芯112の後端にて加圧され、
ガラス板116a,116b間に狭持された液晶層11
7が押し潰されて濁り、この液晶層117の濁り具合を
圧力変化として表示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示したバネを用いた装置は、操作力、圧力を表示すると
きに適当な変位量を必要とするので、小型化に不向きで
ある。
【0007】また、図9に示した電子回路による装置で
は、回路を動作させるための電源が必要とされ、通常、
電池を使用する事となり、電子回路にICを使用しても
小型化に不向きな上、価格的に操作力、圧力に対して求
める精度の割に高価のものになってしまうという問題点
がある。
【0008】さらに、図10に示した液晶表示器を直接
加圧することで表示する装置では、表示が不安定である
ので、加圧力の状態が捉えにくいという問題点がある。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
筆記具、作業用治具などに組み込み可能な小型で安価
な、力の検出表示装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の、力の検出表示装置は、力を加えると電圧を
発生する圧電板と、しきい値が該圧電板の起電圧よりも
十分に低い液晶表示器とを備え、前記圧電板の起電圧を
入力信号として前記液晶表示器が点灯するように、前記
圧電板および前記液晶表示器の電極が電気的に接続さ
れ、前記圧電板と前記液晶表示器を接続する電極線間に
放電経路を構成するための高抵抗導電体が設けられてい
ることを特徴とし、前記高抵抗導電体は、前記圧電板お
よび前記液晶表示器の電極に設けられていてもよい。
【0011】また、前記力の検出表示装置において、前
記高抵抗導電体に代えて、前記圧電板の起電圧をそれぞ
れ異なる値に分圧する分圧回路が設けられ、前記液晶表
示器は、前記分圧回路により分圧された際の各出力電圧
にそれぞれ対応する複数の表示素子を有し、前記圧電板
に力が強く加わるに従い、前記液晶表示器の各表示素子
が順次、点灯するように構成されたことを特徴とするも
のや、前記高抵抗導電体を、前記圧電板の起電圧をそれ
ぞれ異なる値に分圧する分圧回路として用い、前記液晶
表示器は、前記分圧回路により分圧された際の各出力電
圧にそれぞれ対応する複数の表示素子を有し、前記圧電
板に力が強く加わるに従い、前記液晶表示器の各表示素
子が順次、点灯するように構成されたことを特徴とする
ものや、前記液晶表示器が複数個、前記圧電板と並列に
接続され、かつ、該各液晶表示器は、それぞれ異なるし
きい値を持ち、前記圧電板に力が強く加わるに従い、前
記各液晶表示器が順次、点灯するように構成されたこと
を特徴とするものであっても良い。
【0012】そして前記高抵抗導電体としては、10M
から10GΩの、導電性高分子素材、薄膜蒸着フィル
ム、または導電オイルが適用される。
【0013】さらに、前記力の検出表示装置において、
操作力、圧力を適切な荷重分布に分散させて前記圧電板
に加圧する加圧板を備えていることが好ましい。
【0014】加えて、前記力の検出表示装置は、筆記
具、OA機器の情報入力用のペン、彫刻刀用ビット、
針、指圧用器具、ボタン、またはキースイッチに組み込
まれることを特徴とする。
【0015】
【作用】上記のとおりに構成された本発明では、圧電板
に操作力や圧力などを加えると、圧電板より起電圧が生
じ、この起電圧が液晶表示器のしきい値を超えたときに
液晶表示器が点灯する。そして、圧電板への加圧を解除
すると、通常、圧電板に加えられた歪みエネルギーに相
当する逆起電圧が生じてゼロ電位に回復し、液晶表示器
は瞬時に消灯する。
【0016】ところが、圧電板への加圧時間が長いと、
圧電板および液晶表示器の電極、あるいは電極線間から
自然放電が生じ、圧電板からの起電圧が加圧時間に伴い
除々に下がっていく。
【0017】このような放電状態にて圧電板への加圧が
解除されて、圧電板に加えられた歪みエネルギーに相当
する逆起電圧が生じると、ゼロ電位には回複せず、ある
一定の電圧が圧電板および液晶表示器の構成要素に帯電
し、無圧時でも液晶表示器が点灯してしまう場合があ
る。そして、その構成要素における帯電は自然放電に任
せて消費されることになる。
【0018】そこで本発明では、圧電板および液晶表示
器の電極、あるいは電極線間に放電用高抵抗導電体を設
けたことにより、上記のような無圧時の帯電を自然放電
に任せきりにせずに、放電時間を短時間に調整すること
ができるので、圧電板への加圧を解除した際、液晶表示
器を適切な応答時間で消灯させることが可能となる。こ
のことにより、圧電板の加圧時に液晶表示器にかかる電
圧が周辺の構成要素に、無圧時にも帯電していること
で、液晶表示器の表示が長く残ったり、圧電体へ加圧し
たときと離したときとで表示の内容が逆転したりするな
どといった誤表示が軽減される。また、電池や機構変位
のためのスペースを必要とせず、より小型で安価な装置
となる。
【0019】また本発明では、力を加えた際に生じる圧
電板からの起電圧を、抵抗やダイオードなどからなる分
圧回路、または高抵抗導電体によりそれぞれ異なる値に
分圧し、分圧された各出力を液晶表示器の各表示素子に
対応させて印加することで、分圧回路による出力が液晶
表示器のしきい値よりも大きいときにその表示素子が点
灯する。
【0020】あるいは、それぞれ異なるしきい値を持
つ、複数個の液晶表示器を圧電板に対して並列に接続し
たことにより、圧電板からの起電圧が液晶表示器のしき
い値よりも大きいときにその液晶表示器が点灯する。
【0021】これらの事により、圧電板に加える力に従
って、液晶表示器の各表示素子、または各液晶表示器が
順次、点灯し、操作者の操作力が適切な操作力よりも強
いのか弱いのかを判別することが容易となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0023】(第1の実施例)図1は、本発明の、力の
検出表示装置の第1の実施例を示す構成図、図2は、図
1に示した、力の検出表示装置の回路図である。
【0024】本実施例における、力の検出表示装置は、
図1に示すように、操作力、圧力Pを加えると電圧を発
生する圧電板1と、しきい値(Threshold Level)が圧
電板1の起電圧よりも十分に低い液晶表示器(LCD)
2とを備え、圧電板1の起電圧を入力信号として液晶表
示器2が点灯表示するように、圧電板1と液晶表示器2
とが電気的に接続されている。
【0025】圧電板1は、縦圧電効率または横圧電効率
が30%から60%のPZTなどの圧電体10の両面に
それぞれ電極板11a,11bを形成することにより構
成される。この電極板11a,11bは、金属を蒸着、
メッキ、張り合わせ、ペースト印刷などの工法により成
膜される一般的な導電部材であり、厚さは0.1mmか
ら1mm、形状は5mm角またはφ5mm円などで、本
装置が備えられる物に適していれば如何なるものでも良
い。圧電体1の材料としては、例えば水晶、ロシェル
塩、セラミックスおよびポリフッ化ビニリデン等がある
が、これに限られるものではない。
【0026】一方、液晶表示器(LCD)2としては、
図1に示すように、偏向板12a,12b、ガラス板1
3a,13b、電極膜14a,14b、液晶層15、反
射板16から構成される公知のTN(Twisted Nemati
c)型のものであり、原理・動作など、その詳細な説明
は省略する。
【0027】圧電板1の電極板11aには電極線17の
一端が接続され、電極線17の他端は、液晶表示器2の
電極膜14aが接続されている。同様に、圧電板1の電
極板11bには電極線18の一端が接続され、電極線1
8の他端は、液晶表示器2の電極膜14bに接続されて
いる。
【0028】さらに、電極線18,19間には、10M
から10GΩの放電用高抵抗導電体9が接続されてい
る。放電用高抵抗導電体9としては、電気部品としての
抵抗を使わずに、カ−ボン入りシリコンゴムやカーボン
ファイバー等の導電性高分子素材、薄膜蒸着フィルム
(例えばITO)、または導電オイルなどの構造体を使
用する場合が多い。このため図1および図2にて、放電
用高抵抗導電体9を点線で示してある。なお、放電用高
抵抗導電体9は、圧電板1の電極板11a,11bおよ
び液晶表示器2の電極膜14a,14bに備えられてい
ても良い。
【0029】本実施例は、一般的事務に使用される鉛
筆、ボールペン、OA機器の情報入力用のペン、ボタン
またはキースイッチ等における、10gfから500g
fの操作力、圧力Pを検出対象としている。筆記具の適
切な筆圧は100gf程度である。圧電板1はこの程度
の操作力、圧力Pが加えられたとき5Vから15V程度
の電圧を生じるように構成されたものである。
【0030】圧電板1による起電力が十分でないときに
は、圧電板1を複数枚積層して対応すればよい。液晶表
示器2のしきい値は2Vから3Vに設定され、圧電板1
の起電圧よりも十分に低くなっている。なお、本装置の
使い方において使用温度の影響をそれほど問題としな
い。
【0031】上述した構成の、力の検出表示装置では、
圧電板1に操作力、圧力Pを加えると、圧電板1より起
電圧が生じ、この起電圧が液晶表示器2のしきい値を超
えたときに液晶表示器2が点灯する。そして、圧電板1
への加圧を解除すると、通常、圧電板1に加えられた歪
みエネルギーに相当する逆起電圧が生じてゼロ電位に回
復し、液晶表示器2は瞬時に消灯する。
【0032】ところが、圧電板1への加圧時間が長い
と、圧電板1および液晶表示器2の電極、あるいは電極
線17,18間から自然放電が生じ、圧電板1からの起
電圧が加圧時間に伴い除々に下がっていく。
【0033】このような放電状態にて圧電板1への加圧
が解除されて、圧電板1に加えられた歪みエネルギーに
相当する逆起電圧が生じると、ゼロ電位には回複せず、
ある一定の電圧が圧電板1および液晶表示器2の構成要
素に帯電し、無圧時でも液晶表示器2が点灯してしまう
場合がある。そして、その構成要素に帯電した電圧は自
然放電に任せて消費される。
【0034】そこで本実施例では、圧電板1および液晶
表示器2の電極、あるいは電極線17,18間に放電用
高抵抗導電体19を設けたことにより、上記のような無
圧時の帯電を自然放電に任せきりにせずに、放電時間を
短時間に調整することができるので、圧電板1への加圧
を解除した際、液晶表示器2を適切な応答時間で消灯さ
せることが可能となる。
【0035】このため、加圧時に液晶表示器2にかかる
電圧が、無圧時にも本装置の構成要素に帯電すること
で、液晶表示器2の表示が長く残ったり、圧電体へ加圧
したときと離したときとで表示の内容が逆転したりする
などといった誤表示が起きない、安定した、力の検出表
示装置となる。
【0036】さらに、装置を小型化する場合、圧電板を
小さな形状にして対応すると、検出すべき操作力、圧力
Pに対して十分な起電力を得られず表示が不正確、不安
定となってしまう恐れがあるが、液晶表示器のしきい値
を圧電板の起電圧よりも十分に低く設定することによ
り、液晶表示器のしきい値より低くならない範囲で圧電
板を小さくすることもでき、その結果、装置の小型化が
可能となる。
【0037】(第2の実施例)本実施例では、第1の実
施例と同一の構成要素には同一符号を付して重複する説
明を省略する。
【0038】図3は、本発明の、力の検出表示装置の第
2の実施例の構成を示す断面図、図4は、図3に示した
液晶表示器の表示形態の一例を表わす図、図5は、図3
に示した圧力表示装置の回路図である。
【0039】本実施例は、筆記具、彫刻刀用ビット、針
または指圧用器具などの力加減を要する作業に使う各種
の機能に対応した芯に加えられる操作力、圧力を検出し
表示する、力の検出表示装置である。
【0040】この装置は図3に示すように、筒型の保持
具21を備えている。保持具21内には、第1の実施例
と同様の圧電板1が保持されると共に、芯22が圧電板
1に向けてばね23により付勢された状態で設けられ、
芯22の先端は保持具21から突出している。
【0041】保持具21の一側部には、第1の実施例と
同様の構成であるTN型の液晶表示器30が設けられて
いる。液晶表示器30は力加減を「強」、「適」、
「弱」の三段階で表示する、三つの表示素子31,3
2,33を有している(図4参照)。これら表示素子3
1,32,33は、液晶表示器30の、見る側の電極膜
を分割、形成してなるパターン(絵柄、記号など)に対
応する部分である。
【0042】本実施例でも、第1の実施例と同様に、表
示素子31,32,33を有する液晶表示器30のしき
い値は圧電板1の起電圧よりも十分に低く設定されてい
る。圧電板1と液晶表示器30とは、保持具21内でF
PC基板(フレキシブル回路基板)24を介して電気的
に接続されている。FPC基板24には、抵抗26,2
7,28からなる分圧回路25が設けられている。
【0043】具体的には、図5に示す電気回路が圧電板
1と液晶表示器30の間で、圧電板1に操作力、圧力P
を加えたときに発生した圧電効果による電圧が分圧回路
25の抵抗26,27,28によりそれぞれ異なる値に
分圧され、この分圧回路25により分圧された際の各出
力がそれぞれ液晶表示器30の表示素子31,32,3
3に印加されるように対応して、構成されている。本実
施例では、表示素子31にかかる分圧回路25の出力電
圧が最も大きく、表示素子32、表示素子33の順に小
さくなっている。
【0044】また、抵抗26,27,28からなる分圧
回路25を、第1の実施例で説明した放電用高抵抗導電
体と同様な構成としてFPC基板24上に構成するの
が、帯電による誤表示を防止する上で好ましい。
【0045】さらに図3に示すように、圧電体1の加圧
側電極に接続されるFPC基板24の一面は、芯22に
伝達された操作力、圧力Pを最適な荷重分布に分散し、
圧電板1を加圧するのに適した形状の加圧板29を兼ね
ている。本実施例においては芯22の加圧を平均的に分
散するため平面としたが、一点に荷重分布を集中させる
場合は突起を圧電板1に向けるようにFPC基板24を
形成したり、または突起物をFPC基板24に貼り付け
たりしても良い。
【0046】上述のように構成された本実施例の装置で
は、分圧回路25による出力が液晶表示器30のしきい
値よりも大きいときその表示素子を点灯させる。すなわ
ち、操作力、圧力Pを強くするに従って、表示素子31
が一つ点灯し、表示素子31,32が二つ点灯し、さら
に表示素子31,32,33の全てが点灯する。これに
より、操作力、圧力Pの程度を「強」、「適」、「弱」
の三段階で操作者に正確に知らせることができる。
【0047】本実施例の、液晶表示器(LCD)30の
表示内容は、見る側の電極膜を所定のパターンにエッチ
ングする事により形成され、適切な操作力を操作者に知
らせ、操作者の操作力が適切な操作力よりも強いのか弱
いのか判り易く表示できるものであれば如何なるもので
も構わない。
【0048】図6はその他の表示例を示し、図7は、図
6に示した表示例を適用した装置の回路図を示してい
る。
【0049】図6に示すように、液晶表示器(LCD)
34の表示内容は複数の表示素子からなるバーグラフと
してもよい。
【0050】この場合は電極数が増え、圧電板1および
液晶表示器34の構成要素に帯電する電荷も増えるた
め、図7に示すように放電用高抵抗導電体19により分
圧回路を構成することが帯電による誤表示を防止する上
で望ましい。図7では分圧回路を第1の実施例で説明し
た放電用高抵抗体と同様な構成としたため点線にて表示
してある。
【0051】本実施例では、芯22の先端に加わる操作
力、圧力を複数の表示素子で表示したが、表示素子が一
つでももちろん構わない。また、分圧回路を抵抗で構成
しているが、ダイオードを使用してもよい。
【0052】また本実施例では、複数の表示素子を有す
る液晶表示器を用い、操作力、圧力Pを強くするに従い
表示素子が順次、点灯するように構成したが、本発明は
これに限られず、複数個の液晶表示器を用いたものでも
構わない。すなわち、複数個の液晶表示器が圧電板に対
してそれぞれ並列に接続され、かつ、各液晶表示器はそ
れぞれ異なるしきい値を持つものとすることにより、操
作力、圧力Pを強くするに従って液晶表示器が順次、点
灯する構成にしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、圧電体を
利用して操作力や圧力などを検出し、圧電体より得た電
気的微少なエネルギーの電圧を液晶表示器により効果的
に表示し得るように構成したので、電池や機構変位に必
要なスペースは必要なく、小型な装置が達成できる。ま
た、圧電板および液晶表示器、または構成要素の各部の
帯電を放電させる高抵抗導電体を、圧電板および液晶表
示器の電極、またはそれぞれを接続する電極線間に設け
たことにより、誤表示のない安定した表示を可能とす
る。さらに、接続、構成を簡単にしたので安価に生産で
きる。
【0054】また本発明は、圧電板より得た電圧を分圧
回路により分圧し、分圧した各出力を液晶表示器の各表
示素子に対応させたり、あるいは、それぞれ異なるしき
い値を持つ、複数個の液晶表示器を圧電板に対して並列
に接続したりしたので、操作力、圧力の程度が複数の値
で表示でき、操作者の操作力が適切な操作力よりも強い
のか弱いのかを判別することが容易となる。この場合も
接続、構成が簡単になり小型化でき低価格化が達成でき
る。
【0055】さらに本発明は、圧電体への加圧を適切な
荷重分布とする加圧板を介し行なう様にしたので、誤表
示の少ない安定した表示が可能となる。
【0056】加えて本発明は、筆記具、OA機器の情報
入力用のペン、彫刻刀用ビット、針、指圧用器具、ボタ
ン、またはキースイッチに組み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、力の検出表示装置の第1の実施例を
示す構成図である。
【図2】図1に示した、力の検出表示装置の回路図であ
る。
【図3】本発明の、力の検出表示装置の第2の実施例の
構成を示す断面図である。
【図4】図3に示した液晶表示器の表示形態の一例を表
わす図である。
【図5】図3に示した圧力表示装置の回路図である。
【図6】その他の表示例を示す図である。
【図7】図6に示した表示例を適用した装置の回路図で
ある。
【図8】バネを用いた、従来の、力の検出表示装置を示
す概略構成図である。
【図9】電子回路による、従来の、力の検出表示装置を
示すブロック図である。
【図10】液晶表示器を直接加圧することで表示する、
従来の、力の検出表示装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 圧電板 2,30,34 液晶表示器(LCD) 10 圧電体 11a,11b 電極板 12a,12b 偏光板 13a,13b ガラス板 14a,14b 電極膜 15 液晶層 16 反射板 17,18 電極線 19 放電用高抵抗導電体 21 保持具 22 芯 23 ばね 24 FPC基板(フレキシブル回路基板) 25 分圧回路 26,27,28 抵抗 29 加圧板 31,32,33 表示素子

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 力を加えると電圧を発生する圧電板と、
    しきい値が該圧電板の起電圧よりも十分に低い液晶表示
    器とを備え、前記圧電板の起電圧を入力信号として前記
    液晶表示器が点灯するように、前記圧電板および前記液
    晶表示器の電極が電気的に接続され、 前記圧電板と前記液晶表示器を接続する電極線間に放電
    経路を構成するための高抵抗導電体が設けられているこ
    とを特徴とする、力の検出表示装置。
  2. 【請求項2】 前記高抵抗導電体は、前記圧電板および
    前記液晶表示器の電極に設けられていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の、力の検出表示装置。
  3. 【請求項3】 前記高抵抗導電体に代えて、前記圧電板
    の起電圧をそれぞれ異なる値に分圧する分圧回路が設け
    られ、 前記液晶表示器は、前記分圧回路により分圧された際の
    各出力電圧にそれぞれ対応する複数の表示素子を有し、 前記圧電板に力が強く加わるに従い、前記液晶表示器の
    各表示素子が順次、点灯するように構成されたことを特
    徴とする、請求項1に記載の、力の検出表示装置。
  4. 【請求項4】 前記高抵抗導電体を、前記圧電板の起電
    圧をそれぞれ異なる値に分圧する分圧回路として用い、 前記液晶表示器は、前記分圧回路により分圧された際の
    各出力電圧にそれぞれ対応する複数の表示素子を有し、 前記圧電板に力が強く加わるに従い、前記液晶表示器の
    各表示素子が順次、点灯するように構成されたことを特
    徴とする、請求項1に記載の、力の検出表示装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶表示器が複数個、前記圧電板に
    対して並列に接続され、かつ、該各液晶表示器は、それ
    ぞれ異なるしきい値を持ち、 前記圧電板に力が強く加わるに従い、前記各液晶表示器
    が順次、点灯するように構成されたことを特徴とする、
    請求項1に記載の、力の検出表示装置。
  6. 【請求項6】 前記高抵抗導電体としては、10Mから
    10GΩの、導電性高分子素材、薄膜蒸着フィルム、ま
    たは導電オイルを使用したことを特徴とする、請求項
    1,2,4,5のいずれか1項に記載の、力の検出表示
    装置。
  7. 【請求項7】 操作力、圧力を適切な荷重分布に分散さ
    せて前記圧電板に加圧する加圧板を備えることを特徴と
    する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載乃至の、力
    の検出表示装置。
  8. 【請求項8】 筆記具、OA機器の情報入力用のペン、
    彫刻刀用ビット、針、指圧用器具、ボタン、またはキー
    スイッチに組み込まれることを特徴とする、請求項1乃
    至7のいずれか1項に記載の、力の検出表示装置。
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