JP2535917Y2 - 便器洗浄用タンクにおける排水弁操作装置 - Google Patents
便器洗浄用タンクにおける排水弁操作装置Info
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- JP2535917Y2 JP2535917Y2 JP6348691U JP6348691U JP2535917Y2 JP 2535917 Y2 JP2535917 Y2 JP 2535917Y2 JP 6348691 U JP6348691 U JP 6348691U JP 6348691 U JP6348691 U JP 6348691U JP 2535917 Y2 JP2535917 Y2 JP 2535917Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain valve
- operating device
- chain
- lever
- valve operating
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は便器洗浄用タンクにお
ける排水弁の操作装置に関する。
ける排水弁の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に便器洗浄用タンクの排水弁は、ボ
−ル状の弁体を弁座に着座させることにより排出口を閉
鎖し、弁体を弁座から離間させることで排出口を開いて
タンク内部の洗浄水を便器内部へと落下させるようにな
っている。
−ル状の弁体を弁座に着座させることにより排出口を閉
鎖し、弁体を弁座から離間させることで排出口を開いて
タンク内部の洗浄水を便器内部へと落下させるようにな
っている。
【0003】この排水弁の操作装置は、通常図4(B)
に示しているように弁体に玉鎖100の一端を接続する
一方他端を操作レバー102から延び出すア−ム104
の端部に接続し、レバー102の回動操作によってかか
る玉鎖100を介してボ−ル状弁体を引き上げるように
なっている。
に示しているように弁体に玉鎖100の一端を接続する
一方他端を操作レバー102から延び出すア−ム104
の端部に接続し、レバー102の回動操作によってかか
る玉鎖100を介してボ−ル状弁体を引き上げるように
なっている。
【0004】ここで操作レバー102は、図4(A)に
示しているように大側と小側との二方向に操作可能とさ
れており、そしてレバー102を大側に一杯まで回した
とき弁体が弁座から大きく浮き上がってタンク内部の洗
浄水が全部排出される。
示しているように大側と小側との二方向に操作可能とさ
れており、そしてレバー102を大側に一杯まで回した
とき弁体が弁座から大きく浮き上がってタンク内部の洗
浄水が全部排出される。
【0005】一方レバー102を小側まで一杯に回した
とき、弁体は微小距離だけ弁座がから浮き上がり、少量
の水が便器内へと落下流出する。
とき、弁体は微小距離だけ弁座がから浮き上がり、少量
の水が便器内へと落下流出する。
【0006】ところでこの操作装置においては、レバー
102を小の側に一杯まで回したときの弁体の浮き上が
り量は、レバー102と弁体とを繋いでいる玉鎖100
の長さによって定まる。
102を小の側に一杯まで回したときの弁体の浮き上が
り量は、レバー102と弁体とを繋いでいる玉鎖100
の長さによって定まる。
【0007】しかしながらレバー102を小の側に一杯
まで回した時に弁体が弁座から適正量浮き上がるように
玉鎖100の長さを予め設定しておくことは、タンク設
置現場ごとの給水圧のバラツキ、レバー102等を含む
操作装置の組付位置誤差その他の事情によって困難であ
る。
まで回した時に弁体が弁座から適正量浮き上がるように
玉鎖100の長さを予め設定しておくことは、タンク設
置現場ごとの給水圧のバラツキ、レバー102等を含む
操作装置の組付位置誤差その他の事情によって困難であ
る。
【0008】而してレバー102と弁体との間の部分の
玉鎖100の長さが適正でない場合、レバー102を小
の側に回したにもかかわらず弁体が大きく浮き上がって
大便時の洗浄を行ってしまったり、或いは逆に弁体が弁
座から望みの量だけ浮き上がらず、小便時の際の洗浄が
不十分となったりする。
玉鎖100の長さが適正でない場合、レバー102を小
の側に回したにもかかわらず弁体が大きく浮き上がって
大便時の洗浄を行ってしまったり、或いは逆に弁体が弁
座から望みの量だけ浮き上がらず、小便時の際の洗浄が
不十分となったりする。
【0009】そこでこの操作装置においてはタンクの設
置現場毎に玉鎖100の長さを作業者が調節するように
している。具体的はレバー102の先端に取り付けたフ
ック状の金具106に対する玉鎖100の係止部位を玉
鎖100の1ピッチないし数ピッチ分変化させ、以てレ
バー102と弁体との間の部分の玉鎖100の長さを調
節するようにしている。
置現場毎に玉鎖100の長さを作業者が調節するように
している。具体的はレバー102の先端に取り付けたフ
ック状の金具106に対する玉鎖100の係止部位を玉
鎖100の1ピッチないし数ピッチ分変化させ、以てレ
バー102と弁体との間の部分の玉鎖100の長さを調
節するようにしている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこの調節
作業は熟練を要する難しい且つ面倒な作業であり、しか
も調節可能な玉鎖100の最小長さ単位は玉鎖の1ピッ
チ分であるので微小な調節ができず、このためレバー1
02操作時における弁体の浮き上がり量を適正量に調整
するのが困難であるといった問題があった。
作業は熟練を要する難しい且つ面倒な作業であり、しか
も調節可能な玉鎖100の最小長さ単位は玉鎖の1ピッ
チ分であるので微小な調節ができず、このためレバー1
02操作時における弁体の浮き上がり量を適正量に調整
するのが困難であるといった問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の装置はこのよう
な課題を解決するために案出されたものであり、その要
旨は、便器洗浄用タンクにおける排水弁の弁体を操作部
材の操作により鎖等の伝達部材を介して引き上げるよう
にした排水弁操作装置であって、前記操作部材と伝達部
材との一方に所定長さを有する線状ないし棒状の被スラ
イド部材を設ける一方、他方に該被スライド部材に沿っ
てスライド可能なスライド部材を設け、該スライド部材
を該被スライド部材の所望位置に固定するように成した
ことにある。
な課題を解決するために案出されたものであり、その要
旨は、便器洗浄用タンクにおける排水弁の弁体を操作部
材の操作により鎖等の伝達部材を介して引き上げるよう
にした排水弁操作装置であって、前記操作部材と伝達部
材との一方に所定長さを有する線状ないし棒状の被スラ
イド部材を設ける一方、他方に該被スライド部材に沿っ
てスライド可能なスライド部材を設け、該スライド部材
を該被スライド部材の所望位置に固定するように成した
ことにある。
【0012】
【作用及び考案の効果】以上のように本考案の装置は従
来のように操作部材と弁体との間の鎖の長さ自身を変化
させるのといったものではなく、レバー等操作部材側に
対する鎖等の伝達部材の接続位置を被スライド部材に対
するスライド部材のスライド移動によって調節するよう
に成したものである。
来のように操作部材と弁体との間の鎖の長さ自身を変化
させるのといったものではなく、レバー等操作部材側に
対する鎖等の伝達部材の接続位置を被スライド部材に対
するスライド部材のスライド移動によって調節するよう
に成したものである。
【0013】本考案によればレバー操作時における弁体
の浮き上がり量の微小な調節が可能であり、現場の状況
に応じて便器洗浄の際の弁体の浮き上がり量を適正量に
調節することができる。
の浮き上がり量の微小な調節が可能であり、現場の状況
に応じて便器洗浄の際の弁体の浮き上がり量を適正量に
調節することができる。
【0014】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10は便器洗浄用タンク(ロ−
タンク)であり、12はボ−ルタップ、14はボ−ルタ
ップ12における浮子である。
説明する。図2において10は便器洗浄用タンク(ロ−
タンク)であり、12はボ−ルタップ、14はボ−ルタ
ップ12における浮子である。
【0015】タンク10の底部には排水弁16が設けら
れている。排水弁16はボ−ル状弁体18と位置固定の
弁座20とを有しており、このボ−ル状弁体18が弁座
20から離間することによって排出口を開き、また弁体
18が弁座20に着座することによって排出口を閉鎖す
る。
れている。排水弁16はボ−ル状弁体18と位置固定の
弁座20とを有しており、このボ−ル状弁体18が弁座
20から離間することによって排出口を開き、また弁体
18が弁座20に着座することによって排出口を閉鎖す
る。
【0016】22はオ−バ−フロ−管であって、途中高
さ部位にストッパリング24が取り付けられている。ス
トッパリング24は、ボ−ル状弁体18の浮き上がり量
を一定量に規制するためのものである。
さ部位にストッパリング24が取り付けられている。ス
トッパリング24は、ボ−ル状弁体18の浮き上がり量
を一定量に規制するためのものである。
【0017】弁体18には玉鎖26が接続されており、
レバー28に加えられる操作力がこの玉鎖26を介して
弁体18に伝えられ、弁体18が引き上げられるように
なっている。
レバー28に加えられる操作力がこの玉鎖26を介して
弁体18に伝えられ、弁体18が引き上げられるように
なっている。
【0018】レバー28からはア−ム30が延び出して
おり、このア−ム30の先端に棒状の被スライド部材3
2が取り付けられている。
おり、このア−ム30の先端に棒状の被スライド部材3
2が取り付けられている。
【0019】図1において34はこの被スライド部材3
2に沿ってスライド可能なスライド部材である。
2に沿ってスライド可能なスライド部材である。
【0020】このスライド部材34は板ばねを略コ字形
状に曲げ変形させたものであって、互いに対向する弾性
係合片部36に係合孔38を有し、この係合孔38に前
記被スライド部材32を挿通させている。
状に曲げ変形させたものであって、互いに対向する弾性
係合片部36に係合孔38を有し、この係合孔38に前
記被スライド部材32を挿通させている。
【0021】スライド部材34は図(C)中矢印で示す
拡開方向に弾性力を貯えており、この弾性力により被ス
ライド部材32に固定されている。
拡開方向に弾性力を貯えており、この弾性力により被ス
ライド部材32に固定されている。
【0022】スライド部材34の中央部には玉鎖26を
挿通させる挿入口40が形成されるとともに、更にこの
挿入口40に連続して係合溝42が形成され、この係合
溝42に玉鎖26が係止固定されている。
挿通させる挿入口40が形成されるとともに、更にこの
挿入口40に連続して係合溝42が形成され、この係合
溝42に玉鎖26が係止固定されている。
【0023】本例においては、スライド部材34の両端
部を把持して内側に曲げ力を加えることにより、スライ
ド部材34自身の弾性力による固定を解除することがで
きる。
部を把持して内側に曲げ力を加えることにより、スライ
ド部材34自身の弾性力による固定を解除することがで
きる。
【0024】そしてその状態でスライド部材34を棒状
の被スライド部材32に沿ってスライド移動させ、所望
の位置で把持力を除くと、スライド部材34の弾性力に
よりその位置にスライド部材34が固定される。
の被スライド部材32に沿ってスライド移動させ、所望
の位置で把持力を除くと、スライド部材34の弾性力に
よりその位置にスライド部材34が固定される。
【0025】従ってレバー28側への玉鎖26の固定位
置を簡単に且つ微小に調節することができる。これによ
りレバー28操作時における弁体18の浮上り量を所望
の適正量の調節するができる。
置を簡単に且つ微小に調節することができる。これによ
りレバー28操作時における弁体18の浮上り量を所望
の適正量の調節するができる。
【0026】尚玉鎖26は上例以外の種々形態でスライ
ド部材34に固定することが可能である。例えば図3
(A)に示しているようにスライド部材34の中心部に
玉鎖の挿入口50を設けるとともに、これに連続して上
下両側に係合溝52を形成しても良いし、また(B)に
示しているように係合溝54を上下方向に延ばし、そし
てその中間部位から玉鎖挿入用の切欠56を設けるよう
にしても良い。勿論この他にも種々の形状が可能であ
る。
ド部材34に固定することが可能である。例えば図3
(A)に示しているようにスライド部材34の中心部に
玉鎖の挿入口50を設けるとともに、これに連続して上
下両側に係合溝52を形成しても良いし、また(B)に
示しているように係合溝54を上下方向に延ばし、そし
てその中間部位から玉鎖挿入用の切欠56を設けるよう
にしても良い。勿論この他にも種々の形状が可能であ
る。
【0027】以上本考案の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本考案は上記玉鎖以外のものを伝
達部材として用いることが可能であるし、上例と異なっ
てスライド部材をレバー等の操作部材の側に、また被ス
ライド部材を伝達部材の側に設けることも可能である
等、その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識
に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能である。
くまで一例示であり、本考案は上記玉鎖以外のものを伝
達部材として用いることが可能であるし、上例と異なっ
てスライド部材をレバー等の操作部材の側に、また被ス
ライド部材を伝達部材の側に設けることも可能である
等、その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識
に基づき様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図1】本考案の一実施例である操作装置の要部の説明
図である。
図である。
【図2】その操作装置の含む便器洗浄用タンクの内部の
図である。
図である。
【図3】本考案の他の実施例に係るスライド部材の図で
ある。
ある。
【図4】本考案の背景説明のための説明図である。
10 便器洗浄用タンク 16 排水弁 18 弁体 26 玉鎖 32 被スライド部材 34 スライド部材
Claims (1)
- 【請求項1】 便器洗浄用タンクにおける排水弁の弁体
を操作部材の操作により鎖等の伝達部材を介して引き上
げるようにした排水弁操作装置であって前記操作部材と
伝達部材との一方に所定長さを有する線状ないし棒状の
被スライド部材を設ける一方、他方に該被スライド部材
に沿ってスライド可能なスライド部材を設け、該スライ
ド部材を該被スライド部材の所望位置に固定するように
成したことを特徴とする便器洗浄用タンクにおける排水
弁操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6348691U JP2535917Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 便器洗浄用タンクにおける排水弁操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6348691U JP2535917Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 便器洗浄用タンクにおける排水弁操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057762U JPH057762U (ja) | 1993-02-02 |
JP2535917Y2 true JP2535917Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=13230627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6348691U Expired - Lifetime JP2535917Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 便器洗浄用タンクにおける排水弁操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535917Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP6348691U patent/JP2535917Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057762U (ja) | 1993-02-02 |
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