JP2535750B2 - 食塩成型品の製造方法 - Google Patents

食塩成型品の製造方法

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JP2535750B2 JP3164059A JP16405991A JP2535750B2 JP 2535750 B2 JP2535750 B2 JP 2535750B2 JP 3164059 A JP3164059 A JP 3164059A JP 16405991 A JP16405991 A JP 16405991A JP 2535750 B2 JP2535750 B2 JP 2535750B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B30/00Compositions for artificial stone, not containing binders
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食塩成型品の製造方法
に関する。特に、本発明製造方法によってつくられた食
塩成型品は、装飾品として室内に置いている間に水分を
吸って形を崩す現象が起こりにくい点に特長を有する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特開平2−4955
8号公報の「食塩成型品の製造方法」の発明を提案し
た。しかしながら、この製造方法によってつくられた食
塩成型品は、装飾品として室内に置いている間に、水分
を吸って形を崩す現象が起こり易いものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、従来の食
塩成型品が室内に置かれている間に、水分を吸って形を
崩す現象が起こり易いという課題を解決せんとして鋭意
検討した結果、驚くべきことに、食塩に5〜10重量%
のSiOを添加・混合して、食塩成型品を製造するこ
とによって、食塩成型品の水分吸収量を減らし、長期に
渡ってその形の崩れるのを防ぐことができることを見出
した。
【0004】本発明者らは、かかる知見に基づいてさら
に検討を重ねた結果、本発明を完成するに至ったもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、食塩に5〜1
0重量%のSiOを添加・混合し、さらに水分を4〜
15%添加・混合して成型素材となし、該成型素材を成
型した後、マイクロ波を照射することを特徴とする食塩
成型品の製造方法を要旨とするものである。
【0006】本発明方法に使用する食塩の粒子の大きさ
は、好ましくは平均粒径が500マイクロメートル以下
であり、さらに好ましくは平均粒径が100マイクロメ
ートル以下である。食塩に添加・混合するSiOは、
好ましくは超微粒子多孔質シリカである。
【0007】上記食塩に5〜10重量%のSiOを添
加・混合し、さらに水分を4〜15%添加・混合すると
粘土にほぼ匹敵するような成型適性を有する成型素材が
得られる。
【0008】この成型素材を、粘土工作のような成型方
法により、あるいは種々の枠型に詰めた後、この枠型か
ら抜き出す成型方法により、任意の形状及び大きさの成
型物体を得る。
【0009】この成型物体に出力250W以上のマイク
ロ波を5〜10分間照射して、添加した水分を均一にし
かも急速に除去するのである。
【0010】上記の方法によって、均一な固結強度及び
水分を有する食塩成型品が製造される。
【0011】
【作用】食塩にSiOを添加・混合し、さらに水分を
添加し、混合することによって、食塩粒子の表面に水分
が付着し、この水分によって食塩粒子の表面が一旦溶解
するが、その後、マイクロ波を照射すると、水分が蒸発
・乾燥する。この際に析出した微細な食塩結晶が食塩粒
子相互をセメンティングし、食塩を固結させるのであ
る。
【0012】食塩に5〜10重量%のSiOを添加・
混合し、さらに水分を4〜15%添加・混合した成型素
材を、任意の形状に成型した後、マイクロ波を照射する
なら、成型素材の中心部と外側部とを均一に乾燥するこ
とができ、従来の固形食塩に比べて固結強度の大きい本
発明の食塩成型品を製造することができる。
【0013】食塩成型品の固結強度は、後述する測定法
によって測定した結果、20〜45kg/平方センチメ
ートルの値が得られた。これは、彫刻素材又は室内装飾
用成型品として好適な固結強度であり、固結強度の均一
性の点でも優れているため、彫刻作業中に欠け落ちや室
内装飾用成型品の部分欠落は生じない。
【0014】また、食塩粒子の粒径を変化させたり、水
分添加量を調節することによって、製造する食塩成型品
の固結強度を上記の範囲で変化させることができる。
【0015】さらに、本発明食塩成型品は、室内に置い
ている間に水分をあまり吸収せず、長期間に渡ってその
固結強度を維持できる点に大きな特長がある。
【0016】
【実施例】
実施例1 精製塩を粉砕して、平均粒径50マイクロメートルとし
た。これに添加するSiOは、純度99.7%、平均
粒径3.5マイクロメートル、比表面積700平方メー
トル/グラムのもの(以下、「A剤」という。)を用い
た。食塩へのSiOの添加量を1、3、5及び10重
量%の4区とした。
【0017】食塩とSiOとをよく混合した後に、水
分10%を加えて、さらによく混合した。このようにし
て成型素材を得た。
【0018】上記成型素材を内径5cmの円筒形の枠型
に、軽く押し込みながら高さ8cmに詰めた後、この枠
型から抜き出して円柱形の成型物体とした。この成型物
体に出力500Wのマイクロ波を8分間照射することに
より食塩成型品を得た。
【0019】上記食塩成型品の固結強度を測定した結果
を表1に示す。なお、固結強度の測定方法は、JIS規
格の土質試験法を転用して、食塩成型品の垂直圧縮強度
の値として示した。つまり、食塩成型品から外径3c
m、高さ3cmの小片試料を切り出し、単軸圧縮試験器
を用いて垂直方向に破壊するまで圧縮し、破壊時の応力
を加重計から読み、この値(Kg)として、試料の断面
積A(平方センチメートル)で除した値で示した。
【0020】
【表1】
【0021】表1から明らかな通り、食塩成型品の固結
強度は、SiOの添加によって低下せず、実用に十分
供し得るものであることが明らかになった。
【0022】次に、本発明食塩成型品及び対照区の食塩
成型品を相対湿度80%、温度40度(摂氏)の恒温室
中に174時間放置し、最終的な水分の吸収量を測定し
た結果を、表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】表2から明らかな通り、本発明成型品は、
明らかに水分吸収量が対照区の食塩成型品と比べて少な
かった。対照区の食塩成型品は水分吸収が多いために、
食塩成型品の下に水がしみ出す現象が見られたが、本発
明食塩成型品は、その様な現象はまったく見られず、形
が崩れることもなかった。
【0025】実施例2 食塩を粉砕して、平均粒径100マイクロメートルとし
た。これに添加するSiOは、A剤(実施例1参
照)、純度99.7%、平均粒径2マイクロメートル、
比表面積300平方メートル/グラムのもの(以下、
「B剤」という。)及び純度99.7%、2.5マイク
ロメートル、比表面積300平方メートル/グラムのも
の(以下、「C剤」という。)を用いた。食塩へのSi
の添加量を10重量%とした。
【0026】食塩とSiOとをよく混合した後、水分
10%を加えて、さらによく混合した。このようにして
成型品を得た。
【0027】上記成型素材を内径5cmの円筒形の枠型
に、軽く押し込みながら高さ8cmに詰めた後、この枠
型から抜き出して円柱形の成型物体とした。この成型物
体に出力500Wのマイクロ波を8分間照射することに
より、本発明食塩成型品を得た。SiOを添加せず
に、その他の条件を同一にして作った食塩成型品を対照
区とした。
【0028】上記本発明食塩成型品及び食塩成型品を相
対湿度90%、温度40度(摂氏)の恒温室中に63時
間放置し、最終的な固結強度を調査した。その結果を表
3に示す。
【0029】
【表3】
【0030】表3から明らかな通り、対照区の食塩成型
品は、恒温室に入れる前の固結強度に対して、63時間
経過後の固結強度は10%に過ぎない。
【0031】これに対し、本発明食塩成型品の場合は、
恒温室に入れる前の固結強度に対して、63時間経過後
の固結強度が36〜68%であり、このような過酷な条
件においても、かなりの固結強度を保つことができる。
水分吸収量が少なく、本発明食塩成型品の下には、水が
しみ出すようなことは見られなかった。
【0032】
【発明の効果】本発明の製造方法により、短時間に均一
な固結強度と水分を有する本発明食塩成型品を製造する
ことができる。本発明食塩成型品の固結強度は、17〜
45Kg/平方センチメートルの範囲に調整することが
でき、彫刻し易い彫刻材料又は欠け落ちる危険性の少な
い室内装飾用成型品を得ることができる。しかも、本発
明食塩成型品は、室内に長期間に渡って置かれていて
も、水分の吸収量が著しく少なく、その結果、食塩成型
品の潮解現象も起こらず、いつまでもその形を崩すこと
がないという長所を備えている。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食塩に5〜10重量%のSiOを添加
    ・混合し、さらに水分を4〜15%添加・混合して成型
    素材となし、該成型素材を成型した後、マイクロ波を照
    射することを特徴とする食塩成型品の製造方法。
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