JP2535620Y2 - 紙等廃棄物の処理装置 - Google Patents

紙等廃棄物の処理装置

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JP2535620Y2
JP2535620Y2 JP1320094U JP1320094U JP2535620Y2 JP 2535620 Y2 JP2535620 Y2 JP 2535620Y2 JP 1320094 U JP1320094 U JP 1320094U JP 1320094 U JP1320094 U JP 1320094U JP 2535620 Y2 JP2535620 Y2 JP 2535620Y2
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crushing
rotor
paper
blade
casing
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由和 小林
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Miike Tekkou KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はオフィスや家庭等から排
出されるコンピューターのアウトプット紙や帳票、書
類、雑誌、ダンボール、その他印刷されたプラスチック
等を含む紙等の廃棄物を破砕し、加水し、団子状に固形
化する新規な処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなコンピューターのア
ウトプット紙や帳票、書類、雑誌、ダンボール、その他
印刷されたプラスチック等を含む紙等の廃棄物は回収業
者によって回収されて焼却されたり溶解されたり再生処
理されたりしていた。また、オフィス等から排出される
廃棄帳票や書類等の中で機密性を必要とするものは、排
出元でシュレッダー等で細かく裁断した後に焼却処理さ
れていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記処理に
至るまでは廃棄物の塊集、貯蔵及び輸送等を経なければ
ならないことは当然であるが、排出されたままの状態で
あると非常に嵩高い為、扱いにくく貯蔵性及び輸送性も
悪い。亦、上記の如く破断処理したものは一層嵩高くな
ると共に破断しただけでは書類の内容の判別がまだ可能
で焼却するまでに機密が漏洩すると云ったことも間々あ
った。また、現在のシュレッダーは処理能力が小さく大
量廃棄物には対処しきれない他、要員を1人付ける必要
があった。
【0004】本考案は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、紙等の廃棄物を発生元においても破断し、加水
し、圧縮固形化し、爾後の処理に至る作業性、貯蔵性及
び輸送性等を向上すると共に、重要書類の機密漏洩懸念
を完全に解消でき、コンパクトで処理能力が大きく、自
動運転が可能なものでありながら、細片状の紙片に噴霧
状態で確実に加水でき、加水むらが生じないようにする
と共に節水を行い得、また硬質異物等の噛み込みによる
過負荷運転状態を解消できる紙等廃棄物の処理装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本考
案の構成を添付の実施例図を参照にして説明する。図1
は本考案装置の一例を示す縦断面図、図2は図1におけ
るII−II線断面図、図3は攪拌給送羽根の別の実施
例を示す図2相当図、図4はパドル羽根の斜視図、図5
は別の固形化部を示す縦断面図、図6は破砕部の主要部
の説明図、図7は破砕刃の斜視図、図8は破砕刃配列の
一例の説明図、図9(a)はロータ及び破砕刃の別の構
成を示す斜視図、図9(b)は図9(a)のIX−IX
線断面図、図10は図9のものの応用例を示す斜視図、
図11はこの応用例に使用される破砕刃と押えの斜視
図、図12は更に別のロータ及び破砕刃の構成を示す斜
視図、図13は図12のものの破砕刃と固定具の斜視
図、図14は図9(a)の周囲4枚刃を3枚刃にした説
明図、図15は周囲3枚刃の応用例の説明図である。
【0006】即ち、本考案の紙等廃棄物の処理装置1
は、印刷書類を含む紙等の廃棄物Aが投入される開口部
11を上方に有し且つ下方に破砕室12を有したケーシ
ング10と、上記破砕室12に回転可能に支承されたロ
ータ20と、該ロータ20の周囲に複数配列された破砕
刃30と、回動中の破砕刃30に対して微小隙間をおい
て上記破砕室12内に固定された受け刃40と、上記ロ
ータ20に対して上記破砕室12の外側において上記ケ
ーシング10に開設された排出部13に張設された破砕
片寸法調節ケーシング50と、上記ロータ20の回転駆
動手段60とから成る破砕部2と、該破砕部2の排出部
13に連通した紙片供給部76を上部に有し且つ内周面
が大径平行部分と、これに連続し先端部に排出口75を
有した先向漸縮径のテーパ状部分とから成るケーシング
75と、該ケーシング75内の長手方向にわたり回転す
るように設けられた回転軸81、81a、81bと、該
回転軸81、81a、81bの周囲に設けられた攪拌給
送羽根85、85a、85b、86a、86bと、上記
回転軸81、81a、81bの回動手段80とから成る
固形化部3と、紙片量と紙質に応じて注水量を調節する
流量調節弁93を備えた給水管92に連通した注水管9
1から成る加水手段90とから構成されたもので、上記
注水管91は排出部13から紙片供給部76にかけての
部位で噴霧状に加水する噴霧ノズル91aを備えてお
り、また上記ロータ20の回転駆動手段60は過負荷状
態で逆回転させる過負荷検出手段に接続して制御される
ことを特徴としている。
【0007】本考案装置によって処理される紙等廃棄物
は、オフィスや家庭等から排出されるコンピューターの
アウトプット紙や各種帳票、書類、雑誌、ダンボール、
印刷されたプラスチックシートを対象としている。
【0008】
【作用】上記構成の本考案の装置による紙等廃棄物の処
理要領について述べる。先ず破砕部2において、シュー
ト11aが設けられている開口部11に処理すべき紙等
廃棄物Aを投入する。
【0009】次いで回転駆動手段60によって回動され
ているロータ20の破砕刃30と破砕室12内の固定受
け刃40とによって廃棄物Aはファイル金具ともども細
かく破断される。破砕片A′のうち所定寸法より細かく
なったものは破砕片寸法調節スクリーン50を通過して
排出部13に至り、紙片供給部71から固形化部3に送
られる。この間に紙の破断片A′は、まだ拡散状態にあ
って、加水手段90の注水管91の噴霧ノズル91aか
ら噴霧状に広く拡散した水滴によってくまなく効率的に
加水されて、ふやけてヘドロ状になり印刷された字や図
形はインクが溶出して判読できなくなる。このとき、注
水量は、紙片量と紙質に応じて流量調節弁93によって
調節されている。ヘドロ状の紙は、固形化部3において
攪拌給送羽根85、85a、85b、86a、86bに
よってケーシング75の大径平行部分において攪拌、混
練され更に該部分から先向漸縮径のテーパ状部分に押し
込まれてある程度脱水されて固まり、先端の排出口75
から団子状の塊りとなって押し出される。この塊りは、
更に圧縮脱水して乾燥して固形燃料として利用された
り、パルプ再製原料として使用される。
【0010】紙等の廃棄物Aの中に混入した金属片等の
硬質異物を破砕刃30と固定受け刃40との間に噛み込
んでロータ20の回転駆動手段60が過負荷状態になる
と過負荷検出手段がこれを検出してロータ20を逆回転
させて、異物の噛み込みを解くようになっている。噛み
込み解除確認後に適宜オペレータによって正常運転に移
行される。
【0011】
【実施例】本紙等廃棄物の処理装置1の実施例について
述べる。図1、図2、図4、図6乃至図8において、紙
等廃棄物の処理装置1は、上方にシュート11aが設け
られた開口部11と下方の破砕室12とを有したケーシ
ング10と、破砕室12に回転可能に支承され且つ周囲
に破砕刃30を複数配列したロータ20と、回動中の破
砕刃30に対して微小隙間をおいて破砕室12の底部に
固定された受け刃40と、ロータ20に対して破砕室1
2の外側においてケーシング10に開設された排出部1
3に張設された破砕片寸法調節スクリーン50と、上記
ロータ20の回転駆動手段60とから成る破砕部2と、
この破砕部2の排出部13に連通した紙片供給部76を
上部に有し且つ内周面が大径平行部分とこれに連続し先
端部に排出口75aを有した先向漸縮径のテーパ状部分
とから成る略楕円形横断面のケーシング75と、該ケー
シング75内の長手方向にわたり相互に上から下に噛み
込む方向に回転するように設けられた一対の回転軸81
a、81bと、回転軸81a、81bの周囲に設けられ
た攪拌給送羽根85a、85bと、軸回動手段80とか
ら成る固形化部3と、排出部13から紙片供給部76に
かけての部位に噴霧ノズル91a付き注水管91を設け
た加水手段90とから構成されている。
【0012】破砕部2において、ロータ20は、7個の
円盤状のロータ分体22から成り、各々は回動軸21に
キー止めされると共に一体的にロックナット又は連結板
等で連結されている。各ロータ分体22には、180°
ピッチで一対の破砕刃30、30が固定されており、ロ
ータ20として組立られた時に図8に示すように二列の
略「へ」の字状に刃30が配列されるようになってい
る。
【0013】図6および図7に詳しく示すように破砕刃
30は、超硬合金より成り、直方体の4つの長辺を刃先
31としており、一対の対向面を各々切り下げて鋭角の
切り角32を形成している。切り下げ面33には、固定
用穴34が2ケ形成されている。破砕刃取付座25は、
ロータ分体22の周面に「L」の字状に180°ピッチ
で2箇所に形成されており、刃30の切り下げ面33に
嵌合するように周面側に切欠き25aをまた奥にぬすみ
穴25bを形成すると共に、固定用ねじ穴25cを2ケ
形成しており、六角穴付きボルト26と座金27を使用
して図6のように刃30を固定している。刃先31はロ
ータ20の周面から突出して、下記の受け刃40の刃先
41と切削作用を行う。
【0014】破砕室12内の底端の溝15には、鋭角の
切り角を有した平坦な受け刃40が刃先41において破
砕刃30の刃先31と0.2〜0.3mm程の微小隙間
を介してボルト45と座金46を使用して固定されてい
る。受け刃40は、固定用の複数の2段長孔42と、ジ
ャッキボルト47を螺入するねじ穴48を有しており、
刃先41の摩耗に対して微小隙間調節されるようになっ
ている。49は調節後のジャッキボルト47を固定する
ロックナットである。
【0015】ロータの回転駆動手段60は、ケーシング
10の後部台10b上に据付られた電動モータ61と、
Vベルト式伝動機構と、プーリと小歯車の組立体及び大
歯車から成る減速機構と、過負荷検出手段とから構成さ
れており、矢印Rの方向にロータ20を回動させる。組
立体ケーシング10に軸承され、大歯車は回動軸21に
止着されている。両機構には、安全カバーが設けられて
いることは云うまでもない。ロータ20の回転数は、硬
めの廃棄物に対する15r.p.mから軟質廃棄物に対
する650r.p.mまでインバータモータ61によっ
て選定される。検出手段は破砕刃30が硬質異物を噛み
込みモータ61が過負荷状態になった時に少なくても回
転モータ61を逆回転させて過負荷ランプを点灯するよ
うになっている。ランプの点灯により、人手でモータ6
1停止後異物を除去する。伝動機構はVベルトに代えて
チェーン方式でもよい。
【0016】破砕室12内には、更に往復移動体70が
底壁上において刃先31の直前までゆっくり前進してホ
ッパー筒10aの後壁の後ろまで速やかに後退するよう
に設けられており、ホッパー筒10a内の廃棄物の下方
のものを受け刃40とロータ20に向かって押すように
なっている。この往復移動体70の往復動手段として
は、油圧シリンダ7が使用されており、上述のように調
節可能に緩速前進させ且つ急速後退させるための可変絞
りが油圧管系に設けられている。また、過負荷検出手段
が油圧ユニット72に設けられており、異物噛み込み等
によって押しきれない時等で過負荷が生じた時にシリン
ダ71に前進給圧から後進給圧に電磁弁等を切換え同時
に過負荷表示ランプを点灯するようになっている。ラン
プ点灯によって人手で運転停止後に異物を除去する。更
に、油圧シリンダ71に代えてラック&ピニオン方式で
電動駆動したり、電気シリンダが利用され得る。また、
往復移動体70を、上記水平往復動に代えて、ロータ2
0に向かった傾斜往復動とすることもできる。
【0017】一方、ロータ20に対して破砕作業室12
の外側においてケーシング10に排出部13が開設され
ており、該排出部13には破砕片の大きさを調節するス
クリーン50が取替可能に張設されている。スクリーン
50に穿孔された多数の通孔51の寸法は予定した細片
の寸法に対応して決められている。即ち、各種寸法の通
孔51を有したスクリーン50が数枚用意されており、
紙質や処理物の用途に応じて選択されるようになってい
る。
【0018】破砕刃30の配列は、上記「へ」の字状の
他に螺旋状にすることもできる。更に、破砕刃自体の形
状も刃先31が傾斜した菱形水平断面を有したものとす
ることもできる。
【0019】加水手段90は、噴霧ノズル91aを先端
に備えた注水管91と、これに連通した給水主管92
と、この主管92に設けられた電磁流量調節弁93とか
ら成り、注水管91を破砕部2の排出部13に挿入して
いる。注水量は、紙片量と紙質に応じて紙片がふやけて
ヘドロ状になり印刷された字や図形が溶出して判読でき
なくなるように弁93を介して適宜調節される。ノズル
91aから噴霧して紙片に加水すると、水滴を広く拡散
して加水むらを無くし、また節水を可能にする。
【0020】固形化部3において、ケーシング75の内
周面には、攪拌効果を高める複数の条材75bがテーパ
状部分まで付設されている。回転軸81a、81bの各
々は、ケーシング75の先端面の軸受77と後端面の減
速機78内の軸受に支承されており、回動手段80のイ
ンバータ79からの回転入力を受ける減速機78によっ
て矢印R1 、R2 のように上から下に噛み込むように回
動される。軸81a、81bは四角形横断面を有し、図
4に示すように給送面が螺旋状包絡面(2点鎖線で示
す)を形成するようにパドル状羽根85a、85bを相
互にオーバーラップするように周設している。大径平行
部分では羽根85a、85bは必ずオーバーラップして
いるが、テーパ部分においては必ずしもオーバーラップ
していなくても良く、排出口75aへ向かって処理物を
給送するようになっていればよい。
【0021】図3に示すように、パドル状羽根85a、
85bに代えて螺旋羽根86a、86bを軸81a、8
1bに周設することもできる。更に、図5に示すように
2軸方式に代えて、一軸の回りに螺旋羽根86を周設し
て一軸スクリュープレスの固形化部3とすることもでき
る。この場合、ケーシング75′の先端には、円筒状押
出ダイ100が連設され、固形化部3によって圧縮され
た処理物がこのダイ100によって更に圧縮されて柱状
に固く押し出される。該ダイ100は、2分割のダイ部
片101、102より成り、片方の上部ダイ101は固
定されており、他方のダイ部片102は油圧や空圧シリ
ンダ103によって可動とされて口径を絞って処理物を
押し固めるようになっている。シリンダ103は、手動
操作でもスクリュープレスの動力負荷検出器との連動で
もよい。
【0022】ロータ20と破砕刃30の別の実施例を図
9(a)(b)に示す。各ロータ分体22の周囲4箇所
にかんな刃状の刃30をテーパ状溝22a内に差込んで
あり、テーパ状押え23を溝22aの底のねじ穴に螺合
するねじ23aで固定して刃30の抜け止めを行ってい
る。切削上でラップしている刃30を軸21に平行にし
たものの他に、図10に示すように傾斜させた配列とす
ることもできる。この場合の刃30及び押え23を第1
1図に示す。刃先の出入は、押え23を弛めた後にジャ
ッキねじ24で調節し、その後再度しっかりと押え23
を固定する。ロータ20を一体物として溝20dを複数
刻設してもよい。
【0023】ロータ20と破砕刃30の更に別の実施例
を図12に示す。一体物のロータ20の周面に三条の螺
旋溝20cを刻設し、溝と溝との間の周面20bに30
°ピッチで破砕刃30を設けている。破砕刃30は図1
3に示すような受け具25aと押え25bとでロータ周
面の収容溝にねじ25c、25dで固定されている。
【0024】図14に示すものは、図9(a)に示す周
囲4枚刃を周囲3枚刃にしたもので、あとは同じ構成と
なっている。図15に示すものは、かんな状刃30をロ
ータ20の半径方向平坦面20dにねじ23dで高さ調
節可能に取付けたもので、この調節はジャッキねじ24
で行われる。ロータ20が軽量化されている。
【0025】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案の紙等廃棄物の
処理装置に依ると、コンパクトに設置されるためビルデ
ィング地下室等において、一時期に大量に排出される秘
密書類でも発生元で極めて能率的に破断、圧縮固形化す
ることができ、注水によるインク溶出で印刷文字や図形
を判読できなくすることと併せて廃棄書類からの秘密漏
洩を防止できると共に、爾後の輸送、貯蔵が効率的に遂
行される。更に、大量に扱う古紙回収業者においては、
連続自動運転も可能であり、ファイルファスナー等若干
の金属片が混入しても楽に破断、圧縮をしてしまう他、
更に紙片の大きさを大きくして再生パルプとして再資源
化することもできる。特に、注水は攪拌加圧される前の
生成された紙片に対して噴霧状で行われるため、くまな
く注水されて加水むらが無く効率的に行われ、また節水
も可能になる。また硬質の異物噛み込みによって過負荷
状態にロータ回転駆動手段が成った場合、過負荷検出手
段によって逆回転されて噛み込みを解除することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の紙等廃棄物の処理装置の一例を示す縦
断面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】攪拌給送羽根の別の実施例を示す図2相当図で
ある。
【図4】パドル羽根の斜視図である。
【図5】別の固形化部を示す縦断面図である。
【図6】破砕部の主要部の説明図である。
【図7】破砕刃の斜視図である。
【図8】破砕刃配列の一例の説明図である。
【図9】(a)はロータ及び破砕刃の別の構成を示す斜
視図である。(b)は(a)のIX−IX線断面図であ
る。
【図10】図9のものの応用例を示す斜視図である。
【図11】この応用例に使用される破砕刃と押えの斜視
図である。
【図12】更に別のロータ及び破砕刃の構成を示す斜視
図である。
【図13】図12のものの破砕刃と固定具の斜視図であ
る。
【図14】図9(a)の周囲4枚刃を3枚刃にした説明
図である。
【図15】周囲3枚刃の応用例の説明図である。
【符号の説明】
1 紙等廃棄物の処理装置 2 破砕部 3 固形化部 10 ケーシング 11 開口部 12 破砕室 13 排出部 20 ロータ 30 破砕刃 40 受け刃 50 スクリーン 60 回転駆動手段 75 固形化部のケーシング 76 紙片供給部 81、81a、81b 回転軸 85、85a、85b、86a、86b 攪拌給送羽根 90 加水手段 91 注水部 91a 噴霧ノズル 92 給水管 93 流量調節弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷書類を含む紙等の廃棄物(A)が投
    入される開口部(11)を上方に有し且つ下方に破砕室
    (12)を有したケーシング(10)と、上記破砕室
    (12)に回転可能に支承されたロータ(20)と、該
    ロータ(20)の周囲に複数配列された破砕刃(30)
    と、回動中の破砕刃(30)に対して微小隙間をおいて
    上記破砕室(12)内に固定された受け刃(40)と、
    上記ロータ(20)に対して上記破砕室(12)の外側
    において上記ケーシング(10)に開設された排出部
    (13)に張設された破砕片寸法調節ケーシング(5
    0)と、上記ロータ(20)の回転駆動手段(60)と
    から成る破砕部(2)と、該破砕部(2)の排出部(1
    3)に連通した紙片供給部(76)を上部に有し且つ内
    周面が大径平行部分と、これに連続し先端部に排出口
    (75)を有した先向漸縮径のテーパ状部分とから成る
    ケーシング(75)と、該ケーシング(75)内の長手
    方向にわたり回転するように設けられた回転軸(81)
    (81a)(81b)と、該回転軸(81)(81a)
    (81b)の周囲に設けられた攪拌給送羽根(85)
    (85a)(85b)(86a)(86b)と、上記回
    転軸(81)(81a)(81b)の回動手段(80)
    とから成る固形化部(3)と、紙片量と紙質に応じて注
    水量を調節する流量調節弁(93)を備えた給水管(9
    2)に連通した注水管(91)から成る加水手段(9
    0)とから構成された紙等廃棄物の処理装置において、
    上記注水管(91)は、上記排出部(13)から紙片供
    給部(76)にかけての部位で噴霧状に加水する噴霧ノ
    ズル(91a)を備えており、また上記ロータ(20)
    の回転駆動手段(60)は過負荷状態で逆回転させる過
    負荷検出手段に接続して制御されることを特徴とする紙
    等廃棄物の処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102012211186A1 (de) * 2012-06-28 2014-01-02 Vecoplan Ag Zerkleinerungsvorrichtung umfassend einen Zerkleinerungsrotor mit durchgehender Schneide

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