JP2532917Y2 - ダイスペースの洗浄装置 - Google Patents

ダイスペースの洗浄装置

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JP2532917Y2
JP2532917Y2 JP4214293U JP4214293U JP2532917Y2 JP 2532917 Y2 JP2532917 Y2 JP 2532917Y2 JP 4214293 U JP4214293 U JP 4214293U JP 4214293 U JP4214293 U JP 4214293U JP 2532917 Y2 JP2532917 Y2 JP 2532917Y2
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雅信 美濃
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Kurimoto Ltd
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Kurimoto Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鍛造プレスに用いら
れるダイスペースの洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の洗浄装置として、実開平
3-42337号公報、実開平3-42338号公報、実開平3-91135
号等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記の洗浄
装置はいずれも鍛造プレスの周囲や補機の外側に狭隘な
空間を占有して設置されているため、鍛造プレスの作業
等に邪魔になり、作業能率を低下させる原因の1つにな
っていた。また、鍛造作業中に発生する潤滑剤等が飛散
して前記のように機外に露出した装置の、例えば噴射ノ
ズルに付着して固まってしまい、洗浄作業の都度、噴射
ノズルの先端を清掃しなければならないという問題があ
った。
【0004】そこでこの考案は、前記のような従来の問
題点を解決し、洗浄装置の設置に伴う鍛造プレス作業の
能率低下を解消でき、しかも洗浄ノズルの先端の清掃と
いう新たな問題が発生することのないダイスペースの洗
浄装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の考案は、スライドの下部に設けたアダプ
タプレートを介して上ダイホルダが着脱可能に取付けら
れている鍛造プレスにおいて、アダプタプレートの内部
に流入口と流出口を有する孔部をそのほぼ全面にわたり
設け、この孔部と連通する凹孔をアダプタプレートの下
面に複数個設け、これら凹孔内に高圧水とエアの噴射ノ
ズルを設けている。請求項2の考案は、請求項1記載の
ダイスペースの洗浄装置において、ノズルに代えてバル
ブを設けている。
【0006】
【作用】請求項1の場合は、上ダイホルダを取り外した
後、アダプタプレートの流入口から孔部内に高圧水を入
れると、高圧水は孔部と連通する凹孔に設けたノズルか
ら下方に噴射され、下方にあるボルスタの上面に付着し
ている潤滑剤等を洗い流す。ボルスタの上面がきれいに
なったら高圧水に代えて、今度はエアを入れる。エアは
高圧水と同様に流入口から孔部内に入り、ノズルから下
方に噴射され、ボルスタの上面の水を吹き飛ばして乾燥
させる。請求項2の場合は、上ダイホルダを取り外した
後、バルブを開くことにより、前記ノズルと同様な作用
を期待できる。また、上ダイホルダを取り外さない鍛造
プレスの作動中にバルブを閉じることにより、流入口か
ら孔部内に冷却水を入れ、流出口から流出させる間にア
ダプタプレートの熱を吸収し、アダプタプレートの冷却
を行なうことが可能である。
【0007】
【実施例】図1はこの考案の一実施例の要部正面図であ
る。1は鍛造プレスのベットで、その上面にはボルスタ
2が締結されている。ボルスタ2の上面には下ダイホル
ダ3が載ってボルスタ2に取付けた下クランプ部材4に
よりボルスタ2に密着するように着脱可能に締め付け固
定されている。下ダイホルダ3には下金型5が組み込み
固定されている。一方、7はスライドで、その下面には
アダプタプレート8が締結されている。アダプタプレー
ト8の下面には上ダイホルダ9がアダプタプレート8に
取付けた上クランプ部材10によりアダプタプレート8に
密着するように着脱可能に締め付け固定されている。上
ダイホルダ9には上金型11が、下ダイホルダ3の下金型
5と対向して組み込み固定されている。
【0008】アダプタプレート8の内部には図2にも示
すように一側壁に流入口12と流出口13が開口した孔14が
そのほぼ全面にわたり縦横に貫通して設けられている。
孔14は例えば穿孔工具で穿孔されて形成され、開口する
端部にプラグ(栓)15を取付けている。これにより流入
口12から入る水が孔14内を縦横に流れて流出口13へ至る
ようになる。この孔14は一例を示すにすぎず、ほかに例
えば縦横に設けるのではなく、環状に設けてもよく、ま
た必ずしも図示のような比較的細い孔でなく、1つの水
貯留孔部のようなものとしてもよい。孔14のあるアダプ
タプレート8の下面には凹孔16が孔14と連通して複数
個、所定の間隔をおいて形成され、これら凹孔16内には
高圧水とエアの噴射ノズル17が設けられている。
【0009】孔13の流入口11には可撓管(フレキシブル
ホース)18を介して高圧水とエアの供給部材19が接続さ
れている。供給部材19は図示しない制御弁により高圧水
とエアを選択して供給できるようになっている。孔14の
流出口13と供給部材19は図示しない連通管で連通され、
水の循環使用が可能になっている。この連通管の途中や
供給部材19との接続部に冷却装置を設置して流出口13か
ら流出してくる温かい水を冷却したうえ供給部材19で再
供給するようにしてもよい。
【0010】前記において鍛造プレスによる作動後にダ
イスペースを洗浄するには、まず下金型5を組み込んだ
下ダイホルダ3をクランプ部材4による締め付けを解い
て取り外すとともに、上金型11を組み込んだ上ダイホル
ダ9をクランプ部材10による締め付けを解いて取り外
す。この両ダイホルダ3,9を取り外すと、図3のよう
にボルスタ2とアダプタプレート8の間の空間にダイス
ペース20が形成される。次に、供給部材19から高圧水を
供給する。高圧水は流入口12から孔14内に入り、該孔を
縦横に流れてノズル17から下方に噴射される。この噴射
水によりボルスタ3の上面に付着している潤滑剤や鍛造
スケール等が洗い流される。ボルスタ3の上面がきれい
になったら高圧水の供給を停止し、今度はエアを供給す
る。エアは高圧水と同様に流入口12から孔14内に入り、
該孔を縦横に流れてノズル17から下方に噴射され、ボル
スタ3の上面の水を吹き飛ばして乾燥させる。
【0011】図4,5は別の実施例を示す。この実施例
は前記実施例のノズル17に代えて凹孔16にシャットバル
ブ22を設けたものであり、そのほかの構成は前記実施例
と同様となっている。図4に示すようにシャットバルブ
22は下端フランジ23の表面をアダプタプレート8の下面
と面一にして凹孔16に嵌合された中空本体24を有し、こ
の本体24の中空内部にはバルブシート25とバルブ26が上
下に位置して収容されている。バルブシート25は上端が
スナップリング27に当接して位置決められるようになっ
ており、かつ上ダイホルダ9が取り外されていない状態
では下端面がバルブ26の上端面に当接している。28はバ
ルブシート25とバルブ26間に配設されたスプリングで、
バルブシート25を上方へ、又バルブ26を下方へ付勢す
る。30はバルブシート25の下端面が当接するバルブ26の
上端面に形成の凹所31に配設のゴムなどからなる弾性
体、32はバルブシート25の中心孔、33はバルブ26の外周
に設けた貫通孔、34はシール用Oリングである。
【0012】前記において上ダイホルダ9と下ダイホル
ダ3が取り外されていない状態では上ダイホルダ9がア
ダプタプレート8に密着し、これによりシャットバルブ
22のバルブ26は図4のようにスプリング28の付勢に抗し
て上動され、弾性体30がバルブシート25の下端面に当接
している。両ダイホルダ3,9を取り外すと、バルブ26
は図5のようにスプリング28の付勢力を受けて下動さ
れ、弾性体30がバルブシート25の下端面から離れ、これ
によりバルブシート25の中心孔32とバルブ26の貫通孔33
とは連通する。したがって、鍛造プレスによる作動後に
ダイスペース20を洗浄するには、両ダイホルダ3,9を
取り外した後、供給部材19から高圧水を供給する。高圧
水は流入口12から孔14内に入り、該孔を縦横に流れてシ
ャットバルブ22のバルブシート25の中心孔32、バルブ26
の貫通孔33を経て下方に噴射され、ボルスタ3の上面に
付着している潤滑剤等を洗い流す。その後に供給媒体を
切り換えてエアを下方に噴射し、ボルスタ3の上面の水
を吹き飛ばして乾燥させるのは前記実施例と同様であ
る。
【0013】また、この実施例では前記のように両ダイ
ホルダ3,9が取り外されていない状態では弾性体30が
バルブシート25の下端面に当接し、シャットバルブ22が
閉じるため、鍛造プレスの作動中に前記の装置を利用し
てアダプタプレート8の冷却が可能である。すなわち、
供給部材19から冷却水を供給すると、冷却水は流入口12
から孔14内に入り、該孔を縦横に流れて流出口13から流
出されるが、この間にアダプタプレート8の熱を吸収し
て冷却する。したがって、ワークの熱が上方に伝わって
スライド7が温まり膨張し、プレス動作の円滑を欠くよ
うなことがなくなり、鍛造プレスの円滑確実な作動がで
きる。また、この実施例では上ダイホルダ9を取り外す
と、バルブ22がスプリング28により自動的に開くように
なっているが、必ずしもこのような構成にしなくともよ
く、別途設けた制御手段によって開閉させるようにして
もよい。
【0014】尚、図示省略したが、前記実施例又は別の
実施例と同様な洗浄装置をボルスタ2にも設け、アダプ
タプレート8の下面を洗浄するようにしてもよい。ま
た、前記で示したノズル17やバルブ22は好ましい一例を
示したものであって、それ以外のものを排除するもので
はない。
【0015】
【考案の効果】請求項1の考案は前記のような構成から
なり、従来のように鍛造プレスの周囲や補機の外側に狭
隘な空間を占有して設置されるものでないため、洗浄装
置の設置に伴う鍛造プレスの作業能率の低下を解消でき
る。しかもノズルは鍛造作業中に飛散する潤滑剤等が付
着しにくい凹孔内に設けられているため、該ノズルのた
めの清掃を格別に行なう必要がない。請求項2の考案は
前記の効果に加えて、さらにアダプタプレートの冷却を
鍛造作業中に行なうことができて熱による故障を少なく
でき、鍛造プレスの円滑確実な運転を可能となる。しか
もこのアダプタプレートの冷却が格別の冷却配管を要す
ることなくできるので、設備の簡素化を図ることができ
るとともに、製作費用も安価にできるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の要部正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿うアダプタプレートの底面
図である。
【図3】作用説明用の要部正面図である。
【図4】別の実施例の要部拡大断面図である。
【図5】別の実施例の作用説明用の要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベッド 2 ボルスタ 3 下ダイホルダ 7 スライド 8 アダプタプレート 9 上ダイホルダ 12 流入口 13 流出口 14 孔 16 凹孔 17 ノズル 22 シャットバルブ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドの下部に設けたアダプタプレー
    トを介して上ダイホルダが着脱可能に取付けられている
    鍛造プレスにおいて、前記アダプタプレートの内部に流
    入口と流出口を有する孔部をそのほぼ全面にわたり設
    け、この孔部と連通する凹孔をアダプタプレートの下面
    に複数個設け、これら凹孔内に高圧水とエアの噴射ノズ
    ルを設けたことを特徴とするダイスペースの洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダイスペースの洗浄装置
    において、ノズルに代えてバルブを設けたことを特徴と
    するダイスペースの洗浄装置。
JP4214293U 1993-07-30 1993-07-30 ダイスペースの洗浄装置 Expired - Lifetime JP2532917Y2 (ja)

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JPH0715134U JPH0715134U (ja) 1995-03-14
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