JP2532166B2 - 低周波治療器 - Google Patents

低周波治療器

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JP2532166B2
JP2532166B2 JP2326268A JP32626890A JP2532166B2 JP 2532166 B2 JP2532166 B2 JP 2532166B2 JP 2326268 A JP2326268 A JP 2326268A JP 32626890 A JP32626890 A JP 32626890A JP 2532166 B2 JP2532166 B2 JP 2532166B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、電気的なパルスを低周波で印加することに
より人体に刺激を与えて肩凝りなどの治療を行なう低周
波治療器に係わり、特に、パルスの出力に対応した表示
を行なう表示手段に関する。
(従来の技術) 従来、例えば特開平2−80060号公報に記載されてい
るように、電気的なパルスを低周波で印加することによ
り人体に刺激を与えて肩凝りなどの治療を行なう低周波
治療器が知られている。
この種の低周波治療器は、前記公報にも記載されてい
るように、使用者がパルスの周波数などの出力形態や強
さを操作部を操作して選択できるようにしたものも多
い。そして、操作部に関する制御は、例えばマイクロコ
ンピューターにより行なっている。ここで、公知ではな
いが、従来の制御の一例を第8図および第9図に基づい
て説明する。
第8図に示すように、マイクロコンピューターICの入
力ポートIn1,In2がそれぞれモード切替スイッチSW11、
強さスイッチSW12を介して電源である電池の正極(Vd
d)に接続されている。一方、マイクロコンピューターI
Cのリセット端子RESETが切スイッチSW13を介して電池の
正極に接続された構造になっている。なお、スイッチSW
11,SW12,SW13は全て常開型の押しボタンスイッチであ
る。また、マイクロコンピューターICの出力ポートOut
1,Out2,Out3,Out4がそれぞれモード表示用発光ダイオー
ドLED11,LED12,LED13,LED14と共通の抵抗Rとを介して
電池の正極に接続されている。
そして、第9図のフローチャートに示すように、初
め、マイクロコンピューターICは、ソフトウェア上、ス
トップモード(停止状態)になっている(ステップ1
1)。ストップモードにおいては、治療用パルスの出力
動作は行なわれず(常時、Vout=0V)、発光ダイオード
LED11,LED12,LED13,LED14も消灯している。なお、Vout
は、人体に装着され治療用パルスを出力する正負一対の
出力電極間の電圧である。
そこで、使用者は、適当な回数モード切替スイッチSW
11をオンすることにより、「たたき」、「もみ」、「し
あつ」、「プロ」のうち所望のコースを選択する(ステ
ップ12)。すなわち、マイクロコンピューターICは、モ
ード切替スイッチSW11がオンになるごとに、ソフトウェ
ア上のモードを「たたき」、「もみ」、「しあつ」、
「プロ」の順に切替える。このとき、まだ治療用パルス
の出力動作は行なわれないが、4つの発光ダイオードLE
D11,LED12,LED13,LED14のうち選択されたコースに対応
するものが点滅し始め、これにより、使用者は、選択さ
れているコースを知ることができる。
ついで、マイクロコンピューターICは、切替スイッチ
SW11の最後のオン後3分間以内に強さスイッチSW12がオ
ンになったかどうかを判別し(ステップ13)、オンにな
らなかったならば、ストップモードに戻る。一方、オン
になったならば、それから2秒以内に、負荷としての人
体に出力電極が装着されているかどうかを判別し(ステ
ップ14)、出力電極が人体に装着されていなかったなら
ば、ステップ12に戻り、装着されていたなら、タイマー
をスタートさせる(ステップ15)。その後、15分経て
ば、自動的にステップ12に戻る。
強さスイッチSW12が初めてオンになった後、ステップ
14,15では、治療用パルスの出力動作が行なわれている
が、選択されたコースの出力形態で、かつ、強さスイッ
チSW12がオンになった回数に応じた電圧で治療用パルス
が出力される。すなわち、使用者は、強さスイッチSW12
を適当な回数オンさせることにより、好みに応じて刺激
の強さを例えば10段階に設定できる。なお、強さスイッ
チSW12がオンするごとにパルスの電圧は最小値から次第
に大きくなっていくが、10回以上オンした場合は、最大
値に設定される。
また、ステップ12,13では、選択されたコースに対応
する発光ダイオードLED11,LED12,LED13,LED14が点滅す
るが、ステップ14,15でも、継続的に同じ発光ダイオー
ドLED11,LED12,LED13,LED14が点滅する。
さらに、いつでも、切スイッチSW13をオンにすれば、
マイクロコンピューターICがリセットされ、ストップモ
ードになる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の低周波治療器では、モード切替ボタン
を押した後強さボタンを押すまでの間も、この強さボタ
ンを押した後治療用パルスが出力されている状態になっ
ても、発光ダイオードLED11,LED12,LED13,LED14が点滅
したままであるため、強さボタンを押す前のアイドリン
グ状態と治療用パルスの出力動作中との区別が発光ダイ
オードLED11,LED12,LED13,LED14による表示からは行な
えない問題があった。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、モード切替ボタンが押された後強さボタンを受け付
けるアイドリング状態と治療用パルスの出力動作とを発
光素子による表示から明確に区別できる低周波治療器を
提供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、電源と、治療用パルスを発生させる電子回
路と、治療用パルスを出力する出力電極と、治療用パル
スの複数ある出力形態の選択用のモード切替ボタンと、
治療用パルスの強さの設定用の強さボタンと、各出力形
態とそれぞれ対応させて設けられた複数の発光素子とを
備え、前記モード切替ボタンを押して出力形態を選択し
た後、前記強さボタンを押すことによる治療用パルスの
強さの設定が可能となり、かつ、前記強さボタンを押し
てから治療用パルスの出力が始まる低周波治療器であっ
て、前記モード切替ボタンが押されたとき、これにより
選択された出力形態に対応する発光素子を常時点灯させ
始め、その後、強さボタンが押されて治療用パルスの出
力が始まったとき、前記選択された出力形態に対応する
発光素子を治療用パルスの出力に同期して点滅させ始め
る制御手段を前記電子回路が有しているものである。
(作用) 本発明の低周波治療器を使用するときには、まず、モ
ード切替ボタンを押して治療用パルスの複数ある出力形
態のうち所望のものを選択する。それに伴い、複数ある
発光素子のうち選択された出力形態に対応するものが常
時点灯するが、この状態では、まだ治療用パルスの出力
は始まっていない。つぎに、強さボタンを押して治療用
パルスの強さを設定するが、強さボタンを押すと、治療
用パルスの出力が始まるとともに、前記選択された出力
形態に対応する発光素子が治療用パルスの出力に同期し
て点滅し始める。したがって、発光素子による表示か
ら、モード切替ボタンが押された後強さボタンを受け付
けるアイドリング状態と治療用パルスの出力動作状態と
を明確に区別できる。そして、電子回路の発生させた治
療用パルスが出力電極から人体に出力されることによ
り、この人体に刺激が与えられて、肩凝りなどの治療が
行なわれる。
(実施例) 以下、本発明の低周波治療器の一実施例について、第
1図ないし第7図を参照しながら説明する。
まず、機械的構成を第1図および第2図に基づいて説
明する。
この実施例の低周波治療器は、数cmのオーダーの小型
治療器本体11に正負一対の出力電極12,13を一体的に設
けたものである。下部筐体14および上部筐体15により構
成された治療器本体11の外殻は、偏平な楕円形状になっ
ているとともに、下面が鈍角をなしてV字形状に交わる
一対の斜面からなっており、これら斜面に出力電極12,1
3がそれぞれ露出させて設けられている。なお、これら
出力電極12,13には、導電性粘着パッドがそれぞれ貼着
される。
前記筐体14,15内には、第2図に示すように、モード
切替スイッチSW1(第2図では図示されていない)、強
さスイッチSW2および切スイッチSW3とモード表示用の4
つの表示素子である発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED
4とを含む、後述する電子回路を形成する各種電気部品
を搭載した回路基板16が内蔵されている。前記3つのス
イッチSW1,SW2,SW3は、いずれも常開型のタクトスイッ
チであり、これらを操作するための上下動自在のモード
切替ボタン17、強さボタン18および切ボタン19が上部筐
体15の上面に露出させて設けられている。すなわち、モ
ード切替ボタン17を押下操作したときのみモード切替ス
イッチSW1がオンになり、強さボタン18を押下操作した
ときのみ強さスイッチSW2がオンになり、切ボタン19を
押下操作したときのみ切スイッチSW3がオンになるもの
である。また、発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4も
上部筐体15の上面に露出している。
また、前記両筐体14,15間には電池ホルダー20が引き
出し可能に支持されており、この電池ホルダー20に電源
である電池21が着脱自在に保持されている。
つぎに、電子回路の構成を第3図および第4図に基づ
いて説明する。
この電子回路は、基本的に、制御手段であるマイクロ
コンピューターIC1(例えば、NEC製μPD7554)の周辺回
路、リセット回路22、ステップアップコンバーター23、
パルス出力回路24、放電用回路25および人体検知回路26
に分けられる。
電解コンデンサーC1が並列に接続された前記電池21の
正極(Vdd)がマイクロコンピューターIC1の正極電源端
子P10に接続されている。一方、マイクロコンピュータ
ーICの負極電源端子P20は、電池21の負極に接続(以
下、接地という)されている。また、マイクロコンピュ
ーターICのクロック端子P8,P9間に可変抵抗VRが接続さ
れている。
また、電池21の正極は、前記モード切替スイッチSW1
を介してマイクロコンピューターIC1の入力ポートP1に
接続され、強さスイッチSW2を介してマイクロコンピュ
ーターIC1の入力ポートP2に接続され、切スイッチSW3を
介してマイクロコンピューターIC1の入力ポートP3に接
続されている。さらに、マイクロコンピューターIC1の
出力ポートP12,P13,P14,P15にそれぞれ前記4つの発光
ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4のカソードが接続さ
れ、これら発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4のアノ
ードが抵抗R1を介して電池21の正極に接続されている。
前記リセット回路22においては、マイクロコンピュー
ターIC1のリセット端子P11が、コンデンサーC2を介して
電池21の正極に接続されているとともに、ダイオードD1
を介して接地されている。また、電池21の両極が電圧検
出器IC2の入力端にそれぞれ接続さているとともに、こ
の電圧検出器IC2の出力端が電池21の正極に抵抗R2,R3の
直列回路を介して接続されている。そして、これら抵抗
R2,R3の接続点にベースが接続されたpnp型トランジスタ
ーQ1がコンデンサーC2に並列に接続されている。
前記ステップアップコンバーター23においては、電池
21の正極にコイルLの一端が接続されており、このコイ
ルLの他端がnpn型トランジスターQ2のコレクターに接
続されている。このトランジスターQ2のエミッターは接
地されている。また、このトランジスターQ2のベース
は、抵抗R4を介してマイクロコンピューターIC1の出力
ポートP5に接続されている。さらに、抵抗R4にそれぞれ
コンデンサーC3および抵抗R5の直列回路が並列に接続さ
れている。そして、コイルLおよびトランジスターQ2の
接続点がダイオードD2を介してコンデンサーC4の一端に
接続されており、このコンデンサーC4の他端が接地され
ている。
前記パルス出力回路24においては、前記ダイオードD2
およびコンデンサーC4の接続点がpnp型トランジスターQ
3のエミッターに接続されており、このトランジスターQ
3のコレクターが一方の前記出力電極12に接続されてい
る。なお、トランジスターQ4のエミッターおよびベース
間には抵抗R6が接続されている。また、トランジスター
Q4のベースは抵抗R7を介してnpn型トランジスターQ4の
コレクターに接続されており、このトランジスターQ4の
エミッターは接地されている。そして、このトランジス
ターQ4のベースは、抵抗R8を介してマイクロコンピュー
ターIC1の出力ポートP7に接続されている。
前記放電用回路25においては、前記ダイオードD2およ
びコンデンサーC4の接続点が抵抗R9およびnpn型トラン
ジスターQ5を介して接地されている。そして、このトラ
ンジスターQ5のベースは、抵抗R10を介してマイクロコ
ンピューターIC1の出力ポートP6に接続されている。
前記人体検知回路26においては、他方の前記出力電極
13が、抵抗R11を介してnpn型トランジスターQ6のベース
に接続されているとともに、ツェナーダイオードZDを介
して接地されている。なお、トランジスターQ6のエミッ
ターおよびベース間には抵抗R12が接続されている。ま
た、トランジスターQ6のコレクターが抵抗R13を介して
電池21の正極に接続されているとともに、マイクロコン
ピューターIC1の出力ポートP4に接続されている。一
方、トランジスターQ6のエミッターが接地されている。
さらに、トランジスターQ6のコレクターは、コンデンサ
ーC5を介して接地されている。
つぎに、前記実施例の低周波治療器の使用方法の概略
を説明する。
使用者は、まず、適当な回数モード切替ボタン17を押
して、治療用パルスの出力形態についての「たたき」、
「もみ」、「しあつ」、「プロ」の4コースのうち所望
のコースを選択する。このとき、4つのモード表示用発
光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4のうち選択されたコ
ースに対応するものが常時点灯し、これにより、使用者
は、選択されているコースを明確に知ることができる。
そして、両出力電極12,13を肌に当てて治療器本体11
を人体の患部に装着した後、適当な回数強さボタン18を
押して、刺激の強さを調整する。すなわち、強さボタン
18を押すごとに、出力電極12,13から人体へ出力される
治療用パルスの電圧が最小値から段階的に大きくなって
いくので、好みの強さの刺激感が得られるまで強さボタ
ン18を押す。なお、治療用パルスの電圧は例えば10段階
に切替えることができるが、強さボタン18を10回以上押
しても、パルスの電圧は最大値のままである。
そこで、強さボタン18を押しすぎて、刺激感が強くな
りすぎたようなときには、切ボタン19を押すことによ
り、治療用パルスの出力動作をいったん停止させること
ができる。こうして切ボタン19を押したときには、待機
モードになり、先に選択されたコースは保持され、選択
されたコースに対応する発光ダイオードLED1,LED2,LED
3,LED4は点灯しており、待機モードであることが示され
る。そして、待機モードにあって、再び強さボタン18を
押すと、選択されたコースの出力形態で、最低値の電圧
から治療用パルスの出力動作が再び始まる。
つぎに、マイクロコンピューターIC1のソフトウェア
上の動作の概略を第5図のフローチャートにより説明す
る。
初め、マイクロコンピューターIC1は、ストップモー
ドになっている(ステップ1)。ストップモードにおい
ては、治療用パルスの出力動作は行なわれず(常時、Vo
ut=0V)、発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4も全て
消灯している。
そこで、マイクロコンピューターIC1は、モード切替
スイッチSW1がオンして入力ポートP1がハイレベルにな
るごとに、モードを例えば「たたき」、「もみ」、「し
あつ」、「プロ」の順に切替える(ステップ2)。
ついで、マイクロコンピューターIC1は、切スイッチS
W3がオンになったかどうか、すなわち、入力ポートP3が
ハイレベルになったかどうかを判別し(ステップ3)、
ハイレベルになったならば、ストップモードに戻る。一
方、ハイレベルにならなかったならば、モード切替スイ
ッチSW1の最後のオン後3分間以内に強さスイッチSW2が
オンになったかどうか、すなわち、入力ポートP2がハイ
レベルになったかどうかを判別し(ステップ4)、ハイ
レベルにならなかったならば、ストップモードに戻る。
一方、ハイレベルになったならば、それから2秒以内
に、負荷としての人体に出力電極12,13が装着されてい
るかどうかを判別し(ステップ5)、出力電極12,13が
人体に装着されていなかったならば、ステップ4に戻
る。一方、装着されていたなら、入力ポートP3がハイレ
ベルにったかどうかを判別し(ステップ6)、ハイレベ
ルになったならば、ステップ4に戻り、ハイレベルにな
らなかったならば、タイマーをスタートさせる(ステッ
プ7)。その後、15分経てば、自動的にステップ4に戻
る。
ここで、ステップ2〜4では、治療用パルスの出力動
作は行なわれないが、選択されたコースに対応するモー
ド表示用発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4が常時点
灯する(待機モード)。一方、強さスイッチSW2が初め
てオンになった後、ステップ5〜7では、治療用パルス
の出力動作が行なわれる。これとともに、選択されたコ
ースに対応する発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4が
パルスの出力に同期して点滅するようになる。
つぎに、電子回路の動作について詳しく説明する。
治療用パルスの出力動作中は、マイクロコンピュータ
ーIC1の出力ポートP5から高周波パルスが出力される。
この高周波パルスは、第6図に示すように、例えば、パ
ルス幅が71.4μs、パルス間間隔が14.3μsである。こ
の高周波パルスにより、トランジスターQ2がコイルLに
流れる電流を断続的にスイッチングして、コイルLに起
電力を生じさせる。ここで生じた電荷は、コンデンサー
C4に蓄えられていく。
このコンデンサーC4に蓄えられた電荷は、パルス出力
回路24により出力電極12,13から決まった周期で人体に
与えられる。すなわち、コンデンサーC4の充電電圧が十
分に高まった後、出力ポートP7がハイレベルになって、
トランジスターQ4,Q3がオンし、コンデンサーC4から正
負の両出力電極15,16を介して治療用パルスが人体に出
力される。これにより、人体に刺激が与えられて、肩凝
り、筋肉痛などの治療が行なわれる。
第6図に示すように、出力ポートP7からの出力におい
て、パルス幅は0.2msであり、周期tは、333.3ms、33.3
msまたは1sである。すなわち、「たたき」モードにあっ
ては、t=333.3msである。また、「もみ」モードにあ
っては、第7図に示すように、出力ポートP6が0.5sの間
30Hzで発振し(ハッチング部分)、その後の0.5sの間休
止し、これが繰り返される。さらに、「しあつ」モード
にあっては、出力ポートP6が約3sの間30Hzで発振し、そ
の後の1sの間休止し、これが繰り返される。
また、第7図に示すように、「もみ」モードにおいて
は、0.5sの出力時間の最後に出力ポートP7が立ち下がっ
た後、できるだけ短い時間の後出力ポートP6が立ち上が
る。こうして、出力ポートP6が1msハイレベルになるこ
とにより、トランジスターQ5がオンし、コンデンサーC4
に残っている電荷が放出される。同様に、「しあつ」モ
ードにおいては、約3sの出力期間の最後に出力ポートP7
が立ち下がった後、出力ポートP6が1msハイレベルにな
る。一方、「たたき」モードにおいては、出力ポートP6
は常時ローレベルになっている。
なお、出力電極12,13へパルスが出力されるとき、も
し出力電極12,13が負荷である人体に装着されていなけ
れば、トランジスターQ6にベース電流が流れないので、
このトランジスターQ6はオフになっている。したがっ
て、マイクロコンピューターIC1の入力ポートP4がハイ
レベルになっているが、これにより、マイクロコンピュ
ーターIC1は、出力電極12,13が人体に装着されていない
と判断する。一方、出力電極12,13が人体に装着されて
いれば、トランジスターQ6にベース電流が流れるので、
このトランジスターQ6はオンになる。したがって、入力
ポートP4がローレベルになるが、これにより、マイクロ
コンピューターIC1は、出力電極12,13が人体に装着され
ていると判断する。こうして、前記ステップ5における
負荷判別が行なわれる。
また、発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4は、対応
する出力ポートP12,P13,P14,P15がローレベルになると
点灯し、ハイレベルになると消灯する。そして、特に治
療用パルスの出力時には、出力ポートP7がハイレベルに
なるのと同期して、出力ポートP12,P13,P14,P15のいず
れかが断続的にローレベルになる。
さらに、電池21の交換時には、瞬間的にコンデンサー
C2に電流が流れて、リセット端子P11がハイレベルにな
ることにより、マイクロコンピューターIC1がリセット
される。マイクロコンピューターIC1は、リセット後、
ソフトウェア上ストップモードになる。また、電池21の
電圧が所定値よりも低下すると、電圧検出器IC2の作動
によりトランジスターQ1がオンになり、マイクロコンピ
ューターIC1は常時リセットがかかった状態になる。
なお、ストップモード移行直前、パワーオンリセット
直後、ストップモード解除時、モード切替え時には、出
力ポートP6よりハイレベル区間30msの直流パルスが1つ
出力される。また、ステップ5の負荷判別において、検
知中、2秒間入力ポートP4のハイレベル区間が続いた
ら、直ちに出力ポートP6よりハイレベル区間30msのパル
スが1つ出力され、待機モードに入る。さらに、全モー
ド、負荷なしで2s経過前については、出力ポートP7から
の出力ごとに出力ポートP6より1msのパルスが出力され
る。
ここで、発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4の動作
についてまとめると、以下の通りである。
モード切替ボタン17を押すと、選択されたコースに対
応する1つの発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4が常
時点灯し始める。その後、切ボタン19を押してしまった
場合、あるいは、強さボタン18を3分間以内に押さなか
った場合は、ストップモードになるので、発光ダイオー
ドLED1,LED2,LED3,LED4は消灯する。一方、3分間以内
に強さボタン18を押した場合には、それまで常時点灯し
ていた発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4は点滅し始
める。また、強さボタン18が押されてから負荷判別が行
なわれるに際して2秒以内に人体が検知されなかった場
合と、15分タイマーが切れる前に切ボタン19が押された
場合と、15分タイマーで切れた場合とには、再び選択さ
れていたコースに対応する発光ダイオードLED1,LED2,LE
D3,LED4が常時点灯し始める。結局、強さボタン18を押
してから発光ダイオードLED1,LED2,LED3,LED4が点滅し
ている間のみ、治療用パルスが出ている。
こうして、前記構成によれば、前ての発光ダイオード
LED1,LED2,LED3,LED4が常時消灯している間はストップ
モード状態であり、また、ある発光ダイオードLED1,LED
2,LED3,LED4が常時点灯している間は、モード切替ボタ
ン17が押された後で強さボタン18に対する操作が受け付
けられるアイドリング状態であり、さらに、ある発光ダ
イオードLED1,LED2,LED3,LED4が点滅している間は、治
療用パルスの出力動作が行なわれている状態であると区
分される。すなわち、発光ダイオードLED1,LED2,LED3,L
ED4による表示から、前述の3つの状態を明確に区別で
き、低周波治療器がどの状態にあるのかが明確に分か
る。したがって、使い勝手も向上する。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、全ての発光素子が常
時消灯している間がストップモード状態であると区分さ
れるのみならず、ある発光素子が常時点灯している間
は、モード切替ボタンが押された後で強さボタンが受け
付けられるアイドリング状態であり、一方、ある発光素
子が点滅している間は、治療用パルスの出力動作が行な
われている状態であると区分されるので、発光素子によ
る表示から、状態の区別を明確に行なえ、低周波治療器
がどの状態にあるのかが明確に分かり、使い勝手のよい
低周波治療器となる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第7図は本発明の低周波治療器の一実施例
を示すもので、第1図は平面図、第2図は断面図、第3
図および第4図は回路図、第5図はフローチャート、第
6図および第7図はタイミング図である。また、第8図
および第9図は従来の低周波治療器の一例を示すもの
で、第8図は回路図、第9図はフローチャートである。 12,13……出力電極、17……モード切替ボタン、18……
強さボタン、21……電源である電池、LED1,LED2,LED3,L
ED4……表示素子である発光ダイオード、IC1……制御手
段であるマイクロコンピューター。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源と、治療用パルスを発生させる電子回
    路と、治療用パルスを出力する出力電極と、治療用パル
    スの複数ある出力形態の選択用のモード切替ボタンと、
    治療用パルスの強さの設定用の強さボタンと、各出力形
    態とそれぞれ対応させて設けられた複数の発光素子とを
    備え、 前記モード切替ボタンを押して出力形態を選択した後、
    前記強さボタンを押すことによる治療用パルスの強さの
    設定が可能となり、かつ、前記強さボタンを押してから
    治療用パルスの出力が始まる低周波治療器であって、 前記モード切替ボタンが押されたとき、これにより選択
    された出力形態に対応する発光素子を常時点灯させ始
    め、その後、強さボタンが押されて治療用パルスの出力
    が始まったとき、前記選択された出力形態に対応する発
    光素子を治療用パルスの出力に同期して点滅させ始める
    制御手段を前記電子回路が有していることを特徴とする
    低周波治療器。
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