JP2531947B2

JP2531947B2 - トランスファ―シンカ―を作動させる装置を有するツインシリンダ―型円形編機

Info

Publication number: JP2531947B2
Application number: JP61286105A
Authority: JP
Inventors: フランチエスコ・ロナーテイ
Original assignee: Lonati SpA
Current assignee: Lonati SpA
Priority date: 1985-12-02
Filing date: 1986-12-02
Publication date: 1996-09-04
Anticipated expiration: 2011-09-04
Also published as: JPS62133158A; US4718254A; EP0225502A3; CS8608840A2; IT8523047A0; CZ279052B6; DE3673964D1; EP0225502A2; IT1186223B; EP0225502B1

Description

【発明の詳細な説明】本発明はトランスファーシンカーを作動する装置を有
するツインシリンダー型円形編機に関する。

周知のように、ツインシリンダー型編機において、下
方シリンダーで作動するニードル、即ち平編みニードル
を制御するトランスファーシンカーに対して、対応ニー
ドルを上方ニードル支持シリンダーへ移送する下方ニー
ドル支持シリンダーの溝に位置するトランスファーシン
カー、即ちスライダーを種々の異なる方法で作動する必
要がある。

その処理中、事実、そのニードルが上方シリンダーに
位置するようなトランスファーシンカーの先端を運び、
対応ニードルのタブを開いてその後、それがフィード部
に達してそこから糸をつかむようにする必要があり、そ
の時、平編みニードルを操作する他のトランスファーシ
ンカーは、対応するニードルが編みを形成するように、
或いはそれが編みを形成しないように操作されねばなら
ない。

この種々の作動を達成するために、下方シリンダーの
カムの裾部において、２個の別々の軌道があって、それ
ぞれ、平編みニードルを有するトランスファーシンカー
のヒールと、裏編みニードルを有するトランスファーシ
ンカーのヒールとが前記軌道に接触する。一般的に言っ
て、裏編みニードルを有するシンカーのヒールが接触す
る軌道は、結局、これらのシンカーに作用するセレクタ
ーのヒールと接触する軌道に置きかえられ、“メモリ
ー”と呼ばれる。

下方ニードル支持シリンダーのカムの裾部に２本の軌
道を有することは、特に、編機の回転速度を上げたい場
合に、或る種の欠点を有する。

事実、トランスファーシンカーのヒールの通路が二重
に存在することにより、トランスファーシンカーのヒー
ルが接触する軌道の上昇部分と下降部分の傾斜は、シン
カーが早期に損傷を受けることなしに編機が高速度で満
足な性能を妨げるほどかなり急な傾斜を有している。

そこで本発明のねらいは、トランスファーシンカーを
作動させる装置を有するツインシリンダー型編機を提供
することにより前述の欠点をなくすことであり、本発明
によれば、これらの軌道に対して傾斜度の小さな上昇部
分と下降部分とを有し、又は従来の編機に対して操作速
度をより高速にすることができるように、トランスファ
ーシンカーを移動させる軌道によりカムの裾部に必要な
スペースを小さくするようにする。

前述のねらいの範囲内で、本発明の目的は、裏編み操
作のために、ニードルなしでトランスファーシンカーを
操作し、また、必要スペースを減少させるために、平編
ニードルを制御するトランスファーシンカーを操作する
ために同一軌道を使用できるようにすることである。

このねらいは、後文から明らかとなる他の目的と同様
に、トランスファーシンカーを作動させる装置を有する
円形編機により達成される。本発明に係る編機は、下方
ニードル支持シリンダーの溝内に摺動自在に配置された
複数のセレクターを備え、その各セレクターの上端は対
応するニードルを移動させるためにトランスファーシン
カーを作用する。前記セレクターの上方の部分には上方
へ向って開放された窪部が設けられ、また、セレクター
の上端近くにおいて前記下方ニードル支持シリンダーの
同一の溝内に配置されて前記窪部に収容された押動部材
を備えている。この押動部材は、前記窪部の下端に係合
可能である。前記の押動部材は対応するトランスファー
シンカーの下端に上向きに係合可能であり、かつ、前記
窪部の高さより短かい長さを有している。また、前記セ
レクターとは独立に前記押動部材を作動させると共に前
記押動部材とは独立に前記セレクターを作動させる制御
装置を備えている。

本発明は、以上の構成を具えており、特にセレクター
の上方の部分に設けられた窪部に収容され同窪部の高さ
より長さが短かい押動部材が設けられ、この押動部材と
セレクターとが制御装置によってそれぞれ独立に作動さ
れて、トランスファーシンカーに作用して対応するニー
ドルを移動させる。このように、セレクターと長さが短
かい押動部材をそれぞれ独立に作動させてトランスファ
ーシンカーを作動することによって、編機の高速の運転
を可能にすることができ、また部材の摩耗を低減するこ
とが可能である。

本発明の他の特徴及び効果は、添付図面に非制限例に
より示された本発明の編機の好ましい実施例の詳細は説
明から明らかとなるであろう。

第１図は従来の種類のストッキング用ツインシリンダ
ー型円形編機の下方ニードル支持シリンダーのカムの裾
部（１）を平らに引伸ばしたものである。

図面の上方部分に示すように、トランスファーシンカ
ー、即ちスライダー（２）のヒール（2b,2b）と接触す
るカムに関して言えば、そのニードルが上方ニードル支
持シリンダー内で作動して裏編みを行うトランスファー
シンカーのヒールが従う実線で示す軌道（3a）と（3b）
と、そのニードルが下方ニードル支持シリンダー内で作
動して平編みを行うトランスファーシンカーのヒールが
従う点線で示す軌道（4a）と（4b）との間には相違があ
る。トランスファーシンカーに作用するセレクター
（５）のヒール（5a）（5b）が従動する軌道も同様に示
されている。実線で示す軌道（6a）（6b）は、裏編みニ
ードルを支持したセレクターのヒールが従動するもので
あり、点線で示す軌道（7a）（7b）はこれらのセレクタ
ーのヒールが従動するものであって、その対応ヒールは
下方ニードル支持シリンダーのまわりに配置されてい
る。

図示のように、軌道（3a）と（4a）は軌道（3b）（4
b）と同様に、別の通路を有し、この事実は前述のよう
に、前記軌道の上昇部分と下降部分の鋭い傾斜を有して
いる。

第２図及び第４図に示すように、これらの上昇部分及
び下降部分の傾斜は本発明の編機では著しく小さくなっ
ており、そのニードルが平編みを行なうトランスファー
シンカーとそのニードルが裏編みを行うトランスファー
シンカーのヒール（2a）（2b）が従動する軌道を厳格に
分離する必要はない。

この事実は押動部材（８）を備えることにより達成さ
れ、この部材（８）は下方ニードル支持シリンダーの溝
にそれと共に収容されるセレクターの厚みに実質上等し
い厚みを有する横断面の平らな杆体で成る。

各押動部材（８）はその中間部分に、ヒール（8a）を
備え、このヒール（8a）はトランスファーシンカー
（２）のヒールと同じ方向に延びており、そして、ヒー
ル（9b）が設けられたセレクター側でセレクター（９）
の上端に近い所に形成され上方へ向って開放された窪部
（9a）に収容される。押動部材（８）のヒール（8a）は
セレクターのヒール（9b）と同じ方向へ向いている。押
動部材（８）の長さは、窪部（9a）の高さより短かく構
成されている。

従来のセレクターにおけると同様に、セレクター
（９）は、さらに、ヒール（9b）の他に、その下端にも
う１つのヒール（9c）を備え、それら２個のヒールは処
理要件に従って、下方シリンダーのカムの裾部に形成さ
れた軌道に接触する。図面ではそれを明確にするため
に、各ヒールに対する２個の可能な軌道が示され、点線
で示す軌道（10b）と（10c）は、当該セレクターに対応
するニードルが下方シリンダーにある時、ヒール（9b）
（9c）が従動するものであり、実線で示す軌道（11b）
（11c）は、当該セレクターに対応するニードルが上方
シリンダーにある時、ヒール（9b）（9c）が従動するも
のである。

本発明によれば、押動部材（８）を支持するセレクタ
ーとは無関係に押動部材（８）を操作する制御装置が備
わっており、事実、下方ニードル支持シリンダーのカム
の裾部には、第１の複数のカムの上方に、第２の複数の
カムが備わっていて、その第１の複数のカムは押動部材
のヒールと接触するセレクターを制御する。

この第２の複数のカムは、ヒール（8a）が接触する点
線で示す少なくとも１個の遊び軌道（14）と実線で示す
活性軌道（15）とを限定する。軌道（14）から軌道（1
5）へ通過するために、カム（16）（17）（18）が備わ
っており、軌道（14）へ戻るために、カム（19）（20）
が備わっており、これらのカムはカムの裾部から制御自
在に後退することができ、またその裾部に位置づけるこ
とができる。

さらに、軌道（14）から軌道（15）への通過はセレク
ターを持ち上げることによって行われ、セレクターが対
応するニードルを下方シリンダーから上方シリンダーへ
移送することになる。なぜなら、この持ち上げ操作の
間、窪部（9a）の下端により形成される肩部（9d）は押
動部材の下端に作用し、その通過を可能にするからであ
る。

セレクターの窪部（9a）の高さより短い長さをもつ押
動部材は、ヒール（8a）が活性軌道（15）にある時、ト
ランスファーシンカー（２）の下端と接触し、セレクタ
ーと交互に作用する。それらのヒールが遊び軌道にある
時、セレクターは編み目止めシンカーに作用する。

裏編みニードルが糸をつかまなければならない全ての
フィード部の上流で、軌道（15）に上昇部分（15a）（1
5b）を備えることによって、これらのニードルに対応す
る編み目止めシンカーを、それらの上方ヒール（2a）が
上昇カム（21a）（22a）と接触するような高さに持上げ
ることができ、それが前記シンカーを導びいて、その下
方ヒール（2b）をもうひとつの上昇カム（21b）（22b）
に接触させ、それがシンカーをさらに上昇させ、かくし
て裏編みニードルのタブを開放させる。

このようにして第２図に示すように、裏編みニードル
を有するシンカーのヒールが通る軌道（23a）（23b）は
実線で示され、平編みニードルを有するシンカーのヒー
ルが通る軌道（24a）（24b）は点線で示され、裏編みニ
ードルシンカーの作動と平編みニードルシンカーの作動
とが異ってはいるが、これらの軌道が重なる可能性があ
る。なぜなら、裏編みニードルの“メモリー”が押動部
材（８）によって保持され、これらのニードルに関係す
る作動は軌道（15）によって与えられるからである。

本発明に従った装置により編機の操作をもっと明確に
するために、２つの操作位相について説明する。その片
方の操作位相はストッキングの脚の形成に関し、他方は
先端又はヒールの形成に関する。セレクターのヒール
（9c）とカム（13）との接触により達成される上方シリ
ンダーにおいて裏編みを行わねばならないニードルの移
送時、これらのセレクターの押動部材（８）は同セレク
ターにより持ち上げられそれらのヒール（8a）は軌道
（14）から軌道（15）へ送られ、取消しカム（19）又は
（20）が作動するまでこの軌道にとどまる。この移送が
完了すると、セレクターのヒールは軌道（10c）へ戻
る。

添付の図面はツインフィード型編機を示し、裏編みニ
ードルのみが第１フィードから糸をつかみ、裏編みニー
ドルと平編みニードルの両方とも第２フィードから糸を
つかむようになったケースが示されている。

これらのフィードの前方には、それぞれ、上昇カム
（22a）（22b）と上昇カム（21a）（21b）とが配置され
ている。第１ドロップの上流で、軌道（15）の部分（15
b）に沿って上昇する裏編みニードルシンカーの下に配
置された押動部材（８）が上昇し、カム（22a）と接触
するように対応シンカーのヒール（2a）を支持し、この
カムによりヒール（2b）はカム（22b）と接触し、これ
が裏編みニードルのタブを開放させるためにシンカーを
上昇させるが、その時平編みニードルを有するシンカー
は上昇しない。

第２ドロップの上流で、裏編みニードルを有するシン
カーの下に配置された押動部材（８）は部分（15a）に
沿って上昇し、対応するシンカーのヒール（2a）をカム
（21a）と接触するように運び、このカムによって、カ
ム（21b）と接触するようにする。平編みニードルを有
するシンカーもまた、関係あるセレクターによって持ち
上げられ、カム（21a）（21b）により上昇する。同一軌
道部分に関しては、裏編みニードルのタブの開放と、平
編みニードルの部分で糸をつかむための上昇とは、どち
らも第２図に示すように行われ、その場合、最右端のシ
ンカーは平編みニードルを支持し、右端から２番目のシ
ンカーは裏編みニードルを支持する。

ストッキングのかかと部と爪先部を形成する際、その
シリンダーの半分のニードルは下方シリンダーに適合
し、シンカーに対して或る種の作動を与えるために、カ
ム（16）又は（17）によって軌道（15）内へ運ばれる押
動部材（８）を使用することができる。

１つの例として、シリンダーの戻り移動の際、活性ニ
ードルを有するシンカーのヒール（2b）をカム（24）上
に運ぶことができ、これは対応する押動部材が、第４図
に示すように、第１フィードの下流に配置されたカム
（25）の部分（25b）と接触する時、そのニードルに編
み抜けを生じさせ、第１フィード部で糸をつかむことに
なったニードルを有するシンカーのヒールが従動する軌
道は、垂直線で示されており、このフィード部で糸をつ
かまないニードルを有するシンカーのヒールの軌道は点
線で示されている。

実際に、本発明に従った移送シンカーの作動装置は意
図する狙いを完全に達成することがわかった。即ち、本
発明では、セレクターの上方の部分に設けられた窪部に
収容される押動部材が前記窪部の高さより短かい長さを
有しており、この押動部材とセレクターがそれぞれ独立
に作動されてトランスファーシンカーに作用してニード
ルを作動させる。これによって、編機を高速で運転する
ことができる。また、活性軌道でヒールをもつ押動部材
が上方シリンダーへ移送されたニードルの“メモリー”
として作用するという事実により、下方シリンダーのカ
ムの裾部に、平編みニードルを有するシンカーのヒール
と、裏編みニードルのシンカーのヒールとが通るような
部分を有する軌道を形成することができ、その結果、必
要な寸法の高さを低くすることができ、これは従来の編
機に対して上昇部分と下降部分との傾斜が小さくなるこ
とにつながる。

もう１つの効果は、押動部材を使用し、そしてセレク
ターを現在備えている他の作動装置を、裏編みニードル
タブのタブの開口と共に達成するために押動部材のため
に備わっている軌道を使用できることである。

なかでもすぐれた効果は、前述の押動部材を用いてい
るので、一層複雑で高価なセレクターの使用、ひいては
摩耗を減らしうることである。

このように工夫されたシンカー操作装置を有する編機
は、変形が可能であり、その変形の全ては発明概念の範
囲内であり、かくして前述のカム以外のものも、相異な
る処理や特定の処理のために使用することができる。さ
らに、詳細事項の全ては、技術的に同等の部材に置きか
えることができる。

実際に、使用する材料は、寸法と同様に、種々の要件
や技術状態に従って変化させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は横方向に、セレクター、ニードル、トランスフ
ァーシンカーを備えた従来の種類のツインシリンダー型
円形編機の下方シリンダーのカムの裾部を平面に展開し
た前面図であって、図面を明確にするために、セレクタ
ー、ニードル、トランスファーシンカーは90゜回転して
示している。第２図は本発明に従ったツインシリンダー型円形編機の
下方シリンダーのカムの裾部を平面に展開した前面図で
あって、いくつかのセレクターと、トランスファーシン
カーと、押動部材とを示し、これらは図面を明確にする
ために90゜回転して示されている。第３図は本発明に従った押動部材を有するセレクターの
斜視図であり、第４図は第２図の類似図であって、本発明に従った編機
のカムの裾部を示し、ストッキングのつま先とかかと部
を形成するために交互運動の戻り位相におけるセレクタ
ーの、押動部材の、トランスファーシンカーのヒールの
通路を示す。＜図中符号＞（１）……カムの裾部（２）……トランスファーシンカー、即ちスライダー（3a）（3b）……軌道（4a）（4b）……軌道（５）……セレクター（5a）（5b）……セレクターのヒール（6a）（6b）……軌道（7a）（7b）……軌道（2a）（2b）……トランスファーシンカーのヒール（８）……押動部材（8a）……押動部材のヒール（９）……セレクター（9b）（9c）……ヒール（10b）（10c）……軌道（14）……遊び軌道（15）……軌道（16）（17）（18）……カム（19）（20）……取消カム（9d）……肩部（15a）（15b）……上昇部分（21a）（22a）（21b）（22b）……持ち上げカム（23a）（23b）……軌道（24a）（24b）……軌道

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】下方ニードル支持シリンダーの溝内に摺動
自在に配置され上端がトランスファーシンカー（２）に
作用して対応するニードルを移動させる複数のセレクタ
ー（９）、前記セレクター（９）の上部に設けられ上方
へ向って開放された窪部（9a）、及びセレクター（９）
の上端近くにおいて前記下方ニードル支持シリンダーの
同一の溝内に配置されて前記窪部（9a）に収容された押
動部材（８）を備え、前記押動部材（８）は制御されて
下向きに前記窪部（9a）の下端（9d）に係合可能である
トランスファーシンカーを作動させる装置を備えたツイ
ンシリンダー型円形編機において、前記押動部材（８）
は対応するトランスファーシンカー（２）の下端に上向
きに係合可能であって、前記窪部（9a）の高さより短か
い長さを有しており、かつ、前記セレクター（９）とは
独立に前記押動部材（８）を作動させると共に前記押動
部材（８）とは独立に前記セレクター（９）を作動させ
る制御装置が設けられていることを特徴とするトランス
ファーシンカーを作動させる装置を備えたツインシリン
ダー型円形編機。
【請求項２】前記押動部材（８）は対応するセレクター
（９）のヒール（9b,9c）と同じ側に突出するヒール（8
a）を備えており、前記窪部（9a）は前記セレクター
（９）の前記ヒール（9b,9c）が設けられた側に形成さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
の編機。
【請求項３】セレクター（９）のヒール（9b,9c）と接
触可能な第１の複数のカム、及び前記第１の複数のカム
の上方で前記下方シリンダーのカムの裾部によって支持
された第２の複数のカムを備え、前記第２の複数のカム
は押動部材（８）のヒール（8a）と接触可能な軌道（1
4,15）を形成することを特徴とする特許請求の範囲第１
項に記載の編機。
【請求項４】前記第２の複数のカムによって形成される
前記軌道（14,15）は、接触するヒール（8a）を有する
押動部材（８）と対応するトランスファーシンカー
（２）との干渉を防ぐ少なくとも１本の遊び軌道（14）
と、対応するトランスファーシンカー（２）と干渉する
ように押動部材（８）を運ぶ上昇部分（15a,15b）を有
する活性軌道（15）とで成り、かつ、前記押動部材
（８）のヒール（8a）を前記遊び軌道（14）から前記活
性軌道（15）へ又はその逆へ送るために制御可能な装置
（9,16,17,18,19,20）を備えていることを特徴とする特
許請求の範囲の第３項に記載の編機。
【請求項５】前記押動部材（８）を前記遊び軌道（14）
から前記活性軌道（15）へ送る前記制御自在に活動化可
能な装置は、実質上前記セレクター（９）で成ることを
特徴とする特許請求の範囲の第４項に記載の編機。
【請求項６】前記押動部材（８）のヒール（8a）を前記
遊び軌道（14）から活性軌道（15）へ又はその逆へ送る
前記制御自在に活動化可能な装置は、前記押動部材
（８）のヒール（8a）と干渉するために下方ニードル支
持シリンダーのカムの裾部から制御されて引っこみ自在
なカム（16,17,18,19,20）で成ることを特徴とする特許
請求の範囲の第４項に記載の編機。
【請求項７】前記セレクター（９）は、下方ニードル支
持シリンダーから上方ニードル支持シリンダーへ対応す
るニードルが移送される時、対応する押動部材（８）と
接触してそれを前記遊び軌道（14）から前記活性軌道
（５）へ運ぶことを特徴とする特許請求の範囲の第４項
に記載の編機。
【請求項８】前記活動軌道（15）は、下方ニードル支持
シリンダーの溝内に配置された押動部材（８）を運ぶた
め１方のフィード部の少なくとも上流に対応するトラン
スファーシンカー（２）を上昇させて上方ニードル支持
シリンダーで前記作動ニードルのタブを開くようにした
上昇部分（15a,15b）を有することを特徴とする特許請
求の範囲の第４項に記載の編機。