JP2531889B2 - ライニングに適した組成物 - Google Patents

ライニングに適した組成物

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JP2531889B2 JP4030930A JP3093092A JP2531889B2 JP 2531889 B2 JP2531889 B2 JP 2531889B2 JP 4030930 A JP4030930 A JP 4030930A JP 3093092 A JP3093092 A JP 3093092A JP 2531889 B2 JP2531889 B2 JP 2531889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として重防食ライニ
ングのような、塗膜厚が従来の溶剤型ライニングよりも
厚いことを要求される分野のライニングに適した組成物
に関し、特に、ライニング時の臭気が少いか、或はほと
んど感じられない程度のものである低臭気ライニングに
適した組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ライニング用樹脂としてはエポキ
シ樹脂、ポリウレタン樹脂などが代表的に用いられてい
るが、これら既存の樹脂はいずれも高粘度であり、溶剤
に溶解した形で利用されている。これら溶剤型ライニン
グ材料とは別に、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹
脂を用いたライニング材料は、併用されているモノマー
が溶剤を兼ねており、塗膜は一般の溶剤型ライニング材
料と異なり100%固化型ではあるが、やはりモノマー
の使用は不可欠である。このように、従来のライニング
材料は、いずれの場合でも、ライニングの施工現場で
は、溶剤、或はモノマーの臭気を避けることはできな
い。
【0003】近年、環境問題から、これら溶剤、モノマ
ーのような臭気の強い成分を極力使用しないようにする
動きが著しいが、それは頗る困難な問題でもあった。
【0004】本発明者らは、この問題と取組み、その解
決に努力した結果、嫌気硬化性の強い、1分子中に少く
とも1個の(メタ)アクリロイル基を有するウレタン−
アクリレート並びに高沸点を示す分子量150以上の
(メタ)アクリロイル基を有するモノマーとの併用系に
おいても、1分子中に少くとも2個のアリルエーテル基
を有するポリアリルエーテルの適量を併用することによ
って、ライニングのような薄膜硬化でもコバルトの有機
酸塩の併用下では塗膜表面が非粘着となることを見出し
て本発明を完成することができた。
【0005】すなわち、本発明は、(1)1分子中に少
くとも1個の(メタ)アクリロイル基を有するウレタン
−アクリレート10〜70重量%、(2)分子量150
以上の(メタ)アクリロイル基を有するモノマー10〜
80重量%、(3)1分子中に少くとも2個のアリルエ
ーテル基を有するポリアリルエーテル2〜20重量%を
併用することよりなるライニングに適した組成物に関す
る。
【0006】本発明の組成物を調整するために使用され
る(1)成分の1分子中に少くとも1個の(メタ)アク
リロイル基を有するウレタン−アクリレートは、例え
ば、(イ)末端がヒドロキシル基のポリエーテル類で分
子量(数平均、以下同様)1,000〜3,000程度
のものに不飽和イソシアナートを反応させる、(ロ)末
端がヒドロキシル基である、分子量1,000〜3,0
00程度のポリエステルに不飽和イソシアナートを反応
させる、並びに、(ハ)(メタ)アクリロイル基を有す
る不飽和モノアルコールに、ジイソシアナートを反応さ
せる、ことにより合成することができる。
【0007】不飽和イソシアナートには、イソシアナー
ト基と(メタ)アクリロイル基とを共有する形の、イソ
シアナートエチルメタクリレート(下式)、
【化1】 或は(メタ)アクリロイル基を有する不飽和アルコールと
ジイソシアナート化合物との、ヒドロキシル基とイソシ
アナート基との1:1の反応により、(メタ)アクリロイ
ル基とイソシアナート基とを共有するタイプのものがあ
げられる。これらの1例を示せば下式の如くである。
【化2】 この場合、2個のイソシアナート基の反応性の異なる、
例えば2,4−トリレンジイソシアナート、イソホロン
ジイソシアナートの利用が便利である。
【0008】また、本発明の組成物を調整するために使
用される(2)成分の分子量が150以上の(メタ)アク
リロイル基を有するモノマーは、高沸点を示して低臭気
であり、分子量が150未満のものは沸点が低く、臭気
が著しいから利用するのは好ましくない。(2)成分の
代表例としては、次の種類があげられる。
【0009】(i)フェノール類にモノエポキシド、例
えばアルキレンモノエポキシドを付加させ、さらに生成
したアルコール性ヒドロキシル基を(メタ)アクリル酸で
エステル化して合成されるものがあげられる。上記の分
子量が150以上の(メタ)アクリロイル基を有するモノ
マーを合成するための原料フェノール類には特に制限は
ないが、市販のフェノール、置換フェノールが利用可能
である。それらの例としては、フェノール、p−クレゾ
ール、m−クレゾール、各種キシレノール類、p−フェ
ニルフェノール、p−ターシャリブチルフェノール、p
−エチルフェノール、p−イソプロピルフェノール、p
−オクチルフェノールなどがあげられる。アルキレンモ
ノエポキシドはエチレンオキシドが最も良く利用され、
その他にプロピレンオキシド、エピクロロヒドリンなど
があげられる。エステル化は、パラトルエンスルホン
酸、硫酸といった有機、無機の酸性触媒下、ベンゼン、
トルエンのような水と共沸して溜去される有機溶媒の存
在下で行われる。エステル化終了後、中和、水洗、溶
媒、溜去により目的とする分子量150以上の(メタ)
アクリロイル基を有するモノマーを得ることができる。
【0010】以上とは別に、本発明に用いられる分子量
150以上の(メタ)アクリロイル基を有するモノマー
としては、 (ii)(メタ)アクリル酸にアルキレンモノエポキシド
を反応させることによって合成されるものがあげられ
る。この場合、生成するモノマーは必然的に2級ヒドロ
キシル基を有することとなる。モノマーの水溶性を減殺
するために、アルキレンモノエポキシドとしては、エピ
クロロヒドリン、スチレンオキシド、シクロヘキセンモ
ノエポキシド、フェニルグリシジルエーテルなどが望ま
しい。これらのアルキレンモノエポキシドのうち、コス
トも加味するならば、エピクロロヒドリンの使用が最も
有利である。
【0011】反応は、(メタ)アクリル酸とアルキレン
モノエポキシドとを混合し、3級アミン、第4級アンモ
ニウム塩、トリフェニルホスフィン、といった反応触媒
の併用下で行われる。この際、重合防止剤を用いること
は必要である。当然のことながら、前記の(i)並びに(i
i)で製造されたモノマーの混合使用は可能であり、実用
上からも好ましい。しかし、前記した(1)成分のウレ
タン−アクリレートと(2)成分の分子量150以上の
(メタ)アクリロイル基を有するモノマーとの併用では、
(メタ)アクリロイル基の嫌気硬化性により、空気の存在
下での硬化不良を生じ、ライニング材として使用するこ
とはできない。
【0012】この欠点を解消するために、本発明では第
(3)成分として、1分子中に少くとも2個のアリルエ
ーテル基を有する、ポリアリルエーテルを配合すること
が必要である。本発明に使用し得る(3)成分のポリアリ
ルエーテルは、グリコールまたは3官能のポリオールの
存在下、アリルグリシジルエーテルを必要量反応させる
ことにより合成される。反応に際してはルイス酸または
そのエーテル、酢酸とのコンプレックスを少量使用し、
反応後中和、水洗、脱水して製品とする。ポリアリルエ
ーテルの分子量は、3,000以下が好ましい。3,00
0以上の分子量でも特に問題とはならないが、分子量が
高くなるとウレタン−アクリレートと相溶性が悪くなる
傾向が認められる。相溶性に問題がなければ分子量の制
限は特に不要である。
【0013】(1)成分の1分子中に少くとも1個の
(メタ)アクリロイル基を有するウレタン−アクリレー
トと(2)成分の分子量150以上の(メタ)アクリロイ
ル基を有するモノマーと(3)成分の1分子中に少くとも
2個のアリルエーテル基を有するポリアリルエーテルと
の配合割合は、(1)成分、(2)成分および(3)成
分の合計量を100重量%としたとき、(1)成分10
〜70重量%、(2)成分10〜80重量%、(3)成
分2〜20重量%からなり、好ましくは(1)成分20
〜60重量%、(2)成分30〜70重量%、(3)成
分5〜15重量%であり、粘度、チクソトロピー付与
性、空気硬化性などの必要性能を加味して上記範囲内で
適宜決められる。(1)成分、(2)成分および(3)
成分の配合割合が上記の範囲外では、本発明の効果が得
られない。例えば(3)成分の減少は空気硬化性が不良
となる。また、(1)成分が少くなると、チクソトロピ
ー性が減少し、塗膜が垂れやすくなり、一方多くなると
粘度が高くなり、塗装困難となる。
【0014】本発明の組成物の硬化に際しては、有機過
酸化物触媒にコバルトの有機酸塩の使用が必要となる。
塗膜表面を非粘着性のものとするためには、コバルトの
有機酸塩を有機過酸化物と併用することが必要であっ
て、コバルトの有機酸塩の量が少い時、例えば組成物の
重量に基づいて0.1重量%以下などでは塗膜表面が非
粘着となるのに長時間を要し、実用的ではなくなる。望
ましいコバルトの有機酸塩の使用量は、組成物100重
量部に対して0.3〜2重量部、より望ましくは0.5
〜1.5重量部である。硬化剤である有機過酸化物の種
類は、コバルトの有機酸塩とレドックス反応を行うタイ
プであれば、特に制限されない。また、過酸化ベンゾイ
ルのように、コバルトの有機酸塩とレドックス反応は行
わないが、芳香族アミン類のような促進剤を併用する系
では、コバルトの有機酸塩の存在は塗膜表面を非粘着と
する働きがあり、必須成分として用いられる。
【0015】本発明によるライニングに適した組成物に
は、ライニング施工時の必要に応じて、フィラー、着色
剤、紫外線吸収剤、補強材、熱可塑性ポリマー類などを
併用できることは勿論である。
【0016】
【実施例】次に、本発明の理解を助けるために、以下に
実施例を示す。
【0017】実施例1(a)不飽和ウレタン−アクリレート(A)の合成 撹拌機、還流コンデンサー、ガス導入管、温度計を付し
た1lのセパラブルフラスコに、分子量約2,500の
ポリプロピレングリコールを500g、イソシアナート
エチルメタクリレート32g、ジブチル錫ジラウレート
0.5gを加え、65〜70℃で5時間反応すると、赤
外分析の結果イソシアナート基は消失したことが認めら
れた。ほとんど無色のシラップ状の不飽和ウレタン−ア
クリレート(A)が得られた。
【0018】(b)ポリアリルエーテル(I)の合成 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、滴下ロートを付し
た1lのセパラブルフラスコに、トルエン175g、エ
チレングリコール32g、三ふっ化ほう素エーテル付加
物1gを仕込み、アリルグリシジルエーテル316gを徐
々に滴下した。冷却しながら温度を40℃以上にしない
ようにし、滴下終了後65〜70℃に昇温して5時間保
持した。次いで、3%の炭酸ソーダ溶液で洗滌後、2回
水洗し、減圧(20〜30Torr)でトルエンを溜去させ
た。分子量が約1,300のポリアリルグリシジルエー
テル(I)がほとんど無色のシラップ状で得られた。
【0019】 ライニング材料(a)の製造 不飽和ウレタン−アクリレート(A) 32重量部 ポリアリルグリシジルエーテル(I) 8重量部 p−クレゾール−エチレンオキシド付加物アクリル酸エステル (綜研化学(株)社製,I−1612) 60重量部 を均一に溶解し、さらに タルク 40重量部 エロジール 1重量部 消泡剤(シリコン系) 10ppm オクチル酸コバルト(8%Co) 0.7重量部 を加え、均一になるようにディスパーで20分撹拌し
た。一夜放置後、淡赤褐色、粘度が約51ポイズのライ
ニング材料(a)が得られた。
【0020】ボンデライト鋼板上に、ライニング材料
(a)100重量部、メチルエチルケトンパーオキシド
1.5重量部を均一に混合した組成物を0.2m/m厚
になるようにバーコーターで塗装した。塗膜は一夜放置
(18〜23℃)で完全に表面非粘着となり、ゴバン目
密着性は100/100、硬度はFであった。しかし、
上記ライニング材料(a)から、ポリアリルグリシジルエ
ーテル(I)を除いた他は同一配合で製造した組成物を
上記と同一条件で塗装したときの塗膜は、一週間放置後
もベタついており、乾燥塗膜は得られなかった。ライニ
ング材料(a)はほとんど無臭であるが、適当な香料、
例えばエチルバニリン、リナロール、β−フェニルエチ
ルアルコールなどを0.01〜0.001phr 添加するこ
とによって、さらに実用上無臭とすることも可能であ
る。
【0021】実施例2不飽和ウレタン−アクリレート(B)の合成 (ヒドロキシポリエステルの合成)撹拌機、分溜コンデ
ンサー、温度計、ガス導入管を付した1lのセパラブル
フラスコに、2−メチルプロパンジオール1,3を30
0g、ジメチルテレフタレート291g、酢酸亜鉛1.
5gを仕込み、160〜180℃でメタノールの流出が
終了した段階で、さらにアジピン酸219gを加え、窒
素気流中200〜205℃でエステル化して酸価6.1
(分子量約2,600)とした後、ハイドロキノン0.
05g加え、温度120℃でフェノキシエチルメタクリ
レート550gに溶解した。粘度約640ポイズのヒド
ロキシポリエステルが淡黄褐色で得られた。
【0022】(不飽和イソシアナートの合成)撹拌機、
還流コンデンサー、温度計、滴下ロートを付した1lの
セパラブルフラスコに、2,4−トリレンジイソシアナ
ート174g、パラベンゾキノン0.03g、フェノキシ
エチルメタクリレート318gを仕込み、乾燥窒素置換
後65〜70℃に保持しながらヒドロキシプロピルメタ
クリレート144gを滴下した。滴下終了後、同温度で
1時間保持した後、ジブチル錫ジラウレートを0.5g
加え60℃でさらに1時間保持した。赤外分析の結果、
ヒドロキシル基は消失し、イソシアナート基はほぼ半減
したことが確認された。得られた不飽和イソシアナート
(下記構造式)(50%フェノキシエチルメタクリレー
ト溶液)が淡黄褐液状で得られた。
【化3】 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、ガス導入管を付し
た1lのセパラブルフラスコに、ヒドロキシルポリエス
テルを600g、不飽和イソシアナートを160g加
え、温度70〜75℃で、3時間反応すると、赤外分析
の結果イソシアナート基が消失したことが認められた。
さらにフェノキシエチルメタクリレート480gを追加
し、不飽和ウレタン−アクリレート(B)(固型分約3
0%)が粘度8.1ポイズ、淡黄褐色で得られた。
【0023】アリルエーテルオリゴマー(II)の合成 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、分液ロートを付し
た1lのセパラブルフラスコに、トリメチロールプロパ
ンジアリルエーテル254g、トルエン176g、三ふ
っ化ほう素エーテル付加物0.7gを仕込み、40℃を
越えないように冷却しながらアリルグリシジルエーテル
570gを滴下した。滴下終了後、60〜65℃で5時
間加熱した後、実施例1と同様に洗滌、トルエンを溜去
し、ほとんど無色シラップ状、分子量800〜850の
アリルエーテルオリゴマー(II)が得られた。
【0024】次の配合で混練ライニング材料(b)を製
造した。 不飽和ウレタン−アクリレート(B) 30重量部 フェノキシエチルメタクリレート 60重量部 アリルエーテルオリゴマー(II) 10重量部 #325ガラスフレーク(日本硝子繊維(株)社製) 30重量部 エロジル 2重量部 オクチル酸コバルト 1重量部 化薬アクゾ社製,商品名328EM 2重量部
【0025】ボンデライト鋼上に厚さ200μになるよ
うに上記のライニング材料(b)を塗装した。一夜放置
後、塗膜は表面迄完全に硬化しており、表面硬度は2H
であった。また、この鋼板を90°折り曲げても塗膜の
割れ、剥離は認められなかった。しかるに、上記ライニ
ング材料(b)において、アリルエーテルオリゴマー(I
I)を用いない他は同一配合で製造した組成物を上記と
同一条件で塗装したときの塗膜は、一夜放置後も表面は
粘着性であった。
【0026】実施例3ウレタン−アクリレートト(C)の合成 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、滴下ロートを付し
た1lのセパラブルフラスコに、エピクロロヒドリン3
70g、トリエチルアミン3.5g、ハイドロキシン
0.2gを仕込み、110〜115℃でメタクリル酸3
44gを30分に渡って滴下した。滴下中の昇温で12
5〜130℃に保持し、滴下終了後5時間反応すると、
酸価は実質的にゼロとなった。3〜5Torrの減圧
下、70〜80℃で未反応物を溜去し、微黄色のエピク
ロロヒドリン〜メタクリル酸付加物(1−クロロメチル
−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート)を得た。次
いで、ジフェニルメタンジイソシアナート250gを加
え、70〜75℃で5時間反応すると、赤外分析の結果
遊離のイソシアナート基は消失したことが認められた。
淡黄褐色、粘度8.2ポイズのウレタン−アクリレート
(C)が得られた。
【0027】次の配合でライニング材料(c)を製造し
た。 ウレタン−アクリレート(C) 90重量部 実施例1で製造したポリアリルグリシジルエーテル(I) 10重量部 タルク 30重量部 エロジル 1.5重量部 オクチル酸コバルト 1重量部 ピロリジン−アセチルアセトネート (日本乳化剤製,ナックスレーターP) 0.2重量部 シリコン消泡剤 10ppm
【0028】上記のライニング材料(c)100重量部
に、クメンハイドロパーオキシド2重量部加え、ボンデ
ライト鋼板上に100μ厚になるように塗装した。一夜
放置後、塗膜は表面迄硬化しており、硬度F、ゴバン目
密着テストでは100/100を示し、良好な密着性を
示した。
【0029】
【発明の効果】本発明の組成物は、ライニング時に低臭
気であり、かつ塗膜乾燥性にすぐれ、基材との密着性に
すぐれている。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)1分子中に少くとも1個の(メ
    タ)アクリロイル基を有するウレタン−アクリレート1
    0〜70重量%、 (2)分子量150以上の(メタ)アクリロイル基を有
    するモノマー10〜80重量%、 (3)1分子中に少くとも2個のアリルエーテル基を有
    するポリアリルエーテル2〜20重量% を併用することよりなるライニングに適した組成物。
  2. 【請求項2】 分子量150以上の(メタ)アクリロイ
    ル基を有するモノマーが、フェノール類とモノエポキシ
    ドとの反応生成物と(メタ)アクリル酸とのエステル化
    生成物である請求項1記載のライニングに適した組成
    物。
  3. 【請求項3】 分子量150以上の(メタ)アクリロイ
    ル基を有するモノマーが、モノエポキシドと(メタ)ア
    クリル酸との反応生成物である請求項1記載のライニン
    グに適した組成物。
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