JP2528672B2 - 台車式トンネル炉 - Google Patents

台車式トンネル炉

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JP2528672B2
JP2528672B2 JP62244598A JP24459887A JP2528672B2 JP 2528672 B2 JP2528672 B2 JP 2528672B2 JP 62244598 A JP62244598 A JP 62244598A JP 24459887 A JP24459887 A JP 24459887A JP 2528672 B2 JP2528672 B2 JP 2528672B2
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combustion flame
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furnace
burner
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信行 松原
俊雄 佐藤
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Takasago Industry Co Ltd
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Takasago Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トンネル状の炉体内に敷設されたレール上
を走行する台車の上面に、燃焼炎の上昇間隙を空けた受
台を、その台車の上面との間に燃焼炎の吹込空間を空け
て並べ、その受台上に、柱状に積み重ねた被焼成物を、
少なくとも台車の走行方向に間隙を空けて整列して載置
し、炉体の両側壁の下部に、吹込空間に向けて燃焼炎を
噴出する主バーナーを設置し、その主バーナーの燃焼炎
を吹込空間内へ吹き込んで炉内に拡散させつつ被焼成物
を加熱して焼成するようにした台車式トンネル炉に関す
る。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 上記のような台車式トンネル炉として、近年、その幅
と高さを大きくしたものが用いられ、このような大型の
トンネル炉においては、直進性に優れたハイベロシテイ
タイプの主バーナーを千鳥状に配置して、その燃焼炎を
吹込空間を通して互いに他側の壁面まで吹き込んで炉内
に拡散させて被焼成物を加熱するとともに、主バーナー
から遠くて温度上昇が不十分となり易い炉内の上部を加
熱するために、側壁の天井に近い位置に同じくハイベロ
シテイタイプの副バーナーを配置してその燃焼炎で加熱
することにより、上段部の被焼成物を下段部の被焼成物
と略均一に焼成するようになつている。しかし、受台の
上に積み重ねられる被焼成物の高さが高い場合には、中
段部から上段寄りの高さの被焼成物が十分に加熱されな
いため、この対策として、側壁の主バーナーと副バーナ
ーの間の高さに被焼成物の中程の高さを指向する補助バ
ーナーを設置したものが考えられるが、このようなトン
ネル炉は、補助バーナーの燃焼炎の被焼成物の狭い間隙
に吹き込む量が、側壁に対向する被焼成物の側面に吹き
付ける量に比べて著しく少ないため、側壁に近い位置の
被焼成物が適度に加熱されても側壁から遠い中央部分の
被焼成物が十分に加熱されず、均一な焼成を行うことが
できなかつた。
問題点を解決するための手段 本発明の台車式トンネル炉は、上記問題点を解決する
ための手段として、炉体の側壁に、被焼成物の台車の走
行方向の間隙を検知する検知装置と、被焼成物の略中程
の高さを指向して燃焼炎を噴出する補助バーナーを取り
付け、検知装置の検知信号により補助バーナーの燃焼炎
の噴出と停止を制御して被焼成物の間隙がその補助バー
ナーに対応する間だけその補助バーナーから燃焼炎を噴
出させる構成とした。
作用及び効果 本発明は上記構成になり、被焼成物の間隙が補助バー
ナーに対応すると、検知装置の検知信号により補助バー
ナーから噴出した燃焼炎が、被焼成物の間隙内の中程高
さに吹き込まれて上昇しつつ奥に向かつて進行し、これ
により、台車と受台との間の吹込空間に吹き込まれた主
バーナーの燃焼炎によつては加熱が不十分となり易い中
程より高い上段部の被焼成物が中程より低い下段部の被
焼成物と同じ温度に加熱され、台車の走行にともなつて
被焼成物の間隙が補助バーナーから外れると、検知信号
によつて補助バーナーからの燃焼炎の噴出が停止するこ
とから、炉体の側壁に対向する被焼成物の側面に補助バ
ーナーからの燃焼炎が直接吹き付けられてこの部分が他
の部分よりも高温に加熱されるということがなく、被焼
成物の次の間隙が補助バーナーに対応すると、再び補助
バーナーから燃焼炎が噴出して上段部の被焼成物が下段
部の被焼成物と同じ温度に加熱されるのであつて、上段
部の被焼成物と下段部の被焼成物との間、及び、炉体の
側壁に対向する被焼成物と側壁から遠い被焼成物の間で
加熱温度に差が生じることがなく、全体にわたつて均一
に焼成することができる効果がある。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
図において、1は、トンネル状をなす炉体であつて、
その床面2上に敷設したレール3、3の上を台車4が一
定の低速度で走行するようになつており、この台車4の
上面には、多数の耐火物製の支柱6を台車4の走行方向
に対して縦横に所定の間隔を空けて整列して立設すると
ともに、走行方向と直角方向に隣り合う支柱6、6の間
に、耐火物製の横棚棒7を、その両端部を支柱6、6の
上端面に載せることによつて差し渡し、さらに、走行方
向に隣り合う横棚棒7、7の間に、一対ずつの耐火物製
の縦棚棒8、8を、その両端部を横棚棒7、7の両端部
より少し中央寄りの位置に載せることによつて差し渡し
た構成になる受台5が配置されて、この受台5の上に、
被焼成物aを収容して柱状に高く積み重ねられた多数の
匣鉢bが、各対の縦棚棒8、8の間に差し渡されること
により、台車4の走行方向及び走行方向と直角方向に平
面格子状に間隔を空けて整列して載置されており、縦横
両棚棒7、8と台車4の上面との間に、燃焼炎が吹き込
まれて広がるための吹込空間9が形成されているととも
に、隣り合う対の縦棚棒7、7の間に、炉内ガスの流通
間隙10が形成されている。
炉体1の両側壁11、11には、その下部位置に、ハイベ
ロシテイタイプの主バーナー15、15が千鳥状に設置され
て、導炎路18の形成されたバーナータイル16の噴出口17
から、火力の強い燃焼炎が、台車4と受台5との間の吹
込空間9を水平に指向して噴出するようになつていると
ともに、上部の天井面近傍位置に、同じくハイベロシテ
イタイプの副バーナー20、20が設置されて、導炎路23の
形成されたバーナータイル21の噴出口22から主バーナー
15よりも火力の弱い燃焼炎が、最上段の匣鉢bよりも少
し上方の位置を水平に指向して噴出するようになつてお
り、また、両側壁11、11の中間高さの位置には、ハイベ
ロシテイタイプの補助バーナー25、25が設置されて、上
記の主バーナー15及び副バーナー20の導炎路18、23より
も細長い導炎路27を有するバーナータイル26の噴出口29
から、主バーナー15よりも直進性に優れた燃焼炎が、積
み重ねられた匣鉢bの中間よりも少し低い高さを水平、
かつ、台車の進行方向と直角に指向して噴出するように
なつており、一方の側壁11の補助バーナー25aに対して
他方の側壁11の補助バーナー25bが台車4の走行方向に
ずれた位置に配置されている。
炉体1の両側壁11、11の台車4の走行方向における補
助バーナー25よりも後方位置には、両側壁11、11を貫通
する一対の導光孔31、31が、補助バーナー25と同じ高さ
に、かつ、台車4の走行方向と直角な一直線上に形成さ
れているとともに、炉体1の外部には、発光ダイオード
による近赤外変調光を発光する発光素子32aと、この発
光素子32aの光を受けることにより検知信号を出力する
受光素子32bとが、互いに向かい合わせに、かつ、導光
孔31と同心に固定され、さらに、受光素子32bの検知信
号が入力される制御装置34が、各補助バーナー25a、25b
に燃焼用空気と燃焼用ガスを供給するための供給管35、
36に介設した開閉弁37、38に接続され、この制御装置34
においては、台車4の走行速度及び光電管32と補助バー
ナー25との距離から予め所定の遅れ時間が各補助バーナ
ー25について設定されており、発光素子32aと受光素子3
2bの間に台車4の走行方向に隣り合う匣鉢b、bの間隙
が位置すると、そのあいだは、発光素子32aから発した
光が両導光孔31、31を通つて受光素子32bに受光される
ことにより検知信号が制御装置34に入力されて、検知信
号の入力が開始してから上記の遅れ時間が経過した後
に、制御装置34から、夫々の補助バーナー25の燃焼用空
気及び燃焼用ガスの両開閉弁37、38を開く制御信号が出
力されるようになつているとともに、両素子32a、32bの
間に匣鉢bが位置することによつて光が遮られると、そ
のあいだは、制御装置34への検知信号の入力が停止し
て、検知信号の入力が停止してから上記の遅れ時間が経
過した後に、制御装置34から、両開閉弁37、38を閉じる
制御信号が出力されるようになつている。
本実施例は上記構成になり、台車4の走行にともな
い、主バーナー15の燃焼炎が吹込空間9内を高速度で他
側の壁面に向かつて交互に噴出すると同時に、副バーナ
ー20の燃焼炎が天井面に沿つて他側の壁面に向つて噴出
することにより炉内の高温ガスが匣鉢b、bの各間隙及
び受台5の流通間隙10を通つて拡散するとともに、台車
4の走行方向に隣り合う匣鉢b、bの間隙が、発光素子
32aと受光素子32bの間を通過してから、制御装置34で設
定された所定の遅れ時間が経過した後に両素子32a、32b
に近い方の補助バーナー25aの噴出口29に対応する位置
に達すると、制御装置34からの制御信号によりその補助
バーナー25aの両開閉弁37、38が開いて図示しないパイ
ロツトバーナーにより点火し、噴出口29から高速で噴出
した燃焼炎が、匣鉢b、bの間隙に集中的に吹き込まれ
て、中程よりも少し低い高さを中央部に向かつて進行
し、この後、匣鉢b、bの間隙が噴出口29に対応する位
置から外れると、制御装置34からの制御信号により補助
バーナー25aの開閉弁37、38が閉じて燃焼炎の噴出が停
止し、次いで、匣鉢b、bの間隙が両素子32a、32bから
遠い方の補助バーナー25bの噴出口29に対応する位置に
達すると、上記補助バーナー25aと同様にして燃焼炎が
噴出し、匣鉢b、bの間隙が噴出口29から外れると燃焼
炎の噴出が停止するのであつて、主バーナー15と副バー
ナー20によつては十分に加熱することができない中段部
に補助バーナー25の火災が吹き込まれて下段部及び上段
部と同様に加熱され、しかも、補助バーナー25の燃焼炎
が、側壁11に対向する外側位置に載置された匣鉢bの側
面に直接吹き付けることがないから、その部分が、側壁
11から遠い内側に位置する他の匣鉢bよりも著しく高温
になることがなく、匣鉢bが全体にわたつて同じ温度に
加熱されて被焼成物aが均一に焼成される。
なお、上記実施例においては、補助バーナー25a、25b
を台車4の走行方向にずれた位置に配置したが、これに
代えて、両補助バーナー25a、25bの噴出口29、29が互い
に対向するように配置してもよい。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の一実施例を示し、第1図は断面図、
第2図は一部切欠平面図である。 1:炉体、3:レール、4:台車、5:受台、9:吹込空間、10:
上昇間隙、11:側壁、15:主バーナー、25a、25b:補助バ
ーナー、32a:発光素子、32b:受光素子、a:被焼成物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル状の炉体内に敷設されたレール上
    を走行する台車の上面に、炉内ガスの流通間隙を空けた
    受台を、該台車の上面との間に燃焼炎の吸込空間を空け
    て並べ、該受台上に、柱状に積み重ねた被焼成物を、少
    なくとも前記台車の走行方向に間隙を空けて整列して載
    置し、前記炉体の両側壁の下部に、前記吸込空間に向け
    て燃焼炎を噴出する主バーナーを設置し、該主バーナー
    の燃焼炎を前記吸込空間内へ吹き込んで炉内に拡散させ
    つつ被焼成物を加熱して焼成するようにした台車式トン
    ネル炉において、前記炉体の側壁に、被焼成物の台車の
    走行方向の間隙を検知する検知装置と、被焼成物の略中
    程の高さを指向して燃焼炎を噴出する補助バーナーを取
    り付け、前記検知装置の検知信号により前記補助バーナ
    ーの燃焼炎の噴出と停止を制御して被焼成物の間隙が該
    補助バーナーに対応する間だけ該補助バーナーから燃焼
    炎を噴出させる構成としたことを特徴とする台車式トン
    ネル炉
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