JP2528035Y2 - ゴルフクラブ - Google Patents

ゴルフクラブ

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JP2528035Y2
JP2528035Y2 JP1990124175U JP12417590U JP2528035Y2 JP 2528035 Y2 JP2528035 Y2 JP 2528035Y2 JP 1990124175 U JP1990124175 U JP 1990124175U JP 12417590 U JP12417590 U JP 12417590U JP 2528035 Y2 JP2528035 Y2 JP 2528035Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ゴルフクラブに係わり、更に詳しくはシ
ャフト孔がソール部まで貫通しているゴルフクラブにお
いて、尻栓とヘッド重量調整を同時に行うことが出来る
ゴルフクラブに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ゴルフクラブは、クラブ組立時にクラブバラン
スを調整する場合、第8図(b)に示すように、クラブ
ヘッドのシャフト孔2の孔底に重量体6を充填してクラ
ブヘッド重量を追加することにより行われて来た。
この場合、第8図(a)に示すように、シャフト孔2
がソール部3に貫通して開孔されているクラブヘッド1
にあっては、開孔部4にABS樹脂等の合成樹脂材から成
る尻栓部材5を埋設し、その上にヘッド重量調整の為の
重量体6を充填し、シャフト7を挿入してクラブの組立
てを行っていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然しながら、上記のような方法では、シャフト孔2に
尻栓部材5と重量体6が挿入された上にシャフト7が装
着される為、シャフト7の差込み長さがその分浅くな
る。
一般に見られるホーゼル部が長いウッドゴルフクラブ
に於いては、差込み長さについてはさほど問題とはなら
ないが、ホーゼル部が短かい低重心ヘッド等(ノーホー
ゼルタイプ)にあっては、シャフト7の差込み長さが短
かくなることにより、シャフト7とクラブヘッドとの接
合面積が減少し、シャフト抜け等のクラブヘッドとシャ
フト7との結合強度の低下につながり、かつ、打球時の
シャフト7とクラブヘッド1との一体感が弱まり、打球
時のフィーリングをも悪くする。一般に上級ゴルファー
にあっては、特にウッドゴルフクラブでは、シャフト7
がソール部3に直接貫通していることを好み、クラブ選
択の一つの条件ともなっている。
また、上述した第8図(b)のようなシャフト7をシ
ャフト孔2に挿入,固着させ、シャフト7の先端に鉛等
の高比重金属から成る重量体6と尻栓部材5とを接着剤
を介して封入し、固着させるクラブヘッドにあっては、
重量調整が面倒であり、微調整が難しい等の問題があっ
た。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる従来の課題に着目して案出された
もので、シャフトの差込み長さを減ずることなく、クラ
ブバランス調整の為のクラブヘッド重量の微調整を行う
ことが出来る上、クラブヘッド加工もヘッド単体で行う
ことが出来、しかも、シャフト貫通と全く同等ないしは
それ以上の強度を得ることが出来るクラブヘッドを提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するため、ソール部にシャ
フト孔が開口しているタイプのゴルフクラブにおいて、
前記シャフト孔に、シャフトの先端部の内径と略同一の
外径を有する小径の金属製ロッドと、この金属製ロッド
の一端に形成される前記シャフト孔径と略同一の外径を
有する管状の尻栓部材とから成る尻栓を装着し、前記金
属製ロッドを尻栓部材の径方向中心に固着したことを要
旨とするものである。
また、前記金属製ロッドを、高比重の金属材料により
構成し、前記尻栓部材を、シャフトの材質と同材質で構
成すると共に、前記尻栓部材が、金属製ロッドの成形時
にインサートされ、前記尻栓部材は、熱可塑性樹脂から
なり、射出成形により成形加工したことを要旨とするも
のである。
〔考案の作用〕 この考案は上記のように構成され、金属製ロッドを、
高比重の金属材料により構成することで、シャフトの差
込み長さを減ずることなく、クラブヘッド重量の微調整
を容易に行うことが出来、また尻栓部材を一体的に構成
させるので尻栓としても同時に使用出来るものである。
〔考案の実施例〕
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を説明す
る。
なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付して説
明は省略する。
第1図は、この考案を実施したノーホーゼルタイプ
(ホーゼル部8が短いタイプ)のウッドゴルフクラブの
クラブヘッド1の正面図、第2図は、第1図のシャフト
7の中央を通り、クラブヘッド1のフェイス部1aと略平
行な面で切断した断面図を示し、前記クラブヘッド1に
はシャフト孔2がソール部3まで貫通して形成されてい
る。
また、3aはソールプレートを示している。
前記、シャフト孔2のソール部側の開孔部4には、第2
図〜第4図に示すように、この考案の特徴とするシャフ
ト7の先端部の内径と略同一の外径を有する小径の金属
製ロッド9aと、この金属製ロッド9aの一端に形成される
前記シャフト孔径と略同一の外径を有する管状の尻栓部
材9bとから成る尻栓10が装着され、この尻栓10は、第6
図に示すように前記金属製ロッド9aを尻栓部材9bの径方
向中心に固着されている。
前記、円柱状の金属製ロッド9aの長さ(a)は、第2
図に示すように、尻栓10が装着され、その上端部からク
ラブヘッド1のホーゼル部8の上端部までの長さ(b)
を超えないのが良く、当然のことながら金属製ロッド9a
の長さ(a)が長い方がシャフト7との一体化はより強
化されるが反面、ホーゼル部8の上端部で衝撃荷重が集
中し、シャフト7が折れる危険性がある。
また、前記尻栓10の金属製ロッド9aを、真鍮等の高比
重の金属材料により構成することで、この金属製ロッド
9aの突出部の長さ(a)を任意の長さに調整することに
より、クラブヘッド1の重量の微調整を容易に行うこと
が出来るものである。
また、前記尻栓部材9bは、シャフト7の材質と同材質
で構成すると共に、前記尻栓部材9bは、金属製ロッド9a
の成形時にインサートされ、また前記尻栓部材9bは、熱
可塑製樹脂からなり、射出成形により成形加工されるも
のである。
上記のように構成された加工後の尻栓10を、ソール部
3側から見た形態が第4図であり、同心円の積層渦が見
られ、外観上も美観であり、かつ、シャフト7の貫通の
状態を示し、ゴルファーへの安心観をも得ることが出来
る。
また、尻栓10とシャフト7との接合は、接着剤Qを介
して行うが、尻栓10の金属製ロッド9aを含む表面及びシ
ャフト挿入部のシャフト内外両面をサンドペーパー等で
粗して行うのが、接着強度を向上させる上で好ましい。
次に第5図(a)〜第5図(c)は、クラブヘッド1
に対するシャフト7の組付け方法を示し、まず第5図
(a)に示すように、クラブヘッド1に加工されたソー
ル部3まで貫通するシャフト孔2に、尻栓10を接着剤等
で固着する。次に、接着剤が硬化し固着した後、第5図
(b)に示すように、ソールプレート3aと共に尻栓10の
金属製ロッド9aと尻栓部材9bとを研磨加工し、ソールプ
レート3側の表面を仕上げる。そして第5図(c)に示
すように、クラブヘッド1の加工完成後に、シャフト7
を挿入し接着剤Q等で固着するものである。
このような組付け作業により、尻栓10の金属製ロッド
9aは、シャフト7の先端部に嵌合し、また尻栓部材9b
は、シャフト孔2のソール開口部4に嵌合するので、シ
ャフト7をクラブヘッド1に装着した状態で加工をする
必要がなくなり、クラブヘッド単体で研磨、塗装が可能
となり、この結果、シャフト7とクラブヘッド1との結
合部の強度を向上させると共に、クラブヘッド1の加工
並びに組立てを容易に行うことが出来るものである。
また、第7図は上記実施例の尻栓10を、アイアンクラ
ブ11に実施した場合の断面図であり、構成並びに組付け
方法は、上記と同じなので、同一符号を付して説明は省
略する。次に、この考案の実施例を説明する。
〔実施例〕
シャフト内径が4.5mmのカーボンシャフトに於いて、
ホーゼル部長さ(b)が50mmの場合で、略7gまでヘッド
重量調整、即ち、バランスで3.5ポイントまでのクラブ
調整が可能であり、一般に実施されている調整の範囲を
十分に可能としている。
また、スチールシャフトにあっては、シャフト内径が
カーボンシャフトに比し、はるかに大きいためこの調整
可能範囲は拡大される。
尻栓10の尻栓部材9bをシャフト7と同材,同構造と
し、成形シャフトの細径先端部(チップ側)を15mm〜20
mm切断し、切断片の管中央にその管内径に内接する径の
真鍮棒から成る金属製ロッド9aを接着剤Qを介して第6
図のように固着させた。金属製ロッド9aの長さaは、ク
ラブヘッド1の重量調整で希望する重量に見合う長さと
し、25mmとした。
この尻栓10を、ホーゼルが短かい低重心カーボンヘッ
ド(カーボン繊維強化プラスチックを主材)に接着剤で
ソール面シャフト孔開孔部に固着させ、第5図(a)〜
第5図(c)の工程に従ってヘッド仕上げ加工を行っ
た。これにより完成したヘッドに前記の先端を切断・除
去したシャフト7をシャフト孔2に挿入し、接着剤で固
着させた。
この尻栓10を用いたことにより、ヘッド重量が4g増加
し、スウィングバランスで2ポイントの調整が行い得
た。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のようにシャフト孔に、シャフトの
先端部の内径と略同一の外径を有する小径の金属製ロッ
ドと、この金属製ロッドの一端に形成される前記シャフ
ト孔径と略同一の外径を有する管状の尻栓部材とから成
る尻栓を装着し、前記金属製ロッドを尻栓部材の径方向
中心に固着したので、以下のような優れた効果を奏する
ものである。
(a).シャフトのヘッドへの差込み長さを減ずること
なく、ヘッドの重量の微調整が行うことが出来る。
(b).ヘッド単体での研磨、塗装等の仕上げ加工が可
能であり、生産性及び仕上り状態の上での効果が極めて
大きい。
(c).尻栓部にシャフトとの接合が金属製ロッドを芯
材として両方に貫通している為、結合部が極めて強固で
あり、、ソール部にシャフトが貫通している場合と同等
ないしは、それ以上の強度が得られる。
(d).ソール面から見た尻栓断面が、第4図のよう
に、金属断面を中心として同心円状に見え、美観を奏す
ることが出来、また、尻栓部材にシャフトと同材、同構
造のものを用いた場合は、ソール部にシャフトが貫通し
た外観を見せ、ゴルファーの心理的効果をも得ることが
出来る。
(e).上記(a)及び(c)の効果は、ネック部が短
かいノーホーゼルタイプのゴルフクラブヘッドに於いて
は極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案を実施したノーホーゼルタイプのウ
ッドゴルフクラブのクラブヘッドの正面図、第2図は、
第1図のシャフトの中央を通り、クラブヘッドのフェイ
ス部と略平行な面で切断した断面図、第3図は第2図の
X部の拡大断面図、第4図は第3図の尻栓部をソールプ
レート側、すなわちクラブヘッドの底面から見た尻栓の
形態を示す底面図、第5図(a)〜第5図(c)は、尻
栓の加工工程を示す説明図、第6図は尻栓の斜視図、第
7図は、この考案をアイアンクラブヘッドに実施した場
合の他の実施例を示す一部断面図、第8図(a),第8
図(b)は、従来のソール部にシャフト孔が開孔してい
るウッドゴルフクラブヘッドにおけるヘッド重量調整方
法を示す断面図である。 1……クラブヘッド、1a……フェイス部、2……シャフ
ト孔、3……ソール部、3a……ソールプレート、7……
シャフト、8……ホーゼル部、9a……金属製ロッド、9b
……尻栓部材、10……尻栓、Q……接着材。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソール部にシャフト孔が開口しているタイ
    プのゴルフクラブにおいて、前記シャフト孔に、シャフ
    トの先端部の内径と略同一の外径を有する小径の金属製
    ロッドと、この金属製ロッドの一端に形成される前記シ
    ャフト孔径と略同一の外径を有する管状の尻栓部材とか
    ら成る尻栓を装着し、前記金属製ロッドを尻栓部材の径
    方向中心に固着したことを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 【請求項2】前記金属製ロッドを、高比重の金属材料に
    より構成した請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 【請求項3】前記尻栓部材を、シャフトの材質と同材質
    で構成した請求項1に記載のゴルフクラブ。
  4. 【請求項4】前記尻栓部材が、金属製ロッドの成形時に
    インサートされ、前記尻栓部材は、熱可塑性樹脂からな
    り、射出成形により成形加工した請求項1に記載のゴル
    フクラブ。
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